JP3268828B2 - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

エンジンの排気浄化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの排気浄化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエンジンの排気通路には排気ガス
を浄化するための触媒が設けられていいる。かかる触媒
を用いた排気浄化装置に関しては種々の提案があり、例
えば、特表平3−500911号公報には、触媒を電気
的に加熱する加熱手段を設け、エンジンの冷間始動時な
どに加熱手段を作動させることにより、触媒を所定温度
まで昇温させることが記載されている。このものでは、
触媒担体が金属薄板によって形成されていて、該薄板状
の金属触媒担体が絶縁層を介して折り重ねあるいは渦巻
き重ねにされていて、該触媒担体を加熱手段の電熱部と
してこれに通電することによって触媒の加熱するように
なされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、触媒
温度を検出する温度検出手段を設け、その検出温度に基
づいて上述の如き加熱手段の作動を制御するようにした
ものにおいて、この加熱手段の電熱部のショートに対策
することにある。
【0004】すなわち、温度検出手段による測温点以外
の部位で電熱部にショートが発生すると、当該部位の温
度は高くなるが、これに比べて測温点の温度は低くな
る。従って、測温点の温度に基づいて加熱手段の作動を
制御すると、触媒温度が目標温度よりも低いとして、触
媒に対する加熱が不必要に継続され、上記ショート部位
の温度が異常に上昇し、触媒の熱劣化を招く結果とな
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明は、
このような課題に対し、上記ショートを検出する手段を
設け、該ショートを検出した際には制御目標温度を下げ
るようにするものである。以下、上記課題を解決する各
手段について説明する。
【0006】−第1の手段(請求項1)及びその作用− 第1の手段は、エンジンの排気通路に、排気ガス浄化用
の触媒と、該触媒を加熱する電気加熱手段と、該触媒の
温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段によっ
て検出される触媒温度が目標温度になるように上記加熱
手段の作動を制御する制御手段とを備えているエンジン
の排気浄化装置であって、上記加熱手段の電熱部のショ
ートを検出する故障検出手段と、上記故障検出手段によ
って電熱部のショートが検出されたときに上記制御手段
の制御目標温度を下げる目標温度低減手段とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0007】上記触媒としては、三元触媒であっても、
希薄空燃比においてNOx(窒素酸化物)の浄化に有効
な所謂NOx浄化用触媒等であってもよい。また、上記
加熱手段については、これを電気的なものに限定してい
るが、それはその作動の制御が容易であるからであり、
また、本発明の課題が加熱手段のショート対策にあるか
らである。
【0008】上記加熱手段としては、触媒担体を電熱部
とするものが触媒温度を効率良く高める上で好適である
が、触媒本体の直上流に電熱部を配置したものであって
もよい。かかる加熱手段であっても、触媒本体の加熱は
可能だからであり、また、電熱部にショートが発生した
場合には、触媒が局部的に過熱されることがあるからで
ある。
【0009】上記故障検出手段としては、後述する第2
手段のものが好適であるが、他の手段であってもよい。
例えば、加熱手段によって触媒の加熱を開始した後、温
度検出手段によって検出される当該触媒温度(測温点の
温度)が目標温度まで到達するに要する時間が予定より
も長いときに、電熱部にショートが発生している、と判
定することができる。すなわち、温度検出手段による触
媒の測温点から離れた部位でショートが発生している場
合、測温点での温度上昇は遅くなるから上記到達時間が
長くなるものである。
【0010】しかして、上記加熱手段の電熱部にショー
トが発生した場合、触媒の当該ショート部位の温度は高
くなるが、温度検出手段による測温点の温度はそれより
も低い。これに対して、上記ショートの発生時には加熱
手段の作動の制御における目標温度が低くなるから、加
熱手段に対する過剰な通電は防止され、触媒のショート
部位の異常昇温による熱劣化は防止される。
【0011】この場合、ショート発生時に加熱手段に対
する通電を全面的に中止することも考えられるが、そう
すると、せっかくの加熱手段を触媒の早期昇温に利用で
きなくなる。すなわち、本手段の場合は、上記ショート
が発生しても、目標温度が下がるだけで加熱手段の作動
は停止しないから、触媒の熱劣化を防止しながら、可能
な範囲で加熱手段を触媒の昇温に利用することができる
ものである。
【0012】−第2の手段(請求項2)及びその作用− 第2の手段は、上記第1の手段におけるショートの検出
手段を具体化したものであって、それが、上記排気通路
における触媒の下流部位の排気ガス中のO2濃度を検出
するλタイプのO2センサと、該O2センサが活性化した
時点の上記温度検出手段による触媒検出温度が所定値以
下であるときに上記加熱手段の電熱部にショートが発生
していると判定する判定手段とよりなる点に特徴があ
り、また、上記触媒は三元触媒である。
【0013】すなわち、λタイプのO2センサは、排気
ガス中の酸素濃度が所定値以下になると起電力が立ち上
がる特性を有するセンサであり、三元触媒によって排気
ガス中のHC(炭化水素)等の燃焼が始まると、排気ガ
ス中の酸素濃度の低下によって上記起電力が立ち上が
る。この場合の起電力は雰囲気温度が高くなるほど高く
なる。従って、三元触媒によって排気ガスの浄化が開始
され、且つ雰囲気温度が所定値以上になったときに、O
2センサは所定値を越える起電力を発生し活性化した、
ということになる。
【0014】これに対して、上記加熱手段の電熱部にシ
ョートが発生している場合は、上記測温点の温度は低く
とも、当該O2センサが活性化する。これは、ショート
が発生している場合でも、触媒によって排気ガスの浄化
が始まると、排気ガス中の酸素濃度が低下していくが、
加熱手段の発熱量自体はショートの有無に拘らず大差が
ないから、触媒全体としてみれば、ショートがない場合
と同様に温度が高くなり、触媒下流、つまりO2センサ
の雰囲気温度が高くなっていくためである。このため
に、温度検出手段での検出温度が低いにも拘らず、当該
2センサが活性化する、という現象を生ずる。
【0015】そこで、本手段においては、上記温度検出
手段によって検出される温度が所定値以下であるのに、
2センサが活性化した場合には、加熱手段の電熱部に
ショートが発生していると、判定するようにしているも
のである。
【0016】この場合、故障検出手段を構成するため
に、O2センサと温度判定手段とが必要になるが、O2
ンサ自体は触媒で所期の浄化が行われているか否かをモ
ニターするものとして公知であり、このモニターにも兼
用することができ、また、判定手段自体も単なるレベル
判定であるから、結局、故障検出手段を安価に且つ簡単
に構成することができる。
【0017】−第3の手段(請求項3)及びその作用− 第3の手段は、上記各手段に好適な加熱手段の構成に関
するものであって、当該加熱手段は、電熱部が排気通路
断面において渦巻き状に形成されていて、該電熱部にお
ける相隣る内外の巻部の間に絶縁層が設けられている点
に特徴を有するものである。
【0018】すなわち、上記各手段においては種々の電
気加熱手段を採用することができるが、本手段の場合、
加熱手段の電熱部の全体形状が断面円形になるから円筒
形状の触媒容器への採用に好適であり、また、絶縁層の
破損によるショートに対策する必要がある点で、上記各
手段の加熱手段として採用することが好ましい。この場
合、上記電熱部を触媒担体にしてもよいことはもちろん
である。
【0019】
【発明の効果】従って、上記各手段によれば、温度検出
手段によって検出される触媒温度が目標温度になるよう
に当該触媒の加熱手段の作動を制御するものにおいて、
この加熱手段の電熱部のショートを検出する故障検出手
段を設け、電熱部のショートが検出されたときに上記目
標温度を下げるようにしたから、ショート発生時に加熱
手段に対する通電が抑えられ、加熱手段の作動の制御を
継続し可能な範囲で加熱手段を触媒の昇温に利用しなが
ら、触媒のショート部位の熱劣化を防止することができ
る。
【0020】また、第2の手段によれば、故障検出手段
を、触媒の下流部位での排気ガス中のO2濃度を検出す
るλタイプのO2センサと、該O2センサが活性化した時
点で温度検出手段によって検出される触媒温度が所定値
以下であるときに上記加熱手段の電熱部にショートが発
生していると判定する判定手段とより構成したから、上
記ショートを比較的簡単な装置で検出することができる
ようになる。
【0021】第3の手段によれば、加熱手段の電熱部が
排気通路断面において渦巻き状に形成されていて、該電
熱部における相隣る内外の巻部の間に絶縁層が設けられ
ているから、円筒形状の触媒容器への採用に好適であ
り、かかる加熱手段においてその電熱部のショートに対
策することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0023】−全体構成− 図1にエンジンの排気浄化装置の全体構成が示されてい
る。同図において、1はエンジン本体、2は吸気通路、
3は排気通路である。吸気通路2には、その上流側か
ら、エアクリーナ4、エアフローセンサ5、スロットル
バルブ6、サージタンク7が順に設けられている。排気
通路3には、主触媒としての第1触媒8が設けられてい
るとともに、該第1触媒8の上流側に加熱手段を備えた
第2触媒9が設けられている。この第2触媒9には、そ
の触媒温度を検出する温度検出手段11が設けられてい
る。さらに、上記第2触媒9の上流側にはフロントO2
センサ20が設けられ、第1触媒8と第2触媒9との間
にはリヤO2センサ21が設けられている。
【0024】また、上記エアクリーナ4におけるフィル
タ4aの下流部位から上記排気通路3におけるフロント
2センサ20と第2触媒9との間の部位に2次エア供
給通路12が延設されている。この2次エア供給通路1
2には、その上流側から、エアポンプ13、エアカット
バルブ14、チェックバルブ15が順に設けられてい
る。エアカットバルブ14の作動圧はエンジンの吸気負
圧であって、そのために、上記サージタンク7から上記
エアカットバルブ14に負圧取出通路16が延設され、
該負圧取出通路16に三方ソレノイドバルブ17が設け
られている。
【0025】本例の場合、2次エアは主として上記触媒
8,9の流入空燃比をフィードバック制御するために用
いられるものである。すなわち、三方ソレノイドバルブ
17の作動は、マイクロコンピュータを用いたコントロ
ールユニット18により、上記フロントO2センサ20
を信号源として制御される。
【0026】また、上記第2触媒9における加熱手段は
バッテリ19を電源とする電気加熱手段であって、上記
コントロールユニット18によって通電が制御されるよ
うになされている。
【0027】−触媒について− 上記第1及び第2の触媒8,9はいずれも三元触媒であ
る。第1触媒8は、白金、パラジウム及びセリウムを触
媒成分として含有する。第2触媒9は、白金、パラジウ
ム及びセリウムの他にバリウム及びジルコニウムを触媒
成分として含有する耐熱性が高い低温活性触媒である。
また、当該第1触媒8は、一体成形のコーディライト製
モノリス担体に上記触媒成分がアルミナコーティングさ
れて形成されている。
【0028】第2触媒9は、図2及び図3に示すよう
に、排気通路3に介設された触媒容器22内に装填され
ていて、その触媒担体が金属製であって加熱手段の電熱
部23を構成している。そして、当該電熱部23は、排
気通路3の断面において渦巻き状に形成されていて、該
電熱部23における相隣る内外の巻部の間に絶縁層24
が設けられている。
【0029】すなわち、触媒容器22に内には互いに独
立した2層の絶縁層24,24がそれぞれ渦巻き状に設
けられていて、各々電極25,26が取り付けられ外周
部から中心に巻き込まれた電熱部23,23が中心部に
おいて連続している。なお、図2において、電熱部23
のハッチングの方向を各巻部毎に変えているが、これは
図面を見易くするためであって、それ以上の意味、例え
ば材料が異なるというような意味はない。
【0030】−リヤO2センサについて− リヤO2センサ21は、図4に示すように、排気ガス中
の酸素濃度が所定値以下になると起電力が立ち上がる特
性を有するλタイプのセンサであって、起電力は雰囲気
温度が高くなるほど高くなる。本例の場合は、A/F=
14,7付近で起電力が立ち上がり、この立ち上がりが
第2触媒9の制御目標温度Taよりも所定温度低い温度
Tbで検出されるように起電力しきい値が定められてい
る。つまり、上記起電力が上記しきい値を越えて立ち上
がった場合に、リヤO2センサ21が活性化したことに
なり、当該しきい値に対応する上記TbがリヤO2セン
サ21の活性化温度である。
【0031】−通電制御− この通電制御は、エンジンの吸気温検出手段、排気ガス
温検出手段、エンジン水温検出手段、エンジン回転検出
手段、エンジンのスタータスイッチ、触媒温度検出手段
11等を信号源として行なわれるものであり、触媒温度
検出手段11によって検出される触媒温度が目標温度T
aになるように加熱手段の作動をフィードバック制御す
ることを基本とするが、加熱手段の電熱部23にショー
トが発生したときに、上記目標温度Taを低下せしめる
点に特徴を有する。以下、具体的に説明する。
【0032】本例の構成は図5に示されている。同図に
おいて31は温度検出手段11によって検出された触媒
温度が目標温度Taになるように当該第2触媒9の加熱
手段32の作動をフィードバック制御する制御手段、3
3は加熱手段32の電熱部23のショートを検出する故
障検出手段、34はこの故障検出手段33によって上記
電熱部23のショートが検出されたときに上記制御手段
31の制御目標温度Taを下げる目標温度低減手段であ
る。
【0033】上記制御手段31は、温度検出手段11に
よって検出される第2触媒9の温度Tに基づき、該温度
Tが目標温度Ta以下であれば加熱手段32に対する通
電をオンとし、当該温度Tが目標温度Taを越えるとき
には通電をオフとする。
【0034】上記故障検出手段33は、上述のリヤO2
センサ21と、該O2センサ21が活性化した時点の上
記温度検出手段11による検出温度Tが所定値To以下
であるときに上記加熱手段32のショート発生を判定す
る判定手段35とによって構成されている。上記所定値
Toは、先に説明したリヤO2センサ21の活性化温度
Tbよりも所定温度低い値に定められている。
【0035】通電制御の具体的な内容は図6にフローで
示されている。まず、エンジンの始動開始時における吸
気温度、冷却水温度、排気ガス温度等が読込まれ、すべ
てが所定値以下であり且つスタータスイッチがONにな
った場合に、通電制御が開始されるとともに、通電タイ
マがオンにされる(ステップS1〜S3)。この通電タ
イマは、通電制御を終了するためのものであり、その設
定時間は加熱手段32の作動がなくとも第1触媒8が活
性温度を維持し得るようになる時間を実験的に求めて定
められている。
【0036】温度検出手段11の検出温度Tが目標温度
Ta以下である場合、リヤO2センサ21が未だ活性に
至っていないときには、目標温度Taを変更することな
く、加熱手段32に対する通電をオンとする(ステップ
S4〜S6)。
【0037】リヤO2センサ21が初めて活性化した場
合には、判定手段35がそのときの温度検出手段11に
よる検出温度Tが所定値To以下か否かによって加熱手
段32の電熱部23にショートが発生しているか否かを
判定する(ステップS5,S7)。検出温度Tが所定値
To以下でショート発生が判定されると、目標温度低減
手段34が目標温度をTF に低減変更する(ステップS
7,S8)。
【0038】また、温度検出手段11の検出温度Tが目
標温度Taを越えるときには、加熱手段32に対する通
電はオフにされる(ステップS4,S9)。また、上記
通電タイマの設定時間が経過した場合には以上の通電制
御が終了される(ステップS10)。
【0039】従って、加熱手段32の電熱部23にショ
ートが発生していない場合には、図7に実線で示すよう
に、温度検出手段11による検出温度(第2触媒9の温
度)Tは上昇していく。そして、リヤO2センサ21は
検出温度Tが目標温度Taに到達する手前の所定温度T
bで活性化する。その後は上記検出温度Tが上述のフィ
ードバック制御により目標温度Taに収束していくこと
になる。
【0040】これに対して、加熱手段32の電熱部23
における温度検出手段11の測温点から離れた部位でシ
ョートが発生した場合には、図7に破線で示すように、
検出温度Tの上昇はショートがない場合よりも見掛け上
遅くなる。しかし、ショート発生部位の温度は当部位で
の発熱量が多いから1点鎖線で示すように上昇が速くな
る。このため、第2触媒9の全体としてみれば、ショー
トがない場合と同様に温度が高くなって排気ガスの浄化
が始まり、排気ガス中の酸素濃度が低下していく一方、
リヤO2センサ21の雰囲気温度もショートがない場合
と同様に高くなっていく。従って、リヤO2センサ21
が活性化するが、それはショート発生部位の温度上昇に
よるものであり、活性化時点の検出温度TbF 自体はリ
ヤO2センサ21の活性化温度Tbよりも見掛け上低い
値になるものである。
【0041】このように、ショート発生時にリヤO2
ンサ21の活性化時点の検出温度Tが低い値を示し、そ
れが、所定値To以下であれば、制御目標温度がTF に
下げられる。その結果、図7に破線で示されるように、
検出温度Tが目標温度TF に収束するように加熱手段3
2の作動が制御され、ショート発生部位の温度は1点鎖
線で示すように目標温度TF よりも高い温度で上下する
ものの、当部位の温度の過度上昇はなくなるものであ
る。よって、第2触媒9の局部的な熱劣化は生じない。
【0042】なお、第2触媒9のの測温点部位でショー
トが発生した場合は、このショートによってその部位の
発熱量が多くなるから上記検出温度Tの上昇速度が高く
なるが、当該検出温度Tに基づいて加熱手段の作動がフ
ィードバック制御されるから、ショート部位の温度は目
標温度Taに抑えられ、異常に上昇することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの排気浄化装置の全体構成図
【図2】第2触媒の縱断面図
【図3】第2触媒の横断面図
【図4】リヤO2センサの起電力特性を示すグラフ図
【図5】通電制御手段の構成を示すブロック図
【図6】通電制御のフロー図
【図7】ショート発生時及びショートの発生がないとき
の測温点等の温度の経時変化を示すグラフ図
【符号の説明】
1 エンジン本体 3 排気通路 8 第1触媒 9 第2触媒 11 温度検出手段 18 コントロールユニット 19 バッテリ 20 フロントO2センサ 21 リヤO2センサ 22 触媒容器 23 電熱部 24 絶縁層 25,26 電極 31 制御手段 32 加熱手段 33 故障検出手段 34 目標温度低減手段 35 判定手段
フロントページの続き (72)発明者 幸徳 正信 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−136412(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 360 F01N 3/20 F01N 3/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気通路に、排気ガス浄化用の
    触媒と、該触媒を加熱する電気加熱手段と、該触媒の温
    度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段によって
    検出される触媒温度が目標温度になるように上記加熱手
    段の作動を制御する制御手段とを備えているエンジンの
    排気浄化装置において、 上記加熱手段の電熱部のショートを検出する故障検出手
    段と、 上記故障検出手段によって電熱部のショートが検出され
    たときに上記制御手段の制御目標温度を下げる目標温度
    低減手段とを備えていることを特徴とするエンジンの排
    気浄化装置。
  2. 【請求項2】上記触媒は三元触媒であり、上記故障検出
    手段は、上記排気通路における触媒の下流部位の排気ガ
    ス中のO2濃度を検出するλタイプのO2センサと、該O
    2センサが活性化した時点の上記温度検出手段による触
    媒検出温度が所定値以下であるときに上記加熱手段の電
    熱部にショートが発生していると判定する判定手段とよ
    りなる請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置。
  3. 【請求項3】上記加熱手段は、電熱部が排気通路断面に
    おいて渦巻き状に形成されていて、該電熱部における相
    隣る内外の巻部の間に絶縁層が設けられている請求項1
    又は請求項2に記載のエンジンの排気浄化装置。
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