JP3268100B2 - マルチスクリーンディスプレイ及びその組立方法 - Google Patents

マルチスクリーンディスプレイ及びその組立方法

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JP3268100B2
JP3268100B2 JP32890893A JP32890893A JP3268100B2 JP 3268100 B2 JP3268100 B2 JP 3268100B2 JP 32890893 A JP32890893 A JP 32890893A JP 32890893 A JP32890893 A JP 32890893A JP 3268100 B2 JP3268100 B2 JP 3268100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数個のユニットディス
プレイ(キューブプロジェクションディスプレイとも言
われる)を縦横方向に段積みしてワイドスクリーン化し
たマルチスクリーンディスプレイ及びその組立方法に係
り、特に各ユニットディスプレイのキャビネットをスク
リーン部分とこのスクリーン部分に映像光を投写するた
めのライトボックス部分とに2分割し、輸送作業,段積
み作業,段積み後の調整作業及び保守作業の効率化を図
ったマルチスクリーンディスプレイ及びその組立方法の
改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチスクリーンディスプレイ
は、ユニットディスプレイを、縦横方向に複数台並べて
大画面のスクリーンを得るように構成したものである。
【0003】図13にユニットディスプレイの外観図
を、図14にその縦断面図を示す。これらの図に示すよ
うに、ユニットディスプレイ1は、キャビネット2の内
部に、スクリーン3と、このスクリーン3に対して映像
光を背面投写するための光学系部品4及びシャーシ部品
5から成るライトボックス部分とを収納して構成されて
いる。キャビネット2の外部の上面,下面には、ユニッ
トディスプレイ1を複数個多段に積み上げたとき上下の
各ユニットディスプレイ1を相互に固定するための連結
金具6,7が取り付けてある。前記スクリーン3は、内
面側のフレネルレンズ3Bと表面側のレンチキュラーレ
ンズ3Aとから構成されている。
【0004】図15に、上記のユニットディスプレイ1
を段積みした時の例を示す。キャビネットの上下に配設
された連結金具6,7により、上下のユニットディスプ
レイ1,1がボルト8で連結される。
【0005】このように据え付け時、ユニットディスプ
レイ1を複数段積みしてマルチ化する際には、奥行きの
長いキャビネット全体を持ち上げ、定位置に合わせなが
ら上下連結しなければならず、危険で重労働となる。ま
た、重い物を少しずつずらして前後方向及び左右方向を
合わせなければならず、長時間を要する。
【0006】更に、このような段積み構造では、上下方
向を各ユニットディスプレイの自重により積み重ねるの
で、比較的、上下セットの合わせ目の隙間を小さくでき
るが、左右方向には、図16に示すように隙間Aを生じ
易い。
【0007】この対策として、例えば図16の如く複数
(図では4個)のユニットディスプレイ1を縦横方向に
段積みした状態で、外周アングル9,10を組んで、外
側からボルト(矢示にて示す)で締め付けても、隙間A
を完全に無くすことは難しい。
【0008】このような問題点は、ユニットディスプレ
イ1の重量が重く、外形が大きく、かつキャビネットの
外側から連結したり締め付けたりするために生じること
であり、結果としてマルチ画面の品位を悪くしている。
【0009】さらに、ユニットディスプレイを段積みす
るとき、クレーン等の機械を用いて作業する必要があ
り、大がかりな作業となり、据え付け場所(室内)の内
部スペースも広く必要となる。
【0010】キャビネットの奥行き及び外形が大きく、
輸送効率が悪い。マルチ画面化するので、4台,9台,
16台,…と多くのユニットディスプレイを一度に輸送
するので、ユニットディスプレイ自体の体積を小さくし
て輸送効率を上げる必要がある。(一度に積めない場合
もある。)段積み作業後の作業(シャーシ及び光学系の
調整)やサービス時の作業(内部不良品の交換等)は、
すべて背面側からなされる。
【0011】マルチ画面で長期間使用すると、スクリー
ンの表面と背面(内面)とに埃が付くことが多いが、こ
の埃を拭き取ろうとした場合、従来のようにキャビネッ
トの奥行きが長いと、例えライトボックス部分を抜き出
して拭き取ろうとしても手が届きにくく不便である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のマ
ルチスクリーンディスプレイでは、ユニットディスプレ
イを段積みしてマルチ化する組立作業が危険かつ煩雑で
あり、しかも据え付け場所に広いスペースが必要となる
と共に据え付け精度を出すのに苦労する。さらに、各ユ
ニットディスプレイの外形寸法が大きいため、輸送効率
が悪く、サービス時等の作業をするのに、不便である。
【0013】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、輸送
作業,据え付け作業,据え付け後の調整作業及び保守作
業の効率化を図ったマルチスクリーンディスプレイ及び
その組立方法を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のユニットディスプレイを縦横方向に整列配置して
成るマルチスクリーンディスプレイにおいて、前記各ユ
ニットディスプレイは、スクリーンを前端部に取り付け
た第1のキャビネットと、 映像を前記スクリーンに拡大
投射するためのライトボックスを内蔵し、前記第1のキ
ャビネット内に収納可能とし、前記第1のキャビネット
内に収納した第1の位置と前記第1の位置から引き出し
た第2の位置との間において前後方向に移動可能にした
第2のキャビネットと、 前記第1のキャビネット後端部
に前後方向に移動可能に挿通した複数本のシャフトと、
前記第2のキャビネットの前端部に設けられ、前記各シ
ャフトの前端部を固定し、かつ前記第2のキャビネット
が前記第2の位置よりも後ろ方向へ移動するのを規制す
る第1の規制手段と、 前記第2のキャビネットの後端部
に設けられ、前記各シャフトの後端部を固定し、かつ前
記第2キャビネットが前記第1の位置よりも前方向へ移
動するのを規制する第2の規制手段とからなることを特
徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のマ
ルチスクリーンディスプレイにおいて、 前記第1の規制
手段は、前記第2のキャビネットの前端部に設けられた
ストッパにて成り、このストッパに前記各シャフトの前
端部を固定し、前記第2のキャビネットを引き出したと
き前記ストッパが前記第1のキャビネット後端部に突き
当たるようにしたことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載のマ
ルチスクリーンディスプレイにおいて、 前記第2の規制
手段は、前記第2のキャビネットの後端部に設けられた
つぱ部にて成り、このつば部に前記各シャフトの後端部
を固定し、前記第2のキャビネットを収納したとき前記
つば部が前記第1のキャビネット後端部に突き当たるよ
うにしたことを特徴とする。
【0017】
【0018】
【0019】請求項記載の発明は、複数のユニットデ
ィスプレイを縦横方向に整列配置するためのマルチスク
リーンディスプレイの組立方法において、前記各ユニッ
トディスプレイは、映像を表示するためのスクリーンを
有する第1のキャビネットと、映像を拡大して前記スク
リーンに投射するためのライトボックスを有する第2の
キャビネットとから成り、前記第1のキャビネットと前
記第2のキャビネットは分割可能であって、前記第1の
キャビネットを所定数、縦横方向に組立配列してマルチ
スクリーンディスプレイの前半分を構成し、前記前半分
を構成する各第1のキャビネットに対してそれぞれ前記
第2のキャビネットを連結して組立てるようにしたこと
を特徴とする。
【0020】
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、複数本のシャフ
トを使用し、シャフトの移動と共に第2のキャビネット
を移動させることにより、第1のキャビネットの内側
に、第2のキャビネットを移動収納することができる。
また、第1のキャビネットから、第2のキャビネットを
引き出して定位置に固定することが容易となる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、第1のキャ
ビネットから第2のキャビネットを引き出したときの位
置決めを、第2のキャビネットの前端部に設けられたス
トッパにて容易に行うことができる。
【0023】請求項3記載の発明によれば、第1のキャ
ビネットに第2のキャビネットを収納したときの位置決
めを、第2のキャビネットの後端部に設けられたつば部
にて容易に行うことができる。
【0024】請求項4記載の発明によれば、段積みした
時の各ユニットディスプレイ間の連結は、第1のキャビ
ネット同士を内部作業にてボルト等により側面間,上面
・底面間で強固に連結でき、あたかもマルチ化されたユ
ニットディスプレイが1つになったように構成すること
が容易となる。
【0025】
【0026】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明のマルチスクリーンディスプレイにおけるユ
ニットディスプレイの一実施例を示すもので、ユニット
ディスプレイを分割して離した時の縦断面図であり、図
2は2つの部分を連結した状態でのユニットディスプレ
イを示す縦断面図である。
【0027】図1においては、ユニットディスプレイ2
0を、前半分20Aと後半分20Bとに2分割した構成
とするものである。前半分20Aは、前半分のキャビネ
ット21にスクリーン22のみを組み込んだもので、か
つキャビネット21の両側面及び上下面には、他のユニ
ットディスプレイの前半分と連結固定するためのボルト
用貫通孔23,24が設けられ、さらにキャビネット2
1の後端部内周には後半分20Bと連結するための連結
部25が設けられている。一方、後半分20Bは、後半
分のキャビネット26に光学系部品27及びシャーシ部
品28等の映像投写部を組み込んだもので、キャビネッ
ト26の前端部内周には前半分20Aと連結するための
連結部29が設けられている。前半分20Aの下面及び
後半分20Bの下面には、それぞれ脚部30,31が配
設されている。
【0028】これらの前半分20Aと後半分20Bと
は、図2に示すように、後半分20Bの後端の一部及び
連結部25,29を貫通する長いボルト(図上、点線3
2にて示す)等を用いて連結固定できるようになってい
る。
【0029】図3は2段積みして4面マルチスクリーン
ディスプレイを構成した時の前半分の連結状態を示す縦
断面図であり、図4はそのときの正面図である。
【0030】これらの図に示すように、床の上の台33
に下段のユニットディスプレイ20の前半分20Aを
面の貫通孔24を通してボルト33等の係止手段で連結
固定する。次に、上段のユニットディスプレイ20の前
半分20Aを乗せ、上段の前半分20Aの底面の貫通孔
24と下段の前半分20Aの上面の貫通孔24とにボル
ト34を通して連結固定する。
【0031】さらに、図4に示すように、4面マルチス
クリーンディスプレイの左右方向のユニットディスプレ
イ20の前半分20A間は、各ユニットディスプレイ2
0の前半分20Aの各側面の貫通孔23にボルト34を
通して連結固定する。このようにすると、4面マルチス
クリーンディスプレイに組み上げた4つのユニットディ
スプレイ全てと台33とが、あたかも一体となったよう
に強固に連結固定され、従来例(図16)で問題となっ
たユニットディスプレイ20間の隙間Aを無くすことが
できる。かつ、外周の矯正用アングル等も不要となる。
【0032】以上のように、ユニットディスプレイ20
の前半分20Aのみを積み上げてマルチ画面用のスクリ
ーン部分が構成された後、図3の二点鎖線で示すよう
に、各ユニットディスプレイ20の前半分20Aに対し
て後半分20Bを前述の長いボルト等で連結固定し、本
来のユニットディスプレイ20を完成する。
【0033】図5は本発明のマルチスクリーンディスプ
レイにおけるユニットディスプレイの他の実施例を示す
もので、ユニットディスプレイを分割して離した時の縦
断面図であり、図6は2つの部分を連結した状態でのユ
ニットディスプレイを示す縦断面図である。
【0034】図5においては、ユニットディスプレイ2
0を、前半分20Aと後半分20Bとに2分割した構成
とすることは図1と同様である。前半分20Aは、前半
分のキャビネット21にスクリーン22のみを組み込ん
だもので、キャビネット21の後端部内周には後半分2
0Bと連結するための連結部25が設けられている。一
方、後半分20Bは、後半分のキャビネット26に光学
系部品27及びシャーシ部品28等の映像投写部を組み
込んだもので、キャビネット26の前端部外周には前半
分20Aと連結するためのつば状連結部35が設けられ
ている。前半分20Aの下面には、脚部30が配設され
ている。
【0035】これらの前半分20Aと後半分20Bと
は、図6に示すように、前半分20Aの連結部25と後
半分20Bのつば状連結部35を貫通するボルト(図
上、点線36にて示す)等を用いて連結固定できるよう
になっている。
【0036】ここで、前半分20Aの後方内寸Bを、後
半分20Bの後方(大半)の外寸Cより大きく設定する
と、輸送時等の移動の際に、図7に示す如く後半分20
Bを前後反対にして、前半分20Aの内部に収納すれ
ば、輸送時の積載体積を大幅に低減できる。
【0037】詳細に説明すると、図6に示すように後半
分20Bのつば状連結部35と、前半分20Aの連結部
25とを突き当てて、前半分20Aと後半分20Bとを
連結ボルト36で一体化されていたものを、輸送時に連
結ボルト36を外し、後半分20Bを前後ひっくり返
し、当該つば状連結部35が逆になった状態で、図7の
矢示の如く移動して、再度、連結ボルト36で固定する
と、輸送時のユニットディスプレイ20自体の奥行を大
幅に減じて出荷することができる。
【0038】図8は、本発明の他の実施例を示すもの
で、輸送時の積載体積を減ずるために、前半分に後半分
を収納可能とするユニットディスプレイの構成例を示し
ている。
【0039】図8においては、後半分20Bの前端部外
周につば状連結部兼ストッパ37が設けられており、こ
のつば状連結部兼ストッパ37が前半分20Aの内側に
入り、後半分20Bが前後に移動可能とされている。後
半分20Bの後端部分を前半分20Aから引き出した時
に、前半分20Aの連結部25と後半分20Bのつば状
連結部兼ストッパ37が当接し、この当接状態で連結部
25とつば状連結部兼ストッパ37を長いボルト39で
連結固定するようにしたものである。後半分20Bの後
端部の上下面にはつば部38が配設されており、このつ
ば部38から前記連結部25,37に対して長いボルト
(図上、点線39にて示す)が挿入されて固定されるよ
うになっている。
【0040】図9は、本発明の他の実施例を示すもの
で、前半分に後半分をスライド自在に収納可能とするユ
ニットディスプレイの構成例を示している。(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【0041】図9において、キャビネット21内にスク
リーン22を収納した前半分20Aの内側に対して、キ
ャビネット26内に光学系部品及びシャーシから成るラ
イトボックス部分を収納した後半分20Bを、複数本
(図では4本)のシャフト43を用いてスライド可能に
収納したり或いは引き出したりできるように構成したも
のである。図9(a) ,(b) は後半分20Bを後方の定位
置に引き出した状態を示している。
【0042】図9(b) に示すように、前半分20Aの後
端部内面には内側に突出してつば部40が設けられてお
り、また後半分20Bの後端部外周には外側に突出して
つば部41が設けられている。つば部40とつば部41
を貫通して4本のシャフト43が配設され、上下2本の
シャフト43,43の一端部(つば部40を貫通した前
端部分)には共通のストッパ42が固着され、シャフト
43,43の他端部はつば部41に取り外し可能に貫通
固定されている。図9に示す定位置でのシャフト43と
つば部40,41との係止構造の詳細については、図1
1で述べる。
【0043】図10は、後半分20Bが前半分20Aの
内側にスライド収納された状態を示している。
【0044】図11は、図9(b) におけるシャフト43
とつば部40,41との係止構造の詳細を示す断面図で
ある。
【0045】図11において、シャフト43とストッパ
42とは溶接等で連結固定されている。前半分20Aの
キャビネット21の後方のつば部40には、シャフト径
に合わせたブッシュング44が取り付けられており、こ
のブッシュング44にシャフト43が挿入されると、滑
らかにシャフト43が前後に移動可能となる。前半分2
0Aのキャビネット21に対して後半分20Bのキャビ
ネット26が定位置(定間隔…光学上の正規位置)ある
ときには、シャフト43に固定されたストッパ42が、
前半分のキャビネット21の後方のつば部40に突き当
たる所までシャフト43を後方に飛び出させることがで
きる。
【0046】ここで、シャフト43の外径より若干太い
内径を有するパイプ46を用意し、このパイプ46の外
径に合わせたブッシュング45を後半分のキャビネット
26のつば部41に取り付ける。
【0047】次に、後半分のキャビネット26が前半分
のキャビネット21との定位置に置かれ、シャフト43
にパイプ46を挿入した時、このシャフト43の後端が
パイプ長より寸法Lだけ飛び出すように設定し、シャフ
ト43の後端にはこの寸法Lより若干長いねじ山を形成
してある。
【0048】さらに、シャフト43の外径より僅かに大
きく、かつパイプ46の外径より充分小さな孔を有する
固定金具47を用意し、ねじ48等で後半分のキャビネ
ット26の後方のつば部41に連結固定する。最後に、
ナット49をシャフト43にねじ止めするが、締め付け
完了時には、この固定金具47パイプ46の後端とナ
ット49とで挟み込むように締め付けられる。同時に、
シャフト43自体もナット49の締めにより後方へ引っ
張り出され、かつパイプ46が前方へ押し出されて固定
される(即ち、ストッパ42とパイプ46の前端とで前
半分のキャビネット21の後方のつば部40が挟み込ま
れて固定される)ので、結果として、前半分のキャビネ
ット21の後方のつば部40も後半分のキャビネット2
6の後方のつば部41も常に定位置を保つことができ
る。
【0049】以上の構造だと、全てキャビネット背面側
から「パイプ46の挿入→固定金具47の固定→ナット
49の締め」の作業手順で行うのみであるため、段積み
した後でも、後半分のキャビネット26が収納された状
態(図10の状態)から後方に引き出した後、全て背面
側からの作業で正規の位置に設定することができる。
【0050】以上の実施例は、後半分(可動側)のキャ
ビネット26がライトボックスを兼ねている構造である
が、次にライトボックスを別体に設けた場合は、後半分
(可動側)のキャビネット26のみを移動させた後に、
別体のライトボックスを設置すればよいので図9乃至図
11に示したような移動のためのシャフトは必ずしも必
要でなく、収納機構を簡単にすることができる。
【0051】図12は、本発明の他の実施例を示すもの
である。(a) は平面図、(b) は側面図である。前半分に
相当する固定側(スクリーン部分)20Aに対し、後半
分に相当する可動側20Bに別体のライトボックス50
を自由に出し入れできるように構成する。前記固定側2
0Aに対して前記可動側20Bを定位置に固定するため
に、前記可動側20Bのキャビネット26の前端部に図
12(a) に示す如く外側に突出するようにつば部51,
51を設け、該つば部51,51にはナット54,54
を埋め込み、かつ前記固定側20Aの後端部内面には図
12(b) に示す如く内側に突出するようにつば部40,
40が設けられており、このつば部40,40の該ナッ
ト54,54の位置に相対する位置に、ナット内径と同
径の貫通孔を設け、さらに前記可動側20Bの後端部外
周に外側に突出するようにつば部52を設け、該つば部
52に長いボルト53の太径部分が貫通する(前記ナッ
ト径より太い径の)貫通孔を設ける。前記長いボルト5
3は、先端にねじが切れらており、このねじ山以外は太
径とされ段付き形状となっている。
【0052】前記固定側20Aに対して前記可動側20
Bを定位置に固定するために、前記可動側20Bを最大
限引き出した時、前記つば部51,51が前記つば部4
0,40に当接して前記可動側20Bが定位置より後方
に移動しないように規制される。そして、前記の長いボ
ルト53を背面側から前記可動側20Bの後方のつば部
52の貫通孔を通し、更に前記固定側20Aの後方のつ
ば部40,40の貫通孔を通し、最後に前記可動側20
Bの前方のつば部51,51のナット54,54でねじ
止めする時、前記ボルト53の段部が前記固定側20A
の後端面で止まり、前記固定側20Aの後端のつば部4
0,40が、前記ボルト53の先端のねじ部とこれに螺
合する前記ナット54,54とで締め付けられ、前記固
定側20Aと前記可動側20Bとが確実に連結固定され
る。なお、サービス時には、ライトボックス50をキャ
ビネット26から取り出すことによって部品等の交換が
行える。
【0053】なお、図12の実施例では、ライトボック
ス50が別にある場合について説明したが、本実施例は
キャビネット26がライトボックスを兼ねている構造の
場合にも適用することが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、マル
チスクリーンディスプレイの構成要素であるユニットデ
ィスプレイを、スクリーン部分を収納する第1の部分
と、光学系部品及びシャーシを収納する第2の部分とに
2分割することにより、各部分の重量及び容積が半分に
なり、輸送作業,据え付け作業,据え付け後の調整作業
及び保守作業が安全かつ容易になると共に、マルチスク
リーン化(段積み)する時に、まずスクリーン部分を収
納する第1の部分を組み上げ、各第1の部分間の上下方
向及び左右方向の連結を容易に行え、かつ合わせ目(目
地)を殆ど無くすことができる。
【0055】また、第1の部分に第2の部分をスライド
収納する構成とすることにより、輸送時及び保管時の積
載効率の向上及び少スペース化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチスクリーンディスプレイにおけ
るユニットディスプレイの一実施例を示すもので、ユニ
ットディスプレイを分割して離した時の縦断面図。
【図2】図1において分割された2つの部分を連結した
状態でのユニットディスプレイを示す縦断面図。
【図3】図1において分割された前半部分を2段積みし
て4面マルチスクリーンディスプレイを構成した時の連
結状態を示す縦断面図。
【図4】図3の正面図。
【図5】本発明のマルチスクリーンディスプレイにおけ
るユニットディスプレイの他の実施例を示すもので、ユ
ニットディスプレイを分割して離した時の縦断面図。
【図6】図5において分割された2つの部分を連結した
状態でのユニットディスプレイを示す縦断面図。
【図7】図6の連結状態を分割し、後半分を前後反対に
して、前半分の内部に収納する状態を示す縦断面図。
【図8】本発明に係るユニットディスプレイの他の実施
例を示すもので、前半分に後半分をスライド収納する構
成例の縦断面図。
【図9】本発明に係るユニットディスプレイの他の実施
例を示すもので、前半分に後半分をスライド自在に収納
可能とする構成例の平面図及び側面図。
【図10】図9におけるユニットディスプレイで、前半
分の内側に後半分がスライド収納された状態を示す側面
図。
【図11】図9におけるシャフトとつば部との係止構造
の詳細を示す断面図。
【図12】本発明の他の実施例を示すもので、固定側に
可動側を収納可能とし、かつ可動側に別体のライトボッ
クスを出し入れ可能とする場合の構成例を示す平面図及
び側面図。
【図13】ユニットディスプレイの外観図。
【図14】図13の縦断面図。
【図15】ユニットディスプレイを段積みした状態の側
面図。
【図16】ユニットディスプレイを段積みした時の問題
点を説明する図。
【符号の説明】
20…ユニットディスプレイ 20A…前半分 20B…後半分 21,26…キャビネット 22…スクリーン 25,29…連結部 27…光学系部品 28…シャーシ部品 35…つば状連結部 40,41…つば部 42…ストッパ 43…シャフト 46…パイプ 47…固定金具 49…ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−226190(JP,A) 特開 平3−228482(JP,A) 特開 平3−226082(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/00 - 9/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユニットディスプレイを縦横方向
    に整列配置して成るマルチスクリーンディスプレイにお
    いて、前記各ユニットディスプレイは、スクリーンを前端部に取り付けた第1のキャビネット
    と、 映像を前記スクリーンに拡大投射するためのライトボッ
    クスを内蔵し、前記第1のキャビネット内に収納可能と
    し、前記第1のキャビネット内に収納した第1の位置と
    前記第1の位置から引き出した第2の位置との間におい
    て前後方向に移動可能にした第2のキャビネットと、 前記第1のキャビネット後端部に前後方向に移動可能に
    挿通した複数本のシャフトと、 前記第2のキャビネットの前端部に設けられ、前記各シ
    ャフトの前端部を固定し、かつ前記第2のキャビネット
    が前記第2の位置よりも後ろ方向へ移動するのを規制す
    る第1の規制手段と、 前記第2のキャビネットの後端部に設けられ、前記各シ
    ャフトの後端部を固定し、かつ前記第2キャビネットが
    前記第1の位置よりも前方向へ移動するのを規制する第
    2の規制手段とからなる ことを特徴とするマルチスクリ
    ーンディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記第1の規制手段は、前記第2のキャ
    ビネットの前端部に設けられたストッパにて成り、この
    ストッパに前記各シャフトの前端部を固定し、前記第2
    のキャビネットを引き出したとき前記ストッパが前記第
    1のキャビネット後端部に突き当たるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のマルチスクリーンディスプレ
    イ。
  3. 【請求項3】 前記第2の規制手段は、前記第2のキャ
    ビネットの後端部に設けられたつぱ部にて成り、このつ
    ば部に前記各シャフトの後端部を固定し、前記第2のキ
    ャビネットを収納したとき前記つば部が前記第1のキャ
    ビネット後端部に突き当たるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のマルチスクリーンディスプレイ。
  4. 【請求項4】 複数のユニットディスプレイを縦横方向
    に整列配置するためのマルチスクリーンディスプレイの
    組立方法において、 前記各ユニットディスプレイは、映像を表示するための
    スクリーンを有する第1のキャビネットと、映像を拡大
    して前記スクリーンに投射するためのライトボックスを
    有する第2のキャビネットとから成り、前記第1のキャ
    ビネットと前記第2のキャビネットは分割可能であっ
    て、 前記第1のキャビネットを所定数、縦横方向に組立配列
    してマルチスクリーンディスプレイの前半分を構成し、
    前記前半分を構成する各第1のキャビネットに対してそ
    れぞれ前記第2のキャビネットを連結して組立てるよう
    にしたことを特徴とするマルチスクリーンディスプレイ
    の組立方法。
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