JP3267443B2 - 光ファイバ接続箱内蔵の配電ケーブル用機器および光ケーブル施工方法 - Google Patents

光ファイバ接続箱内蔵の配電ケーブル用機器および光ケーブル施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,地上または床上に設
置された外箱内に,配電ケーブル用の電力設備と,当該
配電ケーブルのネットワークに沿って布設される光ケー
ブル用の光ファイバ接続箱とを内蔵した配電ケーブル用
機器,および,この配電ケーブル用機器における光ファ
イバ接続箱に対して,光ケーブルの引き込み,口出し,
端末処理等を含む一連の光ケーブル工事を行う光ケーブ
ル施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,主として地中配電ケーブルのネッ
トワークに光ケーブルを布設して,配電ケーブル用機器
の制御,監視,自動検針,あるいは電気設備の監視を行
う要求が高まっており,一部導入されつつある。地上に
設置される配電ケーブル用機器として,多回路開閉器や
供給用配電箱や変圧器等があるが,地中配電ケーブルの
ネットワークに光ケーブルを布設する場合は,これらの
配電ケーブル用機器の外箱内に光ケーブル接続箱が設置
される。布設された光ケーブルの光ファイバ心線は,こ
の光ファイバ接続箱内で制御装置,監視装置等の光ファ
イバ心線に接続され,あるいは分岐される。なお,光ケ
ーブルのネットワークを上記配電ケーブル用機器や電気
設備の監視等に限定せず,一般的な情報伝送システムに
利用することも行われつつある。
【0003】この種の従来の光ファイバ接続箱内蔵の配
電ケーブル用機器では,配電ケーブル用の電力設備およ
び光ケーブル用の光ファイバ接続箱が,いずれも配電ケ
ーブル用機器の外箱の正面扉に面して設置するレイアウ
トとされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の配電ケーブ
ル用機器では,光ファイバ接続箱に対して,光ケーブル
の引き込み,口出し,端末処理(分岐,接続等)等を含
む一連の光ケーブル工事を行う場合,あるいは,その後
内部の光ファイバの接続部補修,分岐処理等の保守を行
う場合,それらの作業は正面扉をあけて行うことにな
る。しかし,電力設備の工事・保守を行う作業者(電力
作業者)と,光ファイバ接続箱の工事・保守を行う作業
者(光通信作業者)とは,それぞれの作業内容が大きく
異なるので別の作業者であり,そして光通信作業者は通
常電力設備については熟知していないので,配電ケーブ
ルが活線状態の時に光ファイバ接続箱の工事・保守を行
うことは危険である。また,通電遮断状態で光ファイバ
接続箱の工事を行うにしても,電力設備に精通したもの
が不在の時に電力設備が露出した状態にあるのは好まし
くない。したがって,安全管理上,光ファイバ接続箱の
工事・保守の作業には,配電ケーブルの取り扱いに精通
した電力作業者が立ち会って行うことが必要となるが,
それでは煩雑である。
【0005】本発明は上記従来の点に鑑みなされたもの
で,光ファイバ接続箱の工事・保守等の作業時に電力作
業者の立ち会いを必要とせずに,容易に作業者の安全性
を確保することができる光ファイバ接続箱内蔵の配電ケ
ーブル用機器,および光ケーブル施工方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は,地上または床上に設置された外箱内に配
電ケーブル用の電力設備と光ケーブル用の光ファイバ接
続箱とを内蔵した光ファイバ接続箱内蔵の配電ケーブル
用機器であって,前記外箱は,前記電力設備に対する作
業を可能にする主開口に設けた主扉と,前記主開口とは
別個独立の専用開口に設けた光ファイバ接続箱専用扉と
を備え,前記光ファイバ接続箱は,蓋のある前面に向か
って下り勾配となるように傾斜した底部を持ち,この底
部に光ケーブル引き込み口を持ち,かつ,前記光ファイ
バ接続箱専用扉に臨む位置で前記外箱の底面に対して隙
間をあけて設置されたことを特徴とする。
【0007】請求項2は,請求項1の配電ケーブル用機
器において,光ファイバ接続箱専用扉を外箱の主扉が存
在する面とは別の面に設けたことを特徴とする。
【0008】請求項3は,地上または床上に設置された
外箱内に配電ケーブル用の電力設備と光ケーブル用の光
ファイバ接続箱とを内蔵した光ファイバ接続箱内蔵の配
電ケーブル用機器であって,前記外箱は,前記電力設備
に対する作業を可能にする主開口に設けた主扉と,この
主扉の一部にあけた専用開口に設けた光ファイバ接続箱
専用扉とを備え,前記光ファイバ接続箱は,蓋のある前
面に向かって下り勾配となるように傾斜した底部を持
ち,この底部に光ケーブル引き込み口を持ち,かつ,前
記光ファイバ接続箱専用扉に臨む位置で前記外箱の底面
に対して隙間をあけて設置されたことを特徴とする。
【0009】請求項4は,請求項1,2または3に記載
した光ファイバ接続箱内蔵の配電ケーブル用機器におけ
る光ケーブル施工方法であって,前記光ファイバ接続箱
専用扉を開き,前記光ケーブルを前記外箱の底面から光
ファイバ接続箱の底部の光ケーブル引き込み口を経て光
ファイバ接続箱内に通す工程と,光ファイバ接続箱内に
通した光ケーブルを光ファイバ接続箱の前面の開口部よ
り引き出しさらにこれを外箱の前記専用開口より外に引
き出す工程と,引き出した光ケーブルの口出しを行う工
程と,口出しした光ケーブルのテンションメンバを光フ
ァイバ接続箱に固定する工程と,光ファイバ心線の端末
処理を行う工程と,光ファイバ接続箱の蓋を閉ざし次い
で光ファイバ接続箱専用扉を閉ざす工程とを有すること
を特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成において,光ファイバ接続箱はその底
部が前面に向かって下り勾配となるように傾斜し,かつ
配電ケーブル用機器の外箱の底面に対して隙間があるの
で,光ケーブルを外箱の底面および光ファイバ接続箱の
底部から光ファイバ接続箱内に引き込む作業を専用開口
から行うことができる。さらに,光ケーブルを光ファイ
バ接続箱の前面の開口部および外箱の専用開口から外に
引き出す作業,光ケーブルの口出し,端末処理(分岐,
接続等)等の光ケーブルに関する一連の作業も専用開口
のみから行うことができる。このように,配電ケーブル
用機器内に光ファイバ接続箱を取り付けた状態で,かつ
主扉を開くことなく,光ファイバ接続箱の工事・保守等
の光ケーブルに関する一連の作業を行うことができ,光
通信作業者は配電ケーブル用機器の内部の電力設備に触
れるおそれなく,それらの作業を行うことができる。し
たがって,光ファイバ接続箱の工事・保守の際,電力設
備に電力が供給されていても,また,電力作業者の立ち
会いを必要とせずに,光通信作業者の安全は確保され
る。
【0011】請求項2のように電力設備用の主扉と光フ
ァイバ接続箱専用扉とを配電ケーブル用機器の外箱の異
なる面に設けると,電力作業と光通信作業とを同時に行
う必要がある場合に,互いの作業の干渉が少なく,互い
の作業性を低下させることがない。
【0012】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の光ファイバ接続箱内蔵の配電ケー
ブル用機器の一実施例を示す斜視図である。この実施例
の配電ケーブル用機器1は地中配電ケーブル5用の多回
路開閉器であり,この配電ケーブル用機器1の外箱2の
内部に,地中配電ケーブル5用の複数の開閉器3a等か
らなる電力設備3とともに,当該地中配電ケーブル5の
ネットワークに沿って布設される光ケーブル6用の光フ
ァイバ接続箱4が配置されている。図2は上記図1に示
した配電ケーブル用機器1がハンドホール7上にある状
態を示す斜視図で,地中配電ケーブル(図2では省略し
た)および光ケーブル6は,管路等による図示略の幹線
配電路から当該ハンドホール7内に導かれ,地中配電ケ
ーブル用機器1の底面から内部に引き上げられる。そし
て,地中配電ケーブル5は電力設備に接続され,光ケー
ブル6は外箱2の内部で引き回しせずにそのまま直接光
ファイバ接続箱4の底部の後述の引き込み口22から光
ファイバ接続箱4の内部に引き込まれている。
【0013】上記配電ケーブル用機器1の外箱2は図
1,図2に示すように,正面に電力設備3に対する作業
を可能にする主開口2cに設けた左右開きの主扉2aを
備えるとともに,右側面に前記主扉2aとは独立した専
用開口2dに設けた光ファイバ接続箱専用扉2bを備え
ている。前記主扉2aの部分の開口を主開口2c,前記
光ファイバ接続箱専用扉2bの部分の開口を専用開口2
dと称する。そして,光ファイバ接続箱4はこの光ファ
イバ接続箱専用扉2bに臨むように外箱2の右側面に向
けて配置されている。そして,この光ファイバ接続箱4
は,詳細は後述するが,前面に向かって下り勾配となる
ように傾斜した底部を持ち,この底部に光ケーブル引き
込み口を持ち,かつ,前記外箱2の底面に対して隙間を
あけて設置されている。
【0014】前記光ファイバ接続箱4の内部構造の詳細
を図3に示す。この光ファイバ接続箱4の箱体20は,
概略直方体状をなしているが,前述の通り底部20aが
前面の開放可能な蓋20d側に(図1で配電ケーブル用
機器1の右側面の光ファイバ接続箱専用扉2b側)に向
けて下り勾配となるように傾斜しており,この傾斜した
底部20aにあけた引き込み口22にOリング24を介
在させてケーブルグランド23が取り付けられ,このケ
ーブルグランド23を通して光ケーブル6が光ファイバ
接続箱4の内部に引き込まれている。箱体20は,その
底部20aと外箱2の底面2eとの間に,手を入れて作
業ができる程度の隙間2fを持つように設置されてい
る。符号18は光ケーブル6を保護するダクト,符号4
5はダクト18を外箱2に固定するダクト固定部,符号
20eはパッキンである。
【0015】前記の光ファイバ接続箱4内に引き込まれ
た光ケーブル6および内部で分岐させた光ケーブル6’
のテンションメンバー6a,6’aは,光ファイバ接続
箱4の背面壁20bに固定したテンションメンバー固定
治具27,42により箱体20に固定されている。前記
分岐した光ケーブル6’は,箱体20の上面部20cに
設けたケーブルグランド43から引き出され,当該配電
ケーブル用機器1内の各開閉器のオン・オフの制御や監
視等に用いられる。
【0016】また,光ファイバ接続箱4内には,光ケー
ブル6から引き出した光ファイバ心線6bの余長部を収
納する余長収納トレイ38および光ファイバ心線の分岐
を行う分岐ユニット39を収納している。この余長収納
トレイ38および分岐ユニット39は箱体20に固定し
たトレイ台40にトレイ支持枠41を介して前面側に回
転可能にヒンジ結合され,図の実線で示すように箱体2
0の背面壁20bと平行に箱体20内に収容される姿勢
と,2点鎖線で示すように箱体20の前面側に倒れた姿
勢とを取ることができるようにされている。光ファイバ
接続箱4の作業は,蓋20dを開け,トレイ支持枠41
とともに余長収納トレイ38および分岐ユニット39を
2点鎖線のように前面側に倒して行う。
【0017】上記の光ファイバ接続箱4への光ケーブル
6の引き込み,口出し,端末処理等を行う作業について
説明すると,まず,主扉2aは閉じたままで光ファイバ
接続箱専用扉2bを開ける。次いで,光ファイバ接続箱
専用扉2bの専用開口2cからの作業により,光ケーブ
ル6を配電ケーブル用機器1の外箱2の底面2fから引
き上げ,そのまま直接光ファイバ接続箱4の箱体20の
底部20aの引き込み口22から光ファイバ接続箱4内
に引き込み,さらに引き上げて外箱2の専用開口2dよ
り例えば1.5メートル程度外に引き出す。この場合,
光ファイバ接続箱4は,その底部20aが前面に向かっ
て下り勾配となるように傾斜し,かつ配電ケーブル用機
器1の外箱2の底面2eに対して隙間2fを持つので,
上記の作業を光ファイバ接続箱専用扉2bを開けるだけ
で行うことができる。
【0018】光ケーブル6の先端部を専用開口2dの外
に出した後,光ケーブル6のシースを皮はぎし,光ファ
イバ心線6bのみを残してテンションメンバー6a,ス
ペーサを所定長さに切断する。次いで,テンションメン
バー固定治具27でテンションメンバー6aを固定す
る。そして,光ケーブル6から取り出した光ファイバ心
線6bは分岐ユニット39において分岐させ,あるいは
余長部を余長収納トレイ38内で接続して収納する。そ
の後,箱体20の蓋20dを閉ざし,外箱2の光ファイ
バ接続箱専用扉2bを閉ざせば,光ケーブル工事が完了
する。
【0019】また,上記のように光ケーブル6を一旦光
ファイバ接続箱4に接続した後,保守等のために光ケー
ブル6の光ファイバ心線6bの分岐,接続等の端末処理
を行う場合は,同じく光ファイバ接続箱専用扉2bのみ
を開き,かつ光ファイバ接続箱4の蓋20dを開き,余
長収納トレイ38および分岐ユニット39を前面側に倒
して行う。
【0020】上記のように光通信作業者が光ファイバ接
続箱4の工事・保守の作業を行う場合,光通信作業者
は,それらの作業を,主扉2aは開けずに光ファイバ接
続箱専用扉2bのみを開けるだけで行うことができ,電
力設備3に触れるおそれなく作業を行うことができる。
したがって,電力設備3に電力が供給されていても,ま
た電力作業者の立ち会いを必要とせずに,光通信作業者
の安全は確保される。また,電力作業者が電力設備3の
工事・保守を行う際には,電力作業者が光ファイバ接続
箱4に触れるおそれはない。光ファイバ接続箱4は安全
性上の問題は特にないが,電力設備3の作業の際に,光
ファイバ接続箱4を損傷することがないとは限らないの
で,電力作業と光通信作業との両者が分離していること
が好ましい。
【0021】また,実施例のように光ファイバ接続箱専
用扉2bを外箱2の側面に設けた構成は,電力作業と光
通信作業とを同時に行う必要がある場合に,互いの作業
の干渉が少ないので,互いの作業性を低下させることが
なく,この点でも適切である。
【0022】図4に他の実施例を示す。この実施例の配
電ケーブル用機器1’は,外箱2’の右側面に前記のよ
うに右側面全体の大きさではなく小さな光ファイバ接続
箱専用扉2’bを設けたものである。外箱2’の正面の
主扉2’aは前記と同じである。この実施例は,光ファ
イバ接続箱専用扉2’bを光ファイバ接続箱4の作業に
必要最小限の大きさとしたものであるが,機能的には前
記と同様である。
【0023】図5にさらに他の実施例を示す。この実施
例の配電ケーブル用機器1”は,外箱2”の正面に,正
面全体よりも幅の狭い電力設備用の主扉2”aを設ける
とともに,この主扉2”aに隣接して同じく正面に別個
独立した小さな光ファイバ接続箱専用扉2”bを設けた
ものである。この実施例の光ファイバ接続箱専用扉2”
bも機能的には前記と同様である。
【0024】図6に請求項3の配電ケーブル用機器の一
実施例を示す。この実施例の配電ケーブル用機器41
は,供給用配電箱であり,外箱42の内部に電力設備4
3および光ファイバ接続箱44を備えている。前記外箱
42の正面に電力設備43に対する作業を可能にする両
開きの主扉42aを設けるとともに,この主扉42aの
一部に小窓42cを設け,この小窓42cに光ファイバ
接続箱専用扉42bを設けている。そして,前記光ファ
イバ接続箱44は,この光ファイバ接続箱専用扉42b
に臨むように設置されている。
【0025】この配電ケーブル用機器41において,光
ファイバ接続箱44の工事・保守等を行う場合,光通信
作業者は主扉42aの一部に小扉として設けた光ファイ
バ接続箱専用扉42bのみを開けば,電力設備43に触
れるおそれなく,光ファイバ接続箱44の作業を行うこ
とができる。したがって,前述と同様に光通信作業者の
安全は確保される。
【0026】なお,電力作業者が電力設備43の工事・
保守を行う際には,光ファイバ接続箱44が露出する
が,光ファイバ接続箱44は安全性上の問題は特にない
ので差し支えない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば,配電ケーブル用機器内
に光ファイバ接続箱を取り付けた状態で光ケーブルの引
き込み,口出し,分岐,接続等の光ケーブルに関する一
連の作業を行うことができ,しかも,それらの作業を1
箇所の光ファイバ接続箱専用扉を開けるだけで容易に行
うことができる。したがって,主扉を開くことなく光ケ
ーブルの工事・保守の作業が可能であり,光通信作業者
は配電ケーブル用機器の内部の電力設備に触れるおそれ
なく,光ファイバ接続箱の作業を行うことができる。し
たがって,電力設備に電力が供給されていても,また,
電力作業者の立ち会いを必要とせずに,光通信作業者の
安全は確保される。
【0028】請求項2のように,電力設備用の主扉と光
ファイバ接続箱専用扉とを配電ケーブル用機器の異なる
面に設けると,電力作業と光通信作業とを同時に行う必
要がある場合に,互いの作業の干渉が少なく,互いの作
業性を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の配電ケーブル用機器の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】ハンドホールとともに図1の配電ケーブル用機
器を示した斜視図である。
【図3】図1の配電ケーブル用機器における光ファイバ
接続箱の内部構造を示す断面図である。
【図4】請求項1の配電ケーブル用機器の他の実施例を
示す要部の斜視図である。
【図5】請求項1の配電ケーブル用機器のさらに他の実
施例を示す斜視図である。
【図6】請求項3の発明の配電ケーブル用機器の一実施
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,41 配電ケーブル用機器 2,42 外箱 2a,42a 主扉 2b,42b 光ファイバ接続箱専用扉 42c 小窓 3,43 電力設備 4,44 光ファイバ接続箱 5 配電ケーブル 6 光ケーブル
フロントページの続き (72)発明者 清水 昭博 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 和田 亨 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 熊谷 正和 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジク ラ佐倉工場内 (72)発明者 伊藤 勝彦 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 国津 幸二 東京都千代田区有楽町1丁目7番1号 東光電気株式会社内 (72)発明者 松田 充史 東京都千代田区有楽町1丁目7番1号 東光電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−34826(JP,A) 特開 平7−209521(JP,A) 実開 平5−30806(JP,U) 実開 平6−69908(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08 H02G 15/10 G02B 6/00 G02B 6/24 H02B 1/20 H02B 1/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上または床上に設置された外箱内に配
    電ケーブル用の電力設備と光ケーブル用の光ファイバ接
    続箱とを内蔵した光ファイバ接続箱内蔵の配電ケーブル
    用機器であって,前記外箱は,前記電力設備に対する作
    業を可能にする主開口に設けた主扉と,前記主開口とは
    別個独立の専用開口に設けた光ファイバ接続箱専用扉と
    を備え,前記光ファイバ接続箱は,蓋のある前面に向か
    って下り勾配となるように傾斜した底部を持ち,この底
    部に光ケーブル引き込み口を持ち,かつ,前記光ファイ
    バ接続箱専用扉に臨む位置で前記外箱の底面に対して隙
    間をあけて設置されたことを特徴とする光ファイバ接続
    箱内蔵の配電ケーブル用機器。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバ接続箱専用扉を前記外箱
    の主扉が存在する面とは別の面に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の光ファイバ接続箱内蔵の配電ケーブル
    用機器。
  3. 【請求項3】 地上または床上に設置された外箱内に配
    電ケーブル用の電力設備と光ケーブル用の光ファイバ接
    続箱とを内蔵した光ファイバ接続箱内蔵の配電ケーブル
    用機器であって,前記外箱は,前記電力設備に対する作
    業を可能にする主開口に設けた主扉と,この主扉の一部
    にあけた専用開口に設けた光ファイバ接続箱専用扉とを
    備え,前記光ファイバ接続箱は,蓋のある前面に向かっ
    て下り勾配となるように傾斜した底部を持ち,この底部
    に光ケーブル引き込み口を持ち,かつ,前記光ファイバ
    接続箱専用扉に臨む位置で前記外箱の底面に対して隙間
    をあけて設置されたことを特徴とする光ファイバ接続箱
    内蔵の配電ケーブル用機器。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載した光ファ
    イバ接続箱内蔵の配電ケーブル用機器における光ケーブ
    ル施工方法であって,前記光ファイバ接続箱専用扉を開
    き,前記光ケーブルを前記外箱の底面から光ファイバ接
    続箱の底部の光ケーブル引き込み口を経て光ファイバ接
    続箱内に通す工程と,光ファイバ接続箱内に通した光ケ
    ーブルを光ファイバ接続箱の前面の開口部より引き出し
    さらにこれを外箱の前記専用開口より外に引き出す工程
    と,引き出した光ケーブルの口出しを行う工程と,口出
    しした光ケーブルのテンションメンバを光ファイバ接続
    箱に固定する工程と,光ファイバ心線の端末処理を行う
    工程と,光ファイバ接続箱の蓋を閉ざし次いで光ファイ
    バ接続箱専用扉を閉ざす工程とを有することを特徴とす
    る光ファイバ接続箱内蔵の配電ケーブル用機器における
    光ケーブル施工方法。
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