JP3267090B2 - 組成体及び組成方法 - Google Patents

組成体及び組成方法

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JP3267090B2
JP3267090B2 JP04149695A JP4149695A JP3267090B2 JP 3267090 B2 JP3267090 B2 JP 3267090B2 JP 04149695 A JP04149695 A JP 04149695A JP 4149695 A JP4149695 A JP 4149695A JP 3267090 B2 JP3267090 B2 JP 3267090B2
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の糸条或いは繊
維束等(以下、単に、「糸条」という。)を組んで、種
々の組成体を組成するためのブレイダー及び組成体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒型、T字型、I字型、テトラ
ポット型等の種々の形状を有するマンドレルの周囲に複
数本の糸条を交錯させて組成体を組成する種々のブレイ
ダーが知られている。さらに補強用中糸を組み込む組成
方法も公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレイダーは中
糸用糸条が常に同じマンドレルの円周上に位置するの
で、すなわち、1層目、2層目とブレイドを重ねると、
常に中糸用糸条は同じ位置を折り返し組成されるので、
安定した組成体を組成することが出来ないという問題が
ある。
【0004】本発明の目的は、上述したような従来のブ
レイダーが有する課題を解決するとともに、安定した組
成が可能な、しかも、自動化の可能なブレイダーを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、円筒型マン
ドレルの周囲に、交錯させて形成した糸条とマンドレル
の軸方向に組み込まれる中糸用糸条とで構成される層を
複数層形成してなる組成体において、上記複数層の各層
に位置する中糸用糸条をマンドレルの軸廻り方向にずら
せて組成したものであり、また円筒型マンドレルの周囲
に、交錯させて形成した糸条とマンドレルの軸方向に組
み込まれる中糸用糸条とで構成される層を複数層形成し
てなる組成体を組成する方法であって、ある層の中糸用
糸条を組成後、マンドレルを該マンドレルの軸廻り方向
へ所定角度分回転させた後、次の層の中糸用糸条を組成
し、各層の中糸用糸条をマンドレルの軸廻り方向へ所定
角度ずらせて組成するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0006】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図に基づいて
説明する。先ず最初に、本発明のブレイダーBRの側面
図である図1に示されている後述するブレイダー本体B
を挟んで左右に配設された、マンドレル(本実施例にお
いては、円筒型マンドレルが示されている)mを把持す
るとともに、マンドレルmの姿勢を制御するマンドレル
回転機構Rと水平移動機構Hについて、水平移動機構H
を図1により説明する。
【0008】マンドレルの水平移動機構Hはレールb2
とレールb3、ブレイダー本体Bを挟んで地面に固定さ
れている部材e2と部材e3及びベースe1の上部に支
持され、レールb2とレールb3に沿って移動する台車
h1と台車h2とから構成される。
【0009】台車h1は歯付きベルトb6と連結され、
歯付きベルトb6は歯車b4と歯車b5にかみ合わされ
ており、歯車b4は正逆回転可能なモーターb1の出力
軸に固定されており、正逆回転可能なモーターb1を適
宜回転させることにより台車h1の水平移動が可能にな
りマンドレルmを所定の位置(及び姿勢)に制御するこ
とができるように構成されている。
【0010】水平移動機構Hのフレームh7上にマンド
レル回転機構Rが配設されている、マンドレル回転機構
Rを図2により説明する。
【0011】水平移動機構Hのフレームh7上にブラケ
ットa2が配設され、ブラケットa2に正逆回転可能な
モーターa1が枢着され、さらに、正逆回転可能なモー
ターa1の軸にマンドレル把持部Sが配設されてあり、
該マンドレル把持部Sにマンドレルmを把持し、正逆回
転可能なモーターa1により矢印X1に示されているよ
うに回転が可能となるよう配設されている、なお、図2
においてYは後述するボビンキャリヤーに載置されたボ
ビンから引き出され、組成点Pに向う糸条である。
【0012】次に、上述したようなマンドレル回転機構
Rが配設されたブレイダー本体Bの一例について、図1
及び図1のI−I断面を含むボビンキャリヤーCを軌道
に沿って走行させるための駆動装置Dの拡大正面図であ
る図3を用いて説明する。
【0013】ブレイダー本体Bは、水平な軸線を有する
略円筒状の機台Fb内に配置された所定の曲率半径Wを
有する曲面状の上板U、上板Uに穿設された軌道に沿っ
て走行するボビンキャリヤーC、ボビンキャリヤーCを
軌道に沿って走行させるための駆動装置D及び糸条案内
部材G等から構成されている。なお、図1及び図3にお
いて、ボビンキャリヤーCの上部の点線で示された方形
部分は、図示されていないボビンキャリヤーCの糸条ガ
イド部を省略して示したものである。
【0014】曲面状の上板Uは、図1に示されているよ
うに、略円筒状の機台Fb内に配置された略円筒状の機
枠f1に所定の間隔を置いて配置された適当な固着部材
f2、f2’により取着されており、上板Uには周方向
に公知の軌道が穿設されている。f3は機枠f1にナッ
トf4により取着された中空ボルトであり、中空ボルト
f3には適当な軸受f5を介して歯車d1が嵌着されて
おり、歯車d1には、上面に後述するボビンキャリヤー
Cの係合軸c1が嵌合する溝を有する羽車d2が歯車d
1と一体に回転できるように固着されている。
【0015】YはボビンキャリヤーCに載置されている
ボビンから巻き戻され、マンドレル回転機構Rのマンド
レル把持部Sに把持されているマンドレルm上の組成点
Pに向かう糸条であり、yは略円筒状の機台Fbのフレ
ームFb’に略水平状に配置されたボビンキャリヤーC
から巻き戻され、機台Fbに取着されたガイドローラー
f6により略直角方向に案内され、中空ボルトf3に挿
入された後、マンドレルm上の組成点Pに向かう中糸
用、或いは、補強用糸条(以下、単に、「中糸用糸条」
という。)である。
【0016】モーター等の適当な駆動手段により歯車d
1を回転駆動させて羽車d2を回転させることにより、
羽車d2に穿設されている溝に嵌合されているボビンキ
ャリヤーCを軌道に沿って走行させるように構成されて
いる。また、上記のように、ボビンキャリヤーCを、曲
面状の上板Uに穿設された軌道に沿って走行させること
により多数の糸条Yを交錯させて、種々の形状のマンド
レルm上に組成体を組成するものであり、必要に応じ
て、機台FbのフレームFb’に略水平状に配置された
ボビンキャリヤーCから中糸用糸条yを軌道に沿って走
行するボビンキャリヤーCから巻き戻しされ組成される
糸条Yに交絡させて組成体を組成する。
【0017】図1において、Gは糸条案内部材であり、
糸条案内部材Gは機台Fbの中間フレームFb”から延
びるフレームg1’に取着された第1糸条案内部材g1
及び第1糸条案内部材g1に対して所定の間隔を隔てて
配置された機台Fbの前面から延びるフレームg2’に
取着された第2糸条案内部材g2から構成されている。
【0018】第1糸条案内部材g1及び第2糸条案内部
材g2は、上板Uに穿設された軌道に沿って蛇行しなが
ら走行するボビンキャリヤーCの横方向の移動に伴って
揺れる糸条Yを、所定の間隔を隔てて配置された第1糸
条案内部材g1及び第2糸条案内部材g2により案内
し、その揺れを規制することにより組成点Pを略一定位
置に維持するものであり、このように組成点Pを略一定
位置に維持することにより、組成される糸条Yが組成点
P付近において不規則状態に交絡することもなく安定し
た組成が実現でき、従って、組成された組成体の形状が
均一で安定した組成体を製造することができる。また、
糸条案内部材Gを配置したことにより、組成が終了した
後、マンドレルmを図1において右方向に移動させる場
合に、第1糸条案内部材g1により、組成された組成体
に連なる多数の糸条Yを集束させ、図示されていない適
当な切断装置による糸条Yの切断を効果的に行うことが
できるものである。
【0019】次に、上述したようなマンドレル回転機構
Rがブレイダー本体Bを挟んで左右に配設されたブレイ
ダーBRを使用して、円筒型マンドレルmの周囲に組成
される一層目の中糸用糸条yと2層目の中糸用糸条y1
がマンドレルmの軸廻り方向にずれている位置関係をマ
ンドレルmの断面図である図4、図5において説明す
る。
【0020】図4、図5におけるYは、図1で示すボビ
ンキャリヤーCに載置されているボビンから巻き戻され
た複数本の糸条であり、図4は1層目の中糸用糸条yが
組成された組成体の断面図であり、図5は1層目の中糸
用糸条yと2層目の中糸用糸条y1が組成された組成体
の断面図である。
【0021】また、2層目の中糸用糸条y1は、1層目
の中糸用糸条yを組成後、マンドレル回転機構Rの正逆
回転可能なモーターa1により軸廻り方向へ角度γ°分
回転させた後、2層目の中糸用糸条y1は組成されるよ
うに構成されている。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。マ
ンドレル回転機構Rを配設したことでブレイディング時
にマンドレルmの軸方向に組み込まれる1層目の中糸用
糸条yと2層目の中糸用糸条y1との位置をマンドレル
mの軸廻り方向にずらせて組成することで均等な密度に
なり真円筒な組紐の適正な組成を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すブレイダーの側
面図である。
【図2】図2は本発明のマンドレル回転機構の斜視図で
ある。
【図3】図3は図1のI−I断面を含むボビンキャリヤ
ーを軌道に沿って走行させるための駆動装置の拡大正面
図である。
【図4】図4は円筒型マンドレルに組成されている組成
体の断面図である。
【図5】図5は円筒型マンドレルに組成されている組成
体の断面図である。
【符号の説明】
BR・・・・・・ブレイダー B・・・・・・・ブレイダー本体 C・・・・・・・ボビンキャリヤー D・・・・・・・駆動装置 R・・・・・・・マンドレル回転機構 H・・・・・・・マンドレル水平移動機構 m・・・・・・・マンドレル U・・・・・・・上板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒型マンドレルの周囲に、交錯させて形
    成した糸条とマンドレルの軸方向に組み込まれる中糸用
    糸条とで構成される層を複数層形成してなる組成体であ
    って、上記複数層の各層に位置する中糸用糸条をマンド
    レルの軸廻り方向にずらせて組成したことを特徴とする
    組成体。
  2. 【請求項2】円筒型マンドレルの周囲に、交錯させて形
    成した糸条とマンドレルの軸方向に組み込まれる中糸用
    糸条とで構成される層を複数層形成してなる組成体を組
    成する方法であって、ある層の中糸用糸条を組成後、マ
    ンドレルを該マンドレルの軸廻り方向へ所定角度分回転
    させた後、次の層の中糸用糸条を組成し、各層の中糸用
    糸条をマンドレルの軸廻り方向へ所定角度ずらせて組成
    するようにしたことを特徴とする組成方法。
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