JP3267044B2 - 触媒反応器 - Google Patents
触媒反応器Info
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Description
を含むガスを酸化反応させて、無害、無臭として排気す
る触媒反応器に関するものである。
未燃ガス、工場や家庭等から発生する有害成分ガス、悪
臭成分ガス等を酸化して、無害、無臭にする脱臭装置が
広く実用化されている。
属、マンガン等の重金属系化合物、ペロブスカイト系の
複合酸化物等の材料が、ぺレット状、マット状、ネット
状、ハニカム状等の形に加工して用いられているが、ガ
ス状の反応物を扱う場合には、通気抵抗が小さく、機械
的強度が大きなハニカム状のものが用いられることが多
い。
く、触媒の反応性を高めるためには、乾燥状態で、反応
ガス温度、または触媒温度を約200℃以上にする必要
がある。このため、触媒に導入される反応ガスが、燃焼
排気ガスのように200℃よりも十分高い場合には反応
ガスを加熱する必要はないが、反応ガスが200℃未満
の場合には触媒通過時の反応ガスをヒーター等の加熱器
で200℃以上に加熱する必要があった。
等の触媒を担持させた排気通路の周囲をヒータ等の加熱
器で取り囲み外側から加熱するもの、あるいは触媒に導
入する前の反応ガスを予め加熱器で熱しておくものが一
般的であった。
うな従来の脱臭装置にも以下に示すような課題がある。
め、触媒を保持する金属ケースと触媒の間に隙間が生じ
たり、触媒の位置決めが困難であることが多かった。こ
れに伴い、金属ケースが複雑な構造になりやすく、低コ
スト化を図る上での課題となっていた。
器で触媒近傍の反応ガスもしくは触媒自身を所定温度以
上に加熱する必要があるが、従来例のように触媒を担持
させた排気通路の周囲をヒータ等の加熱器で取り囲む構
成にものでは、加熱器から触媒に有効に熱が伝わらずに
放熱損失となることが多かった。特に、触媒近傍の反応
ガスもしくは触媒自身を良好な反応の得られる400℃
以上にするには、簡潔な構成で断熱性能を高めることが
重要となる。
いる場合には、安全性の確保はもちろんのこと、完全な
臭気の密閉が必要である。すなわち、触媒は排気ガスに
とって圧損が大きいため、脱臭装置を接続すると、機器
の一部から臭気がもれるという課題があった。触媒でも
処理が困難な硫黄酸化物や塩素化合物が脱臭装置から排
出され、腐食等により、機器に悪影響を与えるという問
題もあった。
器で触媒、または触媒近傍の反応ガスを所定温度以上に
加熱する必要があるが、触媒、または触媒近傍の反応ガ
スの温度は不均一であることが多く、触媒反応器とし
て、温度を検出する位置や温度検出手段を選定すること
が困難であった。しかも、高温に加熱するためには加熱
器の壁面温度を高めなければならないが、触媒、または
触媒近傍の反応ガスの温度は加熱器の温度に比較すると
応答性が低いため、触媒、または触媒近傍の反応ガスの
温度を検出する方式では触媒加熱中に加熱器の壁面温度
が局所的に上昇し、加熱器の寿命が低下するという問題
があった。
な相関があるため、実用上、寿命の保証を厳密に行なう
には加熱器の壁面温度を精度良く検出する必要がある。
加熱器壁面からの輻射熱が触媒に有効に伝わらずに放熱
損失となることも多かった。
均一な状態で、200℃未満の低温部が存在すると、こ
の低温部の温度上昇のために加熱器の必要入力が過大に
なり、加熱効率が低下するという問題もあった。
加熱するのは非常に困難であり、温度ムラが出来て触媒
を有効に使えなかったり、ヒータに負担をかけたりし
て、結局装置としての能力が発揮できなかったり、寿命
の短い結果となっている。従来の触媒反応装置の多く
が、触媒を直接加熱するものでない一因がここにあると
いえる。
で、簡潔な構成で触媒を保持でき、断熱性能が優れ、低
圧損の脱臭装置を提供するとともに、加熱器の長寿命化
を図り、的確な温度制御が可能な触媒反応器を提供する
ものである。
するための本発明の第1の技術手段は、生ごみ処理機の
排気経路に設けられ、前記生ごみ処理機から排出される
悪臭成分ガスを流入させるガス流入部と、前記ガス流入
部に略直交して連通するガス通路部と、前記ガス通路部
に連通するガス流出部と、前記ガス通路部内に位置させ
た触媒と、前記触媒を加熱する加熱器とを設け、ガス通
路部をパイプ形状に形成し、ガス流入部とガス流出部と
の間にガス通路部の外面に接合する複数のフランジ部を
設け、これらのフランジ部の間に断熱材を設け、フラン
ジ部にヒューズを設けた触媒反応器とするものである。
気経路に設けられ、前記生ごみ処理機から排出される悪
臭成分ガスを流入させるガス流入部と、前記ガス流入部
に略直交して連通するガス通路部と、前記ガス通路部に
連通するガス流出部と、前記ガス通路部内に位置させた
触媒と、前記触媒を加熱する加熱器とを設け、加熱器
の、ガス流入部およびガス流出部近傍の単位面積当たり
の出力を、他の部分の単位面積当たりの出力より大きく
した。また第3の手段として、生ごみ処理機の排気経路
に設けられ、前記生ごみ処理機から排出される悪臭成分
ガスを流入させるガス流入部と、前記ガス流入部に略直
交して連通するガス通路部と、前記ガス通路部に連通す
るガス流出部と、前記ガス通路部内に位置させた触媒
と、前記触媒を加熱する加熱器とを設け、ガス通路部を
パイプ形状に形成し、加熱器の、ガス流入部およびガス
流出部近傍の単位面積当たりの出力を、他の部分の単位
面積当たりの出力より大きくした。また第4の手段とし
て、生ごみ処理機の排気経路に設けられ、前記生ごみ処
理機から排出される悪臭成分ガスを流入させるガス流入
部と、前記ガス流入部に略直交して連通するガス通路部
と、前記ガス通路部に連通するガス流出部と、前記ガス
通路部内に位置させた触媒と、前記触媒を加熱する加熱
器とを設け、棒状の加熱器を触媒の中央近傍に貫通さ
せ、加熱器の、ガス流入部およびガス流出部近傍の単位
面積当たりの出力を、他の部分の単位面積当たりの出力
より大きくした。また第5の手段として、生ごみ処理機
の排気経路に設けられ、前記生ごみ処理機から排出され
る悪臭成分ガスを流入させるガス流入部と、前記ガス流
入部に略直交して連通するガス通路部と、前記ガス通路
部に連通するガス流出部と、前記ガス通路部内に位置さ
せた触媒と、前記触媒を加熱する加熱器とを設け、ガス
通 路部をパイプ形状に形成し、棒状の加熱器を触媒の中
央近傍に貫通させ、加熱器の、ガス流入部およびガス流
出部近傍の単位面積当たりの出力を、他の部分の単位面
積当たりの出力より大きくした。
た後、生ごみ処理機から排出される悪臭成分を含むガス
をガス流入部から流入させ、このガス流入部に対して略
直交して配置したガス通路部、ガス流出部内を通過させ
ている。このとき、前記ガス流は乱れを発生しながら、
拡散混合を促進されて、触媒の温度分布を均一化するも
のであり、このため、脱臭性能が高く、生ごみ等の廃棄
物から発生する臭気を著しく低減できる。
ガス通路部の両端部近傍にガス流入部とガス流出部を連
通させているため、構造が簡潔になるとともに、ガス通
路部の真円度、円筒度等の寸法精度が良く、触媒の保持
性も向上する。
ガス通路部の外面に接合する2個のフランジ部を位置さ
せ、2個のフランジ部の間に断熱材を設置し、断熱材を
固定させる断熱材保持具を設けることにより、簡潔な構
成で断熱性能を高めることが可能となる。特に触媒、ま
たは触媒近傍の反応ガスを400℃以上にする場合で
も、放熱損失を低減し、加熱器から触媒に有効に熱を伝
えることができる。
防止装置)を設置することにより、応答精度を高め、火
災等に対する安全性を確保することができる。
と触媒も近接しており、触媒反応器内に流入する反応ガ
スも少量であることが多いため、加熱器から触媒への伝
熱は輻射が中心となる。よって、棒状の加熱器を触媒の
中央部近傍に貫通させ、触媒を内側から加熱することに
より、放熱損失を低減し、効果的に加熱器の輻射熱を触
媒に伝えることができる。
出部近傍の単位面積当たりの出力を、他の部分の単位面
積当たりの出力より大きくしたことにより、第一第二の
手段を合わせたもので、触媒全体の温度が均一に高温に
保たれ、かつヒータの表面の最高温度を低く抑えること
が出来る。
る。図1において、触媒1はコージライト系セラミック
から成るハニカム状の担体表面に白金族系貴金属を担持
して形成している。
部近傍には棒状の加熱器2を貫通させている。加熱器2
は破線で示す発熱部2aによって発熱し、加熱器2の内
部に配置された温度センサ3によって検温されている。
本実施例においては加熱器2に電気ヒーターを用いてい
るが、加熱源として特に限定する必要はない。
5を挿入して固定している。ガス通路部4はパイプ状に
形成しており、その下方(上流側)には、触媒1の位置
決めのために固定手段としての段押し部6を設けてい
る。
て位置させており、各々の触媒1の間には伸縮可能なC
リング状のスペーサ7を位置し、隙間を設けている。そ
して、ガス通路部4の外面に2個のフランジ部8を接合
し、2個のフランジ部8の間に断熱材9を設置し、断熱
材9を固定させる断熱材保持具10を設けている。断熱
材保持具10は突出部10aと差し込み孔部10bを有
する同形の2個の部材を組み合わせたものとしている。
フランジ部8には温度ヒューズ(過昇防止装置)11を
設置している。
端部近傍に、ガス流入部12が下側、ガス流出部13が
上側になるよう略鉛直状に連通させており、ガス通路部
4の下流側端部にはガス通路部蓋14を設け、ガス通路
部4の上流側端部には加熱器固定部15を設けている。
動作について説明を行なう。図1において、まず、加熱
器2に通電し、加熱器2の壁面温度を上昇させ、触媒1
を加熱する。
近傍に貫通させ、触媒1を内側から加熱することによ
り、放熱損失を低減し、効果的に加熱器2の輻射熱を触
媒1に伝えることができ、加熱器2の内部に温度センサ
3を設けて温度を検出するため、高精度で、応答性に優
れた温度制御を行なうことができる。
に伸縮可能なCリング状のスペーサ7を圧入することに
より、簡潔な構成で複数の触媒1の位置決めが可能とな
る。スペーサ7により、触媒1の間に隙間ができるが、
この隙間で触媒1内を通過する反応ガスが乱れを発生
し、触媒1から反応ガスへの対流熱伝達特性が向上する
ため、加熱効率も高められる。
分を含む反応ガスをガス流入部12から脱臭装置内に流
入させる。反応ガスはガス通路部4内の触媒1を通過す
る際、触媒1表面から対流熱伝達により、加熱されると
ともに酸化されて無害、無臭となり、ガス流出部13か
ら排気される。
し、ガス流入部12を下側に、ガス流出部13を上側に
位置させることにより、自然対流(ドラフト)を活か
し、効果的に下側のガス流入部12から上側のガス流出
部13までの圧損を低減することができる。
ているため、周囲温度の影響を除去でき、加熱器2の温
度検出精度を高めることができ、加熱器2の温度が局所
的に上昇することもなく、加熱器2の長寿命化が可能と
なる。
を加熱器の内部に設けているが、これを、図2に示すよ
うに、加熱器2の壁面の内側に直接接して設置すること
も適宜可能である。このことにより、より高精度で、応
答性に優れた温度制御を行なうことができる。また過加
熱時にも、加熱器2の最高温度を検出できることから、
最も有効に安全性を確保することができる。さらに、温
度センサ3を加熱器2と別設することなく、一体化でき
るため、触媒反応器として、構成を簡素化できる。
ス通路部4の両端部近傍にガス流入部12とガス流出部
13を連通させているため、構造が簡潔になるととも
に、ガス通路部4の真円度、円筒度等の寸法精度が良
く、触媒1の保持性も向上する。
押し部6を設けることにより、組み立て時に容易に触媒
1の位置決めができ、部材を増やすこともないものであ
る。本実施例では、段押し部6をガス通路部4の下方
(上流側)に設けているが、触媒1の位置決めができる
ものであれば設定箇所、形状は問わない。例えば、図2
に示されるようなリング6を設けても位置決めは容易に
行える。
ガス流通部4の外面に接合する2個のフランジ部8を位
置させ、2個のフランジ部8の間に断熱材9を設置し、
断熱材9を固定させる断熱材保持具10を設けることに
より、簡潔な構成で断熱性能を高めることが可能とな
る。特に触媒1、または触媒近傍の反応ガスを400℃
以上にする場合でも、放熱損失を低減し、加熱器2から
触媒1に有効に熱を伝えることができる。断熱材保持具
10として、突出部10aと差し込み孔部10bを有す
る同形の2個の部材を組み合わせることにより、低コス
ト化を図ることができる。
されているため、フランジ部8に温度ヒューズ(過昇防
止装置)11を設置することにより、応答精度を高め、
火災等に対する安全性を確保することができる。
搭載したものである。生ごみを収納する内容器16には
回転刃17と固定刃18を設けており、内容器16の上
方には乾燥ヒーター19と乾燥ファン20を設置してい
る。この内容器は、乾燥処理をする生ごみを入れるため
の容器であり、上部に把手(図示せず)等を取りつけ
て、取り外し、持ち運び自在であることが望ましい。ま
た、生ごみや乾燥処理後のごみがこびり付くのを防止す
るため、内容器16の内面にフッソ樹脂等によりこびり
付き防止処理をしておくのが望ましい。
器22を設けている。断熱容器21としては、内部を真
空にした真空断熱容器が効果的であるが、内部に断熱材
を封入したもの、あるいは、断熱容器21の材料(合成
樹脂等)の断熱作用によっても構わない。
装置24を設けている。外容器22の冷却用として、冷
却ファン25を設け、冷却風の出口には排気フード26
を設置している。乾燥ヒーター19や乾燥ファン20は
蓋27に設置している。蓋27の近傍には操作部28を
設けている。外容器22の近傍には制御部29を設けて
いる。脱臭装置24の出口は生ごみ処理機の外側に位置
させている。
3において、乾燥ヒーター19と乾燥ファン20を作動
させ、生ごみを加熱すると、生ごみから水蒸気が発生
し、内容器16から外容器22に移動する。外容器22
は冷却ファン25により、冷却されているため、外容器
22の内壁で水蒸気は凝縮し、凝縮容器23に収納され
る。そして、残りの臭気を含む水蒸気ガスは脱臭装置2
4に移動し、酸化脱臭処理された後、排気フード26か
ら排出される。脱臭装置24の出口を生ごみ処理機の外
側に位置させることにより、触媒1でも処理が困難な硫
黄酸化物や塩素化合物が脱臭装置24から排出されて
も、機器に対する悪影響を回避することができる。
る。
置の断面図であり、31は加熱器であり、32の端子を
通って得られる電力により発熱する。33は円筒型でハ
ニカム状の触媒であり、ヒータ31で加熱され、35の
ガス流入部から通ってくるガスの臭気成分を酸化分解、
脱臭する。脱臭されたガスは36のガス流出部を通って
排気される。34は外筒であり全体を支え、ガスの漏れ
ない構造をなしている。37、38、39はそれぞれ触
媒下流側端部近傍の加熱器31の一部分、触媒中央部近
傍の加熱器31の一部分、触媒上流側端部近傍の加熱器
31の一部分を範囲として便宜的に示したものである。
ンレス等からなるパイプ40とマグネシア等からなる充
填剤41およびニッケルクロム等からなるヒータ線42
から構成されている。
端子32と連結した図示していない電力供給部から通電
されると、加熱器31内部のヒータ線42は発熱する。
この時図5のようにヒータ線42は巻き線の間隔を変え
ているので、密に巻いているところでは発熱量が大き
く、粗に巻いているところでは発熱量が小さい。よって
触媒下流側端部近傍の加熱器31の一部分7および触媒
上流側端部近傍の加熱器31の一部分39は触媒中央部
近傍の加熱器31の一部分38よりも単位面積当たりの
加熱出力が大きくなる。しかしそれぞれに対応するパイ
プ40の表面温度を比べるとの熱伝導もあるので、加熱
出力の違いに比べ均一に近くなる。
2がピッチを一定にしたとすると加熱出力も一定となり
表面の温度分布は中央部ほど高いものとなり不均一にな
ってしまう。
きさや加熱器31の出力や長さによって大きく違うが、
本実施例の基となった実験によると、同じ電力の入力で
加熱器31表面の最高温度は均一化によって100度以
上下がり、触媒両端部付近の加熱器31表面温度は12
0度以上上がり、均一度合いが大きく増した。
される。本実施例では触媒33の成分としてカルシウム
アルミネートを担体としたものに白金を担持したものを
使用し、その活性温度は臭気成分によって多少異なる
が、排気ガスが乾燥した状態において約200℃である
ので、触媒3を少なくとも200℃以上にしなければな
らない。さらに、排気ガスが水蒸気を含んだ条件では、
より高温状態すなわちやく350℃以上の温度が求めら
れる。
同じものを使用すると、触媒温度200℃以上に保持す
るためには、本実施例のように加熱器31の両端部と中
央部の加熱出力の違うものを使用するものに比べ、全体
の入力(電力)が大きく必要であり、しかも加熱器31
の表面温度が著しく高くなってしまう。加熱器31の表
面温度が高いとパイプ40及びヒータ線42の耐久性が
落ちてしまうことになる。入力を落として加熱器31表
面最高温度を下げ、耐久性を保たせると今度は逆に触媒
の温度分布が不均一となり、活性温度に達しない部分が
発生してしまう。こうなると良好な脱臭性能は期待でき
ない結果となってしまう。
の触媒処理装置では、性能を落とすこと無く消費電力の
小さい耐久性の高い触媒処理装置を提供することが可能
になるわけである。
に加熱された触媒33は、ガス入口35を通ってきた臭
気成分を酸化分解して脱臭し、臭いの無いガスとしてガ
ス出口36から排気される。
は、目的ガスの量や、使用する触媒や加熱器31によっ
て大きく違うわけであるので、本発明は加熱器31の両
端部と中央部の加熱出力の差の度合いやその範囲の比等
の量について言及しているものではなく、触媒の低温部
が高温になり、加熱器31表面の高温部が低温になるよ
うにする手段について言及しているものである。
置によれば、次のような効果を得ることができる。
られ、前記生ごみ処理機から排出される悪臭成分ガスを
流入させるガス流入部と、前記ガス流入部に略直交して
連通するガス通路部と、前記ガス通路部に連通するガス
流出部と、前記ガス通路部内に位置させた触媒と、前記
触媒を加熱する加熱器とを設けた構成とすることによっ
て、脱臭性能が高く、生ごみ等の廃棄物から発生する臭
気を著しく低減できる。
ガス通路部の両端部近傍にガス流入部とガス流出部を連
通させているため、構造が簡潔になるとともに、ガス通
路部の真円度、円筒度等の寸法精度が良く、触媒の保持
性も向上する。
ガス通路部の外面に接合する2個のフランジ部を位置さ
せ、2個のフランジ部の間に断熱材を設置し、断熱材を
固定させる断熱材保持具を設けることにより、簡潔な構
成で断熱性能を高めることが可能となる。特に触媒、ま
たは触媒近傍の反応ガスを400℃以上にする場合で
も、放熱損失を低減し、加熱器から触媒に有効に熱を伝
えることができる。
防止装置)を設置することにより、応答精度を高め、火
災等に対する安全性を確保することができる。
貫通させ、触媒を内側から加熱することにより、放熱損
失を低減し、効果的に加熱器の輻射熱を触媒に伝えるこ
とができ、運転コストの安い触媒反応器を実現できる。
出部近傍の単位面積当たりの出力を、他の部分の単位面
積当たりの出力より大きくしたことにより、第一第二の
手段を合わせたもので、触媒全体の温度が均一に高温に
保たれ、かつヒータの表面の最高温度を低く抑えること
が出来る。
成で触媒を保持でき、断熱性能が優れ、低圧損の脱臭装
置を提供するとともに、加熱器の長寿命化を図り、的確
な温度制御が可能な触媒反応器を提供するものである。
理機の断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 生ごみ処理機の排気経路に設けられ、前
記生ごみ処理機から排出される悪臭成分ガスを流入させ
るガス流入部と、前記ガス流入部に略直交して連通する
ガス通路部と、前記ガス通路部に連通するガス流出部
と、前記ガス通路部内に位置させた触媒と、前記触媒を
加熱する加熱器とを設け、ガス通路部をパイプ形状に形
成し、ガス流入部とガス流出部との間にガス通路部の外
面に接合する複数のフランジ部を設け、これらのフラン
ジ部の間に断熱材を設け、フランジ部にヒューズを設け
た触媒反応器。 - 【請求項2】 生ごみ処理機の排気経路に設けられ、前
記生ごみ処理機から排出される悪臭成分ガスを流入させ
るガス流入部と、前記ガス流入部に略直交して連通する
ガス通路部と、前記ガス通路部に連通するガス流出部
と、前記ガス通路部内に位置させた触媒と、前記触媒を
加熱する加熱器とを設け、加熱器の、ガス流入部および
ガス流出部近傍の単位面積当たりの出力を、他の部分の
単位面積当たりの出力より大きくした触媒反応器。 - 【請求項3】 生ごみ処理機の排気経路に設けられ、前
記生ごみ処理機から排出される悪臭成分ガスを流入させ
るガス流入部と、前記ガス流入部に略直交して連通する
ガス通路部と、前記ガス通路部に連通するガス流出部
と、前記ガス通路部内に位置させた触媒と、前記触媒を
加熱する加熱器とを設け、ガス通路部をパイプ形状に形
成し、加熱器の、ガス流入部およびガス流出部近傍の単
位面積当たりの出力を、他の部分の単位面積当たりの出
力より大きくした触媒反応器。 - 【請求項4】 生ごみ処理機の排気経路に設けられ、前
記生ごみ処理機から排出される悪臭成分ガスを流入させ
るガス流入部と、前記ガス流入部に略直交して連通する
ガス通路部と、前記ガス通路部に連通するガス流出部
と、前記ガス通路部内に位置させた触媒と、前記触媒を
加熱する加熱器とを設け、棒状の加熱器を触媒の中央近
傍に貫通させ、加熱器の、ガス流入部およびガス流出部
近傍の単位面積当たりの出力を、他の部分の単位面積当
たりの出力より大きくした触媒反応器。 - 【請求項5】 生ごみ処理機の排気経路に設けられ、前
記生ごみ処理機から排出される悪臭成分ガスを流入させ
るガス流入部と、前記ガス流入部に略直交して連通する
ガス通路部と、前記ガス通路部に連通するガス流出部
と、前記ガス通路部内に位置させた触媒と、前記触媒を
加熱する加熱器とを設け、ガス通路部をパイプ形状に形
成し、棒状の加熱器を触媒の中央近傍に貫通させ、加熱
器の、ガス流入部およびガス流出部近傍の単位面積当た
りの出力を、他の部分の単位面積当たりの出力より大き
くした触媒反応器。
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