JP3266997B2 - 収納ケースの着脱装置 - Google Patents

収納ケースの着脱装置

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JP3266997B2
JP3266997B2 JP20825393A JP20825393A JP3266997B2 JP 3266997 B2 JP3266997 B2 JP 3266997B2 JP 20825393 A JP20825393 A JP 20825393A JP 20825393 A JP20825393 A JP 20825393A JP 3266997 B2 JP3266997 B2 JP 3266997B2
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case
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drawer tray
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一郎 豊島
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Omron Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば自動券売
の内部に構成されるような硬貨収納ケースに関し、さ
らに詳しくは収納ケースの着脱管理性能を高めた収納ケ
ースの着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、硬貨を取扱う硬貨収納ケースの着
脱装置を例にとって説明すると、この硬貨収納ケースの
着脱装置は自動券売機等の内部に構成され、図4に示す
ように、例えば500円、100円、50円、10円の
4種類の金種別収納ケース41〜44を着脱可能に搭載
した引出しトレー45を装置本体46から装置外部に引
出し許容して設け、収納された硬貨47…の回収時には
係員が引出しトレー45を外部に引出して回収処理して
いる。
【0003】この硬貨回収時は、引出した引出しトレー
45から係員がさらに個々の金種別収納ケース41〜4
4を取外して硬貨を回収し、この硬貨回収後に再び取付
ける着脱操作を要しているため、引出しトレー45に金
種別収納ケースを未着のままで引出しトレー45を装置
本体46に装着してしまう場合があり、このときは未着
の金種別収納ケース42に導かれた硬貨47が、ケース
下方に落下して硬貨の回収不良を発生させたり、装置を
ダウンさせてしまう。それゆえ、各金種別収納ケース毎
に、ケース取付けの有無を検知する各ケース検知器を装
備して、ケース未着状態の不適なトレーの取付けを防止
するように構成している。
【0004】しかし、ケース検知器が劣化、損傷、故障
した場合は、検知精度の低下や検知不良を発生してしま
いケース着脱管理の信頼性に乏しく、またケース検知器
の検知信号に対応させて報知出力させる報知装置を要す
るなどコスト高となる問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、引
出しトレーの装着に際して、ケース未着状態の不適な引
出しトレーの場合は、装置本体への装着を規制して収納
ケースの未着取付けを完全に解消することができる信頼
性の高いケース管理性能を有する収納ケースの着脱装置
の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の収納
ケースを着脱可能に搭載した引出しトレーを装置本体か
ら引出し許容して設けた収納ケースの着脱装置であっ
て、上記引出しトレーの各収納ケースの装着位置に枢支
軸を中心に回動自在に装備され、上方からの収納ケース
の装着動作に連動して回動されて退避移動し、上方への
収納ケースの離脱動作に連動して回動されて退避移動を
解くケース対応レバーと、上記装置本体の引出しトレー
装着通路に形成され、上記引出しトレーの装着時に退避
移動が解かれたケース対応レバーを係止するトレー装着
規制手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明によれば、引出しトレーを装置本体に
装着するとき、この引出しトレーに正規の収納ケースが
全て装着された装着完了の場合は、上方からの各収納ケ
ースの装着に伴い各ケース対応レバーが収納ケースの装
着動作に連動して回動されて退避移動し、装置本体のト
レー装着規制手段と非対応となって、引出しトレーを装
置本体に円滑に装着セットする。これに対し、収納ケー
スの装着忘れ等で引出しトレーに収納ケース未着がある
場合は、その未着位置のケース対応レバーが収納ケース
の離脱動作に連動して回動されて退避移動が解かれたま
まとなり、引出しトレーを装置本体に装着する時、この
退避移動が解かれたケース対応レバーがトレー装着規制
手段に係止対応して装置本体への装着が規制される。
【0008】
【発明の効果】この結果、引出しトレーを装置本体の定
位置にスライドさせて装填する際、引出しトレーに収納
ケースの未着があれば、装置本体への装填スライド動作
を規制するため、この引出しトレーの装填段階で収納ケ
ース着脱の適否をトレーの着脱操作に機械的に連動させ
て明確に判定することができ、信頼性の高い収納ケース
の管理ができる。しかも、収納ケースの着脱に対する検
知器や報知装置等の電気的な管理設備が不要となるため
確実に低コスト化が図れる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は硬貨収納ケースの着脱装置を示し、図1
において、この硬貨収納ケースの着脱装置は、500円
硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨の4金種
の硬貨収納ケース11〜14を着脱可能に搭載した引出
しトレー15を、装置本体16の一側面から装置外部に
引出し許容して構成している。
【0010】上述の引出しトレー15は、このトレー着
脱方向の上面に4連のケース装着凹部17〜20と、ケ
ース対応レバー21〜24を備え、各ケース装着凹部1
7〜20に金種別の各硬貨収納ケース11〜14を上方
より個別に対応させて着脱許容して搭載している。これ
らケース装着凹部17〜20の下方に、各ケース対応レ
バー21〜24を対設している。
【0011】上述のケース対応レバー21〜24は、枢
支ピン21a〜24aを介して引出しトレー15に枢着
し、枢支ピン21a〜24aに付設した図示しない付勢
バネの付勢力によりレバーが枢支ピン21a〜24aを
回動支点に回動(図中時計方向)付勢されており、ケー
ス装着凹部17〜20に硬貨収納ケース11〜14を装
着したケース搭載状態では、これらのケース11〜14
の自重を受けてレバー上端部が押し下げられ、レバー2
1〜24は枢支ピン21a〜24aを中心に回動して水
平状態に保持される。
【0012】一方、硬貨収納ケース11〜14をケース
装着凹部17〜20より取外した離脱状態では、ケース
11〜14の自重が回避された自由状態となり、レバー
21〜24は回動復帰してレバー上端部が上方のケース
装着凹部17〜20の装置本体側の一端に係止されて、
ケース対応レバー21〜24は水平状態から略起立状態
に保持され、硬貨収納ケース11〜14の装着動作に連
動して水平状態と起立状態に傾動する。
【0013】次に、引出しトレー15を出入れする装置
本体16のトレー装着通路25の外端側上面には、起立
状態にあるケース対応レバー21〜24の下端部をトレ
ー装着時に係止するトレー装着規制突片26を起立突設
している。
【0014】このトレー装着規制突片26は、図2に示
すように、硬貨収納ケース11〜14が全て装着され
て、各ケース対応レバー21〜24がケースにより横向
きに押下された水平状態のときは、レバー下端部が上動
退避した非接触高さ位置となって係止回避し、一方、図
3に示すように、ケース未着で同レバー21〜24の上
端部が押下されない起立状態のときは、このレバー下端
部に係止対応してストッパの役目をする高さ位置に突設
している。このため、ケース未着状態では引出しトレー
15の装填段階で機械的に連動させて規制することがで
き、常に硬貨収納ケースを適正状態に装着して運用する
ことができる。
【0015】通常、引出しトレー15を装置本体16に
装填した運用状態では、装置内部の金種別の硬貨回収通
路27〜30より硬貨を落下収納して各硬貨収納ケース
11〜14に硬貨を選別して受入れる。そして、硬貨回
収時には引出しトレー15を装置本体11より引出し
て、各硬貨収納ケース11〜14内に収納されている硬
貨を係員が取出して回収する。
【0016】このように構成された硬貨収納ケースの着
脱装置の着脱使用状態を次に説明する。今、装置本体1
6から係員が引出しトレー15を引出して硬貨を回収す
る硬貨回収操作が終了し、この操作が終了した引出しト
レー15を再びスライドさせて装置本体16に装着する
とき、この引出しトレー15に正規の硬貨収納ケース1
1〜14が全て装着された正規装着の場合は、各硬貨収
納ケース11〜14の正規装着に伴い各ケース対応レバ
ー21〜24が硬貨収納ケース11〜14の装着動作に
連動して水平状態に退避移動し、トレー装着規制突片2
6とは係止回避された状態となって、引出しトレー15
を装置本体16内に円滑にスライドさせて装着セットす
ることができる。
【0017】一方、ケースの装着忘れ等で引出しトレー
15にケース未着がある場合は、その未着位置のケース
対応レバーが硬貨収納ケースの離脱動作に連動して上向
きに傾動した起立状態となる。したがって、引出しトレ
ー15を装置本体16に装着する時は、この起立状態の
ケース対応レバーがトレー装着規制突片26に係止され
て、装置本体16へのトレー15の装着操作が規制され
る。
【0018】上述のように、引出しトレーを装置本体の
定位置にスライドさせて装填する際、引出しトレーに硬
貨収納ケースの未着があれば、装置本体への装填スライ
ド動作を規制するため、この引出しトレーの装填段階で
硬貨収納ケース着脱の適否をトレーの着脱操作に機械的
に連動させて明確に判定することができ、信頼性の高い
硬貨収納ケースの管理ができる。しかも、硬貨収納ケー
スの着脱に対する検知器や報知装置等の電気的な管理設
備が不要となるため確実に低コスト化を図ることができ
る。
【0019】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の収納ケースは、実施例の硬貨収納
ケース11〜14に対応し、以下同様にケースの装着位
置は、ケース装着凹部17〜20に対応し、枢支軸は、
枢支ピン21a〜24aに対応し、トレー装着規制手段
は、トレー装着規制突片26に対応するも、この発明
は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の硬貨収納ケースの着脱装置を示す
側面図。
【図2】 この発明の引出しトレーの装着許容状態を示
す要部拡大側面図。
【図3】 この発明の引出しトレーの装着規制状態を示
す要部拡大側面図。
【図4】 従来の金種別収納ケースの未着使用状態を示
す説明図。
【符号の説明】
11〜14…硬貨収納ケース 15…引出しトレー 16…装置本体 17〜20…ケース装着凹部 21〜24…ケース対応レバー 25…トレー装着通路 26…トレー装着規制突片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の収納ケースを着脱可能に搭載した引
    出しトレーを装置本体から引出し許容して設けた収納ケ
    ースの着脱装置であって、 上記引出しトレーの各収納ケースの装着位置に枢支軸を
    中心に回動自在に装備され、上方からの収納ケースの装
    着動作に連動して回動されて退避移動し、上方への収納
    ケースの離脱動作に連動して回動されて退避移動を解く
    ケース対応レバーと、 上記装置本体の引出しトレー装着通路に形成され、上記
    引出しトレーの装着時に退避移動が解かれたケース対応
    レバーを係止するトレー装着規制手段とを備えた収納ケ
    ースの着脱装置。
JP20825393A 1993-07-30 1993-07-30 収納ケースの着脱装置 Expired - Lifetime JP3266997B2 (ja)

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JPH0744749A JPH0744749A (ja) 1995-02-14
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