JP3265522B2 - 光記録方法及び光記録装置 - Google Patents

光記録方法及び光記録装置

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JP3265522B2
JP3265522B2 JP34563493A JP34563493A JP3265522B2 JP 3265522 B2 JP3265522 B2 JP 3265522B2 JP 34563493 A JP34563493 A JP 34563493A JP 34563493 A JP34563493 A JP 34563493A JP 3265522 B2 JP3265522 B2 JP 3265522B2
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信一 栗田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録方法及び光記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録は、現在、レーザビームの熱的性
質が専ら利用されて記録が成されており、記録媒体(光
ディスク)としては、一度だけ記録可能なライトワン
ス型光ディスク(孔開けタイプ)、例えば薄い金属膜も
しくはサーメット膜を記録層とする光ディスク、記
録、再生、消去が繰り返し何度でも可能な光ディスク、
例えば磁性薄膜を記録層とする光磁気ディスク、結晶相
と非晶質相との間で相変化する金属膜もしくはサーメッ
ト膜を記録層とする相変化光ディスクなどが挙げられ
る。
【0003】光ディスクには、これから情報を記録する
トラックが渦巻き状又は同心円状に何万本も形成されて
いる。このトラック上に0と1に相当する2種の情報単
位が形成され、情報が記録される。実際には、トラック
それ自身(つまり、地の部分)が0又は1の一方に相当
する第1情報単位を示し、トラック上に点々と又は島状
に0又は1の他方に相当する第2情報単位(最近、これ
をマークと呼ぶ)が形成される。この場合、マークの有
無、マーク間隔、マークの長さ、マーク形成開始位置
(つまり、マークの前エッジ位置)、マーク形成終了位
置(つまり、マークの後エッジ位置)等が情報を表す。
特にマークのエッジ位置が情報を表す方法はマーク長記
録と呼ばれる。
【0004】光記録装置は、主として、レーザビーム光
源、該光源からレーザビームを光ディスクに照射する照
射光学系、レーザビーム強度を記録すべき情報に従い変
調する変調手段、並びに光ディスクの回転手段からな
る。光磁気記録装置の場合には、更にビームの照射位置
にバイアス磁界を印加する磁気手段が付加される。
【0005】光記録はレーザビームの熱的性質を専ら利
用する(ヒートモード)ので、原理的には、レーザビー
ム強度を相対的に高い第1レベルと相対的に低い基底レ
ベル(第2レベル)との間でパルス変調すればよく、第
1レベルのとき、マークが形成され、第2レベルのと
き、マークは形成されない。
【0006】つまり、1つのパルスで1つのマークが形
成される。第2レベルはマークを形成しないので、第2
レベルはゼロでもよい。しかし、マークを形成したいと
き、言い換えれば、マークの前エッジを形成したいと
き、形成直前のディスク温度状態を、常に積極的に一定
温度状態に保っておくことが好ましい。そうしないと、
前エッジ位置が形成直前の温度状態に依存して変動する
ことになる。変動は、高密度で記録しようとすると、障
害となる。
【0007】そこで、光ディスクを所定の温度Θpre に
余熱してプレヒート状態にしておくことが好ましく、第
2レベルはこのプレヒート状態(温度Θpre )を保つ強
度Ppre とすることが一般的である。温度Θpre は、マ
ーク形成直前のディスクの温度が、ビームのピーク温度
位置又はスポット中心位置で記録する情報(データ)パ
ターンによらず一定の温度であり、Ppre は以下の式で
示される。
【0008】 Θpre =A×Ppre ×{1−exp(−∞/τ)}+ΘA …式(3)
【0009】但し、A(℃/mW)は、当該ディスクと
スポットと記録線速度によって決定されるレーザビーム
強度の熱効率であり、ΘA (℃)はビームを全く照射し
ていない状態でのディスク温度である。
【0010】マークの形成方法の第1は、単純に1つの
パルスで1つのマークを形成する方法である。図13
は、この第1の方法で1つのマークを形成する場合のレ
ーザビーム強度の波形図である。図13に示すように、
マーク形成を開始すべくレーザビーム強度を基底レベル
(第2レベル)Ppre から立ち上げ、立ち上げた強度
(第1レベル)PW1を半値幅で時間TW1維持した後、P
pre に立ち下げるパルス波形となる。この場合には、マ
ーク長が長くなったとき、熱蓄積による弊害がでる。
【0011】その弊害とは、マーク形成を終了すべくレ
ーザビーム強度をPpre に立ち下げても、それまでの熱
蓄積があるので、媒体温度がマーク形成開始温度以下に
なかなか下がらない。そのため、マーク長さが不用意に
長くなってしまったり、マークの幅が不用意に太くなる
ことである。この弊害を「マーク形成の終了位置、つま
りマークの後エッジ位置の、記録データパターン依存
性」と言う。この依存性は、高密度記録にとって障害に
なり、データの弁別性を低下させる。
【0012】マーク形成方法の第2は、この問題を幾分
か解決するものである。図14は、この第2の方法で1
つのマークを形成する場合のレーザビーム強度の波形図
である。この方法では、長いマークを形成するとき、図
14に示すように、マーク形成を開始すべくレーザビー
ム強度を前記Ppre から立ち上げるとき、立ち上げた強
度をPW1とし、その強度PW1を時間TW1維持した後、マ
ーク形成が開始されたならば、PW1より少し小さい強度
PW2に下げてマーク形成を続け、最後に、マーク形成を
終了すべく、レーザビーム強度をPpre に立ち下げるの
である。この方式は特にプリパルス方式と呼ばれる。
【0013】次にマーク形成方法の第3の方法について
説明する。図15は、この第3の方法で1つのマークを
形成する場合のレーザビーム強度の波形図である。図1
5に示すように、マークを形成すべく、光記録媒体に照
射するレーザビーム強度を、Ppre からPpre より高い
強度PW1へ立ち上げ、PW1を時間TW1維持した後PW1よ
り低い強度PLTに立ち下げ、その後PLTとPLTより高い
強度PW2との間で強度変調させるのである。PW2を維持
する時間はTW2、PLTとPW2との間で強度変調させる際
の変調周期はTp である。
【0014】この方式は、本来1つのパルスであるべき
波形(図13参照)が、先頭の小パルスと1又は2以上
の後続の小パルスとからなる波形となっており、パルス
トレイン(pulse train )方式と呼ばれる。この場合に
は、マーク形成中の光ディスクのレーザビーム照射位置
の温度は、一般に高い温度付近で上下に変動する。
【0015】他方、高密度記録の場合、次のマークの開
始位置が、前のマークの終了位置に依存して変動してし
まう問題があった。このことを「マーク形成の開始位
置、つまりマークの前エッジ位置の、記録データパター
ン依存性」と言う。この問題を解決するため、マーク形
成を終了すべくレーザビーム強度を立ち下げるとき、一
旦、Ppre より低いPLBに下げて、時間Toff 後Ppre
に立ち上げる光記録方式が提案された。
【0016】図16は、この方式で1つのマークを形成
する場合のレーザビーム強度の波形図である。この方式
では、前のマーク長さがどんなであっても、次のマーク
形成は所定の位置から開始される。つまり、次のマーク
にとっては、前のマークからの熱的影響が遮断されてい
る訳である。このように熱的影響が遮断される条件のこ
とを「熱遮断条件」と呼び、これはPpre とPLBとTof
f で示される。
【0017】レーザビーム強度がPW1又はPW2から低下
し、PLBを経てPpre になったとき、光ディスクの温度
はマーク形成が可能な高い温度(以下、Θtop とする)
から降温し、やがてプレヒート状態の温度Θpre で一定
になる。この場合に降温プロフィールは2通りある。
【0018】第1は、Θtop から単調に低下してΘpre
に達し、そのまま横ばい(一定)となる降温プロフィー
ルである。第2は、Θtop から低下し、一旦、Θpre 以
下になり、今度は昇温を始めてΘpre に達し、そのまま
横ばい(一定)となる降温プロフィールである。いずれ
にせよ、光ディスクの温度がΘpre で一定になっていな
いと、次のマーク形成の開始位置、つまりマークの前エ
ッジ位置が所望の通りにならない。いずれの場合にも、
Θtop から低下しΘpre で一定になるまでの時間をTtc
と呼ぶ。
【0019】記録密度を高めるべく、Ttc時間過ぎる前
に次のマークを形成させると、マークの前エッジ位置が
記録データパターン依存性を持ってしまい、データ弁別
性が低下する。そこで、Ttc時間過ぎた後、次のマーク
を形成させることになるが、このTtcが長いと次のマー
クとの間隔を長くせざるをえないので、記録密度が粗く
なる。このTtcを短くする条件が熱遮断条件であるとも
言える。
【0020】図17は、パルストレイン及び熱遮断方式
でマークを形成した場合の、各時刻のレーザビームのス
ポット中心の温度又は各時刻のピーク温度のグラフであ
る。熱遮断が足りないと、図17に一点鎖線で示す降温
プロフィールが得られ、長いTtcがもたらされる。ま
た、熱遮断が過ぎると図17に二点鎖線で示す降温プロ
フィールが得られ、同じく長いTtcがもたらされる。最
適な熱遮断条件では、図17に実線で示す降温プロフィ
ールが得られ、最短のTtcがもたらされる。
【0021】本発明者は本願とは別に、使用される光デ
ィスク毎に最短のTtcを得るための最適な熱遮断条件を
決定する方法を提案した。すなわち、光記録媒体に照射
するレーザビーム強度を、前記媒体面上の温度がある一
定温度Θpre となるプレヒート状態を保つ強度Ppre か
らPpre より高い強度PW1へ立ち上げて前記媒体面上に
マークを形成し、PW1を時間TW1維持した後Ppre より
低い強度PLBに立ち下げ、時間Toff 後Ppre に立ち上
げる熱遮断方式において、前記各値を下記式(2)を満
足する組合せとして求める光記録の熱遮断条件決定方法
である。
【0022】 Toff =τ×ln[{( PW1- PLB)-( PW1- Ppre)×exp(- TW1/ τ)}÷( Ppr e-PLB)]…式(2)
【0023】なお、この式において、τは光記録におけ
るディスクの熱時定数で、本発明者はこのτがディスク
によって異なることを発見し、更にこのτを測定する方
法を考案した。このτについては、後述する。
【0024】このように使用する光ディスクの熱時定数
τを前記式(2)に代入して決定した熱遮断条件を用い
てデータの記録を行えば図17に示したTtcが最小とな
る。すなわち、この式(2)により決定された熱遮断条
件を用いてデータの記録を行えば、次のマークの形成位
置(マークの前エッジ位置)が前のマークによらず常に
所定の位置となる。このため、記録データパターン依存
性、データの弁別性の低下がなくなり、高密度記録が可
能となる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】このように、光記録に
おいては、熱遮断とプレヒートによって一定の温度状態
を保持しているが、この温度状態Θpre を実現するには
必ず前のマークからの熱の流れ込みが必要であり、前の
マークからの熱干渉(降温)とプレヒートによる加熱
(昇温)をバランスさせることが重要である。
【0026】しかしながら、最初に形成されるマークに
ついては、前のマークが存在しないため前のマークから
の熱の流れ込みがなく、前述のようにマーク形成直前の
温度状態を一定にすることができない。このため、従来
においては、最初に形成されるマーク(以下、「第1の
マーク」と称する。)については、前エッジの形成が正
確にできないとの問題があった。
【0027】本発明は、かかる問題を解決すべくなされ
たもので、第1のマークの前エッジの形成を正確に行う
ことができる光記録方法及び光記録装置を得ることを目
的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
本発明は以下のような構成とした。すなわち、請求項1
の発明は、「ディスク状の記録媒体を回転させるととも
に、該記録媒体に対して記録すべき二値化情報に従って
強度変調したレーザビームを照射して該照射点を加熱す
ることによりマークを形成して該マークの列により一定
の情報を記録する光記録方法において、前記マーク列を
構成するマークのうち前記最初のマークの形成開始位置
の記録媒体の温度は、前記レーザビームを照射しない状
態の記録媒体の温度より高くかつ前記マーク形成時の記
録媒体の温度より低い所定温度Θpre であり、前記温度
Θpre が他のマークの開始位置の記録媒体の温度と等し
い温度となるように、前記レーザビームにより前記記録
媒体を加熱し、かつ前記最初のマークを形成する前にダ
ミーのマークを形成することを特徴とする光記録方
法。」である。
【0029】請求項2の発明は、「前記最初のマークを
形成する前に、レーザビームを基底強度Pb からPb よ
り高い強度Ppre に立ち上げて照射し、前記温度Θpre
とみなせる温度まで前記記録媒体を加熱することを特徴
とする請求項1記載の光記録方法。」である。
【0030】請求項3の発明は、「レーザビームを基底
強度Pb から強度Ppre に立ち上げ、前記強度Ppre で
十分な時間照射したとき、記録媒体の温度が前記温度Θ
preとなる場合、前記ダミーのマークは、最初のマーク
を形成する前に、前記媒体に照射するレーザビーム強度
を前記強度Ppre からPpre より高い強度PW1へ立ち上
げ、PW1を時間TW1維持した後Ppre より低い強度PLB
に立ち下げ、時間Toff 後Ppreに立ち上げることによ
り形成することを特徴とする請求項1記載の光記録方
法。」である。
【0031】請求項4の発明は、「ディスク状の記録媒
体を回転させる回転手段と、前記記録媒体にマーク列を
形成して情報を記録するためのレーザビームを発生させ
る光源と、記録すべき二値化情報に従って前記レーザビ
ームを強度変調して前記記録媒体に照射する変調手段と
を備えた光記録装置において、前記マーク列を構成する
マークのうち最初のマークの形成開始位置の記録媒体の
温度は、前記レーザビームを照射しない状態の記録媒体
の温度より高くかつ前記マーク形成時の記録媒体の温度
より低い所定温度Θpre であり、前記温度Θpre が他の
マークの開始位置の記録媒体の温度と等しい温度となる
ように、レーザビーム強度を変調し、かつ前記最初のマ
ークを形成する前にダミーのマークを形成する手段を備
えたことを特徴とする光記録装置。」である。
【0032】請求項5の発明は、「最初のマークを形成
する前に、レーザビームを基底強度PbからPb より高
い強度Ppre に立ち上げて照射し、前記温度Θpre とみ
なせる温度まで前記記録媒体を加熱することを特徴とす
る請求項4記載の光記録装置。」である。
【0033】請求項6の発明は、「レーザビームを基底
強度Pb から強度Ppre に立ち上げ、前記強度Ppre で
十分な時間照射したとき、記録媒体の温度が前記温度Θ
preとなる場合、最初のマークを形成する前にダミーの
マークを形成すべく、前記記録媒体に照射するレーザビ
ーム強度を、前記強度Ppre からPpre より高い強度P
W1へ立ち上げ、PW1を時間TW1維持した後Ppre より低
い強度PLBに立ち下げ、時間Toff 後Ppre に立ち上げ
る変調手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の光
記録装置。」である。
【0034】また、請求項1または請求項4の発明にお
いては、レーザビームを基底強度Pb から強度Ppre に
立ち上げ、前記強度Ppre で十分な時間照射したとき、
記録媒体の温度が前記温度Θpre となる場合、最初のマ
ークを形成するTa 時間前に、レーザビームを基底強度
Pb から強度Pa に立ち上げ、前記強度Pa で時間Ta
照射し、レーザビーム強度Pa 及びPa を維持する時間
Ta を下記式(1)を満足する組み合わせとして求めて
もよい。 Ppre −Pb =(Pa −Pb )×{1−exp(−Ta /τ)}…式(1) (τは前記記録媒体の熱時定数)
【0035】また、請求項3または請求項6の発明にお
いては、前記各値を下記式(2)を満足する組合せとし
て求めてもよい。 Toff =τ×ln[{( PW1- PLB)-( PW1- Ppre)×exp
(- TW1/ τ)}÷( Ppre-PLB)] …式(2) (τは前記記録媒体の熱時定数)
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【作用】まず、熱時定数τについて説明する。図7は、
記録すべきデータ信号のパターン(波形)の一例(図7
(1) )、そのときのレーザビームの発光及び消光を示す
チャート(光源へ入力する電力のチャート)(図7(2)
)、そのときのディスクの温度プロフィール(昇温プ
ロフィール)(図7(3) )、及び形成されるマークの関
係を示す説明図(図7(4) )である。
【0043】光ディスクに対し、記録用レーザビーム
(パルス)を用いて光記録を行なう場合、熱拡散の立場
から光ディスクを見ると、断熱的ディスクと熱拡散的デ
ィスクの2種存在する。レーザビームをデータ信号(図
7(1) )に従い、図7(2) に示すように、消光から発光
へとステップ関数的(矩形波のように)に立ち上げると
する。
【0044】断熱的ディスクは、熱拡散的ディスクに比
べて熱がこもり易いため、レーザビームの単位強度当た
りの昇温[℃/mW]、すなわち、式(3)に於けるA
が大きい。つまり、同一の強度で長時間照射した場合、
温度が飽和するレベルは、断熱的ディスクの方が高い。
一方、断熱的ディスクは、昇温プロフィール又は温度プ
ロフィール〔instantaneous (elevated) temperature
profile 〕が飽和に達するまでの所要時間が、熱拡散的
ディスクに比べて長い。
【0045】図8は、温度が飽和に達するまでの所要時
間(tsat )を示す温度プロフィールのグラフである。
すなわち、断熱的ディスクは、図8におけるtsat が、
熱拡散的ディスクに比べて長い。このことは、土瓶は鉄
瓶よりも熱し難く冷め難いと考えれば、分かりやすい。
熱時定数τは、このtsat に対応する。すなわち、tsa
t の長いディスクはτが大きいといえる。
【0046】本発明者の一人は、鋭意研究の結果、先に
光ディスクそれ自体を測定することによって、ディスク
の熱時定数を測定する方法を発明した。次にこの測定方
法を説明する。
【0047】<熱時定数の測定方法>被測定物である光
ディスクと、測定ツール(測定手段)である光ディスク
評価用の光記録/再生装置(以下、評価用ドライブとも
言う)を用意する。レーザビームは、N.A.= 0.55 、波
長= 830 nm であり、立ち上がり時間と立ち下がり時間
は共に約 5nsecである。評価用ドライブに光ディスクを
セットし、ディスクのトラックが測定線速度(V=11.3
m/sec )となるようにディスクを回転させる。次に
評価用ドライブのレーザビームのスポットをトラック上
にサーボオンさせる。つまり、フォーカシングとトラッ
キングのサーボ装置を作動させる。
【0048】そして、レーザビームをパルス変調する。
レーザビームの照射によりディスクの温度は上昇する
が、パルス変調は、各パルスの加熱による熱が干渉し合
わないと見なせるに十分な時間間隔が開くようなデュテ
ィ・サイクル(duty cycle)とする。そして、様々なパ
ルス時間長(pulse dulation time ;以下、P.D.T.と略
す)を持つパルスをディスクに照射し、各P.D.T.毎の
「ディスクに記録を行うことのできる最小パワー(Pth
)」を求める。
【0049】図9は、パルス時間長(P.D.T.)を説明す
る波形図である。時間P.D.T の間、「ディスクに記録を
行うことのできる最小パワー(Pth )」でレーザビー
ムのパルスをディスクに照射することを示している。
【0050】図10は、Pth を縦軸、P.D.T.を横軸に
データをプロットしたグラフである。図10に示すよう
に、Pth はP.D.T.が長くなるにつれて低下し、ある一
定のレベルP0 に収束する。
【0051】次に、図11に示す如くに、Pth をP0
で規格化した値の逆数、すなわち、P0 /Pth を縦
軸、P.D.T.を横軸にデータをプロットする。これは、レ
ーザビームをディスクに照射した場合の、昇温時の熱応
答関数のグラフを表す。また、図12に示す如くに、縦
軸に1−P0 /Pth をとれば、レーザビームをOFF
した時の、降温時の熱応答関数のグラフを表す。図12
の熱応答関数が指数関数exp( −t/τ) に近似できる
とき、前記τは測定した光ディスクの、測定した線速度
(V)での、測定したレーザビームによる昇温降温の熱
時定数を表す。
【0052】このような熱時定数τを考慮して、第1の
マーク形成直前のディスク温度がプレヒート状態を保つ
一定の温度Θpre となるようにレーザビーム強度を変調
する。これによって、第1のマークの形成直前の温度状
態が、第2のマーク以降のマーク形成直前の温度状態と
等しくなり、相対的にマークの前エッジ位置の変動がな
くなる。
【0053】以下、実施例により本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれに限られるものではない。
【0054】
【実施例】図1は、本実施例にかかる光磁気記録装置の
主要な構成を示す概念図である。この装置は再生装置を
兼用しており、主として、光磁気記録媒体Dを回転させ
るモータ(回転手段6)、レーザビーム光源2、レーザ
ビームの強度を、記録すべき2値化情報に従い、高レベ
ルと低レベルとの間でパルス変調する光源駆動回路1、
記録磁界印加手段(永久磁石11)、パルス波形整形回
路10、及び条件決定手段12からなる。
【0055】条件決定手段12は、式(1)に基づいて
各値(Pb 、Pa 、Ppre 、Ta )の組み合わせ、また
は、式(2)に基づいて各値(Ppre 、PW1、PLB、T
W1、Toff )の組合わせを決定する演算部と、決定され
た値を出力する出力部を備えている。演算部では、式
(1)(2)に基づいて各値を決定する。そして、決定
された値を出力部から出力する。パルス波形整形回路1
0では、この出力値に基づいてパルス波形を整形する。
【0056】媒体Dとして、光磁気ディスクをセットす
る。回転手段6で媒体Dを回転させ、媒体Dのトラック
の線速度が所定値となるようにする。光源2からのレー
ザビームのスポットをトラック上にサーボオンさせる。
つまり、フォーカシングとトラッキングのサーボ装置
(不図示)を作動させる。
【0057】そして、光源2から出射されるレーザビー
ムを、光源駆動回路1により記録すべき2値化情報に従
いパルス変調する。光源2から出射したビームは、コリ
メータレンズ3を通って平行にされた後、ビームスプリ
ッタ4で反射される。反射されたビームは、対物レンズ
5で集光され、媒体D上に焦点を結ぶ。記録は、これで
基本的に終わりである。
【0058】再生の場合は、強度変調をしないDC点灯
のレーザビームを記録時と同様に媒体Dに照射する。そ
して、媒体から反射された光を対物レンズ5を通してビ
ームスプリッタ4に入射させ、そこを透過した光を集光
レンズ7で集光した上で、ディテクタ9に入射させる。
このとき、集光レンズ7とディテクタ9との間に置いた
アナライザ(偏光子)を通して、偏光面の回転状況を光
の強度変化に変換する。これにより、偏光面の回転とし
て読みとった媒体Dの記録情報を光の強度変化に変換す
る。光の強度変化は、ディテクタ9で電気信号の強弱に
変換される。これが再生である。
【0059】上記のような装置において、作用の項で説
明したτの測定法でτ=55nsec(V=11.3m/sec )を
有する光磁気ディスクを用意した。全面初期化の後、こ
の光磁気ディスクを測定線速度:V=11.3m/sec で回
転させ、これに対し、N.A.=0.55 、波長=830nm 、レ
ーザパルスの立ち上がり、立ち下がり時間が共に約 5ns
ec である記録再生用レーザビームを用い、次の条件で
2/3(1,7) R.L.L., 0.56 μm/bit,T(write
clock period)= 33 nsecの NRZI マーク長記録用信号
の2Tマーク(4T周期)を記録した。
【0060】パルス波形は、図16に示すような、熱遮
断方式を使用した。条件は、τ=55nsec、PLB=Pr =
1.5 mW、TW1=50nsec、Pb =0.5 mW、Ppre =5.
0 mW、PW1=10mW、Toff =33nsec(この値は、上
の数値を式(2)に代入して求めた)である。
【0061】そして、図2に示すように、第1のマーク
を記録する前に、予めレーザビーム強度を基底強度Pb
からプレヒートレベルPpre に立ち上げておく。厳密に
は、レーザビーム強度をPpre に立ち上げてから、ディ
スクの温度がΘpre になるまでには、前記式(3)から
判るように無限の時間が必要であるが、実際には、ある
程度の時間Ppre を維持すれば、ディスクの温度がΘpr
e になったと近似することができる。
【0062】例えば、レーザビーム強度をPpre に立ち
上げてからΘpre の90%までディスク温度が上昇する
時間T90は、次のようになる。
【0063】0.9×(Ppre −Pb )=(Ppre −P
b )×{1−exp (−T90/τ)}
【0064】これを解いて、T90=127 nsecを得る。
【0065】従って、本実施例では、第1のマークを形
成する127 nsec前にレーザビーム強度をPb からPpre
に立ち上げた。この結果、本実施例により記録された第
1のマークの前エッジ位置を確認したところ、その変動
は殆ど認められなかった。
【0066】本発明の第2の実施例を説明する。本実施
例では、図3に示すように、第1マークを記録する直前
にディスクの温度がΘpre となるような仮の先頭パルス
を入力する。例えば、該先頭パルスのパルス幅を、Ta
=50nsec、Pb =0.5 mW、Ppre =5.0 mWとする
と、先頭パルスのレーザビーム強度Pa は次のようにな
る。
【0067】Ppre −Pb =(Pa −Pb )×{1−ex
p(−Ta /τ)}
【0068】これを解いて、Pa =8.0 mWを得る。
【0069】従って、本実施例では、第1のマークを記
録する50nsec前にPa =8.0 mWで先頭パルスを立ち上
げ、Ta =50nsec維持した後、第1のマークを記録し
た。前記第1の実施例と同様のデータを記録後、第1の
マークの前エッジ位置を確認したところ、変動は全く認
められなかった。
【0070】本願の第3の実施例を説明する。本実施例
では、図4に示すように、第1のマークを記録する前
に、ディスクの温度がΘpre 以上になるような先頭パル
スを入力し、ディスクの温度がΘpre となったら、レー
ザビーム強度をPpre に落とす。例えば、先頭パルスの
パルス幅を、Ta =50nsec、Pb =0.5 mW、Ppre =
5.0 mWとすると、先頭パルスのレーザビーム強度Pa
は、次のようになる。
【0071】Ppre −Pb =(Pa −Pb )×{1−ex
p(−Ta /τ)}
【0072】これを解いて、Pa =8.0 mWを得る。
【0073】従って、本実施例では、第1のマークを記
録する100 nsec前にPa =8.0 mWで先頭パルスを立ち
上げ、Ta =50nsec維持した後レーザビーム強度をPpr
e =5.0 mWにして50nsec維持してから、前記第1の実
施例と同様のデータを記録した。その後、第1のマーク
の前エッジ位置を確認したところ、変動は全く認められ
なかった。
【0074】本願の第4の実施例を説明する。本実施例
では、図5に示すように、第1のマークを所定の位置に
記録する前に、その手前の領域に1つ又は複数のダミー
のマークを記録する。このマークについて、本来のマー
クを記録する場合と同様に、前記の熱遮断とプレヒート
を利用すれば、第1のマーク形成直前の温度は、第2の
マーク以降のマーク形成直前の温度と等しくなる。
【0075】本実施例では、前記ダミーのマークを2
T、ギャップを2Tとして、前記第1の実施例と同様条
件で、第1のマークの前に記録した。その後、第1のマ
ークの前エッジ位置を確認したところ、変動は全く認め
られなかった。
【0076】以上の実施例の比較として、図6に示すよ
うに、従来の通り第1のマークを記録するための記録強
度を基底強度Pb から立ち上げ、前記第1の実施例と同
様のデータ記録した。そして、第1のマークの前エッジ
位置を確認したところ、該第1のマークは他のマーク比
較して約1nsec後ろにずれていた。
【0077】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
第1のマークの前エッジを正確な位置に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る光記録装置の主要な構成を示す概
念図である。
【図2】本発明の第1の実施例のレーザビーム強度の波
形、及びディスクの温度変化の状態を示す線図である。
【図3】本発明の第2の実施例のレーザビーム強度の波
形、及びディスクの温度変化の状態を示す線図である。
【図4】本発明の第3の実施例のレーザビーム強度の波
形、及びディスクの温度変化の状態を示す線図である。
【図5】本発明の第4の実施例のレーザビーム強度の波
形、及びディスクの温度変化の状態を示す線図である。
【図6】本発明に対する比較例として従来のレーザビー
ム強度の波形、及びディスクの温度変化の状態を示す線
図である。
【図7】記録すべきデータ信号のパターン(波形)の一
例、そのときのレーザビームの発光及び消光を示すチャ
ート(光源へ入力する電力のチャート)、そのときのデ
ィスクの温度プロフィール(昇温プロフィール)及び形
成されるマークの関係を示す説明図である。
【図8】温度が飽和に達するまでの所要時間(tsat )
を示す温度プロフィールのグラフである。
【図9】パルス時間長(P.D.T.)を説明する波形図であ
る。
【図10】Pth を縦軸、P.D.T.を横軸にデータをプロッ
トしたグラフである。
【図11】P0/Pth を縦軸、P.D.T.を横軸にデータをプ
ロットしたグラフである。これは、ディスクの昇温プロ
フィールを表す。
【図12】1−P0/Pth を縦軸、P.D.T.を横軸にデータ
をプロットしたグラフである。これは、ディスクの降温
プロフィールを表す。
【図13】従来の方式で1つのマークを形成する場合の
レーザビーム強度の波形図である。
【図14】プリパルス方式で1つのマークを形成する場
合のレーザビーム強度の波形図である。
【図15】パルストレイン方式で1つのマークを形成す
る場合のレーザビーム強度の波形を示す線図である。
【図16】熱遮断を用いて、1つのマークを形成する場
合のレーザビーム強度の波形図である。
【図17】パルストレイン及び熱遮断方式でマークを形
成した場合の、各時刻のレーザビームのスポット中心の
温度又は各時刻のピーク温度のグラフである。
【符号の説明】
1 光源駆動回路 2 レーザビーム光源 3 コリメータレンズ 4 ビームスプリッタ 5 対物レンズ 6 モータ(回転手段) 7 集光レンズ 8 アナライザ(偏光子) 9 ディテクタ 10 パルス波形整形回路 11 記録磁界印加手段(永久磁石) 12 条件決定手段 D 記録媒体 Θtop マーク形成が可能な高い温度 Θpre プレヒート状態の温度 PW1 マークを形成するための第1のレーザビーム強
度 PW2 マークを形成するための第2のレーザビーム強
度 TW1 PW1を維持する時間 TW2 PW2を維持する時間 Pb レーザビーム強度の基底レベル Ppre プレヒート状態を保持するためのレーザビーム
強度 PLT パルストレイン方式の後続パルス間で立ち下げ
られるレーザビーム強度 Tp パルストレイン方式の後続パルス間で強度変調
させる際の変調周期 PLB 熱遮断を行うためのレーザビーム強度 Toff 熱遮断を行うためにPLBを維持する時間 T 書き込みクロック周期 Pr 再生時のレーザビーム強度 tsat ディスクの温度が飽和に達するまでの所要時間 Pth ディスクに記録を行える最小のレーザビーム強
度 P.D.T. パルス時間長 τ 熱時定数 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−163730(JP,A) 特開 平3−54739(JP,A) 井手浩、外7名,「高密度光磁気ディ スクにおける記録磁区形状の制御方 式」,光メモリシンポジウム’92,日 本,1992年 7月13日,pp.63−64 井手浩、外9名,「光磁気ディスクの 高密度マークエッジ記録制御方式の検 討」,1992年電子情報通信学会秋季大会 講演論文集,日本,分冊5,p.21 戸田剛、外8名,「光強度オーバーラ イト方式における記録パルス波形−消去 特性」,1992年電子情報通信学会秋季大 会講演論文集,日本,分冊5,p.22 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/125 G11B 11/105

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の記録媒体を回転させるとと
    もに、該記録媒体に対して記録すべき二値化情報に従っ
    て強度変調したレーザビームを照射して該照射点を加熱
    することによりマークを形成して該マークの列により一
    定の情報を記録する光記録方法において、 前記マーク列を構成するマークのうち前記最初のマーク
    の形成開始位置の記録媒体の温度は、前記レーザビーム
    を照射しない状態の記録媒体の温度より高くかつ前記マ
    ーク形成時の記録媒体の温度より低い所定温度Θpre で
    あり、前記温度Θpre が他のマークの開始位置の記録媒
    体の温度と等しい温度となるように、前記レーザビーム
    により前記記録媒体を加熱し、かつ前記最初のマークを
    形成する前にダミーのマークを形成することを特徴とす
    る光記録方法。
  2. 【請求項2】 前記最初のマークを形成する前に、レー
    ザビームを基底強度PbからPb より高い強度Ppre に
    立ち上げて照射し、前記温度Θpre とみなせる温度まで
    前記記録媒体を加熱することを特徴とする請求項1記載
    の光記録方法。
  3. 【請求項3】 レーザビームを基底強度Pb から強度P
    pre に立ち上げ、前記強度Ppre で十分な時間照射した
    とき、記録媒体の温度が前記温度Θpre となる場合、 前記ダミーのマークは、最初のマークを形成する前に、
    前記媒体に照射するレーザビーム強度を前記強度Ppre
    からPpre より高い強度PW1へ立ち上げ、PW1を時間T
    W1維持した後Ppre より低い強度PLBに立ち下げ、時間
    Toff 後Ppreに立ち上げることにより形成することを
    特徴とする請求項1記載の光記録方法。
  4. 【請求項4】 ディスク状の記録媒体を回転させる回転
    手段と、前記記録媒体にマーク列を形成して情報を記録
    するためのレーザビームを発生させる光源と、記録すべ
    き二値化情報に従って前記レーザビームを強度変調して
    前記記録媒体に照射する変調手段とを備えた光記録装置
    において、 前記マーク列を構成するマークのうち最初のマークの形
    成開始位置の記録媒体の温度は、前記レーザビームを照
    射しない状態の記録媒体の温度より高くかつ前記マーク
    形成時の記録媒体の温度より低い所定温度Θpre であ
    り、前記温度Θpreが他のマークの開始位置の記録媒体
    の温度と等しい温度となるように、レーザビーム強度を
    変調し、かつ前記最初のマークを形成する前にダミーの
    マークを形成する手段を備えたことを特徴とする光記録
    装置。
  5. 【請求項5】 最初のマークを形成する前に、レーザビ
    ームを基底強度PbからPb より高い強度Ppre に立ち
    上げて照射し、前記温度Θpre とみなせる温度まで前記
    記録媒体を加熱することを特徴とする請求項4記載の光
    記録装置。
  6. 【請求項6】 レーザビームを基底強度Pb から強度P
    pre に立ち上げ、前記強度Ppre で十分な時間照射した
    とき、記録媒体の温度が前記温度Θpre となる場合、 最初のマークを形成する前にダミーのマークを形成すべ
    く、前記記録媒体に照射するレーザビーム強度を、前記
    強度Ppre からPpre より高い強度PW1へ立ち上げ、P
    W1を時間TW1維持した後Ppre より低い強度PLBに立ち
    下げ、時間Toff後Ppre に立ち上げる変調手段を備え
    たことを特徴とする請求項4記載の光記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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井手浩、外7名,「高密度光磁気ディスクにおける記録磁区形状の制御方式」,光メモリシンポジウム’92,日本,1992年 7月13日,pp.63−64
井手浩、外9名,「光磁気ディスクの高密度マークエッジ記録制御方式の検討」,1992年電子情報通信学会秋季大会講演論文集,日本,分冊5,p.21
戸田剛、外8名,「光強度オーバーライト方式における記録パルス波形−消去特性」,1992年電子情報通信学会秋季大会講演論文集,日本,分冊5,p.22

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