JP3264641B2 - パイプルーフ用パイプ - Google Patents

パイプルーフ用パイプ

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JP3264641B2 JP31121297A JP31121297A JP3264641B2 JP 3264641 B2 JP3264641 B2 JP 3264641B2 JP 31121297 A JP31121297 A JP 31121297A JP 31121297 A JP31121297 A JP 31121297A JP 3264641 B2 JP3264641 B2 JP 3264641B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地下にトンネルを築
造するためのトンネル凾体を埋設する際に、予め該トン
ネル凾体の上床部に相当する位置に圧入、埋設しておく
パイプルーフ用パイプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、地下道等のトンネルを築造す
る方法として、図8、図9に示すように築造すべきトン
ネルを挟んで発進立坑Aと到達立坑Bを掘削したのち、
発進立坑Aから到達立坑Bに向かって上面に縁切板2を
配設している断面矩形状のパイプP'を複数本、並列状態
に圧入して埋設すべきトンネル凾体Dの上床部dの幅に
略等しい幅を有するパイプルーフPを形成し、しかるの
ち、上記縁切板2の後端を発進立坑A側に固定すると共
にこのパイプルーフPの後端面に既製のトンネル凾体D
の上床部dの前端面を当接させた状態で前方の地盤を掘
削、除去しながら該トンネル凾体Dを縁切板2の下面に
沿って推進させ、この推進に伴って到達立坑B側に押し
出されるパイプルーフPを切除してパイプルーフPとト
ンネル凾体Dとを置換させることによりトンネルを築造
する方法が知られている。
【0003】このようなトンネルの築造方法において、
トンネル凾体Dの前方地盤を掘削、除去すると、トンネ
ル凾体の両側上方地盤が緩んで崩壊し、地盤沈下が生じ
る虞れがある。このような地盤の崩壊を防止するため
に、図9に示すように上記パイプルーフPの両側方に複
数本の断面円形の張出パイプP3を横列状態で埋設してお
き、これらのパイプP3を残置したまゝ上述したようにト
ンネル凾体Dの前方地盤を掘削、除去しながら該トンネ
ル凾体Dを推進させてパイプルーフPと置換することが
行われている。
【0004】上記張出パイプP3はその施工精度を維持す
る目的から上記パイプルーフPの両側端に配設されてい
るパイプP'をガイドとして埋設されるものであるが、そ
のガイド手段としては、従来から図10に示すように、こ
れらのパイプP'と張出パイプP3との対向面に互いに係止
し合う係合突条4a、7aを突設しておき、パイプP'の係合
突条4aに張出パイプP3の係合突条7aを係止させながら張
出パイプP3をパイプP'の側面に沿って埋設している。そ
して、このように係合突条4a、7aを介してパイプ同士を
連結することにより、パイプルーフPと張出パイプP3と
が連続して土砂や地下水等に対する遮断性が高まり、安
定したトンネル凾体Dの推進施工を可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにパイプルーフPと張出パイプP3とを連続させた状態
で上記のようにパイプルーフPを押し進めながらトンネ
ル凾体Dを推進、埋設させると、張出パイプP3と対向し
たパイプルーフPの両側端側のパイプP'の外側面が地盤
と直接接しているために、該パイプP'が到達立坑B側に
押し進められるに従ってパイプルーフPの側方地盤も共
に移動しようとし、その上、残置すべて張出パイプP3も
係合突条4a、7aを介してパイプルーフPと共に移動して
その移動跡の地盤中に中空部が形成され、地盤が崩壊す
る虞れがあった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、パイプルーフとトンネル凾体とを置換する際
に、張出パイプがパイプルーフと共に移動するのをなく
し、地盤の崩壊を防止しながら円滑且つ能率よくトンネ
ルを築造することができるパイプルーフ用パイプの提供
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパイプルーフ用パイプは、両側方に張出パ
イプを並設しているパイプルーフの両側端側に配設され
るパイプであって、断面矩形状のパイプ本体の上面と一
側面とに沿って長さが該パイプ本体の長さに略等しく且
つその先端がパイプ本体の先端に固着している平帯板形
状の縁切板をそれぞれ配設し、パイプ本体の一側面側の
縁切板に、このパイプ本体の一側面に隣接して埋設され
上記張出パイプの対向側面に突設した係止部材と係合
する係止部材を突設してなる構造を有している。
【0008】請求項2に係る発明は、上記パイプルーフ
用パイプにおいて、パイプ本体の上面と一側面とに配設
された縁切板の対向端縁が一体に連接されて断面L字状
に形成されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】上面に該面と略同大、同形の縁切板を載置して
いる複数本の断面矩形状のパイプを埋設すべきトンネル
凾体の上床部の位置に発進立坑と到達立坑間に亘って並
列状態で圧入、埋設してトンネル凾体の上床部の幅に略
等しい幅を有するパイプルーフを形成する際に、該パイ
プルーフの両側端側のパイプには、地盤に接する側の側
面に係止部材を突設している縁切板を配設しておく。そ
して、この縁切板に突設している係止部材に張出パイフ
の係止部材を係合させながら該張出パイプをパイプルー
フの両側端に沿って圧入、埋設する。なお、到達立坑側
に達したパイプルーフの各パイプに配設している縁切板
の先端はパイプの圧入、埋設時においてはそれぞれのパ
イプの先端に固着されており、埋設後においてパイプの
先端から切り離される。また、張出パイプも複数本、パ
イプルーフの幅方向の延長線上に並列状態で圧入、埋設
される。
【0010】このように、両側方に張出パイプを並設し
ているパイプルーフをトンネルを築造すべき地中に埋設
したのち、発進立坑側においてパイプルーフの後端面に
トンネル凾体の上床部の前端面を突き合わせ状態に接合
すると共にパイプルーフに配設している全ての縁切板の
後端を発進立坑側に固定したのち、トンネル凾体の前方
地盤を掘削、除去しながらトンネル凾体を推進、埋入し
ていく。
【0011】トンネル凾体を推進させると、パイプルー
フは縁切板の下面に摺接しながら到達立坑側に押し進め
られる。この際、パイプルーフの両側端側に配設してい
るパイプの側面にも縁切板が配設されてあり、この縁切
板に突設している係止部材に張出パイプの対向側面に突
設している係止部材を係合させているので、パイプルー
フの両側面、即ち、両側端側のパイプの側面が張出パイ
プと縁切りされた状態で縁切板に摺接しながら移動す
る。従って、張出パイプはパイプルーフの移動にもかか
わらず常に地中に固定した状態を維持し、地盤の崩壊を
確実に防止し得るものである。
【0012】こうして、発進立坑側から到達立坑側に向
かってトンネル凾体を推進させる一方、その推進に従っ
てパイプルーフを到達立坑側に押し出し、押し出された
各パイプ部分を切除してパイプルーフとトンネル凾体を
置換させることにより、両立坑間にトンネル凾体による
地下道等のトンネルを築造するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例を示
す図面について説明すると、図1〜図3において、1は
パイプルーフPの両側端側に配設される鋼製パイプから
なる断面矩形状のパイプ本体で、その上面と地盤に接す
る側の側面とに該パイプ本体1の上面及び側面形状と略
同大、同形、即ち、同一長で略同一長さの平帯板形状の
鋼板製縁切板2、3をそれぞれ密接状態に配設してあ
り、これらの縁切板2、3の前端をパイプ本体1の上面
及び側面の前端縁にそれぞれ溶接等によって一体に固着
していると共に側面に配設した縁切板3の縦幅方向の中
央部には上下に一定間隔を存して断面L字状の鋼材から
なる係止部材4、4を全長に亘って平行に固着してい
る。
【0014】パイプ本体1の上面に載置状態で配設した
縁切板2と側面に沿って配設した縁切板3とを、図1〜
図3においては互いに別体に形成しているが、図4、図
5に示すようにこれらの縁切板2、3の対向端縁、即
ち、パイプ本体1の上面に載置した縁切板2の一側端と
側面に配設した縁切板3の上端とを断面L字状に一体に
連接した構造としておいてもよい。このような両縁切板
2、3は、パイプ本体1の横幅の略2倍の幅を有し且つ
略同長の平帯板形状の鋼製板をその幅方向の中央部から
直角に屈折することにより形成することができる。
【0015】このように構成したパイプP1は上述したよ
うにパイプルーフPの両側端側に配設されるものである
が、これらのパイプP1、P1間の並設されるパイプP2とし
ては既知のように、パイプP1の上記パイプ本体1と同
大、同形の鋼製角パイプからなり、その上面に該上面形
状と略同大、同形の平帯板形状の鋼板製縁切板2aを載置
状態に配設してなるパイプを使用する。なお、隣接する
パイプP1とP2、及びパイプP2、P2とにおける対向側面の
中央部には上下に一定間隔を存して互いに係合する断面
L字状の鋼材からなる係止部材5、6を全長に亘り平行
に固着している。なお、パイプP1、P2の縦幅はトンネル
を築造するトンネル凾体Dの上床部dの厚みよりも大き
い寸法に形成されている。
【0016】これらのパイプP1、P2によって地中にトン
ネル凾体Dの上床部dと同一幅を有するパイプルーフP
を形成するには、上述した図8、図9に示すように、築
造すべきトンネルの前後端間の長さ間隔を存して発進立
坑Aと到達立坑Bを掘削したのち、パイプ本体1の上面
と地盤に接する側の側面とにそれぞれ縁切板2、3を配
設してなるパイプP1、P1がパイプルーフPの両側端側に
位置し、且つこれらのパイプP1、P1間に上面に縁切板2a
を載置してなる複数本のパイプP2を並列させた状態とな
るように発進立坑Aから到達立坑Bに向かって圧入、埋
設する。
【0017】この際、築造すべきトンネルの長さが長い
場合にはパイプP1、P2としてその長さを複数分割した一
定の長さ寸法に形成しているパイプを使用するものであ
り、最前部側のパイプP1、P2に配設している縁切板2、
2a、3の前端のみを該パイプ本体の前端に溶接等により
固着しておき、これらのパイプP1、P2に順次、直列状に
連結するパイプP1、P2に配設している縁切板2、2a、3
はその前端を先行するパイプP1、P2に配設している縁切
板2、2a、3の後端に溶接等によって一体に連結する。
【0018】発進立坑Aから到達立坑Bに向かって上記
パイプP1、P2を地中に圧入、埋設するには、そのパイプ
本体内にスクリューオーガー(図示せず)を挿入して前
方の地盤を掘削しながら行われ、一本のパイプの圧入
後、該パイプに次のパイプを接続して圧入し、これを繰
り返すことによって両立坑A、B間にパイプP1又はP2を
直状に埋設すると共にこのパイプP1又はP2の側方に隣接
して次のパイプP2を埋設するには、先に埋設したパイプ
P2の側面に突設している係止部材5に次のパイプP2の対
向側面に突出している係止部材6を係合させながらこれ
らの係止部材5、6をガイドとして正確な方向に圧入、
埋設するものである。
【0019】こうして、トンネルを築造すべきトンネル
凾体Dの上床部dの埋設計画位置に図9に示すようにパ
イプルーフPを形成したのち、該パイプルーフPの両側
端部側のパイプP1に複数本の鋼製円形パイプからなる張
出パイプP3をパイプルーフPの幅方向の延長線上に並列
状態となるように順次、圧入埋設する。張出パイプP3に
は図2、図3及び図5に示すように、その両側面に上下
に一定間隔を存して互いに係合可能な形状に形成されて
いる断面L字状の鋼材からなる係止部材7、8を突設し
てあり、パイプP1の側面に沿って並列状態に埋設される
張出パイプP3は該パイプP1における地盤に接する側の側
面に設けた縁切板3に突設している係止部材4に、張出
パイプP3の対向側面に突設している係止部材7を係合さ
せながらこれらの係止部材4、7をガイドとして圧入、
埋設される。
【0020】この張出パイプP3においても、築造すべき
トンネルの長さが長い場合にはその長さを複数分割した
定尺パイプに形成されてあり、順次、直列に継ぎ足しな
がらその前方地盤をスクリューオーガにより掘削しつつ
両立坑A、B間に圧入、埋設される。また、隣接する張
出パイプP3、P3同士は互いにその対向側面に突設した係
止部材7、8を係合させながら圧入、埋設される。な
お、張出パイプP3の埋設作業は、必ずしも上記パイプル
ーフPの形成後に行う必要はなく、最も外側に配設され
る上記パイプP1の圧入、埋設後に行えばよい。図5はパ
イプ本体1の上面と側面とに配設している縁切板2、3
が一体に設けてなるパイプP1に対する張出パイプP3の連
結状態を示すものである。
【0021】こうして、両立坑A、B間の地中にパイプ
ルーフPと複数本の張出パイプP3を埋設したのち、到達
立坑B側に達しているパイプルーフPの各パイプP1の先
端から縁切板2、3の先端を切り離すと共に発進立坑A
側において全ての縁切板2、3の後端をワイヤー等の固
定手段9により立坑Aの適所に固定する。
【0022】しかるのち、上述した図8に示すように、
前端開口部にパイプルーフPの下面側地盤を掘削する刃
口10を装着してなる断面矩形状の既製のトンネル凾体D
の上床部dの前端面を該上床部dの上面がパイプルーフ
Pに上載している縁切板2の下面に接するようにパイプ
ルーフPの後端面に突き合わせ状態に接合すると共にこ
のトンネル凾体Dの後端と発進立坑Aの後壁面間に複数
本の推進ジャッキ11を介在させる。
【0023】この状態にして上記推進ジャッキ11のピス
トンロッドを伸長させると、刃口10によって前方地盤を
掘削しながらトンネル凾体Dは一定長前進し、この前進
によってパイプルーフPも到達立坑B側に押し進められ
る。この時、縁切板2、3は地中に固定された状態を維
持してパイプP1、P2上の縁切板2、2aによって上方地盤
の移動を防止すると共にこれらの縁切板2、2aの下面に
沿ってパイプルーフP及びトンネル凾体Dが前進するも
のであり、また、パイプルーフPの両側端側に配設して
いるパイプP1における地盤に接する側の側面に配設した
縁切板3によって張出パイプP3との接触を遮断しながら
該縁切板3に沿ってパイプP1が前進するものである。
【0024】トンネル凾体Dの開口前端縁の前方地盤は
刃口10によって掘削されると共にこの刃口10によって囲
まれた前方地盤を適宜な掘削具により掘削して刃口10に
よって掘削された土砂と共にトンネル凾体D内を通じて
発進立坑A側に排出、除去する一方、このトンネル凾体
Dの推進(前進)に従ってパイプルーフPが到達立坑B
側に一定長、突出すると、突出した各パイプP1、P2の部
分を順次切断して撤去する。
【0025】築造すべきトンネル長が長い場合には、該
トンネル長を複数分割した形状の既製トンネル凾体Dを
用いて、刃口10を装着しているトンネル凾体Dが推進ジ
ャッキ11により地中に推進させられたのち、該トンネル
凾体Dの後端に次のトンネル凾体Dを接合、連結させて
推進ジャッキ11により地中に推進し、この作業を順次繰
り返し行ってパイプルーフPの埋設跡にトンネル凾体D
を置換した状態に埋設して両立坑A、B間に貫通するト
ンネルを築造するものである。
【0026】なお、以上の実施例においては、パイプル
ーフPを構成する隣接するパイプP2、P2同士を連結する
係止部材5、6や張出パイプP3、P3同士を連結する係止
部材7、8、及びパイプルーフPの両側端側に配設され
たパイプP1の側面に配している縁切板3と該パイプP1に
隣接する張出パイプP3との係止部材4、7の形状とし
て、互いに係合可能な断面L字状に形成しているが、図
6、図7に示すように断面U字状或いはC字状等のフッ
ク形状に形成しておいて互いに巻き締め状に係止させる
ように構成しておいてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明のパイプルーフ用パ
イプによれば、両側方に張出パイプを並設しているパイ
プルーフの両側端側に配設されるパイプであって、断面
矩形状のパイプ本体の上面と一側面とに沿って長さが該
パイプ本体の長さに略等しく且つその先端がパイプ本体
の先端に固着している平帯板形状の縁切板をそれぞれ配
設し、パイプ本体の一側面側の縁切板に、このパイプ本
体の一側面に隣接して埋設される上記張出パイプの対向
側面に突設した係止部材と係合する係止部材を突設して
いるので、縁切板を固定した状態にしてパイプルーフを
押し進めながらトンネル凾体と該パイプルーフとを置換
する際に、パイプルーフの両側端側に配設されている上
記パイプ本体の側面と地盤との接触を縁切板によって遮
断しながら該縁切板に沿ってパイプルーフを円滑に移動
させることができると共に、パイプルーフの両側方に配
設している張出パイプは上記縁切板に係止部材を介して
連結しているから、パイプルーフの移動にもかかわらず
張出パイプを常に地中に固定した状態に維持しておく
ことができ、従って、パイプルーフの両側方に配設して
いる該張出パイプの上方地盤の崩壊を確実に防止しなが
ら正確且つ能率よくトンネルを築造することができるも
のである。
【0028】また、請求項2に係る発明によれば、上記
パイプ本体の上面と一側面とに配設している縁切板の対
向端縁を一体に連設して断面L字状に形成しているの
で、パイプ本体に対して縁切板を正確且つ簡単に配設し
得ると共に直角に連接したこれらの縁切板の角部によっ
てパイプ本体の角部を全面的に被覆することができて土
砂が浸入するのを確実に防止することができ、そのた
め、このパイプ本体の埋設作業が正確且つ能率よく行え
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプルーフの両側端側に配設するパイプの斜
視図、
【図2】パイプルーフを構成した要部の縦断正面図、
【図3】図2における一部の拡大縦断正面図、
【図4】上面と側面とに配設した縁切板を一体化してい
るパイプの斜視図、
【図5】張出パイプとの連結状態を示す縦断正面図、
【図6】係止部材の変形例を示す縦断正面図、
【図7】係止部材の更に別な例を示す縦断正面図、
【図8】パイプルーフとトンネル凾体とを置換している
状態の簡略縦断側面図、
【図9】パイプルーフと張出パイプとを埋設している状
態の簡略縦断正面図、
【図10】従来のパイプルーフと張出パイプとの連結状
態を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1 パイプ本体 2 縁切板 3 縁切板 4〜7 係止部材 P パイプルーフ P1、P2 パイプ P3 張出パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−165389(JP,U) 特公 平7−3155(JP,B2) 特公 昭61−35357(JP,B2) 実公 平5−29276(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側方に張出パイプを並設しているパイ
    プルーフの両側端側に配設されるパイプであって、断面
    矩形状のパイプ本体の上面と一側面とに沿って長さが該
    パイプ本体の長さに略等しく且つその先端がパイプ本体
    の先端に固着している平帯板形状の縁切板をそれぞれ配
    設し、パイプ本体の一側面側の縁切板に、このパイプ本
    体の一側面に隣接して埋設される上記張出パイプの対向
    側面に突設した係止部材と係合する係止部材を突設して
    いることを特徴とするパイプルーフ用パイプ。
  2. 【請求項2】 上記パイプ本体の上面と一側面とに配設
    された縁切板の対向端縁が一体に連接されて断面L字状
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパ
    イプルーフ用パイプ。
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