JP3264486B2 - 角度測定器 - Google Patents

角度測定器

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JP3264486B2
JP3264486B2 JP25716897A JP25716897A JP3264486B2 JP 3264486 B2 JP3264486 B2 JP 3264486B2 JP 25716897 A JP25716897 A JP 25716897A JP 25716897 A JP25716897 A JP 25716897A JP 3264486 B2 JP3264486 B2 JP 3264486B2
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皆川陽
轟木忠幸
後藤秀基
高橋幸雄
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株式会社統和タックス
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は角度測定器に関し、
特に回転軸などの円周上に間隔をあけて施された各孔が
所定の間隔で施されているか否かを検査するのに用いる
角度測定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機その他の機器類に用いられる回転
軸などにあって、その軸線方向にピンやカムローラなど
を位相をずらして取り付けることがあるが、その種の棒
材の周面には、図12に示すように一端側から他端側に
かけて機器類の作動部のタイミング調整などを目的にし
た上述のピンやカムローラなどを取り付ける孔Pが順に
穿設される。又、それらの取付用孔の他に周面の一部に
平滑面Hを形成する例もある。このうち、各孔Pは周方
向に間隔をあけて穿設され、その各孔の位置でカムロー
ラなどを適正に取り付けられるようにしてある。
【0003】ここで、棒材Sに孔開け加工を施すには、
ボール盤などを用いて棒材Sを所定角度ずつ回転させな
がら該棒材Sをその軸線方向に送って順に孔Pを形成す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各孔を
所定位置に基準通り正確に形成することは極めて困難で
あり、その各孔の位置で棒材にカムローラなどを取り付
けて機器類に装着したときに、その取付位置の不良で機
器類が誤作動することがある。
【0005】そこで、従来では各孔が周方向で適正な間
隔に施されているか否かを検査するため、棒材の周面上
で各孔に検査用のピンを立て、それらピンの間の角度を
分度器などの角度ゲージを用いて測定していた。
【0006】然るに、各孔が棒材の周方向に直列するも
のであれば未だしも、軸線方向に間隔を開けて形成され
ているものでは測定が難しく不正確になり、特に精密機
器などに用いられるものでは各孔間の角度の許容誤差が
0.3度程であって上述のような測定方式では合否を判
定するような測定精度を得られるものではなかった。
【0007】そこで、本発明は主に円周上に施された各
孔が周方向で許容範囲内の間隔に形成されているか否か
を正確に検査することのできる角度測定器を提供しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するため、棒材で成る測定対象物を回転自在にして保
持する保持部と、前記測定対象物の周面に臨んで該測定
対象物の周面に間隔をあけて施された被測定部の位置を
順に検出するための位置検出部と、前記保持部により保
持された測定対象物の回転角変位量を検出する角変位検
出手段と、前記保持部と位置検出部の少なくとも一方を
保持部に保持された測定対象物の軸線方向に沿って移動
させる送り手段とを備えた角度測定器であって、前記位
置検出部は発光ダイオードなどで成る発光部と該発光部
による照射光を検出するための受光部とを有し、その発
光部と受光部が前記保持部に保持された測定対象物を介
して対向するよう装置されて成ることを特徴とする。
【0009】又、上記角度測定器において、送り手段
は、ねじ軸と該ねじ軸が通るねじ孔を形成する支持具と
を備えたねじ機構で成り、前記支持具がねじ軸を解放可
能とする2つの半割のナットで構成されることを特徴と
する。
【0010】更に、棒材で成る測定対象物を回転自在に
して保持する保持部と、前記測定対象物の周面に間隔を
あけて施された被測定部の位置を順に検出するための位
置検出部と、前記保持部により保持された測定対象物の
回転角変位量を検出する角変位検出手段と、前記保持部
をこれに保持された測定対象物の軸線方向に沿って移動
させる送り手段とを備えた角度測定器であって、前記保
持部は機台上にガイドレールをその長手方向へ摺動自在
にして設け、そのガイドレールの一端側に間欠回転され
るモータを設けると共に、そのモータの駆動軸と前記ガ
イドレールの他端側とに測定対象物の両端を保持する取
付具を相対して設けることにより構成され、前記送り手
段は前記ガイドレールにねじ軸を平行して取り付けると
共に、そのねじ軸が通るねじ孔をもつ支持具を前記機台
に固設して構成され、その支持具が前記ねじ軸を解放可
能とする2つの半割のナットで構成されることを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。先ず、図1は本願に係る角
度測定器の好適な一例を示した側面概略図であり、図2
にはその平面図を示している。図中、1は測定対象物を
保持する保持部であり、この保持部は機台2上にガイド
レール3を設け、その一端側にモータ4を設け、そのモ
ータ4の駆動軸とガイドレール3の他端側とに取付具5
A,5Bを相対して設けることにより構成される。
【0012】ガイドレール3は、図2に示すように機台
2に固設したレール受け6に係合せしめ、その下面を図
1に示すよう機台2の両端に設けたローラ7で支持して
水平状態を保ちつつその長手方向に摺動自在としてあ
る。そして、そのガイドレール3の長手方向両側に台座
8を介してアングルプレート9を固設し、そのアングル
プレート9の一方にモータ4を取り付けている。モータ
4はパルスモータその他の制御用モータで成り、その駆
動軸には上述のように取付具5Aが装着され、他方のア
ングルプレート8には取付具5Aに対向して別の取付具
5Bが取り付けられる。
【0013】取付具5A,5Bはそれぞれ凹センタであ
り、このうち一方の取付具5Aはモータ4の駆動軸や測
定対象物と共に回転する回りセンタとし、他方の取付具
5Bは非回転部10aと軸方向に伸縮自在な回転部10
bを有してその相互間に介在させたばね11にて回転部
10bが一方の取付具5A側に付勢されるようにしてあ
る。
【0014】ここで、測定対象物は例えば図12に示す
ような棒材Sであり、その両端が取付具5A,5Bにて
堅固に保持されるようになっている。すなわち、棒材S
は取付具5A,5Bの間でばね11の弾力をもって両側
から押し付けられるようにして保持されるのであるが、
本例では様々な軸長をもつ棒材でも適正に保持できるよ
うにするべく、台座8やアングルプレート9の取付位置
を可変とし、取付具5A,5Bの間隔を調整できるよう
にしている。
【0015】12は測定対象物としての棒材の被測定部
(棒材Sの周面に施された各孔H)の位置を検出する近
接式の位置検出部であり、この位置検出部12は保持部
1にて回転自在に保持された棒材Sの周面に臨む状態に
して機台2のほぼ中央に設けられる。そして、この位置
検出部12によれば、保持部1に保持された棒材Sの軸
線方向に沿って保持部1と相対的に移動して各孔Hと軸
線方向で対応させることができる。尚、本例では位置検
出部12を固定式とし、保持部1だけを可動式にしてい
る。
【0016】その送り手段として、上述のように摺動自
在にしたガイドレール3にねじ軸13を平行して取り付
け、そのねじ軸13が通るねじ孔をもつ支持具14を機
台2に固設して送りねじ機構を構成している。ねじ軸1
3はガイドレール3の両端面にブラケット15を介して
回転自在に設け、その一端には操作用のハンドル16を
取り付けている。従って、そのハンドル16を回してね
じ軸13を操作することにより、ねじ軸13を通じてガ
イドレール3を含む保持部1の全体をガイドレール3の
長手方向、すなわち保持部1に保持された棒材Sの軸線
方向に移動させることができる。
【0017】尚、17は機台2を昇降自在にして支持す
るレベル調整用の支持脚、18は保持具1に保持された
棒材の平滑面H(図12参照)に接触してその位置を検
出する接触式の位置検出部である。
【0018】次に、図3〜図9により本願角度測定器の
各部を詳述すれば、図3は保持部を構成するガイドレー
ル3の一端側の断面を示す。この図で明らかにするよう
に、ガイドレール3は下部側にアリ部19を有し、その
アリ部がレール受け6に形成したアリ溝20と摺動自在
にして嵌合されている。又、ガイドレール3の上面には
その下面から通されるボルト21により台座8をレール
受け6と僅かな間隔をあけて固定し、その台座8の上面
には逆T字形の切欠溝22を形成して該切欠溝に嵌合す
るスライド金具23にアングルプレート9がねじ止めさ
れるようにしてある。
【0019】次に、図4は近接式にした位置検出部12
の断面を示す。この図で明らかにするように、位置検出
部12は測定対象物としての棒材Sを介して対向する発
光部24と受光部25とで構成される透過形の光電管で
あり、発光ダイオードなどで成る発光部24の照射光は
その前方に設けられる集光レンズ24aで集光され、そ
の光量が光センサをもった受光部25で検出されるよう
になっている。その発光部24と受光部25はそれぞれ
ガラス管などで成る円筒26の内部に配置し、それら円
筒26は図5にも示すようブラケット27を介して角度
ゲージ28の支持脚29に水平状態に固定している。
【0020】ここで、角度ゲージ28は図6に示すよう
に、機台2に固設した支持脚29と該支持脚の一方に揺
動自在にして取り付けた円弧状の目盛板30とにより構
成される。目盛板30はその一端に突片31を有して該
突片が支持脚29の一方にピン32にて枢着され、その
他端には支持脚29の他方に固定する止めねじ33を有
した着座部34が形成される。そして、その目盛板30
は平時には支持脚29の相互間にアーチ状にして固定さ
れ、測定対象物を保持部1にセットするときなどには止
めねじ33を緩めて開閉することができる。尚、この角
度ゲージ28は補助的に設置するもので通常は殆ど使用
しない。
【0021】次に、図7は送り機構を構成する支持具1
4を部分的に破断して示す。この図に示すように、支持
具14は機台2に固定されるベース35と、このベース
の壁面35aの相互間に介在される上下一対の締金3
6,36を有しており、それら締金36は側面にベース
の壁面35aより支軸37を貫通させて該支軸にねじ3
8を用いて固定している。一方の締金36を固定した支
軸37の一端には操作用のハンドル39を設け、その他
端側と他の支軸37の一端側とには互いに噛合する歯車
40を装着している。又、図8に示すように、締金3
6,36の一端側にはそれぞれ半割のナット41,41
を固設し、その2つのナット41で形成される孔をねじ
軸13が通るねじ孔42としている。更に、締金36の
他端側では相互間にばね43を介在し、そのばね力にて
一端側のナット41が閉じられるようにしている。従っ
て、この支持具14は平時はナット41が閉じてねじ軸
13と螺合し、ハンドル39をばね43の弾力に抗して
図8の矢印の方向に操作したときには支軸37が歯車4
0を通じて相互に逆向きに回転して一対の締金36が開
放し、もってナット41からねじ軸13が解放されるよ
うにしてある。
【0022】次に、図9は接触式にした位置検出部18
の側面図を示す。この図で明らかにするように、この位
置検出部18は、機台2に固定されるベース45、この
ベースの一端に固定した固定板46、ベースの上面に固
定したガイド板47、このガイド板に形成した案内溝4
7aに沿って摺動自在に設けたスライド台48、および
スライド台の上部に取り付けたダイヤルゲージ49を含
み、このうちスライド台48は固定板46と調整ねじ5
0で連結され、該調整ねじの周囲で相互間に介在される
ばね51にて測定対象物としての棒材Sに向けて付勢さ
れている。又、ダイヤルゲージ49はそのスピンドル5
2が水平状態にあって棒材Sのラジアル方向に指向し、
その先端に棒材の平滑面Hに接触する測定子53が着脱
自在に取り付けられる。尚、測定子53はその先端面を
棒材の平滑面Hに密着可能な平面にしている。
【0023】ここで、上述のように構成される角度測定
器により例えば図12のような棒材Sを測定対象物とし
て各孔Pの位置が適正であるか否かを検査するには、先
ず棒材Sを取付具5A,5Bの相互間に挟み込んで保持
し、次いでねじ軸13のハンドル16を操作して、保持
部1を棒材Sの保持状態のままその軸線方向に移動さ
せ、棒材Sの周面を平滑面Hの位置で位置検出部18に
おけるダイヤルゲージ49のスピンドル52の軸線上に
位置付ける。そして、モータ4を間欠回転させながら棒
材の平滑面Hを図9のようにダイヤルゲージ49のスピ
ンドル52に対向させ、その平滑面Hに調整ねじ50の
操作をもって測定子53を接触させる。このとき、測定
子53が平滑面Hに接触する範囲でモータ4を正逆に回
転させ、ダイヤルゲージ49の指針が最小値を示す箇所
を探して初期位置とし、これを基準にして各孔Pの角度
測定を開始する。
【0024】尚、位置検出部12とモータ4は図10に
示すように表示部61A,61BをもつコントローラC
に電気的に接続し、位置検出部12における受光部25
の受光量が測定回路62Aを介して表示部61Aに数値
として表示されるようにしてある。又、他方の表示部6
1Bには棒材Sやモータ4の駆動軸の回転角変位量が測
定回路62Bを介して0.1度単位に表示されるように
してある。その回転角変位量を検出する角変位検出手段
として、本例ではモータ4の駆動軸にロータリエンコー
ダReを装着している。ここで、コントローラCはモー
タ4を正逆に回転させる切替スイッチ63と、表示部6
1Bの表示値をリセットするリセットスイッチ64を有
し、このうち切替スイッチ63の操作で測定回路62B
を介してモータ4にパルス信号を与え、その入力パルス
に応じてモータ4を間欠回転させることができ、このと
きの回転角変位量がロータリエンコーダReから測定回
路62Bを介して表示部61Bに0.1度単位で表示さ
れるようになっている。
【0025】そして、ここに棒材Sの初期位置が決まっ
たら、リセットスイッチ64の操作で表示部61Bの表
示値を零とし、一端側の孔Pから順に測定を行う。つま
り、平滑面Hに対して各孔Pが棒材Sの周方向で所定位
置に正しく穿設されているか否かを以下のようにして検
査するものである。
【0026】先ず、ねじ軸13を操作して最初に検査す
る孔Pを発光部24と受光部25との間に位置付け、次
にモータ4を回転させて被測定部たる孔Pを発光部24
と受光部25に対向させる。孔Pは棒材Sの軸心を通る
直径1〜3mm程度の貫通孔であり、発光部24と受光部
25の中心線上にあって発光部24の照射光が孔Pを通
過して遮光されることなく受光部25に達し、その受光
量が表示部61Aに数値として表示される。そして、そ
の数値が最大を示したときに位置検出部12で孔Pの位
置が検出されたことになり、このとき別の表示部61B
にはモータ4の駆動軸と共に回転する棒材Sの回転角変
位量が0.1度単位で表示されている。従って、その角
度表示と規定値を比較して孔Pが許容範囲内にあるか否
かを知ることができる。
【0027】このようにして、各孔の初期位置からの角
度を順に測定することにより棒材の検査を行うのであ
り、このときの各孔の許容誤差は棒材の用途によって様
々であるが、仮に0.3度を許容誤差とする棒材おいて
は一つの孔でもその範囲を越えれば不良品として取り出
されることになる。尚、各孔は直径が等しいものである
とは限らないので検査時には各孔に径を揃えるべくブッ
シュなどを装着するとよい。この場合、一つの孔で位置
検出部12による受光量の最大値を求めれば、他の孔の
検査時には表示部61Aの表示値がその最大値になるよ
うにすればよいので検出が容易で測定誤差も小さくでき
る。
【0028】ここで、棒材に穿設される孔は貫通孔であ
ることが殆どであるが、貫通されていない孔であっても
位置検出部12として反射形の光電管を利用するか、あ
るいは位置検出部18のダイヤルゲージ49のように接
触式の検出器を用いて孔Pの位置を検出することができ
る。例えば、接触式の検出器として先端を孔Pに挿入可
能にした軸線方向に進退自在なテーパ軸を有するものな
どを利用できる。
【0029】又、上記例によれば、平滑面Hを有する棒
材Sを例に説明しているが、孔Pだけがある棒材にし
て、位置検出部12で最初に検出した孔の位置を初期位
置とし、これを基準にして残る各孔の角度測定をするこ
ともできる。
【0030】更に、上記例によれば、各孔を位置検出部
12で迅速に検出できるよう支持具14を開閉式とし、
ねじ軸13の操作以外に保持部1を手で押すことにより
各孔を位置検出部12に対応させられるようにしている
が、各孔の軸線方向の間隔が適正であるかも検査できる
ようにする意味では、ねじ軸13のみによる送り方式に
して、そのねじ軸13に軸線方向の送り量を検出できる
リニアエンコーダなどを装着すると良い。ここで、ねじ
軸13をハンドル16による手動操作に代えて、その一
端に制御用モータを連結するようにしてもよい。
【0031】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本願に係る角度測定器によれば、棒材Sのように被測定
部が軸線方向にも間隔を開けて施されている場合におい
て、上述のように保持部1が測定対象物の軸線方向に移
動するような構成に限らず、位置検出部12を送りねじ
機構を利用して測定対象物の軸線方向に移動させること
ができる。
【0032】例えば、図11に示すように、機台2にブ
ラケット70,70を相対して間隔調整自在に設け、そ
のブラケット70に棒材の両端を保持する取付具5A,
5Bを対向して回転自在に設ける一方、機台2に取付具
5A,5Bで保持された棒材の軸線方向に沿って移動可
能な摺動台71を設け、その摺動台71に光電管など棒
材の孔の位置を検出可能な位置検出部12を固設するよ
うにしてもよい。ここで、摺動台71を移動させる手段
として、摺動台71に機台2と平行するガイド軸72と
ねじ軸73とを貫通させ、そのねじ軸73の操作をもっ
て摺動台71がガイド軸72に沿って移動するようにし
ている。尚、ねじ軸73は制御用モータなどで回転させ
るか、あるいはその一端にハンドルを装着して回転させ
ることができる。又、図11ではブラケット70の一方
に上記例の如くモータ4を取り付け、その駆動軸に取付
具5Aを装着しているが、その取付具5Aを軸受で支持
するか、又は回動軸を介して支持し、それを手動で回転
するようにしてもよい。但し、本例においても棒材の回
転角変位量を検出する手段として、ロータリエンコーダ
などを上述の回動軸その他に装着する。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る角度測定器によれば、測定対象物を保持部で回転自
在にして保持し、その周面の周方向に間隔をあけて施さ
れた被測定部の位置を位置検出部で順に検出し、このと
きの測定対象物の回転角変位量を検出するようにしたた
め、被測定部が周方向で許容範囲内の間隔に正しく施さ
れているか否かを容易かつ正確に検査することができ
る。
【0034】更に、位置検出部と保持部の少なくとも一
方が、該保持部に保持された測定対象物の軸線方向に沿
って移動するようにしたため、被測定部が軸線方向に間
隔を開けて設けられている場合でも、その各位置を位置
検出部にて検出することができる上、被測定部の軸線方
向の距離も測定可能である。
【0035】特に、保持部を構成するガイドレールをそ
の長手方向に摺動自在にして、これをねじ軸の操作で移
動できるようにしているので、このガイドレールに沿っ
て保持される測定対象物としての棒材の被測定部をその
軸線方向で位置検出部に正確に対応させることができ、
しかもモータを間欠回転させて被測定部の位置を位置検
出部で検出できるようにしたため、各孔の検出が容易か
つ正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る角度測定器の好適な一例を示した
側面概略図
【図2】同角度測定器の平面概略図
【図3】ガイドレールの取付状態を示した断面図
【図4】位置検出部を示す断面図
【図5】同位置検出部の側面図
【図6】同位置検出部に隣接する角度ゲージの正面図
【図7】保持部の移動に用いる送りねじ機構の支持具を
部分的に破断して示した背面図
【図8】同支持具の側面図
【図9】位置検出部の他の形態を示した側面概略図
【図10】本願に係る角度測定器の電気系統を示したブ
ロック図
【図11】本願に係る角度測定器の他の実施形態を示し
た側面概略図
【図12】測定対象物の一例を部分的に破断して示した
斜視図
【符号の説明】
1 保持部 2 機台 3 ガイドレール 4 モータ 5A,5B 取付具 12 位置検出部 13 ねじ軸 14 支持具 24 発光部 25 受光部 42 ねじ孔
フロントページの続き (72)発明者 高橋幸雄 群馬県前橋市池端町602番地の6 株式 会社統和タックス内 (56)参考文献 特開 昭63−281001(JP,A) 特開 平2−128102(JP,A) 特開 平5−209744(JP,A) 特開 昭58−113707(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/00 G01B 7/00 - 7/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材で成る測定対象物を回転自在にして
    保持する保持部と、前記測定対象物の周面に臨んで該測
    定対象物の周面に間隔をあけて施された被測定部の位置
    を順に検出するための位置検出部と、前記保持部により
    保持された測定対象物の回転角変位量を検出する角変位
    検出手段と、前記保持部と位置検出部の少なくとも一方
    を保持部に保持された測定対象物の軸線方向に沿って移
    動させる送り手段とを備えた角度測定器であって、前記
    位置検出部は発光ダイオードなどで成る発光部と該発光
    部による照射光を検出するための受光部とを有し、その
    発光部と受光部が前記保持部に保持された測定対象物を
    介して対向するよう装置されて成ることを特徴とする角
    度測定器。
  2. 【請求項2】 送り手段は、ねじ軸と該ねじ軸が通るね
    じ孔を形成する支持具とを備えたねじ機構で成り、前記
    支持具がねじ軸を解放可能とする2つの半割のナットで
    構成される請求項1記載の角度測定器。
  3. 【請求項3】 棒材で成る測定対象物を回転自在にして
    保持する保持部と、前記測定対象物の周面に間隔をあけ
    て施された被測定部の位置を順に検出するための位置検
    出部と、前記保持部により保持された測定対象物の回転
    角変位量を検出する角変位検出手段と、前記保持部をこ
    れに保持された測定対象物の軸線方向に沿って移動させ
    る送り手段とを備えた角度測定器であって、前記保持部
    は機台上にガイドレールをその長手方向へ摺動自在にし
    て設け、そのガイドレールの一端側に間欠回転されるモ
    ータを設けると共に、そのモータの駆動軸と前記ガイド
    レールの他端側とに測定対象物の両端を保持する取付具
    を相対して設けることにより構成され、前記送り手段は
    前記ガイドレールにねじ軸を平行して取り付けると共
    に、そのねじ軸が通るねじ孔をもつ支持具を前記機台に
    固設して構成され、その支持具が前記ねじ軸を解放可能
    とする2つの半割のナットで構成されることを特徴とす
    る角度測定器。
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