JP3263889B2 - 量子化方法及びその装置、高能率符号化装置、記録再生装置並びに情報伝送システム - Google Patents

量子化方法及びその装置、高能率符号化装置、記録再生装置並びに情報伝送システム

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JP3263889B2
JP3263889B2 JP29164494A JP29164494A JP3263889B2 JP 3263889 B2 JP3263889 B2 JP 3263889B2 JP 29164494 A JP29164494 A JP 29164494A JP 29164494 A JP29164494 A JP 29164494A JP 3263889 B2 JP3263889 B2 JP 3263889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば情報を符号化し
て圧縮する高能率符号化装置、圧縮情報を記録再生する
VTR、圧縮情報を送受信する情報伝送システム等に適
用して好適な量子化方法及びその装置、高能率符号化装
置、記録再生装置並びに情報伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伝送若しくは記録しようとする情
報を圧縮する高能率符号化装置としては例えば図5に示
すようなものがある。
【0003】〔符号化装置の接続及び構成〕この図5に
示す符号化装置100は、入力端子101に供給される
情報、例えば映像データを、16×16画素のブロック
(マクロブロック)に分割するブロック化回路102、
このブロック化回路102で分割された映像データを、
上記マクロブロック毎に、直流成分成分から高次交流成
分までの係数データに変換するDCT(Discret
e Cosine Transform:離散的コサイ
ン変換)回路103、このDCT回路103からの係数
データを所定の量子化ステップで量子化する量子化回路
105、この量子化回路105からの量子化された係数
データに対してランレングスやハフマンの方法により可
変長符号化処理を施す可変長符号化回路106、この可
変長符号化回路106の符号化データを伝送、若しくは
記録するために出力する前に、1フレーム分となるまで
符号化データを蓄えるバッファ107、可変長符号化回
路106からの現在のフレームの符号化データと、バッ
ファ107から出力される前のフレームの符号化データ
のデータ量を比較し、その比較結果を量子化ステップサ
イズ出力回路110に供給すると共に、バッファ107
に蓄えた符号化データを1フレーム分ずつ出力するよう
制御するデータ量比較回路109、このデータ量比較回
路109からの比較結果に基いて量子化ステップサイズ
データQstepを生成し、生成した量子化ステップサ
イズデータQstepを量子化回路105に供給し、量
子化回路105における量子化ステップを制御する量子
化ステップサイズ出力回路110で構成される。
【0004】ここで、上記量子化ステップサイズ出力回
路110は、データ量比較回路109からの前のフレー
ムの符号化データのデータ量と、現在のフレームの符号
化データのデータ量が一定となるように、量子化回路1
05における量子化ステップサイズを制御する。従っ
て、量子化回路105においては、フレーム内において
は一定の量子化ステップサイズで量子化処理が施され
る。つまり、量子化回路105においては、前のフレー
ムの符号化データのデータ量が、現在のフレームの符号
化データのデータ量よりも多い場合は、量子化ステップ
サイズが大きく、即ち、粗い量子化が行われるよう設定
され、前のフレームの符号化データのデータ量が、現在
のフレームの符号化データのデータ量よりも少ない場合
は、量子化ステップサイズが小さく、即ち、細かい量子
化が行われるよう設定される。
【0005】〔復号化装置の接続及び構成〕この図5に
示す復号化装置200は、入力端子201に供給される
情報、例えば再生若しくは受信した符号化データを一旦
保持するバッファ202、このバッファ202から読み
出された符号化データを上記可変長符号化回路106で
符号化される前の状態に復号化する復号化回路203、
この復号化回路203からの量子化係数データに対し、
逆量子化処理を施して、直流成分から高次交流成分の係
数データを得る逆量子化回路204、この逆量子化回路
204からの係数データを元の映像データに変換するI
DCT(Inverce DiscreteCosin
e Transform:逆離散的コサイン変換)回路
205、このIDCT回路205からの映像データを記
憶するフレームメモリ207で構成される。
【0006】上記復号後の映像信号を画像として映出さ
せるためには、図に示すように、フレームメモリ207
から読み出された映像データをアナログ映像信号に変換
して出力するための出力回路208及びこの出力回路2
08からのテレビジョン信号をその管面に映出するため
のテレビジョンモニタ209が必要となる。
【0007】〔動作〕伝送若しくは記録しようとする映
像データ(ディジタル映像信号)は、入力端子101を
介してブロック化回路102に供給され、このブロック
化回路102において16画素×16画素のマクロブロ
ック単位に分割された後に、マクロブロック単位でDC
T回路103に供給される。DCT回路103に供給さ
れたマクロブロック単位の映像データは、このDCT回
路103において、直流成分から高次交流成分までの係
数データに変換された後にフレームバッファ104に供
給される。
【0008】フレームバッファ104において、一旦、
1フレーム分にまとめられた係数データは、量子化回路
105に供給され、この量子化回路105において、量
子化ステップサイズ出力回路110からの量子化ステッ
プサイズデータQstepに基いた量子化ステップサイ
ズで、伝送若しくは記録データ量が一定となるように量
子化される。この量子化回路105で量子化された係数
データは、可変長符号化回路106に供給され、この可
変長符号化回路106においてランレングスやハフマン
の方法により可変長符号化処理が施される。可変長符号
化回路106からの符号化データは、バッファ107及
び出力端子108を介して出力され、例えば伝送路を通
じて相手先に伝送されたり、或いはVTR等の記録系に
供給されて記録媒体に記録される。
【0009】伝送若しくは記録媒体から再生された符号
化データは、入力端子201を介してバッファ202に
一旦蓄えられた後に復号化回路203に供給され、この
復号化回路203において量子化後の係数データに復号
化される。復号化回路203からの係数データは逆量子
化回路204に供給され、この逆量子化回路204にお
いて量子化前の係数データに戻された後にIDCT回路
205に供給される。
【0010】IDCT回路205は、逆量子化回路20
4からのマクロブロック内の直流成分から高次交流成分
までの係数データから元のマクロブロック毎の映像デー
タを得る。IDCT回路205からの映像データはフレ
ームメモリ207に供給され、一旦このフレームメモリ
207に記憶される。フレームメモリ207に1フレー
ム分の映像データが蓄えられると、読み出しが開始され
る。フレームメモリ207から読み出された映像データ
は、出力回路208に供給され、この出力回路208に
おいてアナログ映像信号に変換された後にテレビジョン
モニタ209に供給され、このテレビジョンモニタ20
9の管面に映像として出力される。
【0011】尚、バッファメモリの状態を検出すること
により量子化特性を検出するフィードバック量子化制御
については、米国特許第4897855号に記載されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の高能率符号化装置においては、量子化ステップサ
イズの制御がフレーム単位で行われていたので、1つの
フレーム内における量子化ステップサイズは一定とな
る。従って、符号化装置100で一旦符号化したデータ
を復号化装置200で復号化すると、元の映像データの
内、濃淡の変化の少ない比較的フラットな部分(諧調、
即ち、濃淡段階が少なく、濃淡の変化の少ない部分)に
おいては、輝度レベルの低い信号は失われてしまうとい
った問題点がある。
【0013】例えば、山と空からなる映像を考えると分
かりやすいであろう。映像の内、山の部分は、多くの情
報からなるので濃淡の変化は多く、輝度レベルの高い信
号が多い。しかしながら、空の状態が雲一つない快晴の
状態だった場合には、濃淡の変化が少なく、輝度レベル
の低い信号からなる。従って、このように、濃淡の変化
が多く、輝度レベルの高い信号のある領域と、濃淡の変
化が少なく、輝度レベルの低い信号のある領域からなる
映像データに対し、上述したように送信若しくは記録情
報が一定となるように制御して量子化を行うと、濃淡の
変化の少ない領域に対して粗い量子化処理が施される。
そしてこの結果、濃淡の変化の少ない領域の輝度レベル
の低い信号は失われてしまう。例えば上述した森林と空
からなる映像の場合においては、復号化した後の映像の
空の部分に粗く量子化して輝度レベルの低い信号が失わ
れることによって、疑似的な輪郭(或いは境界線)が発
生するといった問題点がある。
【0014】そこで、規格MPEG−2(Moving
Picture ExpertsGroup 2)に
おいては、現在のフレームの量子化しようとしている1
6画素×16画素のマクロブロックを更に8画素×8画
素のブロック(サブブロックという)に分割し、これら
4つのサブブロックについて夫々分散値を計算し、4つ
のサブブロックの分散値の内最も小さい値を用いてその
マクロブロックの画像情報の複雑さ(アクティビティと
いう)を求め、このアクティビティと、前フレームの全
マクロブロックのアクティビティの平均値とを比較し、
その比較結果に基いて量子化ステップサイズを制御する
ようにしている。
【0015】以上の処理を式で示す場合、以下に示すよ
うに、8画素×8画素のサブブロックの平均レベルを数
1に示す式で求め、次に数2に示す式により、数1に示
す式で得られた平均レベルを用いて16画素×16画素
のマクロブロック内の4つのサブブロックの各分散値を
得、数3に示す式により、マクロブロック内の4つのサ
ブブロックの各分散値の内、最も小さい値の分散値を用
いてアクティビティを求める。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】
【数3】
【0019】以上のようにして求めた、量子化しようと
するマクロブロックのアクティビティと、前のフレーム
内の全てのマクロブロックについてアクティビティを求
め、求めた前のフレーム内の全てのマクロブロックのア
クティビティの平均値とを比較し、その比較結果に基い
て量子化ステップサイズを制御する。上記比較結果は、
数4に示す式により得られ、量子化ステップサイズデー
タQstepは、数5に示す式により得られる。
【0020】
【数4】
【0021】
【数5】
【0022】以上の処理によって量子化ステップサイズ
を制御すると、前のフレームのアクティビティと現フレ
ームのマクロブロックのアクティビティとの比較結果に
より、現フレームの量子化をマクロブロック毎に制御で
きるので、フラットなアクティビティの小さい部分は細
かい量子化ステップサイズで量子化でき、逆にアクティ
ビティの大きい部分は粗い量子化ステップサイズで量子
化できる。従って、全体の符号量を一定にしたままでよ
り復元画像の視覚特性、例えばグラディエーションやデ
ィテールをより細かく再現することができる。
【0023】しかしながら、上述した量子化方法を採用
した場合、連続する振幅の大きい高域成分が粗い量子化
ステップサイズで量子化されてしまい、これによって、
復元画像にフリッカに非常に良く似た輝度の変動が現れ
てしまい、復元画像の精度を著しく劣化させてしまうと
いう問題点があった。
【0024】ここで、符号化する可能性のある代表的な
波形の例を上記問題点となる波形をも併せていくつか挙
げ、例として挙げたいくつかの波形について図6を参照
しながら検討する。
【0025】図6において、Vd1〜Vd4は夫々例と
して示す波形であり、Vd1は図から分かるように、比
較的レベルが低く、且つ、レベルの変化が少ないフラッ
トな波形で、例えば上述した空等の画像に対応する波形
である。Vd2は図から分かるように、例えば黒いバッ
クグラウンドと縦方向の白く細い3本の線から構成され
る画像のように、細かくはないが、明暗のはっきりした
画像に対応する波形である。Vd3は図から分かるよう
に、例えばその左半分が白、右半分が黒で構成されてい
る画像のように、細かくはないが、明暗のはっきりした
画像に対応する波形である。Vd4は図から分かるよう
に、レベルが高く、且つ、レベルの変化が非常に多い波
形で、例えば画像全体が白と黒の細かい縦方向のストラ
イプで構成されている画像のように、非常に細かく、且
つ、明暗のはっきりした画像に対応する波形である。
【0026】以上の波形Vd1〜Vd4について夫々上
記量子化方法で量子化を行った場合について検討する。
【0027】先ず、波形Vd1は、既に説明したよう
に、上記量子化方法によれば、フラットなアクティビテ
ィの小さい部分は細かい量子化ステップサイズで量子化
し、逆にアクティビティの大きい部分は粗い量子化ステ
ップサイズで量子化するので、全体の符号量を一定にし
たままでより復元画像の視覚特性、例えばグラディエー
ションやディテールをより細かく再現することができ
る。
【0028】波形Vd2は、波形で見ると振幅は大きい
が高域成分は連続しておらず、画像上でも複雑な明暗で
構成されていないのでアクティビティは低くなる。従っ
て、波形Vd1の場合と同様に、上記量子化方法によれ
ば、フラットなアクティビティの小さい部分は細かい量
子化ステップサイズで量子化し、逆にアクティビティの
大きい部分は粗い量子化ステップサイズで量子化するの
で、全体の符号量を一定にしたままでより復元画像の視
覚特性、例えばグラディエーションやディテールをより
細かく再現することができる。
【0029】波形Vd3は、波形で見ると振幅は大きい
が高域成分はなく、画像上でも複雑な明暗で構成されて
いないのでアクティビティは低くなる。従って、波形V
d1の場合と同様に、上記量子化方法によれば、フラッ
トなアクティビティの小さい部分は細かい量子化ステッ
プサイズで量子化し、逆にアクティビティの大きい部分
は粗い量子化ステップサイズで量子化するので、全体の
符号量を一定にしたままでより復元画像の視覚特性、例
えばグラディエーションやディテールをより細かく再現
することができる。
【0030】しかしながら、波形Vd4は、上述したよ
うに、波形で見ると振幅が大きく、連続した高域成分か
らなっており、画像上では複雑(細かい)な明暗で構成
されているので、アクティビティが高くなる。従って、
上記量子化方法によれば、フラットなアクティビティの
小さい部分は細かい量子化ステップサイズで量子化し、
逆にアクティビティの大きい部分は粗い量子化ステップ
サイズで量子化するので、全体の符号量を一定にはでき
るが、粗い量子化ステップサイズで量子化することによ
り、マクロブロック毎、フレーム毎に復元波形の高域成
分のレベルが異なる等により、画像上においては、フリ
ッカのように平均輝度が時間的に変化する現象を引き起
こしてしまうという問題点があった。
【0031】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、信号を量子化し、その信号を復元したときに、
元の信号の内の比較的フラットな部分のレベルの低い信
号と、連続するレベルの高い高域成分が失われたり、劣
化しないようにすることで、符号量を一定にした場合で
あっても、復元画像の視覚特性をより向上させることの
できる量子化方法及びその装置、高能率符号化装置、記
録再生装置並びに情報伝送システムを提案しようとする
ものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、量子化す
べき情報を所定単位のブロック毎に分割し、上記ブロッ
ク毎に分割された情報について周波数分布を検出し、
記周波数分布に基づいて、輝度レベルが低くフラットな
部分、及び、連続する輝度レベルの高い高域成分の部分
を検出し、上記フラットな部分及び連続する輝度レベル
の高い高域成分の部分の検出結果に基づいて量子化すべ
き情報の量子化ステップサイズを決定し、この量子化ス
テップサイズで量子化すべき情報の量子化処理を行う量
子化方法である。また、量子化すべき情報を所定単位の
ブロック毎に分割する分割手段と、上記ブロック毎に分
割された情報について周波数分布を検出する周波数分布
検出手段と、上記周波数分布に基づいて、輝度レベルが
低くフラットな部分、及び、連続する輝度レベルの高い
高域成分の部分を検出する高域成分検出手段と、上記フ
ラットな部分及び連続する輝度レベルの高い高域成分の
部分の検出結果に基づいて量子化すべき情報の量子化ス
テップサイズを決定する量子化ステップサイズ決定手段
と、この量子化ステップサイズで量子化すべき情報の量
子化処理を行う量子化手段とを備えた量子化装置であ
る。
【0033】第2の発明は、量子化すべき情報を所定単
位のブロック毎に分割する分割手段2と、上記分割手段
2からのブロック毎に分割された情報を少なくとも低域
成分と高域成分に分類する分類手段5と、上記分類手段
5からの低域成分の情報と高域成分の情報について夫々
絶対値和を得る絶対値和取得手段6〜8、10〜12
と、上記絶対値和取得手段6〜8、10〜12からの低
域成分の絶対値和情報と上記高域成分の絶対値和情報に
基いて上記所定単位のブロック内における情報の複雑さ
を示す情報を得る演算手段9と、上記演算手段9からの
複雑さを示す情報の平均値を得る平均値取得手段15
と、上記演算手段9からの複雑さを示す情報の内の最小
値を複数のブロック分について求める最小値検出手段1
3と、上記最小値検出手段13からの複雑さを示す情報
と、上記平均値検出手段15からの平均値情報とに基い
て正規化を行う正規化手段16と、上記正規化手段16
の出力と、基準量子化ステップサイズ情報とに基いて参
照量子化ステップサイズ情報を得る参照量子化ステップ
サイズ情報取得手段17M18と、上記参照量子化ステ
ップサイズ情報に基いて量子化すべき情報の量子化ステ
ップサイズを決定し、この量子化ステップサイズで量子
化すべき情報の量子化処理を行う量子化手段19とを有
する量子化装置である。
【0034】第3の発明は、符号化すべき情報を所定単
位のブロック毎に分割する分割手段2と、上記分割手段
2からのブロック毎に分割された情報を圧縮する圧縮処
理手段3と、上記分割手段2からのブロック毎に分割さ
れた情報を少なくとも低域成分と高域成分に分類する分
類手段5と、上記分類手段5からの低域成分の情報と高
域成分の情報について夫々絶対値和を得る絶対値和取得
手段6〜8、10〜12と、上記絶対値和取得手段6〜
8、10〜12からの低域成分の絶対値和情報と上記高
域成分の絶対値和情報に基いて上記所定単位のブロック
内における情報の複雑さを示す情報を得る演算手段9
と、上記演算手段9からの複雑さを示す情報の平均値を
得る平均値取得手段15と、上記演算手段9からの複雑
さを示す情報の内の最小値を複数のブロック分について
求める最小値検出手段13と、上記最小値検出手段13
からの複雑さを示す情報と、上記平均値検出手段15か
らの平均値情報とに基いて正規化を行う正規化手段16
と、上記正規化手段16の出力と、基準量子化ステップ
サイズ情報とに基いて参照量子化ステップサイズ情報を
得る参照量子化ステップサイズ情報取得手段17、18
と、上記参照量子化ステップサイズ情報に基いて量子化
すべき情報の量子化ステップサイズを決定し、この量子
化ステップサイズで量子化すべき情報の量子化処理を行
う量子化手段19と、上記量子化手段19からの量子化
出力に対し符号化処理を施す符号化手段20とを有する
高能率符号化装置である。
【0035】第4の発明は、記録すべき情報を所定単位
のブロック毎に分割する分割手段2と、上記分割手段2
からのブロック毎に分割された情報を圧縮する圧縮処理
手段3と、上記分割手段2からのブロック毎に分割され
た情報について周波数分布の特性を検出する検出手段
5、6〜8、10〜12と、上記検出手段5、6〜8、
10〜12からの検出結果に基いて上記所定単位のブロ
ック内における情報の複雑さを示す情報を得る演算手段
9と、上記演算手段9からの複雑さを示す情報の平均値
を得る平均値取得手段15と、上記演算手段9からの複
雑さを示す情報の内の最小値を複数のブロック分につい
て求める最小値検出手段13と、上記最小値検出手段1
3からの複雑さを示す情報と、上記平均値検出手段15
からの平均値情報とに基いて正規化を行う正規化手段1
6と、上記正規化手段16の出力と、基準量子化ステッ
プサイズ情報とに基いて参照量子化ステップサイズ情報
を得る参照量子化ステップサイズ情報取得手段17、1
8と、上記参照量子化ステップサイズ情報に基いて量子
化すべき情報の量子化ステップサイズを決定し、この量
子化ステップサイズで量子化すべき情報の量子化処理を
行う量子化手段19と、上記量子化手段19からの量子
化出力に対し符号化処理を施す符号化手段20と、上記
符号化手段20からの符号化出力に対して記録処理を施
した後に記録媒体57に記録する記録手段54、55、
56と、上記記録媒体57に記録された情報を再生する
再生手段58、59、60と、上記再生手段58、5
9、60からの再生出力に対して復号化処理する復号化
処理手段61と、上記復号化処理手段61からの復号化
出力に対して再生処理を施す再生処理手段62とを有す
る記録再生装置である。
【0036】第5の発明は、送信すべき情報を所定単位
のブロック毎に分割する分割手段2と、上記分割手段2
からのブロック毎に分割された情報を圧縮する圧縮処理
手段3と、上記分割手段2からのブロック毎に分割され
た情報について周波数分布の特性を検出する検出手段
5、6〜8、10〜12と、上記検出手段5、6〜8、
10〜12からの検出結果に基いて上記所定単位のブロ
ック内における情報の複雑さを示す情報を得る演算手段
9と、上記演算手段9からの複雑さを示す情報の平均値
を得る平均値取得手段15と、上記演算手段9からの複
雑さを示す情報の内の最小値を複数のブロック分につい
て求める最小値検出手段13と、上記最小値検出手段1
3からの複雑さを示す情報と、上記平均値検出手段15
からの平均値情報とに基いて正規化を行う正規化手段1
6と、上記正規化手段16の出力と、基準量子化ステッ
プサイズ情報とに基いて参照量子化ステップサイズ情報
を得る参照量子化ステップサイズ情報取得手段17、1
8と、上記参照量子化ステップサイズ情報に基いて量子
化すべき情報の量子化ステップサイズを決定し、この量
子化ステップサイズで量子化すべき情報の量子化処理を
行う量子化手段19と、上記量子化手段からの量子化出
力に対し符号化処理を施す符号化手段20と、上記符号
化手段20からの符号化出力に対して送信のための処理
を施した後に相手先に送信する送信手段73、74と、
上記送信情報を受信する受信手段74、75と、上記受
信手段74、75からの受信出力に対して復号化処理を
施す復号化処理手段76とを有する情報伝送システムで
ある。
【0037】
【作用】上述せる第1の発明によれば、量子化すべき情
報を所定単位のブロック毎に分割し、上記ブロック毎に
分割された情報について周波数分布を検出し、上記周波
数分布に基づいて、輝度レベルが低くフラットな部分、
及び、連続する輝度レベルの高い高域成分の部分を検出
し、上記フラットな部分及び連続する輝度レベルの高い
高域成分の部分の検出結果に基づいて量子化すべき情報
の量子化ステップサイズを決定し、この量子化ステップ
サイズで量子化すべき情報の量子化処理を行う。これに
よって、複数のブロックについて1つの代表値として複
雑さを示す情報を選択することにより、複数のブロック
毎に周波数分布の特性に応じた量子化処理を施すことが
できる。
【0038】上述せる第2の発明によれば、分割手段2
により量子化すべき情報を所定単位のブロック毎に分割
し、上記分割手段2からのブロック毎に分割された情報
を分類手段5により少なくとも低域成分と高域成分に分
類し、上記分類手段5からの低域成分の情報と高域成分
の情報について絶対値和取得手段6〜8、10〜12に
より夫々絶対値和を得、上記絶対値和取得手段6〜8、
10〜12からの低域成分の絶対値和情報と上記高域成
分の絶対値和情報に基いて上記所定単位のブロック内に
おける情報の複雑さを示す情報を演算手段9で得、上記
演算手段9からの複雑さを示す情報の平均値を平均値取
得手段15で得、上記演算手段9からの複雑さを示す情
報の内の最小値を最小値検出手段13により複数のブロ
ック分について求め、上記最小値検出手段13からの複
雑さを示す情報と、上記平均値検出手段15からの平均
値情報とに基いて正規化手段16で正規化を行い、上記
正規化手段16の出力と、基準量子化ステップサイズ情
報とに基いて参照量子化ステップサイズ情報を参照量子
化ステップサイズ情報取得手段17、18で得、上記参
照量子化ステップサイズ情報に基いて量子化すべき情報
の量子化ステップサイズを決定し、この量子化ステップ
サイズで量子化すべき情報の量子化処理を量子化手段1
9で行う。これによって、複数のブロックについて1つ
の代表値として複雑さを示す情報を選択することによ
り、複数のブロック毎に周波数分布の特性に応じた量子
化処理を施すことができる。
【0039】上述せる第3の発明によれば、分割手段2
により符号化すべき情報を所定単位のブロック毎に分割
し、上記分割手段2からのブロック毎に分割された情報
を圧縮処理手段3で圧縮し、分類手段5により上記分割
手段2からのブロック毎に分割された情報を少なくとも
低域成分と高域成分に分類し、上記分類手段5からの低
域成分の情報と高域成分の情報について夫々絶対値和を
絶対値和取得手段6〜8、10〜12で得、上記絶対値
和取得手段6〜8、10〜12からの低域成分の絶対値
和情報と上記高域成分の絶対値和情報に基いて上記所定
単位のブロック内における情報の複雑さを示す情報を演
算手段9で得、上記演算手段9からの複雑さを示す情報
の平均値を平均値取得手段15で得、上記演算手段9か
らの複雑さを示す情報の内の最小値を複数のブロック分
について最小値検出手段13で求め、上記最小値検出手
段13からの複雑さを示す情報と、上記平均値検出手段
15からの平均値情報とに基いて正規化手段16により
正規化を行い、上記正規化手段16の出力と、基準量子
化ステップサイズ情報とに基いて参照量子化ステップサ
イズ情報を参照量子化ステップサイズ情報取得手段1
7、18で得、上記参照量子化ステップサイズ情報に基
いて量子化すべき情報の量子化ステップサイズを決定
し、この量子化ステップサイズで量子化すべき情報の量
子化処理を量子化手段19で行い、上記量子化手段19
からの量子化出力に対し符号化手段20により符号化処
理を施す。これによって、複数のブロックについて1つ
の代表値として複雑さを示す情報を選択することによ
り、複数のブロック毎に周波数分布の特性に応じた量子
化処理を施すと共に、この量子化処理を施した情報に対
して符号化処理を施すことができる。
【0040】上述せる第4の発明によれば、分割手段2
により記録すべき情報を所定単位のブロック毎に分割
し、上記分割手段2からのブロック毎に分割された情報
を圧縮処理手段3で圧縮し、上記分割手段2からのブロ
ック毎に分割された情報について周波数分布の特性を検
出手段5、6〜8、10〜12で検出し、上記検出手段
5、6〜8、10〜12からの検出結果に基いて上記所
定単位のブロック内における情報の複雑さを示す情報を
演算手段9で得、上記演算手段9からの複雑さを示す情
報の平均値を平均値取得手段15で得、上記演算手段9
からの複雑さを示す情報の内の最小値を複数のブロック
分について最小値検出手段13により求め、上記最小値
検出手段13からの複雑さを示す情報と、上記平均値検
出手段15からの平均値情報とに基いて正規化手段16
により正規化を行い、上記正規化手段16の出力と、基
準量子化ステップサイズ情報とに基いて参照量子化ステ
ップサイズ情報を参照量子化ステップサイズ情報取得手
段17、18で得、上記参照量子化ステップサイズ情報
に基いて量子化すべき情報の量子化ステップサイズを決
定し、この量子化ステップサイズで量子化すべき情報の
量子化処理を量子化手段19で行い、上記量子化手段1
9からの量子化出力に対し符号化手段20で符号化を行
い、上記符号化手段20からの符号化出力に対して記録
手段54、55、56により記録処理を施した後に記録
し、上記記録媒体57に記録された情報を再生手段5
8、59、60で再生し、上記再生手段58、59、6
0からの再生出力に対して復号化処理手段61で復号化
処理を施し、上記復号化処理手段61からの復号化出力
に対して再生処理手段62により再生処理を施す。これ
によって、複数のブロックについて1つの代表値として
複雑さを示す情報を選択して複数のブロック毎に周波数
分布の特性に応じた量子化処理を施すと共に、この量子
化処理を施した情報に対して符号化処理を施すことがで
き、再生側において良好な再生情報を得ることができ
る。
【0041】上述せる第5の発明によれば、分割手段2
により送信すべき情報を所定単位のブロック毎に分割
し、上記分割手段2からのブロック毎に分割された情報
を圧縮処理手段3により圧縮し、上記分割手段2からの
ブロック毎に分割された情報について周波数分布の特性
を検出手段5、6〜8、10〜12で検出し、上記検出
手段5、6〜8、10〜12からの検出結果に基いて上
記所定単位のブロック内における情報の複雑さを示す情
報を演算手段9で得、上記演算手段9からの複雑さを示
す情報の平均値を得る平均値取得手段15と、上記演算
手段9からの複雑さを示す情報の内の最小値を複数のブ
ロック分について最小値検出手段13で求め、上記最小
値検出手段13からの複雑さを示す情報と、上記平均値
検出手段15からの平均値情報とに基いて正規化手段1
6により正規化を行い、上記正規化手段16の出力と、
基準量子化ステップサイズ情報とに基いて参照量子化ス
テップサイズ情報を参照量子化ステップサイズ情報取得
手段17、18で得、上記参照量子化ステップサイズ情
報に基いて量子化すべき情報の量子化ステップサイズを
決定し、この量子化ステップサイズで量子化すべき情報
の量子化処理を量子化手段19で行い、上記量子化手段
からの量子化出力に対し符号化手段20で符号化処理を
施し、送信手段73、74により、上記符号化手段20
からの符号化出力に対して送信のための処理を施した後
に相手先に送信し、上記送信情報を受信手段74、75
で受信し、上記受信手段74、75からの受信出力に対
して復号化処理手段76で符号化処理を施す。これによ
って、複数のブロックについて1つの代表値として複雑
さを示す情報を選択して複数のブロック毎に周波数分布
の特性に応じた量子化処理を施すと共に、この量子化処
理を施した情報に対して符号化処理を施すことができ、
受信側において良好な受信情報を得ることができる。
【0042】
【実施例】以下に、図1〜図4を順次参照して本発明量
子化方法及びその装置、高能率符号化装置、記録再生装
置並びに情報伝送システムの一実施例について詳細に説
明する。
【0043】図1は本発明量子化方法及びその装置並び
に高能率符号化装置が適用される高能率符号化装置の構
成例を示す構成図である。
【0044】〔接続及び構成〕図1において、2は図示
しない信号源から入力端子1を介して供給されるディジ
タル映像データViを16画素×16画素のマクロブロ
ックに分割し、更にこのマクロブロックを8画素×8画
素のサブブロックSbに分割するブロック化回路、3は
このブロック化回路2からのサブブロックSbの映像デ
ータに対し、直流成分から高次交流成分までの係数に変
換する離散コサイン変換処理を施すDCT回路3、4は
このDCT回路3からのサブブロックSbの係数データ
を一旦記憶するフレームメモリ、5はDCT回路3から
のサブブロックSb単位の係数データを、直流係数、低
域交流係数、高域交流係数の3つの係数に分類し、低域
交流係数データLcと高域交流係数データHcだけを選
択的に出力する分類回路である。
【0045】ここで、図2を参照して分類回路5による
係数の分類の一例について説明する。この図2には8画
素×8画素のサブブロックSbの各係数を概念的に示
し、黒い丸は直流係数、ドットの付された丸は低域交流
係数、白い丸は高域交流係数である。DCT回路3によ
り、この図2に示すように8画素×8画素のサブブロッ
クSb内において、直流成分から高次交流成分までの係
数データにした後に、これらの係数データを、直流係
数、低域交流係数及び高域交流係数に夫々分類する。そ
して、低域交流係数として分類された高域交流係数デー
タ及び高域交流係数として分類された高域交流係数デー
タを用いて処理を行う。このとき、直流係数として分類
された直流係数データは分類回路5の次段における処理
では用いないものとする。勿論、直流係数を低域交流係
数として分類して使用するようにしても良い。
【0046】再び図1に戻って説明する。6は上記分類
回路5からの低域交流係数データLcの絶対値を得る絶
対値回路、7は絶対値回路6からの低域交流係数データ
Lcの絶対値データをラッチ回路8からの1つ前の低域
交流係数データLcの絶対値データと加算する加算回
路、8はこの加算回路7からの加算出力をラッチするラ
ッチ回路である。このラッチ回路8の出力は1つのサブ
ブロックSb内の低域交流係数データLcの絶対値和デ
ータLfとなる。
【0047】また、10は上記分類回路5からの高域交
流係数データHcの絶対値を得る絶対値回路、11は絶
対値回路10からの高域交流係数データHcの絶対値デ
ータをラッチ回路12からの1つ前の高域交流係数デー
タHcの絶対値データと加算する加算回路、12はこの
加算回路11からの加算出力をラッチするラッチ回路で
ある。このラッチ回路12の出力は1つのサブブロック
Sb内の高域交流係数データHcの絶対値和データHf
となる。
【0048】9は上記ラッチ回路8からの低域交流係数
データLcの絶対値和データLfと、上記ラッチ回路1
2からの高域交流係数データHcの絶対値和データHf
とに基いて演算を行い、サブブロックSbのアクティビ
ティAsblkを求める演算回路である。この演算回路
9において行われる演算は、次の数6に示す式で表すこ
とができる。
【0049】
【数6】
【0050】尚、数6に示す式において、分数の部分
は、図6に示した波形Vd1のように輝度レベルが低く
フラットな部分を検出する部分で、括弧内の部分は図6
に示した波形Vd4のように連続する輝度レベルの高い
高域成分を検出する部分であり、更に、この括弧内にお
いて“1”を加算するのは、サブブロックSbのアクテ
ィビティAsblkが“0”とならないようにするため
である。
【0051】13は演算回路9からの1つのマクロブロ
ックについて供給される4つのサブブロックSbのアク
ティビティAsblkの中から最も小さい値のアクティ
ビティAsblkを検出し、これをそのマクロブロック
の代表値のアクティビティaiとして出力する最小値検
出回路、14は最小値検出回路13からの代表値として
のアクティビティaiを記憶するメモリ、15は最小値
検出回路13からの代表値としてのアクティビティai
を1フレーム分蓄え、蓄えた1フレーム分のアクティビ
ティaiの平均値Maiを得る平均化回路である。
【0052】16はメモリ14からのマクロブロックの
代表値としてのアクティビティaiと、例えばそのフレ
ームの1つ前のフレームのアクティビティの平均値Ma
iとに基いて演算を行い、アクティビティの正規化を行
う正規化回路、17は基準量子化ステップデータQre
fが保持されているROM、18は上記正規化回路16
からの正規化値データbiとROM17からの基準量子
化ステップサイズデータQrefを乗算し、参照量子化
ステップデータQstepを得る乗算回路である。
【0053】ここで、上記正規化回路16で行われる演
算は、上記数4に示した式で表すことができ、上記乗算
回路18で行われる乗算は、上記数5に示した式で表す
ことができる。ここで注意しなければならないのは、式
として表せば同じであるが、本例においては、上記数4
に示した式により演算を行う前の段階で、数6に示した
式により、各サブブロックSb内の係数データを低域交
流係数、高域交流係数に分類し、分類した低域交流係数
データLcの絶対値和データLf、分類した高域交流係
数データHcの絶対値和データHfを夫々得、これら低
域交流係数データLcの絶対値和データLfと高域交流
係数データHcの絶対値和データHfに基いてサブブロ
ックSbのアクティビティAsblkを求めていること
である。
【0054】これについては、数1〜数3に示した式
と、本例における数6に示す式を比較すれば容易に分か
るであろう。本例においては、サブブロックSb内の係
数データを低域交流係数、高域交流係数に分類し、夫々
について絶対値和を得、これらの絶対値和データLf及
びHfについて、数6に示す式で演算を行うことによ
り、図6に示した波形Vd1のように輝度レベルが低く
フラットな部分を検出し、また、図6に示した波形Vd
4のように連続する輝度レベルの高い高域成分の部分を
検出することにより、最終的に適切な参照量子化ステッ
プサイズデータQstepを得ることができるのであ
る。
【0055】また、22は入力端子23を介して供給さ
れる同期信号等に基いて、フレームメモリ4への読み出
し/書き込み制御信号の供給、ラッチ回路8及び12へ
のラッチパルスの供給、メモリ14への読み出し/書き
込み制御信号の供給、ROM17への読み出し制御信号
の供給を行うタイミング発生回路である。
【0056】〔動作〕図示しない信号源からの映像デー
タViは入力端子1を介してブロック化回路2に供給さ
れ、このブロック化回路2において16画素×16画素
のマクロブロック毎に分割され、更に8画素×8画素の
サブブロックSb毎に分割される。ブロック化回路2か
らのサブブロックSbの映像データはDCT回路3に供
給され、このDCT回路3において直流成分から高次交
流成分までの係数データに変換された後にフレームメモ
リ4に供給され、このフレームメモリ4にタイミング発
生回路22からの読み出し/書き込み制御信号によって
書き込まれる。
【0057】一方、DCT回路3からの係数データは分
類回路5に供給され、この分類回路5において低域交流
係数データLc、高域交流係数データHcに分類された
後に、低域交流係数データLcは絶対値回路6に供給さ
れ、高域交流係数データHcは絶対値回路10に供給さ
れる。絶対値回路6に供給された低域交流係数データL
cは絶対値データとされた後に加算回路7に供給され、
ラッチ回路8からの1つ前の低域交流係数データLcの
絶対値データと加算される。そして、絶対値回路6から
の絶対値データとラッチ回路8からの出力との加算処理
が繰り返されることにより、1つのサブブロックSbの
全ての低域交流係数データLcの絶対値和データLfが
得られる。
【0058】また、絶対値回路10に供給された高域交
流係数データHcは絶対値データとされた後に加算回路
11に供給され、ラッチ回路12からの1つ前の高域交
流係数データHcの絶対値データと加算される。そし
て、絶対値回路10からの絶対値データとラッチ回路1
2からの出力との加算処理が繰り返されることにより、
1つのサブブロックSbの全ての高域交流係数データH
cの絶対値和データHfが得られる。
【0059】1つのサブブロックSbの低域交流係数デ
ータLcの絶対値和データLf及び高域交流係数データ
Hcの絶対値和データHfは夫々演算回路9に供給され
る。演算回路9においては、絶対値和データLf及びH
fについて、上記数6で示した演算処理が施されること
により、サブブロックSbのアクティビティデータAs
blkが得られる。このサブブロックSbのアクティビ
ティデータAsblkは最小値検出回路13に供給され
る。最小値検出回路13においては、1つのマクロブロ
ック内の4つのサブブロックSbの各アクティビティデ
ータAsblkの内で最も値の小さいアクティビティデ
ータAsblkが検出され、そのアクティビティデータ
Asblkはそのマクロブロックのアクティビティデー
タaiとしてメモリ14及び平均化回路15に供給され
る。
【0060】平均化回路15においては、1つのフレー
ム内の全てのマクロブロックのアクティビティaiの平
均がとられ、その平均値データMaiは正規化回路16
に供給される。正規化回路16においては、メモリ14
からの1つのマクロブロックのアクティビティデータa
iと平均化回路15からの1つ前のフレームの平均値デ
ータMaiとに基いて数4に示した式により正規化処理
が施され、正規化値データbiは乗算回路18に供給さ
れる。
【0061】乗算回路18においては、ROM17から
読み出された基準量子化ステップサイズデータQref
と、正規化回路16からの正規化値データbiとの乗算
が行われ、これによって得られる参照量子化ステップサ
イズデータQstepが量子化回路19に供給される。
【0062】このとき、タイミング発生回路22からフ
レームメモリ4に読み出し/書き込み制御信号が供給さ
れ、これによって、フレームメモリ4に記憶されている
係数データが量子化回路19に供給される。そして量子
化回路19においては、フレームメモリ4から読み出さ
れた係数データが、乗算回路18からの参照量子化ステ
ップサイズデータQstepに基いた量子化ステップサ
イズで量子化される。この量子化回路19からの量子化
係数データは可変長符号化回路20に供給され、この可
変長符号化回路20において、ランレングスやハフマン
の手法によって可変長符号化された後に出力端子21を
介して出力される。
【0063】〔実施例の効果〕以上のように、本例にお
いては、DCT回路3においてサブブロックSb単位で
離散コサイン変換して得られた直流成分から高次交流成
分までの係数データを、分類回路5において低域交流係
数と高域交流係数に分類し、低域交流係数データLcの
絶対値和データLfを得、高域交流係数データの絶対値
和データHfを得、これらの絶対値和データLf及びH
fを用いて数6に示した演算を演算回路9において行う
ことにより、サブブロックSbのアクティビティを求
め、1つのマクロブロック内の4つのサブブロックSb
の各アクティビティデータAsblkから最も値の小さ
いアクティビティデータAsblkを最小値検出回路1
3によって検出し、このアクティビティデータAsbl
kをそのマクロブロックのアクティビティデータaiと
し、平均化回路15で得られる1つ前のフレームのアク
ティビティの平均値データとに基いて数4の式で示す演
算を行って正規化データbiを得、この正規化データb
iとROM17から読み出した基準量子化ステップサイ
ズデータQrefとで乗算を行い、その結果を参照量子
化ステップサイズデータQstepとし、この参照量子
化ステップサイズデータQstepを量子化回路19に
供給し、量子化回路19における量子化ステップサイズ
を制御するようにしたので、結果として各マクロブロッ
ク内における周波数分布の特性を用いて量子化ステップ
サイズを制御できるようにしたので、同一の符号量で画
像の視覚特性の向上を図ることができる。視覚特性の向
上としては、例えば比較的フラットな部分でのレベルの
低い信号を細かい量子化ステップサイズで量子化して保
護して復号の画像のグラディエーションやディテールを
より元の画像に対して忠実に再現しつつ、一方で、連続
するレベルの高い高域成分部分を細かい量子化ステップ
サイズで量子化してフリッカのような画質劣化をも防止
し、復号時においてより良好な画像を得ることができる
といった絶大なる効果を得ることができる。
【0064】次に図3及び図4を参照して、本発明量子
化方法及びその装置並びに高能率符号化装置の一実施例
をディジタルVTR(記録再生装置)や送受信システム
(情報伝送システム)に適用した一例について説明す
る。図3はディジタルVTRを、図4は送受信システム
を示す。
【0065】図3においては、図1に示した符号化回路
30をディジタルVTRの記録系に登載した例を示して
いる。
【0066】この図3に示すディジタルVTRは、記録
時においては、入力端子51を介して供給されるアナロ
グ映像信号をD−Aコンバータ52でディジタル映像信
号に変換し、このディジタル映像信号に対し、記録信号
処理回路53で記録のための各種信号処理を施し、この
記録信号処理回路53の出力を図1に示した符号化回路
30で符号化し、この符号化回路30からの符号化出力
を記録回路54において記録処理、例えばディジタル変
調等の処理を行い、この記録回路54の出力を記録増幅
回路55を介して記録ヘッド56に供給し、この記録ヘ
ッド56により、磁気テープ57に傾斜トラックを形成
するように記録信号を記録する。
【0067】再生時においては、このディジタルVTR
は、磁気テープ57に記録されている記録信号を再生ヘ
ッド58で再生し、その再生信号を再生増幅回路59を
介して再生回路60に供給し、この再生回路60におい
て復調し、この復調出力を復号化回路61に供給し、こ
の復号化回路61において再生信号を復号化し、この復
号化回路61の出力に対し再生信号処理回路62で再生
のための各種信号処理を施してディジタル映像信号を
得、このディジタル映像信号をA−Dコンバータ63で
アナログ映像信号に変換した後に出力端子64を介して
テレビジョンモニタ65に供給し、テレビジョンモニタ
65の管面上に画像として出力する。
【0068】ここで、上記復号化回路61は、例えば図
5に示した復号化回路と同じ構成となり、また、上記デ
ィジタルVTRとしては、ディジタル映像信号をコンポ
ーネント若しくはコンポジット記録するものでも良い。
【0069】〔ディジタルVTRに適用した場合の効
果〕以上のように、図1に示した符号化回路30をディ
ジタルVTRに登載した場合は、磁気テープ57に記録
した記録信号を再生し、その再生信号をテレビジョンモ
ニタ65に供給し、その管面上に画像として映出する
と、例えば比較的フラットな部分でのレベルの低い信号
の再生画像のグラディエーションやディテールをより記
録前の画像に対して忠実に再現しつつ、一方で、連続す
るレベルの高い高域成分部分の画像におけるフリッカの
ような画質劣化をも防止し、再生時においてより良好な
画像を得ることができるといった絶大なる効果を得るこ
とができる。
【0070】図5においては、図1に示した符号化回路
30を送信系に登載した2つの送受信機70及び81を
示している。送受信機70にはテレビジョンモニタ79
が、送受信機81にはテレビジョンモニタ82が夫々接
続され、これら送受信機70及び81間は双方向通信可
能なケーブル80で接続されている。
【0071】送受信機70は、入力端子71を介して供
給されるアナログ映像信号をA−Dコンバータ72でデ
ィジタル映像信号に変換し、このディジタル映像信号を
符号化回路30で符号化し、この符号化回路30で符号
化した信号を出力回路73出力用の信号に処理し、この
出力回路73の出力を通信インターフェース74及びケ
ーブル80を介して送受信機81に送信する。また、こ
の送受信機70は、ケーブル80を介して送受信機81
から供給される送信信号を通信インターフェース74及
び入力回路75を介して受信し、受信信号を復号化回路
76で復号化してディジタル映像信号を得、このディジ
タル映像信号をD−Aコンバータ77でアナログ映像信
号に変換し、このアナログ映像信号をテレビジョン信号
として出力するための出力回路78を介してテレビジョ
ンモニタ80に供給し、その管面に画像として出力す
る。尚、送受信機81もこの送受信機70と同じ構成な
ので、内部構成については同一の符号を付し、その説明
を省略する。
【0072】ここで、上記復号化回路76は、例えば図
5に示した復号化回路と同じ構成となる。
【0073】〔送受信システムに適用した場合の効果〕
以上のように、図1に示した符号化回路30を送受信シ
ステムに登載した場合は、送信した信号を受信し、その
受信信号をテレビジョンモニタ79(若しくは82)に
供給し、その管面上に画像として映出すると、例えば比
較的フラットな部分でのレベルの低い信号の受信画像の
グラディエーションやディテールをより送信前の画像に
対して忠実に再現しつつ、一方で、連続するレベルの高
い高域成分部分の画像におけるフリッカのような画質劣
化をも防止し、受信時においてより良好な画像を得るこ
とができるといった絶大なる効果を得ることができる。
【0074】尚、上記実施例においては、ディジタルV
TRや送受信システムに適用した場合について説明した
が、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオディス
クプレーヤ、カラーファクシミリ、静止画像データベー
スシステム等にも利用することができることはいうまで
もない。
【0075】
【発明の効果】上述せる第1の発明によれば、量子化す
べき情報を所定単位のブロック毎に分割し、上記ブロッ
ク毎に分割された情報について周波数分布を検出し、
記周波数分布に基づいて、輝度レベルが低くフラットな
部分、及び、連続する輝度レベルの高い高域成分の部分
を検出し、上記フラットな部分及び連続する輝度レベル
の高い高域成分の部分の検出結果に基づいて量子化すべ
き情報の量子化ステップサイズを決定し、この量子化ス
テップサイズで量子化すべき情報の量子化処理を行うよ
うにしたので、複数のブロックについて1つの代表値と
して複雑さを示す情報を選択することにより、複数のブ
ロック毎に周波数分布の特性に応じた量子化処理を施す
ことができ、これによって、量子化による歪が目立つ部
分、例えばレベルの低い信号を有する比較的フラットな
部分は細かく量子化し、量子化による歪が目立たない部
分では粗く量子化することにより、フレーム内での符号
量を一定にして画像の視覚特性を向上させるよう量子化
を行うことができるという効果がある。
【0076】上述せる第2の発明によれば、分割手段に
より量子化すべき情報を所定単位のブロック毎に分割
し、上記分割手段からのブロック毎に分割された情報を
分類手段により少なくとも低域成分と高域成分に分類
し、上記分類手段からの低域成分の情報と高域成分の情
報について絶対値和取得手段により夫々絶対値和を得、
上記絶対値和取得手段からの低域成分の絶対値和情報と
上記高域成分の絶対値和情報に基いて上記所定単位のブ
ロック内における情報の複雑さを示す情報を演算手段で
得、上記演算手段からの複雑さを示す情報の平均値を平
均値取得手段で得、上記演算手段からの複雑さを示す情
報の内の最小値を最小値検出手段により複数のブロック
分について求め、上記最小値検出手段からの複雑さを示
す情報と、上記平均値検出手段からの平均値情報とに基
いて正規化手段で正規化を行い、上記正規化手段の出力
と、基準量子化ステップサイズ情報とに基いて参照量子
化ステップサイズ情報を参照量子化ステップサイズ情報
取得手段で得、上記参照量子化ステップサイズ情報に基
いて量子化すべき情報の量子化ステップサイズを決定
し、この量子化ステップサイズで量子化すべき情報の量
子化処理を量子化手段で行うようにしたので、複数のブ
ロックについて1つの代表値として複雑さを示す情報を
選択することにより、複数のブロック毎に周波数分布の
特性に応じた量子化処理を施すことができ、これによっ
て、量子化による歪が目立つ部分、例えばレベルの低い
信号を有する比較的フラットな部分は細かく量子化し、
量子化による歪が目立たない部分では粗く量子化するこ
とにより、フレーム内での符号量を一定にして画像の視
覚特性を向上させるよう量子化を行うことができるとい
う効果がある。
【0077】上述せる第3の発明によれば、分割手段に
より符号化すべき情報を所定単位のブロック毎に分割
し、上記分割手段からのブロック毎に分割された情報を
圧縮処理手段で圧縮し、分類手段により上記分割手段か
らのブロック毎に分割された情報を少なくとも低域成分
と高域成分に分類し、上記分類手段からの低域成分の情
報と高域成分の情報について夫々絶対値和を絶対値和取
得手段で得、上記絶対値和取得手段からの低域成分の絶
対値和情報と上記高域成分の絶対値和情報に基いて上記
所定単位のブロック内における情報の複雑さを示す情報
を演算手段で得、上記演算手段からの複雑さを示す情報
の平均値を平均値取得手段で得、上記演算手段からの複
雑さを示す情報の内の最小値を複数のブロック分につい
て最小値検出手段で求め、上記最小値検出手段からの複
雑さを示す情報と、上記平均値検出手段からの平均値情
報とに基いて正規化手段により正規化を行い、上記正規
化手段の出力と、基準量子化ステップサイズ情報とに基
いて参照量子化ステップサイズ情報を参照量子化ステッ
プサイズ情報取得手段で得、上記参照量子化ステップサ
イズ情報に基いて量子化すべき情報の量子化ステップサ
イズを決定し、この量子化ステップサイズで量子化すべ
き情報の量子化処理を量子化手段で行い、上記量子化手
段からの量子化出力に対し符号化手段により符号化処理
を施すようにしたので、複数のブロックについて1つの
代表値として複雑さを示す情報を選択することにより、
複数のブロック毎に周波数分布の特性に応じた量子化処
理を施すと共に、この量子化処理を施した情報に対して
符号化処理を施すことができ、これによって、量子化に
よる歪が目立つ部分、例えばレベルの低い信号を有する
比較的フラットな部分は細かく量子化し、量子化による
歪が目立たない部分では粗く量子化することにより、フ
レーム内での符号量を一定にして画像の視覚特性を向上
させるよう量子化を行うことができるという効果があ
る。
【0078】上述せる第4の発明によれば、分割手段に
より記録すべき情報を所定単位のブロック毎に分割し、
上記分割手段からのブロック毎に分割された情報を圧縮
処理手段で圧縮し、上記分割手段からのブロック毎に分
割された情報について周波数分布の特性を検出手段で検
出し、上記検出手段からの検出結果に基いて上記所定単
位のブロック内における情報の複雑さを示す情報を演算
手段で得、上記演算手段からの複雑さを示す情報の平均
値を平均値取得手段で得、上記演算手段からの複雑さを
示す情報の内の最小値を複数のブロック分について最小
値検出手段により求め、上記最小値検出手段からの複雑
さを示す情報と、上記平均値検出手段からの平均値情報
とに基いて正規化手段により正規化を行い、上記正規化
手段の出力と、基準量子化ステップサイズ情報とに基い
て参照量子化ステップサイズ情報を参照量子化ステップ
サイズ情報取得手段で得、上記参照量子化ステップサイ
ズ情報に基いて量子化すべき情報の量子化ステップサイ
ズを決定し、この量子化ステップサイズで量子化すべき
情報の量子化処理を量子化手段で行い、上記量子化手段
からの量子化出力に対し符号化手段で符号化を行い、上
記符号化手段からの符号化出力に対して記録手段により
記録処理を施した後に記録し、上記記録媒体に記録され
た情報を再生手段で再生し、上記再生手段からの再生出
力に対して復号化処理手段で復号化処理を施し、上記復
号化処理手段からの復号化出力に対して再生処理手段に
より再生処理を施すようにしたので、複数のブロックに
ついて1つの代表値として複雑さを示す情報を選択して
複数のブロック毎に周波数分布の特性に応じた量子化処
理を施すと共に、この量子化処理を施した情報に対して
符号化処理を施すことができ、再生側において良好な再
生情報を得ることができ、これによって、同一の符号
量、即ち、記録媒体の単位面積あたりに記録できる情報
量を最小限とし、且つ、で再生画像における画像の視覚
特性の向上を図ることができるという効果がある。
【0079】上述せる第5の発明によれば、分割手段に
より送信すべき情報を所定単位のブロック毎に分割し、
上記分割手段からのブロック毎に分割された情報を圧縮
処理手段により圧縮し、上記分割手段からのブロック毎
に分割された情報について周波数分布の特性を検出手段
で検出し、上記検出手段からの検出結果に基いて上記所
定単位のブロック内における情報の複雑さを示す情報を
演算手段で得、上記演算手段からの複雑さを示す情報の
平均値を得る平均値取得手段と、上記演算手段からの複
雑さを示す情報の内の最小値を複数のブロック分につい
て最小値検出手段で求め、上記最小値検出手段からの複
雑さを示す情報と、上記平均値検出手段からの平均値情
報とに基いて正規化手段により正規化を行い、上記正規
化手段の出力と、基準量子化ステップサイズ情報とに基
いて参照量子化ステップサイズ情報を参照量子化ステッ
プサイズ情報取得手段で得、上記参照量子化ステップサ
イズ情報に基いて量子化すべき情報の量子化ステップサ
イズを決定し、この量子化ステップサイズで量子化すべ
き情報の量子化処理を量子化手段で行い、上記量子化手
段からの量子化出力に対し符号化手段で符号化処理を施
し、送信手段により、上記符号化手段からの符号化出力
に対して送信のための処理を施した後に相手先に送信
し、上記送信情報を受信手段で受信し、上記受信手段か
らの受信出力に対して復号化処理手段で符号化処理を施
すようにしたので、複数のブロックについて1つの代表
値として複雑さを示す情報を選択して複数のブロック毎
に周波数分布の特性に応じた量子化処理を施すと共に、
この量子化処理を施した情報に対して符号化処理を施す
ことができ、受信側において良好な受信情報を得ること
ができ、これによって、同一の符号量、即ち、単位時間
あたりに送受信できる情報量を最小限にし、且つ、受信
画像における画像の視覚特性の向上を図ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明量子化方法及びその装置並びに高能率符
号化装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明量子化方法及びその装置並びに高能率符
号化装置の一実施例の説明に供するサブブロック内の直
流係数、低域交流係数及び高域交流係数の一例を示す説
明図である。
【図3】本発明記録再生装置の一実施例を示す構成図で
ある。
【図4】本発明情報伝送システムの一実施例を示す構成
図である。
【図5】従来の高能率符号化装置の一例を示す構成図で
ある。
【図6】映像信号の例を示す波形図である。
【符号の説明】
2 ブロック化回路 3 DCT 4 フレームメモリ 5 分類回路 6、10 絶対値回路 7、11 加算回路 8、12 ラッチ回路 9 演算回路 13 最小値検出回路 14 メモリ 15 正規化回路 16 平均化回路 17 乗算回路 18 ROM 19 量子化回路 20 可変長符号化回路 30 符号化回路 53 記録信号処理回路 54 記録回路 55 記録増幅回路 56 記録ヘッド 57 磁気テープ 58 再生ヘッド 59 再生増幅回路 60 再生回路 61,76, 復号化回路 62 再生信号処理回路 73 出力回路 74 通信インターフェース 75 入力回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化すべき情報を所定単位のブロック
    毎に分割し、 上記ブロック毎に分割された情報について周波数分布を
    検出し、上記周波数分布に基づいて、輝度レベルが低くフラット
    な部分、及び、連続する輝度レベルの高い高域成分の部
    分を検出し、 上記フラットな部分及び連続する輝度レベルの高い高域
    成分の部分の検出結果に基づいて 量子化すべき情報の量
    子化ステップサイズを決定し、 この量子化ステップサイズで量子化すべき情報の量子化
    処理を行うことを特徴とする量子化方法。
  2. 【請求項2】 量子化すべき情報を所定単位のブロック
    毎に分割する分割手段と、 上記ブロック毎に分割された情報について周波数分布を
    検出する周波数分布検出手段と、 上記周波数分布に基づいて、輝度レベルが低くフラット
    な部分、及び、連続する輝度レベルの高い高域成分の部
    分を検出する高域成分検出手段と、 上記フラットな部分及び連続する輝度レベルの高い高域
    成分の部分の検出結果に基づいて量子化すべき情報の量
    子化ステップサイズを決定する量子化ステップサイズ決
    定手段と、 この量子化ステップサイズで量子化すべき情報の量子化
    処理を行う量子化手段とを備えたことを特徴とする量子
    化装置。
  3. 【請求項3】 量子化すべき情報を所定単位のブロック
    毎に分割する分割手段と、 上記分割手段からのブロック毎に分割された情報を少な
    くとも低域成分と高域成分に分類する分類手段と、 上記分類手段からの低域成分の情報と高域成分の情報に
    ついて夫々絶対値和を得る絶対値和取得手段と、 上記絶対値和取得手段からの低域成分の絶対値和情報と
    上記高域成分の絶対値和情報に基づいて上記所定単位の
    ブロック内における情報の複雑さを示す情報を得る演算
    手段と、 上記演算手段からの複雑さを示す情報の平均値を得る平
    均値取得手段と、 上記演算手段からの複雑さを示す情報の内の最小値を複
    数のブロック分について求める最小値検出手段と、 上記最小値検出手段からの複雑さを示す情報と、上記平
    均値検出手段からの平均値情報とに基づいて正規化を行
    う正規化手段と、 上記正規化手段の出力と、基準量子化ステップサイズ情
    報とに基づいて参照量子化ステップサイズ情報を得る参
    照量子化ステップサイズ情報取得手段と、 上記参照量子化ステップサイズ情報に基づいて量子化す
    べき情報の量子化ステップサイズを決定し、この量子化
    ステップサイズで量子化すべき情報の量子化処理を行う
    量子化手段とを有することを特徴とする量子化装置。
  4. 【請求項4】 符号化すべき情報を所定単位のブロック
    毎に分割する分割手段と、 上記分割手段からのブロック毎に分割された情報を圧縮
    する圧縮処理手段と、 上記分割手段からのブロック毎に分割された情報を少な
    くとも低域成分と高域成分に分類する分類手段と、 上記分類手段からの低域成分の情報と高域成分の情報に
    ついて夫々絶対値和を得る絶対値和取得手段と、 上記絶対値和取得手段からの低域成分の絶対値和情報と
    上記高域成分の絶対値和情報に基づいて上記所定単位の
    ブロック内における情報の複雑さを示す情報を得る演算
    手段と、 上記演算手段からの複雑さを示す情報の平均値を得る平
    均値取得手段と、 上記演算手段からの複雑さを示す情報の内の最小値を複
    数のブロック分について求める最小値検出手段と、 上記最小値検出手段からの複雑さを示す情報と、上記平
    均値検出手段からの平均値情報とに基づいて正規化を行
    う正規化手段と、 上記正規化手段の出力と、基準量子化ステップサイズ情
    報とに基づいて参照量子化ステップサイズ情報を得る参
    照量子化ステップサイズ情報取得手段と、 上記参照量子化ステップサイズ情報に基づいて量子化す
    べき情報の量子化ステップサイズを決定し、この量子化
    ステップサイズで量子化すべき情報の量子化処理を行う
    量子化手段と、 上記量子化手段からの量子化出力に対し符号化処理を施
    す符号化手段とを有することを特徴とする高能率符号化
    装置。
  5. 【請求項5】 記録すべき情報を所定単位のブロック毎
    に分割する分割手段と、 上記分割手段からのブロック毎に分割された情報を圧縮
    する圧縮処理手段と、 上記分割手段からのブロック毎に分割された情報につい
    て周波数分布の特性を検出する検出手段と、 上記検出手段からの検出結果に基づいて上記所定単位の
    ブロック内における情報の複雑さを示す情報を得る演算
    手段と、 上記演算手段からの複雑さを示す情報の平均値を得る平
    均値取得手段と、 上記演算手段からの複雑さを示す情報の内の最小値を複
    数のブロック分について求める最小値検出手段と、 上記最小値検出手段からの複雑さを示す情報と、上記平
    均値検出手段からの平均値情報とに基づいて正規化を行
    う正規化手段と、 上記正規化手段の出力と、基準量子化ステップサイズ情
    報とに基づいて参照量子化ステップサイズ情報を得る参
    照量子化ステップサイズ情報取得手段と、 上記参照量子化ステップサイズ情報に基づいて量子化す
    べき情報の量子化ステップサイズを決定し、この量子化
    ステップサイズで量子化すべき情報の量子化処理を行う
    量子化手段と、 上記量子化手段からの量子化出力に対し符号化処理を施
    す符号化手段と、 上記符号化手段からの符号化出力に対して記録処理を施
    した後に記録媒体に記録する記録手段と、 上記記録媒体に記録された情報を再生する再生手段と、 上記再生手段からの再生出力に対して復号化処理を施す
    復号化処理手段と、 上記復号化処理手段からの復号化出力に対して再生処理
    を施す再生処理手段とを有することを特徴とする記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】 送信すべき情報を所定単位のブロック毎
    に分割する分割手段と、 上記分割手段からのブロック毎に分割された情報を圧縮
    する圧縮処理手段と、上記分割手段からのブロック毎に
    分割された情報について周波数分布の特性を検出する検
    出手段と、 上記検出手段からの検出結果に基づいて上記所定単位の
    ブロック内における情報の複雑さを示す情報を得る演算
    手段と、 上記演算手段からの複雑さを示す情報の平均値を得る平
    均値取得手段と、 上記演算手段からの複雑さを示す情報の内の最小値を複
    数のブロック分について求める最小値検出手段と、 上記最小値検出手段からの複雑さを示す情報と、上記平
    均値検出手段からの平均値情報とに基づいて正規化を行
    う正規化手段と、 上記正規化手段の出力と、基準量子化ステップサイズ情
    報とに基づいて参照量子化ステップサイズ情報を得る参
    照量子化ステップサイズ情報取得手段と、 上記参照量子化ステップサイズ情報に基づいて量子化す
    べき情報の量子化ステップサイズを決定し、この量子化
    ステップサイズで量子化すべき情報の量子化処理を行う
    量子化手段と、 上記量子化手段からの量子化出力に対し符号化処理を施
    す符号化手段と、 上記符号化手段からの符号化出力に対して送信のための
    処理を施した後に相手先に送信する送信手段と、 上記送信情報を受信する受信手段と、 上記受信手段からの受信出力に対して復号化処理を施す
    再生処理手段とを有することを特徴とする情報伝送シス
    テム。
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