JP3263678B2 - 事故車両表示装置 - Google Patents
事故車両表示装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、事故車両表示方式
に関し、特に、誤差範囲の表示を行う事故車両表示方式
に関する。
に関し、特に、誤差範囲の表示を行う事故車両表示方式
に関する。
【０００２】
【従来の技術】事故車両の表示を行うシステムは大きく
分けて、定期的に位置情報を蓄積し、位置情報の監視を
行う車両装置と、車両装置から送信されてきた位置情報
を地図上に表示を行う、事故車両表示装置とに分けられ
る。
分けて、定期的に位置情報を蓄積し、位置情報の監視を
行う車両装置と、車両装置から送信されてきた位置情報
を地図上に表示を行う、事故車両表示装置とに分けられ
る。
【０００３】車載装置には、位置情報を取得するために
ＧＰＳ受信機を有しており、ジャイロセンサやスピード
センサなどの車両センサも取り付けられている。また、
無線回線などを通じて現在蓄積されている位置情報を送
信するための通信装置も保有している。さらに、地図に
よるマップマッチング技術やＤＧＰＳ補正技術を用いて
いる。
ＧＰＳ受信機を有しており、ジャイロセンサやスピード
センサなどの車両センサも取り付けられている。また、
無線回線などを通じて現在蓄積されている位置情報を送
信するための通信装置も保有している。さらに、地図に
よるマップマッチング技術やＤＧＰＳ補正技術を用いて
いる。
【０００４】一方、事故車両表示装置には、有線回線や
無線回線を通じて車載装置から送信されてくる位置情報
などを受信するための通信装置及び、通信装置で受信し
た情報を地図上に表示を行うための処理を行う情報処理
装置が搭載されている。また、この事故車両表示装置に
は、地図を画面に表示するための地図情報を保有し、情
報処理装置内で地図情報の表示を行うと同時に、車載装
置から送られてきた位置情報をもとに地図上に位置情報
の表示を行う。さらに、その情報を表示するための表示
ディスプレイを有する。
無線回線を通じて車載装置から送信されてくる位置情報
などを受信するための通信装置及び、通信装置で受信し
た情報を地図上に表示を行うための処理を行う情報処理
装置が搭載されている。また、この事故車両表示装置に
は、地図を画面に表示するための地図情報を保有し、情
報処理装置内で地図情報の表示を行うと同時に、車載装
置から送られてきた位置情報をもとに地図上に位置情報
の表示を行う。さらに、その情報を表示するための表示
ディスプレイを有する。
【０００５】従来例の１つとして、特開平10-62188号公
報に開示されている移動体の位置表示装置を、図８に示
す。これは、構成が簡単で、コストの低い移動体の位置
表示装置である。指令を目的とする移動体表示装置は、
ＧＰＳ波受信部によって衛星波を受信し、ＶＩＣＳ受信
部によって道路交通情報を含む地上波を受信し、測位装
置部は衛星波と地上波とに基づいて第１の移動体の地上
位置を算出するとともに情報波送信部によって算出され
た地上位置を含む位置情報波を送信する。また、受信を
目的とする移動体表示装置は、情報波受信部によって移
動体表示装置が送信する位置情報波を受信し、測位装置
部は自立航法装置部によつて出力された第２の移動体の
地上位置を算出するための位置情報に基づいて第２の移
動体の地上位置算出し、表示装置部は測位装置部の指示
によって第１の移動体の地上位置と第２の移動体の地上
位置とを表示する。
報に開示されている移動体の位置表示装置を、図８に示
す。これは、構成が簡単で、コストの低い移動体の位置
表示装置である。指令を目的とする移動体表示装置は、
ＧＰＳ波受信部によって衛星波を受信し、ＶＩＣＳ受信
部によって道路交通情報を含む地上波を受信し、測位装
置部は衛星波と地上波とに基づいて第１の移動体の地上
位置を算出するとともに情報波送信部によって算出され
た地上位置を含む位置情報波を送信する。また、受信を
目的とする移動体表示装置は、情報波受信部によって移
動体表示装置が送信する位置情報波を受信し、測位装置
部は自立航法装置部によつて出力された第２の移動体の
地上位置を算出するための位置情報に基づいて第２の移
動体の地上位置算出し、表示装置部は測位装置部の指示
によって第１の移動体の地上位置と第２の移動体の地上
位置とを表示する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、事故車両表示
装置で表示される位置情報に誤差や補正量が存在するた
め、実際に事故車両が存在する場所とは異なる場合があ
る。このために、緊急車両等が事故車両の表示が行われ
ている現場に到着してみると、事故車両が存在しないこ
とがあるという問題があった。
装置で表示される位置情報に誤差や補正量が存在するた
め、実際に事故車両が存在する場所とは異なる場合があ
る。このために、緊急車両等が事故車両の表示が行われ
ている現場に到着してみると、事故車両が存在しないこ
とがあるという問題があった。
【０００７】本発明は、上記従来の問題を解決し、現在
地図上に表示されている移動体の位置情報の正確さを容
易に把握できるようにすることを目的とする。
地図上に表示されている移動体の位置情報の正確さを容
易に把握できるようにすることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、事故車両の表示を行うシステムを、
ＧＰＳ内部の誤差情報、車内センサから得られる誤差情
報、地図情報を用いて内部で補正を行った際に計算され
た補正量、過去の位置情報を蓄積し、ＧＰＳから送信さ
れる位置情報に含まれている誤差情報を用い、表示ディ
スプレイ上に現在の位置精度の誤差範囲を表示する構成
とした。
めに、本発明では、事故車両の表示を行うシステムを、
ＧＰＳ内部の誤差情報、車内センサから得られる誤差情
報、地図情報を用いて内部で補正を行った際に計算され
た補正量、過去の位置情報を蓄積し、ＧＰＳから送信さ
れる位置情報に含まれている誤差情報を用い、表示ディ
スプレイ上に現在の位置精度の誤差範囲を表示する構成
とした。
【０００９】このように構成したことにより、事故車両
表示装置の利用者は、現在地図上に表示されている移動
体の位置情報の正確さを容易に把握することができる。
表示装置の利用者は、現在地図上に表示されている移動
体の位置情報の正確さを容易に把握することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の発明は、
事故発生時の事故車両の現在位置を表示する事故車両表
示装置において、事故車両との無線通信を行う無線受信
手段と、前記事故車両の位置情報と前記位置情報の補正
情報とを基に補正前の位置から補正後の位置へ向けた矢
印を表示するための情報を作成する情報処理手段と、前
記矢印および前記事故車両の現在位置情報を表示する表
示手段とを備えた事故車両表示装置であり、移動体の位
置情報の正確さを示すという作用を有する。
事故発生時の事故車両の現在位置を表示する事故車両表
示装置において、事故車両との無線通信を行う無線受信
手段と、前記事故車両の位置情報と前記位置情報の補正
情報とを基に補正前の位置から補正後の位置へ向けた矢
印を表示するための情報を作成する情報処理手段と、前
記矢印および前記事故車両の現在位置情報を表示する表
示手段とを備えた事故車両表示装置であり、移動体の位
置情報の正確さを示すという作用を有する。
【００１１】本発明の請求項２記載の発明は、請求項１
記載の事故車両表示装置において、前記情報処理手段
は、前記位置情報を地図情報にあてはめて補正を行った
際に計算された補正情報を基に、前記矢印を表示するた
めの情報を作成するものであり、移動体の位置情報の正
確さを示すという作用を有する。
記載の事故車両表示装置において、前記情報処理手段
は、前記位置情報を地図情報にあてはめて補正を行った
際に計算された補正情報を基に、前記矢印を表示するた
めの情報を作成するものであり、移動体の位置情報の正
確さを示すという作用を有する。
【００１２】本発明の請求項３記載の発明は、請求項１
記載の事故車両表示装置において、前記情報処理手段
は、ＧＰＳから送信される位置情報とＤ−ＧＰＳ補正技
術とを利用して補正を行った際に計算された補正情報を
基に、前記矢印を表示するための情報を作成するもので
あり、移動体の位置情報の正確さを示すという作用を有
する。
記載の事故車両表示装置において、前記情報処理手段
は、ＧＰＳから送信される位置情報とＤ−ＧＰＳ補正技
術とを利用して補正を行った際に計算された補正情報を
基に、前記矢印を表示するための情報を作成するもので
あり、移動体の位置情報の正確さを示すという作用を有
する。
【００１３】本発明の請求項４記載の発明は、請求項１
記載の事故車両表示装置において、前記情報処理手段
は、車内センサから得られる誤差情報を基に、前記矢印
を表示するための情報を作成するものであり、移動体の
位置情報の正確さを示すという作用を有する。
記載の事故車両表示装置において、前記情報処理手段
は、車内センサから得られる誤差情報を基に、前記矢印
を表示するための情報を作成するものであり、移動体の
位置情報の正確さを示すという作用を有する。
【００１４】
【００１５】
【００１６】
【００１７】
【００１８】以下、本発明の実施の形態について、図１
〜図７を参照しながら詳細に説明する。
〜図７を参照しながら詳細に説明する。
【００１９】（第１の実施の形態）本発明の第１の実施
の形態は、画面表示された地図上に、事故発生時の事故
車両の現在位置を表示するとともに、ＧＰＳ内部で計算
されている誤差範囲半径を表示する事故車両表示装置で
ある。
の形態は、画面表示された地図上に、事故発生時の事故
車両の現在位置を表示するとともに、ＧＰＳ内部で計算
されている誤差範囲半径を表示する事故車両表示装置で
ある。
【００２０】図１は、本発明の第１の実施の形態の事故
車両表示装置の機能ブロック図である。図１において、
移動体１は、車両などである。ＧＰＳ受信機２は、ＧＰ
Ｓ衛星から信号を受信して位置を求める装置である。無
線送信機３は、車載電話などの送信機である。事故車両
表示装置４は、事故車両の位置を表示する装置である。
無線受信機５は、車載電話などの受信機である。情報処
理装置６は、位置情報と誤差情報を表示データに変換す
る装置である。表示装置７は、液晶表示器などのディス
プレイ装置である。
車両表示装置の機能ブロック図である。図１において、
移動体１は、車両などである。ＧＰＳ受信機２は、ＧＰ
Ｓ衛星から信号を受信して位置を求める装置である。無
線送信機３は、車載電話などの送信機である。事故車両
表示装置４は、事故車両の位置を表示する装置である。
無線受信機５は、車載電話などの受信機である。情報処
理装置６は、位置情報と誤差情報を表示データに変換す
る装置である。表示装置７は、液晶表示器などのディス
プレイ装置である。
【００２１】上記のように構成された本発明の第１の実
施の形態の事故車両表示装置の動作を説明する。移動体
１内部のＧＰＳ受信機２では、ＧＰＳ衛星からの電波を
受信することによって、現在の位置情報を算出してい
る。しかしながら、この位置情報は、受信を行うＧＰＳ
衛星の数や位置によって、多少の誤差を有するものであ
る。このため、この位置情報を算出する過程で、ある確
率で現在の位置が含まれる範囲を示す誤差範囲半径とい
うものを計算している。通常は利用されていない誤差範
囲半径情報を、位置情報と同様に、車載装置や移動体の
通信装置に送り、有線回線や無線回線などを通じて、事
故車両表示装置４に送信する。
施の形態の事故車両表示装置の動作を説明する。移動体
１内部のＧＰＳ受信機２では、ＧＰＳ衛星からの電波を
受信することによって、現在の位置情報を算出してい
る。しかしながら、この位置情報は、受信を行うＧＰＳ
衛星の数や位置によって、多少の誤差を有するものであ
る。このため、この位置情報を算出する過程で、ある確
率で現在の位置が含まれる範囲を示す誤差範囲半径とい
うものを計算している。通常は利用されていない誤差範
囲半径情報を、位置情報と同様に、車載装置や移動体の
通信装置に送り、有線回線や無線回線などを通じて、事
故車両表示装置４に送信する。
【００２２】誤差範囲半径情報を受信した事故車両表示
装置４では、誤差範囲半径情報を情報処理装置６に入力
する。情報処理装置６では、位置情報と誤差範囲半径情
報をもとに、位置情報の示す点を中心とし、半径を誤差
範囲半径とするような円を表示するための情報を作成す
る。表示装置７は、図５に示すように、地図上に事故車
両14と、誤差範囲を示す円15を表示する。車載装置や移
動体を示す位置情報に加えて、この作成した円情報を地
図上に表示することによって、事故車両表示装置４の利
用者は、現在地図上に表示されている移動体１の位置情
報の正確さを容易に把握することができる。この例で
は、地図上に円で表示を行うように説明したが、円でな
くとも、図７に示すように、地図上に誤差範囲を文字で
表示してもよい。
装置４では、誤差範囲半径情報を情報処理装置６に入力
する。情報処理装置６では、位置情報と誤差範囲半径情
報をもとに、位置情報の示す点を中心とし、半径を誤差
範囲半径とするような円を表示するための情報を作成す
る。表示装置７は、図５に示すように、地図上に事故車
両14と、誤差範囲を示す円15を表示する。車載装置や移
動体を示す位置情報に加えて、この作成した円情報を地
図上に表示することによって、事故車両表示装置４の利
用者は、現在地図上に表示されている移動体１の位置情
報の正確さを容易に把握することができる。この例で
は、地図上に円で表示を行うように説明したが、円でな
くとも、図７に示すように、地図上に誤差範囲を文字で
表示してもよい。
【００２３】上記のように、本発明の第１の実施の形態
では、事故車両表示装置を、画面表示された地図上に、
事故発生時の事故車両の現在位置を表示するとともに、
ＧＰＳ内部で計算されている誤差範囲半径を表示する構
成としたので、現在地図上に表示されている移動体の位
置情報の正確さを容易に把握することができる。
では、事故車両表示装置を、画面表示された地図上に、
事故発生時の事故車両の現在位置を表示するとともに、
ＧＰＳ内部で計算されている誤差範囲半径を表示する構
成としたので、現在地図上に表示されている移動体の位
置情報の正確さを容易に把握することができる。
【００２４】（第２の実施の形態）本発明の第２の実施
の形態は、画面表示された地図上に、事故発生時の事故
車両の現在位置を表示するとともに、ジャイロセンサや
速度センサなどの車内センサから得られる誤差情報を表
示する事故車両表示方式である。
の形態は、画面表示された地図上に、事故発生時の事故
車両の現在位置を表示するとともに、ジャイロセンサや
速度センサなどの車内センサから得られる誤差情報を表
示する事故車両表示方式である。
【００２５】図２は、本発明の第２の実施の形態の事故
車両表示装置の機能ブロック図である。図２において、
センサ８は、ジャイロセンサやスピードセンサなどの移
動情報検出器である。補正手段９は、ＧＰＳ受信機から
の位置情報の補正を行う装置である。
車両表示装置の機能ブロック図である。図２において、
センサ８は、ジャイロセンサやスピードセンサなどの移
動情報検出器である。補正手段９は、ＧＰＳ受信機から
の位置情報の補正を行う装置である。
【００２６】上記のように構成された本発明の第２の実
施の形態の事故車両表示装置の動作を説明する。移動体
１内部では、位置情報を確定するために、ＧＰＳ受信機
２の他にジャイロセンサやスピードセンサ８を用いて、
ＧＰＳ受信機２からの位置情報の補正を行い、現在位置
の算出を行っている。この時、事故車両表示装置４上で
は、ＧＰＳ受信機２から得られた位置情報に対して補正
を行った位置情報が送られてくるため、ＧＰＳ受信機２
から送られてきた位置情報とは異なる位置に表示され
る。通常は利用されていない補正情報を、位置情報と同
様に、車載装置や移動体の通信装置に送り、有線回線や
無線回線などを通じて事故車両表示装置４に送信する。
施の形態の事故車両表示装置の動作を説明する。移動体
１内部では、位置情報を確定するために、ＧＰＳ受信機
２の他にジャイロセンサやスピードセンサ８を用いて、
ＧＰＳ受信機２からの位置情報の補正を行い、現在位置
の算出を行っている。この時、事故車両表示装置４上で
は、ＧＰＳ受信機２から得られた位置情報に対して補正
を行った位置情報が送られてくるため、ＧＰＳ受信機２
から送られてきた位置情報とは異なる位置に表示され
る。通常は利用されていない補正情報を、位置情報と同
様に、車載装置や移動体の通信装置に送り、有線回線や
無線回線などを通じて事故車両表示装置４に送信する。
【００２７】補正情報を受信した事故車両表示装置４で
は、補正情報を情報処理装置６に送る。情報処理装置６
では、位置情報と補正情報をもとに、この補正量を矢印
で表示するための情報を作成する。表示装置７は、図６
に示すように、地図上に事故車両14と、補正量を示す矢
印16を表示する。移動体１を示す位置情報に加えて、こ
の矢印情報を地図上に表示することによって、事故車両
表示装置４の利用者は、現在地図上に表示されている移
動体１の位置情報の正確さを容易に把握することができ
る。この例では、地図上に矢印で表示を行うように説明
したが、矢印でなくとも、図５に示すように、地図上に
円を表示したり、図７に示すように、補正量を文字で表
示してもよい。
は、補正情報を情報処理装置６に送る。情報処理装置６
では、位置情報と補正情報をもとに、この補正量を矢印
で表示するための情報を作成する。表示装置７は、図６
に示すように、地図上に事故車両14と、補正量を示す矢
印16を表示する。移動体１を示す位置情報に加えて、こ
の矢印情報を地図上に表示することによって、事故車両
表示装置４の利用者は、現在地図上に表示されている移
動体１の位置情報の正確さを容易に把握することができ
る。この例では、地図上に矢印で表示を行うように説明
したが、矢印でなくとも、図５に示すように、地図上に
円を表示したり、図７に示すように、補正量を文字で表
示してもよい。
【００２８】上記のように、本発明の第２の実施の形態
では、事故車両表示方式を、画面表示された地図上に、
事故発生時の事故車両の現在位置を表示するとともに、
ジャイロセンサや速度センサなどの車内センサから得ら
れる誤差情報を表示する構成としたので、現在地図上に
表示されている移動体の位置情報の正確さを容易に把握
することができる。
では、事故車両表示方式を、画面表示された地図上に、
事故発生時の事故車両の現在位置を表示するとともに、
ジャイロセンサや速度センサなどの車内センサから得ら
れる誤差情報を表示する構成としたので、現在地図上に
表示されている移動体の位置情報の正確さを容易に把握
することができる。
【００２９】（第３の実施の形態）本発明の第３の実施
の形態は、画面表示された地図上に、事故発生時の事故
車両の現在位置を表示するとともに、地図情報を用いて
内部で補正を行った際に計算された補正量を表示する事
故車両表示方式である。
の形態は、画面表示された地図上に、事故発生時の事故
車両の現在位置を表示するとともに、地図情報を用いて
内部で補正を行った際に計算された補正量を表示する事
故車両表示方式である。
【００３０】図３は、本発明の第３の実施の形態の事故
車両表示装置の機能ブロック図である。図３において、
地図情報10は、地図を格納した記憶装置である。マップ
マッチング11は、位置情報を地図情報に当てはめて補正
する処理である。
車両表示装置の機能ブロック図である。図３において、
地図情報10は、地図を格納した記憶装置である。マップ
マッチング11は、位置情報を地図情報に当てはめて補正
する処理である。
【００３１】上記のように構成された本発明の第３の実
施の形態の事故車両表示装置の動作を説明する。移動体
１の位置を表示するにあたり、事故車両表示装置４では
地図情報10を参考にし、マップマッチング処理により、
移動体位置が地図の道路上にのるような補正を行う。こ
の時、内部で補正を行うため、実際に移動体１から送ら
れてきた位置情報とは異なる位置に表示される。このた
め、事故車両表示装置４の情報処理装置６内部で、上記
のような補正を行う個所で補正を行った際の補正量を計
算で算出する。
施の形態の事故車両表示装置の動作を説明する。移動体
１の位置を表示するにあたり、事故車両表示装置４では
地図情報10を参考にし、マップマッチング処理により、
移動体位置が地図の道路上にのるような補正を行う。こ
の時、内部で補正を行うため、実際に移動体１から送ら
れてきた位置情報とは異なる位置に表示される。このた
め、事故車両表示装置４の情報処理装置６内部で、上記
のような補正を行う個所で補正を行った際の補正量を計
算で算出する。
【００３２】情報処理装置６では、位置情報と内部で算
出した補正量をもとに、この補正量を矢印で表示するた
めの情報を作成する。表示装置７は、図６に示すよう
に、地図上に事故車両14と、補正量を示す矢印16を表示
する。移動体１を示す位置情報に加えて、この作成した
矢印情報を地図上に表示を行うことによって、事故車両
表示装置４の利用者は、現在地図上に表示されている移
動体１の位置情報の正確さを容易に把握することができ
る。この例では、地図上に矢印で表示を行うように説明
したが、矢印でなくとも、図５に示すように、地図上に
円を表示したり、図７に示すように、補正量を文字で表
示してもよい。
出した補正量をもとに、この補正量を矢印で表示するた
めの情報を作成する。表示装置７は、図６に示すよう
に、地図上に事故車両14と、補正量を示す矢印16を表示
する。移動体１を示す位置情報に加えて、この作成した
矢印情報を地図上に表示を行うことによって、事故車両
表示装置４の利用者は、現在地図上に表示されている移
動体１の位置情報の正確さを容易に把握することができ
る。この例では、地図上に矢印で表示を行うように説明
したが、矢印でなくとも、図５に示すように、地図上に
円を表示したり、図７に示すように、補正量を文字で表
示してもよい。
【００３３】上記のように、本発明の第３の実施の形態
では、事故車両表示方式を、画面表示された地図上に、
事故発生時の事故車両の現在位置を表示するとともに、
地図情報を用いて内部で補正を行った際に計算された補
正量を表示する構成としたので、移動体の位置情報の正
確さを容易に把握することができる。
では、事故車両表示方式を、画面表示された地図上に、
事故発生時の事故車両の現在位置を表示するとともに、
地図情報を用いて内部で補正を行った際に計算された補
正量を表示する構成としたので、移動体の位置情報の正
確さを容易に把握することができる。
【００３４】（第４の実施の形態）本発明の第４の実施
の形態は、画面表示された地図上に、事故発生時の事故
車両の現在位置を表示するとともに、過去の位置情報を
蓄積し、ＧＰＳから送信される位置情報に含まれている
誤差情報を表示する事故車両表示方式である。
の形態は、画面表示された地図上に、事故発生時の事故
車両の現在位置を表示するとともに、過去の位置情報を
蓄積し、ＧＰＳから送信される位置情報に含まれている
誤差情報を表示する事故車両表示方式である。
【００３５】図４は、本発明の第４の実施の形態の事故
車両表示装置の機能ブロック図である。図４において、
過去の位置情報12は、移動体の軌跡を記録した情報であ
る。ＤＧＰＳ補正手段13は、位置情報の補正を行う手段
である。
車両表示装置の機能ブロック図である。図４において、
過去の位置情報12は、移動体の軌跡を記録した情報であ
る。ＤＧＰＳ補正手段13は、位置情報の補正を行う手段
である。
【００３６】上記のように構成された本発明の第４の実
施の形態の事故車両表示装置の動作を説明する。移動体
１の位置を表示するにあたり、事故車両表示装置４で
は、過去の位置情報を蓄積し、ＧＰＳから送られてくる
位置情報に含まれている誤差情報の計算を行い、位置情
報の精度を高めるために、位置情報の補正を行うＤＧＰ
Ｓ補正技術を利用する。この時、内部で補正を行うた
め、実際に移動体１から送られてきた位置情報とは異な
る位置に表示される。このため、事故車両表示装置４の
情報処理装置６内部で、上記のような補正を行う個所で
補正を行った際の補正量を計算で算出する。
施の形態の事故車両表示装置の動作を説明する。移動体
１の位置を表示するにあたり、事故車両表示装置４で
は、過去の位置情報を蓄積し、ＧＰＳから送られてくる
位置情報に含まれている誤差情報の計算を行い、位置情
報の精度を高めるために、位置情報の補正を行うＤＧＰ
Ｓ補正技術を利用する。この時、内部で補正を行うた
め、実際に移動体１から送られてきた位置情報とは異な
る位置に表示される。このため、事故車両表示装置４の
情報処理装置６内部で、上記のような補正を行う個所で
補正を行った際の補正量を計算で算出する。
【００３７】情報処理装置６では位置情報と内部で算出
した補正量をもとに、この補正量を矢印で表示するため
の情報を作成する。表示装置７は、図６に示すように、
地図上に事故車両14と、補正量を示す矢印16を表示す
る。移動体１を示す位置情報に加えて、この作成した矢
印情報を地図上に表示を行うことによって、事故車両表
示装置４の利用者は、現在地図上に表示されている移動
体１の位置情報の正確さを容易に把握することができ
る。この例では、地図上に矢印で表示を行うように説明
したが、矢印でなくとも、図５に示すように、地図上に
円を表示したり、図７に示すように、補正量を文字で表
示してもよい。
した補正量をもとに、この補正量を矢印で表示するため
の情報を作成する。表示装置７は、図６に示すように、
地図上に事故車両14と、補正量を示す矢印16を表示す
る。移動体１を示す位置情報に加えて、この作成した矢
印情報を地図上に表示を行うことによって、事故車両表
示装置４の利用者は、現在地図上に表示されている移動
体１の位置情報の正確さを容易に把握することができ
る。この例では、地図上に矢印で表示を行うように説明
したが、矢印でなくとも、図５に示すように、地図上に
円を表示したり、図７に示すように、補正量を文字で表
示してもよい。
【００３８】上記のように、本発明の第４の実施の形態
では、事故車両表示装置を、画面表示された地図上に、
事故発生時の事故車両の現在位置を表示するとともに、
過去の位置情報を蓄積し、ＧＰＳから送信される位置情
報に含まれている誤差情報を表示する構成としたので、
移動体の位置情報の正確さを容易に把握することができ
る。
では、事故車両表示装置を、画面表示された地図上に、
事故発生時の事故車両の現在位置を表示するとともに、
過去の位置情報を蓄積し、ＧＰＳから送信される位置情
報に含まれている誤差情報を表示する構成としたので、
移動体の位置情報の正確さを容易に把握することができ
る。
【００３９】なお、本発明は事故車両表示装置に特定す
ることなく、徘徊老人追跡システムや移動体管理システ
ムなど、移動体の位置を管理するシステムにも応用が可
能である。本発明を用いることで、移動体の位置の誤差
範囲を正確に把握することが可能となり、移動体の位置
特定が迅速にできるようになる。
ることなく、徘徊老人追跡システムや移動体管理システ
ムなど、移動体の位置を管理するシステムにも応用が可
能である。本発明を用いることで、移動体の位置の誤差
範囲を正確に把握することが可能となり、移動体の位置
特定が迅速にできるようになる。
【００４０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、事故発生時の事故車両の現在位置を表示する事故
車両表示方式を、画面表示された地図上に現在位置を表
示する手段と、ＧＰＳ内部で計算されている誤差範囲半
径を表示する手段とを具備する構成としたので、ＧＰＳ
受信機で計算された位置の誤差情報を地図上に表示する
ことが可能となり、事故発生の際の緊急車両の到着を迅
速にして、より多くの人命の救助を行うことが可能とな
るという効果が得られる。
では、事故発生時の事故車両の現在位置を表示する事故
車両表示方式を、画面表示された地図上に現在位置を表
示する手段と、ＧＰＳ内部で計算されている誤差範囲半
径を表示する手段とを具備する構成としたので、ＧＰＳ
受信機で計算された位置の誤差情報を地図上に表示する
ことが可能となり、事故発生の際の緊急車両の到着を迅
速にして、より多くの人命の救助を行うことが可能とな
るという効果が得られる。
【００４１】また、ジャイロセンサや速度センサなどの
車内センサから得られる誤差情報を表示する手段を設け
たので、ＧＰＳ受信機で計算された位置を補正した際の
誤差情報を地図上に表示することが可能となるという効
果が得られる。
車内センサから得られる誤差情報を表示する手段を設け
たので、ＧＰＳ受信機で計算された位置を補正した際の
誤差情報を地図上に表示することが可能となるという効
果が得られる。
【００４２】また、地図情報を用いて内部で補正を行っ
た際に計算された補正量を表示する手段を設けたので、
ＧＰＳ受信機で計算された位置を補正した際の誤差情報
を地図上に表示することが可能となるという効果が得ら
れる。
た際に計算された補正量を表示する手段を設けたので、
ＧＰＳ受信機で計算された位置を補正した際の誤差情報
を地図上に表示することが可能となるという効果が得ら
れる。
【００４３】また、過去の位置情報を蓄積し、ＧＰＳか
ら送信される位置情報に含まれている誤差情報を表示す
る手段を設けたので、ＧＰＳ受信機で計算された位置を
補正した際の誤差情報を地図上に表示できるという効果
が得られる。
ら送信される位置情報に含まれている誤差情報を表示す
る手段を設けたので、ＧＰＳ受信機で計算された位置を
補正した際の誤差情報を地図上に表示できるという効果
が得られる。
【図１】本発明の第１の実施の形態の事故車両表示装置
の機能ブロック図、
の機能ブロック図、
【図２】本発明の第２の実施の形態の事故車両表示装置
の機能ブロック図、
の機能ブロック図、
【図３】本発明の第３の実施の形態の事故車両表示装置
の機能ブロック図、
の機能ブロック図、
【図４】本発明の第４の実施の形態の事故車両表示装置
の機能ブロック図、
の機能ブロック図、
【図５】本発明の第１〜４の実施の形態の事故車両表示
装置における円表示の例、
装置における円表示の例、
【図６】本発明の第２〜４の実施の形態の事故車両表示
装置における矢印表示の例、
装置における矢印表示の例、
【図７】本発明の第１〜４の実施の形態の事故車両表示
装置における文字表示の例、
装置における文字表示の例、
【図８】従来の移動体の位置表示装置である。
１ 移動体 ２ ＧＰＳ受信機 ３ 無線送信機 ４ 事故車両表示装置 ５ 無線受信機 ６ 情報処理装置 ７ 表示装置 ８ センサ ９ 補正手段 10 地図情報 11 マップマッチング 12 過去の位置情報 13 ＤＧＰＳ補正手段 14 事故車両位置 15 誤差表示円 16 誤差表示矢印 17 誤差表示文字
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G08G 1/00 G01S 5/14
Claims (4)
- 【請求項１】 事故発生時の事故車両の現在位置を表示
する事故車両表示装置において、事故車両との無線通信
を行う無線受信手段と、前記事故車両の位置情報と前記
位置情報の補正情報とを基に補正前の位置から補正後の
位置へ向けた矢印を表示するための情報を作成する情報
処理手段と、前記矢印および前記事故車両の現在位置情
報を表示する表示手段とを備えた事故車両表示装置。 - 【請求項２】 前記情報処理手段は、前記位置情報を地
図情報にあてはめて補正を行った際に計算された補正情
報を基に、前記矢印を表示するための情報を作成するこ
とを特徴とする請求項１に記載の事故車両表示装置。 - 【請求項３】 前記情報処理手段は、ＧＰＳから送信さ
れる位置情報とＤ−ＧＰＳ補正技術とを利用して補正を
行った際に計算された補正情報を基に、前記矢印を表示
するための情報を作成することを特徴とする請求項１に
記載の事故車両表示装置。 - 【請求項４】 前記情報処理手段は、車内センサから得
られる誤差情報を基に、前記矢印を表示するための情報
を作成することを特徴とする請求項１に記載の事故車両
表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10290199A JP3263678B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 事故車両表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10290199A JP3263678B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 事故車両表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000293784A JP2000293784A (ja) | 2000-10-20 |
| JP3263678B2 true JP3263678B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=14339774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10290199A Expired - Fee Related JP3263678B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 事故車両表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3263678B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002257564A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 精度と計測時刻の異なる複数の位置情報に基づく位置推定方法、システム、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体 |
| JP2003215228A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-30 | Hitachi Ltd | 位置表示機能付き移動端末装置及び位置表示方法 |
| US7904244B2 (en) * | 2003-11-18 | 2011-03-08 | Sarimo Technologies, LLC | Determining a location or position using information from multiple location and positioning technologies and applications using such a determined location or position |
| JP2007218848A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Denso Corp | 移動体用位置情報取得装置 |
| US8837813B2 (en) * | 2011-07-01 | 2014-09-16 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Mobile three dimensional imaging system |
| JP6361630B2 (ja) * | 2015-10-29 | 2018-07-25 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 補正装置及び評価装置 |
| JP7486172B2 (ja) | 2020-07-15 | 2024-05-17 | 富士防災警備株式会社 | 位置情報管理サーバ及び位置情報管理方法 |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP10290199A patent/JP3263678B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000293784A (ja) | 2000-10-20 |
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