JP3263650B2 - Fmラジオ受信機 - Google Patents

Fmラジオ受信機

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JP3263650B2
JP3263650B2 JP04052998A JP4052998A JP3263650B2 JP 3263650 B2 JP3263650 B2 JP 3263650B2 JP 04052998 A JP04052998 A JP 04052998A JP 4052998 A JP4052998 A JP 4052998A JP 3263650 B2 JP3263650 B2 JP 3263650B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • H04B1/1027Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference assessing signal quality or detecting noise/interference for the received signal
    • H04B2001/1045Adjacent-channel interference

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  • Noise Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接妨害対策を施
したラジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、FMラジオ受信機において、希
望局に隣接して強電界の妨害局が存在する場合妨害局の
電波がFMラジオ受信系統に飛び込み希望局が妨害局に
よって妨害を受ける隣接妨害が発生することがある。こ
れを防止する対策として、IFフィルタとして広帯域及
び狭帯域の2つのフィルタを用意し、隣接妨害が発生す
るとFMIF信号の帯域をより狭く帯域制限して妨害局
を除去するようにしていた。このような隣接妨害対策を
施したFMラジオ受信機が図4のように構成される。
【0003】図4において、FMのRF信号はFM−R
F同調増幅回路1で同調及び増幅された後、混合回路2
で局部発振回路3の局部発振信号により中心周波数1
0.7MHzのIF信号に周波数変換される。IF信号
は、IFフィルタ4Iで帯域制限された後、選択回路5
を介して、広帯域フィルタ4W及び狭帯域フィルタ4N
に印加され、それぞれの通過帯域幅によりIF信号が帯
域制限される。広帯域フィルタ4Wまたは狭帯域フィル
タ4Nの出力信号は選択回路6で選択され、その一方の
出力信号がリミッタアンプ7で増幅された後、FM検波
回路8でFM検波される。通常受信時、広帯域フィルタ
4Wの出力信号(以下、ワイドIF信号と称する)が選
択され、このワイドIF信号がFM検波される。
【0004】FM受信時、希望局Fdに隣接して妨害局
Fudが発生したとする。この妨害局Fudは図3イの
ように広帯域フィルタ4Wの通過帯域内で、かつ、狭帯
域フィルタ4Nの通過帯域外にある。但し、広帯域及び
狭帯域フィルタ4W及び4Nの通過帯域は図3アの関係
にある。隣接妨害検出回路9において、信号ラインaの
如く接続して広帯域及び狭帯域フィルタ4及び5の出力
レベルのレベル関係を見たり、また、信号ラインbの如
く接続してFM検波回路8の検波出力の平滑レベルを見
ることにより、隣接妨害を検出する。すると、検出信号
DETが発生し、これに基づいて制御回路10が隣接妨害
が発生したと判断して、選択信号SLにより狭帯域フィル
タ4Nの出力信号(以下、ナローIF信号と称する)が
選択される。狭帯域フィルタ4Nでは妨害局Fudはそ
の通過帯域外になるので、妨害局Fudは狭帯域フィル
タ4Nで除去され、隣接妨害を除去することができ、受
信状態が改善される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、妨害局
は狭帯域フィルタ4Nによって除去することで隣接妨害
の除去は可能である。しかしながら、隣接妨害を検出す
る回路が複雑で、確実な検出ができなかったので、隣接
妨害を除去する回路も複雑かつ感度の悪かった。つま
り、従来の隣接妨害は、広帯域及び狭帯域フィルタ4W
及び4Nの出力レベルの関係や、FM検波回路8の平滑
された出力レベルを見ることにより検出されていた。従
来のようにワイドIF信号及びナローIF信号のレベル
関係を見る検出では、広帯域及び狭帯域フィルタ4W及
び4Nの出力信号をそれぞれ平滑して、両方の平滑レベ
ルを比較し、その比較結果に応じて選択回路を切り換え
ていた。しかし、IC化に際しては平滑用の外付けコン
デンサー及びこれらが接続される外付けピンが必要にな
り、さらに2つの平滑信号を取り出して比較するので、
回路が複雑となり、IC化に不向きな回路であった。
【0006】また、FM検波回路8の出力信号を見る検
出では妨害局Fudによって検波出力の平滑レベルがI
F信号の中心周波数に対応するレベルからずれることに
より隣接妨害が検出される。しかし、妨害局Fudのレ
ベルが希望局Fdより高くなって妨害しないと前記平滑
レベルが明らかにずれないため、妨害の影響が小さい場
合には前記平滑レベルが変化せず、隣接妨害を検出する
ことが困難であった。その為、妨害局による悪影響が小
さい状態では確実に妨害局を除去することはできなかっ
た。
【0007】そこで、本発明は、回路構成を簡単とし、
妨害が小さい状況でも確実に隣接妨害を除去できるFM
ラジオ受信機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、IF信号を帯
域制限する広帯域及び狭帯域フィルタを備えるFMラジ
オ受信機において、IF信号の周波数をカウントするI
Fカウンターと、該IFカウンターのカウント値に応じ
て隣接妨害の発生を検出する第1検出手段、及び該第1
検出手段の検出結果に応じて前記広帯域フィルタまたは
狭帯域フィルタの出力信号の一方を選択させる第1選択
手段から成る制御回路とを備えることを特徴とする。
【0009】また、前記第1検出手段が前記IFカウン
ターのカウント値が所定の検出範囲外にある場合隣接妨
害が発生したことを検出することを特徴とする。特に、
前記検出範囲を狭帯域フィルタの通過帯域内に設定する
ことを特徴とする。またさらに、前記第1選択手段は、
隣接妨害が発生している場合前記狭帯域フィルタの出力
信号を選択させ、隣接妨害が発生していない場合前記広
帯域フィルタの出力信号を選択させることを特徴とす
る。
【0010】さらに、前記制御回路は、隣接妨害が発生
していない場合前記広帯域フィルタの出力信号を選択さ
せるとともに、隣接妨害が発生している場合希望局の受
信電界強度を検出する第2検出手段、該希望局の受信電
界強度を第1レベルと比較する第1比較手段、及び該第
1比較手段の比較結果に応じて前記広帯域フィルタまた
は狭帯域フィルタの出力信号を選択させる第2選択手段
を備えることを特徴とする。
【0011】特に、前記第2選択手段は、前記希望局の
受信電界強度が前記第1レベルより高い場合前記狭帯域
フィルタの出力信号を選択し、前記希望局の受信電界強
度が前記第1レベルより低い場合前記広帯域フィルタの
出力信号を選択することを特徴とする。さらにまた、前
記制御回路は、前記受信電界強度が前記第1レベルより
高い場合前記狭帯域フィルタの出力信号を選択させ、前
記受信電界強度が前記第1レベルより低い場合に受信周
波数を希望局の近傍にシフトさせるシフト手段、受信周
波数がシフトされたとき電界強度を検出する第3検出手
段、該第3検出手段で検出された電界強度を第2レベル
と比較する第2比較手段、及び該第2比較手段の比較結
果に応じて前記広帯域フィルタまたは狭帯域フィルタの
出力信号を選択させる第3選択手段を備えることを特徴
とする。
【0012】特に、前記第3選択手段は、前記第3検出
手段の検出電界強度が前記第2レベルより大きい場合前
記狭帯域フィルタの出力信号を選択させ、前記検出電界
強度が前記第2レベルより低い場合前記広帯域フィルタ
の出力信号を選択させることを特徴とする。また特に、
前記シフト手段は受信周波数を希望局から所定周波数だ
け前後に離れた周波数にシフトさせ、前記第3検出手段
はシフトされた受信周波数の各々の電界強度を検出し、
さらに、第3選択手段は前記第3検出手段の検出電界強
度のうち少なくとも一方が前記第2レベルより大きい場
合のみ狭帯域フィルタの出力信号を選択させることを特
徴とする。さらに、前記所定周波数はFM受信バンドの
1チャンネルステップ分であることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、妨害局が希望局とともに
FMラジオ受信機に受信される場合IFカウンターのカ
ウント値がIF信号の中心周波数よりずれるので、その
ずれが発生したとき隣接妨害が発生し、この検出により
狭帯域フィルタの出力信号を選択して隣接妨害を除去す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
図であり、11は混合回路2からのFMのIF信号が導
出される1次コイル、12及び13は1次コイル11に
対応する第1及び第2−2次コイル、14は広帯域フィ
ルタ4Wまたは狭帯域フィルタ4NとIFフィルタを成
すフィルタ、15はフィルタ14の出力信号の周波数を
カウントするIFカウンター、16はフィルタ14の出
力信号に応じて受信電界強度を検出する電界強度検出回
路、17はIFカウンター15のカウント値及び受信電
界強度に応じて、選択回路6及び局部発振回路3を制御
する制御回路である。尚、図1において、図2と同一の
回路については、図1と同一の符号を付す。
【0015】まず、図1において、混合回路2からのI
F信号は共通の出力回路となる1次コイル11に導出さ
れる。そして、2次コイル12及び13にはそれぞれ同
一なIF信号が導出され、それぞれのIF信号は広帯域
及び狭帯域フィルタ4W及び4Nに印加される。尚、広
帯域及び狭帯域フィルタ4W及び4Nはそれぞれ図3ア
のようなフィルタ特性を有している。その後、ワイド及
びナローIF信号の一方が選択され、フィルタ14に印
加される。フィルタ14に広帯域または狭帯域フィルタ
4Wまたは4Nで周波数選択された信号が印加されるこ
とによって必要なIFフィルタ特性が得られる。フィル
タ14の出力信号は、リミッタアンプ7で増幅された
後、FM検波回路8でFM検波される。
【0016】次に、図2のフローチャートを参照して、
図1のFMラジオ受信機の動作を説明する。FMラジオ
受信機は通常受信状態にあり、広帯域フィルタ4Wのワ
イドIF信号が選択され、ワイドIF信号がFM検波さ
れる(S1)。通常受信中、制御回路17によって隣接
妨害が発生しているか否かの検出動作が開始される。I
Fカウンタ15はフィルタ14からのワイドIF信号の
周波数をカウントする。IFカウンタ15のカウント値
は随時制御回路17に出力される。隣接妨害検出動作が
開始されると制御回路17は前記カウント値を取り込
み、このカウント値に応じて隣接妨害を受けているか否
かを検出する(S2)。そして、制御回路17はカウン
ト値が所定の周波数範囲外にあるか否か検出される(S
3)。図3イのように、希望局Fdから例えば0.1M
Hz離れて妨害局Fudが存在し、妨害局Fudの電界強
度が希望局Fdより強い場合、希望局のIF信号に妨害
局のIF信号が重畳され、妨害局のIF信号レベルが希
望局のIF信号レベルより高く、その結果IF信号の中
心周波数は妨害局側に引っ張られる。その為、ワイドI
F信号の中心周波数は希望局Fdの中心周波数10.7
MHzよりずれた周波数になり、その結果FM検波時希望
局Fdが妨害局Fudにより妨害を受け、受信状態が悪
化する。そこで、IFカウンター15のカウント値が1
0.7MHz(希望局)に対応する値よりずれるので、制
御回路17はカウント値を見て隣接妨害が発生したかど
うか判断できる。
【0017】IFカウンター15のカウント値が所定の
検出範囲Δf内にあると検出された場合、制御回路17
は隣接妨害が発生していないと判断して、第1状態の切
換信号SLを発生する。切換信号SLによってワイドIF信
号が選択される。つまり、FMラジオ受信機の通常受信
状態が継続される(S4)。その後制御回路17は待機
状態になり(S5)、所定時間(例えば約10秒)経過
するとステップS1に戻り隣接妨害を再び検出し始め
る。
【0018】また、ステップS3で隣接妨害を検出する
ことができるが、実際には隣接妨害以外の原因によりI
F周波数がずれる可能性もある。そこで、IFカウンタ
ー15のカウント値が所定の検出範囲Δf外にあると検
出された場合、制御回路17は妨害が本当に隣接妨害に
よるものかを検出する次のステップに移行する。ところ
で、リミッタアンプ7の出力信号は電界強度検出回路1
6に印加され、前記出力信号を平滑して受信電界強度が
検出される。電界強度検出回路16の出力信号は制御回
路17に取り込まれ、受信電界強度が測定される(S
6)。次に、ワイドIF信号の選択状態で制御回路17
は検出された受信電界強度が所定レベル以上か否か判断
する(S7)。受信電界強度が所定レベル以上の場合、
電界強度の強い妨害局が希望局を妨害してIF周波数を
ずらしていたり、または、希望局の電界強度が強くても
それより強い妨害局がIF周波数をずらしていると認め
られ、隣接妨害が発生していると判断される。また、所
定レベル以下の場合希望局自体が小さいために他の妨害
を受けている可能性があると判断される。
【0019】受信電界強度が所定レベル以上の場合、制
御回路17は隣接妨害が実際に発生していると判断し、
第2状態の切換信号SLを発生する。切換信号SLに応じ
て、狭帯域フィルタ4NのナローIF信号が選択され、
ナローIF信号がFM検波される。この妨害局Fudは
図3イのように広帯域フィルタ4Wの通過帯域内で、か
つ、狭帯域フィルタ4Nの通過帯域外にあると、狭帯域
フィルタ4Nでは妨害局Fudはその通過帯域外になる
ので、妨害局Fudは狭帯域フィルタ4Nで除去され
る。よって、隣接妨害を除去することができ、FMラジ
オ受信機の受信状態が改善される(S8)。その後制御
回路17は待機状態になり(S9)、所定時間(例えば
約10秒)経過すると、切換信号SLが第1状態になって
ワイドIF信号が選択されることによりFMラジオ受信
機が通常受信状態に切り換わった後(S10)、ステッ
プS1に戻り隣接妨害を再び検出し始める。
【0020】また、ステップS7で、制御回路17は、
希望局自体の電界強度が小さく他の妨害を受けている可
能性があると判断されると、希望局の妨害となるノイズ
等を詳しく検出する。希望局自体の電界強度が小さけれ
ば、ノイズ等によっても妨害を受ける。まず、制御回路
17は局部発振制御信号LOをシフトさせ、局部発振回路
3の局部発振周波数をシフトさせ、IF信号の中心周波
数が10.7MHzとなるRF信号の周波数がシフトされ
る。制御回路17は、FM受信バンドの1チャンネルス
テップ単位でシフトさせており、具体的には図3ウのよ
うに希望局のRF周波数Fdを、低周波方向のRF周波
数FdLにシフトさせ、次に高周波方向のRF周波数F
dHをシフトさせ、最後にRF周波数を希望局に戻す。
シフトの際、制御回路17はRF周波数FdHの電界強
度を検出し、その値を制御回路17の内部メモリ(図示
せず)に記憶し、また、RF周波数FdLの電界強度を
検出し内部メモリに記憶する(S11)。RF周波数を
シフトして電界強度を検出することにより、希望局の近
傍に発生する他の妨害信号の大きさ及び量を検出してい
る。その後、RF周波数FdL及びFdHの受信電界強度
の両方が所定レベルV2より小さいか否か検出される
(S12)。RF周波数FdL及びFdHの受信電界強度
の両方が所定レベルV2より小さい場合、希望局自体の
電界強度が弱く、電界強度の不足により受信状態が悪化
したと判断される。また、RF周波数FdL及びFdHの
受信電界強度の少なくとも一方が所定レベルV2より大
きい場合、希望局自体の電界強度が弱く、希望局近傍の
他の妨害信号により妨害を受けたと判断される。
【0021】ステップ12において、RF周波数FdL
及びFdHの受信電界強度の両方が所定レベルV2より
小さい場合、制御回路17は妨害を受けていないと判断
し、ステップS4に移行しワイドIF信号による弱電界
状態での通常受信が所定時間継続され、再び隣接妨害が
検出される。また、RF周波数FdL及びFdHの受信電
界強度の少なくとも一方が所定レベルV2より大きい場
合、S8に移行しナローIF信号を選択することにより
希望局近傍のノイズを除去することができ、FMラジオ
受信機の受信状態が改善される。所定時間経過後、FM
ラジオ受信機は待機状態の後通常受信状態に切り換わり
隣接妨害を再び検出し始める。
【0022】尚、広帯域及び狭帯域フィルタ4W及び4
Nの通過帯域、IF周波数の検出範囲Δfを図3イのよ
うに設定すれば、確実に隣接妨害を除去することができ
る。また、ステップS2で1回だけIF周波数をカウン
トしているが、複数回カウントしてカウント値が同じ値
に一致したらステップS3に移行するようにしても良
い。これにより、一時的な妨害か常に隣接妨害を受けて
いるか検出することが可能になる。さらに、ステップS
6で電界強度を複数回測定するようにしても良く、特に
カーチューナーでは移動により受信電界強度が変化する
ため検出された電界強度の平均値を用いることで隣接妨
害を確実に検出が可能になる。
【0023】一般に、FMラジオ受信機には、サーチ時
の局検出はIF信号の周波数検出によっても行われてお
り、IFカウンタが備えられている。このサーチ用IF
カウンタを使用すれば、隣接妨害用のIFカウンターと
共用することができ、新たにIFカウンターを備える必
要がない。また、隣接妨害局の電界強度の強さに応じて
希望局のIF信号に重畳される妨害局のIF信号の大き
さが変わってくる。その為、妨害局の強さに応じて、I
F信号の周波数のずれる量が変化しIFカウンター15
のカウント値が変化する。よって、検出範囲Δfを任意
に変えることにより隣接妨害の検出感度を任意に設定す
ることができる。ステップS11において、RF周波数
のシフトを、図3エのように希望局FdからRF周波数
FdLにシフトした後希望局Fdに戻し、次に希望局F
dからRF周波数FdHにシフトした後希望局Fdに戻
すようにしても良い。このシフト動作では、局部発振回
路3の局部発振周波数が移動する時間が遅いものに有効
であって、短い移動距離を複数回でシフトさせることに
より実際に局部発振周波数が移動する時間を短縮でき、
音切れを防止できる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、IFカウンターのカウ
ント値に応じて隣接妨害を検出し、その検出結果で隣接
妨害を除去するので、簡単な回路で隣接妨害を除去する
ことができる。また、外付け素子は別途必要とせず、I
C化に好適なラジオ受信機を提供することができる。
【0025】また、隣接妨害が発生したと検出された場
合希望局の受信電界強度を検出するので、さらに詳しく
確実に隣接妨害を受けたかそれ以外の妨害かを判断する
ことができ、それ以外の妨害を受けた場合希望局の近傍
の電界強度を検出するので、希望局の電界強度が小さい
か周辺ノイズの妨害を受けているか判断することができ
る。従って、上記のような状況で広帯域または狭帯域フ
ィルタの出力信号を概ね正確に選択することにより、F
Mラジオ受信機の受信状態を確実に改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】図1及び図2の動作を説明するための周波数特
性図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 RF増幅回路 2 混合回路 3 局部発振回路 4W 広帯域フィルタ 4N 狭帯域フィルタ 4I IFフィルタ 5、6 選択回路 7 リミッタアンプ 8 FM検波回路 9 妨害検出回路 14 フィルタ 15 IFカウンター 16 電界強度検出回路 10、17 制御回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IF信号を帯域制限する広帯域及び狭帯
    域フィルタを備えるFMラジオ受信機において、 IF信号の周波数をカウントするIFカウンターと、該IFカウンターのカウント値が所定の検出範囲外にあ
    る場合隣接妨害が発生したことを検出する第1検出手
    段、及び該第1検出手段の検出結果に応じて前記狭帯域
    フィルタの出力信号を選択し、次段の回路に伝送する第
    1選択手段 から成る制御回路とを備えることを特徴とす
    るFMラジオ受信機。
  2. 【請求項2】 前記第1選択手段は、隣接妨害が発生し
    ていない場合前記広帯域フィルタの出力信号を選択させ
    ることを特徴とする請求項1記載のFMラジオ受信機。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、隣接妨害が発生してい
    ない場合前記広帯域フィルタの出力信号を選択させると
    ともに、隣接妨害が発生している場合希望局の受信電界
    強度を検出する第2検出手段、該希望局の受信電界強度
    を第1レベルと比較する第1比較手段、及び該第1比較
    手段の比較結果に応じて前記広帯域フィルタまたは狭帯
    域フィルタの出力信号を選択させる第2選択手段を備え
    ることを特徴とする請求項1記載のFMラジオ受信機。
  4. 【請求項4】 前記第2選択手段は、前記希望局の受信
    電界強度が前記第1レベルより高い場合前記狭帯域フィ
    ルタの出力信号を選択し、前記希望局の受信電界強度が
    前記第1レベルより低い場合前記広帯域フィルタの出力
    信号を選択することを特徴とする請求項3記載のFMラ
    ジオ受信機。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、前記受信電界強度が前
    記第1レベルより高い場合前記狭帯域フィルタの出力信
    号を選択させ、前記受信電界強度が前記第1レベルより
    低い場合に受信周波数を希望局の近傍にシフトさせるシ
    フト手段、受信周波数がシフトされたとき電界強度を検
    出する第3検出手段、該第3検出手段で検出された電界
    強度を第2レベルと比較する第2比較手段、及び該第2
    比較手段の比較結果に応じて前記広帯域フィルタまたは
    狭帯域フィルタの出力信号を選択させる第3選択手段を
    備えることを特徴とする請求項3記載のFMラジオ受信
    機。
  6. 【請求項6】 前記第3選択手段は、前記第3検出手段
    の検出電界強度が前記第2レベルより大きい場合前記狭
    帯域フィルタの出力信号を選択させ、前記検出電界強度
    が前記第2レベルより低い場合前記広帯域フィルタの出
    力信号を選択させることを特徴とする請求項5記載のF
    Mラジオ受信機。
  7. 【請求項7】 前記シフト手段は受信周波数を希望局か
    ら所定周波数だけ前後に離れた周波数にシフトさせ、前
    記第3検出手段はシフトされた受信周波数の各々の電界
    強度を検出し、さらに、第3選択手段は前記第3検出手
    段の検出電界強度のうち少なくとも一方が前記第2レベ
    ルより大きい場合のみ狭帯域フィルタの出力信号を選択
    させることを特徴とする請求項5記載のFMラジオ受信
    機。
  8. 【請求項8】 前記所定周波数はFM受信バンドの1チ
    ャンネルステップ分であることを特徴とする請求項7記
    載のFMラジオ受信機。
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