JP3263456B2 - 大粒子の合成樹脂水性分散物の製造方法 - Google Patents

大粒子の合成樹脂水性分散物の製造方法

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JP3263456B2 JP33754792A JP33754792A JP3263456B2 JP 3263456 B2 JP3263456 B2 JP 3263456B2 JP 33754792 A JP33754792 A JP 33754792A JP 33754792 A JP33754792 A JP 33754792A JP 3263456 B2 JP3263456 B2 JP 3263456B2
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ポリマー・ラテックス・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/12Polymerisation in non-solvents
    • C08F2/16Aqueous medium
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    • C08F2/24Emulsion polymerisation with the aid of emulsifying agents
    • C08F2/26Emulsion polymerisation with the aid of emulsifying agents anionic

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の産業上の利用分野】本発明は、請求項1の上位
概念に相応する方法に関する。大粒子の分散物とは、粒
子が130〜1000、特に150〜800nmの範囲
の容積平均直径dvを有する分散物を意味する。この種
の分散物は>55重量% の固形分含有量に濃縮した後で
もなお流動性がある。それ故にこのものは低粘性と見な
される。
【0002】
【従来の技術】英国特許第991,394号明細書に
は、非イオン系の水溶性ポリマー助剤(凝集剤)を重合
終了後に水性合成樹脂分散液に添加する、大粒子の合成
樹脂水性分散物を製造する方法が開示されている。水の
一部を留去することによって、高い固形分含有量の低粘
性合成樹脂分散物が得られる。重合助剤は好ましくは著
しく枝分かれしていない。このものは疎水性−および親
水性残基を持つ分子構造を有している。僅かの特に有利
な重合助剤は疎水性残基Aおよび枝分かれしていない親
水性残基Bを持つAB−ブロック構造を有する。このも
のは6000の分子量を持つポリエチレングリコール
(ポリエチレンオキサイド)のモノラウレート、モノス
テアレートおよびモノオレエートである。これらは全モ
ノマーを基準として0.1重量部の量で、硫酸ナトリウ
ムと一緒に使用する(実施例VI、e)。記載された方法
は、重合助剤を既に、合成樹脂分散物が得られる反応混
合物に添加し、しかも重合開始前または後に添加するよ
うに変更することができる(特許請求の範囲第18)。
【0003】ドイツ特許出願公開第2,222,176
号明細書には、非イオン系の水溶性ポリマー助剤を、合
成樹脂水性分散物が得られる反応混合物に、重合開始前
に添加する、大粒子の合成樹脂水性分散物の製造方法が
開示されている。このポリマー助剤は実質的に枝分かれ
していない。このものは疎水性−および親水性残基を持
つ分子構造を有している。疎水性残基Aおよび親水性残
基Bを有するAB−ブロック構造を持つ重合助剤は挙げ
られていない。記載された方法では、大粒子で同時に凝
集物が少ない分散物を製造することは困難である。
【0004】ヨーロッパ特許出願公開第330,865
号明細書には、特許請求の範囲第1項の上位概念に相当
する方法が開示されている。この方法は、他の目的の大
きさに、例えば重合体の分子量に無関係に分散物の粒子
の大きさを意図的に調整しそしてしかもdvおよび粒度
分布を調整することを許容する。特に狭くモノモード分
布を調製することが意図される。特に有利なポリマー助
剤は酸化されたポリエチレンオキサイドである。これは
枝分かれしていないポエチレンオキサイドと枝分かれし
たポエチレンオキサイドとより成る混合物である。この
混合物の両方の成分の分子構造は疎水性残基を有してい
ない。他の特に有利なポリマー助剤はイソホロンジイソ
シアネートの三量体化生成物を一方としそしてポリエチ
レンオキサイドモノエチルエーテルをもう一方とする反
応生成物である。これは、主要成分が枝分かれした疎水
性残基と三つの親水性残基を持つ分子構造を持つ混合物
である。要するに主要成分は枝分かれしておりそして疎
水性残基Aおよび親水性残基Bを持つAB−ブロック構
造を有していない。
【0005】最後に挙げた従来技術として認められるヨ
ーロッパ特許出願公開第330,865号明細書のポリ
マー助剤は、一般に不均一であり、即ちこのものは、ポ
リマー助剤の製造条件に依存してその組成が変化する混
合物として一般に存在している。場合によっては、混合
物の成分の構造も製造条件に依存して変化する。従って
ポリマー助剤の凝集性作用が変化する。それ故にこのも
のも凝集性作用に関しての再現性に関する実地における
高い要求を依然として満足していない。通例の分析法に
よって充分に特徴付けることができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
の従来技術の欠点を克服した、大粒子の合成樹脂水性分
散物を製造する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、驚くべきこ
とに特許請求の範囲に記載のようにして解決された。こ
の解決法は、従来技術を発展させると確かにポリマー助
剤の添加時点に関して本発明に到るが、ポリマー助剤の
構造に関しては本発明へのルートと考えられなかったの
で、驚くべきことである。
【0008】従って本発明の対象は、ラジカル重合性モ
ノマーを分散媒体としての水性相中でアニオン系乳化
剤、非イオン系の水溶性重合助剤、遊離基形成性重合開
始剤および通例の重合助剤の存在下に乳化重合すること
によって大粒子の合成樹脂水性分散物を製造する方法に
関する。この方法は以下の追加的構成要件に特徴があ
る:重合前に、100重量部のモノマーを基準として
0.0001〜0.05、殊に0.0005〜0.02
重量部の、AB−ブロック構造を持つ実質的に枝分かれ
していないポリエチレンオキサイドをポリマー助剤とし
て添加し、その際にAが15〜70、殊に18〜50個
の炭素原子を持つ(枝分かれした)疎水性残基でありそ
してBが枝分かれしていない少なくとも50個、殊に少
なくとも60個、特に好ましくは80〜300個のエチ
レンオキサイド単位を持つ親水性残基を意味する。
【0009】疎水性残基Aは好ましくはアルキル残基、
例えばオレイル残基、または(アルキル)アリール残
基、例えばノニルフェニル残基、ジノニルフェニル残基
またはジスチリルフェニル残基である。
【0010】ポリマー助剤は一般に、適当なフェノール
類、アルコール類またはアミン類を所望の量のエチレン
オキサイドと公知のように反応させることによって得る
ことができる。これらはゲルクロマトグラフィー(GP
C)によって特徴付けることができる。
【0011】更に、重合の初めに水溶性のアルカリ−お
よび/またはアンモニウム塩を、1リットルの水性相当
たり1〜250mmol、殊に10〜100mmol
の、乳化剤に結合してないアルカリ−および/またはア
ンモニウム−イオンが水性相中に存在するような割合で
添加するという処方が有効である。
【0012】更に、全重合をバッチ法で実施するかまた
は重合をバッチ法で開始しそしてグラフト重合の為の通
例の条件のもとで──その際に新しい粒子の形成が回避
される──継続しそして終るまで重合する様に注意する
べきである。微粒子形成段階は一般に重合開始後<15
分、特に<10分で終了する。
【0013】操作を変更する場合には、一般にバッチ法
の為の全モノマーの>10重量% を最初に導入する。一
般に操作の変更は、場合によっては1分すら続かない微
粒子形成段階の直後に行うのでなく、最初に導入したモ
ノマーの>50重量% が転化した後で初めて行う。
【0014】半連続的な乳化物供給法は、乳化剤の一部
だけを反応器中に最初に導入しそしてモノマー、開始剤
および乳化剤の残りを重合の過程で、反応器の許容され
る充填高さを考慮して添加する場合である。
【0015】半連続的モノマー供給法は、全部の乳化剤
を反応器に最初に導入しそしてモノマー並びに場合によ
っては開始剤を重合の過程で、反応器の許容される充填
高さを考慮して添加する場合である。
【0016】これらの規定〔H.Fikentsche
r等、“Angew.Chemie72”(196
0)、第860頁の右欄、最後の段落、861頁の左
欄、中段まで参照〕は、微粒子形成段階の後にバッチ法
で得られる混合物が供給の初めに受け器(Vorlag
e)中に存在するようにする。
【0017】この方法の本質的構成要件は、アニオン系
乳化剤、著しく少ない量の実質的に枝分かれしていない
ポリエチレンオキサイドおよび驚く程に有効である、乳
化剤に結合していないアルカリ−および/またはアンモ
ニウム−イオンを含む非常に有効な粒度制御系である。
従って本発明の粒度制御性系の成分は機能的関係にあ
る。
【0018】本発明の方法によれば、工業的に興味のあ
るラジカル重合性モノマーのホモ−およびコポリマーが
製造される。このモノマーはモノオレフィン性不飽和で
あり、例えばビニルクロライド、ビニリデンクロライ
ド、ビニルエステル、モノアルケニル芳香族化合物、ビ
ニルピリジン、(メタ)アクリルニトリル、(メタ)ア
クリル酸エステルおよびα,β−オレフィン系不飽和カ
ルボン酸がある。このモノマーは脂肪族共役ジエンの
群、例えば1,3−ブタジエンおよびイソプレンに属し
ている。モノマー混合物中の不飽和カルボン酸の割合は
一般に、30重量%より多くない。ポリマーは僅かな割
合の他のモノマー、例えば(メタ)アクリルアミドによ
って変性されていてもよい。
【0019】特に有利な方法の場合には、モノマー混合
物は、スチレン、(メタ)アクリルニトリルおよびメチ
ルメタクリレートより成る群より成る硬質性化モノマー
25〜68.5重量% 、1,3−ブタジエン、(C4
8 −アルキル)(メタ)アクリレートより成る群の内
の軟質性化モノマー30〜70重量% および(メタ)ア
クリル酸、イタコン酸、フマル酸および後者の二種類の
酸の半エステルより成る群の内のα,β−オレフィン系
不飽和カルボン酸1.5〜5重量% で組成されている。
得られる共重合体分散物は<100℃の最低造膜温度を
有している。このものは電解質的に安定しておりそして
カーペット(予備塗布)の為の被覆材料および紙被覆材
料を製造するのに特に適している。
【0020】スチレンおよびアクリレートを基礎とする
この方法で製造された特別な合成樹脂分散物は、水硬凝
固性組成物において、例えばタイル用接着剤および目地
密封用材料において結合剤として並びに分散染料におい
て結合剤として適している。全モノマーを基準として>
80重量% の硬質性化モノマーを基礎とする合成樹脂分
散物は高い光沢の紙を製造する為の紙被覆材料において
有機顔料(プラスチック顔料)として適している。
【0021】乳化剤としては通例のアニオン系乳化剤が
適している、特に − スルホン酸、例えばアルキルスルホン酸、アルキル
アリールスルホン酸、C13〜C18−スルホコハク酸エス
テルおよびそれのアルカリ−およびアンモニウム塩; - 10〜C20−硫酸半エステルおよびそれのアルカリ
−およびアンモニウム塩; − 脂肪石鹸および樹脂石鹸。
【0022】三種類の乳化剤の群は、アルカリ性のpH
域で重合すべき場合に適している。最初の両方の群は、
酸性pH域で重合すべき場合に、特にカルボキシル化分
散物を製造する場合に適している。
【0023】重合開始剤は通例のラジカル形成性重合開
始剤である。これは有機系過酸化物またはヒドロパーオ
キサイド、例えばクモールヒドロパーオキサイドと、水
中に分散し得る還元剤、例えば鉄-II-スルホキシレート
錯塩(レドックス−タイプの開始剤)または無機系過酸
化物、例えばカリウム−ペルオキソジスルファート、ナ
トリウムペルボラートまたは過酸化水素との組み合わせ
である。レドックス−タイプの開始剤にて重合を0〜5
0℃の温度で実施することができる。無機過酸化物では
重合を一般に50〜85℃で実施する。
【0024】開始剤の使用量を増加すると、ポリマーの
分子量が減少する。乳化剤の量にて、場合によっては過
硫酸塩の量との組合せで、分散物の粒度分布を制御する
ことができる。カルボキシル化した分散物を製造する場
合には、一般に<2重量部の乳化剤量にて、過硫酸塩の
量に無関係にモノモードの狭い分布が得られそして2重
量部以上の乳化剤量では0.8重量部以上の過硫酸塩量
との組合せにて僅かに狭くバイモードの分布が得られ
る。この規則はカルボキシル化されてない分散物の製造
に比較的広い範囲で有効である。この範囲は簡単な予備
実験によって決定できる。
【0025】全重合をバッチ法で実施する方法変法との
関係では、とても良い方法がある。つまり、全モノマー
を基準として≧0.05重量% の乳化剤を最初に導入す
るのである。全モノマーを基準として3〜30重量% の
モノマー転化率の後に残りの乳化剤を配量供給する。こ
の場合には多い全乳化剤量は小さい粒子をもたらし、少
ない全乳化剤量は大きな粒子をもたらす。乳化剤の早い
配量供給速度は小さい粒子をもたらし、遅い乳化剤供給
速度は大きな粒子をもたらす。
【0026】アルカリ−およびアンモニウム塩としては
例えば塩化物、硫酸塩、過硫酸塩、過硼酸塩、炭酸塩、
燐酸塩および通例の重合助剤、例えば錯塩形成剤として
役立つエチレンジアミンテトラアセテートおよび分散剤
として役立つ、ナフタリンスルホン酸とホルムアルデヒ
ドとから得られる縮合生成物の塩、ポリ−2−アクリル
アミド−2−メチルプロパン−スルホン酸の塩(ドイツ
特許出願公開第2,540,468号明細書)および中
位の鎖長のアルカンのポリスルホン酸の塩(ヨーロッパ
特許第36,904号明細書)がある。
【0027】アルカリ−およびアンモニウム−イオンを
乳化剤に結合していないアルカリ−およびアンモニウム
−イオンの全体バランスにおいて考慮しなければならな
い重合助剤の他に、別の通例の重合助剤、例えばドデシ
ルメルカプタンの如き分子量調整剤を添加することがで
きる。
【0028】重合は一般に100重量% の転化率まで実
施する。しかしながら重合は僅かに高い転化率でも中止
することができる。次いで残留モノマーは別の方法段階
に戻す。
【0029】分散物を製造する為に、重合熱を搬出する
為に冷却用ジャケットまたはその他の公知の冷却装置を
備えた耐圧式反応器を用いる。バッチ法で重合を実施す
る場合には、重合容器を減圧処理および窒素ガス洗浄の
後に通例の様に該容器に水、乳化剤、モノマーおよび助
剤を充填する。モノマー/水−量比は、重合後に30〜
55重量% の固形分含有量が達成される様に調整するの
が好ましい。次いで重合を重合開始剤の添加によってお
よび温度の上昇によって開始する。重合時間は一般に6
〜15時間、殊に8〜12時間である。カルボキシル化
した分散物を製造する際に酸性pH域において重合を実
施する場合には、重合の終了後に一般にアンモニアで
8.0〜9.0のpH値に調整する。得られる分散物を
一定の使用分野に直接的に、即ち固形分含有量含有量お
よび粘度を変更しないで使用することができる。若干の
用途分野は、上述の得られる分散物を所望の固形分含有
量に蒸発処理することを必要とする。この分散物は1,
200mPa.sの粘度──室温でブルックフィールド
粘度計(スピンドル3、30回転/分)で測定した──
まで蒸発処理し、その際に存在する粒度および粒度分布
次第で55〜70重量% の固形分含有量が得られる。蒸
発処理は一般に20〜60℃で減圧下に攪拌しながら行
う。かゝる濃厚な分散物はカルボキシル化合成ゴム分散
物の場合に、カーペット(予備塗布)および紙の被覆材
料の製造に特に適している。カルボキシル化してない合
成ゴム分散物はカーペットの裏面発泡体被覆の為におよ
び発泡体部材の製造に適している。ポリスチレン分散物
は合成樹脂分散物の補強剤として適している。
【0030】本発明を以下の実施例によって更に詳細に
説明する。実施例に記載の百分率(% )重量% でありそ
して部は重量部である。
【0031】
【実施例】合成樹脂水性分散物1〜9の製造 実施例1〜7において、重合助剤としてエトキシル化ジ
ノニルフェノール(150モルのエチレンオキサイド/
1モルのフェノール;ゲルパーミッションクロマトグラ
フィーで測定した重量平均分子量Mw =7134)を使
用する。
【0032】実施例1(分散物1) 40リットルの耐圧式反応器中で150部の完全脱塩
水、0.75部の市販のナトリウム−(C16〜C18−パ
ラフィン)−スルホナート、0.001部のエトキシル
化ジノニルフェノール、0.05部のエチレンジアミン
テトラ酢酸の四ナトリウム塩、0.75部の第三ドデシ
ルメルカプタン、2.5部のアクリル酸、47.5部の
スチレンおよび50部の1,3−ブタジエンを一緒にす
る。この場合pH値は2.4に調整する。この反応混合
物を40℃に加熱する。次いで0.2部のアンモニウム
−ペルオキソジスルファートの水溶液を添加する。温度
を5時間の間に80℃に高めそして重合を更に4時間、
継続しそして最後まで重合する(重合時間:5+4=9
時間)。次いでアンモニアでpH値を6.9に調整す
る。得られる分散物は約40% の固形分含有量を有して
いる。これを、1200mPa.sの粘度に調整するま
で濃縮する。この時の固形分含有量は53.6%であ
る。分散物は次の表1に示した通りの特徴を有してい
る。
【0033】実施例2および3(分散物2および3) 実施例2および3に、開始剤の量およびそれと共に乳化
剤に結合してないアルカリ−およびアンモニウムイオン
の量を変更する。得られる分散物は表1に記載した通り
の特徴を有している。
【0034】実施例4(分散物4) 実施例4においては、実施例1と同様に実施するが、重
合の前に100部のモノマーを基準として0.46部の
硫酸カリウムを添加する。得られる分散物は表1に示す
様な特徴がある。乳化剤に結合してないアルカリ−およ
びアンモニウムイオンの量が実施例3と同じ量である場
合には、1200mPa.sにおいてのdvおよび固形
分含有量に関して良好に一致することが確認された。
【0035】実施例1〜4は、1200mPa.sにお
いてのdvおよび固形分含有量の調整に関して、乳化剤
に結合してないアルカリ−およびアンモニウムイオンの
顕著な効果を明らかにしている。
【0036】実施例5(分散物5) 4リットルのガラス製二重ジャケット式反応器中で、1
00部の完全脱塩水、0.1部の市販のナトリウム−
(C16〜C18−パラフィン)−スルホナート、0.00
5部のエトキシル化ジノニルフェノール、0.05部の
エチレンジアミンテトラ酢酸の四ナトリウム塩、0.7
5部のドデシルメルカプタン、2.5部のアクリル酸、
47.5部のスチレンおよび50部のN−ブチルアクリ
レートを一緒にする。この場合pH値は2.2に調整す
る。この反応混合物を40℃に加熱する。次いで0.5
部のアンモニウム−ペルオキソジスルファートの水溶液
を添加する。温度を4時間の間に85℃に高めそして重
合を更に4時間、継続しそして最後まで重合する。次い
でアンモニアでpH値を8.5に調整する。分散物は次
の表2に示した通りの特徴を有している。
【0037】実施例6(分散物6) 実施例6においては、実施例5と同様に実施するが、1
50部の完全脱塩水、パラフィンスルホン酸の代わりに
0.25部のラウリルスルファート、0.02部のエト
キシル化ジノニルフェノール、97.5部のスチレンを
使用し、ブチルアクリレートを使用しない点が相違す
る。この場合pH値は2.1に調整する。重合の終了後
にアンモニアでpH値を8.5に調整する。この分散物
は表2に示す様な特徴を有する。
【0038】実施例7(分散物7) 実施例7においては、実施例6と同様に実施するが、ラ
ウリルスルホン酸ナトリウムの代わりに0.2部の市販
のナトリウム−(C16〜C18−パラフィン)−スルホナ
ートを、0.01部のエトキシル化ジノニルフェノール
および0.7部の第三−ドデシルメルカプタンを使用す
る。この分散物は表2に記載した様な特徴がある。
【0039】実施例8(分散物8) 実施例8においては、実施例7と同様に実施するが、実
施例7に記載されたエトキシル化ジノニルフェノールの
代わりに同じ量の、エチレンオキサイド/フェノールの
モル比=80/1のエトキシル化ジノニルフェノール
(MW =3925)を使用する。
【0040】実施例9(分散物9) 実施例9においては、実施例8と同様に実施するが、実
施例8に記載されたエトキシル化ジノニルフェノールの
代わりに同じ量の、エトキシル化ジスチリルフェノール
(100モルのエチレンオキサイド/1モルのフェノー
ル;MW =4990)を使用する。
【0041】分散物1〜9は凝固性が少なく、狭いモノ
モードの粒度分布を有している。 dvおよびdnはDIN66141に従って電子顕微鏡
測定法によって測定した。
【0042】*:重合前に、100部のモノマー当たり
0.46部の硫酸カリウムを添加する。 **:開始剤の存在下での加熱時間はそれぞれ5時間で
ある。
【0043】表2 :分散物5〜9の製造および特徴 本発明は特許請求の範囲に記載の大粒子の合成樹脂水性
分散物の製造方法に関するものであるが、実施の態様と
して以下を包含する: 1) 疎水性残基Aが18〜50の炭素原子を有する請
求項1に記載の方法。 2) 親水性残基Bが少なくとも60、特に80〜30
0のエチレンオキサイド単位を有する請求項1または上
記1に記載の方法。 3) 疎水性残基Aはアルキレン残基または(アルキ
ル)アリール残基を意味する請求項1または上記1また
は2に記載の方法。 4) 100重量部のモノマーを基準として0.05〜
3.0重量部のアニオン系乳化剤を添加する請求項1〜
3または上記1の何れか一つに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス・ウアルター ドイツ連邦共和国、マルル、アム・アル テン、シユポルトプラッツ、17アー (72)発明者 ハインツ・リーマー ドイツ連邦共和国、ボットロップ2、フ リッツ−ロイター− ストラーセ、15 (56)参考文献 特開 平2−147603(JP,A) 特開 昭61−241308(JP,A) 特公 昭46−7078(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 2/22 - 2/30 WPI(DIALOG)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル重合性モノマーを分散媒体とし
    ての水性相中でアニオン系乳化剤、非イオン系の水溶性
    重合助剤、遊離基形成性重合開始剤および通例の重合助
    剤の存在下に乳化重合し、その際に重合助剤を重合開始
    前に添加しそしてその際に重合を開始する為に水溶性ア
    ルカリ−および/またはアンモニウム塩を、1リットル
    の水性相当たり1〜250mmolの、乳化剤が結合し
    てないアルカリ−および/またはアンモニウム−イオン
    が水性相中に存在する割合で存在させそして全重合をバ
    ッチ法で実施するかまたは重合をバッチ法で開始しそし
    てグラフト重合の為の通例の条件のもとで──その際に
    新しい粒子の形成が回避される──継続しそして終わる
    まで重合する、大粒子の合成樹脂水性分散物の製造方法
    において、重合助剤として、AB−ブロック構造を有す
    る実質的に枝分かれしていないポリエチレンオキサイド
    を添加しそして重合助剤の量が100重量部のモノマー
    を基準として0.0001〜0.05重量部であり、但
    しAは15〜70個の炭素原子を持つ(枝分かれした)
    疎水性残基を意味しそしてBは枝分かれしていない少な
    くとも50個のエチレンオキサイド単位を持つ親水性残
    基を意味することを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 重合をバッチ法で開始しそして微粒子形
    成段階の後に半連続的乳化物供給法でまたは半連続的モ
    ノマー供給法で継続しそして終りまで導く請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 100重量部のモノマーを基準として
    0.02〜4.0重量部のアニオン系乳化剤を添加する
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 100重量部のモノマーを基準として
    0.1〜2.5重量部の過硫酸塩を重合開始剤として添
    加する請求項 1〜3 の何れか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 モノマー/水の量比が、重合後の分散物
    が30〜55重量%の固形分含有量を有するように調整
    する請求項 1〜4の何れか一つに記載の方法。
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