JP3263054B2 - 自動撮影システム - Google Patents

自動撮影システム

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JP3263054B2
JP3263054B2 JP33001699A JP33001699A JP3263054B2 JP 3263054 B2 JP3263054 B2 JP 3263054B2 JP 33001699 A JP33001699 A JP 33001699A JP 33001699 A JP33001699 A JP 33001699A JP 3263054 B2 JP3263054 B2 JP 3263054B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動撮影システ
ム、詳しくは、環境に係る情報の供給に応じて自動撮影
動作を行う自動撮影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の撮影装置における撮影モードに
は、手動トリガ指令により撮影シーケンスを実行する通
常撮影(セルフタイマ撮影等も含む)モードと、撮影者
が該当するモードの設定を行うだけで、その後、撮影装
置自身により撮影トリガ指令を発し撮影を実行する、所
謂、待機撮影・インターバル撮影等の自動撮影のモード
の2つがある。
【0003】上記二つの撮影モードのうち後者の自動撮
影に関して、従来知られているものとしては、比較的長
い時間である一定時間間隔、または各コマごとにあらか
じめ決められた所定時間間隔で撮影トリガを発するイン
ターバル撮影、また、被写体が所定位置に到達したこと
を測距センサによって検出し撮影トリガを発するフォー
カストリガ撮影(待伏せ撮影)、また、音声に反応して
撮影トリガを発する音声トリガ撮影、更に、動被写体の
変化をパターン認識で検出し撮影トリガを発する動体ト
リガ撮影等がある。
【0004】上記音声トリガ撮影に関して、例えば実開
昭63−131472号公報には、ドア近傍の音量が所
定値以上になると起動信号を出力する起動装置と、この
起動信号の供給によりドアスコープ越しに得られる外部
光を撮影するビデオカメラとを有する監視装置が開示さ
れている。これらの自動撮影は、目的に応じて使い分け
られ、それぞれ利用価値の高いものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に従来の自動撮影におけるトリガ作動のための情報源
は、時間,距離,音,動き等に限られた範囲のものであ
って、光,色,環境(気圧,気流,温度,湿度等)の情
報を供給して、その情報に基づいて撮影トリガを発信さ
せるようなものはなかった。
【0006】従って、夕暮れ時などの薄暗い状態で発生
する現象の自動撮影は、従来では時刻を厳密に設定して
行わなければならなかった。また、待伏撮影において、
特定の色をもつ被写体のみを選択して撮影することは不
可能であった。更に、自然現象の自動撮影で、その環境
状態が特定の状態に到達した時点でシャッタを切るとい
うこともできなかった。
【0007】本発明の目的は、上述の不具合を解決する
ため、測光,測色,環境情報の認識手段を設け、そのい
ずれかの情報の認識状態に基づいて自動撮影を行うよう
にして利用価値の高い自動撮影システムを提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の自動撮影
システムは、測光情報、測色情報、気圧、気流、温度、
湿度の環境に係る情報の何れかの情報が供給されたと
き、この供給された情報の内容の如何を認識する供給情
報認識手段と、上記供給情報認識手段において、上記供
給された情報が撮影動作を容認する条件を満足すると認
識されたときは、カメラに撮影トリガ信号を供給するト
リガ供給手段と、上記供給情報認識手段において、上記
供給された情報が撮影動作を容認する条件に至る以前の
所定の予備条件を満足すると認識されたときは、カメラ
の所定の制御要素に電源を供給する電源供給制御手段
と、を具備してなることを特徴とする。本発明の第2の
自動撮影システムは、測光情報、測色情報、気圧、気
流、温度、湿度の環境に係る情報の何れかの情報が供給
されたとき、この供給された情報の内容の如何を認識す
る供給情報認識手段と、上記供給情報認識手段におい
て、上記供給された情報が撮影動作を容認する条件を満
足すると認識されたときは、カメラに撮影トリガ信号を
供給するトリガ供給手段と、インターバル撮影の際、上
記供給情報認識手段において上記供給された情報が撮影
動作を容認する条件を満足しないと認識されたときは、
上記トリガ供給手段による上記撮影トリガ信号の供給を
禁止し、撮影しなかったことを示す情報を記録するよう
に制御する制御手段と、を具備してなることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す
自動撮影システムのブロック構成図である。本システム
は、マイクロコンピュータで構成されるシステムコント
ローラ1とそのコントローラ1で駆動され撮像記録を行
う撮像記録部2と、上記コントローラ1に物象の状態の
量である情報を供給するセンサ群と、撮影指示,条件選
択指示の上記コントローラ1への入力のためのスイッチ
群と、本システムの主電源である電池16とその主電源
の上記各制御要素への複数の供給スイッチ15、およ
び、タイマ専用電源である電池18を有するタイマ17
とによって構成されている。
【0010】撮像記録部2は電子スチルカメラの撮像記
録部であって、レンズ及び撮像素子部と映像プロセス回
路,記録回路等の信号処理部とフロッピディスクドライ
ブ部とストロボ発光部、更に、その他の撮影制御要素を
内蔵している。そして、撮影記録の実行に際して比較的
にその起動時間の長い駆動系、即ち、上記ドライブ部の
スピンドルモータおよびストロボ発光充電部をスタンバ
イ動作用の予備立上げブロック2aとして、上記コント
ローラ1により単独に駆動(以下スタンバイ動作と称
す)できるように配設されている。なお、本実施形態は
電子スチルカメラに適用したものであるが、銀塩フィル
ム式カメラに適用した場合は勿論上記ドライブ部が存在
しないので予備立上げブロックはストロボ発光充電部の
みとなる。
【0011】上記センサ群は、被写体の測光情報である
輝度を検出する測光センサ3と、照明光および被写体か
らの反射光の測色情報である色あいと色濃さを検出する
測色センサ4と、撮像記録部2に装着され、該撮像記録
部2の加速度を検出する加速度センサ5と、更に、環境
に係る情報であって、それぞれ気温,湿度,気圧を検出
する温度センサ6,湿度センサ7,気圧センサ8、およ
び、同様に環境に係る情報であって気流に関する情報を
取込む気流センサ9とで構成されている。上記環境情報
の各センサはカメラ内蔵のほか、リモートセンシングも
可能とする。上記各センサの出力は上記コントローラ1
に内蔵される条件判断ブロック1bに入力される。
【0012】上記測光センサ3を図2によって、更に、
詳しく説明する。撮影光は当該撮像部のテイキングレン
ズ2bを介してイメージャ2d上に結像する。そして、
ハーフミラー2cで反射された一部の光が測光センサで
ある受光素子3に入射し、測光出力として検出される。
なお、この撮像部のようにイメージャ2dを用いるもの
にあってはイメージャ出力を測光出力として利用するこ
とができ、更に、エリア測光情報を供給することも可能
となる。なお、この場合、絞りによって出力が変化する
ので当然ながら補正を必要とする。
【0013】また、上記測色センサについて、図3,4
を用いて詳しく説明する。図3は、光源色情報を得るた
めの測光センサ4′を示し、R,G,Bのフィルタが装
着された受光素子4a,4b,4cとそのプリアンプ4
dによって構成されている。そして、光源の色情報を上
記素子で検出し出力するものである。
【0014】また、図4は、被写体による反射光の色情
報を得るための測色センサを示す。テイキングレンズ2
b′を介して取込まれた撮影光はイメージャ2d′上で
結像し、撮像信号として信号処理回路2e′に入力され
る。そして、撮像情報が出力されると同時に、反射光色
情報が出力される。この反射光色情報と前記図3に示す
測光センサ4′の光源の色情報とにより被写体自体の色
あいを推定することが可能であり、その色あいに基づく
撮影トリガ信号を出力することも可能となる。更に、こ
の測色センサにおいても、その出力からエリア情報を含
んだ色信号を検出することができる。
【0015】また、上記スイッチ群は、第1,2モード
スイッチ10,11と、後述するオートトリガ情報選択
スイッチ12と、インターバル撮影時のインターバル時
間の設定を行うインターバル設定スイッチ13と、自動
撮影スタート/ストップスイッチ14とで構成されてい
る。そして、上記第1モードスイッチ10はそのオフ動
作により通常の撮影を行う手動撮影モードを、また、そ
のオン動作により自動撮影モードをそれぞれ指定する。
【0016】また、第2モードスイッチ11は、選択さ
れた自動撮影モードにおいて、そのオン動作によりイン
ターバル撮影を選択し、オフ動作により通常の自動撮影
を選択指定する。更に、自動撮影スタート/ストップス
イッチ14は、自動撮影動作の開始をそのオン動作によ
り指示し、またその撮影の停止をそのオフ動作により指
示するものである。
【0017】そしてシステムコントローラ1には、上記
判断ブロック1bが内蔵されており、このブロック1b
は、各物象の状態の量を各センサから取込み、そして、
自動撮影モードにおいて撮影開始のための条件即ち、供
給情報が撮影動作起動を容認する条件を満足するかどう
か、あるいは、撮影条件に至る以前の極近い所定の範囲
即ち、予備条件(スタンバイ条件)として認識される範
囲を満足するかどうかを上記各センサの出力に基づき認
識する手段となる。また、このブロック1bの判断の対
象とする情報の種類とその判断の基準とする量またはそ
の範囲は、後述するオートトリガ情報選択スイッチ12
によりシステムコントローラ1に入力される。なお、イ
ンターバル撮影において、上記ブロック1bは上記供給
情報が撮影条件を充足していない場合を認識する手段で
もある。
【0018】更に、システムコントローラ1は上記条件
判断ブロック1bの他に、自動撮影モード時の撮影起動
手段、上記予備条件に基づいて予備立上げブロック2a
を起動する予備状態(以下、スタンバイ状態と称す)設
定を指示する手段、また、撮影条件未充足認識手段の指
示に基づいてインターバル撮影での撮影動作を禁止する
手段、更に、自動撮影モードで待機中において主電源の
供給のコントロールを行う監視ブロック1aを内蔵して
いる。
【0019】上記監視ブロック1aは一般の自動撮影モ
ードにおいては自動撮影スタート/ストップスイッチ1
4のオン動作に関連して作動を開始し、各センサ3〜9
への微弱なセンサ作動電力のみを供給する。また、予備
条件認識が条件判断ブロック1bでなされると予備立上
げブロック2a系の制御要素に主電源を供給するように
作動し、そして、撮影開始条件を満足した時点で撮影用
の要素に主電源を供給するように供給スイッチ15をコ
ントロールするものである。
【0020】また、自動撮影モードのうちインターバル
撮影の場合、監視ブロック1aはタイマ17を作動さ
せ、その指定のインターバルの検出を行うと同時に、各
物象の状態が撮影条件を満足しているかの判定のため各
センサ3〜9によってセンシングするが、そのためのセ
ンサ用電力の供給コントロールも行う。
【0021】以上のように構成された本実施形態の自動
撮影システムの動作を図5のフローチャートによって説
明する。
【0022】まず、電源スイッチ(図示せず)の投入に
より図5の処理が開始される。ステップS1において撮
影中止の指示の有無をチェックし、有であれば本ルーチ
ンを終了する。そして、ステップS2において第1モー
ドスイッチ10のオン・オフのチェックを行う。オフの
場合、通常撮影モード選択の場合であって、ステップS
3にジャンプし、通常撮影シーケンス処理が実行され
る。オンの場合は、自動撮影モードが選択されたときで
あって、ステップS4に進み、オートトリガ撮影情報選
択スイッチによって予め設定されている、自動撮影開始
を容認する各センサ3〜9の検出条件がシステムコント
ローラ1に登録される。続いて、第2モードスイッチ1
1のオン・オフがチェックされる(ステップS5)、オ
ンの場合、即ち、インターバル撮影指定のときは、ステ
ップS20に進み、オフの場合、即ち、通常の自動撮影
選択のときは、ステップS6にジャンプする。
【0023】ステップS6において、自動撮影スタート
/ストップスイッチ14のオン・オフを判別し、オンの
場合、自動撮影動作をスタートさせ、ステップS7に進
む。オフの場合は、再度ステップS1に戻り、上記の処
理を繰返す。ステップS7においてスタンバイ条件が満
足されたかどうかの判断を行う、即ち、各センサ3〜9
の出力を条件判断ブロック1bで判断し、物象の状態の
量が撮影条件を満たす量に到る以前の近傍の範囲にある
と認識されたかどうかの判別する。
【0024】そして、条件を満足している場合ステップ
S9に進み、スピンドルモータの起動やストロボ撮影時
はストロボ充電を開始する予備立上げブロック2aを起
動させ、スタンバイ処理をする。また、条件を満足して
いない場合はステップS8にジャンプし、再度上記スタ
ート/ストップスイッチ14のオン・オフをチェックし
て、オフでない限りステップS7のチェックを繰返す。
オフの場合はステップS1に戻る。
【0025】ステップS9に続き、再度スタンバイ条件
の確認を行い(ステップS10)、条件範囲から逸脱し
ておればステップS11にジャンプし、スタンバイ状態
を解除し、スタート/ストップスイッチ14のオン・オ
フのチェックを行い、オフであればステップS1に戻
り、オンであればステップS7に戻る(ステップS1
2)。また、スタンバイ条件を満足しておれば、続い
て、トリガ条件のチェックを行う(ステップS13)。
即ち、条件判断ブロック1bに供給された情報が撮影条
件に適合していると判断されたならばステップS14に
進み、適合していないと判断されれば再びステップS1
0に戻る。
【0026】ステップS14においてシステムコントロ
ーラ1より撮影記録部2に撮影トリガ信号を発信し、撮
影シーケンス処理が開始される(ステップS15)。続
いて、再度スタート/ストップスイッチ14のオン・オ
フのチェックを行う。オフの場合、ステップS1に戻
り、オンの場合、ステップS17に進む(ステップS1
6)。ステップS17において、撮影続行可否の判別、
例えば、指定した枚数だけの自動撮影が終了したか、あ
るいは、未記録トラックがディスク上になくなったかな
どのチェックを行い、続行不可ならば本ルーチンを終了
し、続行可であれば再度ステップS10に戻り、自動撮
影を繰返す。この繰り返しの際にスタンバイ条件やトリ
ガ条件の判定を行い、少なくとも一度、それらの条件を
脱してから次の撮影を禁止するようにしても良い。即
ち、条件が新たに満足される度に一コマ撮影されるよう
にすることが可能である。
【0027】一方、ステップS5の第2モードスイッチ
11のオン・オフのチェックにおいて、スイッチオンに
よりインターバル撮影が選択された場合ステップS20
に進むが、ステップS20においてはスタート/ストッ
プスイッチ14のチェックを行い、オフの場合はステッ
プS1に戻り、オンの場合、ステップS21に進む。そ
して、撮影間隔の時間に対応するインターバルタイマで
あるタイマ17をリセットし、タイマの計時をスタート
させる。
【0028】そして、ステップS22において計時時間
が、予めインターバル設定スイッチ13で設定されてい
るインターバル時間T2 より前述のスタンバイ処理に要
する時間だけ少ない時間T1 を経過したかどうかチェッ
クする。時間T1 に到達した場合、スピンドルモータ起
動などのスタンバイ処理を実行し(ステップS23)、
続いて、タイマ17の計時が時間T2 に到達したかどう
かをチェックする(ステップS24)。そして、計時が
時間T2 に到達したならば、条件判断ブロック1bでト
リガ条件をチェックする(ステップS25)。これは前
述のステップS13の判別と同一の処理である。トリガ
条件を満足、即ち、物象の状態の量が撮影開始条件を充
足するに到った場合はステップS27に進み、撮影トリ
ガ信号を発信し、撮影シーケンス処理を実行する(ステ
ップS28)。そしてステップS29に進む。
【0029】一方、ステップS25でトリガ条件を満足
しない場合、即ち、条件判断ブロック1bにおいて撮影
開始条件を充足するに到らないと認識された場合は、撮
影禁止手段であるステップS26を経由してステップS
29にジャンプする。ステップS26は飛ばし処理ルー
チンであって、撮影トリガは発信せず、その代りに、
「メモ」用としてその撮影しなかった時刻あるいは撮影
コマ数等をコントローラ1中のメモリに記録するサブル
ーチン処理である。
【0030】ステップS29において、スタンバイ状態
を解除し、続いてステップS30で再度スタート/スト
ップスイッチ14のオン・オフをチェックしオンであれ
ば(撮影続行)、ステップS21に戻り、オフであれば
(撮影ストップ)、ステップS1に戻る。
【0031】次に、上記撮影ルーチンの処理におけるス
テップS7,10のスタンバイ条件判別処理の具体例と
して図6,7,8,9の例について説明する。
【0032】図6は、前記オートトリガ情報として被写
体の輝度情報(測光情報)が選択された場合の条件判別
範囲を示したものである。その条件判別の範囲として、
B領域が撮影開始条件(撮影トリガ発信条件)を満足す
る範囲を示し、A/C領域が、B領域に極く近い範囲の
予備条件(スタンバイ条件)認識領域であって、この領
域の条件下にある場合は予備立上げブロック2aを起動
させる。例えば夕暮れ時の道路の交通状態を自動撮影し
ようとする場合などがこの好適な適用例であって、測光
データに基づいて所定の明るさまで暗くなったことを検
出したとき、即ち、Cの領域に到達したとき、ストロボ
充電とスピンドルモータを起動してスタンバイ状態と
し、続いて、トリガ条件である、Bの領域内に測光デー
タが収まるような状態を待って撮影を実行することにな
る。以上のように処理することによって、電力の浪費を
抑えながら、しかも撮影タイミングに遅れを生じること
なく自動撮影を実行できる。
【0033】図7は、オートトリガ情報として被写体の
色情報が選択される場合の色情報の判別領域をカラーベ
クトル図で示したものである、横,縦軸はそれぞれ青・
赤の色差信号軸EB −EY ,ER −EY である。そし
て、色情報が領域Hにあれば撮影開始(トリガ発信)条
件を満足し、領域Iにあれば予備条件(スタンバイ条
件)を満足するものとする。例えば、「夕やけの雲」の
撮影を自動撮影しようとする場合には、領域Hを夕やけ
の色として設定し、領域Iを夕やけの色に極く近い色の
範囲として設定すればよい。そして、雲の色が領域Iに
該当するようになった時点でスタンバイ状態とし、その
後、領域Hに到達した時点でシャッタを自動的に切るよ
うにする。
【0034】更に、図8は、撮影しようとする被写体の
色を定め、その色を持つ被写体の画枠中の位置を撮影開
始(トリガ発信)条件あるいは予備条件(スタンバイ条
件)領域とした場合の各領域J,Kを示すものである。
そして、指定の色を持つ被写体が領域Kに出現したなら
ば、スタンバイ状態に撮像記録部を起動し、領域Jに位
置した時点で撮影を開始させるようにする。
【0035】更に、図9は、雲の状態を自動撮影する場
合、その撮影トリガ発信条件とスタンバイ条件の気温,
湿度,気圧の範囲をそれぞれ示している。これらの値に
基づいて、スタンバイ処理並びに撮影トリガ発信がなさ
れる。
【0036】図10は、撮影開始を判定する物象状態の
量として加速度を適用し、所定の大きさの加速度α2 以
上をカメラが受けた直後に撮影を実行するようなシステ
ムに対する加速度の変化と撮影トリガのタイミングt1
,t2 ,t3 を示した図である。図において加速度α1
は少なくとも撮影トリガを発信する時点の撮像記録部
の受ける最大の加速度とする。即ち、加速度α1 以下で
あってカメラ部が静止に近い状態でのみシャッタを切る
ように設定される。この撮影システムは手持ちのカメラ
を群衆の中まで持込んで撮影を行うような場合に利用さ
れる。そして、撮影に際して大きく移動させ、それに応
じて加速度がα2 を超過し、その直後、加速度がα1 以
下になった時点でシャッタが切られる(例えばタイミン
グt1 ,t2 ,t3 )。このようにシステム化すれば、
手振れの少ない自動撮影が実行できるカメラを提供でき
る。
【0037】なお、本実施形態では環境状態の情報用セ
ンサとして気圧,気流センサ等を提案したが、勿論、そ
の他のセンサ、例えば、水圧センサ、水流センサ、水質
センサ等と液体に関するセンサ等、更には、振動センサ
等を装備し、それらの出力に応答して自動撮影すること
も可能である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明の自動撮影シス
テムは、環境その他の物象の状態の量に関する情報の認
識状態に応じて、撮影動作を起動せしめるようにしたの
で、本発明によれば、目標とする撮影が間違いなく、し
かも効率よく実行され、非常に利用価値の高いなど顕著
な効果を有する自動撮影システムを提供できる。また、
本発明は、予備条件を満足すると認識されたときに、カ
メラの所定の制御要素に電源を供給するので、例えば、
起動時間が長い制御要素に前もって電源を供給しておく
ことで、起動時間が長い制御要素を要する場合でも撮影
の際には素早く撮影動作を行うことができ、しかも電力
の消費を極力抑えることができる。更に、インターバル
撮影中において撮影動作を容認する条件を満足しないと
認識されたときには、撮影トリガ信号の供給を禁止する
とともに撮影しなかったことを示す情報を記録するよう
に制御するので、無駄な撮影を防止することができ、再
生時に、インターバル撮影において撮影が行われなかっ
たこと及びそのタイミングを認識することができる、と
いう効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動撮影システムの
ブロック構成図、
【図2】上記図1の自動撮影システムに用いられる測光
センサの模式的配置を示す図、
【図3】上記図1の自動撮影システムに用いられる光源
用の測色センサの概略の構成を示す図、
【図4】上記図1の自動撮影システムに用いられる被写
体反射光の測色センサの模式的配置を示す図、
【図5】上記図1の自動撮影システムの撮影処理を示す
フローチャート、
【図6】上記図1の自動撮影システムの物象の状態が輝
度である場合の撮影開始条件と予備条件(スタンバイ条
件)の領域を示す図、
【図7】上記図1の自動撮影システムの物象の状態が被
写体の色である場合の撮影開始条件と予備条件の領域を
示す図、
【図8】上記図1の自動撮影システムの物象の状態が被
写体の色であって、更にその位置が条件に加えられた場
合の撮影開始条件と予備条件の領域を示す図、
【図9】上記図1の自動撮影システムの環境情報(物象
の状態)に対応する撮影開始条件と予備条件の領域を示
す図、
【図10】上記図1の自動撮影システムの加速度情報
(物象の状態)に対応した撮影動作を示すタイムチャー
ト。
【符号の説明】
1…システムコントローラ(撮影起動手段) 1b…条件判断ブロック(供給情報認識手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 9/04 H04N 9/04 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 - 17/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測光情報、測色情報、気圧、気流、温
    度、湿度の環境に係る情報の何れかの情報が供給された
    とき、この供給された情報の内容の如何を認識する供給
    情報認識手段と、 上記供給情報認識手段において、上記供給された情報が
    撮影動作を容認する条件を満足すると認識されたとき
    は、カメラに撮影トリガ信号を供給するトリガ供給手段
    と、 上記供給情報認識手段において、上記供給された情報が
    撮影動作を容認する条件に至る以前の所定の予備条件を
    満足すると認識されたときは、カメラの所定の制御要素
    に電源を供給する電源供給制御手段と、 を具備してなることを特徴とする自動撮影システム。
  2. 【請求項2】 測光情報、測色情報、気圧、気流、温
    度、湿度の環境に係る情報の何れかの情報が供給された
    とき、この供給された情報の内容の如何を認識する供給
    情報認識手段と、 上記供給情報認識手段において、上記供給された情報が
    撮影動作を容認する条件を満足すると認識されたとき
    は、カメラに撮影トリガ信号を供給するトリガ供給手段
    と、 インターバル撮影の際、上記供給情報認識手段において
    上記供給された情報が撮影動作を容認する条件を満足し
    ないと認識されたときは、上記トリガ供給手段による上
    記撮影トリガ信号の供給を禁止し、撮影しなかったこと
    を示す情報を記録するように制御する制御手段と、 を具備してなることを特徴とする自動撮影システム。
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