JP3262436B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP3262436B2
JP3262436B2 JP33861993A JP33861993A JP3262436B2 JP 3262436 B2 JP3262436 B2 JP 3262436B2 JP 33861993 A JP33861993 A JP 33861993A JP 33861993 A JP33861993 A JP 33861993A JP 3262436 B2 JP3262436 B2 JP 3262436B2
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静夫 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属部品の加工油洗浄
を行うための洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、深絞り部品、プレス部品及び切削
加工部品等の金属部品の加工油洗浄は、水系溶剤、アル
コール系溶剤、純水、或は塩素系有機溶剤を洗浄剤とし
て用いた洗浄装置により行われていた。このような洗浄
装置は、被洗浄物である金属部品を収納する箱型のカゴ
と、カゴを移動させる搬送アームと、洗浄剤を入れた洗
浄剤槽とを有しており、ワークを入れたカゴを搬送アー
ムにより釣り下げて洗浄剤槽に運び洗浄剤内に浸漬して
洗浄した後、洗浄剤から引き上げて乾燥させる。
【0003】ところで、水系溶剤を使用する洗浄装置
は、排水処理規制への対応、油汚れに対する洗浄力不
足、錆の発生等解決すべき課題が多く、それらを解決す
るためには装置規模が大掛かりとなって高い設備費を要
することが避けられない。また、アルコール系溶剤を使
用する洗浄装置は、イソプロパノール等の低級アルコー
ルを使用する場合、危険性が高く消防法上の指定数量が
少ないため、小さな部品にしか使用することができず一
度に処理できる量も少ないという課題を有し、高級アル
コールを使用する場合、洗浄力不足や乾燥性の悪さや悪
臭の発生等の課題を有している。
【0004】また、純水を使用する洗浄装置は、油汚れ
に対する洗浄力が劣るのに加え、排水処理規制への対
応、高い設備費等の課題を有している。更に、これらの
洗浄剤は、何れも単価が高かったり後処理に多くの費用
がかかったりし、その上蒸発による損失の発生等があっ
てランニングコストも高くなるのが避けられなかった。
【0005】これに対し、フロン、トリクロロエタン、
メチレンクロライド等の塩素系有機溶剤を使用する洗浄
装置は、油汚れに対する優れた洗浄力を有していること
から、金属部品の加工油洗浄用として専ら使用されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロ
ン、トリクロロエタン等特定の塩素系有機溶剤は、オゾ
ン破壊係数が大きいことから地球大気環境に与える影響
が大きく、1995年以降順次段階的に使用禁止となる
ため、今後、これらの溶剤を洗浄剤とすることができ
ず、フロン等の代替溶剤を用いなければならないという
問題点がある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、炭化水素系溶剤のノルマルパラ
フィンを洗浄剤として使用し、ノルマルパラフィンが有
する洗浄力を十分に引き出して金属部品の加工油洗浄に
際し十分な洗浄力を得ることができる洗浄装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被洗浄物を
洗浄する洗浄剤を入れた洗浄剤容器と、全域に亙り表裏
面貫通路を有して形成され、前記表裏面貫通路を介し前
記洗浄剤が内部へと入り込み或は外部へと抜け出るのを
許容すると共に前記被洗浄物を内部閉空間に収納する収
納容器と、前記収納容器を載置しつつ回転して前記収納
容器を回転させる容器回転手段と、前記容器回転手段に
回転力を付与する回転力付与手段と、前記容器回転手段
に載置した前記収納容器を前記洗浄剤中に配置する容器
配置手段と、前記収納容器を載置して前記洗浄剤中に位
置する前記容器回転手段に上下動を繰り返し与え、前記
洗浄剤中の前記収納容器を揺動させる容器揺動手段と、
前記収納容器を移動させて、前記収納容器を前記容器回
転手段に載置し或は前記容器回転手段から離脱させる容
器移動手段とを有することを特徴とする洗浄装置により
達成される。
【0009】また、前記容器回転手段を前記洗浄剤容器
外に位置させる容器外配置手段と、前記容器外配置手段
に設けられ、前記容器回転手段に載置された前記収納容
器に向けて、前記収納容器を乾燥させる乾燥空気を吹き
出す乾燥空気吹出手段とを有することを特徴とする洗浄
装置により達成される。また、前記収納容器の乾燥時、
前記収納容器の周囲を覆って前記乾燥空気吹出手段から
吹き出される前記乾燥空気を前記収納容器内に導入する
乾燥空気導入手段を有することを特徴とする洗浄装置に
より達成される。
【0010】更に、前記収納容器は、前記容器回転手段
との当接部分に、回転する前記容器回転手段に追随して
前記容器回転手段の回転力を前記収納容器に伝達する滑
り止め手段を有することを特徴とする洗浄装置により達
成される。
【0011】
【作用】本発明によれば、被洗浄物を洗浄する洗浄剤を
入れた洗浄剤容器と、全域に亙り表裏面貫通路を有して
形成され、前記表裏面貫通路を介し前記洗浄剤が内部へ
と入り込み或は外部へと抜け出るのを許容すると共に前
記被洗浄物を内部閉空間に収納する収納容器と、前記収
納容器を載置しつつ回転して前記収納容器を回転させる
容器回転手段と、前記容器回転手段に回転力を付与する
回転力付与手段と、前記容器回転手段に載置した前記収
納容器を前記洗浄剤中に配置する容器配置手段と、前記
収納容器を載置して前記洗浄剤中に位置する前記容器回
転手段に上下動を繰り返し与え、前記洗浄剤中の前記収
納容器を揺動させる容器揺動手段と、前記収納容器を移
動させて、前記収納容器を前記容器回転手段に載置し或
は前記容器回転手段から離脱させる容器移動手段とを有
することにより、被洗浄物を収納する収納容器が洗浄剤
中に位置した際、被洗浄物を確実に洗浄剤に浸漬するこ
とができ、また、収納容器が洗浄剤中で回転しながら上
下揺動することで洗浄剤の洗浄力を十分に引き出すこと
ができ、金属部品の加工油洗浄に際し十分な洗浄力を得
ることができる。
【0012】また、前記容器回転手段を前記洗浄剤容器
外に位置させる容器外配置手段と、前記容器外配置手段
に設けられ、前記容器回転手段に載置された前記収納容
器に向けて、前記収納容器を乾燥させる乾燥空気を吹き
出す乾燥空気吹出手段とを有することにより、収納容器
内の被洗浄物の洗浄後の乾燥が効率良くでき、更に、被
洗浄物の洗浄・乾燥を連続して行うことができる。
【0013】また、前記収納容器の乾燥時、前記収納容
器の周囲を覆って前記乾燥空気吹出手段から吹き出され
る前記乾燥空気を前記収納容器内に導入する乾燥空気導
入手段を有することにより、収納容器内の被洗浄物間を
通過する乾燥空気の量が大幅に増えて被洗浄物への熱伝
達量が増大し、乾燥が促進される。更に、前記収納容器
は、前記容器回転手段との当接部分に、回転する前記容
器回転手段に追随して前記容器回転手段の回転力を前記
収納容器に伝達する滑り止め手段を有することにより、
収納容器には回転手段の回転力が確実に伝達され、収納
容器の確実な回転を確保することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例による洗浄装置を図
面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、洗
浄装置Aは、閉空間を形成可能な箱型の洗浄装置本体1
0内に、それぞれ洗浄剤Lを入れた洗浄槽(洗浄剤容
器)11、濯ぎ槽12及びスプレー槽13と、乾燥槽1
4と、被洗浄物である金属部品(ワーク)Wを内部に収
納する回転カゴ(収納容器)15と、回転カゴ15を回
転する一対の回転ローラ(容器回転手段)16a,16
bと、洗浄槽11、濯ぎ槽12、スプレー槽13、乾燥
槽14のそれぞれに対応して配置された洗浄用カゴ載置
台17,濯ぎ用カゴ載置台18,スプレー用カゴ載置台
19,乾燥用カゴ載置台20とを有している。
【0015】この洗浄装置本体10内は、隔壁10aに
より、洗浄槽11、濯ぎ槽12及びスプレー槽13が配
置された洗浄室10bと、乾燥槽14が配置された乾燥
室10cとに二分されている。隔壁10aには、回転カ
ゴ15の出入口10dが形成されており、出入口10d
は、隔壁10aに沿って摺動し、互いに離反して両側に
移動し出入口10dを開放し、或は互いに当接して出入
口10dを閉鎖する開閉ドア10eにより、開閉される
(図1参照)。
【0016】洗浄剤Lは、炭化水素系溶剤であるノルマ
ルパラフィンの単一物質又はノルマルパラフィンを混合
した溶剤(NSクリーン:日鉱石油化学(株)製。第
二、第三石油類)である。ノルマルパラフィンは、直鎖
状の分子構造を有しており、表面張力が小さいことから
浸透性が高く優れた洗浄力を持つ。その上、引火点が、
主たる組成要素を同一とする可燃性洗浄剤中において上
位に位置することから、安全性にも優れている。
【0017】なお、洗浄剤Lは、ノルマルパラフィン系
溶剤に限らず、イソパラフィン系溶剤或はナフテン系溶
剤でも良い。洗浄槽11、濯ぎ槽12、スプレー槽13
及び乾燥槽14は、隔壁10aを経て横一列に順番に並
べて配置されている(図2参照)。洗浄槽11は、洗浄
用カゴ載置台17を出し入れすることができる大きさ
に、濯ぎ槽12は、濯ぎ用カゴ載置台18を出し入れす
ることができる大きさに、それぞれ形成されている。各
槽17,18内には、洗浄用カゴ載置台17或は濯ぎ用
カゴ載置台18と共に入り込んだ回転カゴ15が完全に
洗浄剤L内に沈み込み浸漬状態となる、十分な量の洗浄
剤Lが溜められている(図1参照)。
【0018】また、洗浄槽11とほぼ同様の大きさに形
成されたスプレー槽13にも、洗浄剤Lが溜められてお
り、乾燥槽14は、乾燥用カゴ載置台20から滴下する
洗浄剤Lを溜めることができる。回転カゴ15は、図3
に示すように、六角形断面形状を有する筒体状に形成さ
れたバレル本体21と、バレル本体21の両開口を塞ぐ
バレル側板22とを有しており、これらバレル本体21
とバレル側板22には、例えばパンチングプレートを用
いて形成することにより、全面に無数の貫通孔(表裏面
貫通路)23が開けられている。このバレル本体21の
断面形状は、より膨らみを有する八角形等、六角形以外
の多角形形状でも良い。
【0019】従って、回転カゴ15は、洗浄剤L内に沈
み込むと同時に貫通孔23から洗浄剤Lが入り込み内部
が洗浄剤Lに満たされる浸漬状態となり、洗浄剤L内か
ら洗浄剤L外へと引き上げられると同時に洗浄剤Lが貫
通孔23から外部に抜け出して内部に滞留しない状態と
なる。なお、バレル本体21とバレル側板22は、例え
ば細い線材を組み合わせて線材間に間隙(表裏面貫通
路)を有する構造にしてもよく、回転カゴ15に対し洗
浄剤Lの内部への入り込み或は外部への抜け出しが自由
にできる構造を有していれば良い。
【0020】また、バレル本体21の側面両端には、外
径がバレル本体21の外径に対し拡径された薄板リング
状のプレート24が取り付けられており、両プレート2
4の対向面である裏面側には、プレート24外縁と同一
径に形成されてプレート24から離間する丸棒状の駆動
輪形成リング25と、プレート24外縁全周に亙って駆
動輪形成リング25とプレート24外縁との間に梯子状
に掛け渡された複数の丸棒状のリング受け26とが、そ
れぞれ取り付けられている。
【0021】このような構造を有する駆動輪形成リング
25とリング受け26により駆動輪が形成されているた
め、駆動輪形成部分に洗浄剤Lが溜る部分が形成され
ず、液切りを良くすることができる。そして、駆動輪形
成リング25と共に回転カゴ15側面の最外周を形成す
る各リング受け26には、滑り止めリング27(滑り止
め手段)がそれぞれ掛け渡されている。滑り止めリング
27は、一対の回転ローラ16a,16bに滑ることな
く追随して両回転ローラ16a,16bの回転力を回転
カゴ15に伝達することができる、ゴム状部材からな
る。
【0022】この回転カゴ15には、図示しない開閉扉
が形成されており、開閉扉を介して複数のワークWを回
転カゴ15の内部閉空間に収納し、或は内部閉空間から
取り出すことができる。ワークWは、例えば、ブラウン
管電極のゲッター部品等の深絞り品や自動車部品の高張
力ボルト等の焼き入れ品等の、加工時に高温にさらされ
る部品であり、これらの表面には、加工油と共に頑固な
汚れが付着している場合が多い。
【0023】図4及び図5に示すように、両回転ローラ
16a,16bは、それぞれ回転カゴ15の縦軸長さと
ほぼ同一長さの棒状体により形成されており、両端を洗
浄装置本体10の前後方向に向け離間して並設された二
本一組で、洗浄用カゴ載置台17,濯ぎ用カゴ載置台1
8,スプレー用カゴ載置台19,乾燥用カゴ載置台20
にそれぞれ装着されている。一対の回転ローラ16a,
16bには、各バレル側板22を各回転ローラ16a
(16b)の両端側に位置させた横置き状態に、回転カ
ゴ15を載置することができる(図4参照)。
【0024】載置された回転カゴ15は、リング受け2
6に掛け渡されて回転カゴ15側面の最外周に位置する
滑り止めリング27を両回転ローラ16a,16bの外
表面に当接させた状態で、下部を両回転ローラ16a,
16b間に位置させることとなる。洗浄用カゴ載置台1
7は、図4に示すように、コ字状枠28と、コ字状枠2
8後端に取り付けられた支持板29aとを有しており、
後述する洗浄架台31の洗浄槽11に対応する位置に固
着された支持板29aを介して、洗浄槽11の上方に配
置されている。並設された両回転ローラ16a,16b
は、コ字状枠28前面と支持板29aに回転自在に装着
されており、各回転ローラ16a(16b)の回転軸
(図示せず)は、支持板29aを貫通して支持板29a
裏面に突出している。各回転軸の突出端には、両回転ロ
ーラ16a,16bへそれぞれ回転駆動力を伝達するた
めの両ローラ駆動用スプロケット30a,30bがそれ
ぞれ取り付けられている。
【0025】支持板29aは、洗浄架台31が最低部に
位置する際に、洗浄用カゴ載置台17を洗浄槽11の底
部に位置させる(図4参照)ことができる上下方向長さ
を有している。支持板29aが取り付けられた洗浄架台
31は、H形断面を有する長板状部材により形成されて
おり、洗浄架台31の両端位置に離間して洗浄装置本体
10内に直立状態に並設された一対のリニアガイドレー
ル32a,32b間に掛け渡されて、上下動自在に装着
されている。また、両リニアガイドレール32a,32
bの上部間には、長板状の揺動架台33が上下動自在に
装着されている。
【0026】揺動架台33には、両回転ローラ16a,
16bの上方に位置し且つそれぞれに対応する、2個の
揺動スプロケット34a,34bが回転自在に取り付け
られており、両揺動スプロケット34a,34b間には
チェーン35aが掛け渡されている。チェーン35a
は、揺動スプロケット34aから洗浄架台31を通り抜
け支持板29aの裏面を通って下方の洗浄用カゴ載置台
17へと向かい、揺動スプロケット34aに対応する回
転ローラ16aのローラ駆動用スプロケット30aから
揺動スプロケット34bに対応する回転ローラ16bの
ローラ駆動用スプロケット30bを経て上方の揺動架台
33へと向かう。更に、揺動架台33の揺動スプロケッ
ト34bから下方へ向かって、両揺動スプロケット34
a,34b間の下方に位置し洗浄装置本体10に設けら
れた固定部材(図示せず)に回動自在に軸支された固定
スプロケット36aを経て上方へ向かい、揺動スプロケ
ット34aに戻る。
【0027】つまり、チェーン35aは、揺動スプロケ
ット34aから、ローラ駆動用スプロケット30a、ロ
ーラ駆動用スプロケット30b、揺動スプロケット34
b、固定スプロケット36aを経て揺動スプロケット3
4aに戻るループを形成している。この固定スプロケッ
ト36aには、連結軸37aを介して伝達スプロケット
38aが連結されており、伝達スプロケット38aにモ
ータ39の駆動軸が連結されることによって、モータ3
9の回転駆動力が固定スプロケット36aに伝達され
る。
【0028】従って、モータ39の駆動により固定スプ
ロケット36aが回転(図4矢印参照)することによ
り、チェーン35aを介して、揺動スプロケット34
a、両ローラ駆動用スプロケット30a,30b、及び
揺動スプロケット34bが回転する(図4矢印参照)。
その結果、両回転ローラ16a,16bの回転により、
両回転ローラ16a,16bに載置された回転カゴ15
は両回転ローラ16a,16bの回転方向とは反対向き
に回転することとなる(図4矢印参照)。
【0029】即ち、両ローラ駆動用スプロケット30
a,30b、揺動スプロケット34a、揺動スプロケッ
ト34b、チェーン35a、及び固定スプロケット36
aは、モータ39の駆動力を伝達して両回転ローラ16
a,16bに回転力を付与する回転力付与手段として機
能する。濯ぎ用カゴ載置台18は、図4に示すように、
洗浄用カゴ載置台17と同様の構成を有しており、洗浄
架台31の濯ぎ槽12に対応する位置に固着された支持
板29aを介して、濯ぎ槽12の上方に配置されてい
る。この支持板29aにより、洗浄架台31が最低部に
位置する際に、濯ぎ用カゴ載置台18を濯ぎ槽12の底
部に位置させることができる。
【0030】また、揺動架台33には、洗浄槽11の場
合と同様に、濯ぎ用カゴ載置台18の両回転ローラ16
a,16bのそれぞれに対応する2個の揺動スプロケッ
ト34c,34dが、回転自在に取り付けられており、
両揺動スプロケット34c、34dには、両ローラ駆動
用スプロケット30a,30b及び固定スプロケット3
6bを介して、チェーン35bが掛け渡されている。
【0031】この固定スプロケット36bには、連結軸
37bを介して伝達スプロケット38bが連結されてお
り、伝達スプロケット38bは、後述するチェーン52
を介して伝達スプロケット38aに連結されている(図
2参照)。これら両ローラ駆動用スプロケット30c,
30d、揺動スプロケット34c、揺動スプロケット3
4d、チェーン35b、及び固定スプロケット36b
は、回転力付与手段として機能し、伝達スプロケット3
8bを介してモータ39の駆動力が伝達され、両回転ロ
ーラ16a,16bに回転力が付与される。
【0032】揺動架台33の裏面長手方向ほぼ中央に
は、伝達手段(図示せず)を介してネジ部45aを連結
させたボールネジ45が装着されており、ボールネジ4
5は、上端にサーボモータ46の駆動軸が連結されてい
ると共に、下端が洗浄装置本体10に設けられた軸受部
材47に回動自在に軸支されている(図4参照)。この
ボールネジ45は、サーボモータ46の駆動により回転
し、正回転時は、両リニアガイドレール32a,32b
に沿って揺動架台33を上昇させる。揺動架台33の上
昇に伴い、両チェーン35a,35bを介して連結され
た洗浄用カゴ載置台17及び濯ぎ用カゴ載置台18は、
両リニアガイドレール32a,32bに沿って移動する
洗浄架台31に案内されて同時に上昇する。一方逆回転
時は、上昇時と方向を変えた同様の動きにより、揺動架
台33の下降に伴って洗浄用カゴ載置台17及び濯ぎ用
カゴ載置台18を同時に下降させる。
【0033】そして、上昇時、洗浄用カゴ載置台17及
び濯ぎ用カゴ載置台18を、それぞれ洗浄剤L内から引
き上げて洗浄槽11或は濯ぎ槽12の上方に位置させ、
下降時、洗浄用カゴ載置台17及び濯ぎ用カゴ載置台1
8を、洗浄槽11或は濯ぎ槽12に入り込ませてそれぞ
れ洗浄剤L内へと沈潜させる(図1参照)。従って、ボ
ールネジ45、揺動架台33、チェーン35a,35b
は、両回転ローラ16a,16bに載置した回転カゴ1
5を洗浄剤L中に配置する容器配置手段として機能す
る。
【0034】更に、サーボモータ46が正逆回転を小刻
みに繰り返すことによりボールネジ45が交互に正逆回
転し、この正逆回転が揺動架台33に伝達されて、揺動
架台33は両リニアガイドレール32a,32bに沿っ
て小刻みな上下動を繰り返す(図4矢印参照)。その結
果、揺動架台33の動きが、両チェーン35a,35b
を介して洗浄用カゴ載置台17及び濯ぎ用カゴ載置台1
8に伝達され、洗浄用カゴ載置台17及び濯ぎ用カゴ載
置台18は、両リニアガイドレール32a,32bに沿
って移動する洗浄架台31に案内され、洗浄槽11或は
濯ぎ槽12内でそれぞれ小刻みな上下動により揺動する
こととなる。この揺動は、両回転ローラ16a,16b
に載置された回転カゴ15にも伝えられる。
【0035】従って、揺動架台33、サーボモータ46
及びボールネジ45は、回転カゴ15を揺動させる揺動
手段15として機能する。スプレー槽13の上方には、
図5に示すように、支持板29aよりも縦方向長さが短
い支持板29bを有する他は洗浄用カゴ載置台17と同
一構成を有するスプレー用カゴ載置台19が、洗浄装置
本体10内に固着された支持板29bを介して、洗浄用
カゴ載置台17を洗浄槽11から引き上げた上昇時位置
とほぼ同一高さに設置されている。
【0036】支持板29bの裏面側上部には、両固定ス
プロケット36a,36bを繋ぐ延長位置に、洗浄装置
本体10に設けられた固定部材(図示せず)に回動自在
に軸支された固定スプロケット36cが設置されてい
る。固定スプロケット36cには、固定スプロケット3
6cから回転ローラ16a及び回転ローラ16bを経て
固定スプロケット36cへと戻るループを形成するチェ
ーン48aが掛け渡されている。また、固定スプロケッ
ト36cには、連結軸37cにより伝達スプロケット3
8cが連結されており、伝達スプロケット38cは、後
述するチェーン52を介して伝達スプロケット38bに
連結されている。
【0037】スプレー用カゴ載置台19の上方には、両
回転ローラ16a,16bに載置した回転カゴ15から
若干離間する位置に、噴出口を回転カゴ15に向けてス
プレー49が設置されている(図1参照)。スプレー4
9は、配管50を介してスプレー槽13に連結されてお
り、配管50の途中に設けられた供給ポンプ50aによ
り、スプレー槽13内の洗浄剤Lがスプレー49に供給
される(図1参照)。
【0038】乾燥室10c内の乾燥槽14の上方には、
図5に示すように、温風吹出ノズル(乾燥空気吹出手
段)51が設けられている他はスプレー用カゴ載置台1
9と同一構成を有する乾燥用カゴ載置台20が、スプレ
ー用カゴ載置台19と同様に支持板29bを介して、ス
プレー用カゴ載置台19とほぼ同一高さに並設されてい
る。
【0039】乾燥用カゴ載置台20の両回転ーラ16
a,16b間に配置された温風吹出ノズル51は、回転
ローラ16とほぼ同一の長さを有する角状断面の筒体に
より形成されており、長さ方向全域に亙ると共に両回転
ローラ16a,16bに載置された回転カゴ15の底部
に向けて突出する吹出口51aを有している。この温風
吹出ノズル51には、吹出口51aから吹き出す乾燥空
気を供給する乾燥ユニットBが連結されている(図1参
照)。
【0040】なお、温風吹出ノズル51は、一個に限ら
ず吹出口51aを回転カゴ15に向けて複数個設けても
良い。乾燥用カゴ載置台20の支持板29bの裏面側上
部には、スプレー用カゴ載置台19と同様に、両固定ス
プロケット36a,36b及び固定スプロケット36c
を繋ぐ延長位置に、固定スプロケット36dが設置され
ている。固定スプロケット36dには、固定スプロケッ
ト36dから回転ローラ16a及び回転ローラ16bを
経て固定スプロケット36dへと戻るループを形成する
チェーン48bが掛け渡されている。
【0041】この固定スプロケット36dには、連結軸
37dにより伝達スプロケット38dが連結されてお
り、伝達スプロケット38dには、チェーン52が掛け
渡されている。チェーン52は、伝達スプロケット38
aから、伝達スプロケット38b、伝達スプロケット3
8c及び伝達スプロケット38dを経ると共に、途中、
テンションローラ53a,53bを介して、伝達スプロ
ケット38aへと戻るループを形成しており、モータ3
9の駆動力を、伝達スプロケット38a、伝達スプロケ
ット38b、伝達スプロケット38c及び伝達スプロケ
ット38dに同時に伝達し、各スプロケット38a,3
8b,38c,38dを回転させる(図1参照)。
【0042】また、乾燥用カゴ載置台20の上方には、
両回転ーラ16a,16bに載置された回転カゴ15を
覆う乾燥促進カバー(乾燥空気導入手段)54が設置さ
れている。乾燥促進カバー54は、図6に示すように、
前端板55a、後端板55b、前カバー56a及び後カ
バー56bを有している。前カバー56a及び後カバー
56bは、隔壁10aの出入口10dに設けられた一対
の開閉ドア10eのそれぞれに取り付けられており、開
閉ドア10eの開時開状態となり開閉ドア10eの閉時
閉状態となる。即ち、前カバー56a及び後カバー56
bは、開閉ドア10eの開閉に連動して開閉する。
【0043】前端板55aは、図示しない固定部材によ
り、両回転ーラ16a,16bに載置された回転カゴ1
5の前端側に近接して配置されており、後端板55b
は、同様に、回転カゴ15の後端側(支持板29b側)
に近接して配置されている。前カバー56aは、前端板
55aの上端及び両側端に沿って摺動し後端板55bに
対し接近離反する下向きコ字状に形成されており、後カ
バー56bは、前カバー56aと同一形状を有し、後端
板55bの上端及び両側端に沿って摺動し前端板55a
に対し接近離反する。
【0044】そして、前カバー56aと後カバー56b
とが互いに最大限離反して乾燥促進カバー54を開状態
とすることにより、両回転ローラ16a,16bの全域
を露出し、前カバー56aと後カバー56bとが互い接
近し端面同士を当接させる乾燥促進カバー54閉状態と
することにより、乾燥促進カバー54は、温風吹出ノズ
ル51側に位置する底面のみを開口とする空間を形成す
る。
【0045】なお、乾燥促進カバー54の開状態におい
て、後カバー56bは、伝達スプロケット38d及びチ
ェーン49に接することなく、支持板29bの後方に位
置する。この乾燥促進カバー54は、閉状態時、回転ロ
ーラ16に載置された回転カゴ15を内部に格納可能な
大きさを有しており、前カバー56a及び後カバー56
bの相互接近離反によって、回転カゴ15を格納する閉
状態(図6(a)参照)或は回転カゴ15を露出する開
状態(図6(b)参照)にすることができる。
【0046】また、洗浄装置本体10内には、回転カゴ
15を、洗浄室10b内の洗浄用カゴ載置台17,濯ぎ
用カゴ載置台18,スプレー用カゴ載置台19を経て、
乾燥室10c内の乾燥用カゴ載置台20へと、順次移動
させると共に、両回転ローラ16a,16bに載置し或
は両回転ローラ16a,16bから離脱させるカゴ移動
キャリア(容器移動手段)57が設けられている。
【0047】この回転カゴ15が、洗浄室10bから乾
燥室10cへと移動する際は、隔壁10aに設けられた
開閉ドア10eが開くが、移動後は、開閉ドア10eが
閉じられて洗浄室10bと乾燥室10cとが分離され
る。カゴ移動キャリア57は、図7及び図8に示すよう
に、洗浄用カゴ載置台17,濯ぎ用カゴ載置台18,ス
プレー用カゴ載置台19及び乾燥用カゴ載置台20に対
し、これらを結ぶラインに沿ってこれらの上方に設置さ
れたガイドレール58と、回転カゴ15を掴み持つこと
ができる計3個のカゴキャッチ59a,59b,59c
とを有している。
【0048】ガイドレール58は、第一可動レール58
aと、第一可動レール58aに組み込まれた第二可動レ
ール58bとを有している。第一可動レール58aの両
端上面には、洗浄装置本体10の天井部に設置した両シ
リンダ装置60,60の両駆動部60a,60aが取り
付けられており、両駆動部60a,60aの作動により
第一可動レール58aを駆動して、洗浄用カゴ載置台1
7、濯ぎ用カゴ載置台18及びスプレー用カゴ載置台1
9に対して接近離反させることができる。この際、第一
可動レール58aは、洗浄装置本体10に設置されたガ
イド部61にガイドされて上下移動する(図7参照)。
【0049】第ニ可動レール58bは、ガイドレール5
8の上部に設置されたシリンダ装置62の駆動部62a
の作動により駆動されて、第二可動レール58bを第一
可動レール58a側端部に対し進出退避させることがで
きる。この第二可動レール58bの進出時、隔壁10a
の開閉ドア10eが開いて、第ニ可動レール58bの摺
動端が乾燥室10c内に入り込む。
【0050】また、第二可動レール58bの下面には、
第二可動レール58bの退避時、洗浄用カゴ載置台1
7、濯ぎ用カゴ載置台18及びスプレー用カゴ載置台1
9のそれぞれに対応する位置に、各カゴキャッチ59
a,59b,59cが装着されている。そして、これら
各カゴキャッチ59a,59b,59cは、第二可動レ
ール58bの進出時それぞれ乾燥用カゴ載置台20方向
へと移動し、カゴキャッチ59aは濯ぎ用カゴ載置台1
8上方に、カゴキャッチ59bはスプレー用カゴ載置台
19上方に、カゴキャッチ59cは乾燥用カゴ載置台2
0上方に、それぞれ位置する。
【0051】各カゴキャッチ59a,59b,59c
は、下端から下方に向かって突出すると共に先端63a
をほぼ水平方向に屈曲させた一対の係止爪63,63を
有しており(図8参照)、両係止爪63,63は、図示
しない駆動手段に駆動されて、両回転ローラ16a,1
6bに沿って互いに接近(図8実線参照)離反(図8破
線参照)する。
【0052】そして、例えば洗浄槽11上に位置したカ
ゴキャッチ59aは、先ず、第一可動レール58aが下
方移動することにより、洗浄用カゴ載置台17の両回転
ローラ16a,16bに載置された回転カゴ15の駆動
輪形成リング25より下方に移動し、続けて、互いに離
反して係止爪63の各先端63aをそれぞれ各両駆動輪
形成リング25,25の各内側に位置させ、その状態で
上方移動することにより、各先端63aを各駆動輪形成
リング25下面に係止させて回転カゴ15を引き上げる
ことができる。
【0053】次に、洗浄装置の作用を説明する。先ず、
回転カゴ15の開閉扉を開けて、回転カゴ15内に洗浄
するワークWを複数個入れた後開閉扉を閉めて、回転カ
ゴ15内の閉空間内にワークWを収納する。続いて、ワ
ークWを収納した回転カゴ15を、洗浄槽11上方に位
置する洗浄用カゴ載置台17の両回転ローラ16a,1
6bに横向き(両回転ローラ16a,16bに沿った方
向)に載置した後、モータ39の駆動により両回転ロー
ラ16a,16bを回転させ回転カゴ15を回転させ
る。更に、ボールネジ45を回転させて揺動架台33を
両リニアガイドレール32a,32bに沿って下降させ
ることにより、回転カゴ15は、洗浄架台31にガイド
された洗浄用カゴ載置台17と共に洗浄槽11の洗浄剤
L内に沈み込む(図2参照)。
【0054】回転カゴ15が洗浄剤L内に沈み込むと、
回転カゴ15の内部は、貫通孔23から洗浄剤Lが入り
込んで洗浄剤Lに満たされることとなり、ワークWは浸
漬状態となる。そして、回転カゴ15が洗浄剤L内に沈
潜すると同時に、サーボモータ46の駆動により揺動架
台33が小刻みな上下動を繰り返す。
【0055】両回転ローラ16a,16bの回転によ
り、両回転ローラ16a,16bに載置された回転カゴ
15は、両回転ローラ16a,16bの回転方向とは逆
向きに回転する。回転カゴ15が回転することで、回転
カゴ15内のワークWも同時に回転して様々に姿勢を変
化させる。加えて、揺動架台33が上下動することによ
り、回転カゴ15にも両回転ローラ16a,16bを介
して小刻みな振動が伝達され、洗浄剤L内のワークW
は、揺動されながら回転することとなる。
【0056】従って、洗浄剤Lに浸漬した状態で揺動・
回転するワークWには、隅々まで満遍なく洗浄剤Lが行
き渡ることとなり、洗浄剤Lの洗浄力を十分に引き出し
てワークWを洗浄することができる。この回転カゴ15
の回転に際し、回転カゴ15には、滑り止めリング27
によって両回転ローラ16a,16bの回転力が確実に
伝達されることから、大重量のワークWを収納した場合
にも回転カゴ15が滑ることなく回転する。
【0057】次に、所定時間経過による洗浄終了後、回
転カゴ15の揺動を停止して揺動架台33を上昇させ
る。揺動架台33の上昇により、洗浄用カゴ載置台17
は、回転カゴ15を両回転ローラ16a,16bに載置
したまま洗浄架台31にガイドされて上昇し、洗浄剤L
から引き上げられて洗浄槽11上方に位置する(図7参
照)。
【0058】この際、回転カゴ15内の洗浄剤Lは、洗
浄剤L外へと引き上げられると同時に貫通孔23から外
部に抜け出し、回転カゴ15内に溜まらない。その上、
駆動輪形成リング25とリング受け26により駆動輪が
形成されているため、駆動輪形成部分に洗浄剤Lが溜る
ことがなく、液切り性能を大幅に改善することができる
ことから、複数回の洗浄を行う場合に洗浄剤Lのコンタ
ミネーション(汚染)を減少させて、洗浄性能の向上と
共に乾燥性も改善することができる。
【0059】揺動架台33が上昇して、両リニアガイド
レール32a,32bのほぼ上端迄引き上げられると、
そのまま回転カゴ15が回転しつつ保持されて所定時間
経過による液切り終了後、回転カゴ15の回転を停止さ
せる。続いて、カゴ移動キャリア57の第一可動レール
58aを下方移動させて、カゴキャッチ59aを、洗浄
用カゴ載置台17の回転カゴ15の駆動輪形成リング2
5より下方に位置させた後、係止爪63の各先端63a
を互いに離反させてそれぞれ各両駆動輪形成リング2
5,25の各内側に位置させる。その状態で第一可動レ
ール58aを上方移動させることにより、カゴキャッチ
59aは、各先端63aを各駆動輪形成リング25下面
に係止させて上方移動し、回転カゴ15を洗浄用カゴ載
置台17から引き上げる。
【0060】回転カゴ15を引き上げたカゴキャッチ5
9aが、回転カゴ15を保持したまま洗浄槽11上方に
位置すると、第ニ可動レール58bが第一可動レール5
8aから進出し、カゴキャッチ59aを洗浄槽11上方
から濯ぎ槽12上方へと横移動させる(図1参照)。こ
の第ニ可動レール58bの進出時、隔壁10aの開閉ド
ア10eが開き、第ニ可動レール58bのカゴキャッチ
59cが乾燥室10c内に入り込む。
【0061】そして、カゴキャッチ59aが濯ぎ槽12
上に位置した後、第一可動レール58aを下方移動させ
て、カゴキャッチ59aに保持された回転カゴ15を下
方移動させ、回転カゴ15を濯ぎ用カゴ載置台18の両
回転ローラ16a,16bに載置する。回転カゴ15が
載置状態となった後、カゴキャッチ59aは、係止爪6
3の各先端63aを互いに接近させて各駆動輪形成リン
グ25下面との係止を解除する。
【0062】その後、第一可動レール58aを上方移動
させてカゴキャッチ59aを引き上げた後、第ニ可動レ
ール58bが第一可動レール58a内へと退避し、カゴ
キャッチ59aは、元の洗浄槽11上方に位置する。こ
の第ニ可動レール58bの退避時、第ニ可動レール58
bのカゴキャッチ59cが乾燥室10cから退去した時
点で隔壁10aの開閉ドア10eが閉じる。即ち、隔壁
10aの開閉ドア10eの開閉は、第ニ可動レール58
bの進出退避の際に連動して行われる。
【0063】次に、モータ39の駆動により両回転ロー
ラ16a,16bを回転させ回転カゴ15を回転させた
後、ボールネジ45を回転させて揺動架台33を両リニ
アガイドレール32a,32bに沿って下降させること
により、回転カゴ15を両回転ローラ16a,16bに
載置した濯ぎ用カゴ載置台18は、洗浄架台31にガイ
ドされて濯ぎ槽12の洗浄剤L内に沈み込む。
【0064】回転カゴ15が洗浄剤L内に沈み込むと、
回転カゴ15の内部は、貫通孔23から洗浄剤Lが入り
込んで洗浄剤Lに満たされることとなり、ワークWは浸
漬状態となる。そして、回転カゴ15が洗浄剤L内に沈
潜すると同時に、サーボモータ46の駆動により揺動架
台33が小刻みな上下動を繰り返す。
【0065】従って、洗浄時と同様に、洗浄剤Lに浸漬
した状態で揺動・回転するワークWには、隅々まで満遍
なく洗浄剤Lが行き渡ることとなり、洗浄後のワークW
を十分に濯ぎ洗浄して洗浄効果をより高めることができ
る。続いて、所定時間経過による濯ぎ洗浄終了後、回転
カゴ15の揺動を停止して揺動架台33を上昇させ、回
転カゴ15を両回転ローラ16a,16bに載置したま
ま濯ぎ用カゴ載置台18を洗浄剤Lから引き上げて濯ぎ
槽12上方に位置させる。揺動架台33が上昇して、両
リニアガイドレール32a,32bのほぼ上端迄引き上
げられると、そのまま回転カゴ15が回転しつつ保持さ
れて所定時間経過による液切り終了後、回転カゴ15の
回転を停止させる。
【0066】その後、第一可動レール58aを下方移動
させた後、カゴキャッチ59bの係止爪63の各先端6
3aを、濯ぎ用カゴ載置台18の回転カゴ15の両駆動
輪形成リング25,25の各内側に位置させ、その状態
で第一可動レール58aを上方移動させることにより、
カゴキャッチ59bは、回転カゴ15を濯ぎ用カゴ載置
台18から引き上げる。
【0067】カゴキャッチ59bが濯ぎ槽12上方に位
置した後、第ニ可動レール58bが第一可動レール58
aから進出することにより、カゴキャッチ59bは、回
転カゴ15を保持したまま濯ぎ槽12上方からスプレー
槽13上方へと横移動し、その後、第一可動レール58
aを下方移動させて、回転カゴ15をスプレー用カゴ載
置台19の両回転ローラ16a,16bに載置する(図
1参照)。
【0068】回転カゴ15が載置状態となった後、カゴ
キャッチ59bは、係止爪63の各先端63aを互いに
接近させて各駆動輪形成リング25との係止を解除し、
その後、第一可動レール58aを上方移動させてカゴキ
ャッチ59bを引き上げる。カゴキャッチ59bの引き
上げ後、第ニ可動レール58bが第一可動レール58a
内へと退避し、カゴキャッチ59bは元の濯ぎ槽12上
方に位置する。次に、モータ39の駆動により、スプレ
ー用カゴ載置台19の両回転ローラ16a,16bを回
転させて、両回転ローラ16a,16bに載置された回
転カゴ15を回転させる。回転カゴ15の回転と同時
に、スプレー49から回転カゴ15に向けて洗浄剤Lが
噴出される。
【0069】回転カゴ15に向かった洗浄剤Lは、霧状
になって貫通孔23を通り抜けワークWに吹き付けられ
る。この際、ワークWが回転し様々に変位することによ
り、特定のワークWに偏らずに満遍なく洗浄剤Lを吹き
付けることができる。従って、洗浄槽11による洗浄及
び濯ぎ槽12での濯ぎ洗浄を経たワークWは、更に洗浄
剤Lにより流し洗いされることとなり、より確実な洗浄
効果を得ることができる。
【0070】なお、ワークWに吹き付けられた洗浄剤L
は、回転カゴ15内に溜まることなく貫通孔23を通っ
て流れ落ち、スプレー槽13に溜められる。更に、スプ
レー槽13から配管50を介してスプレー49に供給さ
れることで、スプレー槽13とスプレー49の間で循環
する(図1参照)。続いて、所定時間経過によるスプレ
ー洗浄終了後、第一可動レール58aを下方移動させた
後、カゴキャッチ59cの係止爪63の各先端63a
を、スプレー用カゴ載置台19の回転カゴ15の両駆動
輪形成リング25,25の各内側に位置させ、その状態
で第一可動レール58aを上方移動させることにより、
カゴキャッチ59cは、回転カゴ15をスプレー用カゴ
載置台19から引き上げる。
【0071】カゴキャッチ59cがスプレー槽13上方
に位置した後、第ニ可動レール58bが第一可動レール
58aから進出する。進出に際し、開閉ドア10eが開
き、第ニ可動レール58bのカゴキャッチ59cが、回
転カゴ15を保持したままスプレー槽13上方から乾燥
槽14上方へと横移動し、乾燥室10c内に入り込む。
【0072】この際、開閉ドア10eが開くことによ
り、それまで閉じられていた乾燥促進カバー54が開状
態となり、乾燥用カゴ載置台20の両回転ローラ16
a,16bが露出する。その後、第一可動レール58a
を下方移動させて、回転カゴ15を乾燥用カゴ載置台2
0の両回転ローラ16a,16bに載置する(図1参
照)。
【0073】回転カゴ15の載置後、カゴキャッチ59
cは、係止爪63の各先端63aを互いに接近させて各
駆動輪形成リング25との係止を解除し、その後、第一
可動レール58aを上方移動させてカゴキャッチ59c
を引き上げる。カゴキャッチ59cの引き上げ後、第ニ
可動レール58bが第一可動レール58a内へと退避
し、カゴキャッチ59cは元のスプレー槽13上方に位
置する。
【0074】第ニ可動レール58bの退避により開閉ド
ア10eが閉じ、同時に乾燥促進カバー54も閉じ、両
回転ローラ16a,16bに載置された回転カゴ15
は、乾燥促進カバー54に覆われることとなる(図6
(a)参照)。次に、モータ39の駆動により、乾燥用
カゴ載置台20の両回転ローラ16a,16bを回転さ
せて、両回転ローラ16a,16bに載置された回転カ
ゴ15を回転させる。回転カゴ15の回転と同時に、温
風吹出ノズル51から回転カゴ15に向けて温風(乾燥
空気)が吹き出される。
【0075】温風は、貫通孔23を通り抜けてワークW
に吹き付けられ、洗浄剤Lが掛かって濡れたワークWを
乾燥させる。この際、ワークWが回転し様々に変位する
ことにより、特定のワークWに偏ることなくワークWの
隅々まで満遍なく温風を吹き付けることができ、更に、
回転カゴ15内には洗浄剤Lが溜まっていないことか
ら、スプレー洗浄後の回転カゴ15内のワークWを効率
良く乾燥させて乾燥時間を短縮することができる。
【0076】ところで、乾燥促進カバー54内に吹き込
まれた温風は、図9(a)に示すように、乾燥促進カバ
ー54に衝突した後内面に沿って流れるようになり、乾
燥促進カバー54内にはこのような温風の流れが安定的
に存在することとなる。このため、ワークW間を通過す
る温風の量が大幅に増えることから、ワークWと温風の
接触効率が高まってワークWへの熱伝達量が増大し、乾
燥が促進される。
【0077】即ち、回転カゴ15に温風を吹き付けた場
合、図9(b)に示すように、回転カゴ15内のワーク
W及びバレル本体21が温風の通過抵抗となって、流れ
を妨げるものが何もない回転カゴ15の周囲を通る温風
の割合が多くなることから、乾燥促進カバー54を設け
たことにより温風を強制的に回転カゴ15内を通らせる
ことができ、乾燥効率を促進することが可能となる。
【0078】従って、ワークWを通った後の排出乾燥空
気中の洗浄剤Lの量(濃度)を把握し、空気流量を増大
させ、且つ空気温度を低下させるように調節すること
で、乾燥空気と乾燥速度との関係を適切にし、更に、乾
燥促進カバー54による乾燥空気の流通を制御して蒸気
濃度を爆発下限界のほぼ1/4以下とし、乾燥時の蒸気
濃度を爆発下限界より大幅に引き下げたことにより、安
全で速い(最短1.5分)乾燥が可能となる。なお、洗
浄剤Lの量(濃度)の把握は、可燃ガス濃度計或はガス
クロマトグラフィ等により行う。
【0079】また、乾燥室10c上部には排気口Cが形
成されており(図1参照)、乾燥室10c内に充満した
温風は、この排気口Cから排出される。その後、乾燥し
たワークWを、回転カゴ15毎洗浄装置Aから取り出
す。ここに、洗浄装置Aによる、浸漬洗浄、濯ぎ洗浄及
びスプレー洗浄の後乾燥させる一連の工程を経て、ワー
クWの洗浄が終了する。
【0080】なお、上記実施例においては、回転カゴ1
5を一個のみ使用して、洗浄工程、濯ぎ工程、スプレー
工程及び乾燥工程が段階的に単独で行われたが、洗浄用
カゴ載置台17、濯ぎ用カゴ載置台18、スプレー用カ
ゴ載置台19及び乾燥用カゴ載置台20に同時に4個の
回転カゴ15を載置して、洗浄、濯ぎ洗浄、スプレー洗
浄及び乾燥を並列的に行っても良い。
【0081】この場合、洗浄が終了した回転カゴ15
が、洗浄用カゴ載置台17から濯ぎ用カゴ載置台18へ
と移動した後に、洗浄用カゴ載置台17に新たなワーク
Wを収納した回転カゴ15を載置し、濯ぎ用カゴ載置台
18に載置された回転カゴ15の濯ぎ洗浄中に、同時に
洗浄用カゴ載置台17に載置された回転カゴ15の洗浄
が行われる。
【0082】そして、濯ぎ洗浄が終了した回転カゴ15
が、濯ぎ用カゴ載置台18からスプレー用カゴ載置台1
9へと移動する際に、カゴ移動キャリア57により同様
に、洗浄が終了した回転カゴ15が、洗浄用カゴ載置台
17から濯ぎ用カゴ載置台18へと移動した後に、洗浄
用カゴ載置台17に新たなワークWを収納した回転カゴ
15を載置する。
【0083】以後、これを順次繰り返し、ワークW乾燥
終了後の回転カゴ15を洗浄装置A外に取り出すと共
に、ワークW洗浄用の回転カゴ15を洗浄装置A内に取
り入れることにより、洗浄、濯ぎ洗浄、スプレー洗浄及
び乾燥を同時に、且つ連続して行うことができる。従っ
て、ワークW搬送時間の短縮と共に洗浄処理能力の向上
が可能となる。
【0084】また、洗浄装置Aに、投込式、底取付式或
は側板取付式等の超音波洗浄装置を組み合わせて、ワー
クWに超音波振動を加えることにより、より効果的なワ
ークWの洗浄が可能となる。更に、洗浄装置Aに、洗浄
剤Lの再生を行う洗浄剤再生装置を内蔵又は外置きで組
み合わせることにより、洗浄液Lを常時再生循環しなが
ら洗浄するシステムとすることができ、低い運転コスト
による高精密洗浄を行うことができる。
【0085】このように、炭化水素系溶剤のノルマルパ
ラフィンを洗浄剤として使用し、ノルマルパラフィンが
有する洗浄力を十分に引き出して金属部品の加工油洗浄
に際し十分な洗浄力を得ることにより、フロン・エタン
の代替溶剤の殆どが事実上蒸気洗浄ができないことか
ら、溶剤が早く汚れて洗浄力が悪く、更に乾燥性が劣る
ことが避けられず、その上、それらの幾つかが回避され
ても溶剤単価が高い等、高品質洗浄を安い設備費・運転
費で実施するのが困難だったのに対し、溶剤の特徴を余
す所なく発揮し、安全・自動且つ高品質洗浄を従来のト
リクロロエタン洗浄装置の半分以下の運転コストで実現
することが可能となった。
【0086】なお、本発明は上記実施例に限らず種々の
変形が可能であり、例えば、洗浄槽の数を増やすことに
より洗浄を複数回繰り返す等、洗浄、濯ぎ洗浄、スプレ
ー洗浄及び乾燥の各工程数を、ワークに応じて増減して
も良い。また、ワークによっては回転させずに洗浄等を
行っても良い。
【0087】
【発明の効果】以上の通り、本発明により、炭化水素系
溶剤のノルマルパラフィンを洗浄剤として使用し、ノル
マルパラフィンが有する洗浄力を十分に引き出して金属
部品の加工油洗浄に際し十分な洗浄力を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による洗浄装置の概略構成を
示す説明図である。
【図2】各槽と各カゴ載置台が配置された洗浄装置内部
を示す斜視説明図である。
【図3】回転カゴの斜視説明図である。
【図4】洗浄用カゴ載置台と濯ぎ用カゴ載置台を示す洗
浄装置内部の部分説明図である。
【図5】スプレー用カゴ載置台と乾燥用カゴ載置台を示
す洗浄装置内部の部分説明図である。
【図6】乾燥促進カバーを示しており、(a)は閉状態
の説明図、(b)は開状態の説明図である。
【図7】カゴ移動キャリアの説明図である。
【図8】係止爪の説明図である。
【図9】乾燥時の回転カゴに吹き付けられた温風の流れ
を示しており、(a)は乾燥促進カバーを有する場合の
説明図、(b)は乾燥促進カバーがない場合の説明図で
ある。
【符号の説明】
10…洗浄装置本体 10a…隔壁 10b…洗浄室 10c…乾燥室 10d…出入口 10e…開閉ドア 11…洗浄槽(洗浄剤容器) 12…濯ぎ槽 13…スプレー槽 14…乾燥槽 15…回転カゴ(収納容器) 16a…回転ローラ(容器回転手段) 16b…回転ローラ(容器回転手段) 17…洗浄用カゴ載置台 18…濯ぎ用カゴ載置台 19…スプレー用カゴ載置台 20…乾燥用カゴ載置台 21…バレル本体 22…バレル側板 23…貫通孔(表裏面貫通路) 24…プレート 25…駆動輪形成リング 26…リング受け 27…滑り止めリング(滑り止め手段) 28…コ字状枠 29a…支持板 29b…支持板 30a…ローラ駆動用スプロケット 30b…ローラ駆動用スプロケット 31…洗浄架台 32a…リニアガイドレール 32b…リニアガイドレール 33…揺動架台 34a…揺動スプロケット 34b…揺動スプロケット 35…チェーン 36a…固定スプロケット 36b…固定スプロケット 36c…固定スプロケット 36d…固定スプロケット 37a…連結軸 37b…連結軸 37c…連結軸 37d…連結軸 38a…伝達スプロケット 38b…伝達スプロケット 38c…伝達スプロケット 38d…伝達スプロケット 39…モータ 45…ボールネジ 45a…ネジ部 46…サーボモータ 47…軸受部材 48a…チェーン 48b…チェーン 49…スプレー 50…配管 50a…供給ポンプ 51…温風吹出ノズル(乾燥空気吹出手段) 51a…吹出口 52…チェーン 53a…テンションローラ 53b…テンションローラ 54…乾燥促進カバー(乾燥空気導入手段) 55a…前端板 55b…後端板 56a…前カバー 56b…後カバー 57…カゴ移動キャリア(容器移動手段) 58…ガイドレール 58a…第一可動レール 58b…第二可動レール 59a…カゴキャッチ 59b…カゴキャッチ 59c…カゴキャッチ 60…シリンダ装置 60a…駆動部 61…ガイド部 62…シリンダ装置 62a…駆動部 63…係止爪 63a…先端 A…洗浄装置 B…乾燥ユニット C…排気口 L…洗浄剤 W…金属部品(ワーク)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23G 5/04 B08B 3/04 C23G 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を洗浄する洗浄剤を入れた洗浄
    剤容器と、 全域に亙り表裏面貫通路を有して形成され、前記表裏面
    貫通路を介し前記洗浄剤が内部へと入り込み或は外部へ
    と抜け出るのを許容すると共に前記被洗浄物を内部閉空
    間に収納する収納容器と、前記収容容器の側面両端に設けられ、外径が前記収容容
    器の外径に対して拡径された駆動輪と、 前記駆動輪に当接すると共に 前記収容容器を回転させる
    一対の回転ローラと、 前記一対の回転ローラに回転力を付与する回転力付与手
    段と、 前記一対の回転ローラに載置した前記収納容器を前記洗
    浄剤中に配置する容器配置手段と、 前記収納容器を移動させて、前記収納容器を前記回転ロ
    ーラに載置し或は前記一対の回転ローラから離脱させる
    容器移動手段とを有することを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄装置において、前記収納容器を載置して前記洗浄剤中に位置する前記一
    対の回転ローラに上下動を繰り返し与え、前記洗浄剤中
    の前記収納容器を揺動させる容器揺動手段を更に 有する
    ことを特徴とする洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の洗浄装置におい
    て、前記収納容器の駆動輪は、 前記一対の回転ローラとの当
    接部分に、回転する前記容器回転手段に追随して前記容
    器回転手段の回転力を前記収納容器に伝達する滑り止め
    手段を有することを特徴とする洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    洗浄装置において、前記収納容器は、多角形断面形状である ことを特徴とす
    る洗浄装置。
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