JP3261989B2 - 冷却用モータファンの回転検出装置 - Google Patents
冷却用モータファンの回転検出装置Info
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- JP3261989B2 JP3261989B2 JP22878696A JP22878696A JP3261989B2 JP 3261989 B2 JP3261989 B2 JP 3261989B2 JP 22878696 A JP22878696 A JP 22878696A JP 22878696 A JP22878696 A JP 22878696A JP 3261989 B2 JP3261989 B2 JP 3261989B2
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- rotation
- motor
- motor fan
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水や
空調用冷媒を冷却するために車両に搭載された冷却用モ
ータファンの回転検出装置に関する。
空調用冷媒を冷却するために車両に搭載された冷却用モ
ータファンの回転検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術とその問題点】この種の従来の回転検出装
置として、モータファンの羽根を覆うシュラウドリング
上に光電式あるいは磁気式のパルスセンサを取付け、こ
のパルスセンサにて羽根の通過を検知して回転数を認識
するものが知られている。しかしながら、パルスセンサ
はコストが高いのに加えて、検出精度を向上させるため
には羽根とセンサとのクリアランスを厳格に管理する必
要があるなどの問題があった。
置として、モータファンの羽根を覆うシュラウドリング
上に光電式あるいは磁気式のパルスセンサを取付け、こ
のパルスセンサにて羽根の通過を検知して回転数を認識
するものが知られている。しかしながら、パルスセンサ
はコストが高いのに加えて、検出精度を向上させるため
には羽根とセンサとのクリアランスを厳格に管理する必
要があるなどの問題があった。
【０００３】本発明の目的は、最小限のコストで正確に
回転検出を行い得る冷却用モータファンの回転検出装置
を提供することにある。
回転検出を行い得る冷却用モータファンの回転検出装置
を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図１
および図２に対応づけて説明すると、本発明は、車両に
搭載される冷却用モータファンの回転検出装置に適用さ
れる。モータファンのモータは、互いに絶縁された複数
の導電ブロックを有する整流子３と、整流子３に接触す
る一対の通電用ブラシ５Ａ，５Ｂと、複数の導電ブロッ
クを介して直列接続された複数のコイル４とを有する。
そして、一対の通電用ブラシ５Ａ，５Ｂ間において整流
子３に接触されるブラシ６を含み、このブラシ６を介し
て、モータの回転に応じて発生する誘導起電力をコイル
間の電位として検出する検出装置を設け、これにより上
記問題点を解決する。モータの回転に応じた誘導起電力
を検出することにより、例えばモータファンが正常に回
転しているか否かを判別できる。請求項２の発明は、ブ
ラシ６を導電性の薄板で構成したものである。請求項３
の発明は、ブラシ６を可撓性の材料から構成し、撓んだ
状態で整流子３に押圧接触させたものである。
および図２に対応づけて説明すると、本発明は、車両に
搭載される冷却用モータファンの回転検出装置に適用さ
れる。モータファンのモータは、互いに絶縁された複数
の導電ブロックを有する整流子３と、整流子３に接触す
る一対の通電用ブラシ５Ａ，５Ｂと、複数の導電ブロッ
クを介して直列接続された複数のコイル４とを有する。
そして、一対の通電用ブラシ５Ａ，５Ｂ間において整流
子３に接触されるブラシ６を含み、このブラシ６を介し
て、モータの回転に応じて発生する誘導起電力をコイル
間の電位として検出する検出装置を設け、これにより上
記問題点を解決する。モータの回転に応じた誘導起電力
を検出することにより、例えばモータファンが正常に回
転しているか否かを判別できる。請求項２の発明は、ブ
ラシ６を導電性の薄板で構成したものである。請求項３
の発明は、ブラシ６を可撓性の材料から構成し、撓んだ
状態で整流子３に押圧接触させたものである。
【０００５】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【０００６】
【発明の効果】本発明によれば、モータファンの回転検
出に当ってモータファン駆動時にそのモータの回転に応
じて発生する誘導起電力を検出するようにしたので、従
来のパルスセンサ等の高価な回転センサは不要となり、
大幅なコストダウンが図れるとともに、面倒なクリアラ
ンス管理等を行わなくても正確に回転検出が行え、信頼
性も向上する。特にモータの複数のコイルを整流子を介
して直列接続するとともに、ブラシを一対の通電用ブラ
シ間において整流子に接触して誘導起電力をコイル間の
電位として検出するようにしたので、極く簡単な構成で
検出が行え、より一層のコストダウンが図れる。ブラシ
を可撓性の薄板から構成し、撓んだ状態で整流子に押圧
接触させれば、導通不良が防止できる。
出に当ってモータファン駆動時にそのモータの回転に応
じて発生する誘導起電力を検出するようにしたので、従
来のパルスセンサ等の高価な回転センサは不要となり、
大幅なコストダウンが図れるとともに、面倒なクリアラ
ンス管理等を行わなくても正確に回転検出が行え、信頼
性も向上する。特にモータの複数のコイルを整流子を介
して直列接続するとともに、ブラシを一対の通電用ブラ
シ間において整流子に接触して誘導起電力をコイル間の
電位として検出するようにしたので、極く簡単な構成で
検出が行え、より一層のコストダウンが図れる。ブラシ
を可撓性の薄板から構成し、撓んだ状態で整流子に押圧
接触させれば、導通不良が防止できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１〜図３により本発明の一実施
の形態を説明する。図１は本実施の形態におけるモータ
ファンのモータ（ファンモータ）を示す構成図、図２は
その電気回路図である。モータの本体ケース１内には回
転軸２が回転可能に軸支され、この回転軸２には、互い
に絶縁された複数の導体ブロックを有する整流子３が取
付けられている。複数のアーマチュアコイル４は整流子
３の各導体ブロックを介して図２の回路図に示すように
直列に接続されている。一対の通電用ブラシ５Ａ，５Ｂ
は互いに対向した状態で整流子３に接触されるととも
に、一方のブラシ５Ａはバッテリに接続され、他方のブ
ラシ５Ｂは接地される。一対の通電用ブラシ５Ａ，５Ｂ
の間には電位測定用の補助ブラシ６が整流子３に接触す
るよう設けられている。ブラシ６は可撓性の薄板状の導
体から成り、不図示の押え部材を介して図示の如く撓ん
だ状態で一端が整流子に押圧接触される。補助ブラシ６
の他端はハーネス８を介して図２の如く電位測定器７に
接続される。この構成によれば、 電位測定器７はモー
タ内のコイル間の電位Ｖ１を検出することになる。
の形態を説明する。図１は本実施の形態におけるモータ
ファンのモータ（ファンモータ）を示す構成図、図２は
その電気回路図である。モータの本体ケース１内には回
転軸２が回転可能に軸支され、この回転軸２には、互い
に絶縁された複数の導体ブロックを有する整流子３が取
付けられている。複数のアーマチュアコイル４は整流子
３の各導体ブロックを介して図２の回路図に示すように
直列に接続されている。一対の通電用ブラシ５Ａ，５Ｂ
は互いに対向した状態で整流子３に接触されるととも
に、一方のブラシ５Ａはバッテリに接続され、他方のブ
ラシ５Ｂは接地される。一対の通電用ブラシ５Ａ，５Ｂ
の間には電位測定用の補助ブラシ６が整流子３に接触す
るよう設けられている。ブラシ６は可撓性の薄板状の導
体から成り、不図示の押え部材を介して図示の如く撓ん
だ状態で一端が整流子に押圧接触される。補助ブラシ６
の他端はハーネス８を介して図２の如く電位測定器７に
接続される。この構成によれば、 電位測定器７はモー
タ内のコイル間の電位Ｖ１を検出することになる。
【０００８】通電用ブラシ５Ａ，５Ｂおよび整流子３を
介してコイル４に通電することにより回転軸２が回転
し、回転軸２に取付けられたファン（不図示）が回転す
る。モータ回転が正常であれば、それぞれのコイル４に
は整流作用により個々に誘導起電力が発生している。同
様に補助ブラシ６も整流されており、各々のコイル４と
そのコイル４のおかれている磁場との関係は一定である
ため、電位測定器７が検出するコイル間電位Ｖ１、すな
わちコイル４に発生する誘導起電力はモータ回転数に応
じた定電圧となる。図３はモータ通電からの経過時間に
対する電位測定器７の検出出力Ｖ１と、モータ＋端子電
圧Ｖ２との変化を示している。
介してコイル４に通電することにより回転軸２が回転
し、回転軸２に取付けられたファン（不図示）が回転す
る。モータ回転が正常であれば、それぞれのコイル４に
は整流作用により個々に誘導起電力が発生している。同
様に補助ブラシ６も整流されており、各々のコイル４と
そのコイル４のおかれている磁場との関係は一定である
ため、電位測定器７が検出するコイル間電位Ｖ１、すな
わちコイル４に発生する誘導起電力はモータ回転数に応
じた定電圧となる。図３はモータ通電からの経過時間に
対する電位測定器７の検出出力Ｖ１と、モータ＋端子電
圧Ｖ２との変化を示している。
【０００９】電位測定器７の出力は不図示の制御回路に
入力され、その入力値に基づいてモータが正常回転して
いるか否かが判別される。例えばファンに異物が巻き込
まれて過負荷回転しているときには、検出される誘導起
電力が正常回転時と比べて低下するので、誘導起電力の
判定により異常の有無が判別できる。
入力され、その入力値に基づいてモータが正常回転して
いるか否かが判別される。例えばファンに異物が巻き込
まれて過負荷回転しているときには、検出される誘導起
電力が正常回転時と比べて低下するので、誘導起電力の
判定により異常の有無が判別できる。
【００１０】以上のように本実施の形態では、補助ブラ
シ６によりモータの回転に応じて発生する誘導起電力を
検出するようにしたので、パルスセンサ等の高価な回転
センサは不要となり、また面倒なクリアランス管理等を
行わなくても正確に回転検出が行える。したがって大幅
なコストダウンおよび信頼性の向上が図れる。また、補
助ブラシ６は可撓性の薄板から構成され、撓んだ状態で
整流子３に接触されているので、ブラシ６はその復元力
により整流子３に押圧されることになり、導通不良等の
心配はない。
シ６によりモータの回転に応じて発生する誘導起電力を
検出するようにしたので、パルスセンサ等の高価な回転
センサは不要となり、また面倒なクリアランス管理等を
行わなくても正確に回転検出が行える。したがって大幅
なコストダウンおよび信頼性の向上が図れる。また、補
助ブラシ６は可撓性の薄板から構成され、撓んだ状態で
整流子３に接触されているので、ブラシ６はその復元力
により整流子３に押圧されることになり、導通不良等の
心配はない。
【００１１】なお、モータの回転に応じて発生する誘導
起電力を検出するものであれば、検出装置の構成は上述
のものに限定されない。
起電力を検出するものであれば、検出装置の構成は上述
のものに限定されない。
【図１】本発明に係る回転検出装置を備えたファンモー
タの構成を示す図。
タの構成を示す図。
【図２】上記モータの回路図。
【図３】モータ＋端子電位とコイル間電圧の変化を示す
図。
図。
【符号の説明】 １ 本体ケース ２ 回転軸 ３ 整流子 ４ アーマチュアコイル ５Ａ，５Ｂ 通電用ブラシ ６ 補助ブラシ ７ 電位測定器 ８ ハーネス
Claims (3)
- 【請求項１】 車両に搭載される冷却用モータファンの
回転検出装置であって、前記モータファンのモータは、互いに絶縁された複数の
導電ブロックを有する整流子と、前記整流子に接触する
一対の通電用ブラシと、前記複数の導電ブロックを介し
て直列接続された複数のコイルとを有し、 前記一対の通電用ブラシ間において前記整流子に接触さ
れるブラシを含み、このブラシを介して、前記モータの
回転に応じて発生する誘導起電力をコイル間の電位とし
て 検出する検出装置を有することを特徴とする冷却用モ
ータファンの回転検出装置。 - 【請求項２】 前記整流子に接触されるブラシは導電性
の薄板で構成されていることを特徴とする請求項１に記
載の冷却用モータファンの回転検出装置。 - 【請求項３】 前記整流子に接触されるブラシは可撓性
の材料から成り、撓んだ状態で前記整流子に押圧接触さ
れていることを特徴とする請求項２に記載の冷却用モー
タファンの回転検出装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22878696A JP3261989B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 冷却用モータファンの回転検出装置 |
| US08/921,277 US6009362A (en) | 1996-08-29 | 1997-08-29 | Anomalous condition detecting apparatus for cooling motor fan |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22878696A JP3261989B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 冷却用モータファンの回転検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1073610A JPH1073610A (ja) | 1998-03-17 |
| JP3261989B2 true JP3261989B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=16881833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22878696A Expired - Fee Related JP3261989B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 冷却用モータファンの回転検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3261989B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101813364B1 (ko) * | 2016-03-21 | 2017-12-28 | 삼성전기주식회사 | 복합 전자 부품 및 그 실장 기판 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP22878696A patent/JP3261989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1073610A (ja) | 1998-03-17 |
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Legal Events
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