JP3261918B2 - 粒子分析用校正方法 - Google Patents

粒子分析用校正方法

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JP3261918B2 JP09253795A JP9253795A JP3261918B2 JP 3261918 B2 JP3261918 B2 JP 3261918B2 JP 09253795 A JP09253795 A JP 09253795A JP 9253795 A JP9253795 A JP 9253795A JP 3261918 B2 JP3261918 B2 JP 3261918B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
    • G01N15/1468Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry with spatial resolution of the texture or inner structure of the particle
    • G01N15/147Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry with spatial resolution of the texture or inner structure of the particle the analysis being performed on a sample stream

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  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体中に懸濁された粒子
を分析する際の染色液のモニタ方法及び校正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】血液又は尿の如き生体液サンプル中の粒
子を分析し、分類するために、顕微鏡用スライドガラス
上に塗抹標本を形成する方法と、フロ−セルに粒子懸濁
流体を流して分析するフロ−サイトメ−タ法が知られて
いる。
【0003】フロ−サイトメ−タによる方法では形態学
的特徴でもって粒子を分類することが困難であるという
問題を解決する方法として、フロ−セルに流体サンプル
を流し、粒子の静止画像を得る方法が提案されている。
このような例が記載されているものとして米国特許第
4,338,024号及び米国特許第4,786,16
5号がある。米国特許第4,338,024号はサンプ
ルを特殊な形状の通路を有するフロ−セルに流し、TV
カメラによって静止画像を撮影し、それらの画像からサ
ンプル中の粒子を分析するものである。米国特許第4,
786,165号は静止画像を撮影する光学系とフロ−
セル内における粒子の通過を検出するための光学計を教
示している。
【0004】一方、フロ−サイトメ−タ又は粒子分析装
置では、固定化赤血球又はラテックスの粒子を含有する
標準液を用いて、装置において検出される粒子の個数の
再現性をチェックすること、及び電気的信号を用いて電
気的ドリフト及び顕微鏡の光量変化を校正することが行
われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】静止画像を得て粒子を
分類する分析装置では、サンプルをフロ−セルに導く前
にサンプル中の生体粒子が染色される。ところが、染色
液は開栓後徐々に色素が酸化されたり、物理的特性が変
化するので、時間の経過につれて染色能力が低下する。
このような染色能力の低下が原因で粒子分析を行う際の
分析精度が低下し、識別することが不能になる粒子が増
大するという問題がもたらされる。
【0006】染色濃度の変動は染色液の開栓後の時間的
劣化だけでなく、その日の温湿度環境や保存状態により
生じるが、オペレ−タはその変動に対して対応できな
い。また、染色液の使用期限切れや染色液吐出機構のト
ラブルが生じた場合、患者に由来する検体の測定中に始
めて装置の異常が知らされることになる。
【0007】本発明の1つの目的は染色液の状態変化の
影響が粒子分析の測定結果にもたらされることを低減で
きる校正方法を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は染色液における粒子染
色能力をチェックできるモニタ方法を提供することであ
る。
【0009】本発明のもう1つの目的は分析対象の粒子
の大きさに応じて、大きさに関する校正を実行できる方
法を提供することである。
【0010】本発明の別の目的はサンプル流体が流れる
流路系が適正に機能しているかどうかをチェックできる
方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく粒子分析
用の染色液のモニタ方法は、人物質からなる粒状母材
に色素イオンと結合可能な官能基を結合させてなる基準
粒子を染色液によって染色すること、その染色された基
準粒子をフロ−セルに流し、その基準の画像を形成する
こと及びその基準粒子の画像から得られる染色の程度を
モニタすることを含む。
【0012】本発明に基づく粒子分析用校正方法は、人
物質からなる粒状母材に色素イオンとの間で結合可能
な官能基を結合させてなる基準粒子を染色液によって染
色すること、その染色された基準粒子をフロ−セルに流
し、その基準の画像を形成すること、その基準粒子の画
像から得られる染色濃度情報に基づいて校正係数を算出
すること及びサンプル流体中の被検粒子を染色してその
被検粒子の画像を処理するときに前記校正係数を適用す
ることを含む。
【0013】基準粒子における官能基は、粒状母材に酸
性又は塩基性の性質をもたらして、その粒子に染色液中
の色素イオンが結合することを可能にするものであり、
スルホン酸基、カルボキシル基、水酸基、クロロ基、ク
ロロメチル基、第4級アンモニウム塩基及びアミノ基の
中から選ばれる。また、基準粒子の母材は、ポリスチレ
ン、スチレンとジビニルベンゼンとの共重合体、スチレ
ンとブタジェンとの共重合体、ポリビニルトルエン及び
シリカゲルの中から選ばれる。
【0014】本発明の望ましい実施例では、基準粒子を
含有する懸濁流体中に官能基に対して染色液内の色素イ
オンと競走して結合するような染色調節用イオンが加え
られている。
【0015】また、望ましい実施例では、懸濁流体中に
懸濁される基準粒子の大きさは直径として2〜160μ
mの範囲の中から複数選ばれ、そのような基準粒子の画
像から得られる大きさ情報に基づいて校正係数を算出す
ること及び前記被検粒子の画像を処理するときに前記大
きさ情報に基づく校正係数を適用することを含む。
【0016】更に、本発明の望ましい実施例では、基準
粒子を含有する懸濁流体を所定の流量でもって前記フロ
−セルに流すこと及び前記フロ−セルを流れる基準粒子
の数を所定時間間隔で複数回測定することを含む。
【0017】
【作用】本発明に基づく粒子分析用の染色液のモニタ方
法は、人物質からなる粒状母材に色素イオンと結合可
能な官能基を結合させてなる基準粒子を染色液によって
染色すること、その染色された基準粒子をフロ−セルに
流し、その基準の画像を形成すること及びその基準粒子
の画像から得られる染色の程度をモニタすることを含
む。このため、染色液の粒子染色能力をチェックするこ
とが可能となる。
【0018】本発明に基づく粒子分析用校正方法は、人
物質からなる粒状母材に色素イオンとの間で結合可能
な官能基を結合させてなる基準粒子を染色液によって染
色すること、その染色された基準粒子をフロ−セルに流
し、その基準の画像を形成すること、その基準粒子の画
像から得られる染色濃度情報に基づいて校正係数を算出
すること及びサンプル流体中の被検粒子を染色してその
被検粒子の画像を処理するときに前記校正係数を適用す
ることを含む。これにより、染色液の状態変化の、粒子
分析の測定結果への影響を低減することが可能となる。
【0019】本発明の望ましい実施例では、懸濁流体中
に懸濁される基準粒子の大きさは直径として2〜160
μmの範囲の中から複数選ばれ、そのような基準粒子の
画像から得られる大きさ情報に基づいて校正係数を算出
すること及び前記被検粒子の画像を処理するときに前記
大きさ情報に基づく校正係数を適用することを含む。こ
れによれば、粒子の大きさに応じて、大きさに関する校
正を実行することが可能となる。
【0020】本発明の望ましい実施例では、基準粒子を
含有する懸濁流体を所定の流量でもって前記フロ−セル
に流すこと及び前記フロ−セルを流れる基準粒子の数を
所定時間間隔で複数回測定することを含む。これによれ
ば、サンプル流体が流れる流路系が適正に機能している
かどうかをチェックすることが可能となる。
【0021】
【実施例】図6を参照してサンプル流体中の生体粒子を
分析するための流路を説明する。まず、尿の如きサンプ
ルを収容したサンップル容器をサンプルテ−ブル(図示
せず)上にセットし、操作パネル46(図7)上の「S
TART」キーを押す。撹拌棒1を沈殿している沈渣成
分が均一になるよう回転させ、サンプリング用ピペット
ノズル2を尿サンプル3に挿入し、同時にシリンジ4を
駆動させて一定量吸引する。染色液14は装置に接続し
ておき、染色液ポンプ13を駆動させて、染色液吐出ノ
ズル12より一定量をaの位置の染色槽11に吐出させ
ておく。その染色槽11に、ピペットノズル2から尿サ
ンプル3を吐出する。その段階で沈渣成分が染色液14
によって染色される。
【0022】次にダイレクトサンプリングのためのピペ
ットノズル17をcの位置の染色槽11へ移動すると同
時にシリンジ5を駆動させ、上記の染色した尿を一定量
吸引する。ノズル17をフローセル26に移動し、フロ
ーセル26の上部にしっかり固定し、吸引した染色尿を
注入する。ノズル17からフローセル26を通過したサ
ンプルは、シリンジ27、シリンジ28を駆動してシ−
ス液22から吸引したシース液を、フローセルの両側か
ら下方へ流し、弁24、25を開いて廃液タンク23へ
排出する。
【0023】一方、尿サンプル吐出後のサンプリングノ
ズル2はノズル洗浄槽10の10a側に移動させ、ノズ
ル2内に残った尿サンプルをシリンジ4を駆動させて、
弁6を開いた状態で槽22から供給されるシース液とと
もにノズル洗浄槽10に吐出して、サンプリングノズル
2内部の洗浄をする。その後ノズル洗浄槽10の10b
側に移動してしごきポンプ21を駆動して、弁8を開い
た状態で槽22から供給されるシース液を、下側から洗
浄槽10にオーバーフローさせてサンプリングノズル2
の外側の洗浄を行う。
【0024】染色した尿吐出後のダイレクトサンプリン
グ用のノズル17も同様に、ノズル洗浄槽19の19a
側に移動させ、ノズル17内に残った染色尿サンプルを
シリンジ5を駆動させて弁7を開いた状態で槽22から
供給されるシース液とともにノズル洗浄槽19に吐出し
てノズル17内部の洗浄をする。その後ノズル17をノ
ズル洗浄槽19の19a側に移動して、シリンジ5を駆
動させて槽22から供給される吸引したシース液を洗浄
槽19に排出しながらオーバーフローさせて、ノズル1
7の外側の洗浄を行う。
【0025】染色した尿を吸引した後の染色槽11はし
ごきポンプ21を駆動させ、弁9が開いている状態でd
の位置の染色槽11に洗浄ノズル15からシース液を注
入し、その後洗浄ノズル16を用い、弁18が開いてい
る状態でしごきポンプ20を駆動して中のシース液を廃
液タンク23へ排出する。
【0026】次に、粒子の検出手段、粒子の撮影手段、
粒子の分析手段について図7を参照して説明する。
【0027】粒子の撮影手段は顕微鏡としての機能を持
ち、パルス的にフラッシュランプ31を発光させ、パル
ス光束は顕微鏡光軸上を進み、コンデンサレンズ33を
通ってフローセル26内を流れるサンプル上に集束され
る。フローセル26内のサンプル流35に照射されたパ
ルス光束により顕微鏡対物レンズ36を介して撮影した
像を画像データ信号に変換するTVカメラ39へ転送す
る。
【0028】粒子検出手段におけるフラッシュランプ発
光のタイミングは粒子検出系の検出信号によって制御さ
れる。半導体レーザ光源32は常時点灯しており、常に
サンプル中の粒子が検出領域を通過するのを粒子検出器
37で観測している。粒子が通過し、散乱光による粒子
検出信号が所定レベル以上であれば制御部45によって
画像処理対象粒子と判断し、フラッシュランプ31を点
灯し画像を撮影する。
【0029】粒子検出手段は、一定時間内に検出された
粒子個数をカウントし、予め設定している個数と比較し
て中央制御部45に転送する粒子カウンタ回路38を有
する。これにより、サンプル流の状態が適正か否かが監
視される。
【0030】粒子の分析手段はTVカメラ39に転送さ
れた画像データ信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器40、A/D変換器40からの信号に基づくデータ
を所定のアドレスに記憶する画像メモリ41、画像メモ
リからの信号に基づき画像処理を行う特徴抽出回路4
2、画像データからの補正回路43、分類を行う識別回
路44、TVカメラ39の撮影条件やフローセル26の
サンプル液を流す条件や識別回路からの処理結果の記憶
及びディスプレイ(液晶表示装置)47への表示、プリ
ンタ48への印字を行う中央制御部45を有する。ま
た、操作パネル46の入力によって分析パラメータの設
定、データの修正、機構系メンテナンスなどを行う。図
7の分析装置では、粒子の分析を行うために識別パラメ
ータとして、形態情報、染色濃度情報を用いる。
【0031】人工粒子の材料としては、ポリスチレン、
スチレンとジビニルベンゼンの共重合体、ポリビニルト
ルエン、シリカゲル、スチレンとブタジエンとの共重合
体があり、粒径は3〜300μmの製品が幅広く市販さ
れている。形状は球の他に、楕円形や棒状の複数種類を
用いる。粒子表面に官能基を効率良く結合させるため、
表面には凹凸がある。これは液体クロマトグラフィー用
充填剤としてよく知られている。ラテックス粒子のよう
に表面に凹凸がない場合は、結合できる官能基の量に制
限があり、染色濃度が高まらず、染色に時間がかかる欠
点がある。
【0032】官能基の種類として、スルフォン酸基(−
SO3H)、水酸基(−OH)、クロロ基(−Cl)、
第4級アンモニウム塩基(−CH2N,(CH33
l)、カルボキシル基(−COOH)、アミノ基(−N
2)、クロロメチル基(−CH2Cl)が利用できる。
【0033】生体成分、主に尿中の沈渣成分を分析する
に当り、主な沈渣成分には次の成分があり、細菌(2μ
m)、赤血球、白血球(6〜20μm)、上皮細胞(2
0〜100μm)、円柱(長さ100μm〜160μm
以上)と大きさに差があり、しかも尿サンプル1検体中
に混在している。そのため、粒子画像分析装置では2種
類の倍率を使用して撮影している。したがって、大きさ
の識別パラメータ補正も2段階で行うことが望ましい。
【0034】尿沈渣用染色液に関してはSternhe
imer−Marbin法(以下SM法と略す)とSt
ernheimer変法(以下S変法と略す)が普及し
ている。SM法においては酸性色素のサフラニン−O
(C2019ClN4)と塩基性色素クリスタルバイオレ
ッド(C2530ClN3)を混合し、S変法においては
酸性色素ピロニンB(C4252l8Fe242)と塩
基性色素アルシアンブルー(C32168Cu)を混合
し、調製されている。このように酸性及び塩基性色素に
よって与えられる2つのピーク波長(酸性色素は赤、塩
基性色素は青)をもつ液となり、成分によって色分けが
できる。他にも塩基性色素としてエバンスブルー(C34
246Na4144)、トリパンブルー(C34246
Na4144)、メチレンブルー(C1618ClN3
・3H2O)、酸性色素としてエリトロシンB(C206
4Na25)がある。これらの色素は水に溶け、尿の
生体成分と混合すると沈渣成分を染め分ける性質があ
る。
【0035】次に、粒子分析の校正に用いるための人工
粒子懸濁液の調製について説明をする。
【0036】人工粒子の素材はスチレン/ジビニルベン
ゼン共重合体の粒子(平均粒径8μm)にスルフォン基
(−SO3H)を結合し、強酸性で湿潤比重(g/ミリ
リットル)1.312、交換容量(meq/ミリリット
ル)2.0以上の性質を持っている。もう一種類の粒子
は、材質は同じくスチレン/ジビニルベンゼン共重合体
の粒子で大きさが平均粒径40μmであり、第4級アン
モニウム塩基を結合させる。この基準粒子は強塩基性で
湿潤比重(g/ミリリットル)1.312、交換容量
(meq/ミリリットル)2.0以上の性質を持ってい
る。
【0037】この粒子が凝集しないようにそれぞれ0.
1%TritonX−100(ポリオキシエチレン(1
0)オクチルフェニルエーテル)を加え、粒子が250
個/マイクロリットルの濃度になるように粒子を浮遊
(懸濁)させる。この濃度は粒子カウンタにて調製した
値である。この2種類の粒子懸濁液を等量混合する。
【0038】染色液は2%エリトロシンB水溶液(WM
880;0.2×102mol/リットル)と1%メチ
レンブルー水溶液(WM373.5;2.6×102
ol/リットル)を2:1の割合で混合し、その後沈殿
を濾過して作製する。メチレンブルーの色素イオンは酸
性の粒子8μmと結合して粒子を青く染め、エリトロシ
ンBは塩基性の粒子25μmと結合し、赤紫色に染め
る。これら2種類の粒子は同じ流体中に懸濁される。
【0039】材料となる人粒子として市販品のイオン
交換用充填剤を用いると安価であるが、官能基が粒子表
面にたくさん結合しているため、実際の尿中の生体成分
より短時間で濃く染まる傾向がある。それ故、人粒子
上の官能基に結合可能な染色調節用のイオンを予め懸濁
流体内に含有させておく。この染色調節用イオンは、染
色液の色素イオンと競合して粒子の官能基に結合するの
で、結果として、生体成分の染色状態に近い染色濃度を
得ることができ、かつ染色時間を遅くすることができ
る。
【0040】次に、図1を参照して、参照粒子の懸濁液
を用いた校正手順を説明する。
【0041】基準粒子懸濁液を試料台(図示省略)にセ
ットし、メンテナンス画面をみながら測定回数、粒子濃
度(/マイクロリットル)、平均粒径(μm)を入力
し、装置の操作パネルのスタートキーを押す。基準粒子
懸濁液を撹拌棒1でよく混合し、サンプリングノズル2
で一定量吸引し(ステップ101〜103)、前記染色
液が入った染色槽11に吐出する。基準粒子に対する染
色が開始する。一定時間後、ノズル17で染色された粒
子を含むサンプルを吸引して、フローセル26内に注入
する(ステップ104〜105)。
【0042】その後、粒子検出領域を通過した粒子を設
定時間間隔ごとに検出個数を測定し、それぞれの検出個
数が予め設定した範囲を超える場合、警告を出し、表示
装置47にその内容を表示し、オペレ−タに知らせる。
流路系の安定性チェックについての詳細は後述する(ス
テップ106〜108)。
【0043】検出された粒子が流路中の撮像領域に達し
たとき、静止画像を撮影し、形態情報の特徴抽出を行
う。人工粒子の大きさにバラツキがあるため、50〜1
00個の静止画像を撮ってその直径の平均値を求める
(ステップ109)。その平均値が始めメンテナンス画
面で入力した平均粒径となる。予め装置内部で設定して
いる画像の大きさと比較して、補正係数aを演算する
(ステップ110)。
【0044】人工粒子の形状は球形だけでなく、楕円
形、棒状、不定形が作製でき、この場合は粒子の直径だ
けでなく、短径、長径、周囲長、面積などが形態情報の
重要なファクタとなる。形態情報についての詳細は後述
する。
【0045】次に静止画像の染色濃度情報の特徴抽出を
行う。形態情報同様、粒子の染色濃度にバラツキがある
ため、50〜100個の静止画像を撮って、平均染色濃
度を求める。平均染色濃度が装置内部の設定値の低いレ
ベル(以下Aとする)以下の場合、染色液が使用期限切
れや染色液吐出機構のトラブルが原因となっていること
が多く、また極端に染色濃度が薄いため、補正しても分
析精度が上がらない。したがって、このような場合は、
警告を出し、使用者に染色液の品質、吐出機構のチェッ
クを促すとともに、ルーチン検査の開始を妨げるように
装置をプロテクトする(ステップ111〜112)。
【0046】平均染色濃度がレベルAより大きい場合、
装置内部で設定している基準粒子の標準染色濃度と比較
して、染色濃度の補正係数bを演算する。(ステップ1
13)染色濃度補正についての詳細は後述する。
【0047】最後にメンテナンス画面に結果を表示す
る。平均検出個数濃度(/マイクロリットル)、RAN
GE、CV(%)、平均染色濃度、標準染色濃度との
差、アラーム発生時はその内容を表示する(ステップ1
14)。以上が基準粒子を用いた校正方法の手順であ
る。
【0048】これらの補正係数は記憶しておき、特に指
定がないときは最新の補正係数が採用される。装置の校
正は光学的、電気的変動、染色濃度の変動を考慮する
と、ルーチン検査前に実行するのが望ましいが、ル−チ
ン検査の途中で校正操作を行ってもよい。
【0049】ルーチン検査の手順を図2のフローチャー
トにしたがって説明する。まず患者尿サンプルを試料台
(図示省略)にセットし、分析に必要な分類項目の設
定、検体番号の登録、表示単位の設定、などのパラメー
タを入力し、操作パネル上のスタートキーを押す。(ス
テップ201〜203)その時点で最新の校正結果の平
均染色濃度がレベルAを超えているかチェックし、レベ
ルAより低値の場合、サンプリングを中止してストップ
状態とする(ステップ204〜205)。レベルAを超
えている場合は、ルーチン検査を開始する。
【0050】患者由来の尿サンプルは撹拌棒で沈渣成分
と尿が均一になるように混合され、サンプリングノズル
2で一定量(800〜1000μl)のサンプルが吸引
され、染色液(100〜120μl)が吐出されている
染色槽11に吐出されて、染色が開始される。一定時間
後、ノズル17を通して染色された尿がフロ−セル26
に注入される(ステップ206〜207)。
【0051】その後流路中の粒子検出領域を通過した粒
子の検出信号が一定レベル以上であるならば、その粒子
が沈渣成分と認識し、流路中の撮像領域を通過したと
き、フラッシュランプが点灯して、静止画像を撮影す
る。その静止画像から形態情報、染色濃度情報を特徴抽
出する(ステップ208〜209)。尿サンプル中の被
検粒子の大きさの識別パラメータ(粒子の直径)に補正
係数aを乗じ、染色濃度の識別パラメータに補正係数b
を乗じ、最終識別パラメータとする(ステップ210〜
211)。この最終パラメータでそれぞれの沈渣成分を
分析し、患者尿サンプルにどの沈渣成分がどの程度存在
したかを記憶したり、液晶表示装置47に表示したり、
プリンタ48に印字する(ステップ212〜213)。
【0052】流路系の安定性チェックを行うために人工
粒子懸濁液をサンプルとして粒子検出を行う。このとき
の条件はサンプル流速0.25マイクロリットル/Se
c、サンプル粒子濃度500個/マイクロリットルで前
記人工粒子懸濁液を用いた場合で説明する。粒子の粒径
は2種類だが、粒子検出の際、一種類として粒子の数を
カウントする。流路系が安定であれば、125個/Se
c±13個(±10%変動)程度であると予想される。
しかし、サンプル中の粒子濃度、シース液流の変動を考
慮し、125個/Sec±25個(±20%変動)を設
定範囲とした。
【0053】実際のデータを図3に示す。サンプルの流
れが安定でない原因の一つとして、フローセルの汚れが
考えられる。そこで、流路の洗剤洗浄を止めて30日間
取ったデータが図3に示されている。白丸(○)印は1
0日後、黒三角(▲)印は20日後、四角(□)印は3
0日後に人工粒子浮遊液を流し、粒子検出を行って、2
秒間毎に粒子の検出個数を集計した。20日後までは設
定範囲内に入っており、流路も安定している。しかし、
30日後は設定範囲を大きく超え、検出個数も0個に近
かったり、300個以上になったり、変動幅が大きく不
安定である。これはフローセルの汚れが原因で流路が不
安定になった例である。
【0054】流路系安定性チェックの判定基準は、粒子
検出1〜2Sec毎に検出した粒子個数を集計し、毎回
の変動幅が平均個数±20%以下、チェックした個数が
平均個数の1/3以下が1回以上、チェックした個数が
平均個数の3倍以上が1回以上とした。判定により警告
を出し、使用者に流路系のチェック(フローセル、ダイ
レクトサンプリングなど)を促すことにより、ルーチン
検査前の流路が適正か否かのチェックが可能であり、流
路の洗浄が必要か否かが判断される。
【0055】図4A及びず4Bは基準粒子懸濁液を用い
て撮った静止画像の模式図である。形態情報の特徴抽出
を行うときは、まずこのような静止画像から粒径の異な
る各種類につき50〜100個の粒子直径を装置内で理
論上設定している画像の大きさより測定し、平均値
(8.1μm)を出す。この平均値とメンテナンス画面
で入力した平均粒径(8.0μm)と比較して、その後
分析する患者尿サンプルに掛ける補正係数を演算する。
この場合補正係数aは a=8.0/8.1=0.98
8となり、補正係数bはb=40.0/41.6=0.
962となる。
【0056】尿サンプル中の沈渣成分は前記したよう
に、大きさに差があり、30μm以下の粒子とそれ以上
の粒子を撮像するときに倍率を変える。人工粒子懸濁液
の他の粒径の粒子は倍率を低くしたモードで撮影され
る。高倍率モードと同様に補正係数を演算する。このよ
うに大きい粒子と小さい粒子で補正係数を変えることに
より、より正確な形態情報が得られる。
【0057】また、生体粒子の形状は球形とは限らず、
多様である。基準粒子の形状を楕円形、棒状、あるいは
不定形とした場合、特徴抽出も粒子の直径でなく、短
径、長径、周囲長、面積などのパラメータを抽出し、そ
の補正を行うことにより、より分析精度を上げられる。
【0058】最後に、染色濃度の補正について説明す
る。第5図は染色液を開栓してから、染色濃度の変動を
基準粒子懸濁液を使って測定した結果である。8μmの
粒子は青色に染まっており、40μmの粒子は赤紫色に
染まっており、それぞれ50〜100個の粒子の1画素
当りの平均濃度を求める。装置内であらかじめ設定して
いる染色濃度を100とし、染色液開栓後、5,10,
15,20,25,30日後で測定した。生体粒子は成
分によって、酸性色素で赤系に染まったり、塩基性色素
で青系に染まったりする。分析する場合の識別パラメー
タとして、色のバランスは分析上大きなファクターとな
る。
【0059】染色液は保存状態、開栓後の変質、温湿度
環境で染色能力が大きく変動する。また、色素によって
染色能力の低下の率が違う。温度の影響も大きく、10
℃上昇すると、染色濃度は2倍になると言われている。
色素の製品Lotでも微妙に変化する。
【0060】図5に示すとおり、染色液開栓後徐々に染
色濃度が低下し、日によっても染色濃度が変化してい
る。装置内であらかじめ設定している標準濃度値を10
0%とし、実際の濃度値が100になるように青系、赤
系それぞれについて補正係数bを演算する。例えば10
日目青系染色濃度が96.4%で補正係数bはb=10
0/98=1.04となる。その後分析する生体成分の
青系染色濃度に1.04を乗じ、最終識別パラメータと
する。
【0061】染色濃度が標準濃度値の70%以下になる
と補正係数を乗じても、分析精度が上がらない。この場
合の原因として、染色液の吐出機構のトラブルで吐出量
が少ない、染色液が使用期限が切れていることが多い。
従って、このように濃度が極端に下がった場合は、警告
を出し、使用者にそれらのチェックを促す方が、補正を
実行するより有効的である。
【0062】以上のように人工粒子を使用するため、形
状を球形だけでなく、目的成分に合わせて棒状、楕円
形、不定形を選択でき、大きさも2〜160μmのもの
を複数種類準備できる。しかも感染の危険がなく、劣化
し難いので、取り扱い、保存が容易である。
【0063】また、表面に官能基を結合させた基準粒子
を染色液によって着色させることにより、使用時の染色
液の品質、温度環境が把握できる。更に、染色濃度は染
色時間、染色能力を反映し、均一に染まることから、静
止光学画像の染色濃度と標準染色濃度を比較して補正係
数を演算し、それ以降分析する生体粒子サンプルにおけ
る染色濃度の識別パラメータ補正を行うことにより、常
に一定の染色濃度で分析できる。
【0064】懸濁液中の基準粒子は結合している官能基
と色素イオンの組み合わせにより、2色以上の着色がで
きるとともに2色以上の補正が1液で可能となり、粒子
の分析は2色以上のパラメ−タを用いるため、分析精度
をより向上させることができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0066】1.染色液の状態変化の影響が粒子分析の
測定結果にもたらされることを低減できる校正方法が提
供される。
【0067】2.染色液における粒子染色能力をチェッ
クできるモニタ方法が提供される。
【0068】3.分析対象の粒子の大きさに応じて、大
きさに関する校正を実行できる方法が提供される。
【0069】4.サンプル流体が流れる流路系が適正に
機能しているかどうかをチェックできる方法がを提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の粒子分析装置における校正
方法のフロ−チャ−トである。
【図2】サンプル流体のル−チン検査を実行するための
フロ−チャ−トである。
【図3】流路系の安定性チェックの実験結果を示すグラ
フである。
【図4】基準粒子の静止画像を模式的に示す図である。
【図5】染色液開栓後の染色濃度の変動を示すグラフで
ある。
【図6】本発明の方法を実施する粒子分析装置の流路系
を説明するための図である。
【図7】図6の分析装置において画像処理を実行するた
めの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1…撹拌棒 2…サンプリングノズル 3…サンプル
4…シリンジ 5…シリンジ 6、7、8、9…弁 1
0…洗浄槽 11…染色槽 12…染色液吐出ノズル
13…染色液ポンプ 14…染色液 15…洗浄ノズル
16…洗浄ノズル 17…ダイレクトサンプリングの
ためのピペットノズル 18…弁 19…洗浄槽 20
…しごきポンプ 21…しごきポンプ 22…シース液
23…廃液タンク 24、25…弁 26…フローセ
ル 27…シリンジ 28…シリンジ 31…フラッシ
ュランプ 32…半導体レーザ光源 33…コンデンサ
レンズ 34…フローセル 35…サンプル流 36…
対物レンズ 37…粒子検出器 38…粒子カウンタ回
路 39…TVカメラ 40…A/D変換器 41…画
像メモリ 42…特徴抽出回路 43…補正回路 44
…識別回路 45…中央制御部 46…操作パネル
47…表示装置 48…プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 15/14 G01N 33/49 G01N 33/58

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工物質からなる粒状母材に色素イオンと
    の間で結合可能な官能基を結合させてなる基準粒子を染
    色液によって染色すること、その染色された基準粒子を
    フロ−セルに流し、その基準粒子の画像を形成するこ
    と、その基準粒子の画像から得られる染色濃度情報に基
    づいて校正係数を算出すること、及びサンプル流体中の
    被検粒子を染色してその被検粒子の画像を処理するとき
    に前記校正係数を適用することを含む粒子分析用校正方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された粒子分析用校正方法
    において、前記基準粒子が大きさの異なる複数種の基準
    粒子からなること、前記基準粒子に色素イオンが結合可
    能な官能基を選択結合させること、を特徴とする粒子分
    析用校正方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された粒子分析用校正方法
    において、前記官能基は前記粒状母材に酸性又は塩基性
    の性質をもたらすものであることを特徴とする粒子分析
    用校正方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された粒子分析用校正方法
    において、前記官能基はスルホン酸基、カルボキシル
    基、水酸基、クロロ基、クロロメチル基、第4級アンモ
    ニウム基及びアミノ酸基の中から選ばれるものであるこ
    とを特徴とする粒子分析用校正方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された粒子分析用校正方法
    において、前記母材はポリスチレン、スチレンとジビニ
    ルベンゼンとの共重合体、スチレンとブタジエンとの共
    重合体、ポリビニルトルエン及びシリカゲルの中から選
    ばれるものであることを特徴とする粒子分析用校正方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載された粒子分析用校正方法
    において、更に酸性をもたらす官能基を有する基準粒子
    と塩基性をもたらす官能基を有する基準粒子とを含有す
    る懸濁流体が供給されることを含む粒子分析用校正方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された粒子分析用校正方法
    において、前記懸濁流体は前記官能基に対して染色液中
    の色素イオンと競走して結合するような染色調節用イオ
    ンを含有することを特徴とする粒子分析用校正方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載された粒子分析用校正方法
    において、更に大きさの異なる複数種の基準粒子を含有
    する懸濁粒子が供給されることを含む粒子分析用校正方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された粒子分析用校正方法
    において、前記基準粒子の大きさは直径として2〜16
    0μmの範囲の中から複数選ばれることを特徴とする粒
    子分析用校正方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載された粒子分析用校正方
    法において、前記基準粒子の画像から得られる大きさ情
    報に基づいて校正係数を算出すること及び前記被検粒子
    の画像を処理するとき前記大きさ情報に基づく校正係数
    を適用することを特徴とする粒子分析用校正方法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載された粒子分析用校正方
    法において、更に前記基準粒子を含有する懸濁流体を所
    定の流量でもって前記フロ−セルに流すこと及び前記フ
    ロ−セルを流れる基準粒子の数を所定時間間隔で複数回
    測定することを含む粒子分析用校正方法。
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