JP3261290B2 - 乾式粒度分布測定装置 - Google Patents

乾式粒度分布測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉状や粒状また
はそれらの混合体からなる測定試料を測定セルに流入さ
せ、その試料の粒度分布を測定する乾式粒度分布測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】乾式粒度分布の測定は、近年、自動測定
化されるようになってきている。図3は、このような乾
式粒度分布測定装置の従来例の要部を概略的に示す。こ
の装置は、圧縮空気caが供給される試料供給筒30内
にオリフィス31を挿入してなるイジェクター式の分散
器32の前記オリフィス31に、試料供給器33から測
定試料Sを定量供給し、この分散器32で分散させた測
定試料Sを測定光学部34の測定セル35にフローさ
せ、測定セル35を経た測定試料Sをチューブ36を介
して吸引器37に回収するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、一度、測定セル35を通過した測定試料Sは
チューブ36を経て吸引器37に回収されるため、回収
した試料を例えば測定に再使用しようとする場合、試料
毎に吸引器37の回収バッグを交換しなければならず、
その作業が煩雑である。また、チューブ36などには前
回の測定試料Sが付着しているため、測定試料Sが前回
と異なる場合には、吸引器37で回収した測定試料Sは
汚染されてしまい、再使用できない。
【0004】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、他の試料などによって汚染され
ることなく、使用した測定試料のほぼ全量を簡単かつ確
実に回収できる乾式粒度分布測定装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、分散器で分散させた粉粒状の試料を
測定セルに流入させ、かつ前記測定セルに光線を入射し
透過させて、前記試料の散乱光および/または透過光の
検出データに基づいて試料の粒度分布を測定する乾式粒
度分布測定装置において、以下の構成としている。すな
わち、前記分散器は、試料を収容する容器内に、回転駆
動する攪拌翼を設けたものとし、前記測定セルの上流側
および下流側を、往路管および復路管を介して前記分散
器の容器に連結して密閉された循環経路を構成する。
【0006】この発明の乾式粒度分布測定装置では、分
散器の容器内に収容された試料が攪拌翼の回転により分
散処理され、分散した試料は攪拌翼の作る気流により、
往路管、測定セル、および復路管を経て分散器の容器に
戻る密閉された循環経路を循環するので、測定する試料
毎に前記循環経路を交換することにより、他の試料など
によって汚染されることなく、使用した試料のほぼ全量
を簡単かつ確実に回収できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細を、図を参
照しながら説明する。図1はこの発明の乾式粒度分布測
定装置の一例を示す。1はインパクター式分散器で、粉
粒状の測定試料Sを収容する容器2内に、測定試料Sを
分散させる攪拌翼3を設置し、その攪拌翼3を容器2外
のモータ4で回転駆動するように構成されている。前記
インパクター式分散器1の容器2は、底部が図2のよう
に底蓋2aで開閉自在に閉じられ、その底蓋2aに攪拌
翼3が設けられている。この攪拌翼3に対してモータ4
が着脱自在に連結されている。
【0008】5は測定セル(以下、フローセルという)
で、測定光学部を構成する光学チャンバー6内において
上下方向に向けて配置される。このフローセル5の上流
側は、途中にバルブ7を介在させた往路管8によって前
記インパクター式分散器1の容器2の上部に連結され、
また前記フローセル5の下流側は、途中にバルブ9を介
在させた復路管10によって前記容器2の下部に連結さ
れている。すなわち、前記容器2,往路管8,フローセ
ル5および復路管10によって、密閉した測定試料Sの
循環経路ユニット11が構成される。この循環経路ユニ
ット11は上記のように簡単な構成であり、一体のまま
前記光学チャンバー6から容易に取り外して、別の循環
経路ユニット11に交換可能である。12a,12bは
フローセル5の窓である。
【0009】前記光学チャンバー6内には、He−Ne
レーザ13が設けられ、そのレーザ光が反射ミラー14
a,14bを経て、窓12aと相対して配置されたビー
ム拡大器15を介してフローセル5に入射し透過するよ
うに構成されている。16は窓12bに対向して設けら
れる拡大用レンズである。
【0010】17はフローセル5を透過し、窓12bを
経た光を検出する光検出器で、例えばフォトダイオード
などをリング状に配置してなる。この光検出器17が検
出した透過光データは、マルチプレクサ18およびA/
D変換器19を経てCPU20で選別され、この選別さ
れた透過光データのみを制御装置21に入力するように
構成されている。制御装置21には入力された検出デー
タに基づいて測定した粒度分布を表示する表示部22が
設けられている。この制御装置21は、粒度分布の演算
処理のほか、前記バルブ7,9の開閉や、モータ4の駆
動など、機構部の制御も行う。
【0011】23は複数のフォトダイオードよりなる光
検出器で、フローセル5内を流れる測定試料Sに前記レ
ーザ光が照射されて生じる散乱角の異なる散乱光を各別
に検出するため、窓12a,12bと相対して配置され
ている。この光検出器23のそれぞれが検出した散乱光
データも、前記透過光データと同様に制御装置21に入
力するように構成されている。
【0012】次に、前記構成の乾式粒度分布測定装置の
動作を、その動作手順にしたがって説明する。 (1) 先ず、インパクター式分散器1の容器2の底蓋
2aを開けて容器2の内部に粉粒状の測定試料Sを収容
する。 (2) 次に、バルブ7,9を閉じた状態のもとに、イ
ンパクター式分散器1の攪拌翼3を10000 〜30000 rp
mの回転速度で十数秒〜数分間にわたって回転させる。
これにより測定試料Sの分散処理を、イジェクター式分
散器の場合に比べて分散効率を下げないで行うことがで
きる。 (3) 前記攪拌翼3の回転を続けながらバルブ7,9
を開く。これにより、インパクター式分散器1の容器2
内に充満している測定試料Sは、前記攪拌翼3が作る気
流によって往路管8からフローセル5に流れ、復路管1
0から再びインパクター式分散器1の容器2内に戻ると
いう循環を繰り返す。 (4) このとき、フローセル5内を流れる測定試料S
は、He−Neレーザ13からのレーザ光を横切る。こ
のときの散乱光が光検出器17,23によって検出され
る。これらの光検出器17,23の検出出力が制御装置
21に入力され、そのデータに基づいて粒度分布が演算
され、表示される。 (5) 測定が終了すると、インパクター式分散器1の
攪拌翼3の回転を停止させ、循環経路ユニット11全体
を光学チャンバー6から取り外し、この循環経路ユニッ
ト11内の測定試料Sを回収する。回収後、循環経路ユ
ニット11を洗浄し、別の測定試料Sの測定に供する。
なお、測定終了後、別の測定試料Sをすぐに測定する場
合には、その測定試料Sをインパクター式分散器1の容
器2内に収容した別の循環経路ユニット11を前記光学
チャンバー6に取り付けることにより対応可能である。
【0013】前記乾式粒度分布測定装置では、密閉した
循環経路ユニット11で測定試料Sを循環させるので、
測定後、ほぼ全量の測定試料Sを他の物質で汚染される
ことなく回収することができる。また、他の物質と混合
すると反応する測定試料や、有毒な測定試料でも、乾式
測定法により問題なく安全に粒度分布の測定を行うこと
ができる。また、測定試料を循環させて測定するので、
少量の測定試料でも測定することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、試料を収容する容器内に、回転駆動する攪拌翼を設
けて前記分散器を構成し、測定セルの上流側および下流
側を、往路管および復路管を介して前記分散器の容器に
連結することにより、密閉された循環経路としたので、
分散器で分散処理された試料を循環経路内で循環させて
測定することができ、測定する試料毎に前記循環経路を
交換することにより、他の試料などによって汚染される
ことなく、使用した試料のほぼ全量を簡単かつ確実に回
収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の乾式粒度分布測定装置の一例を概略
的に示す図である。
【図2】前記装置におけるインパクター式分散器の容器
底蓋の開放動作説明図である。
【図3】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…インパクター式分散器、2…容器、3…攪拌器、4
…モータ、5…測定セル(フローセル)、8…往路管、
10…復路管、11…循環経路ユニット、S…測定試料

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散器で分散させた粉粒状の試料を測定
    セルに流入させ、かつ前記測定セルに光線を入射し透過
    させて、前記試料の散乱光および/または透過光の検出
    データに基づいて試料の粒度分布を測定する乾式粒度分
    布測定装置において、前記分散器は、試料を収容する容
    器内に、回転駆動する攪拌翼を設けてなり、前記測定セ
    ルの上流側および下流側を、往路管および復路管を介し
    て前記分散器の容器に連結して密閉された循環経路とし
    たことを特徴とする乾式粒度分布測定装置。
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