JP3261141B2 - 迂回経路設定方法 - Google Patents

迂回経路設定方法

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JP3261141B2
JP3261141B2 JP11003391A JP11003391A JP3261141B2 JP 3261141 B2 JP3261141 B2 JP 3261141B2 JP 11003391 A JP11003391 A JP 11003391A JP 11003391 A JP11003391 A JP 11003391A JP 3261141 B2 JP3261141 B2 JP 3261141B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークに発生し
た障害箇所を迂回して通信経路を設定する迂回経路設定
方法に関し、特にリンクで接続される複数のノードを有
するネットワークにおいて、障害が発生した箇所の一方
側のノードから探索メッセージを送出し、これを受けた
障害箇所の他方側のノードから応答メッセージを送り返
すことにより迂回経路を設定する迂回経路設定方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、リンクで接続される複数のノード
を有するネットワークに対して、各ノードに接続されて
ネットワークを制御するセンタ局を設け、このセンタ局
が一括してネットワークを運用・管理していた。従っ
て、通信経路に障害が発生した場合に伴う迂回路の設定
もセンタ局から各ノードに指令がなされ、それに従って
各ノードは経路切替え部を作動し、迂回路の設定を行っ
ていた。
【0003】また、ネットワークに予備のリンクを予め
設けておき、通信中のリンクに障害が発生した時に、障
害リンクに接続されている2つのノード間で、センタ局
によらずにメッセージを迂回して交換し、予備のリンク
を新しい通信経路に設定する方法があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の、セン
タ局からの指令による迂回路の設定の場合には、各ノー
ドからの制御信号がセンタ局に集中するため、ネットワ
ークの規模が大きくなると迂回経路の設定に時間を要す
るようになるという問題点があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、複数リンク障害やノード障害においても迂回
経路を設定することのできる迂回経路設定方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、本発明の原理を説明する図1に示すよう
に、ノードの識別子を記憶する自ノードID記憶手段1
b,2b,3b,4bと、リンクに接続されている隣接
ノードの識別子を記憶する隣接ノードID記憶手段1
c,2c,3c,4cと、ノードに送られてくるメッセ
ージに基づき経路設定の処理を行う処理手段1a,2
a,3a,4aとをそれぞれ有した複数のノード1,
2,3,4とそれらを接続するリンク5,6,7,8と
から成るネットワークに発生した障害箇所を迂回して通
信経路を設定する迂回経路設定方法を提供する。
【0007】上記迂回経路設定方法によれば、各ノード
は接続されたリンクからの通信の障害を検出し、前記通
信障害を検出したノード1は、自己の識別子Aと、前記
通信障害が検出されたリンク8に接続された隣接ノード
4の識別子Dとを探索メッセージsにより放送し、前記
探索メッセージを受信したノードは、前記探索メッセー
ジ中の前記隣接ノードの識別子Dを自己の自ノードID
記憶手段または隣接ノードID記憶手段に記憶されてい
る識別子と比較し、前記比較の結果、いずれも一致しな
ければ、前記探索メッセージを受信したノード2は、前
記探索メッセージを他のノード3に中継し、一方、前記
比較の結果、いずれかが一致すれば、前記探索メッセー
ジを受信したノード3は、迂回路設定のための応答メッ
セージrを前記通信障害を検出したノードに送り返
す。
【0008】上記迂回経路設定方式によれば、各ノード
は接続されたリンクからの通信の障害を検出し、前記通
信障害を検出したノード1は、自己の識別子Aと、前記
通信障害が検出されたリンク8に接続された隣接ノード
4の識別子Dとを探索メッセージsにより放送し、前記
探索メッセージを受信したノードは、前記探索メッセー
ジ中の前記隣接ノードの識別子Dを自己の自ノードID
記憶手段または隣接ノードID記憶手段に記憶されてい
る識別子と比較し、前記比較の結果、いずれも一致しな
ければ、前記探索メッセージを受信したノード2は、前
記探索メッセージを他のノード3に中継し、一方、前記
比較の結果、いずれかが一致すれば、前記探索メッセー
ジを受信したノード3は、迂回路設定のための応答メッ
セージrを前記通信障害を検出したノード1に送り返
す。
【0009】
【作用】各ノード1,2,3,4の自ノードID記憶手
段には、それぞれ自己の識別子A,B,C,Dが予め入
力され、また隣接ノードID記憶手段には、それぞれ隣
接の識別子D,B;A,C;B,D;C,Aが予め入力
される。
【0010】前記比較の結果、この例ではいずれも一致
しないので、ノード2は、探索メッセージsをノード3
に中継する。つぎのノード3でも上記と同様な比較を行
い、比較の結果、隣接ノードID記憶手段3cに記憶さ
れたDが探索メッセージ中の識別子Dと一致するので、
ノード3は、迂回路設定のための応答メッセージrを
ード2を経由して前記通信障害を検出したノード1に送
り返す。この応答メッセージrをノード1に向けて送信
したノード3、ノード2及びノード1の迂回路が設定さ
れる。
【0011】すると、通信障害を検出したノード1は、
自己の識別子Aと、通信障害が検出されたリンク8に接
続された隣接ノード4の識別子Dとを探索メッセージs
により放送する。
【0012】探索メッセージを受信したノード、例えば
ノード2は、探索メッセージ中の識別子Dを自ノードI
D記憶手段2bまたは隣接ノードID記憶手段2cに記
憶されている識別子と比較する。
【0013】前記比較の結果、この例ではいずれも一致
しないので、ノード2は、探索メッセージsをノード3
に中継する。つぎのノード3でも上記と同様な比較を行
い、比較の結果、隣接ノードID記憶手段3cに記憶さ
れたDが探索メッセージ中の識別子Dと一致するので、
ノード3は、迂回路設定のための応答メッセージrを前
記通信障害を検出したノード1に送り返す。
【0014】この応答メッセージrをノード1に向けて
送信したノード3と、受信したノード1とは迂回路の設
定を行う。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は通信システムの全体構成を示す図であ
る。ノードである通信装置21,22,23,24がリ
ンク25,26,27,28で接続される。各通信装置
21,22,23,24の構成は同じ構成となってお
り、それぞれ処理部21a,22a,23a,24a
と、自ノードID記憶部21b,22b,23b,24
bと、隣接ノードID記憶部21c,22c,23c,
24cとから成っている。
【0016】図3は各通信装置の詳細な内部構成を示す
図である。外部リンクには通信インタフェース部31,
32,33及び経路切替え部34を介して制御部35の
処理部36が接続される。制御部35には自ノードID
記憶部37及び隣接ノードID記憶部38が含まれ、自
ノードID記憶部37及び隣接ノードID記憶部38は
処理部36に接続される。経路切替え部34は、空間ス
イッチ、時間スイッチ等から構成され、処理部36から
の指示に従い通信回路の設定を行う。自ノードID記憶
部37は、自己の通信装置の識別子(ID)を記憶する
ものであり、隣接ノードID記憶部38は、通信装置の
初期化時にリンクで接続された隣接の通信装置の識別子
(ID)を記憶するものである。この隣接の通信装置の
識別子の記憶は、マニュアル操作によって入力される
か、または制御プログラムによって読み込まれる。
【0017】従って、図2に示す通信システムで、通信
装置21,22,23,24の識別子(ID)をそれぞ
れA,B,C,Dとすれば、各自ノードID記憶部21
b,22b,23b,24bにはそれぞれA,B,C,
Dが記憶され、各隣接ノードID記憶部21c,22
c,23c,24cにはそれぞれD,B;A,C;B,
D;C,Aが記憶される。
【0018】以上のように構成される通信システムにお
いて、例えば通信装置24に障害が発生した場合の迂回
路の設定手順を次に説明する。各通信装置の処理部36
は常時、接続されているリンクから入力される通信信号
を監視し、この通信信号が入力しなくなるか、または通
信信号のエラーレイトが所定値より大きくなるかした
ら、そのリンク自体またはリンクに接続された隣接の通
信装置に障害が発生したと判断する。
【0019】例えば、通信装置21の処理部21aが、
通信装置24の障害に起因してリンク28から入力する
信号に異常を発見した場合、処理部21aは、探索メッ
セージsを放送する。すなわち、送信信号のフレームの
制御部には、探索メッセージや応答メッセージ等のメッ
セージ種類、送信先通信装置の識別子(ID)、送信元
通信装置の識別子(ID)、障害関連通信装置の識別子
(ID)、回線残り容量等を搭載する。障害関連通信装
置とは、障害を発生している通信装置または障害を発生
しているリンクに接続された隣接の通信装置を指す。通
信装置21の処理部21aは、信号フレームの制御部
に、メッセージ種類が探索メッセージであり、送信元通
信装置の識別子がAであり、障害関連通信装置の識別子
がDである旨の信号を搭載して通信装置22に送信す
る。
【0020】通信装置22は、この探索メッセージsを
受信すると、処理部22aにおいて探索メッセージsか
ら障害関連通信装置の識別子(D)を取り出し、この識
別子Dを自ノードID記憶部22bに記憶されたデータ
(B)及び隣接ノードID記憶部22cに記憶されたデ
ータ(A,C)と比較する。
【0021】いずれの一致もないので、通信装置22は
この探索メッセージsを通信装置23へ中継する。通信
装置23もこの探索メッセージsを受信すると、処理部
23aにおいて探索メッセージsから障害関連通信装置
の識別子(D)を取り出し、この識別子Dを自ノードI
D記憶部23bに記憶されたデータ(C)及び隣接ノー
ドID記憶部23cに記憶されたデータ(B,D)と比
較する。
【0022】この比較の結果、識別子Dが隣接ノードI
D記憶部23cに記憶されたデータDと一致するので、
通信装置23がリンク27または通信装置24の障害を
検出していれば(当然、検出している。検出していない
ケースは図6にて後述する。)通信装置23の処理部2
3aは、通信装置22に応答メッセージrを送信すると
ともに、自己の経路切替え部に対して、通信装置24を
経由する通信装置21への通信経路に代わって通信装置
22を経由して通信装置21への迂回経路を設定するこ
とを指示する経路設定信号を送る。応答メッセージr
は、メッセージ種類が応答メッセージであり、送信先通
信装置の識別子がAであり、送信元通信装置の識別子が
Cである旨の信号を、信号フレームの制御部に搭載した
送信信号である。
【0023】一方、応答メッセージrを受信した通信装
置22は、その受信信号が自分宛ではないので、その応
答メッセージrを通信装置21へ中継する。通信装置2
1は、応答メッセージrを受信すると、送信元通信装置
の識別子がCである旨の信号を取り出し、これに基づき
迂回経路を設定すべき相手の通信装置を確認して、自己
の経路切替え部に対して、通信装置24を経由する通信
装置23への通信経路に代わって、通信装置22を経由
して通信装置23への迂回経路を設定することを指示す
る経路設定信号を送る。
【0024】通信装置64は、中継された識別子Dと自
ノードID記憶部のデータDとが一致し、且つ通信装置
64は、通信装置61と通信装置64との間のリンクの
障害を検出しているので、応答メッセージrを通信装置
61に向けて送る(c)。従って、通信装置61から直
接、通信装置64に至る通信経路に代わって、通信装置
61から通信装置62、通信装置63を経由して通信装
置64に至る迂回路が設定される。なお、迂回経路の設
定は、図2の場合と同様に応答メッセージrを返送する
ときに、通信装置63、62内の経路切替え部で行う。
【0025】図3に各通信装置の内部構成を示したが、
各通信装置の構成はこれに限られるものではない。即
ち、図4は、図3に示した各通信装置の他の構成を示す
図である。外部リンクには通信インタフェース部41,
42,43及び経路切替え部44を介して制御部45の
処理部46が接続される。制御部45には自ノードID
記憶部47だけが含まれ、自ノードID記憶部47は処
理部46に接続される。隣接ノードID記憶部48,4
9,50は、通信インタフェース部41,42,43に
それぞれ接続されてダイレクトメモリアクセス(DM
A)により隣接通信装置の識別子を記憶する。
【0026】図5は、隣接の通信装置の識別子(ID)
を隣接ノードID記憶部に記憶する手順を説明する図で
ある。上記実施例では、隣接ノードID記憶部は、マニ
ュアル操作または制御プログラムによって隣接の識別子
が記憶されるようになっていたが、図5に示す実施例で
は、各通信装置の間で行われる通信によって隣接の通信
装置の識別子が送信され、記憶が行われる。すなわち、
通信装置の接続時や初期化時のような所定のタイミング
または所定時間毎に、通信装置51,52,53から互
いに隣接する通信装置に、ヘッダに自己の識別子を搭載
した送信信号が送られる。それを受信した通信装置側で
はその識別子を隣接ノードID記憶部に記憶する。
【0027】これにより、通信装置71,72,73を
結ぶ迂回路が設定される。通信装置73と通信装置75
との間はもともと通信路が確保されているから、これに
より通信装置71と通信装置75との間の迂回路も確保
できる。図7に示す通信システムにおいて、送信信号で
送られてきた回線残り容量のデータに基づき判断して、
探索メッセージsの経路に通信容量の余裕があるなら
ば、通信装置73は探索メッセージsを通信装置75に
中継する。すなわち、通信装置73から通信装置72へ
の通信容量が、通信装置73から通信装置74への通信
容量と、通信装置73から通信装置75への通信容量と
の和である場合には、通信装置73は、応答メッセージ
rを通信装置72方向に送ると同時に、通信装置75方
向に探索メッセージrを送信する。これにより迂回経路
の設定がより早く行われる。なお、迂回経路の設定は、
図2の場合と同様に応答メッセージrを返送するとき
に、通信装置73、72内の経路切替え部で行う。
【0028】すると、通信装置61は、自己の識別子を
A、障害通信装置の識別子をDとして探索メッセージs
を放送する(a)。通信装置63では、放送された識別
子Dと隣接ノードID記憶部のデータDとが一致する
が、通信装置63は、通信装置63と通信装置64との
間のリンクまたは通信装置64の障害を検出していない
ので、この場合には通信装置63は応答メッセージrを
送出せず、探索メッセージsを通信装置64へ中継する
(b)。
【0029】通信装置64は、中継された識別子Dと自
ノードID記憶部のデータDとが一致し、且つ通信装置
64は、通信装置61と通信装置64との間のリンクの
障害を検出しているので、応答メッセージrを通信装置
61に向けて送る(c)。
【0030】従って、通信装置61から直接、通信装置
64に至る通信経路に代わって、通信装置61から通信
装置62、通信装置63を経由して通信装置64に至る
迂回路が設定される。
【0031】図7は、別の通信システムの迂回路設定手
順を説明する図である。即ち、通信装置71,72,7
3,74,75の自己の識別子をそれぞれA,B,C,
D,Eとし、通信装置74に障害が発生したとする。
【0032】すると、通信装置71は、自己の識別子を
A、障害通信装置の識別子をDとして探索メッセージs
を放送する。
【0033】通信装置73では、放送された識別子Dと
隣接ノードID記憶部のデータDとが一致し、且つ通信
装置73は、当然、通信装置74の障害を検出している
ので、通信装置73は応答メッセージrを通信装置71
に向けて送出する。この際、通信装置73は探索メッセ
ージsを隣接の通信装置75には中継せずに廃棄する。
【0034】これにより、通信装置71,72,73を
結ぶ迂回路が設定される。通信装置73と通信装置75
との間はもともと通信路が確保されているから、これに
より通信装置71と通信装置75との間の迂回路も確保
できる。
【0035】図7に示す通信システムにおいて、送信信
号で送られてきた回線残り容量のデータに基づき判断し
て、探索メッセージsの経路に通信容量の余裕があるな
らば、通信装置73は探索メッセージsを通信装置75
に中継する。すなわち、通信装置73から通信装置72
への通信容量が、通信装置73から通信装置74への通
信容量と、通信装置73から通信装置75への通信容量
との和である場合には、通信装置73は、応答メッセー
ジrを通信装置72方向に送ると同時に、通信装置75
方向に探索メッセージrを送信する。これにより迂回経
路の設定がより早く行われる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、通信障
害を発生したリンクまたはノードを挟む両端のノードが
探索メッセージ及び応答メッセージを交換して迂回経路
を設定するようにしたので、複数リンクでの障害やノー
ド障害が発生した場合でも迂回経路を簡単に設定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】通信システムの構成図である。
【図3】通信装置の内部構成図である。
【図4】通信装置の内部構成図である。
【図5】隣接通信装置の識別子を記憶する手順を説明す
る図である。
【図6】リンクに障害が発生した場合の説明図である。
【図7】別の通信システムの迂回路設定手順を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 通信障害を検出したノードA 2 ノードB 3 ノードC 4 通信障害が発生したノードD 5,6,7,8 リンク 1a〜4a 処理手段 1b〜4b 自ノードID記憶手段 1c〜4c 隣接ノードID記憶手段 s 探索メッセージ r 応答メッセージ
フロントページの続き (56)参考文献 Tsong−Ho Wu; Rich ard C.Lau,A class of self−healing ri ng architectures f or SONET network a pplications,Global Telecommunication s Conference,1990,an d Exhibition.’Comm unications: Connec ting the Future’,, 米国,IEEE,vol.1,444−451 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/437

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノードの識別子を記憶する自ノードID
    記憶手段(1b,2b,3b,4b)と、リンクに接続
    されている隣接ノードの識別子を記憶する隣接ノードI
    D記憶手段(1c,2c,3c,4c)と、ノードに送
    られてくるメッセージに基づき経路設定の処理を行う処
    理手段(1a,2a,3a,4a)とをそれぞれ有した
    複数のノード(1,2,3,4)とそれらを接続するリ
    ンク(5,6,7,8)とから成るネットワークに発生
    した障害箇所を迂回して通信経路を設定する迂回経路設
    方法において、 各ノードは接続されたリンクからの通信の障害を検出
    し、 前記通信障害を検出したノード(1)は、自己の識別子
    (A)と、前記通信障害が検出されたリンク(8)に接
    続された隣接ノード(4)の識別子(D)とを探索メッ
    セージ(s)により放送し、 前記探索メッセージを受信したノードは、前記探索メッ
    セージ中の前記隣接ノードの識別子(D)を自己の自ノ
    ードID記憶手段または隣接ノードID記憶手段に記憶
    されている識別子と比較し、 前記比較の結果、いずれも一致しなければ、前記探索メ
    ッセージを受信したノード(2)は、前記探索メッセー
    ジを他のノード(3)に中継し、前記探索メッセージを受けた他のノード(3)は、前記
    比較の結果、いずれかが一致すれば、迂回路設定のため
    の応答メッセージ(r)を前記探索メッセージを受信し
    たノード(2)に送り返し、かつ自己の経路切替え部に
    対して、前記探索メッセージを受信したノード(2)を
    経由して前記障害を検出したノード(1)に到る迂回経
    路を設定させる ことを特徴とする迂回経路設定方法
  2. 【請求項2】 前記各ノード(1,2,3,4)は、ノ
    ードに接続されたリンク毎に通信インタフェースを有
    し、前記通信インタフェース内に隣接ノードID記憶手
    段をそれぞれ設け、リンクに接続されている隣接ノード
    の識別子を前記リンクに対応する隣接ノードID記憶手
    段に記憶することを特徴とする請求項1記載の迂回経路
    設定方法
  3. 【請求項3】 前記各ノードの初期化時に、前記隣接ノ
    ードID記憶手段に前記隣接ノードの識別子を記憶させ
    ることを特徴とする請求項1記載の迂回経路設定方法
  4. 【請求項4】 前記各ノードは、自己の識別子を送信信
    号のヘッダに搭載して隣接のノードに送信し、これを受
    信した隣接ノードでは、自己の隣接ノードID記憶手段
    に前記受信した識別子を記憶することを特徴とする請求
    項1記載の迂回経路設定方法
  5. 【請求項5】 前記探索メッセージを受信したノード
    は、接続されたリンクからの通信の障害を検出していな
    い時には、前記比較の結果、いずれかが一致していて
    も、前記応答メッセージを送出しないことを特徴とする
    請求項1記載の迂回経路設定方法
  6. 【請求項6】 前記探索メッセージを受信したノード
    は、前記比較の結果、いずれかが一致して前記応答メッ
    セージを送出する場合、前記探索メッセージを他のノー
    ドに中継せずに廃棄することを特徴とする請求項1記載
    の迂回経路設定方法
  7. 【請求項7】 前記探索メッセージを受信したノード
    は、前記比較の結果、いずれかが一致して前記応答メッ
    セージを送出する場合、未だ前記探索メッセージを受信
    していない他のノードとのリンクに容量の余裕があるな
    らば、前記探索メッセージを前記他のノードに中継する
    ことを特徴とする請求項1記載の迂回経路設定方法
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