JP3260796B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP3260796B2
JP3260796B2 JP03627692A JP3627692A JP3260796B2 JP 3260796 B2 JP3260796 B2 JP 3260796B2 JP 03627692 A JP03627692 A JP 03627692A JP 3627692 A JP3627692 A JP 3627692A JP 3260796 B2 JP3260796 B2 JP 3260796B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源装置に関し、特に
複写機,プリンタ等の画像形成装置に好適な電源装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機,プリンタの電気的構成要
素はプリントシーケンス全体を制御するマイクロプロセ
ッサを中心としたシーケンスコントローラ回路,DC電
源,露光電源,帯電等の高圧電源等、種々のものが独立
しており、それ故、小型化,低価格化するには限界があ
った。
【0003】特に、高圧電源等は一旦DC電源で低圧に
した後、再びトランスで昇圧する構成が多く、電気部品
の中でも価格,容積,重畳共に不利なトランスを複数個
使用しており、又電力的にも効率が低かった。
【0004】そこで、低圧出力,高圧出力を複数有する
トランスを用い、1つのトランスで必要とされる電圧出
力のほとんどを賄う方式が提案されている。この場合、
通常トランスの1次側を2次側の特定の出力を検出して
制御し、他の電源出力は、次段に何らかの制御手段を接
続し、2次側で制御している。
【0005】図8に、従来例の電源装置におけるトラン
ス2次側の出力電圧検出回路を示す。図8−(A)はダ
イオードD2の出力を単に分圧し出力電圧検出信号rと
するものである。図8−(B)は検出巻線N2−1を設
け、ダイオードD3,コンデンサC3で整流・平滑し、
抵抗R1,R2で分圧して出力電圧検出信号rとするも
のである。図8−(C)は特定出力と同じ巻線N2の出
力をダイオードD3,コンデンサC3で整流・平滑し、
抵抗R1,R2で分圧して出力電圧検出信号rとするも
のである。
【0006】このように、従来例において、1つのコン
バータトランスで複数の電圧出力を賄う方式を採用した
場合、2次側特定出力電圧の検出は図8に示される回路
が用いられていた。
【0007】図8−(A)のように同一出力で制御を行
うと、コンデンサC2の容量が大きいため、ダイオード
D2出力の応答が極めて遅く出力電圧を分圧した信号を
出力電圧検出信号rとすると系全体の応答が遅くなり負
荷変動に電源系が追いつかず、リップル分が多くなり、
逆にリップルを少なくしようとすると、系が不安定にな
るといった問題があった。
【0008】また、図8−(B)のように検出巻泉N2
−1を独立に設け、特定出力に比例した出力電圧検出信
号を用いると、巻線N2とN2−1の出力のアンバラン
スが誤差要因となり、さらに、抵抗R1,R2、コンデ
ンサC3により応答特性は比較的自由にできるが、負荷
変動によりダイオードD2に流れる電流が変わるため、
ダイオードD2のVF /IF 特性により特定出力電圧が
変わってしまうといった問題があった。
【0009】図8−(C)のように、コンバータトラン
ス出力の整流・平滑径路を2系統にし、電源としての出
力より十分時定数の小さい定数による検出系統を設けた
場合、負荷変動によるダイオードD2のVF 変化によ
り、特定電圧出力系統と検出系統のDC電圧レベルに差
異が生じる可能性があるといった問題があった。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、出力電圧が正確に設定値になるように制御で
き、かつ制御系の応答特性のよい電源装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、スイッチング電源装置を次の(1)な
いし()のとおりに構成する。
【0012】 (1)半導体スイッチング素子を用いてトランスの1次
巻線への直流の印加をオン/オフすることにより前記ト
ランスの2次巻線から交流を出力させ、この交流を整流
平滑して負荷に供給するスイッチング電源装置におい
て、前記トランスの所定の2次巻線に接続される第1の
整流・平滑手段であって、前記負荷に供給されるべき直
流を発生する第1の整流・平滑手段と、前記所定の2次
巻線に接続される第2の整流・平滑手段であって、前記
第1の整流・平滑手段と前記負荷によって構成される回
路の時定数より小さい時定数を有する第2の整流・平滑
手段と、前記第2の整流・平滑手段の出力と前記第1の
整流・平滑手段の出力とを重畳する重畳手段と、前記重
畳手段からの出力に基づいて前記半導体スイッチング素
子をオン/オフ制御する制御部と、を備えたスイッチン
電源装置。 (2)前記第2の整流・平滑手段は、微分回路を有する
フィルタ手段を含前記(1)に記載のスイッチング電源
装置。 (3)前記重畳手段は、容量結合により前記第2の整流
・平滑手段の出力と前記第1の整流・平滑手段の出力と
を重畳する前記(1)又は(2)に記載のスイッチング
電源装置。 (4)前記トランスは前記所定の2次巻線とは異なる第
2の2次巻線を有するとともに、当該スイッチング電源
装置は、さらに前記トランスの第2の2次巻線に接続さ
れた第3の整流・平滑手段と、前記第3の整流・平滑手
段の出力電圧を検出する検出手段と、前記検出手段によ
り検出された値が所要値以下になったとき、前記重畳手
段の出力を低下させる重畳出力低下手段と、を備えた前
記(1)ないし(3)のいずれかに記載のスイッチング
電源装置。 (5)前記重畳出力低下検知手段は、演算回路を含んで
構成される前記(4)に記載のスイッチング電源装置。
記制御部は、前記重畳手段の出力を基準値と比
較するコンパレータと、前記コンパレータの出力に基づ
いてカウントアップ又はカウントダウンするアップ/ダ
ウンカウンタと、前記トランスの所定巻線の出力波形か
ら同期信号を生成する同期回路と、前記同期信号および
自身のアンダフローまたはオーバフローにより前記アッ
プ/ダウンカウンタの出力値をロードするカウンタと、
前記カウンタの出力値と所定のディジタル値を比較す
る第1のディジタルコンパレータと、前記カウンタの出
力と所定のディジタル値を比較しその比較出力により
前記同期信号による前記カウンタのロード動作を禁止ま
たは許可する第2のディジタルコンパレータと、前記ア
ップ/ダウンカウンタの出力値と所定のディジタル値
を比較しその比較出力により前記アップ/ダウンカウン
タのカウントアップ動作を禁止または許可する第3のデ
ィジタルコンパレータとを備え、前記第1のディジタル
コンパレータの出力により前記スイッチング素子をオン
/オフさせる前記(1)ないし(5)のいずれかに記載
のスイッチング電源装置。 (7)前記制御部は、同一チップに集積された集積回路
によって構成される前記(6)記載のスイッチング電源
装置。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。 (実施例1)図1は実施例1である“電源装置”のブロ
ック図であり、図2は同実施例のPWM制御手段のブロ
ック図であり、図3は同実施例の動作タイミング図であ
る。
【0027】図1において、1はスイッチング素子Tr
1の駆動回路、2はコンバータトランスT1に発生する
フライバック電圧より同期パルスaを生成する同期検出
回路、Tr1はスイッチング素子であるトランジスタ、
T1はコンバータトランスである。ダイオードD2,コ
ンデンサC2は第1の整流・平滑手段、ダイオードD
3,抵抗R3,コンデンサC3は第2の整流・平滑手
段、コンデンサC4は容量結合手段である。コンデンサ
C4と抵抗R1,R2は第2の整流・平滑手段の出力電
圧を、第1の整流・平滑手段の出力電圧に重畳する重畳
手段を構成している。Aはこの重畳手段で検出した出力
電圧検出信号rをトランス1次側へフィードバックする
PWM制御手段である。
【0028】図2はPWM制御手段Aのブロック図であ
る。図2において、7は出力電圧検出信号rを所定値W
と比較するアナログコンパレータ、6はアナログコンパ
レータ7の出力により、カウントアップかカウントダウ
ンを選択されるアップ/ダウンカウンタ、3はアップ/
ダウンカウンタの出力値をロードし、カウントダウンす
る第2のカウンタであるダウンカウンタ、4はダウンカ
ウンタ3の出力値と所定のディジタル値Xを比較しトラ
ンジスタTr1を制御するパルス信号eを生成する第1
のディジタルコンパレータ、9はダウンカウンタ3の出
力値と所定のディジタル値Yを比較し、前記同期パルス
aによるダウンカウンタ3のロード動作を禁止/許可す
る第2のディジタルコンパレータ、10はアップ/ダウ
ンカウンタ6の出力値と所定のディジタル値Zを比較
し、アップ/ダウンカウンタ6のカウントアップ動作を
禁止/許可する第3のディジタルコンパレータ、8は同
期パルスaによりダウンカウンタ3のプリロード信号a
−1を生成するゲート回路、12はアップ/ダウンカウ
ンタ6のカウントモードを制御するアップ/ダウン制御
回路、11はダウンカウンタ3のアンダフロー信号fに
より、ダウンカウンタ3のロード信号hを生成するフリ
ップフロップ回路である。
【0029】まず図1にもとづいて、動作を説明する。
コンパータトランスT1の一次巻線N1の一端は電源電
圧VCCに接続され、1次巻線N1の他端はスイッチング
素子であるトランジスタTr1のコレクタに接続され
る。このトランジスタTr1のエミッタは接地されてお
り、さらにコレクタと接地間にはコンデンサC1とダイ
オードD1が接続されている。ここでコンデンサC1は
1次巻線N1と共振して効果的な電圧変換を行うための
もので、ダイオードD1はトランジスタTr1の保護の
ためのものである。トランジスタTr1がスイッチング
することにより2次巻線N2には巻線比に応じて所望の
電圧が発生する。本実施例では検出用巻線N3を設けて
ある。検出用巻線N3の一端は接地されており、他端は
同期検出回路2の入力に接続されている。同期検出回路
2の出力は、同期パルスaとしてPWM制御手段Aのゲ
ート8に接続される。
【0030】次に、コンバータトランスの2次巻線N2
の出力は、第1の整流・平滑手段により整流・平滑さ
れ、電源出力として、外部に出力される。この出力を抵
抗分圧器R1,R2により分圧し基本DC検出信号を得
る。さらに2次巻線N2の出力を第2の整流・平滑手段
により整流・平滑し、コンデンサC4を介してAC検出
信号として前記抵抗分圧器R1,R2の分圧点に供給し
重畳している。
【0031】この場合、第2の整流・平滑手段の抵抗R
3,コンデンサC3の時定数は、第1の整流・平滑手段
のコンデンサC2と不図示の負荷による時定数より充分
小さくしておくが、容量結合手段のコンデンサC4も含
め、電源としての応答特性,リップル許容値等から、適
切な定数を設定する。
【0032】このように、基本DC検出信号にAC検出
信号を重畳し出力電圧検出信号rを得ることから、第1
の整流・平滑手段のダイオードD2のVF/IF 特性に
よる誤差を除去し、実効値として、電源出力は常に設定
値通りの値となる。負荷変動時に、第2の整流・平滑手
段によりAC検出信号が容量結合手段を介し注入され系
が制御されるため、負荷変動にも系が充分に追従できる
ようになる。
【0033】次に、図2に基づいてPWM制御手段の動
作を説明する。前記同期検出回路2の出力同期パルスa
はゲート8を介してダウンカウンタ3のプリロード端子
に供給される。プリロード端子に信号が入ると、ダウン
カウンタ3は強制的にアンダフローを生成する構成にな
っており、アンダフロー出力fはフリップフロップ11
を介してダウンカウンタ3のロード端子に接続される。
同時にアップダウン制御回路12に入力される。
【0034】ダウンカウンタ3はコンデンサC1と1次
巻線N1による共振周波数より十分大きな周波数を発生
する不図示の原発振回路のクロック信号CLKにより駆
動される。
【0035】ダウンカウンタ3のロード信号入力時にデ
ータを設定するデータ入力端子には、アップ/ダウンカ
ウンタ6が接続されている。カウンタ6は、コンバータ
トランスT1の出力巻線N2の出力電圧を検出し、得ら
れた出力電圧検出信号rをあらかじめ設定されたアナロ
グ値Wと比較するアナログコンパレータ7の出力と、デ
ィジタルコンパレータ10およびフリップフロップ11
の出力から、アップ/ダウン信号およびクロックを生成
するアップダウン制御回路12により制御され、アップ
又はダウンカウントされる。ダウンカウンタ3の出力は
コンパレータ4およびコンパレータ9に供給され、コン
パレータ4はカウンタ3と設定値入力Xを比較しパルス
信号eを発生する。このパルス信号eにより図1記載の
駆動回路1はスイッチング素子であるトランジスタTr
1を駆動する。
【0036】さらにコンパレータ9はダウンカウンタ3
の出力値と設定値Yを比較して同期検出回路2の出力を
ダウンカウンタ3のプリロード端子に出力するゲート8
をオン,オフする。またコンパレータ10はアップ/ダ
ウンカウンタ6の出力値と設定値入力Zを比較してその
結果をアップ/ダウン制御回路12に入力する。
【0037】また、コンパレータ10はアップ/ダウン
カウンタ6の上限を設定値Zと比較して規制する。これ
は極端にパルス周期が大きくなると、トランスが飽和し
て大電流がトランジスタTr1に流れ、破壊するのを防
止するためである。コンパレータ10がアクティブにな
るとアップダウン制御回路12の出力dを強制的にダウ
ンモードにする。
【0038】次に図3の動作タイミング図により説明す
る。FBVで示される波形はコンバータトランスT1に
発生するフライバック電圧を示している。まずcで表さ
れるダウンカウンタ3の値が図中Xで表す設定値より大
きい時コンパレータ4の比較によりトランジスタTr1
は駆動回路1の駆動信号eによりオンとなり、それによ
り1次巻線N1にはVCCが印加される。つぎにダウンカ
ウンタ3がカウントダウンしてゆき、設定値Xより小さ
くなるとコンパレータ4の出力は反転し、それによりト
ランジスタTr1はオフする。このためコンバータトラ
ンスT1とコンデンサC1は電圧共振して、コンバータ
トランスT1の各巻線には、図示のようなフライバック
電圧FBVが発生する。このフライバック電圧FBVを
同期検出回路2により検知し、立ち下がり時に同期パル
スaを発生し、カウンタ3のプリロード信号a−1をゲ
ート8を介して入力する。
【0039】プリロード信号a−1によりダウンカウン
タ3は強制的にアンダーフローを生成する。なお何らか
原因によりプリロード信号a−1が生成されなくともダ
ウンカウンタ3は0以下にダウンカウントしようとした
ときにアンダーフローfを発生する(で示す)。アン
ダーフローfが生成されると、フリップフロップ11を
介してダウンカウンタ3にロード信号hが入力され、ア
ップ/ダウンカウンタ6の出力値がダウンカウンタ3に
ロードされ、再びトランジスタTr1はオン状態にな
り、以上を1サイクルとして繰り返される。
【0040】また、コンパレータ9はダウンカウンタ3
と設定値入力Yを比較して、ゲート8を開閉する。これ
はノイズ等により同期パルスaが所望のタイミング以外
で生成されたとしても、必要最低限のオフ期間(t1す
なわちX−Y)を確保するたるめに機能する。これによ
りフライバック電圧が0Vにならない前に、トランジス
タTr1がオンになるのを防ぎ、トランジスタTr1の
破壊を防止する(図中で示すのが所望のタイミング以
外のタイミング同期信号)。
【0041】一方、アップダウン制御回路12は、コン
パレータ10の出力と、フリップフロップ11のロード
信号hからアップ/ダウンの信号dとクロックを生成
し、アップ/ダウンカウンタ6へ出力する。これは一般
にロード信号hに同期した適当なタイミングでアップ/
ダウンの切り換えを行わないと、変化途中の不定なデー
タがダウンカウンタ3へロードされる可能があるため
で、図ではロード信号hの立ち上がりでアップ/ダウン
の切り換えを行い立ち下がりでアップ/ダウンカウンタ
6を駆動している。アップ/ダウンカウンタ6の値が大
きくなると、トランスT1のオン時間が長くなり出力電
圧VOUT は上昇し、また小さいと出力電圧VOUT は下降
する。それ故、例えばアップ/ダウンカウンタ6のカウ
ント値は順次カウントアップされてゆき、出力電圧はV
OUT が所定値すなわちコンパレータの設定値Wになる
と、コンパレータ7の出力は反転しカウントダウンさ
れ、このようにしてカウントアップ,カウントダウンが
され、出力電圧VOUT は設定値に制御される。
【0042】(実施例2)次に実施例2を図4に基づい
て説明する。図中実施例1と同一または相当部分は同一
符号で表す。コンバータトランス1次側、PWM制御手
段は実施例1と同様であり、省略している。
【0043】本発明が適用されるのは、主として多出力
のトランスにおいてである。この場合、補助電源系の制
御は2次側出力にチョッパー式スイッチングレギュレー
タかシリーズレギュレータQ1を配して行っている。し
かしながら、主電源系の負荷が急に軽くなった場合等で
は、トランス1次側のスイッチングがほとんど停止し、
補助電源系への電力供給が必要以上に低下することがあ
る。
【0044】そこで、実施例2では補助電源系の第3の
整流・平滑手段の出力電圧を抵抗R4,R5により検出
し、しきい値より低下するとダイオードD5がオンし、
出力電圧検出信号rを低下させ、トランス1次側のスイ
ッチングを再開させる。この実施例2では補助電源系の
制御を端子レギュレータQ1で行う。この場合、3端子
レギュレータQ1の出力保障電圧およびダイオードD5
の電圧降下VF 分および抵抗R1,R2の分圧電圧レベ
ルを考慮して抵抗R4,R5の定数を設定する必要があ
る。
【0045】(実施例3)次に実施例3を図5に基づい
て説明する。この実施例3は、実施例2が3端子レギュ
レータQ1の出力保障電圧,抵抗R1,R2の分圧電圧
レベル、ダイオードD5のVF 分,抵抗R4,R5の分
圧電圧レベルが複雑に絡み、定数設定が難しく、場合に
よっては抵抗R4,R5の定数に最適値が無い場合に実
施する。すなわち、アナログコンパレータQ2がゼナー
ダイオードZD1により生成されるしきい値より抵抗R
4,R5の分圧電圧レベルが低下するとオンし、出力電
圧検出信号rを強制的にローレベルに低下させる。ダイ
オードD4出力が充分に出ている時はコンパレータQ2
はオフしている。
【0046】(実施例4)次に実施例4を図6に基づい
て説明する。この場合、実施例3がコンパレータを使っ
ているのに対し、トランジスタTr2,Tr3により出
力電圧検出信号rを低下させる。ダイオードD4の出力
が低下すると、抵抗R4,R5の分圧電圧が低下し、ト
ランジスタTr3をオンする。トランジスタTr3がオ
ンするとトランジスタTr2がオンし、出力電圧検出信
号rを低下させ、トランス1次側のスイッチングを再開
させる。
【0047】実施例2〜4は出力が3系統以上の電源に
も適用できる。
【0048】(実施例5)次に、実施例5を図7に基づ
いて説明する。図6は、図2のPWM制御手段と、CP
U,ROM,RAMおよびこれに付随するディジタル回
路と、ディジタル−アナログ変換器およびこれに付随す
るアナログ回路を、同一チップ上に集積した例の簡単な
ブロック図である。この集積回路により、複写機,プリ
ンタ等の画像形成装置の電源制御、シーケンス制御のほ
とんどを実行することができる。
【0049】以上説明したように、実施例1〜5によれ
ば、電源出力のDCレベルが正確に設定値になるように
電源制御を行うことができ、かつ制御系の応答特性を劣
化させないため、負荷変動が少なく、リップル分も少な
い電源装置を実現できる。また、一定の回路部分を集積
回路とすれば、電源装置の小型化,低価格化が実現でき
る。
【0050】(実施例6〜10)しかしながら、以上説
明した実施例1〜5ではDC制御精度は向上するが、A
C検出信号が平滑した信号であり、これを容量結合で基
本DC検出信号に重畳しているため、負荷および電源系
の応答特性に制御が追いつかず、リップルが大きくなっ
てしまうおそれがある。つまり、前記実施例1〜5で
は、素子R3,C3が基本的には低域フィルタを構成し
ており、負荷の急変に対しての応答は、一般的に良くな
いため、負荷急変時には、大きなリップルが生じる可能
性がある。
【0051】以下に、前述の実施例1〜5をさらに改良
し、リップルの特性を改善した実施例6〜10を説明す
る。以下の実施例の出力電圧検出部では、実施例1〜5
と同様に、基本DC検出信号は、電源出力となるダイオ
ードD2出力を分圧して生成する。この信号に、同一巻
線N2からダイオードD3により整流され、素子R3,
R4,C3,C5のRCネットワークによるフィルタを
通った信号をAC検出信号としてコンデンサC4を介し
て重畳する。このコンデンサC4,抵抗R1,R2はこ
の重畳手段を構成している。この構成により、ダイオー
ドD2のVF /IF 特性により影響を除去でき、負荷電
流の変動にかかわらず、r.m.s値として電源出力は
設定値通りの値となる。また制御系の応答特性は前記A
C検出信号により決定される。
【0052】特に抵抗R4に並列に挿入されるコンデン
サ即ち微分要素C5により急峻な変動分はAC検出信号
としてコンデンサC4を介して注入される。この結果、
急峻な負荷変動に対しても電源系が応答できるようにな
る。以下実施例6〜12を詳しく説明する。
【0053】(実施例6)図9は実施例6である“電源
装置”のブロック図である。同図においてT1はコンバ
ータトランスである。コンバータトランスT1の1次巻
線N1の一端には電源電圧VCCが供給され、他端はスイ
ッチング素子であるトランジスタTr1のコレクタに接
続される。このトランジスタTr1のエミッタは接地さ
れており、さらにコレクタと接地間にはコンデンサC1
とダイオードD1が接続されている。ここでコンデンサ
C1は1次巻線N1と共振して効果的な電圧変換を行う
ためもので、ダイオードD1はトランジスタTr1の保
護のためのものである。
【0054】トランジスタTr1がスイッチングするこ
とにより2次巻線N2には巻線比に応じて所望の電圧が
発生する。本実施例では同期検出巻線N3を設けてい
る。検出用巻線N3の一端は接地されており、他端は同
期検出(フライバック電圧検出)回路2の入力に接続さ
れている。同期検出回路2の出力はタイミング同期信号
としてアンドゲート8を介してダウンカウンタ3のブリ
ロード端子に供給される。
【0055】プリロード端子に信号a−1が入るとダウ
ンカウンタ3は強制的にアンダフローを生成する構成に
なっており、アンダフロー出力は、フリップフロップ1
1を介してダウンカウンタ3のロード端子に供給され
る。同時にアップダウン制御回路12に入力される。
【0056】ダウンカウンタ3はコンバータトランスT
1の1次側の共振周波数より十分高い周波数を発生する
不図示の発振回路のクロックCLKにより駆動される。
ダウンカウンタ3のロード信号入力時にデータを設定す
るデータ入力端子には、アップ/ダウンカウンタ6の出
力端が接続されている。アップ/ダウンカウンタ6は、
コンバータトランスT1の出力巻線N2の出力を後述の
方法により電圧検出し、この電圧信号をあらかじめ設定
されたアナログ値Wと比較するアナログコンパレータ7
の出力と後述のコンパレータ10およびフリップフロッ
プ11の出力からアップダウン信号およびクロックを生
成するアップダウン制御回路12により制御され、アッ
プカウントまたはダウンカウントされる。ダウンカウン
タ3の出力はコンパレータ4およびコンパレータ9に供
給され、コンパレータ4はダウンカウンタ3の出力値と
設定値Xを比較しパルス信号eを発生する。駆動回路1
はこのパルス信号eによりトランジスタTr1を駆動す
る。
【0057】コンパレータ9は、ダウンカウンタ3の出
力値と設定値Yを比較して同期検出回路2の出力をダウ
ンカウンタ3のプリロード端子に出力するアンドゲート
8をオン,オフする。
【0058】またコンパレータ10はダウンタカウンタ
3の出力値と設定値Zを比較して、その結果をアップダ
ウン制御回路12に入力する。即ち、コンパレータ10
はアップ/ダウンカウンタ6の上限を設定値Zと比較し
て規制する。これは極端パルス周期が大きくなると、ト
ランスT1が磁気飽和して大電流がトランジスタTr1
に流れ破壊するのを防止する。コンパレータ10がアク
ティブになるとアップダウン制御回路12の出力dを強
制的にダウンモードにする。
【0059】さて、2次巻線N2出力は、ダイオードD
2より整流され、さらにコンデンサC2により平滑さ
れ、電源出力として外部に出力される。そして、本実施
例において出力電圧検出部は以下のように構成されてい
る。即ち、前記電源出力を抵抗R1,R2により分圧し
て基本DC検出信号としてコンパレータ7に入力してい
る。さらに2次巻線N2出力は、ダイオードD3により
整流され、素子R3,R4,C3,C5によるフィルタ
(RCネットワーク)を通して検出され、コンデンサC
4により前述の抵抗R1,R2の分圧点すなわちDC検
出信号の検出点に供給される。この場合、抵抗R3,R
4,C3、微分要素C5による時定数は、コンデンサC
2と負荷による時定数より充分小さくしておくが、コン
デンサC4を含め電源としての応答特性,リップル許容
値等から適切な定数を設定する。
【0060】次に以上の構成における動作を図10のタ
イミングチャートにより説明する。FBVで示される波
形はコンバータトランスT1に発生するフライバック電
圧を示している。まずcで表されるダウンカウンタ3の
カウント値が図中Xで表す設定値より大きい時コンパレ
ータ4の比較によりトランジスタTr1は駆動回路1の
駆動信号eによりオンとなり、それにより1次巻線N1
には電源電圧VCCが印加される。次にダウンカウンタ3
がカウントダウンしてゆき、設定値Xより小さくなると
コンパレータ4の出力は反転し、トランジスタTr1は
オフする。これによりコンバータトランスT1の1次巻
線N1とコンデンサC1は電圧共振して、コンバータト
ランスT1の各巻線には、図示のようなフライバック電
圧FBVが発生する。このフライバック電圧FBVを同
期検出回路2により検知し、その立ち下がり時に検出信
号aを発生し、ダウンカウンタ3にプリロード信号a−
1をアンドゲート8を介して入力する。
【0061】プリロード信号a−1によりダウンカウン
タ3は強制的にアンダフローを生成する。なお何らかの
原因によりプリロード信号a−1が生成されなくてもダ
ウンカウンタ3は0以下にダウンカウントしようとした
ときにアンダフローを発生する(図10ので示す)。
アンダフローが生成されるとフリップフロップ11を介
してダウンカウンタ3にロード信号hが入力され、アッ
プ/ダウンカウンタ6の出力値がダウンカウンタ3にロ
ードされ、再びトランジスタTr1はオン状態になり、
以上を1サイクルとして以後同様の動作が繰り返され
る。
【0062】またコンパレータ9は、ダウンカウンタ3
のカウント数と設定値Yを比較して、ダウンカウンタ3
のカウント数がY以下になるまでアンドゲート8をオフ
する。これはノイズ等によりタイミング同期パルスaが
所望のタイミング以外で生成されたとしても必要最低限
のオフ期間(t1即ちX−Y)を確保するために機能す
る。これによりフライバック電圧FBVが0Vにならな
い前に、スイッチングトランジスタTr1がオンになる
のを防ぎ、スイッチングトランジスタTr1の破壊を防
止する(図中で示すのが所望のタイミング以外のタイ
ミング同期信号)。
【0063】一方、アップダウン制御には、コンパレー
タ10の出力と、フリップフロップ11のロード信号か
らアップダウンの信号とクロック生成し、アップダウン
カウンタ6へ出力する。これは一般にロード信号に同期
した適当なタイミングでアップモードまたはダウンモー
ドへの切り換えを行わないと、変化途中の不定なデータ
がダウンカウンタ3へロードされる可能性があるためで
ある。図ではロード信号の立ち上がりでアップ・ダウン
の切り換えを行い立ち下がりでアップ/ダウンカウンタ
6を駆動している。ダウンカウンタ3の値が大きくなる
とトランスT1のオン時間が長くなり出力電圧は上昇
し、また小さくなると出力電圧は下降する。それ故、例
えばアップ/ダウンカウンタ6のカウント値は順次カウ
ントアップされてゆき、出力電圧Vout が所定の値即ち
アナログコンパレータ7の設定値Wになると、アナログ
コンパレータ7の出力は反転しカウントダウンされ、こ
のようにしてカウントアップ、カウントダウンを繰り返
すようになり、出力電圧Vout は設定値に制御される。
なお、ダウンカウンタ3のかわりにアップカウンタを用
いることができ、その場合オーバフロー出力によりアッ
プ/ダウンカウンタ6の出力値をロードすることにな
る。
【0064】(実施例7)本発明が適用されるのは、主
として前述のように多出力のトランスに対してである。
この場合、補助電源系の制御は、2次側出力にチョッパ
式スイッチングレギュレータかシリーズレギュレータを
配して行っている。しかしながら、主電源系の負荷が急
に軽くなった場合等では、1次側のスイッチングがほと
んど停止し補助電源系への電力供給が必要以上に低下す
ることがある。そこで実施例7では図11に示す通りに
出力電圧検出部を構成する。他は図9と同一である。す
なわち補助電源系の電圧を分圧抵抗R5,R6により検
出し、しきい値すなわち所要値より低下すいるとダイオ
ードD5がオンし出力電圧検出信号rを低下させ、トラ
ンスT1の1次側のスイッチングを再開させる。本実施
例では補助電源系の安定化を3端子レギュレータQ1で
行う。この場合、3端子レギュレータQ1の出力保障電
圧およびダイオードD5の電圧降下VF分および抵抗R
1,R2の分割電圧レベルを考慮して抵抗R5,R6の
定数を設定する必要がある。
【0065】(実施例8)図12に実施例8の出力電圧
検出部を示す。他は図9と同一である。本実施例は、実
施例7が3端子レギュレータQ1の出力保障電圧、抵抗
R1,R2の分圧電圧レベル、ダイオードD5のVF
分、抵抗R5,R6の分圧電圧レベルが複雑に絡み定数
設定がむずかしく、場合によっては抵抗R5,R6の定
数に最適値が無い場合に実施される。すなわち、コンパ
レータQ2は、ツェナーダイオードZD1により生成さ
れるしきい値即ち所要値より抵抗R5,R6の分圧電圧
レベルが低下するとオンし、出力電圧検出信号rを強制
的にローレベルに低下させる。ダイオードD4出力が充
分に出ているときはコンパレータQ2はオフしている。
【0066】(実施例9)図13に実施例9の出力電圧
検出部を示す。この場合実施例8がコンパレータQ2を
使っているのに対し、トランジスタTr2,Tr3によ
り出力電圧検出信号rを低下させる。巻線N4のDCの
出力が低下すると、抵抗R5,R6の分圧信号が低下
し、トランジスタTr2をオンする。トランジスタTr
2がオンするとトランジスタTr3をオンし出力電圧検
出信号rを低下させ、トランスT1の1次側スイッチン
グを再開させる。なお、実施例7〜9は、出力が3個以
上の電源にも適用できる。
【0067】(実施例10)図14は実施例10の要部
ブロック図である。図9のブロックAおよびCPUコ
ア,ROM,RAM等のディジタル回路,D−Aコンバ
ータ等のアナログ回路を1チップCUP上に集積した例
の簡単なブロック図である。本チップで複写機,プリン
タの電源制御,シーケンス制御のほとんど行える。
【0068】チップCHPのブロックAからの信号でコ
ンバータトランスT1の駆動回路1を駆動する。コンバ
ータトランスT1の出力は高精度の電圧を必要とする2
4V電源、1次帯電器PCH用のVP 電源、転写帯電器
用TCHのVt電源に用いられる。他の分離用電源,現
像用電源等に用いても勿論構わない。そして、出力電圧
検出部は高精度の定電圧を必要とする24V電源部に設
けられる。
【0069】1次帯電器PCHはドラムDRを一様に帯
電し、その後イメージ露光,現像を行った後、転写帯電
器TCHにより記録紙上に現像が転写される。
【0070】一方、CPUコアは、ROM内に記憶され
たプログラムおよびRAM内のデータに従ってブロック
Aの制御用データX,Y,ZおよびWの値を出力すると
共に、複写機の各部のシーケンス制御信号SCを各外部
回路に出力しタイミング制御を行う。
【0071】以上説明したように、実施例6〜10によ
れば、コンバータトランスの2次巻線出力を整流・平滑
した信号に、同2次巻線出力を整流し微分要素を含むフ
ィルタで取り出した信号を容量結合して検出信号として
いるので、出力のDCレベルが正確に設定値に制御さ
れ、かつ制御系の応答特性がよい。よって出力変動が少
なく、リップル分が少なく、負荷の急変に対し安定に応
答する電源装置が得られる。
【0072】さらに、第2の2次巻線の出力整流・平滑
した電圧のレベルが所要値以下になったとき、検出信号
のレベルを低下させた場合は、第2の2次巻線の出力を
整流・平滑した電圧が極端に低下しないようにできる。
よって第2の2次巻線に接続された3端子レギュレータ
の出力保障電圧等が確保できる。また、アップ/ダウン
カウンタのカウントアップ,ダウンを制限することによ
りノイズによる誤動作が防止でき、トランスの磁気飽和
防止できる。さらにシーケンス制御CPUと電源制御回
路を1つのチップに集積することにより電源制御,シー
ケンス制御等の制御回路を小型化できる。
【0073】なお、各実施例においては、2系統の出力
電圧を容量結合により重畳しているが、オペアンプを用
いて加算回路で重畳してもよい。またディジタル信号に
直して加算重畳してもよく、この際、コンパレータ7と
してはディジタルコンパレータを用いることになる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力電圧が正確に設定値になるように制御でき、かつ応
答性のよい電源装置が提供できる。請求項2,請求項
の発明では、更に、特定の2次巻線の整流・平滑出力が
所要値以下にならないよう制御できるので3端子レギュ
レータの出力保障電圧等が確保でき、また請求項,請
求項の発明では、装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のブロック図
【図2】 実施例1のPWM制御手段のブロック図
【図3】 実施例1の動作タイミング図
【図4】 実施例2の出力電圧検出部の回路図
【図5】 実施例3の出力電圧検出部の回路図
【図6】 実施例4の出力電圧検出部の回路図
【図7】 実施例5の要部のブロック図
【図8】 従来例の出力電圧検出部の回路図
【図9】 実施例6のブロック図
【図10】 実施例6の動作タイミングチャート
【図11】 実施例7の出力電圧検出部の回路図
【図12】 実施例8の出力電圧検出部の回路図
【図13】 実施例9の出力電圧検出部の回路図
【図14】 実施例10の出力電圧検出部の回路図
【符号の説明】
C2,C3,C4 コンデンサ D2,D3 ダイオード N2 2次巻線 T1 コンバータトランス R1,R2 抵抗

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体スイッチング素子を用いてトラン
    スの1次巻線への直流の印加をオン/オフすることによ
    り前記トランスの2次巻線から交流を出力させ、この交
    流を整流平滑して負荷に供給するスイッチング電源装置
    において、 前記トランスの所定の2次巻線に接続される第1の整流
    ・平滑手段であって、前記負荷に供給されるべき直流を
    発生する第1の整流・平滑手段と、 前記所定の2次巻線に接続される第2の整流・平滑手段
    であって、前記第1の整流・平滑手段と前記負荷によっ
    て構成される回路の時定数より小さい時定数を有する第
    2の整流・平滑手段と、 前記第2の整流・平滑手段の出力と前記第1の整流・平
    滑手段の出力とを重畳する重畳手段と、 前記重畳手段からの出力に基づいて前記半導体スイッチ
    ング素子をオン/オフ制御する制御部と、 を備えたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の整流・平滑手段は、微分回路
    を有するフィルタ手段を含むことを特徴とする請求項1
    に記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 前記重畳手段は、容量結合により前記第
    2の整流・平滑手段の出力と前記第1の整流・平滑手段
    の出力とを重畳することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 前記トランスは前記所定の2次巻線とは
    異なる第2の2次巻線を有するとともに、 当該スイッチング電源装置は、さらに前記トランスの第
    2の2次巻線に接続された第3の整流・平滑手段と、 前記第3の整流・平滑手段の出力電圧を検出する検出手
    段と、 前記検出手段により検出された値が所要値以下になった
    とき、前記重畳手段の出力を低下させる重畳出力低下手
    段と、 を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載のスイッチング 電源装置。
  5. 【請求項5】 前記重畳出力低下検知手段は、演算回路
    を含んで構成される ことを特徴とする請求項4に記載の
    スイッチング電源装置。
  6. 【請求項6】 記制御部は、前記重畳手段の出力を 基準値と比較するコンパレータ
    と、前記 コンパレータの出力に基づいてカウントアップ又は
    カウントダウンするアップ/ダウンカウンタと、前記 トランスの所定巻線の出力波形から同期信号を生成
    する同期回路と、 前記同期信号および自身のアンダフローまたはオーバフ
    ローにより前記アップ/ダウンカウンタの出力値をロー
    ドするカウンタと、前記 カウンタの出力値と所定のディジタル値を比較す
    る第1のディジタルコンパレータと、 前記カウンタの出力と所定のディジタル値を比較しそ
    の比較出力により前記同期信号による前記カウンタのロ
    ード動作を禁止または許可する第2のディジタルコンパ
    レータと、 前記アップ/ダウンカウンタの出力値と所定のディジタ
    ル値を比較しその比較出力により前記アップ/ダウン
    カウンタのカウントアップ動作を禁止または許可する第
    3のディジタルコンパレータとを備え 前記第1のディジタルコンパレータの出力により前記ス
    イッチング素子をオン/オフさせる ことを特徴とする
    求項1ないし請求項5のいずれかに記載のスイッチング
    電源装置。
  7. 【請求項7】 前記制御部は、同一チップに集積された
    集積回路によって構成されることを特徴とする請求項6
    記載のスイッチング電源装置。
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