JP3259691B2 - マルチキャストシステム、及び受信装置 - Google Patents

マルチキャストシステム、及び受信装置

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JP3259691B2
JP3259691B2 JP26217698A JP26217698A JP3259691B2 JP 3259691 B2 JP3259691 B2 JP 3259691B2 JP 26217698 A JP26217698 A JP 26217698A JP 26217698 A JP26217698 A JP 26217698A JP 3259691 B2 JP3259691 B2 JP 3259691B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置と受信装
置とが、ネットワークを介して通信するマルチキャスト
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチキャスト(一斉同報)シス
テムは、ネットワークの伝送路が保証されているシステ
ムでの導入が一般的とされており、データの欠落などが
起きないことを前提に構築されている。しかし実際には
データの欠落などがあり、これを防止する技術として、
例えば、特開平9−261255号公報に記載された技
術がある。
【0003】特開平9−261255号公報に記載され
た技術は、確認応答パケットを生成するときに、マルチ
キャストグループの各メンバーから受信したデータパケ
ットに対する確認応答番号を1つの確認応答パケットと
してマルチキャストする。というものであり、仮にデー
タの欠落が発生した時には再送を行うことによりパケッ
ト損失を防止するものである。
【0004】また、従来、マルチキャストをリアルタイ
ム放送に適応させる要求が少なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術はデータの欠落が発生した時には再送が行われるの
で、リアルタイムを要求されるマルチキャストによるリ
アルタイム放送には不向きであった。そこで、本発明の
目的は、上記問題点を解決し、映像や音声などの圧縮さ
れたデジタルデータをネットワークを通じて複数の端末
に同時に配信(放送)をし、端末側でデコードおよび再
生を行うマルチキャストシステムにおける制御方法に関
するものであり、特にネットワークやクライアント側の
端末における過負荷などの要因により発生するデータ遅
延や欠落に対する乱れを保護する技術を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する本発明
は、送信装置と受信装置とがネットワークを介して通信
するマルチキャストシステムであって、前記送信装置
は、送信するデータをパケットに変換し、各パケットに
パケットの連続性情報を付加する手段を有し、前記受信
装置は、パケットに付加された前記連続性情報から、パ
ケットで構成される所定の情報の復元可能性を判断し、
復元不可能な場合には復元不能情報を出力する判断手段
と、前記復元不能情報を受信すると、受信したパケット
のうち前記所定の情報を復元する為に用いられるパケッ
トを破棄する手段と、パケット受信のオーバーフローを
検出し、オーバーフロー情報を出力する手段と、前記オ
ーバーフロー情報を受信すると、受信したパケットのう
ち、オーバーフローによって情報の復元が不可能な情報
を構成するパケットを削除する手段とを有することを特
徴とする。
【0007】また、前記判断手段は、前記パケットの連
続性情報に基づいて、デコード手段でデコードする最小
単位のパケットが受信されていないと判断した場合に
は、復元不能情報を出力することを特徴とする。また、
前記判断手段は、復元する情報が映像であって、前記パ
ケットの連続性情報に基づいて、受信したパケットによ
り1フレームを構成できないと判断した場合には、復元
不能情報を出力することを特徴とする。
【0008】また、前記判断手段は、復元する情報が音
声であって、前記パケットの連続性情報に基づいて、受
信したパケットにより1音を構成できないと判断した場
合には、復元不能情報を出力することを特徴とする。ま
た、前記送信装置は、映像と音声とをデジタルデータに
変換するエンコード手段を有することを特徴とする。
【0009】また、前記受信装置は、パケットに付加さ
れた連続性情報から、連続性が無いと判断した場合で、
かつ喪失したパケットが置換可能な場合には、置換する
置換手段を有することを特徴とする。また、前記置換手
段は、置換するパケットが映像の場合は、フレームの置
換により映像を復元することを特徴とする。
【0010】また、前記置換手段は、置換するパケット
が音声の場合は、置換直前のデータで置換することを特
徴とする。
【0011】また、前記受信装置は、パケット受信のア
ンダーフローを検出しアンダーフロー情報を出力する手
段と、前記アンダーフロー情報を受信し、かつ受信した
パケットでは所定の情報の復元が不可能な場合には、前
記受信したパケットを削除する手段と、デコード手段を
一時停止させる停止手段と、を有することを特徴とす
る。
【0012】また、前記停止手段は、前記デコード手段
がデコードする情報が映像の場合は、現時点で表示して
いるフレームを連続してデコードし、静止画として停止
する手段を有することを特徴とする。また、前記停止手
段は、前記デコード手段がデコードする情報が音声の場
合は、デコードを停止する手段を有することを特徴とす
る。
【0013】
【0014】又は、上記目的を達成する本発明は、マル
チキャストシステムで、送信装置がデータをパケットに
変換して送信し、前記パケットを受信する受信装置であ
って、前記受信装置は、パケット受信のオーバーフロー
を検出しオーバーフロー情報を出力する手段と、前記オ
ーバーフロー情報を受信すると、受信したパケットのう
ち、オーバーフローによって情報の復元が不可能な情報
を構成するパケットを削除する手段と、パケット受信の
アンダーフローを検出しアンダーフロー情報を出力する
手段と、前記アンダーフロー情報を受信し、かつ受信し
たパケットでは所定の情報の復元が不可能な場合には、
前記受信したパケットを削除する手段と、デコード手段
を一時停止させる停止手段とを有することを特徴とす
る。
【0015】
【0016】また、前記停止手段は、前記デコード手段
がデコードする情報が映像の場合は、現時点で表示して
いるフレームを連続してデコードし、静止画として停止
する手段を有することを特徴とする。また、前記停止手
段は、前記デコード手段がデコードする情報が音声の場
合は、デコードを停止する手段を有することを特徴とす
る。
【0017】これらの手段により、復元可能な情報だけ
を再生することにより、再生の乱れを防げる。
【0018】
【0019】
【0020】 〔発明の詳細な説明〕
【0021】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置と受信装
置とが、ネットワークを介して通信するマルチキャスト
システムに関する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態の構成図である。図1中、10はサー
バである。サーバ10は後述するエンコーダ部11、及
びパケットヘッダ処理部12を有する。そして、サーバ
10は映像、及び音声をリアルタイムにエンコードし、
後述するネットワーク20を介して複数のクライアント
端末30に同時に配信(放送)するものである。
【0023】11はエンコーダ部である。エンコーダ部
11は、映像及び音声をリアルタイムにエンコードし、
デジタルデータに変換するものである。12はパケット
ヘッダ処理部である。パケットヘッダ処理部12は、エ
ンコーダ部11でエンコードしたデータをパケット化
し、そのパケットのヘッダに、パケットの順番を示す巡
回データを付加するものである。
【0024】20はネットワークである。尚、本実施形
態ではサーバ10と、後述するクライアント端末30と
は、ネットワーク20を介して接続される。30はクラ
イアント端末である。クライアント端末30は、後述す
るデコーダ部31、連続性判定処理部32、パケット判
別処理部33、データ破棄処理部34、データ置換処理
部35、データバッファ部36、バッファ量管理部3
7、及びデコーダ制御処理部38を有する。そしてクラ
イアント端末30は、ネットワーク20を介して、サー
バ10から配信(放送)されるパケットを受信し、前記
パケットのデータをデコードし、映像の表示、及び音声
の再生を行うものである。
【0025】31はデコーダ部である。デコーダ部31
は前記データをデコードし、映像、及び音声の再生を行
なうものである。32は連続性判定処理部である。連続
性判定処理部32は、サーバ10からネットワーク20
を介して配信(放送)されたパケットを受信し、そのパ
ケットの巡回データに基づいて、パケットの連続性が保
たれているか否かの識別を行う。そして、パケットと、
識別結果とを後述するパケット判別処理部33に転送す
る。
【0026】33はパケット判別処理部である。パケッ
ト判別処理部33は前記識別結果に基づいて、パケット
に連続性が有る場合は、最小デコード(デコーダ部31
が、デコードできる最小データ量)毎に後述するデータ
バッファ部36に転送する。また、前記識別結果に基づ
いて、パケットに連続性が無い場合は、パケット判別処
理部33は、喪失したパケットの構成を判別し、パケッ
トのデータ種類や喪失量の度合いにより、データ置換の
可否を識別する。前記識別の結果、データ置換が不可能
な場合は後述するバッファ量管理部37、及びデコーダ
制御処理部38に指示し(データが抜けたことを指示す
る)、デコーダ37が不正なデータを再生しないように
制御させる。また、前記識別の結果、データ置換が可能
な場合は、パケットのデータを後述するデータ破棄処理
部34に転送する。
【0027】34はデータ破棄処理部である。データ破
棄処理部34は、映像データに対しては表示の最小単位
であるフレーム単位となるよう中途半端なデータを破棄
する。そして、フレーム単位のデータを後述するデータ
置換処理部35に転送する。また、音声に対しても同様
に最小復号ユニット単位となるようデータの破棄を行な
う。そして、最小復号ユニット単位のデータを後述する
データ置換処理部35に転送する。
【0028】35はデータ置換処理部である。データ置
換処理部35は、映像データの場合は、破棄されたフレ
ームに対して差分なしの同様フレームへの置換を行い、
データバッファ部36へフレームデータの転送を行う。
音声の場合は前のデータと同一のデータへの置換を行
う。36はデータバッファ部である。データバッファ部
36は、パケット判別処理部33、及びデータ置換処理
部35より転送されたデータを格納するものである。そ
して、そのデータは一定時間ごとに後述するデコーダ部
31により引き出される。
【0029】37はバッファ量管理部である。バッファ
量管理部37は、データバッファ部36のデータ量を監
視するものである。例えば、パケットの連続性は確保で
きるがネットワーク20の過負荷によりデータ伝送に遅
延が発生した場合、データバッファ部36が空になり、
後述するデコーダ部31への再生データの供給が不十分
となる。このため、デコーダ部31は完全なデコードが
できなく映像、及び音声の乱れが生じてしまう。そこ
で、バッファ量管理部37は、データバッファ部36を
監視し、データが再生単位より下回ったときには後述す
るデコーダ制御処理部38に指示を出し、デコーダ部3
1を制御させて再生を中断し、再生可能な状態を待ちデ
コードの再開を実施する。また、端末側の負荷等により
データバッファ部36が溢れる場合には、バッファ量管
理部37は、データバッファ部36が格納しているデー
タの破棄を行わせる。すなわち、映像、及び音声を飛ば
しオーバフローによるデータの乱れを防止する。
【0030】38はデコーダ制御処理部である。デコー
ダ制御処理部38はネットワーク20の過負荷等により
データ伝送に遅延が発生した場合、デコーダ部31を制
御し再生を中断させ、再生可能な状態を待ちデコードの
再開を指示する。次に本実施形態の動作について説明す
る。まず、サーバ1はエンコーダ部11に、映像、及び
音声データを符号化させる。そして、エンコーダ部11
は、符号化した映像、及び音声データをパケットヘッダ
処理部12へ転送する。
【0031】次に、パケットヘッダ処理部12は符号化
された映像、及び音声データをパケット化する。この
際、パケットヘッダ処理部12はパケット毎に順番を示
す巡回データを付加する。そして、パケットヘッダ処理
部12は、パケットしたパケットデータをクライアント
端末30にネットワーク20を介して配信(放送)す
る。
【0032】クライアント端末30は、ネットワーク2
0を介して前記パケットデータを受信し、連続性判定処
理部32へ転送する。連続性判定処理部32は、転送さ
れたパケットデータ(以後、パケットデータAと称す
る)の巡回データと、パケットデータAの直前に転送さ
れたパケットデータ(以後、パケットデータBと称す
る)の巡回データとを比較する。パケットデータに喪失
がなければ、巡回データはパケットデータ毎に順次変化
するものである。そのため、パケットデータに喪失が発
生すると、巡回データの値が連続せずに、途切れたパケ
ットデータがクライアント端末30に送られる。連続性
判定処理部32は前記比較に基づいて、パケットデータ
Aと、パケットデータBとの連続性の有無を判断する。
次に、連続性判定処理部32はパケットデータAと、前
記連続性の有無の結果とをパケット判別処理部33に転
送する。
【0033】パケット判別処理部33は受け取ったパケ
ットデータが、連続性が有ると判断されている場合は、
映像、及び音声のデコード単位に構成し、データバッフ
ァ部36に転送する。このデータバッファ部36に蓄え
られたデータは逐次デコーダ部31に転送され、デコー
ド処理を行う、そして映像の表示、及び音声の再生が行
われる。
【0034】また、パケット判別処理部33は受け取っ
たパケットデータが、連続性が無いと判断されている場
合は、そのパケットデータは後述する復元可能か否かの
判断を行う。復元可能か否かの判断は、パケットデータ
の喪失が映像のBフレーム(Bidirectionally Predicti
ve-coded Picture)、Pフレーム(Predictive-codedPi
cture)、又は音声の復号ユニットである場合について
は、復元可能と判断する。また、パケットデータの喪失
が映像のIフレーム(Intra coded Picture )の場合、
またはパケットデータの喪失が複数発生した場合は復元
不可能と判断する。
【0035】パケット判別処理部33は復元可能と判断
したパケットデータはデータ破棄処理部34に転送す
る。データ破棄処理部34は前記パケットデータを再生
単位(フレーム)で識別し、喪失したパケットデータに
続く(映像、及び音声の時間的つながり)前記再生単位
(フレーム)の一部が喪失している場合は、その再生単
位(フレーム)を破棄する。つまりBフレームの場合は
そのBフレームのみ、Pフレームの場合は次のIフレー
ムまでのデータの破棄を行う。そして、残りのパケット
データをデータ置換処理部35に転送する。
【0036】データ置換処理部35は、破棄されたフレ
ームに対して差分なしの同様フレームへの置換を行い、
データバッファ部36へ転送を行う。音声については前
のデータと同一のデータへの置換を行う。パケット判別
処理部33は復元不可能と判断した場合には、バッファ
量管理部37に指示し、データバッファ部36に格納さ
れているデータを含めての破棄を行い、再生可能なデー
タの先頭からのデコード処理とする。
【0037】この時画面の崩れ、及び音声の異音が無い
ようにデコーダ制御処理部38に指示し、表示が途切れ
る前のフレームでの停止処理(静止画)、及び音声のミ
ュート処理を行う。これにより、デコーダ部31は復号
可能なデータが入力されるまでの再生の乱れを防げる。
次に、本実施形態において映像、及び音声データの到達
の遅延や端末の処理(又はリソース)による映像、及び
音声データのオーバフロー、及びアンダフロー時の動作
について説明する。
【0038】映像、及び音声データのオーバーフロー、
及びアンダーフローについてはクライアント端末30の
バッファ量管理部37がデータバッファ部36の状態を
監視することにより、判断する。それは、バッファ量管
理部37がデータバッファ部36の容量を見て、デコー
ド単位を下回ったならばアンダフローと判断し、デコー
ダ制御処理部38に指示し、再生可能な状態と判断され
るまで画面を停止(静止画)し、音声をミュートする。
【0039】また、バッファ量管理部37はデータバッ
ファ部36がある容量を超えたときにはオーバフローと
判断し、データバッファ部36に格納されているデータ
の破棄を行い、再生可能なデータの先頭からのデコード
処理とする。また、ネットワークのデータ量を削減する
ためにフレームを間引きし伝送されるデータは、パケッ
ト判別処理部33によりデータ破棄処理部34に転送さ
れる。そして、データ破棄処理部34は前記データを、
データ置換処理部35に転送する。
【0040】データ置換処理部35は前記データを、間
引きされたフレームに対して差分なしの同様フレームへ
の置換を行い、データバッファ部36へ転送を行う。次
に、他の実施形態について説明する。図2は他の実施形
態の構成図である。尚、他の実施形態の説明にあたっ
て、本実施形態と同様な部分については説明を省略し、
異なる部分についてのみ説明する。
【0041】図2中、40はクライアント端末である。
クライアント端末40は、デコーダ部31、データバッ
ファ部36、バッファ量管理部37、デコーダ制御処理
部38、後述する連続性判定処理部42、及び後述する
データ破棄処理部43、を有する。クライアント端末4
0は、ネットワーク20を介して、サーバ10から配信
(放送)されるデータを受信し、前記データをデコード
処理して映像の表示および音声の再生を行うものであ
る。
【0042】42は連続性判定処理部である。連続性判
定処理部41は、サーバ10からネットワーク20を介
して配信(放送)されたパケットデータを受信し、その
パケットデータの先頭に、付加された連続性を示す情報
に基づいて、パケットデータの連続性が保たれているか
否かの識別を行う。そして、パケットデータの連続性が
保たれている場合は、そのパケットデータを最小デコー
ド(デコード部31がデコードできる最小データ量)毎
にデータバッファ部36に受け渡す。また、パケットデ
ータの連続性が保たれて無い場合は、前記パケットデー
タをデータ破棄処理部43に転送する。
【0043】43はデータ破棄処理部である。データ破
棄処理部43は、映像データに対しては表示の最小単位
であるフレーム単位となるよう中途半端なデータを破棄
する。そして、フレーム単位のデータをデータバッファ
部36に転送する。また、音声に対しても同様に最小復
号ユニット単位となるようデータの破棄を行ない、デー
タ置換処理34に転送する。
【0044】次に、他の実施形態の動作について説明す
る。尚、通常動作およびネットワーク20によるデータ
の遅延、クライアント端末30による障害においては本
実施形態と同様の動作のため省略する。ここでは、ネッ
トワーク20側での負荷等によりパケットデータの喪失
に関して、説明する。
【0045】まず、ネットワーク20からの伝送される
パケットに喪失が発生すると、パケット毎に付加されて
いるパケット番号を示す巡回データの値が連続せずに、
途切れたパケットがクライアント端末40に送られる。
このパケットは連続性判定処理部42により、連続性が
ないと判断される。そして連続性判定処理部42は、前
記パケットと、前記パケットに連続性が無い旨の情報を
データ破棄処理部43に転送する。
【0046】前記転送を受けたデータ破棄処理部43
は、バッファ量管理部37に指示し、データバッファ部
36に格納されているデータを含めての破棄を行い、再
生可能なデータの先頭からのデコード処理とする。この
時画面の崩れ、及び音声の異音がないようにデコーダ制
御処理部38により表示が途切れる前のフレームで表示
の停止処理(静止画)、及び音声のミュート処理を行
う。これにより、デコーダ部31は復号可能なデータが
入力されるまでの再生の乱れを防げる。
【0047】つまり、欠落したデータを完全に復元する
事は難しいため復元処理を省き、映像が乱れない程度で
の処理を施すことにより構成の簡略化を行う。
【0048】
【効果】第一の効果はマルチキャストで起こり得るネッ
トワークにおけるデータ伝送障害に対して映像や音声が
乱れることなく、表示および再生を行うことができるこ
とである。その理由は、端末側で転送パケットおよびデ
ータ構造の解析を行うことより、不具合を引き起こすア
ンダーフロー/オーバーフローを判別し、デコード処理
制御を行う手段を設けた為である。
【0049】第二の効果は端末側での負荷やサーバ側と
の制御時間の不整合による障害に対しても、映像、及び
音声が乱れることなく、再生を行うことができることで
ある。その理由は、端末側で保有しているデータバッフ
ァを常に監視する処理を設けたことにより、デコードの
予測が可能となることによる。第三の効果は送信装置側
において、フレーム間引きを施したデータに関しても補
間により、再生を乱すことなくできることである。その
理由は、端末側においてフレームデータを置換できる手
段を設けた為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる本実施形態の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明に係わる他の実施形態の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 サーバ 11 エンコーダ部 12 パケットヘッダ処理部 20 ネットワーク 30 クライアント端末 31 デコーダ部 32 連続性判定処理部 33 パケット判別処理部 34 データ破棄処理部 35 データ置換処理部 36 データバッファ部 37 バッファ量管理部 38 デコーダ制御処理部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/28

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置と受信装置とがネットワークを
    介して通信するマルチキャストシステムであって、 前記送信装置は、 送信するデータをパケットに変換し、各パケットにパケ
    ットの連続性情報を付加する手段を有し、 前記受信装置は、 パケットに付加された前記連続性情報から、パケットで
    構成される所定の情報の復元可能性を判断し、復元不可
    能な場合には復元不能情報を出力する判断手段と、 前記復元不能情報を受信すると、受信したパケットのう
    ち前記所定の情報を復元する為に用いられるパケットを
    破棄する手段と、 パケット受信のオーバーフローを検出し、オーバーフロ
    ー情報を出力する手段と、 前記オーバーフロー情報を受信すると、受信したパケッ
    トのうち、オーバーフローによって情報の復元が不可能
    な情報を構成するパケットを削除する手段と、 パケット受信のアンダーフローを検出しアンダーフロー
    情報を出力する手段と、 前記アンダーフロー情報を受信し、かつ受信したパケッ
    トでは所定の情報の復元が不可能な場合には、前記受信
    したパケットを削除する手段と、 デコード手段を一時停止させる停止手段 とを有すること
    を特徴とするマルチキャストシステム。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、前記パケットの連続性
    情報に基づいて、デコード手段でデコードする最小単位
    のパケットが受信されていないと判断した場合には、復
    元不能情報を出力することを特徴とする請求項1に記載
    のマルチキャストシステム。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、復元する情報が映像で
    あって、前記パケットの連続性情報に基づいて、受信し
    たパケットにより1フレームを構成できないと判断した
    場合には、復元不能情報を出力することを特徴とする請
    求項1に記載のマルチキャストシステム。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、復元する情報が音声で
    あって、前記パケットの連続性情報に基づいて、受信し
    たパケットにより1音を構成できないと判断した場合に
    は、復元不能情報を出力することを特徴とする請求項1
    に記載のマルチキャストシステム。
  5. 【請求項5】 前記送信装置は、映像と音声とをデジタ
    ルデータに変換するエンコード手段を有することを特徴
    とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のマルチ
    キャストシステム。
  6. 【請求項6】 前記受信装置は、パケットに付加された
    連続性情報から、連続性が無いと判断した場合で、かつ
    喪失したパケットが置換可能な場合には、置換する置換
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載のマルチ
    キャストシステム。
  7. 【請求項7】 前記置換手段は、置換するパケットが映
    像の場合は、フレームの置換により映像を復元すること
    を特徴とする請求項6に記載のマルチキャストシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記置換手段は、置換するパケットが音
    声の場合は、置換直前のデータで置換することを特徴と
    する請求項6又は請求項7に記載のマルチキャストシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記停止手段は、前記デコード手段がデ
    コードする情報が映像の場合は、現時点で表示している
    フレームを連続してデコードし、静止画として停止する
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載のマルチ
    キャストシステム。
  10. 【請求項10】 前記停止手段は、前記デコード手段が
    デコードする情報が音声の場合は、デコードを停止する
    手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項9に
    記載のマルチキャストシステム。
  11. 【請求項11】 マルチキャストシステムで、送信装置
    がデータをパケットに変換して送信し、前記パケットを
    受信する受信装置であって、 前記受信装置は、パケット受信のオーバーフローを検出
    しオーバーフロー情報 を出力する手段と、 前記オーバーフロー情報を受信すると、受信したパケッ
    トのうち、オーバーフローによって情報の復元が不可能
    な情報を構成するパケットを削除する手段と、パケット
    受信のアンダーフローを検出しアンダーフロー情報を出
    力する手段と、 前記アンダーフロー情報を受信し、かつ受信したパケッ
    トでは所定の情報の復元が不可能な場合には、前記受信
    したパケットを削除する手段と、 デコード手段を一時停止させる停止手段とを有すること
    を特徴とする受信装置。
  12. 【請求項12】 前記停止手段は、前記デコード手段が
    デコードする情報が映像の場合は、現時点で表示してい
    るフレームを連続してデコードし、静止画として停止す
    る手段を有することを特徴とする請求項11に記載の受
    信装置。
  13. 【請求項13】 前記停止手段は、前記デコード手段が
    デコードする情報が音声の場合は、デコードを停止する
    手段を有することを特徴とする請求項11又は請求項1
    2に記載の受信装置。
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