JP3259523B2 - 白熱電球 - Google Patents

白熱電球

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JP3259523B2
JP3259523B2 JP13562794A JP13562794A JP3259523B2 JP 3259523 B2 JP3259523 B2 JP 3259523B2 JP 13562794 A JP13562794 A JP 13562794A JP 13562794 A JP13562794 A JP 13562794A JP 3259523 B2 JP3259523 B2 JP 3259523B2
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JP
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glass tube
molybdenum
lead wire
thin plate
external lead
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嵩 三野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Resistance Heating (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モリブデン薄板シール
構造の白熱電球に関し、モリブデン薄板が空気、水分に
より酸化されるのを防止する構成に特徴を有するもの
で、特に冷蔵庫の霜取り用の熱源として最適な白熱電球
の具体構成を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】モリブデン薄板シール構造の白熱電球
は、石英ガラス管内に挿入されたタングステンフィラメ
ントの端部リード線をモリブデン薄板に接続し、そのモ
リブデン薄板にモリブデンよりなる外部リード線を接続
し、前記モリブデン薄板の部分で前記石英ガラス管を押
し潰して、前記フィラメントを前記ガラス管内に封入し
ている。
【0003】しかし、外部リード線と石英ガラスとの界
面には、微小な隙間が形成されるため、点灯時にこの微
小な隙間から侵入した空気や水分によりモリブデンから
なる外部リード線およびモリブデン薄板が酸化劣化しや
すいという問題があった。また、この微小な隙間から侵
入した空気や水分によりモリブデンからなる外部リード
線とモリブデン薄板の酸化膨脹により封口部の石英ガラ
スが破損するという問題があった。そこで、従来におい
ては、低融点ガラスを外部リード線と石英ガラスとの界
面に形成されていた微小な隙間に充填していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モリブ
デンと石英ガラスの熱膨脹係数差は約10倍あり、外部
リード線と石英ガラスとの界面に形成されてた微小な隙
間に充填した低融点ガラスには多数のヒビが生じるため
に、高温多湿な環境下や長期間の間には、モリブデンか
らなる外部リード線とモリブデン薄板が酸化劣化し、ひ
いては封口部の石英ガラスが破損するという問題が依然
として存在していた。本発明は、高温多湿な環境下や長
時間の使用の間にも、外部リード線やモリブデン薄板の
酸化劣化の少ない白熱電球を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の白熱電球は、ガラス管内に挿入されたフィ
ラメントの端部リード線をモリブデン薄板に接続し、そ
のモリブデン薄板に外部リード線を接続し、端部にガラ
ス管部が残存するように前記モリブデン薄板の部分で前
記ガラス管を押しつぶして、前記フィラメントを前記ガ
ラス管内に封入し、端部に残存する前記ガラス管部にパ
ラフィン材を充填するとともに、前記パラフィン材を弾
性変形可能なシリコーンゴムにより封じ込めたことを特
徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の白熱電球は、モリブデン薄板や外部
リード線が加熱され水分により酸化しやすい状態の点灯
時には、フィラメントの熱でパラフィン材が溶融状態と
なり、空気と水分をより完全な形で遮断し、モリブデン
からなる外部リード線とモリブデン薄板の酸化劣化を阻
止するものである。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明に係わる白熱電球の一実
施例の要部を示す一部切欠側面図であり、1は石英ガラ
ス管よりなる封体であり、その中には一端の端部リード
線5がモリブデン薄板3に接続されたフィラメント6が
挿入されており、このモリブデン薄板3には、電球外部
側に接続される外部リード線4が接続されている。この
外部リード線4はモリブデン薄板3との接続部分近傍は
モリブデンで構成され、途中よりニツケル線となってい
る。そして前記モリブデン薄板3および外部リード線4
のモリブデン部分で前記ガラス管1を押し潰し、前記フ
ィラメント6をガラス管1内に封入している。
【0008】以上の構成は、従来のこの種白熱電球と同
一である。本実施例の特徴は、前記の押し潰した封口部
分2の端部に一部ガラス管部7が残存するように押し潰
し、そして、その端部に残存するガラス管部7にパラフ
ィン材8を充填し、そのパラフィン材8を耐熱性で、弾
性のあるシリコーンゴム9で前記ガラス管部7に封じ込
めた点にある。なお、この封口部2の端部に残存するガ
ラス管部7の底面は、球曲面状に形成されており、パラ
フィン材8を充填する際に空気泡がこの底面部に付着す
ることが軽減されるように構成されている。
【0009】以上のように構成された白熱電球は、モリ
ブデン薄板や外部リード線のモリブデン部が加熱され空
気や水分により酸化しやすい状態の点灯時には、フィラ
メントの熱でパラフィン材が溶融し、空気と水分を遮断
し、モリブデンからなる外部リード線とモリブデン薄板
の酸化劣化を阻止するものである。
【0010】従って、この白熱電球を冷蔵庫の霜取り用
熱源として利用した場合、霜取り動作時に点灯される
と、フィラメント6の熱でパラフィン材8が溶融し、高
温で酸化しやすいモリブデンからなる外部リード線4と
モリブデン薄板3の酸化防止を果たしている。また、点
灯時のフィラメント6の熱でパラフィン材8の溶融膨脹
を弾性変形可能なシリコーンゴム9により封じ込めるこ
とにより、図2に示すようにシリコーンゴム9が変形し
てその流出を防いでいる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、封口部の端部に
存在するガラス管部にパラフィン材を充填し、シリコー
ンゴムによって封じ込めたことにより、耐酸化が向上
し、高温多湿な環境下でも使用できるものである。さら
に、シリコーンゴムによってガラス管部にパラフィン材
を封じ込めているので、パラフィン材の溶融膨張が生じ
てもシリコーンゴムが変形してその流出を防止できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における白熱電球の非点灯状態
の要部を示す一部切欠側面図
【図2】同実施例における白熱電球の点灯状態の要部を
示す一部切欠側面図
【符号の説明】
1 石英ガラス管 3 モリブデン薄板 4 外部リード線 6 フィラメント 8 パラフィン材 9 シリコーンゴム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス管内に挿入されたフィラメントの
    端部リード線をモリブデン薄板に接続し、そのモリブデ
    ン薄板に外部リード線を接続し、端部にガラス管部が残
    存するように前記モリブデン薄板の部分で前記ガラス管
    を押しつぶして、前記フィラメントを前記ガラス管内に
    封入し、端部に残存する前記ガラス管部にパラフィン材
    を封じ込めるとともに、前記パラフィン材を弾性変形可
    能なシリコーンゴムにより封じ込めたことを特徴とする
    白熱電球。
  2. 【請求項2】 端部に存在するガラス管部の底面が球曲
    面に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    白熱電球。
JP13562794A 1994-06-17 1994-06-17 白熱電球 Expired - Fee Related JP3259523B2 (ja)

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