JP3258943B2 - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Info

Publication number
JP3258943B2
JP3258943B2 JP25359297A JP25359297A JP3258943B2 JP 3258943 B2 JP3258943 B2 JP 3258943B2 JP 25359297 A JP25359297 A JP 25359297A JP 25359297 A JP25359297 A JP 25359297A JP 3258943 B2 JP3258943 B2 JP 3258943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide film
film
floating gate
gate
semiconductor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25359297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1197558A (ja
Inventor
敏晴 大谷
和巳 黒岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP25359297A priority Critical patent/JP3258943B2/ja
Priority to TW087104777A priority patent/TW423163B/zh
Priority to KR10-1998-0016424A priority patent/KR100367804B1/ko
Publication of JPH1197558A publication Critical patent/JPH1197558A/ja
Priority to US09/636,464 priority patent/US6479349B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3258943B2 publication Critical patent/JP3258943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローティングゲ
ートと該フローティングゲートに重なって形成されるコ
ントロールゲートとを有する不揮発性半導体記憶装置の
製造方法に関し、更に言えばフローティングゲートに蓄
積された電荷(電子)をコントロールゲート側に抜き取
ることによるデータの消去を繰り返し行う際の消去効率
の低下を抑制し、メモリセルのサイクル寿命を延長させ
るものである。
【0002】
【従来の技術】メモリセルが単一のトランジスタからな
る電気的に消去可能な不揮発性半導体記憶装置、特にプ
ログラマブルROM(EEPROM:Electrically Erasable an
d Programmable ROM)においては、フローティングゲー
トとコントロールゲートとを有する2重ゲート構造のト
ランジスタによって各メモリセルが形成される。このよ
うな2重ゲート構造のメモリセルトランジスタの場合、
フローティングゲートのドレイン領域側で発生したホッ
トエレクトロンを加速してフローティングゲートに注入
することでデータの書き込みが行われる。そして、F−
N伝導(Fowler-Nordheim tunnelling)によってフローテ
ィングゲートからコントルールゲートへ電荷を引き抜く
ことでデータの消去が行われる。
【0003】図11は、フローティングゲートを有する
不揮発性半導体記憶装置のメモリセル部分の平面図で、
図12は、そのX−X線の断面図である。この図におい
ては、コントロールゲートがフローティングゲートと並
んで配置されるスプリットゲート構造を示している。P
型のシリコン基板1の表面領域に、選択的に厚く形成さ
れる酸化膜(LOCOS)よりなる複数の分離領域2が短冊状
に形成され、素子領域が区画される。シリコン基板1上
に、酸化膜3を介し、隣り合う分離領域2の間に跨るよ
うにしてフローティングゲート4が配置される。このフ
ローティングゲート4は、1つのメモリセル毎に独立し
て配置される。また、フローティングゲート4上の選択
酸化膜5は、選択酸化法によりフローティングゲート4
の中央部で厚く形成され、フローティングゲート4の端
部を鋭角にしている。これにより、データの消去動作時
にフローティングゲート4の端部で電界集中が生じ易い
ようにしている。
【0004】複数のフローティングゲート4が配置され
たシリコン基板1上に、フローティングゲート4の各列
毎に対応してコントロールゲート6が配置される。この
コントロールゲート6は、一部がフローティングゲート
4上に重なり、残りの部分が酸化膜3を介してシリコン
基板1に接するように配置される。また、これらのフロ
ーティングゲート4及びコントロールゲート6は、それ
ぞれ隣り合う列が互いに面対称となるように配置され
る。
【0005】前記コントロールゲート6の間の基板領域
及びフローティングゲート4の間の基板領域に、N型の
ドレイン領域7及びソース領域8が形成される。ドレイ
ン領域7は、コントロールゲート6の間で分離領域2に
囲まれてそれぞれが独立し、ソース領域8は、コントロ
ールゲート6の延在する方向に連続する。これらのフロ
ーティングゲート4、コントロールゲート6、ドレイン
領域7及びソース領域8によりメモリセルトランジスタ
が構成される。
【0006】そして、前記コントロールゲート6上に、
酸化膜9を介して、アルミニウム配線10がコントロー
ルゲート6と交差する方向に配置される。このアルミニ
ウム配線10は、コンタクトホール11を通して、ドレ
イン領域7に接続される。そして、各コントロールゲー
ト6は、ワード線となり、コントロールゲート6と平行
に延在するソース領域8は、ソース線となる。また、ド
レイン領域7に接続されるアルミニウム配線10は、ビ
ット線となる。
【0007】このような2重ゲート構造のメモリセルト
ランジスタの場合、フローティングゲート4に注入され
る電荷の量によってソース、ドレイン間のオン抵抗値が
変動する。そこで、フローティングゲート4に選択的に
電荷を注入することにより、特定のメモリセルトランジ
スタのオン抵抗値を変動させ、これによって生じる各メ
モリセルトランジスタの動作特性の差を記憶するデータ
に対応づけるようにしている。
【0008】ところで、シリコン基板1、フローティン
グゲート4及びコントロールゲート6の間を絶縁する絶
縁膜3は、図13に示すように3種類のシリコン酸化膜
3a〜3cより構成される。第1のシリコン酸化膜3a
は、シリコン基板1の表面を熱酸化することにより形成
されるゲート絶縁膜で、シリコン基板1とフローティン
グゲート4との間を絶縁する。尚、第1のシリコン酸化
膜3aは、フローティングゲート4が形成される際、フ
ローティングゲート4のパターニング時にフローティン
グゲート4の下面以外のシリコン酸化膜3aは所定量エ
ッチング除去される。
【0009】また、第2のシリコン酸化膜3bは、前記
シリコン基板1上に形成されることでフローティングゲ
ート4を被覆するようにCVD(Chemical Vapor Deposi
tion)法により化学気相形成されるCVD酸化膜であ
る。そして、第3のシリコン酸化膜3cは、第2のシリ
コン酸化膜3bが形成された後、シリコン基板1を熱酸
化することにより、前記フローティングゲート4の側壁
部と前記シリコン基板1の表面に形成される。これらの
第1〜第3のシリコン酸化膜3a〜3cは、3層構造を
成し、シリコン基板1とコントロールゲート6との間、
フローティングゲート4とコントロールゲート6との間
を絶縁する。即ち、3層構造の絶縁膜3でフローティン
グゲート4を被覆することにより、フローティングゲー
ト4とコントロールゲート6との間の耐圧を高め、メモ
リセルの書き込み動作及び読み出し動作時の誤動作、所
謂ライトディスターブ及びリードディスターブを防止す
るようにしている。
【0010】尚、上記したような従来技術に関する記載
は、本出願人が先に出願した特開平8−236647号
公報に開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記公報では、トンネ
ル酸化膜(酸化膜3)の最適化を図り、メモリセルトラ
ンジスタにおけるデータの書き込み/消去を繰り返すこ
とのできる回数(サイクル寿命)を延長している。しか
し、最近の更なるサイクル寿命の要求を満足するには不
十分なものとなってきている。
【0012】図8は、上記構成の従来装置におけるサイ
クル寿命の測定結果を示し、データの書き換え回数(横
軸)の増加につれて、測定した消去状態のメモリセルの
メモリセル電流(縦軸)が低下していく様子を示してい
る。この図に示すように従来の工程を経て製造された不
揮発性半導体記憶装置では、セル電流が判定可能レベル
(例えば、前記した消去状態のメモリセルのメモリセル
電流の初期値100μAの30%程度:メモリセル電流
30μA)まで低下するまでの書き換え回数が、およそ
7万回であることを示している。一般のプログラマブル
メモリにおいては、データの書き込み/消去の繰り返し
は10万回程度が必要とされており、7万回程度では不
十分であり、更なる書き換え回数を可能にしたい。
【0013】そこで、本願出願人は、フローティングゲ
ートとコントロールゲートとの間に形成されるトンネル
酸化膜の構成を適正化してメモリセルトランジスタのサ
イクル寿命の更なる向上を図ることを目的とし、トンネ
ル酸化膜の膜質とサイクル寿命との間に以下に記載する
因果関係があることを突きとめた。即ち、消去動作時に
前記フローティングゲートから飛び出した電荷(電子)
がコントロールゲートとの間に生じた電界により加速さ
れエネルギーを持つために、この電荷(電子)に起因し
て第2のシリコン酸化膜とコントロールゲートの界面付
近にトラップサイトを発生し易く、このトラップサイト
に電子がトラップされ、消去効率を低下させるというも
のである。
【0014】そこで本発明は、絶縁膜の構成を適正化し
て前記トラップサイトの発生を抑制することでメモリセ
ルトランジスタのサイクル寿命の更なる向上を可能とす
る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、フローティングゲートとコントロールゲートとの間
に形成されるトンネル酸化膜は、減圧CVD法により化
学気相成長させたCVD酸化膜と熱酸化法により成長さ
せた熱酸化膜から成り、前記熱酸化膜を形成する前の前
記CVD酸化膜をN2OまたはNOまたはNH3を含む窒
化雰囲気中で熱処理する工程を有するものである。
【0016】また、本発明のトンネル酸化膜の形成工程
において、およそ800℃乃至900℃の減圧CVD炉
内にモノシラン(SiH4)とN2Oあるいはジクロルシ
ラン(SiH2Cl2)とN2Oを用いた減圧CVD法で
CVD酸化膜を形成した後に、およそ900℃乃至10
00℃の拡散炉内にN2OまたはNOまたはNH3を供給
することで、N2OまたはNOまたはNH3を含む窒化雰
囲気で熱処理を行うものである。
【0017】これにより、前記コントロールゲートとト
ンネル酸化膜との界面部分に窒素原子を導入し、Siと
Oにより形成される結合中に編入することによりトンネ
ル酸化膜の膜質を改善することができ、トラップサイト
を抑制することができる。従って、前記トラップサイト
の発生が抑制されるため、消去動作時にフローティング
ゲートから飛び出した電荷(電子)がトラップされる割
合が減少し、サイクル寿命の向上が可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の不揮発性半導体
記憶装置のメモリセルトランジスタの構造を説明するた
めの図である。P型の半導体基板であるシリコン基板1
の表面に第1のシリコン酸化膜12が形成され、この第
1のシリコン酸化膜12上に多結晶シリコン膜からなる
フローティングゲート13が配置される。この第1のシ
リコン酸化膜12は、シリコン基板1の表面を熱酸化す
ることにより形成されるゲート絶縁膜で、フローティン
グゲート13を形成する際のエッチング工程によりフロ
ーティングゲート13の下以外の部分の該シリコン酸化
膜12は削られ薄く形成される。フローティングゲート
13上には、フローティングゲート13の端部で膜厚が
薄くなる選択酸化膜14が形成される。この選択酸化膜
14は、フローティングゲート13を形成する前にフロ
ーティングゲートとなる多結晶シリコン膜の表面を選択
酸化することによって形成される。これにより、フロー
ティングゲート13の角部が鋭角に形成され、後述する
コントロールゲート17側で電界集中が起きやすいよう
にしている。
【0019】前記フローティングゲート13が形成され
たシリコン基板1上に、フローティングゲート13及び
選択酸化膜14を被覆するように第2のシリコン酸化膜
15が形成される。この第2のシリコン酸化膜15は、
CVD法により形成されるCVD酸化膜で、該シリコン
酸化膜15中には窒素原子が含有されている。また、前
記シリコン基板1の表面と前記フローティングゲート1
3の側壁部に第3のシリコン酸化膜16が形成される。
この第3のシリコン酸化膜16は、第2のシリコン酸化
膜15をCVD法により形成した後に全面を熱酸化する
ことによって形成される熱酸化膜である。従って、前記
フローティングゲート13とコントロールゲート17と
の間に形成されるトンネル酸化膜は、上記した第1のシ
リコン酸化膜12、第2のシリコン酸化膜15及び第3
のシリコン酸化膜16からなる3層構造の絶縁膜から構
成されている。
【0020】前記トンネル酸化膜としての第3のシリコ
ン酸化膜16上には、シリコン基板1の表面からフロー
ティングゲート13上に跨り、多結晶シリコン膜からな
るコントロールゲート17が形成される。そして、この
コントロールゲート17に隣接するシリコン基板1の表
面に、N型の不純物が拡散されたドレイン領域18が形
成され、同様に、フローティングゲート13に隣接する
シリコン基板1の表面にN型の不純物が拡散されたソー
ス領域19が形成される。このドレイン領域18及びソ
ース領域19が、フローティングゲート13及びコント
ロールゲート17と共にメモリセルトランジスタを構成
する。尚、このメモリセルトランジスタは、図11と同
様にシリコン基板1上に複数個が行列配置され、メモリ
セルアレイを形成する。
【0021】以上の不揮発性半導体記憶装置におけるデ
ータの書き込み、消去及び読み出しの各動作は、例え
ば、以下のようにして行われる。書き込み動作において
は、コントロールゲート17の電位を2V、ドレイン領
域18の電位を0.5V、ソース領域19の電位を12
Vとする。これにより、ドレイン領域18付近で発生す
るホットエレクトロンがフローティングゲート13側へ
加速され、第1のシリコン酸化膜12を通してフローテ
ィングゲート13に注入されてデータの書き込みが行わ
れる。
【0022】一方、消去動作においては、ドレイン領域
18及びソース領域19の電位を0Vとし、コントロー
ルゲート17を14Vとする。これにより、フローティ
ングゲート13内に蓄積されている電荷(電子)が、フ
ローティングゲート13の角部の鋭角部分からFN伝導
によって前記トンネル酸化膜を突き抜けてコントロール
ゲート17に放出されてデータが消去される。
【0023】そして、読み出し動作においては、コント
ロールゲート17の電位を4Vとし、ドレイン領域18
を2V、ソース領域19を0Vとする。このとき、フロ
ーティングゲート13に電荷(電子)が注入されている
と、フローティングゲート13の電位が低くなるため、
フローティングゲート13の下にはチャネルが形成され
ずドレイン電流は流れない。逆に、フローティングゲー
ト13に電荷(電子)が注入されていなければ、フロー
ティングゲート13の電位が高くなるため、フローティ
ングゲート13の下にチャネルが形成されてドレイン電
流が流れる。そこで、ドレイン領域18から流れ出す電
流をセンスアンプにより検出することでメモリセルトラ
ンジスタのオン/オフの判定、即ち、書き込まれたデー
タの判定が行える。尚、上記したように本実施の形態の
不揮発性半導体記憶装置及び従来の不揮発性半導体装置
のオン/オフの判定レベルの限界点として、図8に示す
ように消去時のメモリセル電流が初期値100μAの3
0%となる30μAまで低下した点をデータの書き換え
回数の限界点とし、メモリセルトランジスタの寿命と規
定している。
【0024】続いて、本発明の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法を説明する。 第1工程:図2 P型のシリコン基板1の表面を熱酸化して第1のシリコ
ン酸化膜12を例えば150Åの膜厚に形成する。更
に、第1のシリコン酸化膜12上に、CVD法により多
結晶シリコン膜21を例えば1700Åの膜厚に形成す
る。そして、多結晶シリコン膜21の表面に耐酸化膜と
なるシリコン窒化膜22を形成し、このシリコン窒化膜
22をパターニングしてフローティングゲート13を形
成する位置に開口23を形成する。
【0025】第2工程:図3 シリコン窒化膜22の開口23部分で、多結晶シリコン
膜21の表面を選択酸化して選択酸化膜14を形成す
る。その後、シリコン窒化膜22はエッチングにより除
去する。 第3工程:図4 多結晶シリコン膜21を選択酸化膜14をマスクとして
エッチングし、選択酸化膜14の下に角部が鋭角となる
フローティングゲート13を形成する。このとき、選択
酸化膜14の形成されていない部分については、第1の
シリコン酸化膜12の一部、例えば100Å程度の膜厚
を残すようにしている。
【0026】第4工程:図5 シリコン基板1上に、CVD法によりフローティングゲ
ート13及び選択酸化膜14を被覆するように第2のシ
リコン酸化膜15を200Å程度の膜厚で形成する。
尚、前記第2のシリコン酸化膜15は、およそ800℃
乃至900℃(本実施の形態では800℃に設定)の減
圧(LP)CVD炉内にモノシラン(SiH4)とN2
O、あるいはジクロルシラン(SiH2Cl2)とN2O
とを例えば流量比300cc:3000ccの比率で用
い、真空度0.5乃至5Torrの条件下の減圧(L
P)CVD法によりHTO(High Temperature Oxide)
膜と称されるCVD酸化膜である。
【0027】続いて、およそ900℃乃至1000℃
(本実施の形態では950℃に設定)の拡散炉内に流量
300cc乃至3000cc程度のN2Oを供給し、お
よそ5分〜10分間のN2Oアニールを行う。これによ
り、前記第2のシリコン酸化膜15内に窒素原子(図5
等に示す第2のシリコン酸化膜15中の×印参照)が混
入される。これにより、従来の課題(前記コントロール
ゲート17と第2のシリコン酸化膜15との界面部分に
は前記フローティングゲート13から飛び出しコントロ
ールゲートとの電界で加速されエネルギーを持った電荷
(電子)に起因してトラップサイトが発生し易く、この
トラップサイトの発生領域で消去動作時にフローティン
グゲート13から飛び出した電荷(電子)がトラップさ
れるため、消去効率が低下する。)を抑制できる。即
ち、そのトラップサイト発生領域に対応する第2のシリ
コン酸化膜15に窒素原子を含有させることにより、そ
の領域のO−Si−Oの形を取らないダングリングボン
ドの未結合手を3価の窒素原子によってターミネートす
ることが可能となり、ダングリングボンドを抑制するこ
とができる。従って、電荷(電子)トラップサイトとな
るダングリングボンドの発生が抑制されるため、消去動
作時にフローティングゲートから飛び出した電子がトラ
ップされる割合が減少し、消去効率の低下を抑制するこ
とができる。
【0028】また、本実施形態では、前記第2のシリコ
ン酸化膜15を窒化処理する際にN2Oアニールを行っ
ているが、N2Oに限らず、例えばNO、NH3等の窒化
雰囲気中で熱処理を行うようにしても良い。図8は本発
明装置と従来装置におけるサイクル寿命を説明するため
の図であり、データの書き換え回数(横軸)の増加につ
れて、消去状態のメモリセルのメモリセル電流(縦軸)
が低下していく様子を示している。この図に示すように
従来の工程を経て製造された不揮発性半導体記憶装置で
は、メモリセル電流が判定可能レベル(例えば、セル電
流30μA)まで低下するまでの書き換え回数が、およ
そ7万回であったものが、本発明の工程を経て製造され
た不揮発性半導体記憶装置では、メモリセル電流が判定
可能レベルまで低下するまでの書き換え回数が、およそ
10万回に向上したことを示している。
【0029】このように本発明では、トンネル酸化膜の
一部である前記第2のシリコン酸化膜15に対してN2
O、NO、NH3等を含む窒化雰囲気中で熱処理を行う
ことで、サイクル寿命を従来装置に比べておよそ1.5
倍程度向上させることができた。 第5工程:図6 CVD法による第2のシリコン酸化膜15が形成された
シリコン基板1を拡散炉内で熱酸化することにより、第
3のシリコン酸化膜16を例えば200Åの膜厚に形成
する。この熱酸化においては、第2のシリコン酸化膜1
5を介して前記シリコン基板1の表面及びフローティン
グゲート13の側壁部にシリコン酸化膜が成長する。
【0030】第6工程:図7 シリコン基板1上に第1のシリコン酸化膜12及び2層
構造の絶縁膜を介して多結晶シリコン膜24を例えば3
000Åの膜厚に形成する。そして、この多結晶シリコ
ン膜24をパターニングしてフローティングゲート13
と一部が重なるコントロールゲート17を形成する。
尚、当該コントロールゲート17は、ポリシリコン膜及
びタングステンシリサイド(WSix)膜から成る2層
構造としても良い。
【0031】この後、リン等のN型の不純物をフローテ
ィングゲート13及びコントロールゲート17をマスク
としてシリコン基板1にセルフアライメント注入するこ
とで、図1に示すように、ドレイン領域18及びソース
領域19が形成される。以上の製造方法によれば、上記
したように減圧(LP)CVD炉によりトンネル酸化膜
となるHTO膜を形成した後に、続けて拡散炉によりN
2O、NO、NH3等の窒化雰囲気中で熱処理を行うこと
で、第2のシリコン酸化膜15内に窒素原子が入り込む
ことになる。ここで、上記したようにコントロールゲー
ト17と第2のシリコン酸化膜15との界面部分にはト
ラップサイト発生領域が存在し、そのトラップサイト発
生領域にはO−Si−Oの形をとらないダングリングボ
ンドが発生しやすい。しかし、そのトラップサイト発生
領域に対応する第2のシリコン酸化膜15に窒素原子を
含有させることにより、そのダングリングボンドの未結
合手を3価の窒素原子によってターミネートすることが
可能となり、ダングリングボンドを抑制することができ
る。従って、電荷(電子)トラップサイトとなるダング
リングボンドの発生が抑制されるため、消去動作時にフ
ローティングゲートから飛び出した電子がトラップされ
る割合が減少し、消去効率の低下を抑制でき、サイクル
寿命の向上が図れる。
【0032】尚、本実施の形態では、減圧(LP)CV
D炉によりトンネル酸化膜となる第2のシリコン酸化膜
15を形成した後に、続けて拡散炉によりN2O、N
O、NH3等の窒化雰囲気中で熱処理を行うことで、ト
ンネル酸化膜内に含有させる窒素原子の分布を以下に説
明するように調整することができる。即ち、一般にN2
Oアニール等で窒化処理を行った場合、図9に示すよう
にSiO2(第2のシリコン酸化膜15)とSi(フロ
ーティングゲート13)の界面付近に窒素分布のピーク
ができる(900℃乃至1000℃の間で処理温度の低
い方が、窒素分布のピークがSiO2側の表面側に近づ
く。)。
【0033】そして、次工程で第3のシリコン酸化膜1
6を形成する際の熱処理により再酸化することで、図1
0に示すように窒素分布のピークがSiO2(第2のシ
リコン酸化膜15)側にシフトする。尚、この熱処理時
に窒素分布がシフトしながら幾分広がったとしても良
い。以上のことから、前述したようにトラップサイト
は、第2のシリコン酸化膜15とコントロールゲート1
7との界面付近に形成され易いことから、本実施の形態
のように第3のシリコン酸化膜16を形成する前の第2
のシリコン酸化膜15に窒化処理を行い、該第3のシリ
コン酸化膜16を形成する際の熱処理により、窒素分布
のピークを第2のシリコン酸化膜15の表面側にシフト
させ、第2のシリコン酸化膜15とコントロールゲート
17との界面付近に分布させることで、よりトラップサ
イトの発生を抑制することができる。
【0034】また、本発明では、トンネル酸化膜の一部
となる第2のシリコン酸化膜としてモノシラン(SiH
4)とN2O、あるいはジクロルシラン(SiH2Cl2)
とN2Oとの反応により形成されるCVD酸化膜として
のHTO膜を用いているため、高品質のシリコン酸化膜
を形成することができる。特に、ジクロルシラン(Si
H2Cl2)を用いた場合には、TDDB(Time Depende
nt Dielectric Breakdown)特性等の電気特性が向上し
たり、モノシラン(SiH4)よりHが少ないため、C
VD酸化膜内に含まれるHの量が減少し、これに関連す
る不具合(ホールの発生原因となり絶縁破壊を引き起こ
す)が減少できると共に、成膜レートが遅くなるので膜
厚制御性が良くなり、ウエハ面内及びウエハ面間のバラ
ツキを抑制することができる。更に言えば、反応ガスの
循環性が良くなり、ウエハ間隔を狭くできるため、一回
のバッチで処理できるウエハ枚数が、モノシラン(Si
H4)でおよそ50枚に対し、ジクロルシラン(SiH2
Cl2)でおよそ100枚と倍増できるという利点もあ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、減圧(LP)CVD炉
において減圧(LP)CVD法によりトンネル酸化膜と
してのCVD酸化膜を形成した後に、窒化雰囲気中の拡
散炉で熱処理を行うことで、当該CVD酸化膜に対する
窒化処理が行え、該CVD酸化膜の膜質を高品質のもの
とすることができ、消去動作時においてフローティング
ゲートから飛び出た電荷(電子)がCVD酸化膜にトラ
ップされる割合を従来より減少させることができ、消去
効率の低下を防止し、長寿命な不揮発性半導体装置を提
供することができる。
【0036】また、前記CVD酸化膜をモノシラン(S
iH4)とN2O、あるいはジクロルシラン(SiH2C
l2)とN2Oとの反応により形成しているため、高品質
のCVD酸化膜を形成することができ、特にジクロルシ
ラン(SiH2Cl2)を用いた場合には、TDDB特性
等の電気特性が向上したり、モノシラン(SiH4)よ
りHが少ないため、CVD酸化膜内に含まれるHの量が
減少し、これに関連する不具合(ホールの発生原因とな
り絶縁破壊を引き起こす)が減少できる。更に言えば、
成膜レートが遅くなるので膜厚制御性が良くなり、ウエ
ハ面内及びウエハ面間のバラツキを抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性半導体記憶装置のメモリセル
トランジスタの構造を示す断面図である。
【図2】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第1の工程を示す断面図である。
【図3】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第2の工程を示す断面図である。
【図4】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第3の工程を示す断面図である。
【図5】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第4の工程を示す断面図である。
【図6】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第5の工程を示す断面図である。
【図7】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第6の工程を示す断面図である。
【図8】本発明及び従来の不揮発性半導体記憶装置にお
けるサイクル寿命を説明するための図である。
【図9】本発明による第2のシリコン酸化膜内への窒素
分布を示す図である。
【図10】本発明による第2のシリコン酸化膜内への窒
素分布を示す図である。
【図11】従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセル
の構造を示す平面図である。
【図12】図11のX−X線の断面図である。
【図13】従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセル
トランジスタの構造を示す断面図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−236647(JP,A) 特開 平9−139437(JP,A) 特開 平9−148459(JP,A) 特開 平4−65170(JP,A) 特開 平9−162185(JP,A) 特開 平9−321157(JP,A) 特開 平7−45727(JP,A) 特開 昭63−316480(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 21/318 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板上に形成されるフ
    ローティングゲートと、このフローティングゲートを被
    覆する絶縁膜と、この絶縁膜を介して前記フローティン
    グゲートの一端部上に重なるように形成されるコントロ
    ールゲートと、前記フローティングゲート及び前記コン
    トロールゲートに隣接する前記半導体基板の表面に形成
    される逆導電型の拡散領域とを備えた不揮発性半導体記
    憶装置の製造方法において、 前記絶縁膜は減圧CVD法により化学気相成長させたC
    VD酸化膜と熱酸化法により成長させた熱酸化膜から成
    り、少なくとも前記熱酸化膜を形成する前の前記CVD
    酸化膜を窒化雰囲気中で熱処理する工程を有することを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記CVD酸化膜がモノシラン(SiH
    4)とN2Oとの反応あるいはジクロルシラン(SiH2
    Cl2)とN2Oとの反応により形成された酸化膜である
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記CVD酸化膜を少なくともN2Oま
    たはNOまたはNH3を含む窒化雰囲気中で熱処理した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の不揮発
    性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記CVD酸化膜を減圧CVD炉内で形
    成した後に該CVD酸化膜を設定温度をおよそ900℃
    乃至1000℃に設定した拡散炉内で少なくともN2O
    またはNOまたはNH3を含む窒化雰囲気中で熱処理し
    たことを特徴とする請求項1または請求項2または請求
    項3記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 一導電型の半導体基板の表面を熱酸化し
    てゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上に第1の導電膜を形成した後に該導
    電膜をパターニングしてフローティングゲートを形成す
    る工程と、 前記フローティングゲートを被覆するように前記半導体
    基板上に減圧CVD法により減圧CVD酸化膜を化学気
    相成長させる工程と、 前記減圧CVD酸化膜を窒化雰囲気中で熱処理する工程
    と、 前記半導体基板の表面を熱酸化して前記フローティング
    ゲートの側壁部と前記半導体基板表面に熱酸化膜を形成
    する工程と、 前記減圧CVD酸化膜及び熱酸化膜から成るトンネル酸
    化膜を介して第2の導電膜を形成した後に該導電膜をパ
    ターニングして前記フローティングゲートと重なるコン
    トロールゲートを形成する工程と、 前記フローティングゲート及び前記コントロールゲート
    に隣接する前記半導体基板の表面に形成される逆導電型
    の拡散領域とを形成する工程とを有することを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 一導電型の半導体基板の表面を熱酸化し
    てゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上に第1の導電膜を形成し、該第1の
    導電膜上に所定のパターンの開口を有する耐酸化膜を形
    成した後、前記開口に応じて該第1の導電膜を選択酸化
    して選択酸化膜を形成する工程と、 前記選択酸化膜が形成された部分を除いて前記第1の導
    電膜をエッチングしてフローティングゲートを形成する
    工程と、 前記フローティングゲートを被覆するように半導体基板
    上に減圧CVD法により減圧CVD酸化膜を化学気相成
    長させる工程と、 前記減圧CVD酸化膜を窒化雰囲気中で熱処理する工程
    と、 前記半導体基板の表面を熱酸化して前記フローティング
    ゲートの側壁部と前記半導体基板表面に熱酸化膜を形成
    する工程と、 前記減圧CVD酸化膜及び熱酸化膜から成るトンネル酸
    化膜を介して第2の導電膜を形成した後に該導電膜をパ
    ターニングして前記フローティングゲートと重なるコン
    トロールゲートを形成する工程と、 前記フローティングゲート及び前記コントロールゲート
    に隣接する前記半導体基板の表面に形成される逆導電型
    の拡散領域を形成する工程とを有することを特徴とする
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
JP25359297A 1997-07-18 1997-09-18 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3258943B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25359297A JP3258943B2 (ja) 1997-07-23 1997-09-18 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
TW087104777A TW423163B (en) 1997-07-18 1998-03-31 Non volatile semiconductor device and its manufacturing process
KR10-1998-0016424A KR100367804B1 (ko) 1997-07-18 1998-05-08 불휘발성반도체기억장치및그제조방법
US09/636,464 US6479349B1 (en) 1997-07-18 2000-08-11 Laser transceiver system controller

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19756397 1997-07-23
JP9-197563 1997-07-23
JP25359297A JP3258943B2 (ja) 1997-07-23 1997-09-18 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1197558A JPH1197558A (ja) 1999-04-09
JP3258943B2 true JP3258943B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=26510437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25359297A Expired - Fee Related JP3258943B2 (ja) 1997-07-18 1997-09-18 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3258943B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100607329B1 (ko) * 2004-08-26 2006-07-28 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리 소자의 제조 방법
JP5089891B2 (ja) * 2005-03-08 2012-12-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 不揮発性記憶素子の製造方法
JP2007036025A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nec Electronics Corp 不揮発性メモリ半導体装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1197558A (ja) 1999-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6229176B1 (en) Split gate flash with step poly to improve program speed
US7115469B1 (en) Integrated ONO processing for semiconductor devices using in-situ steam generation (ISSG) process
US6117733A (en) Poly tip formation and self-align source process for split-gate flash cell
JP4477886B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7709315B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP4477422B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US4835740A (en) Floating gate type semiconductor memory device
TW525170B (en) Nonvolatile semiconductor memory device and its fabricating method
US6753569B2 (en) Method to fabricate a non-smiling effect structure in split-gate flash with self-aligned isolation
US5514890A (en) Electrically erasable programmable memory device with improved erase and write operation
JP4217406B2 (ja) スプリットゲート型フラッシュメモリ素子およびその製造方法
US6242308B1 (en) Method of forming poly tip to improve erasing and programming speed split gate flash
US6465841B1 (en) Split gate flash memory device having nitride spacer to prevent inter-poly oxide damage
KR100695820B1 (ko) 비휘발성 반도체 장치 및 그 제조 방법
US6830973B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
KR100367804B1 (ko) 불휘발성반도체기억장치및그제조방법
JPH0677493A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3258943B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
KR100393306B1 (ko) 반도체 장치
JP3439076B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JPH07130885A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
US6933554B1 (en) Recessed tunnel oxide profile for improved reliability in NAND devices
JP3837258B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置とその製造方法
US20050202643A1 (en) Transistor and method for manufacturing the same
JP3177396B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091207

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees