JP5089891B2 - 不揮発性記憶素子の製造方法 - Google Patents

不揮発性記憶素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5089891B2
JP5089891B2 JP2006045171A JP2006045171A JP5089891B2 JP 5089891 B2 JP5089891 B2 JP 5089891B2 JP 2006045171 A JP2006045171 A JP 2006045171A JP 2006045171 A JP2006045171 A JP 2006045171A JP 5089891 B2 JP5089891 B2 JP 5089891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory element
film
oxide film
floating gate
nonvolatile memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006045171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006287204A (ja
Inventor
昌里子 真壁
英司 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2006045171A priority Critical patent/JP5089891B2/ja
Publication of JP2006287204A publication Critical patent/JP2006287204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5089891B2 publication Critical patent/JP5089891B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

本発明は、不揮発性記憶素子中の絶縁膜の膜質を改質する技術に関する。
フローティングゲートとコントロールゲートがインターポリ絶縁膜を介して設けられた構造の不揮発性記憶素子においては、基板上のチャネル領域で発生したホットエレクトロンがフローティングゲートに取り込まれることによりデータの書き込みが行われる。また、F−Nトンネル(Fowler−Nordheim tunneling)現象によってフローティングゲートからコントロールゲートに電子が引き抜かれることにより、データの消去が行われる。
このように、フローティングゲートとコントロールゲートとの間にインターポリ絶縁膜が設けられた構造の不揮発性記憶素子において、書き込みと消去を繰り返すと、絶縁膜中に電子トラップやトラップサイトが発生して、耐久性が低下するという課題があった。この絶縁膜は、一般に、CVD法にて成膜されており、もともと膜中には多くのトラップが存在する。また、書き込みと消去の繰り返しによるトラップ発生量も多い。
そこで、特許文献1には、CVD酸化膜に対して、NOやN2Oを含む雰囲気で窒化処理を施し、窒素を導入することにより、膜質の改善を図る技術が開示されている。特許文献1によれば、膜質の改善により、トンネル酸化膜の膜質を高品質のものとすることができ、消去動作時にフローティングゲートから飛び出た電子がトンネル酸化膜中のトラップサイトにトラップされる割合を減少させることができ、消去効率の低下を防止し、長寿命な不揮発性記憶素子が得られるとされている。
特開平11−40681号公報
上記特許文献1においては、任意の着目したセルに対する書き込み時および読み出し時のディスターブを防止している。図9は、書き込み対象セルと、当該書き込み対象セルに隣接する非選択の隣接セルとを模式的に示す平面図である。ところが、上記特許文献1に記載の不揮発性記憶素子について本発明者が検討したところ、非選択のワードライン、ビットラインのディスターブを防止するには不充分であることが見出された。図10は、非選択の不揮発性記憶素子のディスターブ特性を示す図である。図10は、図9の書き込み対象セルに隣接する非選択のセルにおけるオン電流(Ion)の変動量の累積頻度を示している。図10において、点線はIonの変動量の規格値(上限)を表している。図10において、「●」(黒丸)で示したプロットが、特許文献1に記載の方法で作製された記憶素子に関する特性に対応する。図10より、従来の工程を経て製造された不揮発性記憶素子では、Ionの変動量が規格を満足しないチップが85〜90%存在することがわかる。
そこで、本発明者は、従来の不揮発性記憶素子において、ディスターブ特性が低い原因について鋭意検討を行った。その結果、上記特許文献1に記載の技術では、膜質改善効果が不充分であることが見出された。具体的には、特許文献1に記載の方法では、膜質改善の処理時に窒化反応のみが起こり、酸化が同時に進行しない。このため、特に界面において酸化が進行しないことにより、フローティングゲートとインターポリ絶縁膜との界面特性が充分に改善されていなかった。
図8(a)および図8(b)は、特許文献1に記載の方法により得られるインターポリ絶縁膜およびフローティングゲートの構成を説明する断面図である。図8(a)および図8(b)において、シリコン基板(不図示)の所定の位置に拡散層(不図示)が設けられており、拡散層(不図示)上にカップリング酸化膜(シリコン酸化膜214)およびフローティングゲート201がこの順に積層されて、所定の形状に成形されている。図8(a)は、シリコン基板(不図示)の表面全面にCVD法によりCVD酸化膜249を成長させた状態を示している。この状態では、多結晶シリコンで形成されるフローティングゲート201の表面のラフネスが大きく、フローティングゲート201およびシリコン基板(不図示)とCVD酸化膜249との界面251の密着性を充分に確保することが困難であった。また、図8(b)は、図8(a)に示したCVD酸化膜249のNO処理を行った後の状態を示している。図8(b)の構成について本発明者が検討したところ、後述する実験例において図11を参照して説明するように、CVD酸化膜249の窒化処理を行った後においても、フローティングゲート201の表面のラフネスの影響が充分に低減されず、界面251における密着性に改善の余地があった。
また、窒化処理の後に酸化をする方法も考えられるが、本発明者が検討したところ、実験例において後述するように、この方法についても、特性不良を抑制する点で改善の余地があった。
以上を踏まえ、本発明者は、不揮発性記憶素子のディスターブ特性を向上させるべくさらに検討を行い、本発明に至った。
本発明によれば、半導体基板の表面近傍のチャネル形成領域上に、フローティングゲートを設ける工程と、
前記フローティングゲートに接するCVD酸化膜を設ける工程と、
前記CVD酸化膜に接するとともに、前記フローティングゲートの少なくとも一部分と対向するコントロールゲートを設ける工程と、
を含み、
前記CVD酸化膜を設ける前記工程が、
前記フローティングゲート上に、前記CVD酸化膜を形成する工程と、
前記CVD酸化膜を形成する前記工程の後、窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気に前記CVD酸化膜を曝し、前記フローティングゲートとの界面近傍に窒素濃度の高い層が形成され、前記フローティングゲートとの界面では酸化膜層が形成されることによって、前記フローティングゲート側の界面の改質を行う工程と、
を含むことを特徴とする不揮発性記憶素子の製造方法が提供される。
本発明の製造方法によれば、絶縁膜を設ける工程が、窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気に絶縁膜を曝し、絶縁膜の窒化と酸化とを同時に行う工程を含む。絶縁膜を形成した後、窒化と酸化を同時に行うことにより、絶縁膜中に窒素を導入して、絶縁膜中のトラップサイトを減少させるとともに、絶縁膜を表面から酸化して増膜することにより絶縁膜の表面を平滑化し、さらに、絶縁膜中のダングリングボンドを終端させて、膜質を改善させることができる。このため、本発明の製造方法によれば、フローティングゲートとコントロールゲートとに接する絶縁膜の膜質を改善するとともに、膜中の窒素含有量を高めてトラップサイトを減少させることができる。したがって、不揮発性記憶素子の特性の劣化を抑制し、耐久性を向上させることができる。
なお、本発明において、前記絶縁膜は、フローティングゲートとコントロールゲートの間に設けられてよい。
本発明によれば、フローティングゲートに接する絶縁膜を形成した後、窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気に絶縁膜を曝し、絶縁膜の窒化と酸化とを同時に行うことにより、絶縁膜におけるトラップサイトの発生を防ぎつつ、膜質を改善することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
本発明は、チャネル領域上にコントロールゲートとフローティングゲートとがインターポリ絶縁膜を介して配置された構造の不揮発性記憶素子に関するものである。はじめに、SST(Silicon Storage Technology)型のフラッシュセルの場合を例に、不揮発性記憶素子の構成と製造方法を説明する。
図1は、本実施形態の不揮発性記憶素子110の構成を示す断面図である。図1に示した不揮発性記憶素子110は、表面近傍にPウェル120が設けられたシリコン基板112、Pウェル120上に設けられたフローティングゲート(FG)101、Pウェル120上に設けられたコントロールゲート(CG)103、および、フローティングゲート101とコントロールゲート103との間に設けられたポリシリコン間絶縁膜すなわちインターポリ絶縁膜134を有する。
Pウェル120は、不揮発性記憶素子110のチャネル領域として機能する。フローティングゲート101およびコントロールゲート103は、ポリシリコン膜である。シリコン基板112とフローティングゲート101とは、ゲート絶縁膜として機能するシリコン酸化膜114により離隔されている。コントロールゲート103は、インターポリ絶縁膜134に接するとともに、インターポリ絶縁膜134を介してフローティングゲート101と対向している。フローティングゲート101には、エッジ部148が設けられており、コントロールゲート103において、エッジ部148と対向する位置に、エッジ部148の凸部に対応する形状の凹部が設けられている。
インターポリ絶縁膜134は、CVD酸化膜中に窒素原子が導入されて酸窒化層が形成されているとともに、フローティングゲート101との界面近傍に酸化膜が増膜された構成となっている(不図示)。
Pウェル120の形成領域において、シリコン基板112の表面近傍の所定の領域にソース領域128およびドレイン領域142がそれぞれ設けられている。また、シリコン基板112上に、ソース領域128に接してソースポリシリコン膜130が設けられている。フローティングゲート101とソースポリシリコン膜130とは、第一のHTO膜124および第二のHTO膜126により離隔されている。また、ドレイン領域142に接してドレイン電極143が設けられている。ドレイン電極143、ソースポリシリコン膜130、およびコントロールゲート103の上部はシリサイド化されて、CoSix層146となっている。
シリコン基板112上に層間絶縁膜147が設けられ、層間絶縁膜147の上部に、層間絶縁膜147に接してビットライン145が設けられている。ドレイン電極143とビットライン145とが、Wプラグ144によって接続されている。
次に、以上のように構成された不揮発性記憶素子110の動作を説明する。
(i)消去動作
ソース領域128とドレイン領域142に接地電位を印加するとともに、コントロールゲート103に所定の正電位(約13〜14V)を印加すると、フローティングゲート101の電子は、F−Nトンネル現象によって励起され、コントロールゲート103に移動する。ここで、フローティングゲート101にするどいエッジ部148が形成されているため、電界を集中させることができ、トンネル効果を促進して消去効率を向上させることができる。これにより、フローティングゲート101に電子が捕獲されていない状態となる。
(ii)書き込み動作
ドレイン領域142に所定の正電位(約1〜2V)を印加すると、チャネル付近の電子が活性化される(ホットエレクトロンの生成)。つづいて、コントロールゲート103に所定の正電位(約0.1V)を印加し、ソース領域128にも所定の電位(約7〜9V)を印加する。これにより、ドレイン領域142で発生した電子がドレイン領域142からチャネル領域を経てソース領域128へ流れる。このとき、ホットエレクトロンがフローティングゲート101へ取り込まれる。
(iii)読み出し動作
ソース領域128に接地電位を印加するとともに、ドレイン領域142に所定の正電位(約0.5V)を印加する。また、コントロールゲート103にも所定の正電位(約2〜3V)を印加する。ドレイン領域142とソース領域128間を流れる電流の有無をデータとして読み出す。
次に、図1に示した不揮発性記憶素子110の製造方法を説明する。不揮発性記憶素子110の製造方法は、以下の工程を含む。
ステップ101:半導体基板(シリコン基板112)の表面近傍のチャネル形成領域上に、フローティングゲート101を設ける工程、
ステップ102:フローティングゲート101に接する絶縁膜(インターポリ絶縁膜134)を設ける工程、および
ステップ103:インターポリ絶縁膜134に接するとともに、フローティングゲート101の少なくとも一部分と対向するコントロールゲート103を設ける工程。
ステップ102のインターポリ絶縁膜134を設ける工程は、
ステップ201:フローティングゲート101上に、インターポリ絶縁膜134を形成する工程、および
ステップ202:インターポリ絶縁膜134を形成する工程(ステップ201)の後、窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気にインターポリ絶縁膜134を曝し、インターポリ絶縁膜134の窒化と酸化とを同時に行う工程。
ステップ201のインターポリ絶縁膜134を形成する工程は、減圧CVD法によりHTO膜を成膜する工程を含む。また、ステップ201〜ステップ202の工程を、すべて同じ減圧CVD装置(減圧CVD炉)により処理することができる。こうすることにより、インターポリ絶縁膜134を設ける工程(ステップ102)をさらに簡素化することができる。
ステップ202の窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気にインターポリ絶縁膜134を曝し、インターポリ絶縁膜134の窒化と酸化とを同時に行う工程は、NOとO2とを含む雰囲気中でインターポリ絶縁膜134を加熱する工程を含む。また、これに代えて、N2OとO2とを含む雰囲気中でインターポリ絶縁膜134を加熱する工程とすることもできる。
ステップ202の窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気にインターポリ絶縁膜134を曝し、インターポリ絶縁膜134の窒化と酸化とを同時に行う工程は、インターポリ絶縁膜134のフローティングゲート101に接する表面を平滑化する工程である。
ステップ202の窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気にインターポリ絶縁膜134を曝し、インターポリ絶縁膜134の窒化と酸化とを同時に行う工程は、インターポリ絶縁膜134を酸化することによりインターポリ絶縁膜134を厚さ方向に成長させる工程を含む。インターポリ絶縁膜134を厚さ方向に成長させる工程は、インターポリ絶縁膜134の厚さをたとえば0.3nm以上3nm以下増加させる工程である。
以下、図2(a)〜図2(c)、図3(d)、図3(e)、図4(f)〜図4(h)、図5(i)および図5(j)を参照して、不揮発性記憶素子110の製造方法をさらに詳細に説明する。図2(a)〜図2(c)、図3(d)、図3(e)、図4(f)〜図4(h)、図5(i)および図5(j)は、本発明の実施の形態における不揮発性記憶素子の製造手順を示す工程断面図である。
まず、シリコン基板112上に、シリコン酸化膜114、FG(フローティングゲート)ポリシリコン膜116、およびシリコン窒化膜150を順次成膜する。FGポリシリコン膜116は、後にフローティングゲート101となる。つづいて、既知のリソグラフィ技術およびエッチング技術により、シリコン窒化膜150およびFGポリシリコン膜116を部分的に除去してトレンチ(不図示)を形成し、シリコン窒化膜150をマスクとして素子間を分離するSTI領域(不図示)を形成する(図2(a))。
その後、シリコン窒化膜150を除去し、FGポリシリコン膜116にAsイオンを注入した後、Pウェル120を形成する。つづいて、シリコン基板112上に別のシリコン窒化膜118を成膜し、所定の形状にパターニングする。そして、既知のリソグラフィ技術およびエッチング技術により、シリコン窒化膜118をマスクとして用い、FGポリシリコン膜116を部分的に除去する。このとき、FGポリシリコン膜116の被エッチング領域の境界部は角部が除去されたスロープ形状に形成される(図2(b))。これにより、後の工程で、スロープの形状に対応する形状のエッジ部148(図1)をフローティングゲート101(図1)に形成することができ、消去効率を向上させることができる。
つづいて、シリコン窒化膜118およびFGポリシリコン膜116が除去された領域を埋め込むように第一のHTO膜124を成長させた後、エッチバックしてFGポリシリコン膜116を部分的に露出させる(図2(c))。その後、露出させたFGポリシリコン膜116およびその下のシリコン酸化膜114を除去し、シリコン酸化膜114が除去された領域を埋め込むように第二のHTO膜126を成長させた後、HTO膜126をエッチバックしてPウェル120の表面を部分的に露出させる。次いで、ヒ素およびリンを順に注入してN+型のソース領域128を形成する(図3(d))。
その後、ソース領域128の上部にソースポリシリコン膜130を成長させ、エッチバックして不要部分を除去した後、ソースポリシリコン膜130表面を酸化して保護酸化膜132を形成する(図3(e))。
つづいて、保護酸化膜132をマスクとして、既知のエッチング技術により、シリコン窒化膜118、FGポリシリコン膜116、およびシリコン酸化膜114を部分的に除去する。これにより、フローティングゲート101が形成される(ステップ101)。次いで、インターポリ絶縁膜134を成長させる(ステップ102、図4(f))。インターポリ絶縁膜134の成長方法は、後述する。
その後、CGポリシリコン膜136を成長させ、所定形状に加工した後、CGポリシリコン膜136上にシリコン窒化膜138およびゲートポリシリコン膜140を形成する(図4(g))。CGポリシリコン膜136は後にコントロールゲート103となる。
つづいて、既知のリソグラフィ技術およびエッチング技術により、トランジスタ形成領域において、ゲートポリシリコン膜140を所定形状に加工する(図4(h))。その後、不揮発性記憶素子形成領域において、不要なゲートポリシリコン膜140およびシリコン窒化膜138をエッチング除去する。つづいて、不揮発性記憶素子形成領域において、CGポリシリコン膜136をエッチバックすることによって、コントロールゲート103が形成される(ステップ103)。次いで、不要なインターポリ絶縁膜134を除去し、シリコン基板112のPウェル120にヒ素を注入してN+型のドレイン領域142を形成する(図5(i))。
つづいて、ドレイン電極143、CoSix(コバルトシリサイド)層146を形成した後に、層間絶縁膜147、Wプラグ144、およびビットライン145を形成して不揮発性記憶素子110を完成する(図5(j))。
以下、不揮発性記憶素子110の製造工程のうち、ステップ102のインターポリ絶縁膜134を設ける工程についてさらに詳細に説明する。以下の実施形態において、インターポリ絶縁膜134を設ける工程は、HTO膜の形成工程(ステップ201)とHTO膜のアニール工程(ステップ202)とからなる。
(第一の実施形態)
上述したように、インターポリ絶縁膜134は、フローティングゲート101の加工後に形成される。本実施形態において、インターポリ絶縁膜134は、HTO膜形成(ステップ201)後、HTO膜に窒素含有ガスと酸素を同時に接触させて、HTO膜中に窒素を導入するとともに増膜させる(ステップ202)ことにより形成される。
インターポリ絶縁膜134は、CVD法にて形成される。具体的には、LP炉(減圧CVD炉)において成膜ガスとしてSi含有ガスと酸素含有ガスとを用い、150Pa以下の減圧下で、750℃以上、より好ましくは約800℃〜850℃の条件でHTO膜(high temperature oxide:高温酸化)を成長させる。HTO膜の膜厚は、所望の膜厚とすることができるが、たとえば8nm以上20nm以下とする。また、Si含有ガスとして、たとえば、SiH4またはSiHCl2を用いる。また、酸素含有ガスとして、たとえばN2Oを用いる。
続いて、膜の改質のため、そのHTO膜にNOガスを用いて窒素を導入すると同時に、酸素ガスを用いて、フローティングゲート101側の界面の改質を行う。具体的には、抵抗加熱方式のバッチ式拡散炉を用いて、アニール温度をたとえば750℃〜880℃として、NOと同時に酸素(O2)を含む雰囲気中でHTO膜をアニールし、HTO膜の窒化と酸化とを同時に行う。窒化と酸化とを同時に行うアニール条件として、具体的には、NOガスに対するO2ガスの流量比は、たとえば0.2倍以上10倍以下とする。このとき、酸化によるHTO膜の増膜量は、たとえば0.3nm以上3nm以下となる。増膜量を0.3nm以上とすることにより、酸化の効果をさらに確実に得ることができ、より一層充分な改質が可能となる。また、増膜量の上限は、フローティングゲート101の形状を適切に維持するために選択され、たとえば増膜量を3nm以下とすることにより、フローティングゲート101を所定の形状により一層安定的に形成することができる。
また、HTO膜の改質処理におけるアニール温度は、SST型のフラッシュセルを作製する場合、先に形成されているチャネル不純物やソース構造に影響を与えないような温度範囲を選択する必要があり、また適切な増膜範囲の選択の必然性により、通常の抵抗加熱方式のバッチ式拡散炉の場合には、その適正範囲は上述の通りである。また、フローティングゲート先端の形状を保つためには、O2ガスの流量比・アニールによる増膜量の適正値は上述の通りとなる。
また、HTO膜をアニールする際の雰囲気の圧力の上限には特に制限はないが、たとえば700Pa以上とすることができる。こうすることにより、さらに確実にHTO膜の膜厚を増加させることができる。
次に、本実施形態の効果を説明する。
不揮発性記憶素子110においては、インターポリ絶縁膜134を作製する工程において、CVD法によりHTO膜を成膜した後(ステップ201)、HTO膜の酸化と窒化が同時に進行する条件で、HTO膜をアニールする(ステップ202)。CVD法で得られる酸化膜のアニールを、窒化ガスと酸化ガスとを使用し、窒化と酸化とが同時進行する条件において実施するため、以下の効果が得られる。
すなわち、フローティングゲート101との界面の近傍において、窒素の含有量を高め、インターポリ絶縁膜134中のトラップサイトを減少させるとともに、フローティングゲート101との界面側で酸化膜を成長させて膜厚を増加させ、フローティングゲート101との界面のラフネスを減少させて平滑化することができる。また、改質ガスによる処理を行う前はHTO膜のバルク中にSiのダングリングボンドが存在するが、O2を接触させることにより、ダングリングボンドが終端され、膜質が改善される。このため、ステップ202において、インターポリ絶縁膜134を平滑化するとともにインターポリ絶縁膜134中のダングリングボンドを終端させる膜質改善処理と、トラップサイトを減少させる処理とを同時に行うことができる。これらの処理を同時に行うことにより、これらの相乗効果によって、不揮発性記憶素子110は、フローティングゲート101とインターポリ絶縁膜134との界面の密着特性に優れ、ディスターブ特性が向上した構成となっている。したがって、不揮発性記憶素子110は、セルトランジスタの特性劣化が抑制されており、耐久性に優れた構成となっている。
以下、HTO膜の酸化と窒化が同時に進行する条件で、HTO膜をアニールすることの効果を、従来の手順と比較してさらに説明する。
図7(a)および図7(b)は、本実施形態のインターポリ絶縁膜134の製造工程を示す断面図である。図7(a)に示したように、シリコン基板112(不図示)上にカップリング酸化膜(シリコン酸化膜114)およびフローティングゲート101が形成されている。この後、フローティングゲート101およびシリコン基板112上に、HTO膜としてCVD酸化膜149を形成する。このとき、フローティングゲート101およびシリコン基板112とCVD酸化膜149との界面151において、CVD酸化膜149の表面は粗く、ダングリングボンドが残存する。
そこで、本実施形態では、NO処理とO2処理とを同時に行う。これにより、図7(b)に示すように、CVD酸化膜149中に窒素が導入され、フローティングゲート101およびシリコン基板112との界面近傍に比較的窒素濃度の高い層153が形成される。この窒素濃度は、たとえば1原子%以上3原子%以下が望ましい。O2が添加されていることにより、フローティングゲート101およびシリコン基板112との界面では酸化膜層154が形成される。これにより、トラップサイトを減少させつつ、界面の密着性の向上がなされるため、これらの相乗効果により、不揮発性記憶素子110のディスターブ特性を顕著に向上させることができる。
一方、図8(a)および図8(b)は、発明が解決しようとする課題の項で前述したように、従来の製造工程を示す断面図である。図8(a)に示したように、シリコン基板(不図示)上にカップリング酸化膜(シリコン酸化膜214)およびフローティングゲート201が形成されている。この後、フローティングゲート201およびシリコン基板上に、CVD酸化膜249を形成する。このとき、フローティングゲート201およびシリコン基板との界面251において、CVD酸化膜249の表面は粗く、ダングリングボンドが残存する。
そして、図8(b)では、CVD酸化膜249のNO処理のみを行う。これにより、フローティングゲート201およびシリコン基板との界面の側において、CVD酸化膜249中に窒素が導入されて、窒化層253が形成される。ところが、この場合、窒化層253の形成後においても、界面251の表面粗さが充分に平滑化されず、界面特性の向上が充分でない懸念があった。さらに、SST型の不揮発性記憶素子の場合、セルトランジスタとして用いる酸化膜の界面が窒化されることになってキャリア移動度の低下が発生し、性能が劣化してしまう懸念があった。
また、図には示していないが、図8(b)において、NO処理に代えてO2処理のみを用いる製造方法についても本発明者が検討したところ、窒化層が形成されないため、トラップサイトを減少させることができず、やはり、不揮発性記憶素子のディスターブ特性を充分に向上させることができなかった。
さらに、図8(b)の後、さらに別工程としてO2処理を行う製造方法についても本発明者が検討したところ、特性の悪い界面251の表面粗さが充分に平滑化されなかった。
これらに対し、本実施形態では、図7(a)および図7(b)を参照して前述したように、NO処理とO2処理とを同時に行うことにより、これらの相乗効果により、窒化処理および酸化処理のそれぞれの効果を大きく上回る顕著なディスターブ特性の改善効果が発揮される。
また、不揮発性記憶素子110においては、フローティングゲート101にするどいエッジ部148が形成されている場合、この部分に電界が集中する。そのため、不揮発性記憶素子110の消去効率を向上させるためには、インターポリ絶縁膜134とフローティングゲート101のエッジ部148との界面におけるトラップサイトの発生を抑えることが重要となる。本実施の形態におけるインターポリ絶縁膜134は、HTO膜の改質の際に膜中に窒素が導入されるため、窒素濃度を高くしてトラップサイトの発生を抑えることができる。このため、不揮発性記憶素子110の書き込み消去繰り返し時の特性劣化を抑制することができる。
また、本実施形態では、SST型の不揮発性記憶素子において、インターポリ絶縁膜134作製時にHTO膜の窒化と酸化とを同時に行い、酸化膜厚を増加させながら膜中に窒素を導入する。このため、トラップ低減のための窒素を、フローティングゲート101との界面よりも少し離れた場所に導入することができるため、キャリア移動度の低下を抑制することができる。よって、セルトランジスタとして用いる酸化膜の特性劣化を改善することができる。
なお、本実施形態においては、ステップ202において、OとNOとを含む雰囲気中でHTO膜のアニールを行う場合を例に説明したが、本実施形態および以下の実施形態において、HTO膜のアニールは、Oと窒素含有ガスとを含む雰囲気中で行えばよく、窒素含有ガスとして、NOの代わりに、N2O、NH3、またはN2を用いることができる。窒素含有ガスとして、NO、N2O、またはN2等の窒素および酸素以外の元素を含まないガスが好ましく用いられる。これにより、HTO膜中に他の元素が導入されるのを防ぐことができる。たとえば、N2Oガスを用いた場合でも、上述したNOを用いた場合と同様の処理が可能であり、同様の効果が得られる。
以下の実施形態においては、第一の実施形態と異なる点を中心に説明する。
(第二の実施の形態)
図1に示した不揮発性記憶素子110の製造工程のうち、インターポリ絶縁膜134となるHTO膜の改質のアニール処理を、NOまたはN2OガスとO2ガスとに加えて、さらにN2ガスを加えた雰囲気中で行ってもよい。
本実施形態では、酸化速度の調整用にN2を添加して希釈する。こうすることにより、アニールによる改質効果を保持しつつ、HTO膜の増膜量を抑制することができる。これは、NOガスによる導入窒素量のN2希釈による変化は少ないが、酸化は希釈により抑制されるためである。よって、本実施形態の改質方法によれば、HTO膜の酸化による増膜量を、独立かつ任意に制御することができる。したがって、インターポリ絶縁膜134の界面の粗さを低減させるとともに、インターポリ絶縁膜134の膜厚を所望の厚さにより一層確実に制御することができる。
(第三の実施の形態)
図6は、不揮発性記憶素子110の他の実施の形態を示す図である。図6において、フローティングゲートFG101は、シリコン酸化膜114を介してシリコン基板112上に設けられ、フローティングゲートFG101に隣接してソース/ドレイン領域160が設けられている。フローティングゲートFG101上にはインターポリ絶縁膜134を介してコントロールゲートCG103が設けられている。
第一の実施の形態および第二の実施の形態で説明したインターポリ絶縁膜134の成長方法は、図6に示したように、コントロールゲートCG103がフローティングゲートFG101上に形成された不揮発性記憶素子110のインターポリ絶縁膜134にも適用することができる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、この実施の形態はあくまで例示であり、種々の変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、以上の実施形態においては、インターポリ絶縁膜134を作製する際に、HTO膜の改質のアニール処理にバッチ式拡散炉を用いる場合を例に説明したが、HTO膜の改質処理は、バッチ式の拡散炉を用いる処理には限られず、たとえば、RTP装置等の枚葉型装置によっても同様の処理と効果を実現することが可能である。
さらに、以上においては、コントロールゲート103とフローティングゲート101との間に形成されたインターポリ絶縁膜134に適用する例を示したが、シリコン基板112上に形成されたシリコン酸化膜114に適用することもできる。
また、以上の実施形態においては、SST型の不揮発性半導体記憶素子の構成を例に説明したが、不揮発性半導体記憶素子の構成はSST型には限られず、たとえば他に、NAND型、AND型、NOR型、スプリットゲート型としてもよい。
(実験例1)
第一の実施形態に記載の方法を用いて、図1に示した不揮発性記憶素子110を作製した。
(実験例2)
図1に示した不揮発性記憶素子110の製造工程のうち、HTO膜の改質処理の工程の雰囲気を、実験例1の方法に代えて、NOのみを含みO2を含まない雰囲気として、不揮発性記憶素子を作製した。
(実験例3)
図1に示した不揮発性記憶素子110の製造工程のうち、HTO膜の改質処理の工程の雰囲気を、実験例1の方法に代えて、O2のみを含みNOを含まない雰囲気として、不揮発性記憶素子を作製した。
(実験例4)
図1に示した不揮発性記憶素子110の製造工程のうち、HTO膜の改質処理を、実験例1の方法に代えて、NOのみを含みO2を含まない雰囲気中でアニールした後、さらに、O2のみを含みNOを含まない雰囲気でアニールする二段階処理の方法で不揮発性記憶素子を作製した。
(評価)
得られた不揮発性記憶素子の非選択セルのディスターブ特性を評価した。また、不揮発性記憶素子中のインターポリ絶縁膜のフローティングゲートとの界面側の表面粗さを測定した。
まず、図10は、不揮発性記憶素子の非選択セルディスターブ特性を示す図である。図10の横軸は、書き込み対象セルに隣接する非選択のセル(図9)におけるオン電流(Ion)の変動量(dIon、単位μA)であり、縦軸は、各dIonのセルの累積頻度(%)を示している。図10において、点線はIonの変動量の規格値(上限)を表している。図10において、「○」(白丸)で示したプロットが、実験例1で作製された不揮発性記憶素子の特性を示している。また、発明が解決しようとする課題の項で前述したように、図10において、「●」(黒丸)で示したプロットが、実験例2の不揮発性記憶素子の特性を示している。
図10より、実験例2の不揮発性記憶素子では、規格を満足するセルが10〜15%程度であるのに対し、実験例1の不揮発性記憶素子110では80〜95%に向上している。このように、インターポリ絶縁膜に対するアニールを窒化と酸化とが同時に進行するような条件で行うことにより、非選択セルディスターブを防止し、歩留まりを5倍以上向上させることができた。
なお、図10には示していないが、実験例3および実験例4で得られた不揮発性記憶素子に対しても、実験例1の不揮発性記憶素子110は顕著な歩留まりの向上効果が認められた。実験例4の不揮発性記憶素子の場合、図8(b)に示したように、フローティングゲート201とCVD酸化膜249との界面に直接窒素が導入されてSiN結合が形成されるために、後から酸化処理を施しても、一度SiN結合ができている界面においては酸素の拡散が不均一に阻害され、酸素の空格子点の多い酸化膜が形成され、結果として界面に多くのトラップが存在して特性不良が発生したものと推察される。
また、図11は、実験例1および実験例2の不揮発性記憶素子のフローティングゲートポリシリコンとインターポリ絶縁膜との界面ラフネスの比較を示す図である。図11の縦軸は、インターポリ絶縁膜のフローティングゲート側の表面の平均粗さに対応し、原子間力顕微鏡(AFM)による表面粗さを示す。図11より、実験例2においては、インターポリ絶縁膜とフローティングゲートとの界面においてラフネスが大きく、酸素空格子点の多い酸化膜が形成された。これに対し、実験例1では、窒化と同時に酸化反応が生じるため、HTO膜の膜厚が増加した。また、界面増膜による表面のラフネスの低減およびダングリングボンドの除去と併せて、窒素の導入によるトラップの改善が可能であった。
このように、実験例1の不揮発性記憶素子110においては、NOとO2とを含む条件でHTO膜の窒化と酸化とを同時に行うことにより、実験例2と実験例3の単独の効果を上回る顕著な相乗効果が認められた。また、実験例4のように、NO処理とO2処理とを順次別個に行う処理に比べても顕著な効果が認められた。具体的には、実験例1の不揮発性記憶素子110においては、界面増膜による表面のラフネスの低減およびダングリングボンドの除去と併せて、窒素の導入によるトラップの改善が可能である。
本発明の実施の形態における不揮発性記憶素子の構成を示す断面図である。 図1の不揮発性記憶素子の製造手順を示す工程断面図である。 図1の不揮発性記憶素子の製造手順を示す工程断面図である。 図1の不揮発性記憶素子の製造手順を示す工程断面図である。 図1の不揮発性記憶素子の製造手順を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における不揮発性記憶素子の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるインターポリ絶縁膜の構造を説明する図である。 インターポリ絶縁膜の構造を説明する図である。 実験例の書き込み対象セルと書き込み対象セルに隣接する非選択セルの平面配置を模式的に示す図である。 実験例の非選択セルのディスターブ特性を示す図である。 実験例のフローティングゲートポリシリコンとインターポリ絶縁膜との界面ラフネスを比較する図である。
符号の説明
101 フローティングゲート
103 コントロールゲート
110 不揮発性記憶素子
112 シリコン基板
114 シリコン酸化膜
116 FGポリシリコン膜
118 シリコン窒化膜
120 Pウェル
124 第一のHTO膜
126 第二のHTO膜
128 ソース領域
130 ソースポリシリコン膜
132 保護酸化膜
134 インターポリ絶縁膜
136 CGポリシリコン膜
138 シリコン窒化膜
140 ゲートポリシリコン膜
142 ドレイン領域
143 ドレイン電極
144 Wプラグ
145 ビットライン
146 CoSix層
147 層間絶縁膜
148 エッジ部
149 CVD酸化膜
150 シリコン窒化膜
151 界面
153 酸窒化膜層
154 酸化膜層
160 ソース/ドレイン領域

Claims (7)

  1. 半導体基板の表面近傍のチャネル形成領域上に、フローティングゲートを設ける工程と、
    前記フローティングゲートに接するCVD酸化膜を設ける工程と、
    前記CVD酸化膜に接するとともに、前記フローティングゲートの少なくとも一部分と対向するコントロールゲートを設ける工程と、
    を含み、
    前記CVD酸化膜を設ける前記工程が、
    前記フローティングゲート上に、前記CVD酸化膜を形成する工程と、
    前記CVD酸化膜を形成する前記工程の後、窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気に前記CVD酸化膜を曝し、前記フローティングゲートとの界面近傍に窒素濃度の高い層が形成され、前記フローティングゲートとの界面では酸化膜層が形成されることによって、前記フローティングゲート側の界面の改質を行う工程と、
    を含むことを特徴とする不揮発性記憶素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の不揮発性記憶素子の製造方法において、
    窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気に前記CVD酸化膜を曝前記工程が、NOとO2とを含む雰囲気中で前記CVD酸化膜を加熱する工程を含むことを特徴とする不揮発性記憶素子の製造方法。
  3. 請求項1に記載の不揮発性記憶素子の製造方法において、
    窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気に前記CVD酸化膜を曝前記工程が、N2OとO2とを含む雰囲気中で前記CVD酸化膜を加熱する工程を含むことを特徴とする不揮発性記憶素子の製造方法。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の不揮発性記憶素子の製造方法において、
    窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気に前記CVD酸化膜を曝前記工程が、前記CVD酸化膜の前記フローティングゲートに接する表面を平滑化する工程であることを特徴とする不揮発性記憶素子の製造方法。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の不揮発性記憶素子の製造方法において、
    窒素含有ガスと酸素とを含む雰囲気に前記CVD酸化膜を曝前記工程が、前記酸化膜層を厚さ方向に成長させる工程を含むことを特徴とする不揮発性記憶素子の製造方法。
  6. 請求項5に記載の不揮発性記憶素子の製造方法において、
    前記酸化膜層を厚さ方向に成長させる前記工程が、前記CVD酸化膜の厚さを0.3nm以上3nm以下増加させる工程であることを特徴とする不揮発性記憶素子の製造方法。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の不揮発性記憶素子の製造方法において、
    前記CVD酸化膜を形成する前記工程が、減圧CVD法によりHTO膜を成膜する工程を含むことを特徴とする不揮発性記憶素子の製造方法。
JP2006045171A 2005-03-08 2006-02-22 不揮発性記憶素子の製造方法 Expired - Fee Related JP5089891B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006045171A JP5089891B2 (ja) 2005-03-08 2006-02-22 不揮発性記憶素子の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005064628 2005-03-08
JP2005064628 2005-03-08
JP2006045171A JP5089891B2 (ja) 2005-03-08 2006-02-22 不揮発性記憶素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006287204A JP2006287204A (ja) 2006-10-19
JP5089891B2 true JP5089891B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=37408710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006045171A Expired - Fee Related JP5089891B2 (ja) 2005-03-08 2006-02-22 不揮発性記憶素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5089891B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288479A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Nec Electronics Corp 不揮発性メモリセル用の評価素子及びこれを含む半導体チップ、ウェハ、及び、これらの製造方法
JP5106022B2 (ja) * 2007-09-28 2012-12-26 ルネサスエレクトロニクス株式会社 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3439076B2 (ja) * 1997-07-18 2003-08-25 三洋電機株式会社 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP3258943B2 (ja) * 1997-07-23 2002-02-18 三洋電機株式会社 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP4076638B2 (ja) * 1998-10-26 2008-04-16 富士通株式会社 半導体装置の製造方法
JP3372030B2 (ja) * 1999-10-04 2003-01-27 日本電気株式会社 薄膜絶縁膜の形成方法
JP2001189314A (ja) * 1999-12-27 2001-07-10 Toshiba Microelectronics Corp 半導体装置の製造方法
JP5068402B2 (ja) * 2000-12-28 2012-11-07 公益財団法人国際科学振興財団 誘電体膜およびその形成方法、半導体装置、不揮発性半導体メモリ装置、および半導体装置の製造方法
JP2005243948A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Nec Electronics Corp 不揮発性記憶素子およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006287204A (ja) 2006-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7060594B2 (en) Memory device and method of manufacturing including deuterated oxynitride charge trapping structure
JP5007017B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7115469B1 (en) Integrated ONO processing for semiconductor devices using in-situ steam generation (ISSG) process
EP3002780B1 (en) Method of manufacturing semiconductor device
US6228717B1 (en) Method of manufacturing semiconductor devices with alleviated electric field concentration at gate edge portions
JP4909708B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20070269972A1 (en) Method of manufacturing a semiconductor device
JP2007287859A (ja) 半導体装置の製造方法
US20030153149A1 (en) Floating gate nitridation
JP4902716B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
US20060110942A1 (en) Method of manufacturing flash memory device
US6984562B2 (en) Method for forming dielectric layer between gates in flash memory device
US6849897B2 (en) Transistor including SiON buffer layer
US7776686B2 (en) Method of fabricating a non-volatile memory element including nitriding and oxidation of an insulating film
US20120032253A1 (en) Nonvolatile semiconductor memory and method of manufacturing the same
US6218227B1 (en) Method to generate a MONOS type flash cell using polycrystalline silicon as an ONO top layer
JP4907999B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5089891B2 (ja) 不揮発性記憶素子の製造方法
JPH0677493A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR20000069305A (ko) 불휘발성 반도체 기억 장치 및 그 제조 방법
JP2005243948A (ja) 不揮発性記憶素子およびその製造方法
US20020145162A1 (en) Non-volatile semiconductor storage device and method for producing the same
US20050153503A1 (en) Method of manufacturing flash memory device
US6207502B1 (en) Method of using source/drain nitride for periphery field oxide and bit-line oxide
JP2008098420A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110805

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110812

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20111028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120814

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120912

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees