JP3258352B2 - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents
画像処理装置およびその方法Info
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- JP3258352B2 JP3258352B2 JP29697791A JP29697791A JP3258352B2 JP 3258352 B2 JP3258352 B2 JP 3258352B2 JP 29697791 A JP29697791 A JP 29697791A JP 29697791 A JP29697791 A JP 29697791A JP 3258352 B2 JP3258352 B2 JP 3258352B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力した原画像に付加
画像を付加する処理を行い、付加処理を経た画像を出力
する画像処理装置およびその方法に関する。
画像を付加する処理を行い、付加処理を経た画像を出力
する画像処理装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デイジタル複写機において、タイ
トルなどの文字を強調する目的で、画像に影を付加した
り、画像を太らせるなどの画像装飾機能を持つた複写機
が提案されている。
トルなどの文字を強調する目的で、画像に影を付加した
り、画像を太らせるなどの画像装飾機能を持つた複写機
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例においては、原稿画像に装飾画像を付加する
と、装飾画像が記録用紙からはみ出し、出力画像品質が
劣化することがある。このようなはみ出しが生じた場合
の対処としては、警告を発して操作者にはみ出しが生じ
た旨を伝え、処理を中断して操作者の指示を待つことが
考えられる。また、はみ出しが生じないように画像処理
を行うことが考えられる。
記従来例においては、原稿画像に装飾画像を付加する
と、装飾画像が記録用紙からはみ出し、出力画像品質が
劣化することがある。このようなはみ出しが生じた場合
の対処としては、警告を発して操作者にはみ出しが生じ
た旨を伝え、処理を中断して操作者の指示を待つことが
考えられる。また、はみ出しが生じないように画像処理
を行うことが考えられる。
【0004】上記の警告および画像処理の両方を行え
ば、はみ出しが生じた際の対処として充分なものとなり
得るが、この対処に関する要求が操作者の好みや目的な
どに応じて異なる。例えば、ある操作者は、わざわざ警
告を発して処理を中断させることなく、自動的に、装飾
画像が記録用紙からはみ出さないように画像処理を行
い、速やかに画像を出力したいと望む。その一方、警告
を受けた後、上記の画像処理を行うか否か判断して指示
することを望む操作者もいる。つまり、はみ出しが生じ
た場合、操作者の要求に柔軟に対応することが可能な対
処が望まれる。本発明は、上述の問題を解決するための
ものであり、付加画像が出力サイズ外にある場合に、操
作者の要求に柔軟に対応できるようにすることを目的と
する。
ば、はみ出しが生じた際の対処として充分なものとなり
得るが、この対処に関する要求が操作者の好みや目的な
どに応じて異なる。例えば、ある操作者は、わざわざ警
告を発して処理を中断させることなく、自動的に、装飾
画像が記録用紙からはみ出さないように画像処理を行
い、速やかに画像を出力したいと望む。その一方、警告
を受けた後、上記の画像処理を行うか否か判断して指示
することを望む操作者もいる。つまり、はみ出しが生じ
た場合、操作者の要求に柔軟に対応することが可能な対
処が望まれる。本発明は、上述の問題を解決するための
ものであり、付加画像が出力サイズ外にある場合に、操
作者の要求に柔軟に対応できるようにすることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。本発明に
かかる画像処理装置は、入力した原画像に付加画像を付
加する処理を行い、前記付加処理を経た画像を出力する
画像処理装置であって、前記付加処理に先立ち、原画像
に付加する付加画像が出力サイズ外にあることを警告す
る警告モードにするか否かを設定する設定手段と、前記
付加処理において、原画像に付加する付加画像が出力サ
イズ外にある場合、前記警告モードが設定されているか
否かを判定する判定手段と、前記警告モードが設定され
ていると判定された場合は警告を行うとともに操作者の
指示入力を待ち、前記警告モードが設定されていないと
判定された場合は警告を行わずに付加画像が出力サイズ
内になるように、前記付加画像が付加された画像を縮小
または移動処理する処理手段とを有することを特徴とす
る。
達成する一手段として、以下の構成を備える。本発明に
かかる画像処理装置は、入力した原画像に付加画像を付
加する処理を行い、前記付加処理を経た画像を出力する
画像処理装置であって、前記付加処理に先立ち、原画像
に付加する付加画像が出力サイズ外にあることを警告す
る警告モードにするか否かを設定する設定手段と、前記
付加処理において、原画像に付加する付加画像が出力サ
イズ外にある場合、前記警告モードが設定されているか
否かを判定する判定手段と、前記警告モードが設定され
ていると判定された場合は警告を行うとともに操作者の
指示入力を待ち、前記警告モードが設定されていないと
判定された場合は警告を行わずに付加画像が出力サイズ
内になるように、前記付加画像が付加された画像を縮小
または移動処理する処理手段とを有することを特徴とす
る。
【0006】本発明にかかる画像処理方法は、入力した
原画像に付加画像を付加する処理を行い、前記付加処理
を経た画像を出力する画像処理方法であって、前記付加
処理に先立ち、原画像に付加する付加画像が出力サイズ
外にあることを警告する警告モードにするか否かを設定
し、前記付加処理において、原画像に付加する付加画像
が出力サイズ外にある場合、前記警告モードが設定され
ているか否かを判定し、前記警告モードが設定されてい
ると判定される場合は警告を行うとともに操作者の指示
入力を待ち、前記警告モードが設定されていないと判定
される場合は警告を行わずに付加画像が出力サイズ内に
なるように、前記付加画像が付加された画像を縮小また
は移動処理することを特徴とする。
原画像に付加画像を付加する処理を行い、前記付加処理
を経た画像を出力する画像処理方法であって、前記付加
処理に先立ち、原画像に付加する付加画像が出力サイズ
外にあることを警告する警告モードにするか否かを設定
し、前記付加処理において、原画像に付加する付加画像
が出力サイズ外にある場合、前記警告モードが設定され
ているか否かを判定し、前記警告モードが設定されてい
ると判定される場合は警告を行うとともに操作者の指示
入力を待ち、前記警告モードが設定されていないと判定
される場合は警告を行わずに付加画像が出力サイズ内に
なるように、前記付加画像が付加された画像を縮小また
は移動処理することを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【0008】
【第1実施例】図1は、本実施例の構成例を示すブロツ
ク図である。図1において、21は原稿、22は光学レ
ンズ、23は原稿画像を読取るCCD(固体撮像素子)
である。不図示の光学系により、原稿21に光を照射
し、原稿21からの反射光が、光学レンズ22を介し
て、CCD23上に結像する。CCD23は、入射した
光の強度を、電気信号に換えて出力することによつて、
原稿画像を読取ることができる。
ク図である。図1において、21は原稿、22は光学レ
ンズ、23は原稿画像を読取るCCD(固体撮像素子)
である。不図示の光学系により、原稿21に光を照射
し、原稿21からの反射光が、光学レンズ22を介し
て、CCD23上に結像する。CCD23は、入射した
光の強度を、電気信号に換えて出力することによつて、
原稿画像を読取ることができる。
【0009】ここで、CCD23はラインセンサで、C
CD23と光学レンズ22を、原稿台(不図示)上の一
方向、例えば副走査方向に移動すると、原稿全面の画像
を読取ることができる。つまり、CCD23は、原稿台
の一方向、例えば主走査方向全体を、一度に読取ること
ができる多数の受光部で構成される。例えば、主走査方
向の長さが30cmで、読取り解像度を16pelとす
るには、30×160=4800個以上の受光部で構成
される。CCD23は、読取つた画像信号を、アナログ
信号処理部24へ出力する。
CD23と光学レンズ22を、原稿台(不図示)上の一
方向、例えば副走査方向に移動すると、原稿全面の画像
を読取ることができる。つまり、CCD23は、原稿台
の一方向、例えば主走査方向全体を、一度に読取ること
ができる多数の受光部で構成される。例えば、主走査方
向の長さが30cmで、読取り解像度を16pelとす
るには、30×160=4800個以上の受光部で構成
される。CCD23は、読取つた画像信号を、アナログ
信号処理部24へ出力する。
【0010】アナログ信号処理部24は、画像信号のサ
ンプルアンドホールド,ダークレベル補正,ダイナミツ
クレンジ制御などを行い、さらに画像信号をA/D変換
し、処理した画像信号を、入力画像処理部25へ出力す
る。入力画像処理部25は、CCD23の各受光部の受
光感度を補正する、シエーデイング補正を行い、補正し
た画像信号を、画像処理部26へ出力する。
ンプルアンドホールド,ダークレベル補正,ダイナミツ
クレンジ制御などを行い、さらに画像信号をA/D変換
し、処理した画像信号を、入力画像処理部25へ出力す
る。入力画像処理部25は、CCD23の各受光部の受
光感度を補正する、シエーデイング補正を行い、補正し
た画像信号を、画像処理部26へ出力する。
【0011】画像処理部26は、画像信号の輝度情報
を、プリンタ27の出力特性に合つたトナー量を表す濃
度情報へ変換するほか、デイジタル複写機特有の、画像
の変倍および移動などの各種機能を備えている。さら
に、画像処理部26は、本実施例に特有の、次の画像装
飾処理を行う。 (1)装飾画像の生成および付加 (2)記録用紙から装飾画像がはみ出すか否かの判定 (3)装飾画像が原稿画像に重なるか否かの判定 プリンタ27は、各種画像処理を施した画像信号の表す
画像を、記録用紙へ出力する。
を、プリンタ27の出力特性に合つたトナー量を表す濃
度情報へ変換するほか、デイジタル複写機特有の、画像
の変倍および移動などの各種機能を備えている。さら
に、画像処理部26は、本実施例に特有の、次の画像装
飾処理を行う。 (1)装飾画像の生成および付加 (2)記録用紙から装飾画像がはみ出すか否かの判定 (3)装飾画像が原稿画像に重なるか否かの判定 プリンタ27は、各種画像処理を施した画像信号の表す
画像を、記録用紙へ出力する。
【0012】28はCPUで、各種処理を制御する。2
9は操作部で、複写動作の指示、および本発明に係る画
像装飾処理の指示を入力するためのものである。また、
詳細は後述するが、記録用紙から装飾画像がはみ出すと
判断されたとき、または装飾画像が原稿画像に重なると
判断されたときは、操作部29およびブザー20から警
告が発せられる。
9は操作部で、複写動作の指示、および本発明に係る画
像装飾処理の指示を入力するためのものである。また、
詳細は後述するが、記録用紙から装飾画像がはみ出すと
判断されたとき、または装飾画像が原稿画像に重なると
判断されたときは、操作部29およびブザー20から警
告が発せられる。
【0013】次に、図2を参照して装飾画像について説
明する。図2(a)は太らせ処理を施した出力画像の一
例を表し、原稿画像801の外側に、原稿画像801の
エツジから一定の範囲で、画像802を付加するもので
ある。また、図2(b)は影付け処理を施した出力画像
の一例を表し、原稿画像803に対して、左斜め下に、
原稿画像803の影を表す画像804を付加するもので
ある。
明する。図2(a)は太らせ処理を施した出力画像の一
例を表し、原稿画像801の外側に、原稿画像801の
エツジから一定の範囲で、画像802を付加するもので
ある。また、図2(b)は影付け処理を施した出力画像
の一例を表し、原稿画像803に対して、左斜め下に、
原稿画像803の影を表す画像804を付加するもので
ある。
【0014】次に、装飾画像の生成方法について説明す
る。図3は、太らせ処理の原理の一例を説明する図であ
る。図3において、(a)は原稿画像信号を、(b)は
太らせ処理途中の画像信号を、(c)は太らせ画像信号
を表す。なお信号のレベル、‘1’は画像の存在を、
‘0’は画像の不在を示す。
る。図3は、太らせ処理の原理の一例を説明する図であ
る。図3において、(a)は原稿画像信号を、(b)は
太らせ処理途中の画像信号を、(c)は太らせ画像信号
を表す。なお信号のレベル、‘1’は画像の存在を、
‘0’は画像の不在を示す。
【0015】画像信号(a)は、例えば、図2(a)に
示す原稿画像801について、同図の805に示す主走
査によつて得られた画像信号である。画像信号(a)の
‘1’の区間の幅を、前後に一定幅拡げたのが、画像信
号(b)である。画像信号(c)は、画像信号(a)の
論理否定と、画像信号(b)との論理積によつて得た太
らせ画像信号であり、太らせ画像信号が表す画像を、あ
る濃度で、原稿画像に付加することで、太らせ処理を行
う。
示す原稿画像801について、同図の805に示す主走
査によつて得られた画像信号である。画像信号(a)の
‘1’の区間の幅を、前後に一定幅拡げたのが、画像信
号(b)である。画像信号(c)は、画像信号(a)の
論理否定と、画像信号(b)との論理積によつて得た太
らせ画像信号であり、太らせ画像信号が表す画像を、あ
る濃度で、原稿画像に付加することで、太らせ処理を行
う。
【0016】また、詳細な説明は後述するが、副走査方
向の画像に対しても、同様な処理を行い、副走査方向の
太らせ画像信号を生成する。次に図4は、影付け処理の
原理の一例について説明する図である。図4において、
(a)は原稿画像信号を、(b)は1主走査前の原稿画
像信号を、(c)は2主走査前の原稿画像信号を、
(d)は3主走査前の原稿画像信号を、(e)は影付け
処理途中の画像信号を、(f)は影付け画像信号を表
す。なお信号のレベル、‘1’は画像の存在を、‘0’
は画像の不在を示す。
向の画像に対しても、同様な処理を行い、副走査方向の
太らせ画像信号を生成する。次に図4は、影付け処理の
原理の一例について説明する図である。図4において、
(a)は原稿画像信号を、(b)は1主走査前の原稿画
像信号を、(c)は2主走査前の原稿画像信号を、
(d)は3主走査前の原稿画像信号を、(e)は影付け
処理途中の画像信号を、(f)は影付け画像信号を表
す。なお信号のレベル、‘1’は画像の存在を、‘0’
は画像の不在を示す。
【0017】画像信号(a)は、例えば、図2(b)に
示す原稿画像803について、同図の806に示す主走
査によつて得られた画像信号である。ハードウエアの詳
細は後述するが、図1に示す画像処理部26の画像装飾
処理部には、3主走査分以上の原稿画像信号を記憶する
メモリがあり、図4に示す3画像信号(b)〜(d)が
記憶されている。さらに新しい原稿画像信号が送られて
くると、該メモリの(b)に相当する部分に画像信号
(a)が記憶され、既に記憶されていた画像信号は、
(b)→(c)→(d)というように、順次、該メモリ
の中を移動し、既に(d)に相当する部分に記憶されて
いた画像信号は消去される。
示す原稿画像803について、同図の806に示す主走
査によつて得られた画像信号である。ハードウエアの詳
細は後述するが、図1に示す画像処理部26の画像装飾
処理部には、3主走査分以上の原稿画像信号を記憶する
メモリがあり、図4に示す3画像信号(b)〜(d)が
記憶されている。さらに新しい原稿画像信号が送られて
くると、該メモリの(b)に相当する部分に画像信号
(a)が記憶され、既に記憶されていた画像信号は、
(b)→(c)→(d)というように、順次、該メモリ
の中を移動し、既に(d)に相当する部分に記憶されて
いた画像信号は消去される。
【0018】続いて、該メモリから3画像信号(b)〜
(d)を読出し、読出した画像信号(b)〜(d)を、
図4に示すように、d画素ずつ、それぞれ主走査方向に
ずらした後、画像信号(a)〜(d)の論理和を求め、
画像信号(e)とする。さらに、画像信号(a)の論理
否定と、画像信号(e)との論理積から、影付け画像信
号(f)が得られる。
(d)を読出し、読出した画像信号(b)〜(d)を、
図4に示すように、d画素ずつ、それぞれ主走査方向に
ずらした後、画像信号(a)〜(d)の論理和を求め、
画像信号(e)とする。さらに、画像信号(a)の論理
否定と、画像信号(e)との論理積から、影付け画像信
号(f)が得られる。
【0019】さらに、図5を参照して影付け処理につい
て詳細に説明する。図5は、影付け処理を施した出力画
像の一例を示す図である。図5において、501は原稿
画像で、502は影付け画像である。なお、図5の右側
に示すa〜c,e〜kは、主走査1回で読取れる原稿画
像帯を示す。まず、a部の影付け処理するときは、a部
が原稿画像501の先頭部分あるから、前走査の画像は
存在せず、影付け処理部は、原稿画像だけを出力する。
て詳細に説明する。図5は、影付け処理を施した出力画
像の一例を示す図である。図5において、501は原稿
画像で、502は影付け画像である。なお、図5の右側
に示すa〜c,e〜kは、主走査1回で読取れる原稿画
像帯を示す。まず、a部の影付け処理するときは、a部
が原稿画像501の先頭部分あるから、前走査の画像は
存在せず、影付け処理部は、原稿画像だけを出力する。
【0020】次に、b部を影付け処理するときは、前走
査a部に画像が存在するので、前述のように、b部の画
像信号と、a部の画像信号をd画素分ずらした画像信号
とから、502のb部に示すd画素分の影画像が生成さ
れる。次に、c部を影付け処理するときは、前走査a部
とb部に画像が存在するので、前述のように、c部の画
像信号と、b部の画像信号をd画素分ずらした画像信号
と、a部の画像信号を2d画素分ずらした画像信号とか
ら、602のc部に示す2d画素分の影信号が生成され
る。
査a部に画像が存在するので、前述のように、b部の画
像信号と、a部の画像信号をd画素分ずらした画像信号
とから、502のb部に示すd画素分の影画像が生成さ
れる。次に、c部を影付け処理するときは、前走査a部
とb部に画像が存在するので、前述のように、c部の画
像信号と、b部の画像信号をd画素分ずらした画像信号
と、a部の画像信号を2d画素分ずらした画像信号とか
ら、602のc部に示す2d画素分の影信号が生成され
る。
【0021】次に、e部を影付け処理するときは、前走
査a部〜c部に画像が存在するので、前述のように、e
部の画像信号と、c部の画像信号をd画素分ずらした画
像信号と、b部の画像信号を2d画素分ずらした画像信
号と、b部の画像信号を3d画素分ずらした画像信号と
から、602のe部に示す3d画素分の影信号が生成さ
れる。
査a部〜c部に画像が存在するので、前述のように、e
部の画像信号と、c部の画像信号をd画素分ずらした画
像信号と、b部の画像信号を2d画素分ずらした画像信
号と、b部の画像信号を3d画素分ずらした画像信号と
から、602のe部に示す3d画素分の影信号が生成さ
れる。
【0022】f部〜h部では、記憶されている画像信号
が4走査分であることから、e部の影付け処理と同様
に、3d画素分の影信号が生成される。次に、i部を影
付け処理するときは、i部の原稿画像が存在せず、前走
査f部〜h部の画像が存在するので、502のi部に示
すような、原稿画像501から、主走査方向へd画素ず
れた位置から始まり、原稿画像501から、主走査方向
へ3d画素ずれた位置で終る影信号が生成される。
が4走査分であることから、e部の影付け処理と同様
に、3d画素分の影信号が生成される。次に、i部を影
付け処理するときは、i部の原稿画像が存在せず、前走
査f部〜h部の画像が存在するので、502のi部に示
すような、原稿画像501から、主走査方向へd画素ず
れた位置から始まり、原稿画像501から、主走査方向
へ3d画素ずれた位置で終る影信号が生成される。
【0023】j部では、i部と同様に、502のj部に
示すような、原稿画像501から、主走査方向へ2d画
素ずれた位置から始まり、原稿画像501から、主走査
方向へ3d画素ずれた位置で終る影信号が生成される。
k部では、i部と同様に、502のk部に示すような、
原稿画像501から、主走査方向へ3d画素ずれた位置
から始まり、原稿画像501から、主走査方向へ3d画
素ずれた位置で終る影信号が生成される。
示すような、原稿画像501から、主走査方向へ2d画
素ずれた位置から始まり、原稿画像501から、主走査
方向へ3d画素ずれた位置で終る影信号が生成される。
k部では、i部と同様に、502のk部に示すような、
原稿画像501から、主走査方向へ3d画素ずれた位置
から始まり、原稿画像501から、主走査方向へ3d画
素ずれた位置で終る影信号が生成される。
【0024】以上のようにして、影付け処理を実現す
る。続いて、装飾画像を生成するハードウエアを説明す
る。図6は、画像処理部26に含まれる画像装飾処理部
16の構成例を説明するブロツク図である。図6におい
て、11は2値化処理回路で、入力された多値画像信号
を2値化する。
る。続いて、装飾画像を生成するハードウエアを説明す
る。図6は、画像処理部26に含まれる画像装飾処理部
16の構成例を説明するブロツク図である。図6におい
て、11は2値化処理回路で、入力された多値画像信号
を2値化する。
【0025】12は画像メモリで、FiFoメモリ12
1〜125で構成され、2値処理回路11で2値化され
た画像信号を、5主走査分記憶する。画像メモリ12
は、画像転送クロツクVCKに同期して、既にFiFo
メモリ121に記憶されている画像信号を、順次、メモ
リ122に送り、新しい画像信号を記憶する。メモリ1
22では、既にメモリ122に記憶されている画像信号
を、順次、メモリ123に送り、メモリ122から送ら
れてきた画像信号を記憶する。以下同様に、画像転送ク
ロツクVCKに同期して、メモリ121→メモリ122
→メモリ123→メモリ124→メモリ125のよう
に、順次、画像信号が送られ、メモリ125に記憶され
ている画像信号は、順次、消去される。
1〜125で構成され、2値処理回路11で2値化され
た画像信号を、5主走査分記憶する。画像メモリ12
は、画像転送クロツクVCKに同期して、既にFiFo
メモリ121に記憶されている画像信号を、順次、メモ
リ122に送り、新しい画像信号を記憶する。メモリ1
22では、既にメモリ122に記憶されている画像信号
を、順次、メモリ123に送り、メモリ122から送ら
れてきた画像信号を記憶する。以下同様に、画像転送ク
ロツクVCKに同期して、メモリ121→メモリ122
→メモリ123→メモリ124→メモリ125のよう
に、順次、画像信号が送られ、メモリ125に記憶され
ている画像信号は、順次、消去される。
【0026】図6に示す画像メモリ12の出力は、現在
の処理対象となる画像信号をyとすれば、画像信号y+
2は2主走査後ろの、画像信号y+1は1主走査後ろ
の、画像信号y−1は1主走査前の、画像信号y−2は
2主走査前の、画像信号y−3は3主走査前の画像信号
を表す。13は装飾画像生成回路で、画像メモリ12の
出力から、2値画像信号の、太らせ画像信号Gと影付け
画像信号Hを出力する。
の処理対象となる画像信号をyとすれば、画像信号y+
2は2主走査後ろの、画像信号y+1は1主走査後ろ
の、画像信号y−1は1主走査前の、画像信号y−2は
2主走査前の、画像信号y−3は3主走査前の画像信号
を表す。13は装飾画像生成回路で、画像メモリ12の
出力から、2値画像信号の、太らせ画像信号Gと影付け
画像信号Hを出力する。
【0027】14は遅延回路で、原稿画像信号と、装飾
画像信号とのタイミングを合わせるためのもので、原稿
画像信号に、約2主走査分の遅延を与える。15は装飾
画像合成回路で、図1に示すプリンタ27で画像を出力
するときに、装飾画像がある濃度で記録されるように、
装飾画像信号GまたはHを多値画像信号に変換し、遅延
回路14からの原稿画像信号と合成する。装飾画像合成
回路15からは、原稿画像と装飾画像が合成された合成
画像信号が出力される。
画像信号とのタイミングを合わせるためのもので、原稿
画像信号に、約2主走査分の遅延を与える。15は装飾
画像合成回路で、図1に示すプリンタ27で画像を出力
するときに、装飾画像がある濃度で記録されるように、
装飾画像信号GまたはHを多値画像信号に変換し、遅延
回路14からの原稿画像信号と合成する。装飾画像合成
回路15からは、原稿画像と装飾画像が合成された合成
画像信号が出力される。
【0028】図7は、装飾画像生成回路13の詳細な構
成例を示すブロツク図である。図7において、701〜
709はF/Fで、画像転送クロツクVCKにより、入
力された画像信号を、それぞれd画素分遅延させる。太
らせ処理は、まず、ORゲート713で、画像信号y+
2,y+1,y,y−1およびy−2の論理和を求め
る。すなわち、現在の処理対象の画像信号yに対して、
2主走査前(副走査方向に2画素前)から、2主走査後
ろ(副走査方向に2画素後ろ)までの範囲に、原稿画像
が存在すれば、ORゲート713の出力は‘1’とな
る。従つて、画像信号yが表す位置に、原稿画像が存在
しなくとも、副走査方向の前後2画素の範囲に原稿画像
が存在すれば、太らせ画像が生成されることになる。
成例を示すブロツク図である。図7において、701〜
709はF/Fで、画像転送クロツクVCKにより、入
力された画像信号を、それぞれd画素分遅延させる。太
らせ処理は、まず、ORゲート713で、画像信号y+
2,y+1,y,y−1およびy−2の論理和を求め
る。すなわち、現在の処理対象の画像信号yに対して、
2主走査前(副走査方向に2画素前)から、2主走査後
ろ(副走査方向に2画素後ろ)までの範囲に、原稿画像
が存在すれば、ORゲート713の出力は‘1’とな
る。従つて、画像信号yが表す位置に、原稿画像が存在
しなくとも、副走査方向の前後2画素の範囲に原稿画像
が存在すれば、太らせ画像が生成されることになる。
【0029】ORゲート713の出力は、F/F701
〜702により、d画素分ずつ遅延される。ORゲート
714は、ORゲート713の出力g0と、F/F70
2の出力g2との論理和g3を出力する。また、インバ
ータ715は、F/F702の出力g1の論理否定g4
を出力する。画像信号g3とg4は、ANDゲート71
6で論理積され、太らせ画像信号Gとなる。
〜702により、d画素分ずつ遅延される。ORゲート
714は、ORゲート713の出力g0と、F/F70
2の出力g2との論理和g3を出力する。また、インバ
ータ715は、F/F702の出力g1の論理否定g4
を出力する。画像信号g3とg4は、ANDゲート71
6で論理積され、太らせ画像信号Gとなる。
【0030】次に、影付け処理は、まず、画像信号y−
1,y−2,y−3を、F/F703〜708で遅延さ
せる。すなわち、画像信号y−1は、d画素分遅延さ
れ、画像信号y−1’となる。画像信号y−2は、2d
画素分遅延され、画像信号y−2’となる。画像信号y
−3は、3d画素分遅延され、画像信号y−3’とな
る。
1,y−2,y−3を、F/F703〜708で遅延さ
せる。すなわち、画像信号y−1は、d画素分遅延さ
れ、画像信号y−1’となる。画像信号y−2は、2d
画素分遅延され、画像信号y−2’となる。画像信号y
−3は、3d画素分遅延され、画像信号y−3’とな
る。
【0031】717はORゲートで、画像信号y,y−
1’,y−2’およびy−3’の論理和h0を出力す
る。また、インバータ718は、画像信号yの論理否定
h1を出力する。画像信号h0とh1は、ANDゲート
719で論理積され、さらに、太らせ処理の遅延量に合
わせるための、F/F709を介して、影付け画像信号
Hとなる。
1’,y−2’およびy−3’の論理和h0を出力す
る。また、インバータ718は、画像信号yの論理否定
h1を出力する。画像信号h0とh1は、ANDゲート
719で論理積され、さらに、太らせ処理の遅延量に合
わせるための、F/F709を介して、影付け画像信号
Hとなる。
【0032】次に図8は、記録用紙から装飾画像がはみ
出すか否かの判定方法の一例を説明する図である。図8
において、811は記録用紙で、記録用紙811中の、
黒く塗られた部分が原稿画像で、また、812で示す点
線は、該原稿画像の4方向の最外端から求めた、該原稿
画像が存在する最大領域である。すなわち、原稿画像が
存在する最大領域812を求めれば、付加する装飾画像
の最大幅は決つているので、付加する装飾画像が、記録
用紙からはみ出すか否かが判定できる。
出すか否かの判定方法の一例を説明する図である。図8
において、811は記録用紙で、記録用紙811中の、
黒く塗られた部分が原稿画像で、また、812で示す点
線は、該原稿画像の4方向の最外端から求めた、該原稿
画像が存在する最大領域である。すなわち、原稿画像が
存在する最大領域812を求めれば、付加する装飾画像
の最大幅は決つているので、付加する装飾画像が、記録
用紙からはみ出すか否かが判定できる。
【0033】図9は、記録用紙から装飾画像がはみ出す
か否かを判定する、はみ出し判定回路100の構成例を
示すブロツク図である。ここでは、原稿画像の存在する
最大領域を求める一例として、図8に示す領域812
の、頂点813と頂点814を結ぶ線分,つまり原稿画
像の最右端を求める方法について説明する。図9におい
て、101は2値化回路で、原稿画像が存在するか否か
を判定するため、入力された多値画像信号を2値化して
出力する。
か否かを判定する、はみ出し判定回路100の構成例を
示すブロツク図である。ここでは、原稿画像の存在する
最大領域を求める一例として、図8に示す領域812
の、頂点813と頂点814を結ぶ線分,つまり原稿画
像の最右端を求める方法について説明する。図9におい
て、101は2値化回路で、原稿画像が存在するか否か
を判定するため、入力された多値画像信号を2値化して
出力する。
【0034】107はインバータで、2値化回路101
の出力を反転する。102は主走査カウンタで、そのカ
ウント値は、画像転送クロツクVCKでインクリメント
され、主走査同期信号Hsyncでリセツトされる。従
つて、主走査カウンタ102のカウント値は、主走査方
向の画素の位置を示す。103はF/Fで、インバータ
107から、クロツク端子へ入力される信号が、‘1’
になると、その信号の立上りで、主走査カウンタ102
のカウント値をラツチする。
の出力を反転する。102は主走査カウンタで、そのカ
ウント値は、画像転送クロツクVCKでインクリメント
され、主走査同期信号Hsyncでリセツトされる。従
つて、主走査カウンタ102のカウント値は、主走査方
向の画素の位置を示す。103はF/Fで、インバータ
107から、クロツク端子へ入力される信号が、‘1’
になると、その信号の立上りで、主走査カウンタ102
のカウント値をラツチする。
【0035】104は比較器で、入力端子AとBの入力
を比較し、A>Bであるとき、‘1’を出力する。10
8はANDゲートで、比較器104の出力と、VCKと
の論理積を出力する。105はF/Fで、ANDゲート
108から、クロツク端子へ入力される信号が、‘1’
となると、その信号の立上り、つまりVCKの立上り
で、F/F103の出力をラツチし、比較器104と外
部へ、ラツチした値を出力する。
を比較し、A>Bであるとき、‘1’を出力する。10
8はANDゲートで、比較器104の出力と、VCKと
の論理積を出力する。105はF/Fで、ANDゲート
108から、クロツク端子へ入力される信号が、‘1’
となると、その信号の立上り、つまりVCKの立上り
で、F/F103の出力をラツチし、比較器104と外
部へ、ラツチした値を出力する。
【0036】すなわち、F/F105には、1副走査中
の、画素の存在位置を示す主走査カウンタ102のカウ
ント値の最大値がラツチされることになる。従つて、ラ
ツチされ出力された最大カウント値は、原稿画像の最右
端にある画素の位置を表している。F/F105の出力
は、CPU28へ送られ、1枚の原稿の読取走査が終了
した時点で、CPU28は原稿画像の最右端を得ること
ができる。
の、画素の存在位置を示す主走査カウンタ102のカウ
ント値の最大値がラツチされることになる。従つて、ラ
ツチされ出力された最大カウント値は、原稿画像の最右
端にある画素の位置を表している。F/F105の出力
は、CPU28へ送られ、1枚の原稿の読取走査が終了
した時点で、CPU28は原稿画像の最右端を得ること
ができる。
【0037】また、略同様の方法により、原稿画像の、
最上端,最左端および最下端も求められるが、説明は省
略する。次に、変倍および移動処理について説明する。
図10は、画像の変倍移動回路110の構成例を示すブ
ロツク図である。なお、図10で説明する変倍および移
動処理の方法は、デイジタル複写機では公知の技術なの
で、ここでは変倍および移動処理の概要について説明
し、詳細な説明は省略する。
最上端,最左端および最下端も求められるが、説明は省
略する。次に、変倍および移動処理について説明する。
図10は、画像の変倍移動回路110の構成例を示すブ
ロツク図である。なお、図10で説明する変倍および移
動処理の方法は、デイジタル複写機では公知の技術なの
で、ここでは変倍および移動処理の概要について説明
し、詳細な説明は省略する。
【0038】また本実施例では、副走査方向の変倍およ
び移動処理について、光学系の走査速度、および光学系
とプリンタの走査タイミングにより実現しているが、こ
こでは副走査方向の説明は省略する。図10において、
Hsyncは主走査同期信号、RVEは主走査方向の画
像有効区間を表す信号、VCKは画像転送クロツクであ
る。
び移動処理について、光学系の走査速度、および光学系
とプリンタの走査タイミングにより実現しているが、こ
こでは副走査方向の説明は省略する。図10において、
Hsyncは主走査同期信号、RVEは主走査方向の画
像有効区間を表す信号、VCKは画像転送クロツクであ
る。
【0039】111はライトアドレスカウンタ、113
はリードアドレスカウンタである。112はゲートマル
チプライアで、CPU28の指示により、VCKを間引
いて、ライトアドレスカウンタ111のクロツク端子に
供給する。114は分周器で、Hsyncを2分周して
出力する。115,116と119は、ともにセレクタ
で、セレクト端子Sa,Sb,Scへ入力される信号
が、‘1’のとき、入力端子Aへ入力された信号を、
‘0’のとき、入力端子Bへ入力された信号を出力す
る。
はリードアドレスカウンタである。112はゲートマル
チプライアで、CPU28の指示により、VCKを間引
いて、ライトアドレスカウンタ111のクロツク端子に
供給する。114は分周器で、Hsyncを2分周して
出力する。115,116と119は、ともにセレクタ
で、セレクト端子Sa,Sb,Scへ入力される信号
が、‘1’のとき、入力端子Aへ入力された信号を、
‘0’のとき、入力端子Bへ入力された信号を出力す
る。
【0040】117と118は、ともにラインメモリ
で、画像信号を記憶する。201と202は、ともにイ
ンバータであり、203と204は、ともに3ステイト
ゲートで、画像信号の流れを切換える。分周器114が
出力する、Hsyncを2分周したクロツクは、セレク
タa115のセレクト端子Saと、3ステイトゲートa
203のゲート端子Gaとへ入力され、同時に、インバ
ータa201を介して、セレクタc119のセレクト端
子Scと、3ステイトゲートb204のゲート端子Gb
とへ入力され、さらに、インバータb202を介して、
セレクタb116のセレクト端子Sbへ入力される。
で、画像信号を記憶する。201と202は、ともにイ
ンバータであり、203と204は、ともに3ステイト
ゲートで、画像信号の流れを切換える。分周器114が
出力する、Hsyncを2分周したクロツクは、セレク
タa115のセレクト端子Saと、3ステイトゲートa
203のゲート端子Gaとへ入力され、同時に、インバ
ータa201を介して、セレクタc119のセレクト端
子Scと、3ステイトゲートb204のゲート端子Gb
とへ入力され、さらに、インバータb202を介して、
セレクタb116のセレクト端子Sbへ入力される。
【0041】例えば、Hsyncを2分周したクロツク
が、‘1’のとき、セレクタa115は、ライトアドレ
スカウンタ111から端子Aへ入力されたカウント値を
出力し、3ステイトゲートa203は入力信号を遮断
し、一方、セレクタb116は、リードアドレスカウン
タ113から端子Bへ入力されたカウント値を出力し、
3ステイトゲートb204は入力信号を通過させ、セレ
クタc119は、端子Bへ入力された信号を出力する。
すなわち、Hsyncを2分周したクロツクが、‘1’
の期間に、メモリa117には、ライトアドレスカウン
タ111のカウント値が示すアドレスに、3ステイトゲ
ートb204を介して、1主走査分の画像信号が記憶さ
れ、一方、メモリb118からは、リードアドレスカウ
ンタ113のカウント値が示すアドレスの、1主走査分
の画像信号が読出され、セレクタc119を介して出力
される。
が、‘1’のとき、セレクタa115は、ライトアドレ
スカウンタ111から端子Aへ入力されたカウント値を
出力し、3ステイトゲートa203は入力信号を遮断
し、一方、セレクタb116は、リードアドレスカウン
タ113から端子Bへ入力されたカウント値を出力し、
3ステイトゲートb204は入力信号を通過させ、セレ
クタc119は、端子Bへ入力された信号を出力する。
すなわち、Hsyncを2分周したクロツクが、‘1’
の期間に、メモリa117には、ライトアドレスカウン
タ111のカウント値が示すアドレスに、3ステイトゲ
ートb204を介して、1主走査分の画像信号が記憶さ
れ、一方、メモリb118からは、リードアドレスカウ
ンタ113のカウント値が示すアドレスの、1主走査分
の画像信号が読出され、セレクタc119を介して出力
される。
【0042】例えば、逆に、Hsyncを2分周したク
ロツクが、‘0’のとき、セレクタa115は、リード
アドレスカウンタ113から端子Bへ入力されたカウン
ト値を出力し、3ステイトゲートa203は入力信号を
通過させ、一方、セレクタb116は、ライトアドレス
カウンタ111から端子Aへ入力されたカウント値を出
力し、3ステイトゲートb204は入力信号を遮断し、
セレクタc119は、端子Aへ入力された信号を出力す
る。すなわち、Hsyncを2分周したクロツクが、
‘0’の期間に、メモリa118には、ライトアドレス
カウンタ111のカウント値が示すアドレスに、3ステ
イトゲートa203を介して、1主走査分の画像信号が
記憶され、一方、メモリb117からは、リードアドレ
スカウンタ113のカウント値が示すアドレスの、1主
走査分の画像信号が読出され、セレクタc119を介し
て出力される。
ロツクが、‘0’のとき、セレクタa115は、リード
アドレスカウンタ113から端子Bへ入力されたカウン
ト値を出力し、3ステイトゲートa203は入力信号を
通過させ、一方、セレクタb116は、ライトアドレス
カウンタ111から端子Aへ入力されたカウント値を出
力し、3ステイトゲートb204は入力信号を遮断し、
セレクタc119は、端子Aへ入力された信号を出力す
る。すなわち、Hsyncを2分周したクロツクが、
‘0’の期間に、メモリa118には、ライトアドレス
カウンタ111のカウント値が示すアドレスに、3ステ
イトゲートa203を介して、1主走査分の画像信号が
記憶され、一方、メモリb117からは、リードアドレ
スカウンタ113のカウント値が示すアドレスの、1主
走査分の画像信号が読出され、セレクタc119を介し
て出力される。
【0043】以上のような回路構成で、ゲートマルチプ
ライヤ112により、ライトアドレスカウンタ111の
クロツク端子へ供給するVCKを、間引くことで縮小処
理が実現される。従つて、VCKを間引く割合によつ
て、縮小率が決定される。また移動処理は、リードアド
レスカウンタ113のイネイブル端子Eへ供給するRV
Eを、前後にずらすことで実現される。すなわち、RV
Eを後端方向へずらすことで、出力画像は後端方向に移
動し、RVEを前端方向へずらすことで、出力画像は前
端方向へ移動される。
ライヤ112により、ライトアドレスカウンタ111の
クロツク端子へ供給するVCKを、間引くことで縮小処
理が実現される。従つて、VCKを間引く割合によつ
て、縮小率が決定される。また移動処理は、リードアド
レスカウンタ113のイネイブル端子Eへ供給するRV
Eを、前後にずらすことで実現される。すなわち、RV
Eを後端方向へずらすことで、出力画像は後端方向に移
動し、RVEを前端方向へずらすことで、出力画像は前
端方向へ移動される。
【0044】次に、装飾画像が原稿画像に重なるか否か
の判定方法について説明する。図11は、装飾画像と原
稿画像との重畳判定回路1200の構成例を示すブロツ
ク図である。1206は2値化回路で、原稿画像信号の
2値化信号を出力する。1201はANDゲートで、一
方の入力端子には2値化回路1206で2値化された原
稿画像信号が、他方の入力端子には装飾画像信号G(ま
たはH)が入力される。装飾画像が原稿画像に、重なる
ときANDゲート1201の出力は‘1’となり、重な
らないときANDゲート1201の出力は‘0’とな
る。
の判定方法について説明する。図11は、装飾画像と原
稿画像との重畳判定回路1200の構成例を示すブロツ
ク図である。1206は2値化回路で、原稿画像信号の
2値化信号を出力する。1201はANDゲートで、一
方の入力端子には2値化回路1206で2値化された原
稿画像信号が、他方の入力端子には装飾画像信号G(ま
たはH)が入力される。装飾画像が原稿画像に、重なる
ときANDゲート1201の出力は‘1’となり、重な
らないときANDゲート1201の出力は‘0’とな
る。
【0045】1202はF/Fで、入力端子Dはレジス
タ1207を介して+Vに接続されている。つまり、入
力端子Dは‘1’に固定されている。F/F1202の
クロツク端子は、ANDゲート1201の出力に接続さ
れ、ANDゲート1201の出力が‘1’になると、F
/F1202には‘1’がセツトされ、リセツトされる
まで、出力端子Qからは‘1’が出力される。F/F1
202の出力は、3ステイトゲート1203を介して、
データバスへ接続されている。
タ1207を介して+Vに接続されている。つまり、入
力端子Dは‘1’に固定されている。F/F1202の
クロツク端子は、ANDゲート1201の出力に接続さ
れ、ANDゲート1201の出力が‘1’になると、F
/F1202には‘1’がセツトされ、リセツトされる
まで、出力端子Qからは‘1’が出力される。F/F1
202の出力は、3ステイトゲート1203を介して、
データバスへ接続されている。
【0046】CPU28は、アドレスバス1205を介
して、3ステイトゲート1203を制御し、データバス
1204を介して、F/F1202の出力を読取ること
ができる。また、CPU28は、データバス1204を
介して、任意のタイミング、例えばF/F1202の出
力の読取つた後に、F/F1202をリセツトすること
ができる。
して、3ステイトゲート1203を制御し、データバス
1204を介して、F/F1202の出力を読取ること
ができる。また、CPU28は、データバス1204を
介して、任意のタイミング、例えばF/F1202の出
力の読取つた後に、F/F1202をリセツトすること
ができる。
【0047】すなわち、CPU28は、原稿画像を読取
りながら、同時に装飾処理を行い、原稿1枚の走査が終
了した時点で、F/F1202の出力を読取り、装飾画
像が原稿画像に重なるか否かを判定する。続いて、装飾
画像が原稿画像に重なる場合に、優先して出力する画像
の切換え方法について説明する。
りながら、同時に装飾処理を行い、原稿1枚の走査が終
了した時点で、F/F1202の出力を読取り、装飾画
像が原稿画像に重なるか否かを判定する。続いて、装飾
画像が原稿画像に重なる場合に、優先して出力する画像
の切換え方法について説明する。
【0048】図12は、優先出力する画像による出力結果
の違いの一例を示す図である。図12(a)は原稿画像を示
し、原稿画像は、例えば長方形1211および1221で構成さ
れている。この原稿画像1211および1221に、影付け処理
を行った場合、図12(b)が原稿画像を優先出力した例
で、1212および1222はそれぞれ原稿画像1211および1221
の影付け画像を表す。また、図12(c)は装飾画像を優先
出力した例で、同様に、1212および1222は影付け画像を
表す。
の違いの一例を示す図である。図12(a)は原稿画像を示
し、原稿画像は、例えば長方形1211および1221で構成さ
れている。この原稿画像1211および1221に、影付け処理
を行った場合、図12(b)が原稿画像を優先出力した例
で、1212および1222はそれぞれ原稿画像1211および1221
の影付け画像を表す。また、図12(c)は装飾画像を優先
出力した例で、同様に、1212および1222は影付け画像を
表す。
【0049】図13は、図6に示す装飾画像合成回路1
5の詳細な構成例を示すブロツク図である。すなわち、
優先出力する画像の切換えは、装飾画像合成回路15で
行う。図13において、131は装飾画像濃度発生回路
で、ある濃度の画像信号を発生する。
5の詳細な構成例を示すブロツク図である。すなわち、
優先出力する画像の切換えは、装飾画像合成回路15で
行う。図13において、131は装飾画像濃度発生回路
で、ある濃度の画像信号を発生する。
【0050】132は2値化回路で、入力された原稿画
像信号を2値化する。133はセレクタで、セレクト端
子Sに入力される信号が‘1’のとき、入力端子Aに入
力される信号を出力し、セレクト端子Sに入力される信
号が‘0’のとき、入力端子Bに入力される信号を出力
する。134はNANDゲートで、一方の入力端子へ
は、図6に示す装飾画像生成回路13から、装飾画像信
号GまたはHが入力され、他方の入力端子は、ORゲー
ト136の出力へ接続されている。
像信号を2値化する。133はセレクタで、セレクト端
子Sに入力される信号が‘1’のとき、入力端子Aに入
力される信号を出力し、セレクト端子Sに入力される信
号が‘0’のとき、入力端子Bに入力される信号を出力
する。134はNANDゲートで、一方の入力端子へ
は、図6に示す装飾画像生成回路13から、装飾画像信
号GまたはHが入力され、他方の入力端子は、ORゲー
ト136の出力へ接続されている。
【0051】ORゲート136の一方の入力端子は、レ
ジスタ138を介して+Vに接続され、かつスイツチ1
37により、接地電位に接続できる。つまり、スイツチ
137が開のときは‘1’が入力され、スイツチ137
が閉のときは‘0’が入力される。また、他方の入力端
子は、インバータ135を介して、2値化回路132の
出力へ接続されている。
ジスタ138を介して+Vに接続され、かつスイツチ1
37により、接地電位に接続できる。つまり、スイツチ
137が開のときは‘1’が入力され、スイツチ137
が閉のときは‘0’が入力される。また、他方の入力端
子は、インバータ135を介して、2値化回路132の
出力へ接続されている。
【0052】なお、スイツチ137は、機械的切換構造
のスイツチでもよいし、CPU28からの信号により切
換える、電子的スイツチでもよい。まず、スイツチ13
7が開のとき、ORゲート136の出力は、常に‘1’
となる。従つて、装飾画像信号GまたはHが‘1’のと
き、NANDゲート134は‘0’を出力し、セレクタ
133は、装飾画像濃度発生回路131からの画像信号
を出力する。装飾画像信号GまたはHが‘0’のとき、
NANDゲート134は‘1’を出力し、セレクタ13
3は、原稿画像信号を出力する。すなわち、スイツチ1
37が開のときは、装飾画像が優先出力される。
のスイツチでもよいし、CPU28からの信号により切
換える、電子的スイツチでもよい。まず、スイツチ13
7が開のとき、ORゲート136の出力は、常に‘1’
となる。従つて、装飾画像信号GまたはHが‘1’のと
き、NANDゲート134は‘0’を出力し、セレクタ
133は、装飾画像濃度発生回路131からの画像信号
を出力する。装飾画像信号GまたはHが‘0’のとき、
NANDゲート134は‘1’を出力し、セレクタ13
3は、原稿画像信号を出力する。すなわち、スイツチ1
37が開のときは、装飾画像が優先出力される。
【0053】次に、スイツチ137が閉のとき、2値化
回路132で2値化され、インバータ135で反転され
た原稿画像信号が、ORゲート136から出力される。
従つて、装飾画像信号GまたはHが‘1’で、かつ原稿
画像が存在せず、2値化された原稿画像信号が‘0’の
とき、NANDゲート134は‘0’を出力し、セレク
タ133は、装飾画像濃度発生回路131からの画像信
号を出力する。原稿画像が存在し、2値化された原稿画
像信号が‘1’のときは、装飾画像信号GまたはHに無
関係に、NANDゲート134は‘1’を出力し、セレ
クタ133は、原稿画像信号を出力する。すなわち、ス
イツチ137が閉のときは、原稿画像が優先出力され、
原稿画像が存在しないとき、装飾画像が出力される。
回路132で2値化され、インバータ135で反転され
た原稿画像信号が、ORゲート136から出力される。
従つて、装飾画像信号GまたはHが‘1’で、かつ原稿
画像が存在せず、2値化された原稿画像信号が‘0’の
とき、NANDゲート134は‘0’を出力し、セレク
タ133は、装飾画像濃度発生回路131からの画像信
号を出力する。原稿画像が存在し、2値化された原稿画
像信号が‘1’のときは、装飾画像信号GまたはHに無
関係に、NANDゲート134は‘1’を出力し、セレ
クタ133は、原稿画像信号を出力する。すなわち、ス
イツチ137が閉のときは、原稿画像が優先出力され、
原稿画像が存在しないとき、装飾画像が出力される。
【0054】次に、記録用紙から装飾画像がはみ出す
か、または原稿画像と重なると判断された場合の、動作
の流れについて説明する。図14は、装飾画像が、記録
用紙からはみ出すか、または原稿画像に重なると判定さ
れた場合の、処理の流れの一例を示すフローチヤートで
ある。図14において、151で原稿がセツトされ、1
52で装飾モード、例えば太らせ処理などが選択され
る。
か、または原稿画像と重なると判断された場合の、動作
の流れについて説明する。図14は、装飾画像が、記録
用紙からはみ出すか、または原稿画像に重なると判定さ
れた場合の、処理の流れの一例を示すフローチヤートで
ある。図14において、151で原稿がセツトされ、1
52で装飾モード、例えば太らせ処理などが選択され
る。
【0055】154で複写開始が指示されると、原稿画
像を走査するとともに、155で、図9に示すはみ出し
判定回路100により、記録用紙から装飾画像が「はみ
出さないか?」が判定され、また同様に、156で、図
11に示す重畳判定回路1200により、装飾画像が原
稿画像に「重ならないか?」が判定される。155と1
56の結果が、ともにyesであれば、157に進む。
像を走査するとともに、155で、図9に示すはみ出し
判定回路100により、記録用紙から装飾画像が「はみ
出さないか?」が判定され、また同様に、156で、図
11に示す重畳判定回路1200により、装飾画像が原
稿画像に「重ならないか?」が判定される。155と1
56の結果が、ともにyesであれば、157に進む。
【0056】155の結果がnoか、または、156の
結果がnoのときは、159に進む。159では、図1
に示すブザー20および操作部29から警告を発し、1
60で、本実施例を利用するユーザの指示を待ち、指示
が入力されると161へ進む。なお、ユーザの指示は操
作部29から入力される。
結果がnoのときは、159に進む。159では、図1
に示すブザー20および操作部29から警告を発し、1
60で、本実施例を利用するユーザの指示を待ち、指示
が入力されると161へ進む。なお、ユーザの指示は操
作部29から入力される。
【0057】161で、警告にかかわらず、指示が「複
写を実行」のときは、157に進む。157で原稿画像
を再走査し、158で原稿画像と装飾画像が合成された
ものが出力される。161で、指示が「複写を実行」で
ないときは、画像出力を実行せず処理を終了する。
写を実行」のときは、157に進む。157で原稿画像
を再走査し、158で原稿画像と装飾画像が合成された
ものが出力される。161で、指示が「複写を実行」で
ないときは、画像出力を実行せず処理を終了する。
【0058】以上説明したように、本実施例によれば、
記録用紙から装飾画像がはみ出すか否かを判定するはみ
出し判定回路100と、装飾画像が原稿画像と重なるか
否かを判定する重畳判定回路1200とを設け、はみ出
す、および重なると判定されたときは、本実施例の装置
のユーザへ警告を発し、該ユーザに、原稿画像と装飾画
像の合成画像を出力するか否かの決定を求め、該ユーザ
が、出力不適切と判断したときは、操作部29を介し
て、画像出力を中止することができる。
記録用紙から装飾画像がはみ出すか否かを判定するはみ
出し判定回路100と、装飾画像が原稿画像と重なるか
否かを判定する重畳判定回路1200とを設け、はみ出
す、および重なると判定されたときは、本実施例の装置
のユーザへ警告を発し、該ユーザに、原稿画像と装飾画
像の合成画像を出力するか否かの決定を求め、該ユーザ
が、出力不適切と判断したときは、操作部29を介し
て、画像出力を中止することができる。
【0059】
【第2実施例】以下、本発明に係る第2実施例を説明す
るが、第2実施例においては、第1実施例と同様な構成
については同一符号を付し、詳細説明を省略する。図1
5は、本実施例における、記録用紙から装飾画像がはみ
出すと判定され、出力画像の移動を行うときの、動作の
流れの一例を示すフローチヤートである。
るが、第2実施例においては、第1実施例と同様な構成
については同一符号を付し、詳細説明を省略する。図1
5は、本実施例における、記録用紙から装飾画像がはみ
出すと判定され、出力画像の移動を行うときの、動作の
流れの一例を示すフローチヤートである。
【0060】まず、261で原稿がセットされ、262では、
図1に示す操作部29によって、装飾モードと警告モード
が選択される。263で複写開始が指示されると、原稿画
像を走査するとともに、264において、図9に示すはみ出
し判定回路100により、記録用紙から装飾画像が「はみ
出すか?」か否かが判定される。
図1に示す操作部29によって、装飾モードと警告モード
が選択される。263で複写開始が指示されると、原稿画
像を走査するとともに、264において、図9に示すはみ出
し判定回路100により、記録用紙から装飾画像が「はみ
出すか?」か否かが判定される。
【0061】264で、noと判定されたときは271
へ進み、yesと判定されたときは265へ進む。26
5では、262で設定された警告モードが、「要警告」
であるか否かで分岐する。つまり、「要警告」でないと
きは269へ進み、「要警告」のときは266へ進む。
へ進み、yesと判定されたときは265へ進む。26
5では、262で設定された警告モードが、「要警告」
であるか否かで分岐する。つまり、「要警告」でないと
きは269へ進み、「要警告」のときは266へ進む。
【0062】266では、図1に示すブザー20と操作
部29により警告を発し、267で、本実施例の装置を
利用するユーザの指示を待ち、指示が入力されると26
8へ進む。なお、ユーザの指示は操作部29から入力さ
れる。268で、該ユーザの指示が「移動する」のとき
は、269で原稿画像を再走査し、270において、図
1に示すCPU28が、記録用紙サイズ、および図8に
示す原稿画像の領域812から、最適な移動方向を判断
し、図10に示す変倍移動回路110を制御して、画像
信号に移動処理を施し、272へ進む。
部29により警告を発し、267で、本実施例の装置を
利用するユーザの指示を待ち、指示が入力されると26
8へ進む。なお、ユーザの指示は操作部29から入力さ
れる。268で、該ユーザの指示が「移動する」のとき
は、269で原稿画像を再走査し、270において、図
1に示すCPU28が、記録用紙サイズ、および図8に
示す原稿画像の領域812から、最適な移動方向を判断
し、図10に示す変倍移動回路110を制御して、画像
信号に移動処理を施し、272へ進む。
【0063】264でnoと判断されたときと、268
で指示が「移動する」でないときは、271で原稿画像
が再走査される。最後に、272で原稿画像と装飾画像
が合成されたものが出力される。以上の説明と図15に
おいて、記録用紙から装飾画像がはみ出すと判定された
場合、記録用紙から装飾画像がはみ出さないようにする
ために、合成画像を、変倍移動回路110により移動す
る方法を説明したが、合成画像を、変倍移動回路110
により縮小することによつても、記録用紙から装飾画像
がはみ出さないようにすることができる。
で指示が「移動する」でないときは、271で原稿画像
が再走査される。最後に、272で原稿画像と装飾画像
が合成されたものが出力される。以上の説明と図15に
おいて、記録用紙から装飾画像がはみ出すと判定された
場合、記録用紙から装飾画像がはみ出さないようにする
ために、合成画像を、変倍移動回路110により移動す
る方法を説明したが、合成画像を、変倍移動回路110
により縮小することによつても、記録用紙から装飾画像
がはみ出さないようにすることができる。
【0064】図16は、縮小により、記録用紙から装飾
画像がはみ出さないようにするときの、動作の流れの一
例を示すフローチヤートである。図15と図16の差異
は、図15において、268が「移動する?」を判断
し、270が「移動処理」を行うのに対して、図16に
おいて、273が「縮小する?」を判断し、274が
「縮小処理」を行うことである。
画像がはみ出さないようにするときの、動作の流れの一
例を示すフローチヤートである。図15と図16の差異
は、図15において、268が「移動する?」を判断
し、270が「移動処理」を行うのに対して、図16に
おいて、273が「縮小する?」を判断し、274が
「縮小処理」を行うことである。
【0065】なお縮小率については、CPU28が、記
録用紙から装飾画像がはみ出さない最適な倍率を判断
し、変倍移動回路を制御して、画像信号に縮小処理を施
す。以上説明したように、本実施例によれば、記録用紙
から装飾画像がはみ出すか否かを判定するはみ出し判定
回路を設け、はみ出すと判定されたときは、本実施例の
装置のユーザへ警告を発し、該ユーザに、記録用紙から
装飾画像がはみ出さないように、合成画像を移動(また
は縮小)するか否かの決定を求め、該ユーザが、移動
(または縮小)すると判断したときは、操作部29を介
して移動(または縮小)を指示することにより、CPU
28が制御する変倍移動回路110により、記録用紙か
ら装飾画像がはみ出さないように、最適な方向に移動
(または最適な倍率で縮小)された合成画像を出力でき
る。
録用紙から装飾画像がはみ出さない最適な倍率を判断
し、変倍移動回路を制御して、画像信号に縮小処理を施
す。以上説明したように、本実施例によれば、記録用紙
から装飾画像がはみ出すか否かを判定するはみ出し判定
回路を設け、はみ出すと判定されたときは、本実施例の
装置のユーザへ警告を発し、該ユーザに、記録用紙から
装飾画像がはみ出さないように、合成画像を移動(また
は縮小)するか否かの決定を求め、該ユーザが、移動
(または縮小)すると判断したときは、操作部29を介
して移動(または縮小)を指示することにより、CPU
28が制御する変倍移動回路110により、記録用紙か
ら装飾画像がはみ出さないように、最適な方向に移動
(または最適な倍率で縮小)された合成画像を出力でき
る。
【0066】また、該ユーザが、移動(または縮小)は
不要と判断したときは、操作部29を介して移動(また
は縮小)しないことを指示することにより、移動(また
は縮小)しない合成画像も出力できる。さらに、該ユー
ザが、はみ出すと判定されたときに発せられる警告を不
要と判断したときは、複写開始前に、操作部29を介し
て、警告不要であることを指示することができる。この
場合は、はみ出すと判定されたときに、警告は発せられ
ず、該ユーザに移動(または縮小)の判断を求めること
なく、直ちに、CPU28が制御する変倍移動回路11
0により、記録用紙から装飾画像がはみ出さないよう
に、最適な方向に移動(または最適な倍率で縮小)され
た合成画像が出力される。
不要と判断したときは、操作部29を介して移動(また
は縮小)しないことを指示することにより、移動(また
は縮小)しない合成画像も出力できる。さらに、該ユー
ザが、はみ出すと判定されたときに発せられる警告を不
要と判断したときは、複写開始前に、操作部29を介し
て、警告不要であることを指示することができる。この
場合は、はみ出すと判定されたときに、警告は発せられ
ず、該ユーザに移動(または縮小)の判断を求めること
なく、直ちに、CPU28が制御する変倍移動回路11
0により、記録用紙から装飾画像がはみ出さないよう
に、最適な方向に移動(または最適な倍率で縮小)され
た合成画像が出力される。
【0067】
【第3実施例】以下、本発明に係る第3実施例を説明す
るが、第3実施例においては、第1実施例および第2実
施例と同様な構成については同一符号を付し、詳細説明
を省略する。図17は、本実施例における、装飾画像が
原稿画像に重なると判定され、両画像のどちらか一方を
優先して画像出力するときの、動作の流れの一例を示す
フローチヤートである。
るが、第3実施例においては、第1実施例および第2実
施例と同様な構成については同一符号を付し、詳細説明
を省略する。図17は、本実施例における、装飾画像が
原稿画像に重なると判定され、両画像のどちらか一方を
優先して画像出力するときの、動作の流れの一例を示す
フローチヤートである。
【0068】まず、275で原稿がセツトされ、276
で装飾モードが選択される。277で複写開始が指示さ
れると、原稿画像を走査するとともに、278におい
て、図11に示す重畳判定回路1200により、装飾画
像が原稿画像に「重なるか?」が判定される。278の
判定結果が、noのときは284に進み、yesのとき
は279へ進む。
で装飾モードが選択される。277で複写開始が指示さ
れると、原稿画像を走査するとともに、278におい
て、図11に示す重畳判定回路1200により、装飾画
像が原稿画像に「重なるか?」が判定される。278の
判定結果が、noのときは284に進み、yesのとき
は279へ進む。
【0069】279では、図1に示すブザー20と操作
部29により警告を発し、280で、本実施例の装置を
利用するユーザの指示を待ち、指示が入力されると28
1へ進む。なお、ユーザの指示は操作部29から入力さ
れる。281では、該ユーザの指示、つまり原稿画像と
装飾画像のどちらを優先出力するかによつて分岐する。
すなわち、「原稿画像優先」であれば、282で、図1
3に示すスイツチ137を閉じ、284へ進む。「原稿
画像優先」でなければ、283で、スイツチ137を開
き、284へ進む。
部29により警告を発し、280で、本実施例の装置を
利用するユーザの指示を待ち、指示が入力されると28
1へ進む。なお、ユーザの指示は操作部29から入力さ
れる。281では、該ユーザの指示、つまり原稿画像と
装飾画像のどちらを優先出力するかによつて分岐する。
すなわち、「原稿画像優先」であれば、282で、図1
3に示すスイツチ137を閉じ、284へ進む。「原稿
画像優先」でなければ、283で、スイツチ137を開
き、284へ進む。
【0070】284で原稿画像を再走査し、285で原
稿画像と装飾画像が合成されたものが出力される。以上
の説明および図17においては、279で警告後、どち
らの画像を優先出力するか指示する例を説明したが、2
76において、装飾モードの選択と同時に、優先出力す
る画像を選択しておくこともできる。
稿画像と装飾画像が合成されたものが出力される。以上
の説明および図17においては、279で警告後、どち
らの画像を優先出力するか指示する例を説明したが、2
76において、装飾モードの選択と同時に、優先出力す
る画像を選択しておくこともできる。
【0071】以上説明したように、本実施例によれば、
装飾画像が原稿画像に重なるか否かを判定する重畳判定
回路1200を設け、重なると判定されたときは、本実
施例の装置のユーザへ警告を発し、該ユーザに、両画像
のどちらを優先して出力するかの決定を求め、該ユーザ
が、優先出力する画像の選択結果を、操作部29を介し
て、装飾画像合成回路15へ指示することにより、両画
像のどちらか一方を優先した合成画像を出力できる。
装飾画像が原稿画像に重なるか否かを判定する重畳判定
回路1200を設け、重なると判定されたときは、本実
施例の装置のユーザへ警告を発し、該ユーザに、両画像
のどちらを優先して出力するかの決定を求め、該ユーザ
が、優先出力する画像の選択結果を、操作部29を介し
て、装飾画像合成回路15へ指示することにより、両画
像のどちらか一方を優先した合成画像を出力できる。
【0072】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによつて達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによつて達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
付加画像が出力サイズ外にある場合に、操作者の要求に
柔軟に対応することができる。
付加画像が出力サイズ外にある場合に、操作者の要求に
柔軟に対応することができる。
【図1】本発明に係る一実施例の構成例を示すブロツク
図である。
図である。
【図2】本実施例の出力する装飾画像の一例を示す図で
ある。
ある。
【図3】本実施例の太らせ処理の原理の一例を説明する
図である。
図である。
【図4】本実施例の影付け処理の原理の一例を説明する
図である。
図である。
【図5】本実施例の影付け処理を施した出力画像の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】本実施例の画像装飾処理部の構成例を示すブロ
ツク図である。
ツク図である。
【図7】本実施例の装飾画像生成回路の構成例を示すブ
ロツク図である。
ロツク図である。
【図8】本実施例のはみ出し判定方法の一例を説明する
図である。
図である。
【図9】本実施例のはみ出し判定回路の構成例を示すブ
ロツク図である。
ロツク図である。
【図10】本実施例の変倍移動回路の構成例を示すブロ
ツク図である。
ツク図である。
【図11】本実施例の重畳判定回路の構成例を示すブロ
ツク図である。
ツク図である。
【図12】本実施例の優先出力する画像による出力結果
の違いの一例を示す図である。
の違いの一例を示す図である。
【図13】本実施例の装飾画像合成回路の詳細な構成例
を示すブロツク図である。
を示すブロツク図である。
【図14】本実施例の処理の流れの一例を示すフローチ
ヤートである。
ヤートである。
【図15】本発明に係る第2実施例の処理の流れの一例
を示すフローチヤートである。
を示すフローチヤートである。
【図16】本実施例の処理の流れの他の一例を示すフロ
ーチヤートである。
ーチヤートである。
【図17】本発明に係る第3実施例の処理の流れの一例
を示すフローチヤートである。
を示すフローチヤートである。
13 装飾画像生成回路 15 装飾画像合成回路 16 画像装飾処理部 26 画像処理部 27 プリンタ 28 CPU 29 操作部 100 はみ出し判定回路 110 変倍移動回路 1200 重畳判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 3/00 300
Claims (4)
- 【請求項1】 入力した原画像に付加画像を付加する処
理を行い、前記付加処理を経た画像を出力する画像処理
装置であって、 前記付加処理に先立ち、原画像に付加する付加画像が出
力サイズ外にあることを警告する警告モードにするか否
かを設定する設定手段と、 前記付加処理において、原画像に付加する付加画像が出
力サイズ外にある場合、前記警告モードが設定されてい
るか否かを判定する判定手段と、 前記警告モードが設定されていると判定された場合は警
告を行うとともに操作者の指示入力を待ち、前記警告モ
ードが設定されていないと判定された場合は警告を行わ
ずに付加画像が出力サイズ内になるように、前記付加画
像が付加された画像を縮小または移動処理する処理手段
とを有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記処理手段は、前記警告モードが設定
されていると判定され、前記操作者の指示入力が縮小お
よび移動処理が不要である旨の場合、前記縮小または移
動処理を行うことなく、付加画像が付加された画像を出
力することを特徴とする請求項1に記載された画像処理
装置。 - 【請求項3】 入力した原画像に付加画像を付加する処
理を行い、前記付加処理を経た画像を出力する画像処理
方法であって、 前記付加処理に先立ち、原画像に付加する付加画像が出
力サイズ外にあることを警告する警告モードにするか否
かを設定し、 前記付加処理において、原画像に付加する付加画像が出
力サイズ外にある場合、前記警告モードが設定されてい
るか否かを判定し、 前記警告モードが設定されていると判定される場合は警
告を行うとともに操作者の指示入力を待ち、前記警告モ
ードが設定されていないと判定される場合は警告を行わ
ずに付加画像が出力サイズ内になるように、前記付加画
像が付加された画像を縮小または移動処理することを特
徴とする画像処理方法。 - 【請求項4】 前記警告モードが設定されていると判定
され、前記操作者の指示入力が縮小および移動処理が不
要である旨の場合、前記縮小または移動処理を行うこと
なく、付加画像が付加された画像を出力することを特徴
とする請求項3に記載された画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29697791A JP3258352B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 画像処理装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29697791A JP3258352B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 画像処理装置およびその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05136980A JPH05136980A (ja) | 1993-06-01 |
JP3258352B2 true JP3258352B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=17840656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29697791A Expired - Fee Related JP3258352B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 画像処理装置およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3258352B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP29697791A patent/JP3258352B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05136980A (ja) | 1993-06-01 |
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