JP3257068B2 - 自動開閉扉の障害物検出方法 - Google Patents

自動開閉扉の障害物検出方法

Info

Publication number
JP3257068B2
JP3257068B2 JP26040692A JP26040692A JP3257068B2 JP 3257068 B2 JP3257068 B2 JP 3257068B2 JP 26040692 A JP26040692 A JP 26040692A JP 26040692 A JP26040692 A JP 26040692A JP 3257068 B2 JP3257068 B2 JP 3257068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
obstacle
door
value
detecting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26040692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06108732A (ja
Inventor
和仁 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP26040692A priority Critical patent/JP3257068B2/ja
Publication of JPH06108732A publication Critical patent/JPH06108732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3257068B2 publication Critical patent/JP3257068B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動開閉扉の障害物検
出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、自動ドア制御装置の一般的な構
成例を示す。本図において、1は制御対象となるドア
(自動開閉扉)であり、モータ5が回転すると、滑車3
a,3bにかけられたベルト2と、ベルト2とドア1の
両方に固定された固定金具4が動くため、ドア1も動
く。
【0003】6はモータ5の動きを検出するための2相
パルスエンコーダであり、この出力信号は速度・位置検
出回路8に導かれる。速度・位置検出回路8の一つの出
力である位置検出信号xは速度設定器11に導かれる。
速度設定器11では、運転指令が入るとその信号の立上
りエッジをトリガとして、検出位置xやその他の条件に
対応した速度指令値Vrefを出力し、この速度指令V
refは速度調節器10に導かれる。
【0004】速度調節器10では、速度指令値Vref
と速度・位置検出器8のもう一つの出力である速度検出
値Vistとを比較し、モータ速度検出値Vistが速
度指令値Vrefと一致するようにモータ電流指令値I
refを調節し、出力する。電流増幅器9は、この電流
指令値Irefを増幅してモータ5に出力する。12,
13はドアの可動軌道に人がいる場合、それを検知する
ための人検出センサであり、例えば12は赤外線発生
器、13は赤外線検出器等で構成される。この人検出セ
ンサ12,13の出力は速度設定器11に導かれてお
り、この人検出センサ12,13で人が検出され、かつ
ドア1が完全には閉じられていない場合には、この人検
出センサ12,13の出力はドアを開く指令となる。し
かし、ドア1が完全に閉じている場合には、人検出セン
サ12,13が作動したとしても、その出力信号はドア
の制御には何の影響も与えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した従来の装置では人検出センサ12,13が故障し
た場合、ドアが人にぶつかっても、ドアを閉じ続けよう
とするため、人に大きなダメージを与えてしまうという
問題があった。よって本発明の目的は、人検出センサな
どの障害物センサが無い場合でも、ドアが人にぶつかっ
たことや、人を挾み込んだことを検出できる障害物検出
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は自動開閉扉の位置検出手段と速度検出手
段と推進力検出手段とを有する自動開閉扉制御装置にお
いて障害物の有無を検出するに際し、前記速度検出手段
による扉の移動速度が所定値以下であることを以て、障
害物の有りを検出するものである。
【0007】また、その他の本発明では、自動開閉扉の
位置検出手段と速度検出手段と推進力検出手段とを有す
る自動開閉扉制御装置において障害物の有無を検出する
に際し、速度検出値と速度指令値との差が所定値以上で
ある状態が所定時間以上持続することを以て、障害物の
有りを検出するものである。
【0008】
【作用】本発明に係る障害物検出方法では、ドア制御装
置の各種検出量や内部操作量を用いて障害物の有無を推
定するものである。すなわち、ドアが障害物にぶつかる
と、減速したり、停止したりする。そこで、こうした状
態の変化を速度検出値、或は位置検出値で捉えて、障害
物の有無を推定する。
【0009】但し、ドアの駆動電流が小さいときには、
ドアの推進力も小さくなり、ドアを適切に制御できない
場合があり、障害物を誤検出してしまう可能性もあるの
で、電流値も障害物検出の一つの判断材料として用い
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。図
1は、本発明を実施するための自動ドア制御装置を示
す。本図において、符号1〜13は、図6に示した従来
例と同様の機能を果たす。すなわち、1はドア、2はベ
ルト、3a,3bは滑車、4は固定金具、5はモータ、
6はパルスエンコーダ、8は速度・位置検出器、9は電
流増幅器、10は速度調節器、11は速度設定器、12
はビームセンサ発光部、13はビームセンサ受光部であ
る。
【0011】本実施例では、上述した各要素に加えて、
図2〜図5で後述する処理を行うための障害物検出回路
14を備えている。 実施例1:図2は、本発明の第一の実施例を示すフロー
チャートである。本図において、T1は自動ドアの開閉
動作開始からの時間tの計測値、I1はモータの推進力
を決めるモータ電流Iが十分大きいか否かを判定する所
定の電流比較値、V1は速度が低速か否かを判別する速
度比較値である。また、信号Sは障害物検出信号であ
り、S=1が障害物あり、S=0が障害物なしとしてい
る。
【0012】この実施例においては、障害物は次のよう
に検出される。即ち、障害物があると自動ドアは最終の
制御位置に到達する前に停止してしまう。したがって、
本来停止すべきでないところでドアが停止してしまった
場合、または速度の絶対値が所定値V1より小さくなっ
た場合に、障害物があったものとみなし障害物検出信号
S=1を出力する(ステップS24)。
【0013】但し、ドアの始動時は速度が低いため、停
止を誤検出してしまう可能性があるので、始動後の一定
時間T1(ステップS21)は必ずしも障害物検出を行
なわなくてもよい。これと全く同様の理由により、ドア
の始動後、初めて所定の速度(ステップS23)になる
までは障害物検出を行なわなくてもよい。また、モータ
電流Iが制御系の遅れ等により所定値I1(ステップS
22)より小さく、それゆえドアの推進力が小さい場合
も、ドアが停止してしまうのは当然であるので、必ずし
も障害物検出を行なわなくてもよい。
【0014】図2に示した実施例では、例えばドアが速
度設定値とは逆方向に無理に開けられ、速度の絶対値が
V1以上になってしまうと、障害物を検出できない。 実施例2:図3は障害物検出の条件を変えて、上記の場
合にも障害物を検出できるようにしたものである。
【0015】この実施例では、速度指令値Vrefの極
性により、電流の比較値及び速度検出値の比較値の極性
を変えている。即ち、速度指令が正極性のときには、速
度を正の極性に加速する極性の値I1を電流の比較値と
し、速度指令値が負極性のときには、速度を負の極性に
加速する極性の値−I1を比較値としている。また速度
に関しては、速度指令値と同じ極性の値V1または−V
1を速度の比較値としている。
【0016】なお、図2および図3に示した実施例で
は、ドア速度が低速(V1)か否かを一つの判断基準と
しているため、低速では有効に働くが,高速では使用で
きない場合がある。 実施例3:図4は、障害物を検出するためのその他の実
施例を示す。
【0017】この実施例においては、まず速度の指令値
Vrefと検出値vの差△v(=Vref−v)を求
め、この値の絶対値|△v|が予め決めた所定の速度偏
差V2に対して十分小さいか否かを判定する。十分小さ
くない場合には、この状態の継続時間tcを計測し、継
続時間が所定の時間T2以上になった場合に障害物があ
るものとみなして、障害物検出信号S=1を出力する。
十分小さい場合には障害物は無いものとみなしてS=0
を出力する。但し、この場合も始動直後や電流値が小さ
いときには障害物検出を行なわない。
【0018】実施例4:図5は、図4の実施例に更に条
件を加えたものである。即ち、△vが所定速度V2に対
して十分小さくない場合でも、速度検出値が設定値に近
付いていっている場合には、前述の継続時間tcの計測
を一時中断し、データを保持しておくことにより、障害
物検出を一時保留するようにしたものである。これによ
り、障害物検出の高速化を図れる。
【0019】なお、図4および図5においては、図3で
説明したのと同様に、速度指令値の極性により電流値や
速度の判定条件を追加してもよい。また図4,図5の実
施例では速度偏差△vを一つの判断基準としているが、
ドア速度が低速のときには速度偏差|△v|の絶対値が
所定値V2より大きくなるという条件が確立しづらくな
るため、これらの実施例は高速では有効であるが、低速
では使用できない場合がある。
【0020】それ故、低速で特に有効な図2または図3
の実施例と、高速で特に有効な図4または図5の実施例
を併用すると、低速から高速までの全領域で障害物検出
が確実にできるようになるため、それぞれを単独で実施
するよりも効果が大きい。上述した図2〜図5の処理を
実施するための障害物検出回路14から出力された障害
物検出信号Sは、速度設定器11に導かれ、図6で述べ
た人検出センサの出力と全く同様に扱われる(図1参
照)。即ち、この障害物検出回路14により障害物が検
出され、かつドアが完全には閉じていない場合には、こ
の障害物検出回路14の出力Sはドアが開く指令とな
る。しかし、ドアが完全に閉じている場合には、障害物
検出回路14が作動してもその出力信号はドアの制御に
は何の影響も与えない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、障
害物が自動ドアにぶつかったり、自動ドアに挾み込まれ
たことを確実に検出できるので、人検出センサが作動し
なかった場合でも、速やかにドアを停止または開いた状
態に引き戻すことができ、自動ドアの安全性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための自動ドア制御装置を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明の第2の実施例を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明の第3の実施例を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第4の実施例を示すフローチャートで
ある。
【図6】従来から知られている自動ドア制御装置を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 ベルト 3a,3b 滑車 4 固定金具 5 モータ 6 パルスエンコーダ 8 速度・位置検出器 9 電流増幅器 10 速度調節器 11 速度設定器 12 ビームセンサ発光部 13 ビームセンサ受光部 14 障害物検出回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動開閉扉の位置検出手段と速度検出手段
    と推進力検出手段とを有する自動開閉扉制御装置におい
    て障害物の有無を検出するに際し、前記速度検出手段に
    よる扉の移動速度が所定値以下であることを以て、障害
    物の有りを検出し、前記推進力検出手段により扉の推進
    力が十分でないと検出された場合には、障害物検出を行
    なわないことを特徴とする自動開閉扉の障害物検出方
    法。
  2. 【請求項2】自動開閉扉の位置検出手段と速度検出手段
    と推進力検出手段とを有する自動開閉扉制御装置におい
    て障害物の有無を検出するに際し、速度検出値と速度指
    令値との差が所定値以上である状態が所定時間以上持続
    することを以て、障害物の有りを検出し、速度検出値と
    速度指令値との差の絶対値が徐々に小さくなっていく場
    合には、障害物検出を行わないことを特徴とする自動開
    閉扉の障害物検出方法。
JP26040692A 1992-09-30 1992-09-30 自動開閉扉の障害物検出方法 Expired - Fee Related JP3257068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26040692A JP3257068B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 自動開閉扉の障害物検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26040692A JP3257068B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 自動開閉扉の障害物検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06108732A JPH06108732A (ja) 1994-04-19
JP3257068B2 true JP3257068B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=17347480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26040692A Expired - Fee Related JP3257068B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 自動開閉扉の障害物検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3257068B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06108732A (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4218403B2 (ja) 車両ドア制御装置
JPH0229151B2 (ja)
US11581829B2 (en) Pinch detection based on motor current increase
JP2007023585A (ja) 車両用自動開閉装置
JP2003027832A (ja) 車両用開閉体の自動開閉装置
CA2485598A1 (en) Barrier movement control for mid-travel barrier movement start
JP3257068B2 (ja) 自動開閉扉の障害物検出方法
KR910001457B1 (ko) 전원스위치 온 작동시의 자동문장치의 제어방법
JP2007262653A (ja) 開閉装置
KR102299494B1 (ko) 차량의 윈도 제어 장치 및 그 방법
JP2582212B2 (ja) ウエブ移動制御装置のセンサ位置決め方法
JP2013060775A (ja) 自動扉制御装置、自動扉システム及び自動扉制御方法
JPH102150A (ja) 自動ドア装置の開閉端検出装置
JPH0791139A (ja) 自動開閉扉の駆動緊急安全制御方法
KR920019493A (ko) 로보트시스템의 위치제어장치 및 그 제어방법
CN112627666A (zh) 一种自动门智能控制方法
JP2006083526A (ja) 自動ドア装置及びこれに用いる接触検知装置
KR100218407B1 (ko) 엘리베이터의 도어 제어 장치 및 방법
JP3473182B2 (ja) パワーウインドの制御装置
JPH10184187A (ja) 自動ドア制御装置
JP3810516B2 (ja) 自動スイングドアの制御装置
JPH04319191A (ja) 自動開閉扉の制御装置
KR960000751A (ko) 엘리베이터 도어의 폐쇄시 위치오차 보상방법
JP6805597B2 (ja) 開閉部材駆動装置
JP2871382B2 (ja) 電動カーテン駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees