JP3256959B2 - 海苔製造装置 - Google Patents

海苔製造装置

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JP3256959B2
JP3256959B2 JP18317497A JP18317497A JP3256959B2 JP 3256959 B2 JP3256959 B2 JP 3256959B2 JP 18317497 A JP18317497 A JP 18317497A JP 18317497 A JP18317497 A JP 18317497A JP 3256959 B2 JP3256959 B2 JP 3256959B2
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俊樹 堤
元治 馬場
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Edible Seaweed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥海苔の製造工
程の工程毎に採取供給して排出除去していた海水を生物
処理することにより清浄化して再使用するようにした海
苔製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の海苔製造装置として特開
平4−30777号公報に開示されるものがあり、これ
を図5に示す。この図5は従来の海苔製造装置の概略構
成図を示す。
【0003】同図において従来の海苔製造装置は、攪拌
洗浄槽11において海苔原藻と海水とを混合攪拌する攪
拌洗浄工程と、脱水装置12において海苔原藻と海水と
の混合物から海水を除去する脱水工程と、脱水工程から
排出される海水を濾過装置25で清浄化し、攪拌洗浄工
程に返送する濾過工程と、ミンチ装置13において海苔
原藻をミンチするミンチ工程と、濃度調整槽18におい
てミンチした海苔と淡水を適正濃度に調整する濃度調整
工程と、海苔抄製14において切断した生海苔と淡水の
調合液を海苔簀の上に供給して紙葉状の海苔に抄製する
抄製工程と、乾燥装置15において海苔簀上の生海苔を
乾燥する乾燥工程とを備える構成である。
【0004】上記従来の海苔製造装置においては脱水工
程において水切りにより生じる海水は、脱水装置12か
ら排出除去されており、攪拌洗浄工程に用いる海水は、
沿岸付近から採取した海水をその都度に新たに攪拌洗浄
槽11に供給している。この攪拌洗浄工程では多くの場
合1日1回行われるため、毎朝1,500〜2,000
リットルの大量の海水を採取してきて攪拌洗浄槽11に
入れる作業が必要となる。
【0005】また、他の従来の海苔製造装置において、
対象となる海苔原藻が比較的粗葉(波が荒い時、又は採
取終期に近い時)の場合には所定時間の間熟成機に入れ
て熟成し、海苔原藻の品質を改質して柔軟な生海苔とす
る方法が採用されている。
【0006】また、従来の海苔製造装置において、特開
平9−98749号公報に開示されるように海苔原藻の
貯蔵、洗浄を行なう搬入槽の貯蔵水、洗浄水の塩分濃度
を塩分濃度センサで検知し、この検知結果に基づいて搬
入槽の貯蔵水、洗浄水の塩分濃度を塩分濃度制御部が制
御するものがある。このように、大変繊細な特性を有す
る海苔原藻を貯蔵水、洗浄水における塩分濃度を最適な
条件に制御して維持することにより、海苔原藻の劣化を
防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の海苔製造装置は
以上のように構成されていたことから、毎朝大量の海水
を採取して攪拌洗浄槽11に供給する必要があるため、
海苔製造者にとって大きな負担となるという課題を有し
ていた。
【0008】また、近年海水が汚染されていることから
湾岸付近から採取した海水をそのまま攪拌洗浄槽11に
供給すると大腸菌等の雑菌が混入したり、海水に浮遊し
ていたゴミやオイルが海苔に付着するなど、不衛生であ
り、海苔の品質にも悪影響を与えるという問題も生じて
いる。
【0009】また、赤色に変色した洗浄海水を洗浄終了
毎に廃水として排出されると、海水に含まれる塩分や有
機廃水によって近くにある田畑や施設園芸の作物、河川
へ悪影響を及ぼして公害問題も発生している。
【0010】このような従来の海苔製造装置に採用され
る濾過方式(フィルタ、砂)による通過型は、濾過装置
25の目詰まりが起こり交換費用が高くなり、この濾過
装置25に目詰まりが生じた際に逆洗装置により逆洗処
理が必要となり装置自体及び製造工程のコストが上昇す
るという課題を有する。この濾過方式以外に吸着方式、
凝集濾過方式等があり、この吸着方式(活性炭等)によ
る通過型は、吸着装置の吸着能力に限界があり、この吸
着装置の吸着材をその都度に交換する必要があり、また
この吸着材が目詰まりの際に、逆洗装置による逆洗を行
なうことが必要となり装置自体及び製造工程のコストが
上昇するという課題を有する。また、前記凝集濾過方式
(凝集剤、濾材)による通過型は、特殊な凝集剤が必要
であり、この凝集剤を使用すると海苔色素がとれにくく
なり、また濾材の場合は目詰まりが起こり、逆洗装置に
よる逆洗が必要となり、コストが高くなるという課題を
有する。
【0011】また、前記従来装置においては、粗葉であ
る海苔原藻の品質を改質するためにミンチ処理後の生海
苔を長時間熟成機に入れて熟成する場合、熟成機内の生
海苔が劣化して海苔の香り、風味、味等が損なわれるた
め、熟成時間をできるだけ短時間にしなければならない
という課題を有する。また、前記従来装置においては、
貯留水、洗浄水の塩分濃度を検出して最適値に制御して
海苔原藻の劣化を防止しているが、この塩分濃度センサ
が貯蔵水、洗浄水に含まれる夾雑物又は懸濁物等により
正確な塩分濃度の検出ができず、最適な塩分濃度に制御
できないこととなり海苔原藻を劣化させるという課題を
有する。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、海水を毎回新たに供給する労力及び費用を軽減し、
公害もなく且つ品質を向上させて、衛生的な乾燥海苔を
製造する海苔製造装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る海苔製造装
置は、海苔洗浄若しくは海苔貯蔵に用いられた海水中に
含まれる夾雑物又は懸濁物を分解するバクテリア(FERM
P-16278)が貯留される生物処理手段を備え、前記海苔洗
浄若しくは海苔貯蔵に用いられた海水を生物処理手段で
処理するものである。このように本発明においては、生
物処理手段に貯留されるバクテリア(FERM P-16278)によ
り海苔の洗浄・貯留等に用いられた海水を浄化処理する
ことにより、海苔の洗浄・貯留等に用いられた海水を再
利用できることとなり、海苔製造に要する海水供給の労
力及び費用を軽減できる。また、海苔の洗浄・貯留等に
用いられた海水を浄化処理して排出することにより、各
種の公害を防止できる。また、生物処理手段においてバ
クテリア(FERM P-16278)により海水の浄化処理を行なう
ことから、この浄化処理に伴って海苔原藻にバクテリア
(FERM P-16278)が作用して柔軟化等の処理が発酵熱等の
物理的ストレスを与えることなく極めて自然な状態でバ
イオ的に実行されることから、海苔本来の風味、香り、
味等が失われることなく海苔原藻の品質改良が可能とな
る。さらに、貯蔵水、洗浄水に含有される夾雑物又は懸
濁物等を生物処理手段で除去しているので、塩分濃度を
制御する場合に塩分濃度センサで塩分濃度を正確に検出
できることとなり、塩分濃度を最適値に制御できる。
【0014】また、本発明に係る海苔製造装置は必要に
応じて、生物処理手段に貯留されるバクテリア(FERM P-
16278)が4℃ないし10℃の海水中で高い代謝活性を有
するものである。このように本発明においては、4℃な
いし10℃という特定温度において高い代謝活性を有す
るバクテリア(FERM P-16278)を生物処理手段に貯留し
て、このバクテリア(FERM P-16278)で海苔の洗浄・貯留
等に用いられる海水を浄化処理することにより、海苔原
藻の最適温度での貯蔵及び洗浄が可能となりその処理能
力をより向上させることができる。
【0015】また、本発明に係る海苔製造装置は必要に
応じて、生物処理手段で処理された海水が、海苔製造工
程のうち前段に設けられる海苔洗浄槽又は海苔貯蔵槽の
少なくとも1つに帰還して供給されるものである。この
ように本発明においては、生物処理手段の前段に設けら
れる海苔の洗浄槽・貯留槽等に処理された海水を帰還し
て供給するようにしているので、海苔の洗浄・貯留等に
用いられた海水を再利用できることとなり、海苔製造に
要する海水供給の労力及び費用を軽減できる。また、海
苔の洗浄・貯留等に用いられた海水を浄化処理して排出
することにより、各種の公害を防止できる。また、装置
構成を簡略化できることとなり、装置自体及び製造工程
に要するコストを軽減できる。
【0016】また、本発明に係る海苔製造装置は必要に
応じて、生物処理手段で処理された海水をオゾンにより
処理するオゾン処理部を備え、前記オゾン処理部で処理
された海水が、海苔製造工程のうち前段に設けられる海
苔洗浄槽又は海苔貯蔵槽の少なくとも1つに帰還して供
給されるものである。このように本発明においては、生
物処理手段により処理された海水をオゾン処理部で処理
することにより、再生された海水をオゾンにより処理後
攪拌洗浄水として再利用することにより海水中に含まれ
る大腸菌等の雑菌等が除去されて、雑菌等の汚染のない
衛生的な海苔製造が可能となる。また、このオゾンによ
り雑菌の殺菌と共に、含有する有機物を分解して海水に
含まれる微量な有機物に基づく匂い等が除去されること
となり、海苔本来の香り、風味、味を際立たせることが
できる。
【0017】また、本発明に係る海苔製造装置は必要に
応じて、オゾン処理部で処理された海水をオゾン分解装
置で分解するものである。このように本発明において
は、海水をオゾン処理する後段においてオゾン処理後の
海水に溶存するオゾンをオゾン分解装置で分解している
ので、循環して海水を浄化処理する際に生物処理手段に
貯留されるバクテリア(FERM P-16278)に対して溶存する
オゾンの殺菌作用を防止できることとなり、バクテリア
(FERM P-16278)による生物浄化処理を維持できる。
【0018】また、本発明に係る海苔製造装置は必要に
応じて、生物処理手段がバクテリア(FERM P-16278)を貯
留若しくは増殖させる生物固定床を備え、当該生物固定
床からバクテリア(FERM P-16278)を所定量だけ供給して
前記用水を処理するものである。このように本発明にお
いては、生物固定床でバクテリア(FERM P-16278)を貯留
若しくは増殖して生物処理手段に所定量だけ供給して海
水を処理するようにしているので、海苔シーズン中を通
じて永続的に浄化処理できる。
【0019】また、本発明に係る海苔製造装置は必要に
応じて、生物処理手段の前段に配設され生物処理手段で
処理される海水を濾過して夾雑物又は懸濁物を除去する
フィルタを備えるものである。このように本発明におい
ては、生物処理手段の前段に配設されるフィルタで海水
に含まれる夾雑物又は懸濁物を除去するようにしている
ので、生物処理手段の処理負担を軽減できることとな
り、海水の処理能力をより向上させる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施
形態に係る海苔製造装置を図1及び図2に基づいて説明
する。この図1は本実施形態に係る海苔製造装置の全体
ブロック構成図、図2は図1に記載の海苔製造装置にお
ける生物処理槽の構成図を示す。
【0021】前記各図において本実施形態に係る海苔製
造装置は、前記図5に記載の従来装置と同様に攪拌洗浄
槽11、脱水装置12、ミンチ装置13、海苔抄機1
4、乾燥装置15を共通して備え、この構成に加え、前
記攪拌洗浄槽11に貯留される海水が供給され、この海
水に含まれる比較的大きめの夾雑物及び懸濁物(Suspen
ded Solid)を濾過して除去する一次フィルタ20と、
この一次フィルタ20の後段側に配設され、濾された海
水を好気性のバクテリア(FERM P-16278)により浄化処理
する生物処理槽21と、この生物処理槽21の後段側に
配設され、浄水処理された海水に含有する夾雑物を濾過
して除去する二次フィルタ22と、この二次フィルタ2
2で濾過された海水にオゾン発生器23から供給される
オゾンを混合して殺菌・分解して前記攪拌洗浄槽11に
帰還させるオゾン混合器24とを備える構成である。
【0022】前記ミンチ装置13と海苔抄機14との間
には、ミンチ装置13により細断された生海苔を水洗い
する水洗装置16と、この水洗いされた生海苔と水とを
混合する調合機17と、この調合された生海苔の水に対
する濃度を調整する濃度調整槽18と、この濃度調整槽
18の濃度を制御する濃度制御装置19とを備える構成
である。前記オゾン混合器24と攪拌洗浄槽11との間
には、オゾンを分解して処理するオゾン分解装置26が
配設され、オゾン混合器24で殺菌・分解に使用された
残りのオゾンを分解するように構成される。
【0023】前記一次フィルタ20は、網目の異なる2
種類(例えば、40目、100目)のステンレス製金網
を2段に組み合わせて形成し、この2段のステンレス製
金網により攪拌洗浄槽11において海苔原藻を洗浄した
場合に生じる海苔屑及び海苔原藻に付着若しくは含まれ
る異物を除去する構成である。また、前記二次フィルタ
22は、一次フィルタ20と同様に網目の異なる2種類
のステンレス製金網で形成され、この一次フィルタ20
のステンレス製金網の網目がより細かな、例えば、15
0目、250目等の網目で形成され、前記生物処理槽2
1で生じる異物等を除去する構成である。
【0024】前記生物処理槽21は、箱体状の槽本体2
1aの底面内側から所定高さに起立して配設される仕切
板21bと上方開口側から所定深さに垂下して配設され
る仕切板21cとにより仕切られる3つの領域からなる
第1処理槽211、第2処理槽212及び第3処理槽2
13を備える構成である。この第1処理槽211、第2
処理槽212及び第3処理槽213は、生物処理槽21
の上流側から下流側に向かって直列に配設され、各槽に
おいて処理された海水を順次送り送りに処理する構成で
ある。この第1処理槽211の底面と、第2処理槽21
2及び第3処理槽213の共通する底面とは、各々漏斗
状に傾斜して形成され、この漏斗状の最下端には沈澱物
を排出する排出口21d、21eが配設される構成であ
る。
【0025】また、この第1処理槽211、第2処理槽
212及び第3処理槽213は、その共通する中間領域
にバクテリア(FERM P-16278)を着床させるバクテリア固
定床214が配設され、さらに各槽内に海水を曝気する
ブロアー(図示を省略)がそれぞれ配設される構成であ
る。このバクテリア固定床214は、織物、不織物、メ
ッシュ体、セラミック等の多孔質性材料により形成する
こともでき、この多孔質性材料により形成した場合には
バクテリア(FERM P-16278)を着床させて流通する海水中
にバクテリア(FERM P-16278)を放出する作用を有すると
共に、この流通する海水中に含まれる夾雑物等を濾過す
る作用をも有する。また、前記第3処理槽213にはポ
ンプ215が配設され、前記第1処理槽211、第2処
理槽212及び第3処理槽213でそれぞれ処理された
海水を下流側の二次フィルタ22等を介して攪拌洗浄槽
11へ供給する構成である。
【0026】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
海苔製造装置の海苔製造動作について説明する。まず、
攪拌洗浄槽11に海苔原藻と海水とを投入して混合攪拌
することにより海苔原藻を海水で洗浄する(攪拌洗浄工
程)。この攪拌洗浄工程において攪拌洗浄槽11に貯留
される海水が一次フィルタ20で濾過され、この海水に
含まれる比較的大きめの夾雑物及び懸濁物を除去する。
この濾過された海水が生物処理槽21に供給され、この
生物処理槽21は供給された海水をバクテリア(FERM P-
16278)により海苔原藻自体、海苔原藻に付着したもの及
び海苔原藻に混入したもの等を浄化処理する。
【0027】この生物処理槽21において供給された海
水は、第1処理槽211でブロアーにより曝気され、バ
クテリア固定床214に着床された好気性のバクテリア
(FERM P-16278)を順次供給されてこの好気性のバクテリ
ア(FERM P-16278)により曝気雰囲気下で夾雑物又は懸濁
物が分解される。この夾雑物又は懸濁物が分解された海
水が仕切板21bの上端を溢流して第2処理槽212に
流入し、この第2処理槽212においても第1処理槽2
11と同様にブロアーで曝気し、バクテリア固定床21
4から供給される好気性のバクテリア(FERM P-16278)に
より夾雑物又は懸濁物を分解する。
【0028】さらに、この第2処理槽212で夾雑物又
は懸濁物が分解された海水が仕切板21cの下端を回り
込んで第3処理槽213に流入し、第1処理槽211及
び第2処理槽212と同様に好気性のバクテリア(FERM
P-16278)により夾雑物又は懸濁物を分解する。この仕切
板21cにより生物処理槽21の底面側に向かって海水
が流下されることから、第1処理槽211及び第2処理
槽212の分解処理ににより生じた夾雑物を沈澱させ
る。即ち、第2処理槽212及び第3処理槽213の底
面側の領域が沈澱槽として作用し前記夾雑物等を沈澱さ
せて浄化処理後の海水と分離させている。この沈澱され
た夾雑物等は各槽211、212、213の底面側に形
成された排出口21d、21eを開放操作することによ
り排出することができる。
【0029】この第1処理槽211、第2処理槽212
及び第3処理槽213でそれぞれ浄水処理された海水
は、ポンプ215で吸引排出されて二次フィルタ22に
より生物固定床214から剥離したような生物膜を主に
除去する。さらに、この二次フィルタ22を介して移送
される海水は、オゾン混合器24でオゾン発生器23か
ら供給されるオゾンと混合し、このオゾンにより含有す
る雑菌が殺菌され、また夾雑物若しくは懸濁物等の有機
物を分解して前記攪拌洗浄槽11に帰還される。この帰
還された海水は、攪拌洗浄槽11において前記攪拌洗浄
工程と同様に海苔原藻を洗浄するために再使用される。
【0030】前記攪拌洗浄工程の後に海苔原藻と海水と
の混合物が攪拌洗浄槽11から脱水装置12に供給さ
れ、この脱水装置12で海苔原藻と海水とからなる混合
物から海水を除去する(脱水工程)。この海水を除去す
ることにより水切りした海苔原藻をミンチ装置13によ
り細断する(ミンチ工程)。
【0031】このミンチ装置13により細断された生海
苔が水洗装置16に供給され、この水洗装置16で細断
された生海苔を水洗いする(水洗工程)。この水洗いさ
れた生海苔が調合機17に移送され、この調合機17で
移送された生海苔に水が加えられ水と生海苔との調合液
が生成される(調合液生成工程)。この調合液が濃度調
整槽18に供給され、この濃度調整槽18は濃度制御装
置19の制御の下に調合液の濃度を所定値に調整する
(濃度調整工程)。
【0032】この調整された調合液が海苔抄機14に移
送され、この海苔抄機14は図示を省略する海苔簀上に
所定量の調合液を供給して海苔簀上に紙葉海苔を形成す
ると共に、水を海苔簀から流下して分離する(海苔抄製
工程)。この海苔簀上に形成された紙葉海苔が乾燥装置
15に移送されて乾燥海苔が形成される(海苔乾燥工
程)。
【0033】このように海水を生物処理槽21によって
濾過しバクテリア(FERM P-16278)による生物処理をする
ことにより、海水中に含まれる大腸菌等の雑菌、オイ
ル、ゴミや微細海苔片等が除去され、この生物処理され
た海水を用いて海苔原藻を攪拌洗浄槽11で攪拌洗浄処
理を行なうので、雑菌等の汚染がなく衛生的で、オイ
ル、微細海苔片やゴミの付着がなくなり、色艶、香り、
舌ざわり等も向上した良好な品質の乾燥海苔の製造が可
能となる。
【0034】(本発明の第2の実施形態)図3は本発明
の第2の実施形態に係る海苔製造装置の全体ブロック構
成図を示す。同図において本実施形態に係る海苔製造装
置は、前記図5に記載の従来装置と同様に攪拌洗浄槽1
1、脱水装置12、ミンチ装置13、海苔抄機14、乾
燥装置15を共通して備え、この構成に加え、前記脱水
装置12で脱水されて排出された海水を貯水する第1の
貯水槽1と、この貯水された海水に含まれる比較的大き
いな夾雑物等を除去するフィルタ2と、このフィルタ2
を介して貯水槽1の海水を吸引して移送するポンプ3
と、このポンプ3により移送される海水が供給され、こ
の供給された海水を濾過し且つバクテリア(FERM P-1627
8)により浄化処理して前記攪拌洗浄槽11に帰還する生
物処理槽21とを備える構成である。
【0035】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
海苔製造装置の海苔製造動作について説明する。まず、
前記第1の実施形態と同様に攪拌洗浄工程、脱水工程、
ミンチ工程、海苔抄製工程及び海苔乾燥工程を経て乾燥
海苔が生成される。この脱水工程において攪拌洗浄槽1
1で洗浄された海苔原藻が脱水装置12の脱水により排
出される海水を第1貯水槽1に貯水し、また、この第1
貯水槽1には外部から採取した海水が前記脱水により排
出される海水と共に供給されて貯水される。
【0036】この第1貯水槽1からポンプ3によりに貯
水された海水が吸引して移送され、この移送される海水
がフィルタ2により比較的大きいな夾雑物等が徐去され
て生物処理槽21に供給される。この生物処理槽21に
おいて供給された海水を濾過し且つバクテリア(FERM P-
16278)により浄化処理して前記攪拌洗浄槽11に帰還す
る。
【0037】(本発明の第3の実施形態)図4は本発明
の第3の実施形態に係る海苔製造装置の全体ブロック構
成図を示す。同図において本実施形態に係る海苔製造装
置は、前記図3に記載の第2の実施形態装置と同様に第
1の貯水槽1、フィルタ2、ポンプ3、生物処理槽2
1、攪拌洗浄槽11、脱水装置12、ミンチ装置13、
海苔抄機14、乾燥装置15を共通して備え、この構成
に加え、前記生物処理槽21で処理された海水を貯水す
る第2の貯水槽6と、この第2の貯水槽6に貯水された
海水を吸引して前記攪拌洗浄槽11に移送するポンプ7
とを備える構成である。
【0038】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
海苔製造装置の海苔製造動作について説明する。まず、
前記第2の実施形態と同様に攪拌洗浄工程、脱水工程、
ミンチ工程、海苔抄製工程及び海苔乾燥工程を経て乾燥
海苔が生成され、脱水工程で排出される海水を浄化処理
して攪拌洗浄工程に帰還させる。この脱水工程において
攪拌洗浄槽11で洗浄された海苔原藻が脱水装置12の
脱水により排出される海水を第1貯水槽1に貯水し、ま
た、この第1貯水槽1には外部から採取した海水が前記
脱水により排出される海水と共に供給されて貯水され
る。
【0039】この第1貯水槽1からポンプ3によりに貯
水された海水が吸引して移送され、この移送される海水
がフィルタ2により比較的大きいな夾雑物等が徐去され
て生物処理槽21に供給される。この生物処理槽21に
おいて供給された海水を濾過し且つバクテリア(FERM P-
16278)により浄化処理して第2の貯水槽6に貯水し、こ
の貯水した海水をポンプ7により前記攪拌洗浄槽11に
帰還する。
【0040】なお、前記各実施形態においては前記海苔
製造に使用された海水中に含まれる海苔成分の分解除去
性能の高い専用バクテリア(FERM P-16278)を生物処理槽
21に配し、この生物処理槽21中で何度も海水を通過
させる循環式にする構成とすることもできる。
【0041】また、前記海苔製造に使用された海水を生
物処理槽21にて生物処理し、この処理された海水の約
50%を回収し、この約50%の処理された海水と残り
約50%の新品海水を使用する構成とすることもでき
る。このように処理された海水の約50%を再生水とし
て使用することにより、再生水の塩分濃度の上昇を抑え
ることができ、海苔生産者に安価で取扱いが容易な海苔
廃水処理装置とすることができる。前記処理された海水
と新品海水の比率は、還流して処理される回数に応じて
処理された海水の割合を少なくするように制御すること
もできる。
【0042】また、前記各実施形態においては生物処理
槽21がバクテリア(FERM P-16278)を固定(又は増殖)
させるバクテリア固定床214を有する微生物固定法を
採用する構成としたが、微生物活性汚泥法若しくは微生
物固定浮遊法を採用することもできる。
【0043】さらに前記各実施形態においては生物処理
手段を生物処理槽21で構成したが、流路となるパイプ
等の途中の搬送路中で流通する海水をバクテリア(FERM
P-16278)で浄化する構成とすることもできる。また、バ
クテリア(FERM P-16278)を所定の方法により固定又は浮
遊させて、この固定又は浮遊させたバクテリア(FERMP-1
6278)中に降雨状又はミスト状の海水を供給して浄化す
る構成とすることもできる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明においては、生物処
理手段に貯留されるバクテリア(FERMP-16278)により海
苔の洗浄・貯留等に用いられた海水を浄化処理すること
により、海苔の洗浄・貯留等に用いられた海水を再利用
できることとなり、海苔製造に要する海水供給の労力及
び費用を軽減でき、また、海苔の洗浄・貯留等に用いら
れた海水を浄化処理して排出することにより、各種の公
害を防止できる効果を奏する。また、本発明において
は、4℃ないし10℃という特定温度において高い代謝
活性を有するバクテリア(FERM P-16278)を生物処理手段
に貯留して、このバクテリア(FERM P-16278)で海苔の洗
浄・貯留等に用いられる海水を浄化処理することによ
り、各種の処理における海苔の最適温度で浄化処理の能
力をより向上させる効果を有する。また、本発明におい
ては、生物処理手段の前段に設けられる海苔の洗浄槽・
貯留槽等に処理された海水を帰還して供給するようにし
ているので、海苔の洗浄・貯留等に用いられた海水を再
利用できることとなり、海苔製造に要する海水供給の労
力及び費用を軽減できる効果を有する。また、海苔の洗
浄・貯留等に用いられた海水を浄化処理して排出するこ
とにより、各種の公害を防止できる。また、装置構成を
簡略化できることとなり、装置自体及び製造工程に要す
るコストを軽減できる。また、本発明においては、生物
処理手段により処理された海水をオゾン処理部で処理す
ることにより、再生された海水をオゾンにより処理後攪
拌洗浄水として再利用することにより海水中に含まれる
大腸菌等の雑菌等が除去されて、雑菌等の汚染のない衛
生的な海苔製造が可能となる効果を有する。また、本発
明においては、オゾン処理部で処理された海水をオゾン
分解装置で分解するものである。このように本発明にお
いては、海水をオゾン処理する後段においてオゾン処理
後の海水に溶存するオゾンをオゾン分解装置で分解して
いるので、循環して海水を浄化処理する際に生物処理手
段に貯留されるバクテリア(FERM P-16278)に対して溶存
するオゾンの殺菌作用を防止できることとなり、バクテ
リア(FERM P-16278)による生物浄化処理を維持できる。
また、本発明においては、生物固定床でバクテリア(FER
M P-16278)を貯留若しくは増殖して生物処理手段に所定
量だけ供給して海水を処理するようにしているので、海
苔シーズン中を通じて永続的に浄化処理できる効果を有
する。また、本発明においては、生物処理手段の前段に
配設されるフィルタで海水に含まれる夾雑物又は懸濁物
を除去するようにしているので、生物処理手段の処理負
担を軽減できることとなり、海水の処理能力をより向上
させる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る海苔製造装置の全体ブ
ロック構成図である。
【図2】図1に記載の海苔製造装置における生物処理槽
の構成図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る海苔製造装置の
全体ブロック構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る海苔製造装置の
全体ブロック構成図である。
【図5】従来の海苔製造装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 第1の貯水槽 2 フィルタ 3、7、111、215 ポンプ 6 第2の貯水槽 10 濃度制御装置 11 攪拌洗浄槽 12 脱水装置 13 ミンチ装置 14 海苔抄機 15 乾燥装置 16 水洗装置 17 調合機 18 濃度調整槽 19 濃度制御装置 20 一次フィルタ 21 生物処理槽 21a 生物処理槽本体 21b、21c 仕切板 21d、21e 排出口 22 二次フィルタ 23 オゾン発生器 24 オゾン混合器 25 濾過装置 26 オゾン分解装置 211 第1処理槽 212 第2処理槽 213 第3処理槽 214 バクテリア固定床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI (C12N 1/20 (C12N 1/20 A C12R 1:01) C12R 1:01) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/337 C02F 1/78 - 3/34 BIOSIS(DIALOG)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔洗浄若しくは海苔貯蔵に用いられた
    海水中に含まれる夾雑物又は懸濁物を分解するバクテリ
    ア(FERM P-16278)が貯留される生物処理手段を備え、 前記海苔洗浄若しくは海苔貯蔵に用いられた海水を生物
    処理手段で処理することを特徴とする海苔製造装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の海苔製造装置にお
    いて、 前記生物処理手段に貯留されるバクテリア(FERM P-1627
    8)が4℃ないし10℃の海水中で高い代謝活性を有する
    ことを特徴とする海苔製造装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の海苔製造装
    置において、 前記生物処理手段で処理された海水が、海苔製造工程の
    うち前段に設けられる海苔洗浄槽又は海苔貯蔵槽の少な
    くとも1つに帰還して供給されることを特徴とする海苔
    製造装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいづれかに記載
    の海苔製造装置において、 前記生物処理手段で処理された海水をオゾンにより処理
    するオゾン処理部を備え、 前記オゾン処理部で処理された海水が、海苔製造工程の
    うち前段に設けられる海苔洗浄槽又は海苔貯蔵槽の少な
    くとも1つに帰還して供給されることを特徴とする海苔
    製造装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の海苔製造装置にお
    いて、 前記オゾン処理部で処理された海水をオゾン分解装置で
    分解することを特徴とする海苔製造装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5のいづれかに記載
    の海苔製造装置において、 前記生物処理手段がバクテリア(FERM P-16278)を貯留若
    しくは増殖させる生物固定床を備え、当該生物固定床か
    らバクテリア(FERM P-16278)を所定量だけ供給して前記
    海水を処理することを特徴とする海苔製造装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし6のいづれかに記載
    の海苔製造装置において、 前記生物処理手段の前段に配設され生物処理手段で処理
    される海水を濾過して夾雑物又は懸濁物を除去するフィ
    ルタを備えることを特徴とする海苔製造装置。
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