JP3256913B2 - ポリフェニレンサルファイド樹脂系粉体塗料組成物 - Google Patents

ポリフェニレンサルファイド樹脂系粉体塗料組成物

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリフェニレンサルフ
ァイド樹脂系粉体塗料組成物に関し、さらに詳しくは、
エッジカバリング性に優れており、かつ密着性に優れる
塗膜を形成することができるポリフェニレンサルファイ
ド樹脂系粉体塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】化1を基本単位とするポリフェニレンサ
ルファイドは耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性、電気絶縁性
などの特性が優れているため、これをベースレジンとす
る塗料は金属の耐薬品塗装、電気絶縁塗装などの分野で
用いられている。
【化1】
【0003】ポリフェニレンサルファイドをベースレジ
ンとする塗料は、その形態から2つのタイプに分類する
ことができる。即ち、一つはディスパージョン型の塗料
であり、もう一つは粉体塗料である。このうち、塗装の
作業性が優れ、かつ一回の塗装で容易に厚膜の塗装を施
すことが可能という点で粉体塗料が工業的に特に有用で
ある。
【0004】粉体塗料が厚膜塗装に適しているという特
性をそれによる作用効果からみた場合の利点は、厚膜に
塗装することによって、被塗物である金属を外部の種々
な腐食環境から保護する能力を高めることができる点に
ある。
【0005】しかし、ポリフェニレンサルファイド樹脂
系粉体塗料を用いて金属の表面に粉体塗装を施した場
合、金属の平面部あるいは曲面部に対しては確かに容易
に厚膜塗装を施すことは可能ではあるが、エッジ部にお
いては極端に薄い膜厚になる傾向がある。
【0006】この原因は、ポリフェニレンサルファイド
樹脂自体の有する熱時の流動特性と非常に深い関係があ
るものと考えられる。即ち、ポリフェニレンサルファイ
ド樹脂は、部分的には熱硬化性を有するものの、本質的
には熱可塑性樹脂であるがために、該塗料を塗装したの
ち焼付中に、特にエッジ部の塗膜が熱流動しやすくなる
結果、エッジ部の膜厚が薄くなってしまうものと考えら
れる。後述するような方法で、実際にポリフェニレンサ
ルファイド樹脂塗膜のエッジカバー率を測定してみる
と、15〜20%程度の低い値しか得られないことが多
い。これは例えば、平面部の膜厚が200μmのとき、
エッジ部は30〜40μm程度にしか塗装されていない
ことを示している。その結果、塗膜の腐食に対する保護
能力は、エッジ部において弱いものとなり、腐食はエッ
ジ部から平面部(または曲面部)にむかって進行する。
【0007】さらに、ポリフェニレンサルファイド樹脂
自体は優れた耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性などの特性を
有するにも関わらず、金属との複合としてのポリフェニ
レンサルファイド塗膜は、それが200μm以上の厚膜
に塗装された場合であっても、高温の熱や、苛酷な腐食
環境に曝されたときは短時間のうちに塗膜の密着性が低
下して、ついには塗膜が剥離するにいたることが多い。
この傾向は当然のことながら膜厚が薄いほど顕著であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エッジカバ
リング性と密着性に優れ、従って、苛酷な腐食環境下に
曝された場合であっても優れた保護能力を有する塗膜を
形成することができるポリフェニレンサルファイド樹脂
系粉体塗料組成物を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のポリフェニレン
サルファイド樹脂系粉体塗料組成物は、組成物を構成す
るポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対し
て、直径が8mm以下で、かつアスペクト比が3〜10
0である繊維状もしくは針状の無機質充填材2〜20重
量部およびトリポリリン酸二水素アルミニウムの粉末3
〜50重量部が含有されていることを特徴とするもので
ある。
【0010】本発明の組成物には、シリル化剤によって
表面に疎水化処理が施され、かつ一次粒子の平均粒径が
0.1μm以下である超微粒子状の疎水性シリカ0.0
2〜0.6重量%が含有されていることが好ましい。
【0011】まず、本発明組成物のベースレジンとして
のポリフェニレンサルファイド樹脂は、化1で示される
反復単位で構成される化合物であり、部分的に酸化され
ていたり、また分岐もしくは架橋された化合物も含むこ
とができる。該樹脂は静電粉体塗装法、流動浸漬塗装
法、溶射塗装法などの粉体塗装法に適するように200
μm以下、好ましくは150μm以下であり、平均粒径
が30〜80μmの間にある粉末状であることが好まし
い。
【0012】本発明において用いられる直径8μm以下
で、かつアスペクト比が3〜100である繊維状もしく
は針状の無機質充填材としては、例えば、ウオラストナ
イトに代表されるようなメタケイ酸カルシウム、チタン
酸カリウムのウイスカー、塩基性硫酸マグネシウムのウ
イスカー、アルミナ繊維、炭素繊維、炭化ケイ素のウイ
スカー、窒化ケイ素のウイスカー、ゾノトライト、フラ
ンクリンファイバーなどを好適にあげることができる。
これらの繊維状もしくは針状の無機質充填材は、必要に
応じてシランカップリング剤などを用いて表面処理が施
されたものを用いてもよい。
【0013】繊維状もしくは針状の無機質充填材の直径
は8μm以下、アスペクト比は3〜100であることが
必要である。直径が8μmを越えるものや、アスペクト
比が3に満たないものは、塗膜のエッジカバリング性を
向上させる効果が著しく低下する。また、アスペクト比
が100を越えるものは、組成物の粉末の流動性に悪影
響を及ぼし、粉体塗装作業性が低下するので好ましくな
い。より好ましくは、直径が8μm以下、アスペクト比
が3〜80である。
【0014】繊維状もしくは針状の無機質充填材の添加
量は、ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に
対して、2〜20重量部であることが必要である。添加
量が2重量部よりも少ない場合は、塗膜のエッジカバリ
ング性を向上させる効果が著しく低下する。一方、添加
量が20重量部を越えた場合は、組成物の粉末の流動性
に悪影響を及ぼし、粉体塗装作業性が低下するので好ま
しくない。より好ましい添加量は、3〜15重量部であ
る。
【0015】本発明において用いられるトリポリリン酸
二水素アルミニウムは、AlH2 3 10・2H2 Oの
化学式で表される化合物であり、水に難溶性の白色の微
粉末である。トリポリリン酸二水素アルミニウムとして
は、樹脂に対する安定性や樹脂中での分散性などを向上
させるために、シリカや亜鉛などで処理したものを好適
に用いることができる。
【0016】トリポリリン酸二水素アルミニウムは、例
えば日本特許第856386号に記載された方法で製造
することができる。市販品としては、K−ホワイト#8
2、#84、#84S、#85、#105(いずれもテ
イカ(株)製商品名)などがあげられる。
【0017】トリポリリン酸二水素アルミニウムの添加
量は、ポリフェニレンサルファイド樹脂の粉末100重
量部に対して、3〜50重量部に設定される。添加量が
3重量部よりも少ない場合には、密着性の良好な塗膜を
得ることができない。添加量が50重量部よりも多い場
合には、塗膜の平滑性が著しく低下する。好ましい添加
量は、ポリフェニレンサルファイド樹脂の粉末100重
量部に対して、5〜30重量部である。
【0018】本発明の組成物には、塗膜表面に生じるハ
ジキ現象(塗料が被塗装物表面ではじかれて、塗膜面に
くぼみ(クレーター)や点状の塗膜不連続部分ができる
ことをいう)を防止する目的で、シリル化剤によって表
面が疎水化処理され、かつ一次粒子の平均粒径が0.1
μm 以下である超微粒子状の疎水性シリカ0.02〜
0.6重量%を含有させることが好ましい。
【0019】シリル化剤は、無機化合物または有機化合
物中のヒドロキシル基、アミノ基などの活性水素を有機
ケイ素基で置換することにより、反応性の安定化、表面
疎水化処理等の目的に使用される化合物である。シリル
化剤としては、例えば、ジメチルジクロロシラン、トリ
メチルクロロシラン、n−ブチルジメチルクロロシラン
などのクロロシラン類;オクタメチルシクロテトラシラ
ザン、ヘキサメチルジシラザンなどのシラザン類;メチ
ルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシランな
どのアルコキシシラン類などがあげられる。これらのシ
リル化剤は、超微粒子状疎水性シリカの製造に好適に用
いることができる。
【0020】シリル化剤で疎水化処理が施された超微粒
子状疎水性シリカとしては、具体的には以下のようなも
のが市販品として入手できる。オクチル基含有シリル化
剤で疎水化処理されたものとしてアエロジルR−805
(デグサ社製商品名)、ジメチル基含有シリル化剤で疎
水化処理されたものとしてアエロジルR−974および
アエロジルR−972(いずれも日本アエロジル(株)
製商品名)、トリメチル基含有シリル化剤で疎水化処理
されたものとしてアエロジルR−812(デグサ社製商
品名)などがある。
【0021】疎水性シリカの添加量は、組成物の全体に
対し、0.02〜0.6重量%に設定される。添加量が
0.02重量%より少ない場合には、塗装時におけるハ
ジキ現象の抑制効果が著しく減退する。一方、添加量が
0.6重量%より多い場合には、被塗装物表面に形成さ
れた塗膜の平滑性が損なわれる。好ましい添加量は、
0.1〜0.5重量%である。
【0022】本発明の組成物には、必要に応じて、他の
添加剤、例えば、二酸化チタン、弁柄(酸化鉄)、カー
ボンブラックのような着色顔料;ガラスビーズ、ガラス
粉末、ガラス短繊維、ガラスフレーク、タルク、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウムのような無機充填材;紫外線安
定剤;防錆剤などを適量添加してもよい。また、ポリア
ミド、ポリカーボネート、ポリサルホン、ポリエーテル
サルホン、ポリフェニレンオキシド、ポリイミド、ポリ
アミドイミド、エポキシ樹脂のような他のポリマーを添
加してもよい。
【0023】本発明の組成物は、以上のような成分を、
例えばヘンシェルミキサーのような撹拌装置で均一に混
合して容易に製造することができる。
【0024】本発明の組成物は、常法の粉体塗装法によ
り、金属、ガラス、セラミックスのような被塗装物の表
面に塗装され、ついで300〜400℃の温度で所定時
間焼付が施される。なお、粉体塗装に先立って、被塗装
物の表面に適宜なプライマーを下塗りしておいてもよ
い。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に
説明する。
【0026】実施例1〜7、比較例1〜5 表1に示した組成で各成分を配合し(表1の単位は重量
部である)、ヘンシェルミキサーで十分均一に混合して
A〜Lのポリフェニレンサルファイド樹脂系粉体塗料組
成物を調整した。このうち、A〜Gが本発明に係る組成
物である。
【0027】なお、表中の各成分の詳細は次の通りであ
る。 ポリフェニレンサルファイド樹脂粉末;(株)トープレ
ン製、商品名トープレンT−1。 チタン酸カリウムウイスカー;大塚化学(株)製、商品
名テイスモD−101、直径0.2〜0.5μm、アス
ペクト比30〜70。 塩基性硫酸マグネシウムウイスカー;宇部興産(株)
製、商品名モスハイジ、直径1μm以下、アスペクト比
40〜70。 ウオラストナイト;米国NYCO社製、商品名NYAD
400、直径7μm、アスペクト比5。 トリポリリン酸二水素アルミニウム;テイカ(株)製、
商品名Kホワイト#82。 疎水性シリカ;日本アエロジル(株)製、商品名アエロ
ジルR−974、一次粒子の平均粒径12mμ。 ガラス短繊維;日本板硝子(株)製、商品名マイクログ
ラスサーフェストランドREV9、直径13μm、アス
ペクト比3〜6。
【0028】
【表1】
【0029】これらの組成物を用い、以下のようにして
その特性を評価した。
【0030】1.エッジカバー率の測定 底部に設けた多孔板を介して圧縮空気を導入することに
より流動状態に保った組成物A〜Lの流動槽中に、35
0℃に予熱した10mm角の軟鋼角棒を約5秒間浸漬し
て(流動浸漬塗装)300μmの膜厚に塗装したのち、
340℃の温度で30分間焼付を行った。
【0031】得られた塗装角棒を精密カッターを用いて
長手方向に直角に切断し、その切断面を#800の耐水
研磨紙で研磨したのち、プロファイルプロジェクター
(倍率×50)を用いて塗膜の断面を拡大観察した。図
1は、塗装角棒の切断面の模式図である。図1に示され
るように、角棒エッジ部3の塗膜厚Xとそれに相隣る角
棒平面中央部4、5の塗膜厚Y、Zを測定し、その結果
をもとに数1の式によってエッジカバー率を算出した。
【0032】
【数1】 エッジカバー率(%)=(2×A/(Y+Z))×100
【0033】2.密着性、ハジキ現象の有無、平滑性の
評価 厚み5mm、縦150mm、横70mmの熱間圧延鋼板
をSa2 1/2にグリットブラスト処理したのち、こ
れを340℃に予熱し、その表面に組成物A〜Lを30
0μmの厚みに静電塗装し、340℃の温度で30分間
焼付を行った。得られた塗膜について、 (1)塗装直後の塗膜の密着性とハジキ現象の有無、お
よび平滑性 (2)200℃のオーブン中で1500時間の耐熱試験
を行ったあとの密着性 を評価した。
【0034】密着性の評価は、JIS−K5400の
8.5に示される付着性試験方法に準じて行った。すな
わち、2mmの隙間間隔で碁盤目状に25個のます目が
形成されるように、カッターナイフを用いて塗膜に被塗
装物に達する切傷をつけ、塗膜のます目状にセロハンテ
ープを接着して一気に引き剥した後、剥離しないで残っ
ている塗膜のます目の数を数えた。この結果を(残った
ます目)/25で表す。ハジキ現象の有無と平滑性およ
びブリスターの有無は、目視により観察した。ここで、
ハジキ現象について多数とは、塗板1枚当り6個以上を
言う。以上のようにして得られた結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】表2の結果から、以下のようなことがわか
る。比較例1、2に用いた組成物は、直径が8μm以下
で、かつアスペクト比が3〜100である繊維状もしく
は針状の無機質充填材であるウオラストナイト、または
トリポリリン酸二水素アルミニウムのいずれかの添加量
が多すぎるため、塗膜の平滑性が不良であった。ただ
し、トリポリリン酸二水素アルミニウムが添加されてい
ることにより、塗着の密着性は良好であり、また、疎水
性シリカが適量添加されていることにより、ハジキ現象
は完全に防止されていた。
【0037】比較例3に用いた組成物は、直径が8μm
以下で、かつアスペクト比が3〜100である繊維状も
しくは針状の無機質充填材であるチタン酸カリウムウイ
スカーを適量含有しているため、塗膜は優れたエッジカ
バリング性を有するが、トリポリリン酸二水素アルミニ
ウムを含有しないため、塗膜の密着性が不良であった。
比較例4に用いた組成物は、トリポリリン酸二水素アル
ミニウムを含有しているので塗膜の密着性は良好であっ
たが、直径が8μm以下で、かつアスペクト比が3〜1
00である繊維状もしくは針状の無機質充填材を含有し
ないため、塗膜のエッジカバリング性が不良であった。
【0038】比較例5に用いた組成物は、直径が8μm
以下で、かつアスペクト比が3〜100である繊維状も
しくは針状の無機質充填材も、トリポリリン酸二水素ア
ルミニウムも、疎水性シリカもいずれも含有しないた
め、塗膜のエッジカバリング性、密着性ともに不良であ
り、かつ多数のハジキ現象が発生した。
【0039】これに対し、実施例1〜7に用いた組成物
は、直径が8μm以下で、かつアスペクト比が3〜10
0である繊維状もしくは針状の無機質充填材とトリポリ
リン酸二水素アルミニウムとが併用されて、それぞれが
適量含有されているため、エッジカバリング性と密着性
に優れ、平滑な塗膜が得られた。また、これらの組成物
中には疎水性シリカが適量添加されていることにより、
ハジキ現象のない塗膜が得られた。
【0040】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
組成物を粉体塗装に用いれば、エッジカバリング性と密
着性に優れた塗膜を形成することができる。また、本発
明の組成物を粉体塗装に用いれば、ハジキ現象の発生が
なく、均一で連続した平滑な塗膜を形成することができ
る。
【0041】本発明の組成物は、ベースレジンであるポ
リフェニレンサルファイド樹脂本来の優れた特性を生か
して、特に耐熱性、防食性、耐薬品性、電気絶縁性もし
くは、これらのいくつかの複合特性が要求されるような
用途、例えば、メッキ用治具、電気・電子部品、熱交換
器、その他の各種金属製品などの塗装に有効に適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗装角棒の切断面の模式図である。
【符号の説明】
1…角棒断面 2…塗装 3…エッジ部 4、5…平面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 181/00 - 181/10 C09D 5/03 C09D 7/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェニレンサルファイド樹脂100
    重量部に対して、直径が8μm以下で、かつアスペクト
    比が3〜100である繊維状もしくは針状の無機質充填
    材2〜20重量部およびトリポリリン酸二水素アルミニ
    ウムの粉末3〜50重量部が含有されていることを特徴
    とするポリフェニレンサルファイド樹脂系粉体塗料組成
    物。
  2. 【請求項2】 組成物中に、シリル化剤によって表面に
    疎水化処理が施され、かつ一次粒子の平均粒径が0.1
    μm以下である超微粒子状の疎水性シリカ0.02〜
    0.6重量%が含有されていることを特徴とする請求項
    1記載のポリフェニレンサルファイド樹脂系粉体塗料組
    成物。
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