JP3255812B2 - 写真フイルムパトローネ - Google Patents

写真フイルムパトローネ

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JP3255812B2
JP3255812B2 JP32102794A JP32102794A JP3255812B2 JP 3255812 B2 JP3255812 B2 JP 3255812B2 JP 32102794 A JP32102794 A JP 32102794A JP 32102794 A JP32102794 A JP 32102794A JP 3255812 B2 JP3255812 B2 JP 3255812B2
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photographic film
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photographic
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徹也 高取
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真フイルムパトローネ
に関し、詳しくは、写真フイルムの巻き戻し適性を改良
した写真フイルムパトローネに関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4948063号明細書、同
第5046682号明細書で知られるように、未使用状
態では写真フイルムを全てパトローネ本体内に巻き込ん
でおき、使用時にはスプール軸を回転させることによっ
て写真フイルムの送り出しを行うようにした写真フイル
ムパトローネが提案されている。また、このような写真
フイルムパトローネは、スプール軸の回転が確実に写真
フイルムに伝達されることが必要であるため、スプール
軸のフランジ部分に、ロール状に巻かれた写真フイルム
の外周を両端部で包み込んで、巻き緩みを防止する円環
状の突起が形成されたディスクが用いられている。この
ディスクは肉厚がかなり薄いものとされており、写真フ
イルムが送り出される際には、写真フイルムに押し広げ
られて変位することにより、写真フイルムの包み込みを
解除するようになっている。
【0003】また、上記ディスクが写真フイルムによっ
て変形される必要があるのは、写真フイルムがパトロー
ネ本体に対して出入りするフイルム出入り口付近のみで
あるため、それ以外の部分での不必要なディスクの変形
を防止するために、パトローネ本体の内壁側面に、ディ
スクの外側に当接してディスクの変形を規制するレール
状や突起状のディスク規制手段が設けられている。
【0004】また、上述した写真フイルムパトローネ
は、リサイクル適正の向上等の点からパトローネ本体を
プラスチックで成形している。そして、従来フイルム出
入り口の遮光に用いられていたテレンプに代わり、同じ
くプラスチックによって成形され、フイルム出入り口を
光密に遮蔽する閉じ位置と、フイルム出入り口を開放す
る開き位置との間で移動自在とされた蓋部材が用いられ
ている写真フイルムパトローネが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記蓋部材
を用いた写真フイルムパトローネでは、パトローネ本体
外に送り出した写真フイルムを再びパトローネ本体内に
巻き戻すときに、従来のテレンプを用いた写真フイルム
パトローネに比べて、写真フイルムにかかるテンション
が極端に小さくなることが分かっている。そのため、パ
トローネ本体内に巻き戻された写真フイルムは、スプー
ル軸に対して緩めに巻き付けられてしまうため巻き径が
太くなってしまい、ディスク内に収納されずにディスク
の外周の乗り上げた状態で巻き戻されてしまうことがあ
る。この状態で写真フイルムがディスク規制手段の位置
に到達すると、写真フイルムがディスクに噛み込んで、
ディスクを破損させることもある。更に、写真フイルム
が全てパトローネ本体内に収納されず、撮影済みの写真
フイルムを曝光してしまうという問題もある。このよう
な不具合の発生は、製品及び製造メーカーに対する信頼
性を著しく低下させてしまう。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、蓋部材及びディスクを用いた写真フイルムパトロ
ーネの、写真フイルムの巻戻し不良の発生を防止するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の写真フイルムパトローネは、写真フイル
ムをパトローネ本体内に巻き戻す時に、写真フイルムの
幅方向の端部に当接して、写真フイルムをディスクの円
環状の突起の内側に押し込むフイルム規制手段をパトロ
ーネ本体の内壁に一体に形成したものである。フイルム
規制手段を設ける具体的な位置としては、一対のディス
クのうち嵌合穴の大きなディスクの近傍で、フイルム出
入り口を直進する写真フイルムとロール状写真フイルム
の最外周との交点Pと、スプール軸の回転中心Oと、フ
イルム出入り口に最も近い位置に配置されたディスク規
制手段の端点Qとがなす角度θの範囲内がよく、Rf≦
Rr≦Rdの関係を満たす半径Rrの曲線部を備えるこ
とが好ましい。
【0008】
【作用】フイルム出入り口から突出している写真フイル
ムをスプール軸の回転によりパトローネ本体内に巻き戻
すと、写真フイルムの幅方向の端部には、フイルム出入
り口とこのフイルム出入り口に最も近い位置に配置され
たディスク規制手段との間の範囲内で、パトローネ本体
内に全てが巻き込まれたときの写真フイルムの最外周
と、ディスクの外周との間に突出するように配置された
フイルム規制手段が当接される。これにより、写真フイ
ルムの端部はディスクの円環状の突起の内側に押し込ま
れる。
【0009】本発明の写真フイルムパトローネの構成を
示す図1及び図2並びに図3において、写真フイルムパ
トローネ2は、上ケース3及び下ケース4から構成され
るパトローネ本体5の内部に、写真フイルム6を巻き付
けたスプール7を回動自在に収納しており、パトローネ
本体5の外周にラベル8が貼着されている。
【0010】上・下ケース3,4の正面側の合わせ目に
は、写真フイルム6を送り出すためのフイルム出入り口
10が形成されている。このフイルム出入り口10に
は、パトローネ本体5内への入光を防止するための蓋部
材11が組み込まれ、またフイルム出入り口10の奥に
は、写真フイルム6の先端に形成された分離部6bを掬
い上げるための分離爪12が下ケース3と一体に形成さ
れている。蓋部材11の両端部には、それぞれキー1
3,14が形成されており、カメラに装填された際に、
カメラ側の開閉用駆動軸が係合される。そして、この開
閉用駆動軸の回動によってフイルム送出口10を光密に
遮蔽する閉じ位置と、開放する開き位置との間で移動さ
れる。
【0011】スプール7には、スプール軸16の両端内
側に、円環状の突起であるリップ17a,18aが形成
された一対のフイルム規制用のディスク17,18が取
り付けられる。また、スプール軸16の一端部にはデー
タ板19が一体に形成されており、他端部には回転部材
20が取り付けられる。スプール軸16には、カメラに
装填された際にカメラ側の駆動軸が係合するカギ穴状の
キーが両端部に設けられた穴21の奥に形成されてお
り、スプール7は、この駆動軸の回転によって回動され
る。
【0012】回転部材20には、2つのラチェット爪2
3、ギヤ24、及び表示板25とが一体に形成されてお
り、これらはスプール軸16と一体に回転される。
【0013】パトローネ本体5の内部には、ギヤ24と
噛み合うようにスプールロック27が収納されている。
このスプールロック27は、蓋部材11が閉じ位置にあ
る時にはギヤ24に係合され、スプール軸16の回転ロ
ックを行い、不用意な写真フイルム6の送り出しが防止
される。また、蓋部材11が開き位置にある時には、ギ
ヤ24との係合が解除され、スプール軸16の回転がフ
リーになる。
【0014】一対のディスク17,18は、0.3mm
以下の厚みのプラスチック材料で成形されており、断面
がカップ状となっている。カップ状の底部には、スプー
ル軸16が回動自在に挿入される丸穴29,30がそれ
ぞれ設けられている。また、リップ17a,18aは、
スプール軸16に取り付けられた際に互いに向き合うよ
うになり、これらの間に巻回される写真フイルム6の幅
方向の両端部の最外周を包み込んで、パトローネ本体5
内での巻き緩みを防止する。これにより、スプール7の
回転を写真フイルム6の最外周まで伝達させることがで
きる。
【0015】ディスク18には、丸穴30を取り囲むよ
うに、所定ピッチで4個のスリット32が形成されてい
る。これらのスリット32には、スプール軸16が写真
フイルム送り出し方向に回転した際に、回転部材20の
ラチェット爪23が係合される。ラチェット爪23は、
前記スリット32に係合した際にスプール軸16の回転
をディスク18に伝達させ、スプール軸16が写真フイ
ルム巻き取り方向に回転した際には回転部材20のラチ
ェット爪23が前記スリット32を乗り越え、スプール
軸16の回転をディスク18に伝達させることはない。
【0016】このように、スプール7の回転方向によっ
てディスク18への回転の伝達を切り換えると、フイル
ム送出し時にスプール7に巻かれた写真フイルム6とデ
ィスク18との回転が一致して摩擦が減少するので、写
真フイルム6の送り出しに必要なスプール7の駆動力が
少なくて済む。また、フイルム巻き戻し時にディスク1
8を独自に回転するようにすると、リップ18aに邪魔
されずに写真フイルム6をリップ18a内に巻き込むこ
とができる。
【0017】上下ケース3,4の内壁側面には、ディス
ク17,18に当接して、ディスク17,18の変形を
規制するディスク規制手段であるリブ34が一体に形成
されている。このリブ34は、図1及び図3に示すよう
に、上ケース3及び下ケース4のそれぞれの両内壁側面
に3個ずつ形成されており、ディスク17,18の外側
を分散して規制するようになっている。なお、写真フイ
ルム6は、パトローネ本体5から送出あるいは巻き戻さ
れるときに、ディスク17,18を変形させ、ディスク
17とディスク18との間を押し広げるようにするの
で、リブ34はフイルム出入り口10の近傍には設けら
れていない。
【0018】データ板19の外面には、パトローネ本体
5内に収納されている写真フイルム6の各種データを示
すバーコードが放射状に印刷されたデータラベル36が
貼着される。このデータラベル36は、上ケース3の側
面に形成されたデータ窓37を通してパトローネ本体5
の外部に露呈され、バーコードはカメラ等の装置によっ
て読み取られる。
【0019】また、スプール7はカメラ等の機器によっ
てその回転位置が検出されており、写真フイルム6をパ
トローネ本体5内に巻き戻したときには、写真フイルム
パトローネ2の使用状況に応じた任意の位置に停止され
るようになっている。これにより、回転部材20の表示
板25が、上下ケース3,4の一側面に形成された複数
個の使用状況表示窓39のいずれかから見えるようにな
り、この表示板25がどの窓から見えるかによって未使
用,使用済み,部分使用済み,現像済み等が判別でき
る。
【0020】写真フイルム6の先端部6aには、幅方向
の端部のうち、ディスク17に抑えられる側に切欠41
が形成されている。この切欠41は、写真フイルム6が
全てパトローネ本体5内に巻き込まれたときにディスク
17に引っ掛かり、切欠41よりも先端側の部分に分離
部6bがディスク17内に巻き込まれるのを防止するた
めのものである。これにより、写真フイルム6の分離部
6bはディスク17の外周に若干浮き上がるようにな
り、分離部6bと分離爪12とが接触しやすくなり、写
真フイルム6の送り出しがより確実なものとなる。な
お、図示してはいないが、切欠41側には、撮影画面1
コマあたりに2個のパーフォレーションが形成されてい
る。
【0021】
【実施例】上述した写真フイルムパトローネ2におい
て、パトローネ本体5の上ケース3の内壁に、図1及び
図4〜図19に示すように、写真フイルム6を巻き戻す
際にディスク17,18のリップ17a,18aの中に
写真フィルム6を導くフイルム規制手段であるリブ50
〜66が設けられたサンプルNO.1〜NO.17の写
真フイルムパトローネ2を作成した。以下に、各サンプ
ルNO.1〜NO.17の詳細について説明する。な
お、これらの実施例では、フイルム規制手段であるリブ
50〜66をディスク17の側だけに設けた。これは、
ディスク17の丸穴29がディスク18の丸穴30に比
べ大きいため、ディスク17の方が変形し難く、前述し
た写真フイルム巻き戻し時の不具合が発生しやすいため
である。
【0022】サンプルNO.1(図1参照) リブ50は、蓋部材11が閉じ位置に回動したときに蓋
部材11と噛み合ってパトローネ本体5内を遮光する突
条部70に連結するように形成され、写真フイルム6を
巻き戻したときに、写真フイルム6のディスク17,1
8への進入経路を規制する直線部50aと、スプール軸
16の回転中心に対して半径Rrで写真フイルム6の外
周に沿うように設けられた曲線部50bとから構成され
ている。半径Rrは、写真フイルム6が全てパトローネ
本体6に巻き戻された時の最外周の半径をRfとし、デ
ィスク17,18の外周の半径をRdとした時に、これ
らの半径Rf,Rdに対して次のような関係となる。 Rf≦Rr≦Rd これにより、パトローネ本体5内に全て収納されている
写真フイルム6を送り出す際に、リブ50の曲線部50
bと写真フイルム6の最外周とが接触しないので、写真
フイルム6に傷が発生するようなことはない。
【0023】そして、曲線部50bが設けられる範囲を
決定するための基準として、フイルム出入り口10に最
も近い位置に配置されているディスク規制用のリブ34
aの先端点Qと、この点Qとスプール軸16の回転中心
点Oとを結ぶ線43とを用い、この線43からの角度θ
1を時計方向に30°としている。なお、点Pは、フイ
ルム出入り口10に対して真っ直ぐに進入している写真
フイルム6と、ディスク17,18に規制されているロ
ール状の写真フイルム6との交点を示し、角度POQを
角度θとしている。また、このリブ50は、図3に示す
ように、ディスク17の近傍に配置されている。以下、
サンプルNO.2〜NO,17においても、リブの直線
部,半径Rr,及び角度θは共通となっている。また、
このリブ50の写真フイルム幅方向の位置は、写真フイ
ルム6の露光画面エリアの外側で、写真フイルム幅方向
のエッジまでの間としてある。
【0024】サンプルNO.2(図4参照) リブ51を直線部51aと曲線部51bとから構成し、
角度θ1を時計方向に20°としている。
【0025】サンプルNO.3(図5参照) リブ52を直線部52aと曲線部52bとから構成し、
角度θ1を時計方向に10°としている。
【0026】サンプルNO.4(図6参照) リブ53を直線部53aと曲線部53bとから構成し、
角度θ1を時計方向に0°としている。
【0027】サンプルNO.5(図7参照) リブ54を直線部54aと曲線部54bとから構成し、
角度θ1を反時計方向に10°としている。
【0028】サンプルNO.6(図8参照) リブ55を直線部55aと曲線部55bとから構成し、
角度θ1を反時計方向に20°としている。
【0029】サンプルNO.7(図9参照) リブ56を直線部56aと曲線部56bとから構成し、
角度θ1を反時計方向に30°としている。
【0030】サンプルNO.8(図10参照) リブ57を直線部57aのみとしている。
【0031】サンプルNO.9(図11参照) リブ58を直線部58aと曲線部58bとから構成し、
曲線部58bをパトローネ本体5の内壁の全周に設けて
いる。
【0032】サンプルNO.10(図12参照) リブ59を直線部59aと、パトローネ本体5の内壁全
周に設けられた曲線部59bとから構成し、角度θ1を
反時計方向に30°としている。
【0033】サンプルNO.11(図13参照) リブ60を直線部60aと、パトローネ本体5の内壁全
周に設けられた曲線部60bとから構成し、角度θ1を
反時計方向に20°としている。
【0034】サンプルNO.12(図14参照) リブ61を直線部61aと、パトローネ本体5の内壁全
周に設けられた曲線部61bとから構成し、角度θ1を
反時計方向に10°としている。
【0035】サンプルNO.13(図15参照) リブ62を直線部62aと、パトローネ本体5の内壁全
周に設けられた曲線部62bとから構成し、角度θ1を
0°としている。
【0036】サンプルNO.14(図16参照) リブ63を直線部63aと、パトローネ本体5の内壁全
周に設けられた曲線部63bとから構成し、角度θ1を
時計方向に10°としている。
【0037】サンプルNO.15(図17参照) リブ64を直線部64aと、パトローネ本体5の内壁全
周に設けられた曲線部64bとから構成し、角度θ1を
時計方向に20°としている。
【0038】サンプルNO.16(図18参照) リブ65を直線部65aと、パトローネ本体5の内壁全
周に設けられた曲線部65bとから構成し、角度θ1を
時計方向に30°としている。
【0039】サンプルNO.17(図19参照) リブ66を直線部66aと、点Oに対してLrの距離を
もち、角度θの範囲内に配置された傾斜部66bとから
構成されている。なお、Lrは半径Rf,Rdに対し
て、Rf≦Lr≦Rdとされている。
【0040】以上のようなサンプルNO.1〜17の写
真フイルムパトローネ2をそれぞれ6個ずつ作成し、こ
のサンプルNO.1〜17の102個の写真フイルムパ
トローネ2を、50°C中に16時間、室温中に3時間
放置した後に、写真フイルム6に0〜170gfのテン
ションをかけ、各写真フイルムパトローネ2につき10
回ずつフイルム巻戻し試験を行った。また、写真フイル
ム6をパトローネ本体5から引き出すのに必要な、フイ
ルム引出し力の測定を各サンプルNO.1〜17に対し
て行った。下記表1に各サンプルの、巻戻し不良発生率
及びフイルム引出し力を示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1に示されるように、巻戻し不良は写真
フイルム6にかかるテンションが低いときに発生してい
る。これは、写真フイルム6にかかるテンションが弱い
と、写真フイルム6がスプール軸16に緩く巻かれて巻
径が太くなってしまい、写真フイルム6が全て巻き込め
なくなるためである。また、サンプルNO.から見る
と、8,14,15,16に巻戻し不良が発生してい
る。これらのサンプルに共通な点は、角度θの範囲内で
半径Rdと半径Rfとの間に突出されるリブが存在して
いない点である。このような結果からフイルム規制用の
リブは、フイルム出入り口10から、このフイルム出入
り口10に最も近い位置に配置されているディスク規制
用のリブ34aの間、すなわち角度θの間で半径Rfか
ら半径Rdの間に僅かでも突出されていることが必要で
あると言える。
【0043】また、リブの曲線部が大きくなるほどリブ
と写真フイルムとの当接する距離が長くなり、フイルム
の引き出しに必要な力が大きくなることが分かる。な
お、本実施例の写真フイルムパトローネ2のフイルム引
出し力は、写真フイルム及びディスクの強度や、一般的
なカメラにおけるフイルム引出し力等から、230gf
以下ならば許容範囲となっているため、巻戻し不良が発
生していないサンプルについては採用可能なレベルに到
達している。
【0044】次に、上記実施例のうちサンプルNO.1
の写真フイルムパトローネ2の作用について説明する。
図2に示すように、写真フイルム6をパトローネ本体5
内に全て収納した状態の未使用の写真フイルムパトロー
ネ2は、カメラに装填されると、蓋部材11の端部に形
成されたキー13にカメラに設けられた開閉用駆動軸が
係合される。また、スプール軸16にも、やはり端部に
形成されたカギ穴状のキーにカメラの駆動軸が係合され
る。
【0045】写真フィルムパトローネ2の装填後、自動
的にあるいはカメラの電源投入等の何らかの操作によっ
て、開閉用駆動軸の回動が開始され、閉じ位置にある蓋
部材11は、開閉用駆動軸によって回動されて、図1に
示すようにフイルム出入り口10を開放する開き位置に
移動される。また、このときには、スプールロック27
によるスプール軸16のロックも解除される。
【0046】その後、図中においてスプール7が駆動軸
によって反時計方向に回動される。スプール7の回動に
より、切欠41によってディスク17の外周に位置され
ていた写真フイルム6の先端部6aが、分離爪12に掬
い上げられる。更にスプール7が回動されることによ
り、写真フイルム6の先端部6aはフイルム出入り口1
0に導かれる。なお、リブ50の曲線部50bの半径R
rは、写真フイルム6の最外周の半径Rfよりも大きい
ので、曲線部50bの擦れにより写真フイルム6に傷が
発生するようなことはない。
【0047】写真フイルム6は、ディスク17,18の
間を幅方向の端部で押し広げて変形させながら、フイル
ム出入り口10を通過してパトローネ本体5の外に送り
出される。パトローネ本体5外に送りだされた写真フイ
ルム6は、カメラのアパーチャー等を通過してフイルム
巻上げ軸に係止される。その後写真フイルム6は、撮影
毎にフイルム巻上げ軸に1コマ分が巻き上げられてい
く。
【0048】写真フイルム6の全てのコマへの撮影が終
了すると、スプール7に係合された駆動軸はフイルム巻
戻し方向、すなわち図1中の時計方向に回動される。こ
れにより、写真フイルム6は、再び幅方向の端部でディ
スク17,18の間を押し広げながらスプール軸16に
巻き付けられていく。
【0049】写真フイルム6の巻き戻しが進み、写真フ
イルム6の巻径が太くなってくると、写真フイルム6は
リブ50の直線部50aに沿ってディスク17,18の
間に進入し、リブ50の曲線部50bによってディスク
17,18のリップ17a,18aの中に押し込まれ
る。これにより、写真フイルム6がディスク17,18
の外周に乗り上げたり、リブ34aの部分でディスク1
7,18に噛み込むような不具合は発生しない。
【0050】写真フイルム6が全てパトローネ本体5内
に巻き戻されると、写真フイルム6に形成された切欠4
1よりも先端側の部分6bは、ディスク17の外周に乗
り上げる。これにより、写真フイルムパトローネ2を現
像装置に等にセットした場合にも、写真フイルム6の送
り出しが確実なものとなる。
【0051】なお、上記作用の説明は、サンプルNO.
1の写真フイルムパトローネ2について説明したが、サ
ンプルNO.2〜17も同様の作用となる。また、上記
サンプルNO.1〜17では、フイルム規制手段である
リブ50〜66をディスク17の側のみに設けたが、デ
ィスク18の側に設けたり、両側に設けたりしても同様
の効果がある。
【0052】また、このようなパトローネ本体5やスプ
ール軸16等に用いられる樹脂材料としては、大量製造
適性や価格等の点で熱可塑性樹脂材料が好ましく、遮光
性付与剤としてカーボンブラックを0.05重量%〜3.00重
量%含有するものを用いればよい。また、このような樹
脂に必要に応じてシリコーンオイル等の滑剤、帯電防止
剤、酸化チタン等の無機あるいは有機顔料、ステアリン
酸亜鉛等の加工助剤、酸化防止剤、核剤、可塑剤等を含
有させてもよい。
【0053】樹脂としては、ポリスチレン樹脂、耐衝撃
製ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重
合体樹脂、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体樹脂、ポリプロピレン樹脂、高密度ポリエチレン
樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレン
テレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化
ビニール樹脂あるいは、それらの変性樹脂等が好適であ
る。特に寸法精度確保、物理強度確保、超音波溶着適性
向上等を考慮した場合には、メルトフローレートが1.0
〜10.0g/10分、好ましくは2.0 〜8.0g/10 分、特に好ま
しくは2.5 〜7g/10 分の合成ゴムが0.1 〜10重量%含ま
れている耐衝撃性ポリスチレン樹脂が好ましい。この樹
脂のその他の好ましい必要特性は、変形防止の点から曲
げ弾性率15,000〜30,000kg/cm2、好ましくは1,8000〜2
8,000kg/cm2、特に好ましくは20,000〜28,000kg/cm2
あり、ビカット軟化点(15kg 荷重) は80°C 以上、好ま
しくは85°C 以上、特に好ましくは、90°C 以上であ
る。
【0054】このような樹脂に含有されるカーボンブラ
ックは、遮光性確保のために添加されるものである。カ
ーボンブラックの製造法による分類としては、ファーネ
ス法カーボンブラック、チャンネル法カーボンブラッ
ク、サーマル法カーボンブラック等があるが、写真的悪
作用(カブリの発生、感度低下または感光度の増加等)
が少ない、あるいは遮光性の点で、平均粒子径が10〜80
mμ、PH5 〜9 のファーネスカーボンブラックが好まし
く、特に15〜50 mμ、PH6 〜8 のファーネスカーボンブ
ラックが好ましい。
【0055】市販品としては、例えば三菱化成製のカー
ボンブラック#20(B),#30(B),#33(B),#40(B),#41(B),#44
(B),#45(B),#50,#55,#100,#600,#2200(B),#2400(B),MA
8,MA11,MA100 等があげられる。海外の製品としては、
例えばキャボット社のBlack Pearls 2 ,46,70,71,74,8
0,81,607 等、Regal 300,330,400,660,991,SRF-S 等、S
terling 10,SO,V,S,FT-FF,MT-FF等があげられる。さら
に、アシュランド・ケミカル社のUniteel R,BB,15,102,
3001,3004,3006,3007,3008,3009,3011,3012,XC-3016,XC
-3017,3020等があげられるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0056】ファーネスカーボンブラックの粒子径が10
mμ未満であると樹脂との混練性が悪く遮光性、物理強
度が悪化する。逆に100mμを越えると分散は良くとも遮
光能力が劣り、遮光性確保のためにカーボン濃度を上げ
ると物理強度の低下、成形性の悪化を起こし実用に耐え
なかった。また、PHが5 〜9 の範囲を越えるカーボンブ
ラックの多くは、写真的悪作用を起こしやすく使用不可
であった。
【0057】写真フイルムの写真性に悪影響を与えない
ようにするためには、上記カーボンブラック中の遊離硫
黄分は0.6%以下、好ましくは0.3%以下、特に好
ましくは0.1%以下とするのがよい。また、シアン化
合物含有量は0.01%以下、好ましくは0.005%
以下、特に好ましくは0.001%以下とするのがよ
い。さらに、アルデヒド化合物含有量は0.1%以下、
好ましくは0.05%以下、特に好ましくは0.01%
以下である。これらの物質は少量でも写真性に悪影響を
及ぼすので注意が必要である。
【0058】ファーネスカーボンブラックの添加量は、
遮光性確保、射出成形性、パトローネ本体13の物理強
度確保の点から、0.05重量% 〜3.00重量% が好ましい。
カーボンブラックの添加量が0.05重量% 未満であると遮
光性が不十分であり、3.00重量% を越えるとパトローネ
本体13の物理強度が低下し、かつ吸水率が高まるため
に射出成形時ウエルドマーク、銀条等が発生し、外観不
良、表面強度の劣化を引き起こす。
【0059】遮光性物資としては、カーボンブラック以
外に酸化チタン、ベンガラ、炭酸カルシユウム等の無機
顔料、あるいは有機の染料を併用してもよい。
【0060】パトローネ本体5に滑性を与える方法とし
ては、それらを成形する樹脂に滑剤を添加して成形する
方法と、成形品に滑剤を塗布する方法とがある。滑剤と
しては、シリコーンオイル類、オレイン酸アミドやエル
カ酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛等
の高級脂肪酸の金属塩、高級アルコールエステル、多価
アルコールのエステルの脂肪酸エステル等があるが、特
に限定されるものではない。
【0061】パトローネ本体5に添加されるシリコーン
オイルとしては、特開昭62−286043号公報、あ
るいは特開昭62−284355号公報に記載されてい
るジメチルポリシロキサンとカルボキシル変性シリコー
ンオイルが好ましい。シリコーンオイルの添加量は、0.
05重量% 〜5.0 重量% 、好ましくは1.0 重量% 〜3.0重
量% の間である。
【0062】0.05重量% 以下では、目的の滑性効果が得
られないし、添加量が5.0 重量% を越えると射出成形機
のスクリュウ内で樹脂がスリップを起こし、成形サイク
ルが長くなるばかりでなく、成形品表面に染みだすシリ
コーン量が多くなり、染みだしたオイルがパトローネ本
体内で写真フイルムに転写し、写真フイルム現像時に現
像処理液の写真フイルムへの拡散を妨げる等の写真的悪
作用が発生する。また、超音波シールにおいて上・下ケ
ース11,12の接着低下が起こる。
【0063】シリコーンオイルは、25°C の粘度が1000
〜60000CS であることが好ましい。25°C の粘度が1000
CS未満では、ブリードアウトが激しく、写真性能に枠影
響を及ぼす。60000CS を越えると、樹脂との混練性が悪
く使用に耐えない。また、シリコーンオイルには、上記
以外にもフッソ変性シリコーンオイル等各種変性シリコ
ーンオイルが市販されているが、その多くは写真フイル
ムの写真性に悪影響を与えるので、厳選して使用するこ
とが重要である。滑性付与が不十分、あるいは射出成形
時熱分解が激しい等の理由で、本発明の写真フイルムパ
トローネ用には使用できなかった。また、パトローネ本
体5等に用いられる樹脂中には、更に必要に応じて各種
の改質添加剤を添加することが好ましい。代表例を以下
に示す。
【0064】本発明に用いられる樹脂の酸化分解等を防
止し、写真感光材料の写真性に対する悪影響物質として
の分解生成物(例えばアルコール、アルデヒド、ケト
ン、カルボン酸等)の生成を防止するために、酸化防止
剤を添加することができる。酸化防止剤の代表例を以下
に示す。
【0065】(イ)フェノール系酸化防止剤 ビタミンE、ビタミンEカルボン酸エステル、6−t−
ブチル−3−メチルフェニール誘導体、2・6−ジ−t
−ブチル−Pクレゾール、2・2’−メチレンビス−
(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4・4’
−ブチリデンビス(6−t−ブチル−m−クレゾー
ル)、4・4’−チオビス(6−t−ブチル−m−クレ
ゾール)、4・4’−ジヒドロキシジフェニルシクロヘ
キサン、アルキル化ビスフェノール、スチレン化フェノ
ール、2・6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、n−オクタデシル−3−(3’・5’ジ−t−ブチ
ル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2・
2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4・4’−テオビス(3−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、4・4’−ブチリデンビス(3−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、ステアリルβ
(3・5−ジ−4−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート、1・1・3−トリス(2−メチル−4
ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1・3
・5−トリメチル−2・4・6−トリス(3・5−ジ−
t−ブチル−4ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラ
キス〔メチレン−3(3’・5’−ジ−t−ブチル−
4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン
等。
【0066】(ロ)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 6−エトキシ−2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒ
ドロキノリン、2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒ
ドロキノリンの重合物、トリメチルジヒドロキノリン誘
導体等。
【0067】(ハ)アリルアミン系酸化防止剤 フェニル−α−ナフチルアミン、N−フェニル−β−ナ
フチルアミン、N−フェニル−N’−イソプロピル−P
−フェニレンジアミン、N・N’−ジ−フェニル−P−
フェニレンジアミン、N・N’−ジ−β−ナフチル−P
−フェニレンジアミン、N−(3'ヒドロキシブチリデ
ン)−1−ナフチルアミン等。
【0068】(ニ)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベ
ンゾイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベン
ゾイミダゾール等。
【0069】(ホ)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフェニルイソデシル
ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト
亜リン酸ソーダ、トリノニルフェニルホスファイト、ト
リフェニルホスファイト等。
【0070】(ヘ)チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1・3−ビス(ジメチルアミノプロピ
ル)−2−チオ尿素等。
【0071】(ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤 チオジプロピオン酸ジラウリル等。
【0072】(チ)ヒンダートフェノール系酸化防止剤 1・3・5−トリメチル−2・4・6−トリス(3・5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベルジル)ベ
ンゼン、テトラキス〔メチレン(3・5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート)〕メ
タン、オクタデシル−3・5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、2・2’・2’
−トリス〔(3・5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕イソシアヌレー
ト、テトラキス(2・4−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)4・4’−ビフェニレンジ亜リン酸エステル、4・
4’−チオビス−(6−tert−ブチル−O−クレゾ
ール)、2・2’−チオビス−(6−tert−ブチル
−4−メチルフェノール)、トリス−(2−メチル−4
−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタ
ン、2・2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t
ert−ブチルフェノール)、4・4’−メチレン−ビ
ス−(2・6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4
・4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert
−ブチルフェノール)、2・6−ジ−tert−ブチル
−4−メチルフェノール、4−ヒドロキシ・メチル−2
・6−ジ−tert−ブチルフェノール、2・6−ジ−
tert−4−n−ブチルフェノール、2・6−ビス
(2'−ハイドロキシ−3’−tert−ブチル−3’−
メチルベンジル)−4−メチルフェノール、4・4’−
メチレン−ビス−(6−tert−ブチル−O−クレゾ
ール)、4・4’−ブチリデンビス−(6−tert−
ブチル−m−クレゾール)なとがあげられる。ブリード
アウトや熱分解が少なく、写真感光材料の写真性に対す
る悪影響も小さい点等から融点(Meltingpoi
nt)が100℃以上のものが好ましく、特に120℃
以上のものが好ましい。
【0073】代表的な市販酸化防止剤を以下に示す。 (1)フェノール系酸化防止剤:SUMILIZER
BHT(住友化学)、IRGANOX 1076(チバ
ガイギー)、MARK AO−50(アデカ・アーガ
ス)、SUMILIZER BP−76(住友化学)、
TOMINOX SS(吉富)、IRGANOX 56
5(チバガイギー)、NONOX WSP(ICI)、
SANTNOX(Monsanto)、SUMILIZ
ER WXR(住友化学)、ANTAGEGRYSTA
L (川口)、IRGANOX 1035(チバガイギ
ー)、ANTAGE W−400(川口)、NOCLI
ZERNS−6(大内新興)、IRGANOX 142
5WL(チバガイギー)、MARK AO−80(アデ
カ・アーガス)、SUMILIZER GA−80(住
友化学)、TOPANOL CA(ICI)、MARK
AO−30(アデカ・アーガス)、MARK AO−
20(アデカ・アーガス)、IRGANOX3114
(チバガイギー)、MARK AO−330(アデカ・
アーガス)、IRGANOX 1330(チバガイギ
ー)、CYANOX 1790(ACC)、IRGAN
OX 1010(チバガイギー)、MARK AO−6
0(アデカ・アーガス)、SUMILIZER BP−
101(住友化学)、TOMINOX TT(吉富)、
等。
【0074】(2)燐系酸化防止剤:IRGAFOS
168(チバガイギー)、MARK2112(アデカ・
アーガス)、WESTON 618(ボルグワーナ
ー)、MARK PEP−8(アデカ・アーガス)、U
LTRANOX 626(ボルグワーナー)、MARK
PEP−24G(アデカ・アーガス)、MARK P
EP−36(アデカ・アーガス)、HGA(三光)等。
【0075】(3)チオエーテル系酸化防止剤:DLT
DP”YOSHITOMI”(吉富)、SUMILIZ
ER TPL(住友化学)、ANTIOX L(日
油)、DMTD”YOSHITOMI”(吉富)、SU
MILIZER TPT(住友化学)、ANTIOX
M(日油)、DSTP”YOSHITOMI”(吉
富)、SUMILIZER TPS(住友化学)、AN
TIOX (日油)、SEENOX 412S(シプ
ロ)、MARK AO−412S(アデカ・アーガ
ス)、SUMILIZER TP−D(住友化学)、M
ARK AO−23(アデカ・アーガス)、SANDS
TABP−EPQ(サンド)、IRGAFOS P−B
PQ FF(チバガイギー)、IRGANOX 122
2(チバガイギー)、MARK 329K(アデカ・ア
ーガス)、WESTON 399(ボルグ・ワーナ
ー)、MARK 260(アデカ・アーガス)、MAR
K 529A(アデカ・アーガス)等。
【0076】(4)金属不活性化剤:NAUGARD
XL−1(ユニロイヤル)、MARKCDA−1(アデ
カ・アーガス)、MARK CDA−6(アデカ・アー
ガス)、LAGANOX MD−1024(チバガイギ
ー)、CUNOX(三井東圧)等。
【0077】好ましい酸化防止剤はフェノール系の酸化
防止剤であり、特にヒンダートフェノール系酸化防止剤
が好ましく、市販品としてはチバガイギー社のイルガノ
ックス各種と住友化学(株)のSUMILIZER B
HT、SUMILIZERBH−76、SUMILIZ
ER WX−R、SUMILIZER BP−101等
である。
【0078】また、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレ
ゾール(BHT)、低揮発性の高分子量ヒンダードフェ
ノール型酸化防止剤(商品名:Ireganox101
0,Ireganox1075,TopanolCA,
Ionox330等)、ジラウリルチオジプロピオネー
ト、ジステアリルチオプロピオネート、ジアルキルフォ
スフェート等の1種以上、特に2種以上を併用するのが
効果的である。しかし、酸化防止剤は還元物質であり、
本来は写真感光材料に悪影響を及ぼす物質であり、熱分
解を抑制する作用との効果バランスで種類,添加量を選
択する必要がある。写真感光材料にカブリや感度異常発
生等の悪影響を与えることが少ないので、フェノール系
及び燐系酸化防止剤が好ましい。フェノール系酸化防止
剤としてはヒンダードフェノール系酸化防止剤が特に好
ましい。ヒンダードフェノール系酸化防止剤の中でも融
点が100°C以上,とくに120°C以上のものが好
ましい。特にフェノール系酸化防止剤及び/又は燐系酸
化防止剤の2種以上を併用することが好ましい。
【0079】さらにカーボンブラック等と併用すると酸
化防止作用が相乗的に効果を発揮する。フェノール系酸
化防止剤と燐系酸化防止剤とカーボンブラックを併用す
ると、酸化防止効果が特に発揮されるので好ましい。
【0080】その他プラスチックデータハンドブック
(KK工業調査会発行)の794〜799ページに開示
された各種酸化防止剤や、プラスチック添加剤データー
集(KK化学工業社)の327〜329ページに開示さ
れた各種酸化防止剤や、PLASTICS AGE E
NCYCLOPEDIA進歩編1986(KKプラスチ
ック・エージ)の211〜212ページに開示された各
種酸化防止剤等を選択して用いることが可能である。
【0081】以上のような酸化防止剤が写真感光材料に
悪影響を及ぼさないようにする機構について説明する。
熱可塑性樹脂の酸化分解は、CH3 の分岐の多い樹脂ほ
ど多い。それは酸素吸収量が多いからである。
【0082】炭化水素の自動酸化は酸素の存在下で脱水
して一旦遊離基が生成すると、連鎖的に次のように進行
するものと考えられている。 RH→R・ R・+O2 →RH→ROO・ ROO・+RH→ROOH+R・ ROOH→RO・+・OH RO・+RH→ROH+R・ ・OH+RH→HOH+R・ このようにして炭化水素の酸化が加速的にはやめられて
多量のアルコール,アルデヒド,酸などを生じ、さらに
これらが相互に反応して重合物を作る。
【0083】炭化水素の酸化を防止するには、上記連鎖
反応をたちきることが必要で、そのために酸化防止剤が
用いられる。その他、以下に記載するラジカル捕獲剤を
添加することも好ましい。
【0084】本発明に使用される、ラジカル捕獲剤とし
ては、1・1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル、
1・3・5−トリフェニルフェルダジル、2・2,6・
6−テトラメチル−4−ピペリドン−1−オキシル、N
−(3−N−オキシアニリノ−1・3−ジメチルブチリ
デン)−アニリンオキシド、塩化第二鉄などのような高
原子価金属塩、ジフェニルピクリルヒドラジン、ジフェ
ニルアミン、ハイドロキノン、t−ブチルカテコール、
ジチオベンゾイルジスルフィド、p・p’−ジトリルト
リスルフィド、ベンゾキノン誘導体、ニトロ化合物、お
よびニトロソ化合物などを挙げることができる。こらの
うちでも、ハイドロキノンを用いることは特に好まし
い。また、上記のラジカル捕獲剤は単独で用いてもよ
く、あるいは数種類を併用することもできる。ラジカル
捕獲剤の含有量は、1.000〜10.000ppmで
ある。
【0085】酸化防止剤には、連鎖伝播体である遊離基
(主としてROO・)と反応してこれを不活性化する遊
離基連鎖停止剤と遊離基の主要な発生源であるヒドロペ
ルオキシドROOHを分解してこれを安定化する過酸化
物分解剤とがある。
【0086】前者としては、アルキルフェノール系酸化
防止剤と芳香族アミン系酸化防止剤がある。後者として
は、硫黄系酸化防止剤とリン系酸化防止剤がある。
【0087】各種酸化防止剤は、写真感光材料に悪影響
を与える還元剤でもあるので種類、添加量は慎重に検討
しないと写真感光材料の品質劣化が大きく問題になる。
【0088】本発明の遮光性熱可塑性樹脂には、帯電防
止剤を添加することができる。帯電防止剤の代表例を以
下に示す。 I.ノニオン系(=非イオン系) (1) アルキルアミン誘導体:T−B103(松本油
脂)、T−B104(松本油脂) アルキルアミド型 ポリオキシエチレンアルキルアミン:アーモスタット3
10(ライオン油脂) 3級アミン(ラウリルアミン):アーモスタット400
(ライオン油脂) N,N−ビス(2−ヒドロキシエチルココアミン):ア
ーモスタット410(ライオン油脂) 3級アミン:ANTISTATIC273C、273、
273E(Fine Org.Chem) N−hydroxyhexadecyl−di−eth
anol−amine:Belg.P.654.049 N−hydroxyoctadecyl−di−eth
anol−amine:(National Dis
t.) (2) 脂肪酸アマイド誘導体:TB−115(松本油
脂)、エレガンP100(日本油脂)、エリークSM−
2(吉村油化学) ヒドロキシステアリン酸アマイド シュウ酸−N,N’−ジステアリルアミドブチルエステ
ル:ヘキストポリオキシエチレンアルキルアミド (3) エーテル型 ポリオキシエチレンアルキルエーテル RO(CH2 CH2 O)nH ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル 特殊非イオン型:レジスタット104,PE100,1
16〜118(第一工業製薬)、レジスタットPE13
2,139(第一工業製薬)、エレガンE115,ケミ
スタット1005(日本油脂)、エリークBM−1(吉
村油化学)、エレクトロストリッパーTS,TS2,
3,5,EA,EA2,3(花王石鹸) (4) 多価アルコールエステル型 グリセリン脂肪酸エステル:ステアリン酸若しくはヒド
ロキシステアリン酸等のモノ,ジ,またはトリグリセラ
イド,モノグリ(日本樟脳)、TB−123(松本油
脂)、レジスタット113(第一工業製薬) ソルビタン脂肪酸エステル 特殊エステル:エリークBS−1(吉村油化学) 1−ヒドロキシエチル−2−ドデシルグリオキサゾリ
ン:ブリティッシュ・セロァン
【0089】II.アニオン系 (1) スルホン酸類 アルキルスルホネート RSO3 Na アルキルベンゼンスルホネート アルキルサルフェート ROSO3 Na (2) リン酸エステル型 アルキルホスフェート
【0090】III.カチオン系 (1) アミド型カチオン:レジスタットPE300,
401,402,406,411(第一工業製薬) (2) 四級アンモニウム塩 第4級アンモニウムクロライド 第4級アンモニウムサルフェート 第4級アンモニウムナイトレート カチミンCSM−9(吉村油化学)、CATANAC6
09(アメリカン・ジアナミド)、デノン314C(丸
菱油化)、アーモスタット300(ライオン油脂)、1
00V(アーマー)、エレクトロストリッパーES(花
王石鹸)、ケミスタット2009A(日本油脂) Stearamido propyl−dimethy
l−β−hydroxyethyl ammonium
nitrate:CATANAC・SN(アメリカン
・ジアナミド)
【0091】IV.両性イオン系 (1) アルキルペタイン型 (2) イミダゾリン型 レオスタット53,532(ライオン油脂)、AMS5
3(ライオン油脂)、AMS303,313(ライオン
油脂) アルキルイミダゾリン型 (3) 金属塩型 AMS576(ライオン油脂) レオスタット826,923(ライオン油脂) (RNR’CH2 CH2 CH2 NCH2 COO)2 Mg
R≧C,R’=Hまたは(CH2 )mCOO−(ライオ
ン油脂) R=C3 N 炭化水素、A=酸素またはイミノ基、M=
有機アミンまたは金属(4) アルキルアラニン型
【0092】V.導電性樹脂 ポリビニルベンジル型カチオン ポリアクリル酸型カチオン
【0093】VI.その他 レジスタット204,205(第一工業製薬)、エレガ
ン2E,100E(日本油脂)、ケミスタット100
2,1003,2010(日本油脂)、エリーク51
(吉村油化学)、ALROMINE RV−100(ガ
イギー) 以上帯電防止剤の中で写真性及び人身に与える悪影響が
小さいので、非イオン(ノニオン)系帯電防止剤が特に
好ましい。
【0094】以上のような帯電防止剤の1種以上の合計
添加量は、0.001〜5.0重量%、好ましくは0.
005〜3.0重量%である。添加量が0.001重量
%未満であると、帯電防止効果や滑性向上効果がほとん
ど発揮されず、混練経費増になるだけである。また、添
加量が5.0重量%を越えると、増量効果がほとんどな
いだけでなく、経時によるブリードアウトの増加や樹脂
の押出し量がスクリューとのスリップのために大きく変
動し、層厚のバラツキが大きくなる等の問題が発生す
る。
【0095】必要特性,使用目的に応じて各種の添加剤
を写真特性に悪影響を及ぼさない種類・量を選択して含
ませることができる。その他の添加剤を以下に示す。 (添加剤種類) (代 表 例) (1)可 塑 剤:フタル酸エステル,グリコールエステル,脂肪酸エステル ,リン酸エステル等 (2)安 定 剤:鉛系,カドミウム系,亜鉛系,アルカリ土類金属系,有機 スズ系等 (3)難 燃 剤:燐酸エステル,ハロゲン化燐酸エステル,ハロゲン化物,無 機物,含燐ポリオール等 (4)充 填 剤:アルミナ,カオリン,クレー,炭酸カルシウム,マイカ,タ ルク,酸化チタン,シリカ等 (5)補 強 剤:ガラスロービング,金属繊維,ガラス繊維,ガラスミルドフ ァイバー,炭素繊維等 (6)発 泡 剤:無機発泡剤(炭酸アンモニア,重炭酸ソーダ),有機発泡剤 (ニトロソ系,アゾ系)等 (7)加 硫 剤:加硫促進剤,促進助剤等 (8)劣化防止剤:紫外線吸収剤,金属不活性化剤,過酸化物分解剤等 (9)カップリング剤:シラン系,チタネート系,クロム系,アルミニウム系等 (10)各種の熱可塑性樹脂,熱可塑性エラストマー,合成ゴム等
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明の写真フイル
ムパトローネは、フイルム巻戻し時に、フイルム規制手
段によって写真フイルムがディスクの円環状の突起の内
部に確実に収納されるので、写真フイルムがディスクの
外周に乗り上げることによる、ディスクへの噛み込み
や、写真フイルムの曝光等が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サンプルNO.1の写真フイルムパトローネの
要部断面図である。
【図2】本発明の写真フイルムパトローネの構成を示す
分解斜視図である。
【図3】写真フイルムパトローネのスプール軸方向の要
部断面図である。
【図4】サンプルNO.2の写真フイルムパトローネの
要部断面図である。
【図5】サンプルNO.3の写真フイルムパトローネの
要部断面図である。
【図6】サンプルNO.4の写真フイルムパトローネの
要部断面図である。
【図7】サンプルNO.5の写真フイルムパトローネの
要部断面図である。
【図8】サンプルNO.6の写真フイルムパトローネの
要部断面図である。
【図9】サンプルNO.7の写真フイルムパトローネの
要部断面図である。
【図10】サンプルNO.8の写真フイルムパトローネ
の要部断面図である。
【図11】サンプルNO.9の写真フイルムパトローネ
の要部断面図である。
【図12】サンプルNO.10の写真フイルムパトロー
ネの要部断面図である。
【図13】サンプルNO.11の写真フイルムパトロー
ネの要部断面図である。
【図14】サンプルNO.12の写真フイルムパトロー
ネの要部断面図である。
【図15】サンプルNO.13の写真フイルムパトロー
ネの要部断面図である。
【図16】サンプルNO.14の写真フイルムパトロー
ネの要部断面図である。
【図17】サンプルNO.15の写真フイルムパトロー
ネの要部断面図である。
【図18】サンプルNO.16の写真フイルムパトロー
ネの要部断面図である。
【図19】サンプルNO.17の写真フイルムパトロー
ネの要部断面図である。
【符号の説明】
2 写真フイルムパトローネ 5 パトローネ本体 6 写真フイルム 7 スプール 16 スプール軸 17,18 ディスク 17a,18a リップ 34 ディスク規制用リブ 50〜66 フイルム規制用リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 3/00 540 G03C 3/00 530 G03C 3/00 550

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムが出入りするフイルム出入
    り口を有するパトローネ本体と、 このパトローネ本体内に回転自在に組み込まれるスプー
    ル軸と、 このスプール軸の外周にロール状に巻き付けられた際に
    半径Rfの最外周を有する写真フイルムと、 スプール軸の両端部に嵌着される嵌合穴がそれぞれ異な
    るサイズで形成され、ロール状に巻かれた写真フイルム
    を幅方向から挟み込むとともに、ロール状の写真フイル
    ムの最外周の両端部を包み込んで巻緩みを防止する外周
    半径Rdの円環状の突起が外周に形成された薄肉状の一
    対のディスクと、 これらのディスクに当接して該ディスクの変形を規制す
    る複数のディスク規制手段と、 フイルム出入り口を光密に遮蔽する閉じ位置と開放する
    開き位置との間で移動自在とされた蓋部材とを備え、 未使用時に全ての写真フイルムをパトローネ本体内に巻
    き込んで収納し、使用時にスプール軸の回転によって写
    真フイルムを送り出すようにした写真フイルムパトロー
    ネにおいて、前記一対のディスクのうち嵌合穴の大きなディスクの近
    傍で、 フイルム出入り口を直進する写真フイルムとロール状写
    真フイルムの最外周との交点Pと、スプール軸の回転中
    心Oと、フイルム出入り口に最も近い位置に配置された
    ディスク規制手段の端点Qとがなす角度θの範囲内に、 Rf≦Rr≦Rdの関係を満たす半径Rrの曲線部を有
    するフイルム規制手段を設け、 写真フイルムのパトローネ本体内への巻き戻し時に、該
    フイルム規制手段を写真フイルムの幅方向の端部に当接
    させて、写真フイルムをディスクの円環状の突起の内側
    に押し込むよう にしたことを特徴とする写真フイルムパ
    トローネ
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