JP3255450B2 - 配電線事故区間切離し方式 - Google Patents

配電線事故区間切離し方式

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JP3255450B2 JP11968792A JP11968792A JP3255450B2 JP 3255450 B2 JP3255450 B2 JP 3255450B2 JP 11968792 A JP11968792 A JP 11968792A JP 11968792 A JP11968792 A JP 11968792A JP 3255450 B2 JP3255450 B2 JP 3255450B2
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    • Y04S10/20Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution using protection elements, arrangements or systems

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  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数区間に区分された
配電線に事故が発生したとき、事故区間のみを短時間に
切離すようにした配電線事故区間切離し方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図9によって従来技術を説明する。変電
所1よりしゃ断器2を介して電力を供給する配電線を、
区分開閉器3,4,5で区間A1〜A4に区分し、区分
開閉器3と4の間の区間A2に連系開閉器6が、区分開
閉器4と5の間の区間A3に連系開閉器7が、区分開閉
器5以降の区間A4に連系開閉器8が分岐接続されてい
る系統において、従来は区分開閉器3〜5には、区分開
閉器の両端の電圧を検出し片側のみ電圧有りの場合、X
時間の電圧確認時間後電圧が正常であれば区分開閉器を
投入する時限投入機能と、区分開閉器投入後X時間より
短いY時間だけ区分開閉器の両端の電圧を監視し、前記
X時間カウント及びY時間カウント中に停電が発生した
場合は投入禁止を記憶し、以後、投入禁止が解除される
まで区分開閉器の時限投入をロックする機能を有する区
分制御装置9〜11を各々取付け、連系開閉器6〜8には
連系開閉器の両端の電圧を検出し両側電圧が有る状態か
ら片側停電した場合、しゃ断器2の開放から再投入によ
り連系点が時限投入され、投入した区分開閉器の区分制
御装置がY時間カウントを終了するまでの時間より長い
XL時間の停電確認時間後連系開閉器を投入する機能
と、XL時間のカウント中に停電側に再充電があった場
合はXL時間カウントをリセットして連系開閉器の投入
禁止を記憶し、以後投入禁止が解除されるまで連系開閉
器の投入をロックする機能を有する連系制御装置12〜14
を各々取付けていた。
【0003】この従来技術での事故区間切離し方式につ
いて図9に示す系統において、例えば区分制御装置9〜
11のX時間の整定がtxに、連系制御装置12〜14のXL
時間の整定が5・txに設定され、区分開閉器3〜5は
投入状態にあり電力を供給しており、連系開閉器6〜8
は開放状態で両端とも充電されている状態において、区
間A2で事故が発生した場合の各開閉器3〜8の動作に
ついて図10のタイムチャート図をもとに説明する。先
ず、事故発生により変電所1はしゃ断器2を開放し、各
区分開閉器3〜5が無電圧による開放後再投入する。な
お、連系制御装置12〜14はしゃ断器2の開放により片側
停電となりXL時間カウントを開始する。次にしゃ断器
2の再投入により区分制御装置9は区分開閉器3の電源
側電圧有りとなり、X時間後区分開閉器3を投入しY時
間カウントを開始する。区間A2は区分開閉器3の投入
により充電され、連系制御装置12はXL時間カウント中
の停電側再充電となり、投入禁止を記憶し投入をロック
する。区分制御装置10はX時間カウントを開始するが、
区間A2には事故が発生しているため、変電所1は再度
しゃ断器2を開放する。このため、区分制御装置9はY
時間カウント中の停電となり投入禁止を記憶する。又、
区分制御装置10はX時間カウント中の停電となり投入禁
止を記憶する。連系開閉器7,8は夫々連系制御装置1
3,14のXL時間のカウント終了により投入され、区分
開閉器5は連系開閉器7,8の投入により電源側及び負
荷側電圧有りとなるため投入されない。又、区分開閉器
4は連系開閉器7の投入により負荷側電圧有りとなるが
区分制御装置10の投入禁止により投入されない。なお、
変電所1によるしゃ断器2の再々投入により区分開閉器
3は電源側電圧有りとなるが、区分制御装置9の投入禁
止により投入されない。又、連系開閉器6は既に連系制
御装置12が投入禁止を記憶しており投入されることはな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では事故
区間A2は変電所1のしゃ断器2開放・投入の2度の繰
り返しにより切離され、又、事故区間の負荷側区間A3
及びA4は連系用制御装置13,14のXL時間カウント後
に電力を再供給される。即ち、事故後の電源復帰に時間
を要する。更に、配電線に事故発生時電源側を停電させ
ない方式では、事故区間A2を切離すために変電所1の
事故検出リレーが動作して、しゃ断器2が開放する以前
に当該区分開閉器をトリップさせなければならない。そ
のため各制御装置に取付けられるリレーは、変電所1に
ある事故検出リレーよりも高感度で、かつ高速なものが
必要となるが、実使用上から見ても電柱に装柱されるた
め、温度的にも振動的にもかなり厳しいものが必要とな
る。又、制御装置内の動作が少しでも遅れると変電所側
でトリップしてしまうことになる。更に、変電所側でト
リップする前に復帰してしまう瞬時事故が発生しても各
制御装置の検出リレーが高速のため、不要に事故除去を
行なってしまうことにもなる。本発明は上記不具合を解
決するためになされたものであり、事故区間のみの切離
しを行ない、事故区間以外は停電を発生させない事故区
間切離し方式を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、本発明の[請求項1]に係る配電線事故区間切離し
方式は、配電線を区分開閉器によって複数区間に区分
し、かつ常時は切状態にある連系開閉器により他配電線
と連系している配電系統において、変電所側に親制御装
置を設けて各区分開閉器毎に設けた区分制御装置と各連
系開閉器毎に設けた連系制御装置とを通信線によって接
続し、事故発生時に親制御装置から通信線を介して各区
分制御装置に対して一斉要求信号と一斉制御信号とを送
信し、各区分制御装置は前記一斉要求信号を受信し、前
記受信に対して予め決められたタイミングにて事故検出
有無の情報を順次送信すると共に、自装置の電源側及び
負荷側の各区分制御装置からの信号に応じて事故区間を
個々に判別し、連系制御装置は連系点の電源側区分制御
装置からの信号に応じて自装置が事故区間の負荷側健全
区間に連系しているか否かを判別し、前記一斉制御信号
を受信した各区分制御装置は自装置が事故区間を区分す
る場合にあっては当該区分開閉器を切制御し、自装置が
事故区間の負荷側に位置している場合にあっては予め選
定された条件により当該区分開閉器を切制御又は入継続
し、連系制御装置は自装置が事故区間の負荷側健全区間
に連系している場合にあっては連系開閉器を入制御する
ようにした。
【作用】先ず、親制御装置は変電所の事故検出信号を受
け、各区分制御装置に一斉要求信号を送信し、各区分制
御装置は親制御装置よりの一斉要求信号を通信機能によ
り受信し、これを受信した場合に予め決められたタイミ
ングで順次、事故検出機能による事故検出の有無を通信
機能により送信する。なお、送信された情報は通信線へ
の並列接続により他の区分制御装置及び連系制御装置、
更に親制御装置によって受信され、親制御装置は全ての
区分制御装置からの送信が終了しだい、一斉制御信号を
通信機能により送信する。各区分制御装置は配電線上自
装置の電源側及び負荷側に位置する区分制御装置の事故
検出有無の情報により独自に事故区間の判定を行ない、
親制御装置からの一斉制御信号の受信により、自装置が
事故区間を区分する場合及び自装置が事故区間の負荷側
に位置し「融通しゃ断」が設定されている場合は区分開
閉器を切制御し投入禁止とする。又、連系制御装置は連
系点の電源側に位置する区分制御装置の事故検出有無の
情報により、自装置が事故区間の負荷側健全区間に連系
しているかを判定し、親制御装置からの一斉制御信号の
受信により、自装置が負荷側健全区間に連系している場
合は連系開閉器を入制御する。
【0006】本発明の[請求項2]に係る配電線事故区
間切離し方式は、配電線を区分開閉器によって複数区画
に区分し、前記各区分開閉器には夫々制御装置を設けて
変電所の親局との間で通信線にて接続した配電系統にお
いて、前記変電所と各制御装置には事故検出リレーを設
け、事故発生時に当該事故区間が前記制御装置の電源側
であるか負荷側であるかを前記制御装置の事故検出リレ
ーによって検出し、前記事故が負荷側であるとき当該事
故情報を親局に対して通信線を介して送信し、変電所の
事故検出リレーと親局の受信情報とをもとに対応区分開
閉器のトリップ信号に対して変電所のトリップ指令を遅
らせるようにした。このようにすれば各制御所に設ける
リレーは変電所に設ける事故検出リレーに比し、好感
度,高速度でなくてもよいものとなった。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明による配電線事故切離し方式を説明する一実施
例の構成図である。図1において図9と同一部分につい
ては同一符号を付して説明を省略する。15,16,17は各
区分開閉器に設けた区分制御装置で、変電所1の事故検
出と同じか又は早く負荷側の配電線事故を検出する機能
と、通信線Lにより他の制御装置と情報を送受信する通
信機能を有する。18,19,20は連系開閉器に設けた連系
制御装置で、通信線Lにより他の制御装置と情報を送受
信する通信機能を有する。変電所1には、変電所1の事
故検出信号FDを監視する機能と各制御装置15〜20と情
報を送受信する通信機能を有する親制御装置21を設けて
いる。事故発生時に親制御装置21から送信される一斉要
求信号SVRと一斉制御信号SVC及び区分制御装置15
〜17の事故検出情報SVD15〜SVD17の送信は図2の
タイミングで行なわれるものとし、事故検出情報SVD
15〜SVD17の送信は、区分制御装置の番号順にTs
間間隔で送信される。又、区分制御装置での事故区間判
定を行なう際の電源側及び負荷側の区分制御装置の設
定、及び区分制御装置が事故区間の負荷側に位置してい
る場合に区分開閉器を切制御するための融通しゃ断の設
定、更に連系制御装置での負荷側健全区間の判定を行な
う際の電源側区分制御装置の設定は、親制御装置21から
系統運用時に行なうものとする。区分制御装置の事故区
間の判定及び融通しゃ断の判定は図3のロジック図によ
って行なう。但し、電源側区分制御装置が設定されてい
ない場合は無条件に電源側の事故検出は有りとして、負
荷側区分制御装置が設定されていない場合は無条件に負
荷側の事故検出は無しとして判断される。連系制御装置
の負荷側健全区間の判定は図4のロジック図によって行
なう。親制御装置12の一斉要求信号の送信から各区分開
閉器及び連系開閉器の制御が終了するまでの時間T
1 は、変電所1が事故を検出してからしゃ断器2を開放
するまでの時間T2 より短くなるように決められてい
る。
【0008】次に作用について図1〜図5を用いて説明
する。先ず、区分開閉器3〜5は投入状態にあり、連系
開閉器6〜8は両電圧有りで開放状態にあるものとし、
区間A1〜A4には変電所1より電力を供給しているも
のとする。又、各区分制御装置15〜17及び連系制御装置
18〜20は図5の如く、区分制御装置15は電源側に区分制
御装置が無いため、「電源側区分制御装置」の設定は無
く、「負荷側区分制御装置」として番号16が設定してあ
る。区分制御装置16は「電源側区分制御装置」に番号15
が、「負荷側区分制御装置」として番号17が設定してあ
る。区分制御装置17は「電源側区分制御装置」に番号16
が設定されているが、負荷側に区分制御装置がないため
「負荷側区分制御装置」の設定は無い。連系制御装置18
は「電源側区分制御装置」に番号15が、連系制御装置19
は「電源側区分制御装置」に番号16が、連系制御装置20
は「電源側区分制御装置」に番号17が設定されている。
なお、区分制御装置16,17には予め自装置が事故区間の
負荷側に位置した場合に区分開閉器を切制御し、他系統
からの負荷融通による融通系統間の回込み防止をするた
めに「融通しゃ断」が設定されている。
【0009】この状態で区間A2において事故が発生し
た場合、先ず、区分制御装置15にとってA2区間事故は
負荷側事故であるため事故検出を行なう。なお、他の区
分制御装置にとっては電源側事故であり事故検出は行な
わない。次に変電所1での事故検出も負荷側事故を検出
し、事故検出信号FDを親制御装置21にわたす。親制御
装置は変電所1の事故検出信号FDの信号受信により、
通信線Lを介して一斉要求信号SVRを送信する。各区
分制御装置15〜17は一斉要求信号SVRを受信後、Ts
の時間間隔で順次事故検出情報SVD15〜SVD17を送
信する。なお、各制御装置15〜20は設定された区分制御
装置の事故検出情報を受信する。親制御装置21は区分制
御装置15〜17からの事故検出情報SVD15〜SVD17を
受信後、一斉制御信号SVCを通信線Lを介して送信す
る。各制御装置15〜20は受信した事故検出の情報により
図3又は図4の判定ロジックに基づき一斉制御信号SV
Cの受信に合わせて各開閉器を制御する。この場合、一
斉制御信号を受信してから該当開閉器入完了になる時間
1 と切完了になる時間t2 において、t1 <t2の関
係になるようにし、複数の開閉器の切換時に配電系統の
健全区間が停電しないようにしている。
【0010】次に各区分制御装置の状態について説明す
る。先ず、区分制御装置15は電源側は「無条件あり」で
負荷側区分制御装置16が事故を検出していないことより
図3のインヒビット回路22とオア回路24により区分開閉
器3を切制御し、「投入禁止」を記憶する。区分制御装
置16は電源側区分制御装置15が事故を検出し、負荷側区
分制御装置17が事故を検出していないことより図3にて
同様に区分開閉器4を切制御し、「投入禁止」を記憶す
る。区分制御装置17は電源側区分制御装置16が事故を検
出していないので、「融通しゃ断」の設定により、図3
のインヒビット回路23とオア回路24により区分開閉器5
を切制御する。連系制御装置18は電源側区分制御装置15
が事故を検出しているので、図4のインバータ25により
連系開閉器6は投入しない。連系制御装置19は電源側区
分制御装置16が事故を検出していないので、図4より連
系開閉器7を入制御する。同じく連系制御装置20は電源
側区分制御装置17が事故を検出していないので、、図4
により連系開閉器8を入制御する。なお、区間A3は連
系開閉器7の投入により充電され、区間A4は連系開閉
器8の投入により充電される。以上のように本実施例に
よれば、事故区間のみ切離しを行ない、事故区間以外の
健全区間は停電を発生させないようにした品質の良い電
力供給が行なえると同時に、系統の各機器に与えるスト
レスも低減される。
【0011】上記実施例では系統事故時に事故区間の区
分開閉器を切制御し、事故区間を除去すると共に事故区
間の負荷側健全区間の停電をなくすため、負荷側健全区
間の連系開閉器を投入し、他系統より負荷融通すると共
に各融通系統間の回込みを防止するため、融通系統間の
突き合わせ点となる区分開閉器に予め「融通しゃ断」を
設定しておき、切制御するやり方で説明しているが、連
系系統の電力余裕に差があり負荷融通できない系統があ
る場合は、連系制御装置にも「融通しゃ断」の設定を行
ない、この「融通しゃ断」が設定されている場合には連
系開閉器の入制御を行なわないようにし、「融通しゃ
断」を設定する区分制御装置の変更により電力余裕のあ
る連系系統の融通区間を増やして、事故区間の負荷側健
全区間に負荷融通することにより前記実施例と同様の効
果を得ることができる。前記実施例では配電線の区分及
び連系に開閉器を用いる構成としているが、しゃ断器を
用いて構成しても同様の効果を得ることができる。前記
実施例では区分開閉器により事故電流をしゃ断するとし
て説明しているが、区分開閉器のしゃ断容量が小さく短
絡電流をしゃ断できない系統においては、前述した親制
御装置は変電所の検出事故が短絡事故である場合には、
親制御装置の動作を次のように行なっても良い。親制御
装置は各制御装置に送信する一斉制御信号を、変電所し
ゃ断器の引外し後各区分開閉器が無電圧開放した後に送
信し、その後変電所のしゃ断器を再投入するようにし、
事故区間を区分する区分開閉器及び融通しゃ断する区分
開閉器は区分開閉器が開放している状態で電圧が復電し
ても、区分制御装置の「投入禁止」記憶により投入しな
い構成とするものである。この場合は、事故区間の切離
しのため変電所しゃ断器の引外しにより健全区間に停電
が1回発生するが、従来の2回停電に比べ停電回数及び
停電時間を少なくでき品質の良い電力供給が行なえる。
【0012】図6は更に他の実施例である。本実施例で
は各制御所に設けるリレーは変電所に設ける事故検出リ
レーに比し、高感度,高速動作でなくてもよいようにし
たものである。図6において図9と同一部分については
同一符号を付す。そして、各制御装置9〜11には従来機
能(配電線に事故が発生した時、電源側を停電させない
方式)に加え、各制御装置9〜11から通信線Lを介し変
電所1の親局1Bへ信号を送信する機能を設け、更に負
荷側事故検出リレーを備えている。
【0013】次に変電所及び制御装置の動作を説明す
る。図7は変電所1における保護継電装置の動作を示す
ブロック図である。各区分開閉器3〜6が投入状態にあ
り、電力を供給している状態で例えば区間A3で事故が
発生したとする。この場合制御装置9と10は事故区間よ
り電源側にあるため事故検出するので親局1Bに対して
事故検出したことの信号を送信する。他の制御装置11と
12は、事故検出せず親局へ事故検出したことの信号は送
信しない。制御装置9と10から送信された事故検出信号
を変電所1の親局1Bが受信すると、事故区間A3に該
当したフィーダの事故検出リレー1Aのトリップ条件
に、遅延タイマーを入れる。
【0014】図7は変電所の事故検出リレーのトリップ
条件成立後に遅延タイマーを動作させるための図であ
る。事故検出リレー1Aの出力“1”は、制御装置9と
10からの事故検出した信号を受信すると、親局1Bの出
力は“1”となり、ノット回路26の出力は“0”になる
ため、次段のアンド回路27のところで事故検出リレー1
Aの出力がロックされる。又、事故検出リレー1Aの出
力と親局1Bの出力は、アンド回路28に入力されどちら
の出力も“1”であるため、アンド回路28の出力は
“1”となり、次段遅延タイマー29が起動する。一定時
間経過した後遅延タイマー29の出力は“1”となり、オ
ア回路30を経過して、トリップ指令がしゃ断器に出力さ
れる。以上のように本実施例によれば、変電所1の事故
検出リレー1Aが動作してから、しゃ断器2がトリップ
するまでの時間を一定時間遅延させることができ、制御
装置9〜12の区分開閉器3〜6へのトリップ仕上がり時
間が遅くでき、事故検出リレーを高速応動とする必要が
なく、又、事故区間の判定に十分時間を当てることがで
きるため、従来変電所側でトリップする前に復帰してし
まう瞬時事故が発生しても、不要に区分開閉器を開放す
ることはなくなる。
【0015】次に他の実施例を列挙する。 事故検出する制御装置は、事故区間の場所により1
台〜n台となるが、当該フィーダを選択する条件に、第
1区間の制御装置(1台)からの信号を受信したことで
判断するようにしても同様の効果が得られる。 変電所側の事故検出リレーが動作してから、しゃ断
器がトリップするまでの時間を一定時間遅延させる条件
として、親局と制御装置間が運用していることを条件と
することでより確実なものとできる。 これまで説明した変電所側の事故検出リレー1Aの
動作の中には、通常変電所で地絡事故対応に構成されて
いる地絡過電圧リレー(OVG)と地絡方向リレー(D
G)が動作したことで、小時限後しゃ断器をトリップす
るようにしているものも含むものである。 図8には上記親局との制御装置間が運用されているとき
出力される配電線事故区間切離しシステムの使用判定部
の条件を追加したブロック図を示す。本実施例では親局
1Bと配電線事故区間切離しシステムの使用判定部31の
出力が、どちらも“1”のときだけアンド回路32により
遅延タイマー29を起動させるようにしたものである。上
記実施例によれば、各区分開閉器毎に通信手段を有する
制御装置を設け、事故発生に際して変電所1の事故検出
リレー1Aが動作してから、しゃ断器2がトリップする
までの時間を一定時間遅延させるようにしたので、制御
装置を介して事故区間を判別し除去するシステムにおい
て、事故検出リレーを高速応動とする必要がなく、簡素
で低価格のものが採用できる。又、事故区間の判定に十
分時間を当てることができるため、従来変電所側でトリ
ップする前に復帰してしまう瞬時事故が発生しても、不
要に区分開閉器を開放することはなくなる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば事
故区間のみの切離しができ、しかも事故区間以外は停電
を発生させない事故区間切離し方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配電線事故区間切離し方式を説明
する一実施例の構成図。
【図2】本発明による通信方法のタイムチャート図。
【図3】区分制御装置の判定ロジック図。
【図4】連系制御装置の判定ロジック図。
【図5】各制御装置の設定条件説明図。
【図6】本発明による配電線事故区間切離し方式の他の
実施例の構成図。
【図7】変電所の事故検出リレーのトリップ条件成立後
に制御装置が動作したことで一定時間遅延させるタイマ
ーを組み込んだブロック図。
【図8】タイマーを組み込んだ更に他の実施例のブロッ
ク図。
【図9】従来方式を説明する配電系統図。
【図10】従来の動作タイミングを示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 変電所 2 しゃ断器 3〜5 区分開閉器 6〜8 連系開閉器 9〜11 従来の区分制御装置 12〜14 従来の連系制御装置 15〜17 本発明による区分制御装置 18〜20 本発明による連系制御装置 21 親制御装置 22,23 インヒビット回路 24,30 オア回路 25 インバータ回路 26 ノット回路 27,28,32 アンド回路 29 タイマー 31 配電線事故区間切離しシステム使用判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−109821(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 7/26 H02J 13/00 H04Q 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線を区分開閉器によって複数区間に
    区分し、かつ常時は切状態にある連系開閉器により他配
    電線と連系している配電系統において、変電所側に親制
    御装置を設けて各区分開閉器毎に設けた区分制御装置と
    各連系開閉器毎に設けた連系制御装置とを通信線によっ
    て接続し、事故発生時に親制御装置から通信線を介して
    各区分制御装置に対して一斉要求信号と一斉制御信号と
    送信し、各区分制御装置は前記一斉要求信号を受信
    し、前記受信に対して予め決められたタイミングにて事
    故検出有無の情報を順次送信すると共に、自装置の電源
    側及び負荷側の区分制御装置からの信号に応じて事故
    区間を個々に判別し、連系制御装置は連系点の電源側区
    分制御装置からの信号に応じて自装置が事故区間の負荷
    側健全区間に連系しているか否かを判別し、前記一斉制
    御信号を受信した各区分制御装置は自装置が事故区間を
    区分する場合にあっては当該区分開閉器を切制御し、自
    装置が事故区間の負荷側に位置している場合にあっては
    予め選定された条件により当該区分開閉器を切制御又は
    入継続し、連系制御装置は自装置が事故区間の負荷側健
    全区間に連系している場合にあっては連系開閉器を入制
    御することを特徴とする配電線事故区間切離し方式。
  2. 【請求項2】 配電線を区分開閉器によって複数区画に
    区分し、前記各区分開閉器には夫々制御装置を設けて変
    電所の親局との間で通信線にて接続した配電系統におい
    て、前記変電所と各制御装置には事故検出リレーを設
    け、事故発生時に当該事故区間が前記制御装置の電源側
    であるか負荷側であるかを前記制御装置の事故検出リレ
    ーによって検出し、前記事故が負荷側であるとき当該事
    故情報を親局に対して通信線を介して送信し、変電所の
    事故検出リレーと親局の受信情報とをもとに対応区分開
    閉器のトリップ信号に対して変電所のトリップ指令を遅
    らせることを特徴とする配電線事故区間切離し方式。
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