JP2000324697A - 重要負荷運転継続用制御装置 - Google Patents

重要負荷運転継続用制御装置

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JP2000324697A
JP2000324697A JP11129994A JP12999499A JP2000324697A JP 2000324697 A JP2000324697 A JP 2000324697A JP 11129994 A JP11129994 A JP 11129994A JP 12999499 A JP12999499 A JP 12999499A JP 2000324697 A JP2000324697 A JP 2000324697A
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Japan
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bus
accident
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important load
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JP11129994A
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English (en)
Inventor
Miyuki Nakabayashi
見幸 仲林
Tadashi Kitayama
匡史 北山
Tomoe Takahashi
知恵 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備コストが増大せず、瞬時電圧低下や停電
時における重要な負荷機器の停止を回避することができ
る重要負荷運転継続用制御装置を得る。 【解決手段】 供給信頼性が高い電源から電力を供給さ
れ、重要度の高い重要負荷が接続された第1の母線B
と、供給信頼性が低い電源から電力を供給され、第1の
母線と遮断器CB3を介して接続され、重要度の低い一
般負荷が接続された第2の母線Aと、第1の母線Bと第
2の母線Aとの間に設けられた電流計測装置CT3の出
力に基づいて事故を検出する事故検出部20aと、事故
検出部20aの検出結果に基づき、供給信頼性が低い電
源側事故時に遮断器CB3を開放する母線分離用遮断器
制御部20bとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、瞬時電圧低下や
停電のない供給信頼度の高い電力を確保し、負荷の運転
継続性を向上させる系統監視制御装置に関し、特に重要
度の高い負荷に対して確実に運転継続をすることができ
る重要負荷運転継続用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、供給信頼度の高い電力を確保する
ために、重要な負荷機器側に無停電電源装置(UPS)
を取り付けて対策をとっている。UPSはバッテリーを
内蔵しており、常時は商用電源からの電力をバッテリー
に充電している。そして、商用電源異常時には瞬断なく
充電した電力を負荷に供給するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】UPSを利用する場合
には、内蔵のバッテリーの容量により電力供給バックア
ップ可能時間が制限されるため、バックアップ可能時間
を超えるような長時間におよぶ停電時には負荷機器を停
止する必要がある。また、負荷機器ごとに取り付ける必
要があるため、負荷機器の数が多くなると設備コストが
増大する可能性がある。
【0004】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、設備コストが増大することがな
く、瞬時電圧低下や停電時における重要な負荷機器の停
止を回避することができる重要負荷運転継続用制御装置
を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る重要負荷
運転継続用制御装置は、供給信頼性が高い電源から電力
を供給され、重要度の高い重要負荷が接続された第1の
母線と、供給信頼性が低い電源から電力を供給され、第
1の母線と遮断器を介して接続され、重要度の低い一般
負荷が接続された第2の母線と、第1の母線と第2の母
線との間に設けられた電流計測装置の出力に基づいて事
故を検出する事故検出部と、事故検出部の検出結果に基
づき、供給信頼性が低い電源側事故時に遮断器を開放す
る母線分離用遮断器制御部とを備えている。
【0006】また、各種の情報に基づいて複数の負荷か
ら重要負荷を選択する重要負荷選択部と、重要負荷選択
部の出力に基づいて、選択された重要負荷を第1の母線
に接続する様に切り替えると共に、その他の負荷を一般
負荷として第2の母線に接続する様に切り替える負荷用
母線切替部とを更に備えている。
【0007】また、第1の母線側で発生した事故か或い
は第2の母線側で発生した事故か判定する事故区間判定
部と、事故区間判定部の出力に基づき事故が発生してい
ない側の容量に応じて複数の負荷から重要負荷を選択す
る重要負荷選択部と、重要負荷選択部の出力に基づい
て、選択された重要度の高い重要負荷を、事故の発生し
ていない側の母線に接続する様に切り替えると共に、そ
の他の負荷を一般負荷として事故の発生した側の母線に
接続する様に切り替える負荷用母線切替部とを更に備え
ている。
【0008】また、第1の母線で発生した事故か或いは
第2の母線で発生した事故か判定する事故区間判定部
と、事故区間判定部の出力に基づいて、両電源および全
負荷を事故が発生していない母線に接続する様に切り替
える負荷用母線切替部を更に備えている。
【0009】また、重要負荷選択部は、発電容量と負荷
量を常時監視し、系統構成や負荷量変更時および系統事
故時に、各負荷に対して予め設定された停止を回避した
い順の順位付けである重要度を加味して、複数の負荷か
ら発電容量内で順に重要負荷を選択する。
【0010】さらに、重要負荷選択部は、系統構成や負
荷量変更時および系統事故時に、負荷機器の重要度と瞬
時電圧低下度および瞬時電圧低下継続時間が負荷機器に
与える影響とに応じて、発電容量内で順に重要負荷を選
択する。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
重要負荷運転継続用制御装置を示す系統構成図である。
図2はこの発明の重要負荷運転継続用制御装置を示す制
御装置構成図である。図1において、受電母線は二重化
されており、第2の母線である母線Aは断路器LS1a
と遮断器CB1cを介して商用電源と接続しており、一
方、第1の母線である母線Bは断路器LS2bと遮断器
CB2cを介して自家用発電機と接続している。
【0012】母線Aと母線Bとは遮断器CB3を介して
接続している。また、一般負荷4は断路器LS4aと遮
断器CB4cを介して母線Aに接続しており、重要負荷
5は断路器LS5bと遮断器CB5cを介して母線Bに
接続している。ここで、重要負荷とは、予め各負荷に設
定されている負荷の重要度に基づいて、自家用発電機の
発電容量内で選択された負荷であり、一般負荷とは、重
要負荷以外の負荷である。
【0013】図2の事故検出部20aでは、自家用発電
機側から商用電源側または商用電源側から自家用発電機
側に流れる異常電流を電流計測装置CT3で計測し、図
示しない過電流継電器などで事故検出する。事故検出し
た場合には、母線分離用遮断器制御部20bで遮断器C
B3を開放する。負荷機器の停止を回避するためには、
例えば事故発生後10ms程度の時間で遮断する必要が
ある。また、事故区間判定部20cでは、各箇所の電圧
値および電流値を電圧計測装置PT1〜4および電流計
測装置CT1〜5で計測し、過電流継電器や方向継電器
などで事故区間を判定する。事故区間が判定されると、
事故遮断用遮断器制御部20dで事故区間に隣接する遮
断器CB1cを開放する。
【0014】したがって、図1のように商用電源側で系
統事故などが発生した場合には、母線Aおよび一般負荷
4は瞬時電圧低下または停電となる。一方、10ms程
度で遮断器CB3が開放されるので、重要負荷5は事故
設備から切り離され、自家用発電機より給電し続けられ
る。よって、重要負荷5では10ms以上継続して瞬時
電圧低下や停電の影響を受けることはない。
【0015】実施の形態2.図3はこの発明の他の重要
負荷運転継続用制御装置を示す系統構成図である。図4
はこの発明の他の重要負荷運転継続用制御装置を示す制
御装置構成図である。図3において、受電母線は二重化
されており、母線Aは断路器LS1aと遮断器CB1c
を介して商用電源と接続しており、母線Bは断路器LS
2bと遮断器CB2cを介して自家用発電機と接続して
いる。
【0016】母線Aと母線Bとは遮断器CB3を介して
接続している。また、最初に重要負荷と分類されていた
負荷4および負荷5は、それぞれ遮断器CB4bと遮断
器CB4c、遮断器CB5bと遮断器CB5cを介して
母線Bに接続している。
【0017】図4の重要負荷選択部20eでは、系統構
成や負荷の変化および負荷の重要度の変更などが起きる
度に、発電容量データベース20fより得られる自家発
電機の発電容量、開閉器開閉状態データベース20gよ
り得られる運転中か停止中かの各負荷の状態、負荷監視
部20hより得られる各負荷の負荷量、および負荷重要
度データベース20iより得られる各負荷の重要度を用
いて、重要負荷を選択し直す。負荷用母線切替部20j
では重要負荷を自家用発電機側の母線へ、一般負荷をも
う一方の母線へ切り替える。
【0018】したがって、図3のように、負荷4より重
要度が高い負荷6が一般負荷として遮断器CB6aおよ
び遮断器CB6cを介して母線Aに新たに接続された場
合には、重要負荷選択部20eにおいて、負荷5と負荷
6が重要負荷として選択し直されることになる。そし
て、遮断器CB4bが開放され、遮断器CB4aが投入
されて、一般負荷に変更となった負荷4は母線Bから母
線Aに切り替えられる。一方、遮断器CB6aが開放さ
れ、遮断器CB6bが投入されて、重要負荷に変更とな
った負荷6は母線Aから母線Bに切り替えられる。
【0019】このように、系統構成や負荷の変化および
負荷の重要度の変更などに応じて柔軟に重要負荷を選択
し直す事ができ、商用電源側で系統事故が発生した場合
に、選択された重要負荷は長時間継続して瞬時電圧低下
や停電の影響を受けることはない。
【0020】実施の形態3.図5はこの発明の他の重要
負荷運転継続用制御装置を示す系統構成図である。図6
はこの発明の他の重要負荷運転継続用制御装置を示す制
御装置構成図である。図5において、受電母線は二重化
されており、母線Aは断路器LS1aと遮断器CB1c
を介して商用電源と接続しており、母線Bは断路器LS
2bと遮断器CB2cを介して自家用発電機と接続して
いる。
【0021】母線Aと母線Bとは遮断器CB3を介して
接続している。また、一般負荷4は遮断器CB4aと遮
断器CB4cを介して母線Aに接続しており、重要負荷
5は遮断器CB5bをと遮断器CB5c介して母線Bに
接続している。
【0022】図6の重要負荷選択部20kでは、事故区
間判定部20cで判定された事故区間が商用電源、自家
用発電機または母線の場合に、商用電源または自家用発
電機のうち負荷へ電力供給可能な電源側の発電容量に応
じた重要負荷を選択し直す。負荷用母線切替部20jで
は、商用電源または自家用発電機のうち負荷へ電力供給
可能な電源側の母線に重要負荷を切り替え、一般負荷を
もう一方の母線に切り替える。重要負荷の停止を回避す
るためには、例えば事故発生後20ms程度の時間で重
要負荷を切り替える必要がある。
【0023】したがって、図5のように、自家発電機側
で事故の場合には、遮断器CB4aが開放され、遮断器
CB4bが投入されて、一般負荷4は母線Aから母線B
に切り替えられる。一方、遮断器CB5bが開放され、
遮断器CB5aが投入されて、重要負荷5は母線Bから
母線Aに切り替えられる。
【0024】このように、系統の事故箇所に応じて柔軟
に、商用電源または自家用発電機のうち負荷へ電力供給
可能な電源側の母線へ重要負荷を切り替えることができ
るので、商用電源側の事故の場合にも、自家用発電機側
の事故の場合にも、重要負荷は長時間継続して瞬時電圧
低下や停電の影響を受けることはない。
【0025】実施の形態4.図7はこの発明の他の重要
負荷運転継続用制御装置を示す系統構成図である。図8
はこの発明の他の重要負荷運転継続用制御装置を示す制
御装置構成図である。図7において、受電母線は二重化
されており、母線Aは遮断器CB1aと遮断器CB1c
を介して商用電源と接続しており、母線Bは遮断器CB
2bと遮断器CB2cを介して自家用発電機と接続して
いる。
【0026】母線Aと母線Bとは遮断器CB3を介して
接続している。また、一般負荷4は遮断器CB4aと遮
断器CB4cを介して母線Aに接続しており、重要負荷
5は遮断器CB5bをと遮断器CB5c介して母線Bに
接続している。
【0027】図8の発電機用母線切替部20mおよび負
荷用母線切替部20nでは、事故区間判定部20cで判
定された事故区間が母線の場合に、商用電源、自家用発
電機および全負荷を健全側母線へ切り替える。
【0028】したがって、図7のように、母線Bの事故
の場合には、遮断器CB2bが開放され、遮断器CB2
aが投入されて、自家用発電機は母線Bから母線Aに切
り替えられる。また、遮断器CB5bが開放され、遮断
器CB5aが投入されて、重要負荷5は母線Bから母線
Aに切り替えられる。
【0029】このように、母線事故の場合にはどちらの
母線の事故であっても、健全側母線を経由することによ
り、商用電源および自家用発電機の両電源を利用するこ
とができるので、全負荷が長時間継続して瞬時電圧低下
や停電の影響を受けることはない。
【0030】実施の形態5.この発明の他の重要負荷運
転継続用制御装置を図9乃至図11を用いて説明する。
図9は系統における負荷機器の負荷量と重要度および自
家用発電機の発電容量を示している。図10は図9の負
荷機器の瞬時電圧低下による影響を示している。図10
において、縦軸は電圧低下度[%]を表し、横軸は瞬時電
圧低下継続時間[秒]を表している。
【0031】図10のケース1、ケース2のように停電
および瞬時電圧低下が生じた場合、負荷機器の重要度の
みに応じて、重要負荷を選択すると図11となる。瞬時
電圧低下度および瞬時電圧低下継続時間に関係なく負荷
A,C,Eが選択される。重要度としてはEよりBの方
が高いがBを選択すると発電容量を越えてしまうためB
の変わりにEが選択されることになる。
【0032】このように重要負荷を選択して実施の形態
3のように制御すると、ケース1、ケース2のいずれの
場合も、負荷B,Dは停止、負荷A,C,Eは運転継続
となる。
【0033】実施の形態6.この発明の他の重要負荷運
転継続用制御装置を図12を用いて説明する。図10の
ケース1、ケース2のように瞬時電圧低下および停電が
生じた場合、負荷機器の重要度および瞬時電圧低下度と
瞬時電圧低下継続時間の負荷機器への影響に応じて、重
要負荷を選択した結果を図12に示す。
【0034】本実施の形態においては、各時点での瞬時
電圧低下度と瞬時電圧低下継続時間により影響を受ける
負荷を重要度が高い方から順に選択する。ただし、母線
切替に要する時間を考慮して、現時点までの瞬時電圧低
下継続時間に切替に要する時間を加えた時間、瞬時電圧
低下が継続するものとして負荷への影響を考える。ま
た、影響を受ける総負荷量よりも発電容量が大きい場合
には、そのままの電圧低下度で更に継続した場合に影響
を受けるものから順に選択する。また、急に電圧低下度
が大きくなった場合には、大きくなった電圧低下度のま
ま同時間継続してきたものとして重要負荷を選択し直
す。
【0035】このように重要負荷を選択して実施の形態
3のように制御すると、ケース1では実施の形態5同様
に、負荷B,Dは停止、負荷A,C,Dは運転継続とな
るが、ケース2では全負荷が運転継続できる。
【0036】以上述べたように、実施の形態1乃至5に
おいて、本願発明の重要負荷運転継続用制御装置におい
ては、二つの電源から二重母線で受電するような系統構
成をとっている。そして、例えば、電源としては商用電
源と自家用発電機を用いる。そして、瞬時電圧低下およ
び停電が生じた場合には、事故区間に応じて、負荷機器
の停止を回避できる程度の時間で電源および負荷の母線
切替を行う。運転停止を回避する必要がある重要負荷5
と運転停止を許容する一般負荷4とを区別し、重要負荷
5のみに健全側電源から給電するように制御するので、
契約電力量や発電容量を超過しない範囲内での給電が可
能であり、過負荷を防止することができる。
【0037】このようなにして、瞬時電圧低下や停電時
における重要な負荷機器の停止を回避することができ
る。また、負荷機器ごとに瞬時電圧低下対策装置を取り
付ける必要がないので、設備コストを低減できる可能性
がある。
【0038】
【発明の効果】この発明に係る重要負荷運転継続用制御
装置は、供給信頼性が高い電源から電力を供給され、重
要度の高い重要負荷が接続された第1の母線と、供給信
頼性が低い電源から電力を供給され、第1の母線と遮断
器を介して接続され、重要度の低い一般負荷が接続され
た第2の母線と、第1の母線と第2の母線との間に設け
られた電流計測装置の出力に基づいて事故を検出する事
故検出部と、事故検出部の検出結果に基づき、供給信頼
性が低い電源側事故時に遮断器を開放する母線分離用遮
断器制御部とを備えている。即ち、受電母線は二重化さ
れており、母線は各々供給信頼性が低い商用電源および
供給信頼性が高い自家用発電機に接続されており、両母
線は互いに接続している。そして、負荷の重要度に応じ
た自家発電機の発電容量分の負荷を重要負荷として自家
発電機側の母線に接続しているので、商用電源側の事故
の場合には、母線を分離して重要負荷を事故設備から切
り離し、自家発電機から重要負荷へ給電し続けるので、
重要負荷は長時間継続して瞬時電圧低下や停電の影響を
受けることはない。
【0039】また、各種の情報に基づいて複数の負荷か
ら重要負荷を選択する重要負荷選択部と、重要負荷選択
部の出力に基づいて、選択された重要負荷を第1の母線
に接続する様に切り替えると共に、その他の負荷を一般
負荷として第2の母線に接続する様に切り替える負荷用
母線切替部とを更に備えている。そのため、系統構成や
負荷の変更が起きる度に、重要負荷を選択し直し、自家
用発電機側の母線に切り替えているので、商用電源側の
事故が発生した時点において重要とされる自家用発電機
の発電容量分の負荷は、長時間継続して瞬時電圧低下や
停電の影響を受けることはない。
【0040】また、第1の母線側で発生した事故か或い
は第2の母線側で発生した事故か判定する事故区間判定
部と、事故区間判定部の出力に基づき事故が発生してい
ない側の容量に応じて複数の負荷から重要負荷を選択す
る重要負荷選択部と、重要負荷選択部の出力に基づい
て、選択された重要度の高い重要負荷を、事故の発生し
ていない側の母線に接続する様に切り替えると共に、そ
の他の負荷を一般負荷として事故の発生した側の母線に
接続する様に切り替える負荷用母線切替部とを更に備え
ている。そのため、供給信頼性が高い自家用発電機側の
事故の場合であっても、事故区間が自家用発電側である
と判定されると、商用電源側の契約電力量に応じた重要
負荷を選択し直し、商用電源側母線に切り替えるので、
重要負荷は長時間継続して瞬時電圧低下や停電の影響を
受けることはない。
【0041】また、第1の母線で発生した事故か或いは
第2の母線で発生した事故か判定する事故区間判定部
と、事故区間判定部の出力に基づいて、両電源および全
負荷を事故が発生していない母線に接続する様に切り替
える負荷用母線切替部を更に備えている。そのため、母
線事故の場合には、商用側電源および自家用発電機およ
び運転中の全負荷を健全側母線に切り替えるので、運転
中の負荷全て事故設備から切り離され両電源より給電さ
れ続けるので、運転中の負荷全て長時間継続して瞬時電
圧低下や停電の影響を受けることはない。
【0042】また、重要負荷選択部は、発電容量と負荷
量を常時監視し、系統構成や負荷量変更時および系統事
故時に、各負荷に対して予め設定された停止を回避した
い順の順位付けである重要度を加味して、複数の負荷か
ら発電容量内で順に重要負荷を選択する。そのため、負
荷機器の重要度を選択し直すことができ、実状にあった
重要負荷の選択をすることができる。
【0043】さらに、重要負荷選択部は、系統構成や負
荷量変更時および系統事故時に、負荷機器の重要度と瞬
時電圧低下度および瞬時電圧低下継続時間が負荷機器に
与える影響とに応じて、発電容量内で順に重要負荷を選
択する。そのため、負荷機器の重要度および瞬時電圧低
下度と瞬時電圧低下継続時間の負荷機器への影響に応じ
て、その都度、重要負荷を選択し直し、瞬時電圧低下や
停電など事故の様相に応じて最適な制御を行うことがで
きる。よって、より多くの負荷機器の停止を回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の重要負荷運転継続用制御装置を示
す系統構成図である。
【図2】 この発明の重要負荷運転継続用制御装置を示
す制御装置構成図である。
【図3】 この発明の他の重要負荷運転継続用制御装置
を示す系統構成図である。
【図4】 この発明の他の重要負荷運転継続用制御装置
を示す制御装置構成図である。
【図5】 この発明の他の重要負荷運転継続用制御装置
を示す系統構成図である。
【図6】 この発明の他の重要負荷運転継続用制御装置
を示す制御装置構成図である。
【図7】 この発明の他の重要負荷運転継続用制御装置
を示す系統構成図である。
【図8】 この発明の他の重要負荷運転継続用制御装置
を示す制御装置構成図である。
【図9】 系統における負荷機器の負荷量と重要度およ
び自家用発電機の発電容量を示す図である。
【図10】 図9の負荷機器の瞬時電圧低下による影響
を示す図である。
【図11】 停電および瞬時電圧低下が生じた場合、図
9の負荷機器の重要度に応じて重要負荷が選択された様
子を示す図である。
【図12】 瞬時電圧低下および停電が生じた場合、負
荷機器の重要度および瞬時電圧低下度と瞬時電圧低下継
続時間の負荷機器への影響に応じて重要負荷が選択され
た様子を示す図である。
【符号の説明】
A 第2の母線、B 第1の母線、20a 事故検出
部、20b 母線分離用遮断器制御部、20c 事故区
間判定部、20e,20k 重要負荷選択部、20j,
20n 負荷用母線切替部、CB3 遮断器、CT3
電流計測装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 知恵 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5G066 AB01 AB03 AE11 HA06 HA24 HB02 5H590 AA01 CA21 CE02 EA07 GA06 GB05 HA02 HA04 HB02 HB03 JA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給信頼性が高い電源から電力を供給さ
    れ、重要度の高い重要負荷が接続された第1の母線と、 供給信頼性が低い電源から電力を供給され、上記第1の
    母線と遮断器を介して接続され、重要度の低い一般負荷
    が接続された第2の母線と、 上記第1の母線と上記第2の母線との間に設けられた電
    流計測装置の出力に基づいて事故を検出する事故検出部
    と、 上記事故検出部の検出結果に基づき、上記供給信頼性が
    低い電源側事故時に上記遮断器を開放する母線分離用遮
    断器制御部とを備えたことを特徴とする重要負荷運転継
    続用制御装置。
  2. 【請求項2】 各種の情報に基づいて複数の負荷から上
    記重要負荷を選択する重要負荷選択部と、 上記重要負荷選択部の出力に基づいて、選択された上記
    重要負荷を上記第1の母線に接続する様に切り替えると
    共に、その他の負荷を上記一般負荷として上記第2の母
    線に接続する様に切り替える負荷用母線切替部とを更に
    備えたことを特徴とする請求項1記載の重要負荷運転継
    続用制御装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の母線側で発生した事故か或い
    は上記第2の母線側で発生した事故か判定する事故区間
    判定部と、 上記事故区間判定部の出力に基づき上記事故が発生して
    いない側の容量に応じて複数の負荷から上記重要負荷を
    選択する重要負荷選択部と、 上記重要負荷選択部の出力に基づいて、選択された重要
    度の高い重要負荷を、事故の発生していない側の上記母
    線に接続する様に切り替えると共に、その他の負荷を上
    記一般負荷として事故の発生した側の上記母線に接続す
    る様に切り替える負荷用母線切替部とを更に備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の重要負荷運転継続用制御装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1の母線で発生した事故か或いは
    上記第2の母線で発生した事故か判定する事故区間判定
    部と、 上記事故区間判定部の出力に基づいて、上記両電源およ
    び全負荷を上記事故が発生していない上記母線に接続す
    る様に切り替える負荷用母線切替部を更に備えたことを
    特徴とする請求項1記載の重要負荷運転継続用制御装
    置。
  5. 【請求項5】 上記重要負荷選択部は、発電容量と負荷
    量を常時監視し、系統構成や負荷量変更時および系統事
    故時に、各負荷に対して予め設定された停止を回避した
    い順の順位付けである重要度を加味して、複数の負荷か
    ら発電容量内で順に重要負荷を選択することを特徴とす
    る請求項2または3記載の重要負荷運転継続用制御装
    置。
  6. 【請求項6】 上記重要負荷選択部は、系統構成や負荷
    量変更時および系統事故時に、負荷機器の重要度と瞬時
    電圧低下度および瞬時電圧低下継続時間が負荷機器に与
    える影響とに応じて、発電容量内で順に重要負荷を選択
    することを特徴とする請求項5記載の重要負荷運転継続
    用制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003244848A (ja) * 2002-02-14 2003-08-29 Yanmar Co Ltd 電源切替機器及び分散電源用発電システム
WO2003105310A1 (ja) * 2002-06-05 2003-12-18 三菱重工業株式会社 安定化電力供給システムおよびその運用方法、並びに電力安定供給の運用プログラム

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