JP3255406B2 - 塗工紙 - Google Patents
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- JP3255406B2 JP3255406B2 JP2000401293A JP2000401293A JP3255406B2 JP 3255406 B2 JP3255406 B2 JP 3255406B2 JP 2000401293 A JP2000401293 A JP 2000401293A JP 2000401293 A JP2000401293 A JP 2000401293A JP 3255406 B2 JP3255406 B2 JP 3255406B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は故紙や損紙が製紙原料用
としての良好な再利用性を有し、かつ防湿性、耐折性、
離解性および耐ブロッキング性などの点で優れた性能を
有する紙に関する。
としての良好な再利用性を有し、かつ防湿性、耐折性、
離解性および耐ブロッキング性などの点で優れた性能を
有する紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主として防湿包装用に用いられて
いる防湿紙としては、溶融ワックスを含浸加工したパラ
フィン紙、ポリエチレンを溶融押出ラミネートしたポリ
エチレンラミネート紙、アスファルトを溶融含浸したタ
ーポリン紙などが挙げられる。これらの防湿紙のなかで
もポリエチレンラミネート紙は安価で性能が良いことか
ら広く使われているが、防湿紙の故紙や損紙を再利用す
る場合に、パルプからワックスやポリエチレンの除去が
難しいという問題点があった。さらに、ワックスエマル
ジョン(A)およびポリビニルアルコール(B)からな
る組成物(固形分換算の重量基準の配合割合(A)/
(B)は0/100〜23/77)を紙に塗工すること
が知られている(特開昭59−144693号公報)
が、得られた紙は防湿性および耐折性(折り曲げた箇所
の防湿性の低下が小さいという性質)が充分ではなかっ
た。さらに、顔料のバインダーとして、ワックスエマル
ジョンおよびポリビニルアルコールからなる組成物を少
量(顔料100重量部に対する組成物の添加量11重量
部)添加して得られた顔料を主成分とするスラリーを紙
に塗工することが知られている(特公昭34−1066
1号公報)が、得られた紙は防湿性および耐折性が充分
ではなかった。さらに、ワックスエマルジョンを紙に塗
工することが知られている(特開昭57−155253
号公報)が、得られた紙は防湿性、耐折性、離解性(塗
工紙を再利用する場合におけるパルプの水への分散性)
および耐ブロッキング性が充分ではなかった。さらに、
ワックスエマルジョンおよび合成ゴムエマルジョンから
なる組成物を紙に塗工することが知られている(特開昭
53−41511号公報)が、得られた紙は耐折性およ
び離解性が充分ではなかった。さらに、ポリビニルアル
コールを分散安定剤として乳化分散して得られたロジン
エマルジョンを紙に塗工することが知られている(特開
昭58−69251号公報)が、得られた紙は防湿性お
よび耐折性が充分ではなかった。
いる防湿紙としては、溶融ワックスを含浸加工したパラ
フィン紙、ポリエチレンを溶融押出ラミネートしたポリ
エチレンラミネート紙、アスファルトを溶融含浸したタ
ーポリン紙などが挙げられる。これらの防湿紙のなかで
もポリエチレンラミネート紙は安価で性能が良いことか
ら広く使われているが、防湿紙の故紙や損紙を再利用す
る場合に、パルプからワックスやポリエチレンの除去が
難しいという問題点があった。さらに、ワックスエマル
ジョン(A)およびポリビニルアルコール(B)からな
る組成物(固形分換算の重量基準の配合割合(A)/
(B)は0/100〜23/77)を紙に塗工すること
が知られている(特開昭59−144693号公報)
が、得られた紙は防湿性および耐折性(折り曲げた箇所
の防湿性の低下が小さいという性質)が充分ではなかっ
た。さらに、顔料のバインダーとして、ワックスエマル
ジョンおよびポリビニルアルコールからなる組成物を少
量(顔料100重量部に対する組成物の添加量11重量
部)添加して得られた顔料を主成分とするスラリーを紙
に塗工することが知られている(特公昭34−1066
1号公報)が、得られた紙は防湿性および耐折性が充分
ではなかった。さらに、ワックスエマルジョンを紙に塗
工することが知られている(特開昭57−155253
号公報)が、得られた紙は防湿性、耐折性、離解性(塗
工紙を再利用する場合におけるパルプの水への分散性)
および耐ブロッキング性が充分ではなかった。さらに、
ワックスエマルジョンおよび合成ゴムエマルジョンから
なる組成物を紙に塗工することが知られている(特開昭
53−41511号公報)が、得られた紙は耐折性およ
び離解性が充分ではなかった。さらに、ポリビニルアル
コールを分散安定剤として乳化分散して得られたロジン
エマルジョンを紙に塗工することが知られている(特開
昭58−69251号公報)が、得られた紙は防湿性お
よび耐折性が充分ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、故紙
や損紙が製紙原料用としての良好な再利用性を有し、か
つ防湿性、耐折性、離解性および耐ブロッキング性の点
で優れた性能を有する紙を提供することである。
や損紙が製紙原料用としての良好な再利用性を有し、か
つ防湿性、耐折性、離解性および耐ブロッキング性の点
で優れた性能を有する紙を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意検討した結果、ワックス系エマルジョ
ン(A)および重合度200〜3000、けん化度80
モル%以上のポリビニルアルコール系樹脂(B)からな
り、成分(A)および成分(B)の固形分換算での重量
基準の配合割合(A)/(B)が35/65〜80/2
0、かつコーティング組成物中の全固形分に対する成分
(A)および成分(B)の合計含有量が90重量%以上
であるコーティング組成物を原紙に塗工してなる、ワッ
クスを主成分とし、かつワックスにより形成された連続
層を有する最外層(I)およびポリビニルアルコール系
樹脂(B)を主成分とする最内層(II)からなるコーテ
ィング層を表面に有する厚さ300μm以下の紙を見出
し、本発明を完成するに至った。
を解決すべく鋭意検討した結果、ワックス系エマルジョ
ン(A)および重合度200〜3000、けん化度80
モル%以上のポリビニルアルコール系樹脂(B)からな
り、成分(A)および成分(B)の固形分換算での重量
基準の配合割合(A)/(B)が35/65〜80/2
0、かつコーティング組成物中の全固形分に対する成分
(A)および成分(B)の合計含有量が90重量%以上
であるコーティング組成物を原紙に塗工してなる、ワッ
クスを主成分とし、かつワックスにより形成された連続
層を有する最外層(I)およびポリビニルアルコール系
樹脂(B)を主成分とする最内層(II)からなるコーテ
ィング層を表面に有する厚さ300μm以下の紙を見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】本発明の紙は、ワックス系エマルジョン
(A)および重合度200〜3000、けん化度80モ
ル%以上のポリビニルアルコール系樹脂(B)を特定の
配合割合で含有するコーティング組成物を原紙に塗工す
ることにより得られ、ワックスを主成分とし、かつワッ
クスにより形成された連続層を有する最外層(I)およ
びポリビニルアルコール系樹脂(B)を主成分とする最
内層(II)からなるコーティング層を表面に有する。
(A)および重合度200〜3000、けん化度80モ
ル%以上のポリビニルアルコール系樹脂(B)を特定の
配合割合で含有するコーティング組成物を原紙に塗工す
ることにより得られ、ワックスを主成分とし、かつワッ
クスにより形成された連続層を有する最外層(I)およ
びポリビニルアルコール系樹脂(B)を主成分とする最
内層(II)からなるコーティング層を表面に有する。
【0006】本発明の紙における最外層(I)は、ワッ
クスを主成分とし、ワックスの含有量としては60重量
%以上が好ましく、80重量%以上がより好ましい。さ
らに最外層(I)は、ワックスにより形成された連続層
を有していることが必要である。すなわち最外層(I)
がワックス以外の成分を含有している場合には、ワック
ス成分を海とし、ポリビニルアルコール系樹脂(B)な
どのその他成分を島とする海・島構造であることが必要
である。最外層(I)がワックスを主成分としていない
場合またはワックスにより形成された連続層を有してい
ない場合には、紙の防湿性が発現しない。最外層(I)
の厚さとしては特に制限はないが、1〜20μmが好ま
しく、2〜10μmがより好ましい。
クスを主成分とし、ワックスの含有量としては60重量
%以上が好ましく、80重量%以上がより好ましい。さ
らに最外層(I)は、ワックスにより形成された連続層
を有していることが必要である。すなわち最外層(I)
がワックス以外の成分を含有している場合には、ワック
ス成分を海とし、ポリビニルアルコール系樹脂(B)な
どのその他成分を島とする海・島構造であることが必要
である。最外層(I)がワックスを主成分としていない
場合またはワックスにより形成された連続層を有してい
ない場合には、紙の防湿性が発現しない。最外層(I)
の厚さとしては特に制限はないが、1〜20μmが好ま
しく、2〜10μmがより好ましい。
【0007】本発明の紙における最内層(II)は、ポリ
ビニルアルコール系樹脂(B)を主成分としていること
を必要とし、ポリビニルアルコール系樹脂(B)成分の
含有量としては60重量%以上が好ましく、80重量%
以上がより好ましい。最内層(II)がポリビニルアルコ
ール系樹脂(B)を主成分としていない場合には、紙の
防湿性が発現しない。最内層(II)の厚さとしては特に
制限はないが、0.2〜10μmが好ましく、0.5〜
5μmがより好ましい。
ビニルアルコール系樹脂(B)を主成分としていること
を必要とし、ポリビニルアルコール系樹脂(B)成分の
含有量としては60重量%以上が好ましく、80重量%
以上がより好ましい。最内層(II)がポリビニルアルコ
ール系樹脂(B)を主成分としていない場合には、紙の
防湿性が発現しない。最内層(II)の厚さとしては特に
制限はないが、0.2〜10μmが好ましく、0.5〜
5μmがより好ましい。
【0008】本発明の紙におけるコーティング層は、上
記の最外層(I)および最内層(II)からなるが、最外
層(I)と最内層(II)との間に中間層を有していても
良い。中間層は、ワックスおよびポリビニルアルコール
系樹脂(B)などからなり、中間層の厚さは1〜20μ
mが好ましく、2〜10μmがより好ましい。中間層を
有している場合には、最外層(I)と最内層(II)との
接着性が向上する傾向が認められる。
記の最外層(I)および最内層(II)からなるが、最外
層(I)と最内層(II)との間に中間層を有していても
良い。中間層は、ワックスおよびポリビニルアルコール
系樹脂(B)などからなり、中間層の厚さは1〜20μ
mが好ましく、2〜10μmがより好ましい。中間層を
有している場合には、最外層(I)と最内層(II)との
接着性が向上する傾向が認められる。
【0009】本発明の紙において、原紙としては特に制
限はないが、セルロースを主成分とする原紙が好まし
く、クラフト紙が特に好ましい。
限はないが、セルロースを主成分とする原紙が好まし
く、クラフト紙が特に好ましい。
【0010】本発明の紙においてコーティング層は、原
紙の表面が露出しないように、実質的に原紙の表面に存
在していれば良く、コーティング層全体が原紙の表面に
存在している場合またはコーティング層の一部が原紙に
浸透していている場合でも良い。本発明の紙の厚さ(コ
ーティング層を含めた厚さ)は、300μm以下であ
り、250μm以下が好ましく、200μm以下がより
好ましい。紙の厚さの下限としては、30μm以上が好
ましく、40μm以上がより好ましい。したがって、本
発明の紙の厚さとしては、30〜300μmが好まし
く、40〜250μmがより好ましい。本発明の紙の厚
さが300μmより大きい場合には、耐折性が低下する
傾向がある。
紙の表面が露出しないように、実質的に原紙の表面に存
在していれば良く、コーティング層全体が原紙の表面に
存在している場合またはコーティング層の一部が原紙に
浸透していている場合でも良い。本発明の紙の厚さ(コ
ーティング層を含めた厚さ)は、300μm以下であ
り、250μm以下が好ましく、200μm以下がより
好ましい。紙の厚さの下限としては、30μm以上が好
ましく、40μm以上がより好ましい。したがって、本
発明の紙の厚さとしては、30〜300μmが好まし
く、40〜250μmがより好ましい。本発明の紙の厚
さが300μmより大きい場合には、耐折性が低下する
傾向がある。
【0011】本発明の紙の製造方法としては、ワックス
系エマルジョン(A)および重合度200〜3000、
けん化度80モル%以上のポリビニルアルコール系樹脂
(B)を主成分とし、成分(A)と成分(B)の固形分
換算での重量基準の配合割合(A)/(B)が35/6
5〜80/20であるコーティング組成物を原紙に塗工
した後、加熱する方法が挙げられ、コーティング組成物
を原紙に塗工した後、ワックスの融点よりも10℃以上
高い温度で加熱乾燥する方法が好ましい。すなわち、乾
燥温度としては65〜170℃が好ましく、80〜15
0℃がより好ましい。乾燥温度としては5秒間〜10分
間の範囲から適宜選択される。
系エマルジョン(A)および重合度200〜3000、
けん化度80モル%以上のポリビニルアルコール系樹脂
(B)を主成分とし、成分(A)と成分(B)の固形分
換算での重量基準の配合割合(A)/(B)が35/6
5〜80/20であるコーティング組成物を原紙に塗工
した後、加熱する方法が挙げられ、コーティング組成物
を原紙に塗工した後、ワックスの融点よりも10℃以上
高い温度で加熱乾燥する方法が好ましい。すなわち、乾
燥温度としては65〜170℃が好ましく、80〜15
0℃がより好ましい。乾燥温度としては5秒間〜10分
間の範囲から適宜選択される。
【0012】本発明におけるワックス系エマルジョン
(A)は、ワックス系成分を分散質とする水性エマルジ
ョンであり、その具体例としてはパラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス
などの単一成分を分散質とする水性エマルジョン;これ
らのワックス成分のブレンド物を分散質とする水性エマ
ルジョン;マレイン化石油樹脂などの変性ワックス成分
を分散質とする水性エマルジョン;ロジンあるいは不飽
和高級アルコールなどを分散質とする水性エマルジョン
が挙げられる。ワックス系エマルジョン(A)の分散質
であるワックスの融点は特に制限はないが、40〜12
0℃が好ましく、40〜100℃がより好ましく、40
〜80℃がさらにより好ましい。ワックスの融点が40
℃未満の場合には、塗工紙の用途によっては該塗工紙の
ブロッキング現象が起こり易くなる場合がある。ワック
ス系エマルジョン(A)の分散質であるワックスの溶融
粘度については特に制限はないが、100℃における溶
融粘度(以下、溶融粘度とはB型粘度計を用いて、30
rpmで測定した粘度を意味する)が50〜2000セ
ンチポイズ(cp)が好ましく、100〜1500cp
がより好ましい。ワックスの100℃における溶融粘度
が上記の範囲である場合には、塗工紙の防湿性がより向
上する。ワックス系エマルジョン(A)の分散質である
ワックスの粒子径については特に制限はないが、0.0
1〜10μmが好ましい。ワックスの分散剤は特に制限
はなく、ノニオン性乳化剤、アニオン性乳化剤、カチオ
ン性乳化剤などの乳化剤;ポリビニルアルコール、カル
ボキシメチルセルロースなどの水溶性高分子分散剤;マ
レイン化石油樹脂などの自己乳化性を有する高分子分散
剤などが挙げられる。
(A)は、ワックス系成分を分散質とする水性エマルジ
ョンであり、その具体例としてはパラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス
などの単一成分を分散質とする水性エマルジョン;これ
らのワックス成分のブレンド物を分散質とする水性エマ
ルジョン;マレイン化石油樹脂などの変性ワックス成分
を分散質とする水性エマルジョン;ロジンあるいは不飽
和高級アルコールなどを分散質とする水性エマルジョン
が挙げられる。ワックス系エマルジョン(A)の分散質
であるワックスの融点は特に制限はないが、40〜12
0℃が好ましく、40〜100℃がより好ましく、40
〜80℃がさらにより好ましい。ワックスの融点が40
℃未満の場合には、塗工紙の用途によっては該塗工紙の
ブロッキング現象が起こり易くなる場合がある。ワック
ス系エマルジョン(A)の分散質であるワックスの溶融
粘度については特に制限はないが、100℃における溶
融粘度(以下、溶融粘度とはB型粘度計を用いて、30
rpmで測定した粘度を意味する)が50〜2000セ
ンチポイズ(cp)が好ましく、100〜1500cp
がより好ましい。ワックスの100℃における溶融粘度
が上記の範囲である場合には、塗工紙の防湿性がより向
上する。ワックス系エマルジョン(A)の分散質である
ワックスの粒子径については特に制限はないが、0.0
1〜10μmが好ましい。ワックスの分散剤は特に制限
はなく、ノニオン性乳化剤、アニオン性乳化剤、カチオ
ン性乳化剤などの乳化剤;ポリビニルアルコール、カル
ボキシメチルセルロースなどの水溶性高分子分散剤;マ
レイン化石油樹脂などの自己乳化性を有する高分子分散
剤などが挙げられる。
【0013】本発明におけるポリビニルアルコール系樹
脂(B)としては、ポリ酢酸ビニルをけん化して得られ
た通常のポリビニルアルコール;酢酸ビニルモノマーに
他の共重合性モノマーを共重合して得られた共重合体を
けん化して得られた変性ポリビニルアルコール;ポリビ
ニルアルコールの水酸基の一部に他の反応性基を反応結
合させて得られた後変性ポリビニルアルコールなどが含
まれる。ポリビニルアルコール系樹脂(B)の重合度と
しては、塗工液の高濃度化および紙表面へ塗工した後の
ポリビニルアルコール系樹脂とワックスとの相分離性の
観点からは重合度は低い方が好ましく、塗工層の表層部
(最外層)のワックスが紙層に浸み込むのを防止すると
いう観点からは重合度は高いほうが好ましく、両者の兼
ね合いから、ポリビニルアルコール系樹脂(B)の重合
度は200〜3000であり、300〜2000がより
好ましい。ポリビニルアルコール系樹脂(B)のけん化
度としては、ポリビニルアルコール系樹脂とワックスと
の相分離性の観点からはけん化度は高い方が好ましく、
ポリビニルアルコール系樹脂(B)のけん化度は80モ
ル%以上である。
脂(B)としては、ポリ酢酸ビニルをけん化して得られ
た通常のポリビニルアルコール;酢酸ビニルモノマーに
他の共重合性モノマーを共重合して得られた共重合体を
けん化して得られた変性ポリビニルアルコール;ポリビ
ニルアルコールの水酸基の一部に他の反応性基を反応結
合させて得られた後変性ポリビニルアルコールなどが含
まれる。ポリビニルアルコール系樹脂(B)の重合度と
しては、塗工液の高濃度化および紙表面へ塗工した後の
ポリビニルアルコール系樹脂とワックスとの相分離性の
観点からは重合度は低い方が好ましく、塗工層の表層部
(最外層)のワックスが紙層に浸み込むのを防止すると
いう観点からは重合度は高いほうが好ましく、両者の兼
ね合いから、ポリビニルアルコール系樹脂(B)の重合
度は200〜3000であり、300〜2000がより
好ましい。ポリビニルアルコール系樹脂(B)のけん化
度としては、ポリビニルアルコール系樹脂とワックスと
の相分離性の観点からはけん化度は高い方が好ましく、
ポリビニルアルコール系樹脂(B)のけん化度は80モ
ル%以上である。
【0014】ワックス系エマルジョン(A)とポリビニ
ルアルコール系樹脂(B)との固形分換算での重量基準
の配合割合(A)/(B)は35/65〜80/20で
あり、40/60〜70/30がより好ましい。配合割
合が本発明の範囲以外の場合には、コーティング組成物
を塗工して得られた紙の防湿性が低下する。本発明の紙
におけるコーティング組成物は上記の成分(A)および
成分(B)を主成分とすることを必要とし、コーティン
グ組成物中の全固形分に対する成分(A)および成分
(B)の合計含有量は90重量%以上である。本発明に
おけるコーティング組成物は成分(A)および成分
(B)を主成分とすることを必要とするが、本発明の効
果を損なわない範囲で、体質顔料、着色顔料などの添加
物を含有していても良い。
ルアルコール系樹脂(B)との固形分換算での重量基準
の配合割合(A)/(B)は35/65〜80/20で
あり、40/60〜70/30がより好ましい。配合割
合が本発明の範囲以外の場合には、コーティング組成物
を塗工して得られた紙の防湿性が低下する。本発明の紙
におけるコーティング組成物は上記の成分(A)および
成分(B)を主成分とすることを必要とし、コーティン
グ組成物中の全固形分に対する成分(A)および成分
(B)の合計含有量は90重量%以上である。本発明に
おけるコーティング組成物は成分(A)および成分
(B)を主成分とすることを必要とするが、本発明の効
果を損なわない範囲で、体質顔料、着色顔料などの添加
物を含有していても良い。
【0015】本発明におけるコーティング組成物は水性
であることを特徴とし、その固形分濃度については特に
制限はないが、5〜50重量%が好ましく、7〜40重
量%がより好ましい。該コーティング組成物の塗工量と
しては、特に制限はないが、固形分換算で1〜50g/
m2が好ましく、2〜25g/m2がより好ましい。
であることを特徴とし、その固形分濃度については特に
制限はないが、5〜50重量%が好ましく、7〜40重
量%がより好ましい。該コーティング組成物の塗工量と
しては、特に制限はないが、固形分換算で1〜50g/
m2が好ましく、2〜25g/m2がより好ましい。
【0016】上記コーティング組成物を塗工対象物に塗
工して得られる本発明の紙において著しい効果が発現す
る詳細な理由については不明であるが、以下のように推
察される。即ち、本発明におけるワックス系エマルジョ
ン(A)とポリビニルアルコール系樹脂(B)を特定量
配合してなるコーティング組成物は、原紙に塗工される
までは相分離せず、コーティング組成物を塗工した後、
初期の乾燥過程、すなわち塗工層が加熱された時点でワ
ックス系エマルジョンの乳化安定性が低下し、ワックス
系エマルジョン粒子が凝集したり、ワックス系エマルジ
ョン粒子が溶融して比重が低下する結果、ワックス成分
が塗工層の表層部(最外層)に移動するものと推定され
る。一方、ポリビニルアルコール系樹脂(B)成分は上
記コーティング組成物の乾燥時に部分的に原紙に浸透し
た形で紙の表層部(最内層)に歩留るために、コーティ
ング組成物を塗工して得られた塗工紙は防湿性、耐折
性、離解性および耐ブロッキング性を有し、かつ塗工紙
の故紙や損紙を再利用する場合に、パルプからのワック
スの分離性が良好であるためにパルプの分散性が良く、
その結果、パルプ繊維のフロック状のブツやオイルスポ
ットがない良好な紙製品が得られる。
工して得られる本発明の紙において著しい効果が発現す
る詳細な理由については不明であるが、以下のように推
察される。即ち、本発明におけるワックス系エマルジョ
ン(A)とポリビニルアルコール系樹脂(B)を特定量
配合してなるコーティング組成物は、原紙に塗工される
までは相分離せず、コーティング組成物を塗工した後、
初期の乾燥過程、すなわち塗工層が加熱された時点でワ
ックス系エマルジョンの乳化安定性が低下し、ワックス
系エマルジョン粒子が凝集したり、ワックス系エマルジ
ョン粒子が溶融して比重が低下する結果、ワックス成分
が塗工層の表層部(最外層)に移動するものと推定され
る。一方、ポリビニルアルコール系樹脂(B)成分は上
記コーティング組成物の乾燥時に部分的に原紙に浸透し
た形で紙の表層部(最内層)に歩留るために、コーティ
ング組成物を塗工して得られた塗工紙は防湿性、耐折
性、離解性および耐ブロッキング性を有し、かつ塗工紙
の故紙や損紙を再利用する場合に、パルプからのワック
スの分離性が良好であるためにパルプの分散性が良く、
その結果、パルプ繊維のフロック状のブツやオイルスポ
ットがない良好な紙製品が得られる。
【0017】本発明の紙は、防湿紙、剥離紙または撥水
紙などに有用であり、これらの用途のなかでも特に防湿
紙に好ましく用いられる。
紙などに有用であり、これらの用途のなかでも特に防湿
紙に好ましく用いられる。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。実施例中、特に断わりのないかぎり、
「%」および「部」は重量基準を意味する。
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。実施例中、特に断わりのないかぎり、
「%」および「部」は重量基準を意味する。
【0019】実施例1〜6、比較例1〜13 バーコーターを用いて、クラフト原紙(坪量76g/m
2、緊度0.6)に、表1に示す組成物を固形分換算で
表2に示す量だけ塗工した後、表2に示す乾燥条件で熱
風乾燥を行い、20℃,65%RH下で24Hr調湿し
た後、以下の評価を行った。その結果を表2にまとめて
示す。
2、緊度0.6)に、表1に示す組成物を固形分換算で
表2に示す量だけ塗工した後、表2に示す乾燥条件で熱
風乾燥を行い、20℃,65%RH下で24Hr調湿し
た後、以下の評価を行った。その結果を表2にまとめて
示す。
【0020】(評価方法) 透湿度:JIS Z−0208に記載されたカップ法
により測定した(測定条件:40℃,90%RH,24
Hr) 離解性:パルプスラリー濃度1%に相当する故紙を水
とともに、家庭用小型ミキサーに入れ、1分間撹拌した
後、5倍量の水に落として、パルプ繊維の分散状態を観
察した。 (○:良好に分散した、 △:フロック少しあり、
×:フロック多し) 耐折性:透湿度測定用試料を塗工面を内側にして折り
重ね、150g/cm2で10秒間加圧し、ついで塗工
面を外側にして、十字になる様に折り重ね、折り目をつ
けた試料について、透湿度を測定した。 耐ブロッキング性:透湿度測定用試料の塗工面と非塗
工面を重ね合わせ、150g/cm2の荷重をかけて、
40℃,90%RHで24Hr放置した後、重ね合わせ
面のブロッキング状態を観察した。 (○:ブロッキングなし、 △:ブロッキングが少し発
生した、 ×:ほぼ全面にブロッキングが発生した)
により測定した(測定条件:40℃,90%RH,24
Hr) 離解性:パルプスラリー濃度1%に相当する故紙を水
とともに、家庭用小型ミキサーに入れ、1分間撹拌した
後、5倍量の水に落として、パルプ繊維の分散状態を観
察した。 (○:良好に分散した、 △:フロック少しあり、
×:フロック多し) 耐折性:透湿度測定用試料を塗工面を内側にして折り
重ね、150g/cm2で10秒間加圧し、ついで塗工
面を外側にして、十字になる様に折り重ね、折り目をつ
けた試料について、透湿度を測定した。 耐ブロッキング性:透湿度測定用試料の塗工面と非塗
工面を重ね合わせ、150g/cm2の荷重をかけて、
40℃,90%RHで24Hr放置した後、重ね合わせ
面のブロッキング状態を観察した。 (○:ブロッキングなし、 △:ブロッキングが少し発
生した、 ×:ほぼ全面にブロッキングが発生した)
【0021】
【表1】 表1の略号の説明 WE−1:水に対して自己乳化性を有するマレイン化石
油樹脂を分散剤に用いて、融点57℃、100℃におけ
る溶融粘度950cpのパラフィンワックスを乳化分散
して得られた分散質の平均粒径が0.13μmの水性エ
マルジョン WE−2:水に対して自己乳化性を有するマレイン化石
油樹脂を分散剤に用いて、融点74℃、100℃におけ
る溶融粘度980cpのマイクロクリスタリンワックス
を乳化分散して得られた分散質の平均粒径が0.51μ
mの水性エマルジョン ST:酸化でんぷん(日本食品(株)製、商品名:MS
−3800) CMC:カルボキシメチルセルロース(第一工業製薬
(株)製、商品名:セロゲン−7A) PVA−1:ポリビニルアルコール(重合度350、け
ん化度98.5モル%、(株)クラレ製、商品名:PV
A−103) PVA−2:ポリビニルアルコール(重合度1750、
けん化度98.5モル%、(株)クラレ製、商品名:P
VA−117) PVA−3:ポリビニルアルコール(重合度1750、
けん化度96.0モル%、(株)クラレ製、商品名:P
VA−CST) AE:メチルメタクリルレート−ブタジエン系ラテック
ス(三井東圧(株)製、商品名:ポリラック−707) RE:ラウリルビニルエーテル単位の含有量0.5モル
%、イタコン酸単位の含有量3.0モル%、けん化度9
6.5モル%、20℃における4%粘度34cpの変性
ポリビニルアルコールを分散剤に用いて、酸価195、
軟化点101℃の酸変性ロジンを乳化分散して得られた
分散質の平均粒径が0.65μmの水性エマルジョン
油樹脂を分散剤に用いて、融点57℃、100℃におけ
る溶融粘度950cpのパラフィンワックスを乳化分散
して得られた分散質の平均粒径が0.13μmの水性エ
マルジョン WE−2:水に対して自己乳化性を有するマレイン化石
油樹脂を分散剤に用いて、融点74℃、100℃におけ
る溶融粘度980cpのマイクロクリスタリンワックス
を乳化分散して得られた分散質の平均粒径が0.51μ
mの水性エマルジョン ST:酸化でんぷん(日本食品(株)製、商品名:MS
−3800) CMC:カルボキシメチルセルロース(第一工業製薬
(株)製、商品名:セロゲン−7A) PVA−1:ポリビニルアルコール(重合度350、け
ん化度98.5モル%、(株)クラレ製、商品名:PV
A−103) PVA−2:ポリビニルアルコール(重合度1750、
けん化度98.5モル%、(株)クラレ製、商品名:P
VA−117) PVA−3:ポリビニルアルコール(重合度1750、
けん化度96.0モル%、(株)クラレ製、商品名:P
VA−CST) AE:メチルメタクリルレート−ブタジエン系ラテック
ス(三井東圧(株)製、商品名:ポリラック−707) RE:ラウリルビニルエーテル単位の含有量0.5モル
%、イタコン酸単位の含有量3.0モル%、けん化度9
6.5モル%、20℃における4%粘度34cpの変性
ポリビニルアルコールを分散剤に用いて、酸価195、
軟化点101℃の酸変性ロジンを乳化分散して得られた
分散質の平均粒径が0.65μmの水性エマルジョン
【0022】
【表2】
【0023】実施例7 光学顕微鏡を用いて、実施例2で得られた塗工紙のヨー
ド呈色した断面を観察し、コーティング層におけるポリ
ビニルアルコールの存在状況を観察した。さらに走査電
顕を用いて、該塗工紙の断面を観察し、コーティング層
におけるワックスとポリビニルアルコールの存在状況を
観察した。その結果、紙の厚さ(コーティング層を含
む)は134〜141μmであり、コーティング層の最
外層の厚さは5〜9μmであり、該最外層は青色にヨー
ド呈色していないことからワックスにより形成された連
続層であり、コーティング層の最内層の厚さは1〜4μ
mであり、該最内層は青色にヨード呈色していることか
らポリビニルアルコールを主成分とする層であることが
確認できた。さらに、表面赤外吸収スペクトル分析およ
びX線光電子分光法(ESCA)による分析から、最外
層のワックスの含有量は80%以上であり、最内層のポ
リビニルアルコールの含有量は80%以上であることが
確認できた。
ド呈色した断面を観察し、コーティング層におけるポリ
ビニルアルコールの存在状況を観察した。さらに走査電
顕を用いて、該塗工紙の断面を観察し、コーティング層
におけるワックスとポリビニルアルコールの存在状況を
観察した。その結果、紙の厚さ(コーティング層を含
む)は134〜141μmであり、コーティング層の最
外層の厚さは5〜9μmであり、該最外層は青色にヨー
ド呈色していないことからワックスにより形成された連
続層であり、コーティング層の最内層の厚さは1〜4μ
mであり、該最内層は青色にヨード呈色していることか
らポリビニルアルコールを主成分とする層であることが
確認できた。さらに、表面赤外吸収スペクトル分析およ
びX線光電子分光法(ESCA)による分析から、最外
層のワックスの含有量は80%以上であり、最内層のポ
リビニルアルコールの含有量は80%以上であることが
確認できた。
【0024】
【発明の効果】本発明の紙は、従来から使用されている
ポリエチレンラミネート紙並みの防湿性が得られ、かつ
故紙の再利用性が良好である。本発明の紙は、防湿紙、
剥離紙または撥水紙などに有用であり、これらの用途の
なかでも特に防湿紙に好ましく用いられる。
ポリエチレンラミネート紙並みの防湿性が得られ、かつ
故紙の再利用性が良好である。本発明の紙は、防湿紙、
剥離紙または撥水紙などに有用であり、これらの用途の
なかでも特に防湿紙に好ましく用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 11/00 - 27/42
Claims (1)
- 【請求項1】 ワックス系エマルジョン(A)および重
合度200〜3000、けん化度80モル%以上のポリ
ビニルアルコール系樹脂(B)からなり、成分(A)お
よび成分(B)の固形分換算での重量基準の配合割合
(A)/(B)が35/65〜80/20、かつコーテ
ィング組成物中の全固形分に対する成分(A)および成
分(B)の合計含有量が90重量%以上であるコーティ
ング組成物を原紙に塗工してなる、ワックスを主成分と
し、かつワックスにより形成された連続層を有する最外
層(I)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)を主
成分とする最内層(II)からなるコーティング層を表面
に有する厚さ300μm以下の紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401293A JP3255406B2 (ja) | 1991-10-09 | 2000-12-28 | 塗工紙 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29084291 | 1991-10-09 | ||
JP3-290842 | 1991-10-09 | ||
JP2000401293A JP3255406B2 (ja) | 1991-10-09 | 2000-12-28 | 塗工紙 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35080191A Division JP3199274B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-12-10 | 紙用コーティング組成物、塗工紙およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001214398A JP2001214398A (ja) | 2001-08-07 |
JP3255406B2 true JP3255406B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=26558261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401293A Expired - Fee Related JP3255406B2 (ja) | 1991-10-09 | 2000-12-28 | 塗工紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3255406B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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CN102864581B (zh) * | 2012-09-08 | 2016-01-27 | 宁波工程学院 | 一种透气真皮纤维植绒基布的制造方法 |
EP3831593A1 (de) * | 2019-12-06 | 2021-06-09 | AR Packaging GmbH | Verfahren zum herstellen von verpackungen aus einem flachmaterial aus karton und einer barrierefolie |
CN113437435B (zh) * | 2021-06-23 | 2023-05-26 | 江苏星源新材料科技有限公司 | 涂覆浆料、涂覆隔膜及其制备方法 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000401293A patent/JP3255406B2/ja not_active Expired - Fee Related
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