JP3255143B2 - 受信モニタ装置及び受信モニタ方法 - Google Patents
受信モニタ装置及び受信モニタ方法Info
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Description
通信方式(FH)によるFH通信波ネットワークのFH
通信波と一般通信波の分離・抽出及び特定のFH通信波
の分離・抽出を行う受信モニタ装置及び受信モニタ方法
に関する。
下(実空間)における周波数ホッピング波のみを分離す
る受信モニタ装置として、特願平06−246281号
公報に示されるものがある。図13は、従来の受信モニ
タを示すブロック図である。
空中線である。高速掃引受信機132は、チャネライズ
ド受信方式の受信機である。しきい値比較器134は、
しきい値メモリ135の設定値以上の入力信号を出力す
る。
のみを抽出するための回路である。入力切替器138
は、カウンタ139の特定の周波数への信号入力回数の
カウントを行う。カウンタ139は、入力信号のカウン
トを行う。出力切替器140は、複数のカウンタ139
のカウント値を時系列で切替え出力する。
6により設定された値を記憶するメモリである。カウン
タ比較器142は、カウンタ比較メモリ141に保存さ
れた値と出力切替器140からの値とを比較し、その結
果を出力する。制御器136は、オペレータの指示に対
応した処理を行う。出力器137は、周波数ホッピング
波の周波数情報を出力する。
な動作を行う。
信号は、制御器136により指定された周波数帯域に基
づき、高速掃引受信機132により掃引受信される。受
信された信号は、しきい値比較器134により、しきい
値メモリ135の指定値以下のしきい値の信号が除去さ
れる。次いで、入力切替器138により、指定の周波数
に対応したカウンタ139へ入力される。
合、そのカウンタ139の値は“1”増加する。これを
任意の回数繰返すと、カウンタ139には、任意時間内
に存在した電波の周波数を、受信機132が受信した回
数として蓄積される。
タ139の値が出力される。次いで、カウンタ比較器1
42により、対象周波数ホッピング波の通信時間(周波
数チャネル当りの信号滞留時間)に対応する値として記
憶されているカウンタ比較メモリ141の設定値との比
較が行われる。値が一致した場合、そのカウンタ139
の周波数が周波数ホッピング波の周波数として、出力器
137より出力される。
来の受信モニタ装置では、一般通信波と対象とするFH
通信波との分離・抽出を、FH通信波の周波数チャネル
当りの通信時間比較により行うようにしている。このた
め、一般通信波とFH通信波の分離・抽出に当り、周波
数チャネル当りの通信時間が既知でなければ、FH通信
波の分離・抽出ができないという問題がある。
により、分離・抽出を行っているため、周波数チャネル
当りの通信時間が等しい複数のFH通信ネットワークが
存在した場合、同一ネットワークと誤判別してしまう。
このため、複数のFH通信ネットワークが存在する電波
環境下では、特定のFH通信ネットワークの分離・抽出
ができないという問題もある。
たものであり、周波数ホッピング通信方式(FH)によ
るFH通信波ネットワークのFH通信波と一般通信波の
分離・抽出及び特定のFH通信波の分離・抽出を確実に
行うことができる受信モニタ装置及び受信モニタ方法を
提供することができるようにするものである。
ニタ装置は、周波数ホッピング通信方式(FH)による
FH通信波ネットワークのFH通信波と一般通信波の分
離・抽出及び特定のFH通信波の分離・抽出を行う受信
モニタ装置であって、周波数毎の情報を格納する周波数
−時間テーブルメモリと、周波数の分離・抽出を指示し
たりする制御器と、受信信号の周波数を分析する周波数
分析回路と、受信信号のエネルギー強度を分析するエネ
ルギー強度分析回路と、エネルギー強度の分析結果を、
制御器の設定した任意数の周波数チャネル毎の情報に変
換する信号処理回路と、制御器によって設定されたエネ
ルギーしきい値レベルより小さいエネルギー強度の周波
数のチャネルに対し、信号が存在しないと判定するエネ
ルギー判定回路と、全ての周波数のチャネル毎に現時点
で信号が存在した場合、その連続存在回数を周波数−時
間テーブルメモリに書込んで更新するカウンタ回路と、
周波数−時間テーブルメモリの情報を基に、FH通信波
ネットワークのFH通信波と一般通信波の分離・抽出及
び特定のFH通信波の分離・抽出を行うFTマトリクス
分析回路とを備え、周波数分析回路は、狭帯域フィルタ
を分離・抽出すべき周波数の帯域幅に対応させて並列さ
せた回路又は一つの狭帯域フィルタと高速切替え可能な
信号発生器とを組合わせ、分離・抽出の対象となる信号
帯域を周波数掃引する回路で構成され、信号処理回路、
エネルギー判定回路、周波数−時間テーブルメモリ、制
御器、カウンタ回路、FTマトリクス分析回路は、メモ
リ及びCPUによって構成され、周波数分析回路に与え
られる受信信号は、ADCによってディジタル信号とさ
れ、周波数−時間テーブルメモリには、周波数−時間テ
ーブルメモリに登録されているFH通信波が一つの周波
数チャネルに滞留する時間(カウント値)を記録するF
H通信波ホップ速度登録メモリが追加されていることを
特徴とする。また、信号処理回路と制御器との間には、
エネルギー強度分析回路から電波環境の情報を受け、エ
ネルギーしきい値を電波環境によって変化させるエネル
ギーしきい値調整回路が追加されているようにすること
ができる。また、FTマトリクス分析回路には、カウン
ト値が制御器で設定したカウント下限値以下である周波
数のチャネルを、FH通信波ではなくパルス的なノイズ
であるとする処理を行うパルスノイズ除去機能が追加さ
れているようにすることができる。また、FTマトリク
ス分析回路には、周波数による信号強度の伝播損失を論
理的に補正するエネルギー分析機能が追加されているよ
うにすることができる。また、FTマトリクス分析回路
には、信号発生パターン分析にある程度の冗長性を持た
せて判定するパターンマッチング機能が追加されている
ようにすることができる。請求項6に記載の受信モニタ
方法は、周波数ホッピング通信方式(FH)によるFH
通信波ネットワークのFH通信波と一般通信波の分離・
抽出及び特定のFH通信波の分離・抽出を行う受信モニ
タ方法であって、周波数毎の情報を格納する第1の工程
と、周波数の分離・抽出を指示したりする第2の工程
と、受信信号の周波数を分析する第3の工程と、受信信
号のエネルギー強度を分析する第4の工程と、エネルギ
ー強度の分析結果を、分離・抽出の指示に基づいて設定
された任意数の周波数チャネル毎の情報に変換する第5
の工程と、分離・抽出の指示に基づいて設定されたエネ
ルギーしきい値レベルより小さいエネルギー強度の周波
数のチャネルに対し、信号が存在しないと判定する第6
の工程と、全ての周波数のチャネル毎に現時点で信号が
存在した場合、その連続存在回数を書込んで周波数毎の
情報を更新する第7の工程と、周波数毎の情報を基に、
FH通信波ネットワークのFH通信波と一般通信波の分
離・抽出及び特定のFH通信波の分離・抽出を行う第8
の工程とを備え、第3の工程には、狭帯域フィルタを分
離・抽出すべき周波数の帯域幅に対応させて並列させた
回路によって分析するか又は一つの狭帯域フィルタと高
速切替え可能な信号発生器とを組合わせ、分離・抽出の
対象となる信号帯域を周波数掃引する回路で分析する工
程と、ADCによってディジタル信号とされた受信信号
が周波数の分析のために与えられる工程とが含まれ、第
1〜第2及び第4〜8の工程には、メモリ及びCPUに
よってFH通信波ネットワークのFH通信波と一般通信
波の分離・抽出及び特定のFH通信波の分離・抽出を行
う工程が含まれ、第1の工程には、格納されているFH
通信波が一つの周波数チャネルに滞留する時間(カウン
ト値)を記録する工程が含まれることを特徴とする。ま
た、エネルギーしきい値を、エネルギー強度の分析結果
から得られる電波環境によって変化させる工程が含まれ
るようにすることができる。また、第8の工程には、カ
ウント値が分離・抽出の指示に基づいて設定されたカウ
ント下限値以下である周波数のチャネルを、FH通信波
ではなくパルス的なノイズであるとする処理を行う工程
が含まれるようにすることができる。また、第8の工程
には、周波数による信号強度の伝播損失を論理的に補正
する工程が含まれるようにすることができる。また、第
8の工程には、信号発生パターン分析にある程度の冗長
性を持たせて判定する工程が含まれるようにすることが
できる。本発明に係る受信モニタ装置及び受信モニタ方
法においては、周波数分析回路により、受信信号の周波
数を分析し、エネルギー強度分析回路受信信号のエネル
ギー強度を分析し、信号処理回路により、エネルギー強
度の分析結果を、制御器の設定した任意数の周波数チャ
ネル毎の情報に変換し、エネルギー判定回路により、制
御器によって設定されたエネルギーしきい値レベルより
小さいエネルギー強度の周波数のチャネルに対し、信号
が存在しないと判定し、カウンタ回路により、全ての周
波数のチャネル毎に現時点で信号が存在した場合、その
連続存在回数を周波数−時間テーブルメモリに書込んで
更新し、FTマトリクス分析回路により、周波数−時間
テーブルメモリの情報を基に、FH通信波ネットワーク
のFH通信波と一般通信波の分離・抽出及び特定のFH
通信波の分離・抽出を行うようにする。
て説明する。
信モニタ装置の第1の実施の形態を示すブロック図、図
2及び図3は、図1の受信モニタ装置の動作を説明する
ための図、図4は、図1の受信モニタ装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
受信機2、信号抽出・分離回路3及び出力器12を備え
ている。
信機2は、空中線1で受信した電波を信号抽出・分離回
路3が最適に動作するように信号変換(周波数ダウンコ
ンバート、信号増幅)する。
4、エネルギー強度分析回路5、信号処理回路6、エネ
ルギー判定回路7、周波数−時間テーブルメモリ8、制
御器9、カウンタ回路10及びFTマトリクス分析回路
11を備えている。
信号の周波数を分析する。エネルギー強度分析回路5
は、受信信号のエネルギー強度を分析する。信号処理回
路6は、エネルギー強度の分析結果を制御器9の設定し
た任意数の周波数チャネル毎の情報に変換する。
て設定されたエネルギーしきい値レベルより小さいエネ
ルギー強度の周波数チャネルに対し、信号が存在しない
と判定する。
ル毎に現時点で信号が存在した場合、その連続存在回数
を周波数−時間テーブルメモリ8に書込み、更新する。
FTマトリクス分析回路11は、周波数−時間テーブル
メモリ8の情報を基に、FH通信波ネットワークのFH
通信波と一般通信波の分離・抽出及び特定のFH通信波
の分離・抽出を行う。この場合、FH通信波がFTマト
リクス上で階段状に連続になることや一般通信波が一直
線上になることが利用される。これについての詳細は、
後述する。
たFH通信波又は一般通信波の周波数を出力する。
通信波との分離が可能となる。また、複数のFHネット
ワークの存在する電波環境より、特定のFH通信波のみ
を分離・抽出することも可能となる。
アナログフィルタを並列させた回路又はアナログ・ディ
ジタル変換器とディジタル的に周波数分析(たとえばF
FT処理)を行うデバイス(たとえばDSP)とを組合
わせた回路等を使用することも可能である。これについ
ての詳細も後述する。
動作を、図2〜図4を用いて説明する。
徴は、FTマトリクス上で階段状のグラフになることで
ある。また、一般通信波の特徴は、FTマトリクス上で
一本の直線状になることである。
波と一般通信波との分離・抽出や複数のFH通信波ネッ
トワークから特定のFH通信ネットワークを抽出するこ
とが可能となる。
階段状のグラフになるということは、ある周波数チャネ
ルにFH通信波信号があり、それがある時点で消滅した
とする。このとき、次の瞬間に他の周波数チャネルに、
先に消滅したFH通信波の信号が発生しているというこ
とを意味する。ちなみに、FH通信波送信における信号
は、拡散させる前は連続信号である。
波が存在する実空間の電波は、図1の空中線1及び広帯
域の電波信号が受信可能な受信機2により電気信号に変
換され、信号抽出・分離回路3に入力される。
波数分析回路4により、周波数分析が行われる(ステッ
プA1)。また、エネルギー分析回路5により、周波数
のエネルギー分析が行われる(ステップA2)。
9の制御情報により任意時間(離散時間)毎に、任意の
周波数チャネルに変換処理される(ステップA3)。こ
の処理により、エネルギー強度の情報は、周波数チャネ
ル毎の情報に変換される。
て設定されたエネルギー強度下限値と、全周波数チャネ
ルのエネルギー強度情報とを比較する。そして、エネル
ギー強度下限値より小さいエネルギー強度の周波数チャ
ネルに対しては、信号が存在しないと判定し、エネルギ
ー強度の値を「0」とする(ステップA4)。
の情報は、カウンタ回路10に渡される。カウンタ回路
10は、周波数−時間テーブルメモリ8に記憶された、
周波数チャネルのカウント値に対してカウントアップ等
を行う。
数チャネルに信号が存在(エネルギー強度値が「0」で
ない)場合はカウント値を「1」増やし、信号が存在
(エネルギー強度が「0」である)しない場合はカウン
ト値を「0」にする。これにより、周波数‐時間テーブ
ルメモリ8が書換えられる(ステップA5)。また、信
号発生パターンが更新される。
(Kは制御器9で設定可能な任意の自然数、図4の例で
は3離散時間前)までの信号の有無の履歴を示すもので
あり、カウンタ値の更新とともにに更新される(ステッ
プA5)。
は図3のようになる。すなわち、チャネル「N」は一般
通信波、チャネル「N−2」はFH通信波#1、チャネ
ル「N+3」はFH通信波#2である。また、チャネル
「2」は、K離散時間前は信号が存在しており、過去に
このチャネルがFH通信波#2であったことを示すもの
である。
たカウント値及び信号発生パターンにより、FH通信波
及び一般通信波の抽出・分離を行う。すなわち、FH通
信波と、登録されている周波数チャネルのカウント値と
を、制御器9によって設定されたカウント上限値と比較
する(ステップA7)。
合、この周波数チャネルを一般通信波の周波数チャネル
として、図3の周波数―時間テーブルメモリ8のステー
タス欄を「一般通信波」に書換える(ステップA8)。
これを、一般通信波チャネルという。
テータス欄が「FH通信波」になっている周波数チャネ
ルで、今回信号が無い場合、つまりFH通信波チャネル
として登録されているチャネルでカウント値が「0」で
ある場合は、そこでFH通信波がこの周波数チャネルか
ら別の周波数チャネルにホッピングしたと判定する(ス
テップA9)。
周波数チャネルを、信号発生パターンを利用して探す。
ホッピング先の周波数チャネルのパターンは過去に信号
が無く、今回新たに信号が出現しているパターン(つま
り図3でいうと「0、0、1」である周波数チャネル)
であるので、これを全周波数チャネルについて調査す
る。
数チャネルを、新たにFH通信波チャネルと定義し、周
波数−時間テーブルメモリ8のステータス欄を新たに
「FH通信波」とする(ステップA10)。
電波環境下では、FH通信波と登録された周波数チャネ
ルは複数存在し、FH通信波#1、#2…#nと番号付
けされて登録される。この結果より、FH通信波と一般
通信波の分離・抽出及び複数のFH通信波ネットワーク
から特定のFH通信波の分離・抽出が可能となる。
信波を周波数−時間テーブルメモリ8を参照して、その
周波数データを出力する(ステップA11)。
通信波が複数存在する電波環境下では、FH通信波のホ
ッピングするタイミングがFH通信波毎に異なり、また
一般通信波は搬送波周波数をホッピングさせることが無
く、また、FH通信波は、複数の搬送波周波数を時間的
に変化させながら通信を行うという特徴を利用してい
る。これにより、周波数及び周波数のエネルギー強度の
情報が得られるばかりか、実空間(各種電波形式の通信
波が伝搬する空間)からFH通信波の分離・抽出及び特
定のFH通信ネットワークの分離・抽出を確実に行うこ
とができる。
辺装置(たとえば、信号発生器)と組合わせることによ
り、通信妨害に利用することができる。
ネルギー強度分析機能を追加するだけで、従来装置で
は、実現不可能であった機能の実現が可能となることか
ら、従来の装置の能力向上を容易に実現することも可能
である。
信号抽出・分離回路3の構成を変えた場合の第2の実施
の形態を示すブロック図である。
分離回路3における機能を、ディジタル的手法により実
現している。すなわち、図5の信号抽出・分離回路3
は、ADC(アナログ・ディジタル・コンバータ)3
1、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)3
2、メモリ33及びCPU34を備えている。
ディジタル信号とする。DSP32は、周波数分析及び
エネルギー強度分析をFFT(First Fourie Transfor
m)処理により高速に行う。
処理回路6、エネルギー判定回路7、周波数−時間テー
ブルメモリ8、制御器9、カウンタ回路10、FTマト
リクス分析回路11及び出力器12のそれぞれの機能を
受持っている。
される。また、周波数分析を行う場合、上記の周波数分
析回路4の代りに、狭帯域フィルタを必要帯域幅だけ並
列に並べた回路により実現可能である。さらに、一つの
狭帯域フィルタと高速切替え可能な信号発生器とを組合
わせ、対象信号帯域を周波数掃引することでも実現可能
である。
記のエネルギー強度分析回路5の代りに、パワーメータ
を使用することにより実現可能である。何れにしても、
対象とする通信波の特徴により何れかを選択することが
望ましい。
は、1個に限らず、複数用いることも可能である。ま
た、DSP32は、FFT専用DSPとすることもでき
る。
抽出・分離回路3を、ADC(アナログ・ディジタル・
コンバータ)31、DSP(ディジタル・シグナル・プ
ロセッサ)32、メモリ33及びCPU34によって構
成するようにしたので、回路構成の簡素化を行うことが
できる。
信モニタ装置の第3の実施の形態を示すブロック図であ
る。なお、以下に説明する図において、図1と共通する
部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。
間テーブルメモリ8に、FH通信波ホップ速度登録メモ
リ61を追加している。
は、周波数−時間テーブルメモリ8に登録されているF
H通信波が一つの周波数チャネルに滞留する時間(カウ
ント値)を記録するものである。
波ホップ速度登録メモリ61のカウント値により、FH
通信波のホッピング速度を計算する。もし複数のFH通
信波が同時に周波数をホッピングさせた場合でも、その
カウント値を基に、FH通信波を抽出・分離することが
できる。
通信波ホップ速度登録メモリ61に対し、周波数−時間
テーブルメモリ8に登録されているFH通信波が一つの
周波数チャネルに滞留する時間(カウント値)を記録す
るようにしたので、同時に複数のFH通信波がホッピン
グした場合でも特定FH通信波を分離・抽出することが
できる。また、出力器12に、特定FH通信波の周波数
ホッピング速度を表示させることも可能である。
信モニタ装置の第4の実施の形態を示すブロック図であ
る。
制御器9の間に、エネルギーしきい値調整回路71を追
加している。このエネルギーしきい値調整回路71は、
エネルギー強度分析回路5の情報より電波環境の情報を
受け、エネルギーしきい値を電波環境によって変化させ
るものである。
ルギーしきい値調整回路71により、エネルギーしきい
値を電波環境によって変化させるようにしたので、特定
FH通信波の分離・抽出の精度を向上させることができ
るばかりか、信号処理量を減少させることも可能であ
る。
信モニタ装置の第5の実施の形態を示すブロック図であ
る。
析回路81に、パルスノイズ除去機能を追加している。
が制御器9で設定したカウント下限値以下である周波数
チャネルは、FH通信波ではなくパルス的なノイズであ
るとする処理を行う機能である。
マトリクス分析回路81に、パルスノイズ除去機能を追
加しているので、FH通信波とパルスノイズの分離を確
実に行うことができる。また、FH通信波として周波数
−時間テーブルメモリ8に登録される周波数チャネルを
減少させることができることから、信号処理量が減少
し、信号処理速度を向上させることができる。さらに、
特定FH通信波の分離・抽出の精度を向上させることも
可能である。
信モニタ装置の第6の実施の形態を示すブロック図、図
10は、図9の受信モニタ装置の動作を説明するための
図である。
析回路92に、エネルギー分析機能を追加している。
ギー強度分析回路5とは異なり、FTマトリクス分析を
補助する役目を担うものである。また、信号処理回路6
の後段に、周波数補正回路91が追加されている。
強度の伝播損失を論理的に補正するものである。
ブルメモリ8の周波数チャネル毎の情報として、一般通
信波かFH通信波かの情報、カウント値、信号発生パタ
ーンのみが記録されている。
らの情報にエネルギー強度の情報が追加される。すなわ
ち、図10に示すように、信号パターンの欄に直接エネ
ルギーの値が書込まれる。ただし、信号が無いと判定さ
れた場合は、*が書込まれる。
ャネルの信号発生パターンと、FH通信波はホッピング
してもエネルギーが変化しない(周波数毎に伝播損失は
異なり、結果受信エネルギーも周波数によって異なる
が、これは周波数補正回路91で補正済み)ことを利用
し、複数のFH通信波の中から特定のFH通信波の抽出
・分離を行う。
時に周波数をホッピングさせた場合でも、FH通信波毎
にエネルギーが異なるので、新たに信号の発生した複数
の周波数チャネルを正しく複数のFH通信波チャネルと
して登録することができる。
FH通信波#2の周波数チャネルであったことがエネル
ギーの点からも判定できる。
マトリクス分析回路92に、エネルギー分析機能を追加
しているので、同時に複数のFH通信波がホッピングし
た場合でも特定FH通信波を分離・抽出することができ
る。また、出力器12に特定FH通信波のエネルギーを
表示させることも可能である。
受信モニタ装置の第7の実施の形態を示すブロック図、
図12は、図11の受信モニタ装置の動作を説明するた
めの図である。
析回路111に、パターンマッチング機能を追加してい
る。
リクス上で階段状に連続である。しかし、実際には、F
H通信波が周波数ホッピングを行う瞬間、一瞬どの周波
数にも信号が存在しない短い期間が現れる可能性があ
る。
のようになる。この場合、第1の実施の形態では、FH
通信波を見失うことになる。このため、図4の信号発生
パターン分析(ステップA9,A10)にある程度の冗
長性を持たせて判定する必要がある。
パターンマッチング機能により、FH通信波がホッピン
グした次の瞬間に、他の周波数チャネルで新しく信号が
発生しなくても、制御器9によって設定されたある離散
時間(2以上)以内に信号が新たに発生すれば、それを
信号がホッピングした先として判定する。
「2」とチャネル「N+3」とを同じFH通信波とみな
している。これは、「0」と「1」のパターンの認識と
見ることもでき、このFH通信波によりみなすパターン
が増やされ、より柔軟な判定機能を持つことができる。
マトリクス分析回路111に、パターンマッチング機能
を追加しているので、より現実的な電波環境で特定FH
通信波の抽出・分離を行うことができる。
及び受信モニタ方法によれば、周波数分析回路により、
受信信号の周波数を分析し、エネルギー強度分析回路受
信信号のエネルギー強度を分析し、信号処理回路によ
り、エネルギー強度の分析結果を、制御器の設定した任
意数の周波数チャネル毎の情報に変換し、エネルギー判
定回路により、制御器によって設定されたエネルギーし
きい値レベルより小さいエネルギー強度の周波数のチャ
ネルに対し、信号が存在しないと判定し、カウンタ回路
により、全ての周波数のチャネル毎に現時点で信号が存
在した場合、その連続存在回数を周波数−時間テーブル
メモリに書込んで更新し、FTマトリクス分析回路によ
り、周波数−時間テーブルメモリの情報を基に、FH通
信波ネットワークのFH通信波と一般通信波の分離・抽
出及び特定のFH通信波の分離・抽出を行うようにした
ので、周波数ホッピング通信方式(FH)によるFH通
信波ネットワークのFH通信波と一般通信波の分離・抽
出及び特定のFH通信波の分離・抽出を確実に行うこと
ができる。
示すブロック図である。
図である。
図である。
フローチャートである。
合の第2の実施の形態を示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
の図である。
を示すブロック図である。
めの図である。
図である。
付き) 91 周波数補正回路 92 FTマトリクス分析回路(エネルギー分析機能付
き) 111 FTマトリクス分析回路(パターンマッチング
機能付き)
Claims (10)
- 【請求項1】 周波数ホッピング通信方式(FH)によ
るFH通信波ネットワークのFH通信波と一般通信波の
分離・抽出及び特定のFH通信波の分離・抽出を行う受
信モニタ装置であって、 周波数毎の情報を格納する周波数−時間テーブルメモリ
と、 周波数の分離・抽出を指示したりする制御器と、 受信信号の周波数を分析する周波数分析回路と、 前記受信信号のエネルギー強度を分析するエネルギー強
度分析回路と、 前記エネルギー強度の分析結果を、前記制御器の設定し
た任意数の周波数チャネル毎の情報に変換する信号処理
回路と、 前記制御器によって設定されたエネルギーしきい値レベ
ルより小さいエネルギー強度の周波数のチャネルに対
し、信号が存在しないと判定するエネルギー判定回路
と、 全ての周波数のチャネル毎に現時点で信号が存在した場
合、その連続存在回数を前記周波数−時間テーブルメモ
リに書込んで更新するカウンタ回路と、 前記周波数−時間テーブルメモリの情報を基に、前記F
H通信波ネットワークのFH通信波と一般通信波の分離
・抽出及び特定のFH通信波の分離・抽出を行うFTマ
トリクス分析回路とを備え、 前記周波数分析回路は、狭帯域フィルタを分離・抽出す
べき周波数の帯域幅に対応させて並列させた回路又は一
つの狭帯域フィルタと高速切替え可能な信号発生器とを
組合わせ、分離・抽出の対象となる信号帯域を周波数掃
引する回路で構成され、 前記信号処理回路、エネルギー判定回路、周波数−時間
テーブルメモリ、制御器、カウンタ回路、FTマトリク
ス分析回路は、メモリ及びCPUによって構成され、 前記周波数分析回路に与えられる受信信号は、ADCに
よってディジタル信号とされ、 前記周波数−時間テーブルメモリには、前記周波数−時
間テーブルメモリに登 録されているFH通信波が一つの
周波数チャネルに滞留する時間(カウント値)を記録す
るFH通信波ホップ速度登録メモリが追加されている こ
とを特徴とする受信モニタ装置。 - 【請求項2】 前記信号処理回路と制御器との間には、
前記エネルギー強度分析回路から電波環境の情報を受
け、エネルギーしきい値を前記電波環境によって変化さ
せるエネルギーしきい値調整回路が追加されていること
を特徴とする請求項1に記載の受信モニタ装置。 - 【請求項3】 前記FTマトリクス分析回路には、カウ
ント値が前記制御器で設定したカウント下限値以下であ
る周波数のチャネルを、FH通信波ではなくパルス的な
ノイズであるとする処理を行うパルスノイズ除去機能が
追加されていることを特徴とする請求項1に記載の受信
モニタ装置。 - 【請求項4】 前記FTマトリクス分析回路には、前記
周波数による信号強度の伝播損失を論理的に補正するエ
ネルギー分析機能が追加されていることを特徴とする請
求項1に記載の受信モニタ装置。 - 【請求項5】 前記FTマトリクス分析回路には、信号
発生パターン分析にある程度の冗長性を持たせて判定す
るパターンマッチング機能が追加されていることを特徴
とする請求項1に記載の受信モニタ装置。 - 【請求項6】 周波数ホッピング通信方式(FH)によ
るFH通信波ネットワークのFH通信波と一般通信波の
分離・抽出及び特定のFH通信波の分離・抽出を行う受
信モニタ方法であって、 周波数毎の情報を格納する第1の工程と、 周波数の分離・抽出を指示したりする第2の工程と、 受信信号の周波数を分析する第3の工程と、 前記受信信号のエネルギー強度を分析する第4の工程
と、 前記エネルギー強度の分析結果を、前記分離・抽出の指
示に基づいて設定された任意数の周波数チャネル毎の情
報に変換する第5の工程と、 前記分離・抽出の指示に基づいて設定されたエネルギー
しきい値レベルより小さいエネルギー強度の周波数のチ
ャネルに対し、信号が存在しないと判定する第6の工程
と、 全ての周波数のチャネル毎に現時点で信号が存在した場
合、その連続存在回数を書込んで前記周波数毎の情報を
更新する第7の工程と、 前記周波数毎の情報を基に、前記FH通信波ネットワー
クのFH通信波と一般通信波の分離・抽出及び特定のF
H通信波の分離・抽出を行う第8の工程とを備え、 前記第3の工程には、 狭帯域フィルタを分離・抽出すべき周波数の帯域幅に対
応させて並列させた回路によって分析するか又は一つの
狭帯域フィルタと高速切替え可能な信号発生器とを組合
わせ、分離・抽出の対象となる信号帯域を周波数掃引す
る回路で分析する工程と、 ADCによってディジタル信号とされた受信信号が前記
周波数の分析のために与えられる工程とが含まれ、 前記第1〜第2及び第4〜8の工程には、メモリ及びC
PUによって前記FH通信波ネットワークのFH通信波
と一般通信波の分離・抽出及び特定のFH通信波の分離
・抽出を行う工程が含まれ、 前記第1の工程には、前記格納されているFH通信波が
一つの周波数チャネルに滞留する時間(カウント値)を
記録する工程が含まれる ことを特徴とする受信モニタ方
法。 - 【請求項7】 前記エネルギーしきい値を、前記エネル
ギー強度の分析結果から得られる電波環境によって変化
させる工程が含まれることを特徴とする請求項6に記載
の受信モニタ方法。 - 【請求項8】 前記第8の工程には、カウント値が前記
分離・抽出の指示に基づいて設定されたカウント下限値
以下である周波数のチャネルを、FH通信波ではなくパ
ルス的なノイズであるとする処理を行う工程が含まれる
ことを特徴とする請求項6に記載の受信モニタ方法。 - 【請求項9】 前記第8の工程には、前記周波数による
信号強度の伝播損失を論理的に補正する工程が含まれる
ことを特徴とする請求項6に記載の受信モニタ方法。 - 【請求項10】 前記第8の工程には、信号発生パター
ン分析にある程度の冗長性を持たせて判定する工程が含
まれることを特徴とする請求項6に記載の受信モニタ方
法。
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---|---|---|---|
JP6720899A JP3255143B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 受信モニタ装置及び受信モニタ方法 |
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JP2000269862A JP2000269862A (ja) | 2000-09-29 |
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WO2018154632A1 (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 三菱電機株式会社 | 信号検出装置および信号検出方法 |
-
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- 1999-03-12 JP JP6720899A patent/JP3255143B2/ja not_active Expired - Lifetime
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