JP2002158553A - 可変利得増幅器 - Google Patents
可変利得増幅器Info
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- JP2002158553A JP2002158553A JP2000351599A JP2000351599A JP2002158553A JP 2002158553 A JP2002158553 A JP 2002158553A JP 2000351599 A JP2000351599 A JP 2000351599A JP 2000351599 A JP2000351599 A JP 2000351599A JP 2002158553 A JP2002158553 A JP 2002158553A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、可変利得増幅器に関し、この信号
の多様な占有帯域に柔軟に適応し、かつ伝送特性を安定
に維持できることを目的とする。 【解決手段】 入力される信号の占有帯域となり得る帯
域に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号
を増幅する増幅手段11と、通過域に共通の帯域を含
み、かつ異なる通過域を個別に有する複数のフィルタ1
2-1〜12-Nと、増幅手段11によって出力され、かつ
これらのフィルタ12-1〜12-Nを介して並行して得ら
れた信号の電力の内、値が最大である電力の目標値に対
するその電力の偏差が圧縮される値にその増幅手段11
の利得を設定する利得制御手段13とを備えて構成され
る。
の多様な占有帯域に柔軟に適応し、かつ伝送特性を安定
に維持できることを目的とする。 【解決手段】 入力される信号の占有帯域となり得る帯
域に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号
を増幅する増幅手段11と、通過域に共通の帯域を含
み、かつ異なる通過域を個別に有する複数のフィルタ1
2-1〜12-Nと、増幅手段11によって出力され、かつ
これらのフィルタ12-1〜12-Nを介して並行して得ら
れた信号の電力の内、値が最大である電力の目標値に対
するその電力の偏差が圧縮される値にその増幅手段11
の利得を設定する利得制御手段13とを備えて構成され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、干渉波が重畳され
得る信号を取り込み、その信号のレベルを所望の値に維
持する可変利得増幅器に関する。
得る信号を取り込み、その信号のレベルを所望の値に維
持する可変利得増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムを構成する無線基地局
の相互間、基地局制御局の相互間およびこれらの基地局
装置と基地局制御局との間には、他の無線基地局や基地
局制御局と相互に所定の情報を送受することによって安
価に、かつ円滑にチャネル制御や呼設定を達成すること
を目的として、増設や移設に対する柔軟な適応の担保
と、高い伝送容量の確保とが可能な数十ギガヘルツ帯の
無線伝送路が多く敷設される。
の相互間、基地局制御局の相互間およびこれらの基地局
装置と基地局制御局との間には、他の無線基地局や基地
局制御局と相互に所定の情報を送受することによって安
価に、かつ円滑にチャネル制御や呼設定を達成すること
を目的として、増設や移設に対する柔軟な適応の担保
と、高い伝送容量の確保とが可能な数十ギガヘルツ帯の
無線伝送路が多く敷設される。
【0003】しかし、このような周波数帯では、一般
に、UHF帯に比べて給電路の損失が大きくなる。した
がって、アンテナの給電端に直結される送信部や受信部
はそのアンテナの至近点に配置された屋外装置に収納さ
れ、かつこの屋外装置と局舎の内部に配置された屋内装
置との間では、上述した無線伝送路を介して伝送される
べき伝送情報および保守や運用にかかわる制御情報は、
両者が多重化されてなる多重信号として数十メガヘルツ
帯の中間周波数帯あるいはベースバンドを介して伝送さ
れる。
に、UHF帯に比べて給電路の損失が大きくなる。した
がって、アンテナの給電端に直結される送信部や受信部
はそのアンテナの至近点に配置された屋外装置に収納さ
れ、かつこの屋外装置と局舎の内部に配置された屋内装
置との間では、上述した無線伝送路を介して伝送される
べき伝送情報および保守や運用にかかわる制御情報は、
両者が多重化されてなる多重信号として数十メガヘルツ
帯の中間周波数帯あるいはベースバンドを介して伝送さ
れる。
【0004】図15は、屋外装置の主要部の構成列を示
す図である。図において、アンテナ71の給電端には受
信部72の入力が直結され、その受信部72の出力は縦
続接続された帯域フィルタ(BPF)73および可変利
得増幅器74を介してハイブリッド75の入力に接続さ
れる。ハイブリッド75の一方の出力は増幅器76およ
び同軸ケーブル77を介して図示されない屋内装置に接
続され、そのハイブリッド75の他方の出力と可変利得
増幅器74の制御端子との間には縦続接続された増幅器
77、整流回路78および差動増幅器79が接続され
る。
す図である。図において、アンテナ71の給電端には受
信部72の入力が直結され、その受信部72の出力は縦
続接続された帯域フィルタ(BPF)73および可変利
得増幅器74を介してハイブリッド75の入力に接続さ
れる。ハイブリッド75の一方の出力は増幅器76およ
び同軸ケーブル77を介して図示されない屋内装置に接
続され、そのハイブリッド75の他方の出力と可変利得
増幅器74の制御端子との間には縦続接続された増幅器
77、整流回路78および差動増幅器79が接続され
る。
【0005】このような構成の従来例では、受信部72
は、アンテナ71に到来した受信波を受信して所定の周
波数帯の中間周波信号に変換する。帯域フィルタ73
は、上述した受信波がとり得る占有帯域に等しい帯域を
上述した中間周波信号の周波数帯で有する。可変利得増
幅器74は、その帯域フィルタ73を介して受信部72
から与えられる中間周波信号を増幅し、かつハイブリッ
ド75、増幅器76、同軸ケーブル77を介して屋内装
置宛に、このようにして増幅された中間周波信号を送出
する。
は、アンテナ71に到来した受信波を受信して所定の周
波数帯の中間周波信号に変換する。帯域フィルタ73
は、上述した受信波がとり得る占有帯域に等しい帯域を
上述した中間周波信号の周波数帯で有する。可変利得増
幅器74は、その帯域フィルタ73を介して受信部72
から与えられる中間周波信号を増幅し、かつハイブリッ
ド75、増幅器76、同軸ケーブル77を介して屋内装
置宛に、このようにして増幅された中間周波信号を送出
する。
【0006】また、整流回路78は、可変利得増幅器7
4によって出力され、かつハイブリッド75を介して与
えられた中間周波信号を整流することによって、その中
間周波数信号のレベルを電圧の瞬時値として示す利得制
御信号を生成する。差動増幅器79は、この利得制御信
号を直流増幅して可変利得増幅器74の制御端子に与え
る。
4によって出力され、かつハイブリッド75を介して与
えられた中間周波信号を整流することによって、その中
間周波数信号のレベルを電圧の瞬時値として示す利得制
御信号を生成する。差動増幅器79は、この利得制御信
号を直流増幅して可変利得増幅器74の制御端子に与え
る。
【0007】可変利得増幅器74は、この利得制御信号
の瞬時値と所定の閾値との差が小さな値となる方向に利
得を増減する。したがって、可変利得増幅器74からハ
イブリッド75、増幅器76および同軸ケーブル77を
介して屋内装置宛に送出される中間周波信号のレベル
は、ほぼ一定の値に保たれる。
の瞬時値と所定の閾値との差が小さな値となる方向に利
得を増減する。したがって、可変利得増幅器74からハ
イブリッド75、増幅器76および同軸ケーブル77を
介して屋内装置宛に送出される中間周波信号のレベル
は、ほぼ一定の値に保たれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例では、帯域フィルタ73の通過域(以下、「増幅
帯域」という。)の帯域幅は、アンテナ71に到来し得
る受信波の最大の占有帯域の帯域幅に等しい値に設定さ
れていた。したがって、例えば、アンテナ71に実際に
到来し、かつ本来的な伝送に供されるべき受信波の占有
帯域が上述した増幅帯域より狭い場合であっても、アン
テナ71には、この増幅帯域においてその占有帯域に隣
接する何れかの帯域を介して何らかの干渉波(図16
(a)、(b) に網掛けを付して示す。)が並行して到来し得
る。
従来例では、帯域フィルタ73の通過域(以下、「増幅
帯域」という。)の帯域幅は、アンテナ71に到来し得
る受信波の最大の占有帯域の帯域幅に等しい値に設定さ
れていた。したがって、例えば、アンテナ71に実際に
到来し、かつ本来的な伝送に供されるべき受信波の占有
帯域が上述した増幅帯域より狭い場合であっても、アン
テナ71には、この増幅帯域においてその占有帯域に隣
接する何れかの帯域を介して何らかの干渉波(図16
(a)、(b) に網掛けを付して示す。)が並行して到来し得
る。
【0009】このような場合には、受信波に併せて上述
した干渉波が可変利得増幅器74によって並行して増幅
されるために、その可変利得増幅器74の利得はこの干
渉波のレベルが大きいほど小さな値に設定される。しか
し、上述した干渉波のレベルが図16(c) に示すように
受信波のレベルを大幅に上回る場合には、これらの干渉
波が受信波に重畳されてなる入力信号の波形の先頭値の
近傍において可変利得増幅器74あるいは増幅器76が
活性領域から飽和領域に遷移し、あるいは両者の変調積
として非線形歪みが発生するために、伝送品質が著しく
低下することが可能性があった。
した干渉波が可変利得増幅器74によって並行して増幅
されるために、その可変利得増幅器74の利得はこの干
渉波のレベルが大きいほど小さな値に設定される。しか
し、上述した干渉波のレベルが図16(c) に示すように
受信波のレベルを大幅に上回る場合には、これらの干渉
波が受信波に重畳されてなる入力信号の波形の先頭値の
近傍において可変利得増幅器74あるいは増幅器76が
活性領域から飽和領域に遷移し、あるいは両者の変調積
として非線形歪みが発生するために、伝送品質が著しく
低下することが可能性があった。
【0010】なお、このような問題点は、下記の技術
(1)、(2) が適用されることによって解決され得る。 (a) アンテナ71に到来し、かつ受信部72によって受
信され得る全ての受信波の占有帯域に個別に適応した通
過域を有する複数の帯域フィルタが帯域フィルタ73に
代えて備えられ、これらの複数の帯域フィルタの内、実
際に受信されるべき受信波に適応する単一の帯域フィル
タのみがスイッチ等を介して受信波72と可変利得増幅
器74との段間に配置される技術 (b) 帯域フィルタ73に代えて通過域の切り替えが可能
な代替フィルタが備えられ、実際に受信されるべき受信
波に適応した通過域がスイッチ等を介してその代替フィ
ルタに設定される技術 しかし、これらの技術が適用された場合には、通過域の
切り替えや設定に伴ってその通過域内における挿入損失
と遅延特性との双方もしくは何れか一方が変化するため
に、受信部72の出力端から可変利得増幅器74の出力
端に至る区間の伝送特性も変化した。
(1)、(2) が適用されることによって解決され得る。 (a) アンテナ71に到来し、かつ受信部72によって受
信され得る全ての受信波の占有帯域に個別に適応した通
過域を有する複数の帯域フィルタが帯域フィルタ73に
代えて備えられ、これらの複数の帯域フィルタの内、実
際に受信されるべき受信波に適応する単一の帯域フィル
タのみがスイッチ等を介して受信波72と可変利得増幅
器74との段間に配置される技術 (b) 帯域フィルタ73に代えて通過域の切り替えが可能
な代替フィルタが備えられ、実際に受信されるべき受信
波に適応した通過域がスイッチ等を介してその代替フィ
ルタに設定される技術 しかし、これらの技術が適用された場合には、通過域の
切り替えや設定に伴ってその通過域内における挿入損失
と遅延特性との双方もしくは何れか一方が変化するため
に、受信部72の出力端から可変利得増幅器74の出力
端に至る区間の伝送特性も変化した。
【0011】したがって、これらの技術は、上述した挿
入損失および遅延特性を補償する何らかの回路の付加が
必要となり、あるいはコストや実装にかかわる制約に阻
まれて実際には適用され難かった。本発明は、受信波が
とり得る多様な占有帯域に柔軟に適応し、かつ所望の伝
送特性を安定に維持できる可変利得増幅器を提供するこ
とを目的とする。
入損失および遅延特性を補償する何らかの回路の付加が
必要となり、あるいはコストや実装にかかわる制約に阻
まれて実際には適用され難かった。本発明は、受信波が
とり得る多様な占有帯域に柔軟に適応し、かつ所望の伝
送特性を安定に維持できる可変利得増幅器を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の第一の
原理ブロック図である。請求項1に記載の発明では、増
幅手段11は、入力される信号の占有帯域となり得る帯
域に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号
を増幅する。利得制御手段13は、増幅手段11の入力
端または出力端からフィルタ12-1〜12-Nを介して並
行して得られた信号の電力の内、値が最大である電力の
目標値に対するその電力の偏差が圧縮される値にその増
幅手段11の利得を設定する。
原理ブロック図である。請求項1に記載の発明では、増
幅手段11は、入力される信号の占有帯域となり得る帯
域に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号
を増幅する。利得制御手段13は、増幅手段11の入力
端または出力端からフィルタ12-1〜12-Nを介して並
行して得られた信号の電力の内、値が最大である電力の
目標値に対するその電力の偏差が圧縮される値にその増
幅手段11の利得を設定する。
【0013】すなわち、上述した通過域において入力さ
れた信号に重畳されている雑音がどのような周波数成分
を有し、あるいはSN比が如何なる値となる状態におい
ても、増幅手段11の利得は、フィルタ12-1〜12-N
の何れかの通過域を介して得られた最大の電力が大きい
ほど、小さな値に設定される。さらに、このような利得
の設定や更新を実現するフィルタ12-1〜12-Nおよび
利得制御手段13は、増幅手段11の出力に所定の結合
度で結合するが、その増幅手段11とこの増幅手段11
の前段あるいは後段との段間には配置されない。
れた信号に重畳されている雑音がどのような周波数成分
を有し、あるいはSN比が如何なる値となる状態におい
ても、増幅手段11の利得は、フィルタ12-1〜12-N
の何れかの通過域を介して得られた最大の電力が大きい
ほど、小さな値に設定される。さらに、このような利得
の設定や更新を実現するフィルタ12-1〜12-Nおよび
利得制御手段13は、増幅手段11の出力に所定の結合
度で結合するが、その増幅手段11とこの増幅手段11
の前段あるいは後段との段間には配置されない。
【0014】したがって、増幅手段11の入出力特性、
移相量および周波数特性は、その増幅手段11の利得の
如何にかかわらず一定に保たれ、かつ上述した信号は既
述の雑音の多様なレベルや周波数成分に柔軟に適応しつ
つ飽和することなく増幅される。図2は、本発明の第二
の原理ブロック図である。
移相量および周波数特性は、その増幅手段11の利得の
如何にかかわらず一定に保たれ、かつ上述した信号は既
述の雑音の多様なレベルや周波数成分に柔軟に適応しつ
つ飽和することなく増幅される。図2は、本発明の第二
の原理ブロック図である。
【0015】請求項2に記載の発明では、利得制御手段
15は、増幅手段11の入力端に与えられ、その入力端
から複数のフィルタ12-1〜12-Nを介して並行して得
られた信号の電力の内、値が最大である電力の目標値を
求める。さらに、利得制御手段15は、この増幅手段1
1によって出力された信号の電力のその目標値に対する
偏差が圧縮される値に、増幅手段11の利得を補正す
る。
15は、増幅手段11の入力端に与えられ、その入力端
から複数のフィルタ12-1〜12-Nを介して並行して得
られた信号の電力の内、値が最大である電力の目標値を
求める。さらに、利得制御手段15は、この増幅手段1
1によって出力された信号の電力のその目標値に対する
偏差が圧縮される値に、増幅手段11の利得を補正す
る。
【0016】すなわち、請求項1に記載の発明との対比
においては、本発明は増幅手段11の利得がフィードバ
ック制御とフィードフォワード制御との組み合わせの下
で設定される点で異なるが、その利得は増幅手段11に
入力された信号とその信号に重畳された雑音との周波数
成分およびレベルとの関連性において同様に設定され
る。
においては、本発明は増幅手段11の利得がフィードバ
ック制御とフィードフォワード制御との組み合わせの下
で設定される点で異なるが、その利得は増幅手段11に
入力された信号とその信号に重畳された雑音との周波数
成分およびレベルとの関連性において同様に設定され
る。
【0017】また、このような利得の設定や更新を実現
するフィルタ12-1〜12-Nおよび利得制御手段15
は、増幅手段11の入力および出力に所定の結合度で結
合するが、その増幅手段11とこの増幅手段11の前段
あるいは後段との段間には配置されない。したがって、
増幅手段11の入出力特性、移相量および周波数特性
は、その増幅手段11の利得の如何にかかわらず一定に
保たれ、かつ上述した信号は既述の雑音の多様なレベル
や周波数成分に柔軟に適応しつつ飽和することなく増幅
される。
するフィルタ12-1〜12-Nおよび利得制御手段15
は、増幅手段11の入力および出力に所定の結合度で結
合するが、その増幅手段11とこの増幅手段11の前段
あるいは後段との段間には配置されない。したがって、
増幅手段11の入出力特性、移相量および周波数特性
は、その増幅手段11の利得の如何にかかわらず一定に
保たれ、かつ上述した信号は既述の雑音の多様なレベル
や周波数成分に柔軟に適応しつつ飽和することなく増幅
される。
【0018】請求項3に記載の発明では、増幅手段11
は、入力される信号の占有帯域となり得る帯域に通過域
を有し、その通過域を介して与えられた信号を増幅す
る。利得制御手段13rは、増幅手段11によって出力
され、かつフィルタ12-1〜12-Nを介して並行して得
られた信号の電力の内、とり得る最大の値が最大である
電力の目標値に対するその電力の偏差が圧縮される値に
その増幅手段11の利得を設定する。
は、入力される信号の占有帯域となり得る帯域に通過域
を有し、その通過域を介して与えられた信号を増幅す
る。利得制御手段13rは、増幅手段11によって出力
され、かつフィルタ12-1〜12-Nを介して並行して得
られた信号の電力の内、とり得る最大の値が最大である
電力の目標値に対するその電力の偏差が圧縮される値に
その増幅手段11の利得を設定する。
【0019】すなわち、上述した通過域において入力さ
れた信号に重畳されている雑音がどのような周波数成分
を有し、あるいはSN比が如何なる値となる状態におい
ても、増幅手段11の利得は、フィルタ12-1〜12-N
の何れかの通過域を介して得られた最大の電力が大きい
ほど小さく、かつこの雑音がとり得る最大のレベルに対
する余裕度が確保される程度に小さな値に設定される。
れた信号に重畳されている雑音がどのような周波数成分
を有し、あるいはSN比が如何なる値となる状態におい
ても、増幅手段11の利得は、フィルタ12-1〜12-N
の何れかの通過域を介して得られた最大の電力が大きい
ほど小さく、かつこの雑音がとり得る最大のレベルに対
する余裕度が確保される程度に小さな値に設定される。
【0020】したがって、上述した雑音のレベルの先頭
値が既述の最大のレベルとして確度高く与えられる限
り、増幅手段11の利得はその増幅手段11が飽和領域
に達することが回避される程度に小さな値に維持され、
この増幅手段11の入出力特性の直線性が担保される。
図3は、本発明の第三の原理ブロック図である。
値が既述の最大のレベルとして確度高く与えられる限
り、増幅手段11の利得はその増幅手段11が飽和領域
に達することが回避される程度に小さな値に維持され、
この増幅手段11の入出力特性の直線性が担保される。
図3は、本発明の第三の原理ブロック図である。
【0021】請求項4に記載の発明に関連する発明で
は、増幅手段11は、入力される信号の占有帯域となり
得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与えられ
た信号を増幅する。監視手段21は、増幅手段11に入
力され、もしくはその増幅手段11によって出力され、
かつ上述した通過域に分布する信号の電力をその通過域
が区分されてなる複数の帯域毎に求める。利得制御手段
22は、このようにして求められた電力の内、規定の閾
値を超える電力の総和の目標値に対するその総和の偏差
が圧縮される値に増幅手段11の利得を設定する。
は、増幅手段11は、入力される信号の占有帯域となり
得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与えられ
た信号を増幅する。監視手段21は、増幅手段11に入
力され、もしくはその増幅手段11によって出力され、
かつ上述した通過域に分布する信号の電力をその通過域
が区分されてなる複数の帯域毎に求める。利得制御手段
22は、このようにして求められた電力の内、規定の閾
値を超える電力の総和の目標値に対するその総和の偏差
が圧縮される値に増幅手段11の利得を設定する。
【0022】すなわち、請求項1ないし請求項3に記載
の発明との対比においては、本発明は、既述の通過域に
分布する電力の掃引または周波数分析に基づいて求める
単一の監視手段21によって既述のフィルタ12-1〜1
2-N、12A-1〜12A-Nが代替される点で異なる。し
かし、増幅手段11の利得はその増幅手段11に入力さ
れた信号とその信号に重畳された雑音との周波数成分お
よびレベルとの関連性において同様に設定される。
の発明との対比においては、本発明は、既述の通過域に
分布する電力の掃引または周波数分析に基づいて求める
単一の監視手段21によって既述のフィルタ12-1〜1
2-N、12A-1〜12A-Nが代替される点で異なる。し
かし、増幅手段11の利得はその増幅手段11に入力さ
れた信号とその信号に重畳された雑音との周波数成分お
よびレベルとの関連性において同様に設定される。
【0023】したがって、請求項1ないし請求項3に記
載の発明と異なる構成の下で、増幅手段11の入出力特
性、移相量および周波数特性はその増幅手段11の利得
の如何にかかわらず一定に保たれ、かつ上述した信号は
既述の雑音の多様なレベルや周波数成分に柔軟に適応し
つつ飽和することなく増幅される。請求項5に記載の発
明では、増幅手段11は、入力される信号の占有帯域と
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する。監視手段21は、増幅手段11
に入力され、もしくはその増幅手段11によって出力さ
れ、かつ上述した通過域に分布する信号の電力をその通
過域が区分されてなる複数の帯域毎に求める。利得制御
手段22rは、このようにして求められた電力の内、と
り得る最大の値が最大である電力の目標値に対するその
総和の偏差が圧縮される値に、増幅手段11の利得を設
定する。
載の発明と異なる構成の下で、増幅手段11の入出力特
性、移相量および周波数特性はその増幅手段11の利得
の如何にかかわらず一定に保たれ、かつ上述した信号は
既述の雑音の多様なレベルや周波数成分に柔軟に適応し
つつ飽和することなく増幅される。請求項5に記載の発
明では、増幅手段11は、入力される信号の占有帯域と
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する。監視手段21は、増幅手段11
に入力され、もしくはその増幅手段11によって出力さ
れ、かつ上述した通過域に分布する信号の電力をその通
過域が区分されてなる複数の帯域毎に求める。利得制御
手段22rは、このようにして求められた電力の内、と
り得る最大の値が最大である電力の目標値に対するその
総和の偏差が圧縮される値に、増幅手段11の利得を設
定する。
【0024】すなわち、上述した通過域において入力さ
れた信号に重畳されている雑音がどのような周波数成分
を有し、あるいはSN比が如何なる値となる状態におい
ても、増幅手段11の利得は、監視手段21を介して得
られた最大の電力が大きいほど小さく、かつこの雑音が
とり得る最大のレベルに対する余裕度が確保される程度
に小さな値に設定される。
れた信号に重畳されている雑音がどのような周波数成分
を有し、あるいはSN比が如何なる値となる状態におい
ても、増幅手段11の利得は、監視手段21を介して得
られた最大の電力が大きいほど小さく、かつこの雑音が
とり得る最大のレベルに対する余裕度が確保される程度
に小さな値に設定される。
【0025】したがって、上述した雑音のレベルの先頭
値が既述の最大のレベルとして確度高く与えられる限
り、増幅手段11の利得はその増幅手段11が飽和領域
に達することが回避される程度に小さな値に維持され、
この増幅手段11の入出力特性の直線性が担保される。
請求項3に記載の発明に関連した発明では、利得制御手
段15rは、増幅手段11に入力端に与えられ、その入
力端からフィルタ12-1〜12-Nを介して並行して得ら
れた信号の電力の内、とり得る最大の値が最大である電
力の目標値を求める。さらに、利得制御手段15rは、
増幅手段11によって出力された信号の電力のその目標
値に対する偏差が圧縮される値に、増幅手段11の利得
を補正する。
値が既述の最大のレベルとして確度高く与えられる限
り、増幅手段11の利得はその増幅手段11が飽和領域
に達することが回避される程度に小さな値に維持され、
この増幅手段11の入出力特性の直線性が担保される。
請求項3に記載の発明に関連した発明では、利得制御手
段15rは、増幅手段11に入力端に与えられ、その入
力端からフィルタ12-1〜12-Nを介して並行して得ら
れた信号の電力の内、とり得る最大の値が最大である電
力の目標値を求める。さらに、利得制御手段15rは、
増幅手段11によって出力された信号の電力のその目標
値に対する偏差が圧縮される値に、増幅手段11の利得
を補正する。
【0026】すなわち、請求項3に記載の発明との対比
においては、本発明は増幅手段11の利得がフィードバ
ック制御とフィードフォワード制御との組み合わせの下
で設定される点で異なるが、その利得は増幅手段11に
入力された信号とその信号に重畳された雑音との周波数
成分およびレベルとの関連性において同様に設定され
る。
においては、本発明は増幅手段11の利得がフィードバ
ック制御とフィードフォワード制御との組み合わせの下
で設定される点で異なるが、その利得は増幅手段11に
入力された信号とその信号に重畳された雑音との周波数
成分およびレベルとの関連性において同様に設定され
る。
【0027】また、このような利得の設定や更新を実現
するフィルタ12-1〜12-Nおよび利得制御手段15r
は、増幅手段11の入力および出力に所定の結合度で結
合するが、その増幅手段11とこの増幅手段11の前段
あるいは後段との段間には配置されない。したがって、
増幅手段11の入出力特性、移相量および周波数特性
は、その増幅手段11の利得の如何にかかわらず一定に
保たれ、かつ上述した信号は既述の雑音の多様なレベル
や周波数成分に柔軟に適応しつつ飽和することなく増幅
される。
するフィルタ12-1〜12-Nおよび利得制御手段15r
は、増幅手段11の入力および出力に所定の結合度で結
合するが、その増幅手段11とこの増幅手段11の前段
あるいは後段との段間には配置されない。したがって、
増幅手段11の入出力特性、移相量および周波数特性
は、その増幅手段11の利得の如何にかかわらず一定に
保たれ、かつ上述した信号は既述の雑音の多様なレベル
や周波数成分に柔軟に適応しつつ飽和することなく増幅
される。
【0028】図4は、本発明の第四の原理ブロック図で
ある。請求項4に記載の発明に関連した発明では、監視
手段21Aは、増幅手段11の入力端に与えられ、かつ
通過域に分布する信号の電力をその通過域が区分されて
なる複数の帯域毎に求める。利得制御手段22Bは、監
視手段21Aによって求められた電力の内、規定の閾値
を超える電力の総和の目標値を求める。さらに、利得制
御手段22は、増幅手段11によって出力された信号の
電力のその目標値に対する偏差が圧縮される値に、この
増幅手段11の利得を補正する。
ある。請求項4に記載の発明に関連した発明では、監視
手段21Aは、増幅手段11の入力端に与えられ、かつ
通過域に分布する信号の電力をその通過域が区分されて
なる複数の帯域毎に求める。利得制御手段22Bは、監
視手段21Aによって求められた電力の内、規定の閾値
を超える電力の総和の目標値を求める。さらに、利得制
御手段22は、増幅手段11によって出力された信号の
電力のその目標値に対する偏差が圧縮される値に、この
増幅手段11の利得を補正する。
【0029】すなわち、請求項4に記載の発明との対比
においては、本発明は増幅手段11の利得がフィードバ
ック制御とフィードフォワード制御との組み合わせの下
で設定される点で異なるが、その利得は増幅手段11に
入力された信号とその信号に重畳された雑音との周波数
成分およびレベルとの関連性において同様に設定され
る。
においては、本発明は増幅手段11の利得がフィードバ
ック制御とフィードフォワード制御との組み合わせの下
で設定される点で異なるが、その利得は増幅手段11に
入力された信号とその信号に重畳された雑音との周波数
成分およびレベルとの関連性において同様に設定され
る。
【0030】また、このような利得の設定や更新を実現
する監視手段22Bおよび利得制御手段22は、増幅手
段11の入力および出力に所定の結合度で結合するが、
その増幅手段11とこの増幅手段11の前段あるいは後
段との段間には配置されない。したがって、増幅手段1
1の入出力特性、移相量および周波数特性は、その増幅
手段11の利得の如何にかかわらず一定に保たれ、かつ
上述した信号は既述の雑音の多様なレベルや周波数成分
に柔軟に適応しつつ飽和することなく増幅される。
する監視手段22Bおよび利得制御手段22は、増幅手
段11の入力および出力に所定の結合度で結合するが、
その増幅手段11とこの増幅手段11の前段あるいは後
段との段間には配置されない。したがって、増幅手段1
1の入出力特性、移相量および周波数特性は、その増幅
手段11の利得の如何にかかわらず一定に保たれ、かつ
上述した信号は既述の雑音の多様なレベルや周波数成分
に柔軟に適応しつつ飽和することなく増幅される。
【0031】請求項5に記載の発明に関連した発明で
は、監視手段21Aは、増幅手段11の入力端に与えら
れ、かつ通過域に分布する信号の電力をその通過域が区
分されてなる複数の帯域毎に求める。利得制御手段22
Brは、このようにして求められた電力の内、とり得る
最大の値が最大である電力の目標値を求める。さらに、
利得制御手段22Brは、増幅手段11によって出力さ
れた信号の電力のその目標値に対する偏差が圧縮される
値に、その増幅手段11の利得を補正する。
は、監視手段21Aは、増幅手段11の入力端に与えら
れ、かつ通過域に分布する信号の電力をその通過域が区
分されてなる複数の帯域毎に求める。利得制御手段22
Brは、このようにして求められた電力の内、とり得る
最大の値が最大である電力の目標値を求める。さらに、
利得制御手段22Brは、増幅手段11によって出力さ
れた信号の電力のその目標値に対する偏差が圧縮される
値に、その増幅手段11の利得を補正する。
【0032】すなわち、請求項5に記載の発明との対比
においては、本発明は増幅手段11の利得がフィードバ
ック制御とフィードフォワード制御との組み合わせの下
で設定される点で異なるが、その利得は増幅手段11に
入力された信号とその信号に重畳された雑音との周波数
成分およびレベルとの関連性において同様に設定され
る。
においては、本発明は増幅手段11の利得がフィードバ
ック制御とフィードフォワード制御との組み合わせの下
で設定される点で異なるが、その利得は増幅手段11に
入力された信号とその信号に重畳された雑音との周波数
成分およびレベルとの関連性において同様に設定され
る。
【0033】また、このような利得の設定や更新を実現
する監視手段21Aおよび利得制御手段15Arは、増
幅手段11の入力および出力に所定の結合度で結合する
が、その増幅手段11とこの増幅手段11の前段あるい
は後段との段間には配置されない。したがって、増幅手
段11の入出力特性、移相量および周波数特性は、その
増幅手段11の利得の如何にかかわらず一定に保たれ、
かつ上述した信号は既述の雑音の多様なレベルや周波数
成分に柔軟に適応しつつ飽和することなく増幅される。
する監視手段21Aおよび利得制御手段15Arは、増
幅手段11の入力および出力に所定の結合度で結合する
が、その増幅手段11とこの増幅手段11の前段あるい
は後段との段間には配置されない。したがって、増幅手
段11の入出力特性、移相量および周波数特性は、その
増幅手段11の利得の如何にかかわらず一定に保たれ、
かつ上述した信号は既述の雑音の多様なレベルや周波数
成分に柔軟に適応しつつ飽和することなく増幅される。
【0034】請求項4および請求項5に記載の発明に関
連する発明では、請求項1ないし請求項4の何れか1項
に記載の発明に関連する第一ないし第六の発明にかかわ
る可変利得増幅器において、監視手段21、21Aは、
入力される信号の占有帯域となり得る帯域が区分されて
なる複数の部分帯域で個々の通過域が並行して可変され
る複数のフィルタ21F-1〜21F-Pを有する。
連する発明では、請求項1ないし請求項4の何れか1項
に記載の発明に関連する第一ないし第六の発明にかかわ
る可変利得増幅器において、監視手段21、21Aは、
入力される信号の占有帯域となり得る帯域が区分されて
なる複数の部分帯域で個々の通過域が並行して可変され
る複数のフィルタ21F-1〜21F-Pを有する。
【0035】さらに、監視手段21、21Aは、これら
のフィルタ21F-1〜21F-Pを通過した電力の集合と
してその占有帯域に分布する電力を求める。すなわち、
フィルタ21F-1〜21F-Pの数Pが上述した占有帯域
の幅に対し適正な値に設定される限り、その占有帯域に
分布する電力を求める処理の負荷が分散される。
のフィルタ21F-1〜21F-Pを通過した電力の集合と
してその占有帯域に分布する電力を求める。すなわち、
フィルタ21F-1〜21F-Pの数Pが上述した占有帯域
の幅に対し適正な値に設定される限り、その占有帯域に
分布する電力を求める処理の負荷が分散される。
【0036】したがって、監視手段21、21Aに備え
られ、かつ通過域の可変が可能なフィルタの数が単一で
ある場合に比べて、応答性が高められ、かつ既述の入力
される信号の占有帯域となり得る帯域の幅が大きい場合
であっても本発明の適用が可能となる。請求項1ないし
請求項5に記載の発明に関連する発明では、可変利得増
幅器24は、請求項1ないし請求項5の何れか1項に記
載され、かつ無線伝送路を介して与えられた受信波が周
波数変換されてなる中間周波信号を増幅する。伝送路イ
ンタフェース手段25は、このようにして増幅された中
間周波信号を伝送路に送出する。
られ、かつ通過域の可変が可能なフィルタの数が単一で
ある場合に比べて、応答性が高められ、かつ既述の入力
される信号の占有帯域となり得る帯域の幅が大きい場合
であっても本発明の適用が可能となる。請求項1ないし
請求項5に記載の発明に関連する発明では、可変利得増
幅器24は、請求項1ないし請求項5の何れか1項に記
載され、かつ無線伝送路を介して与えられた受信波が周
波数変換されてなる中間周波信号を増幅する。伝送路イ
ンタフェース手段25は、このようにして増幅された中
間周波信号を伝送路に送出する。
【0037】すなわち、上述した受信波に干渉波その他
の雑音が重畳され、その雑音のレベルや周波数成分の分
布が多様に変化し得る場合であっても、可変利得増幅器
24の直線性が安定に保たれるので、伝送品質が高く維
持される。
の雑音が重畳され、その雑音のレベルや周波数成分の分
布が多様に変化し得る場合であっても、可変利得増幅器
24の直線性が安定に保たれるので、伝送品質が高く維
持される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
施形態について詳細に説明する。
【0039】図5は、本発明の第一および第二の実施形
態を示す図である。図において、本実施形態と図15に
示すものと機能および構成が同じものについては、同じ
符号を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。
本実施形態と図15に示す従来例との構成の相違点は、
増幅器77、79および整流回路78に代えて、下記の
要素が付加された点にある。
態を示す図である。図において、本実施形態と図15に
示すものと機能および構成が同じものについては、同じ
符号を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。
本実施形態と図15に示す従来例との構成の相違点は、
増幅器77、79および整流回路78に代えて、下記の
要素が付加された点にある。
【0040】・ ハイブリッド75の他方の出力に入力
が接続されたハイブリッド31 ・ ハイブリッド31の第一出力に縦続接続された帯域
フィルタ(BPF)32-1、増幅器33-1および整流回
路34-1 ・ ハイブリッド31の第二出力に縦続接続された帯域
フィルタ(BPF)32-2、増幅器33-2および整流回
路34-2 ・ ハイブリッド31の第三出力に縦続接続された帯域
フィルタ(BPF)32-3、増幅器33-3および整流回
路34-3 ・ 整流回路34-1〜34-3の出力に直結されたアナロ
グ入力ポートを有し、かつ後述する警報の出力に供され
る第一の出力ポートを有するマイクロプロセッサ35 ・ 一方の入力がそれぞれ整流回路34-1〜34-3の出
力に直結され、かつ他方の入力にそれぞれ後述する閾値
TH1〜TH3が与えられた差動増幅器36-1〜36-3 ・ これらの差動増幅器36-1〜36-3の出力に個別に
直結された3つの接点と可変利得増幅器74の制御入力
に直結された共通接点とを有し、かつ制御端子にマイク
ロプロセッサ35の第二の出力ポートが直結されたスイ
ッチ37 図6は、本発明の第一の実施形態の動作フローチャート
である。
が接続されたハイブリッド31 ・ ハイブリッド31の第一出力に縦続接続された帯域
フィルタ(BPF)32-1、増幅器33-1および整流回
路34-1 ・ ハイブリッド31の第二出力に縦続接続された帯域
フィルタ(BPF)32-2、増幅器33-2および整流回
路34-2 ・ ハイブリッド31の第三出力に縦続接続された帯域
フィルタ(BPF)32-3、増幅器33-3および整流回
路34-3 ・ 整流回路34-1〜34-3の出力に直結されたアナロ
グ入力ポートを有し、かつ後述する警報の出力に供され
る第一の出力ポートを有するマイクロプロセッサ35 ・ 一方の入力がそれぞれ整流回路34-1〜34-3の出
力に直結され、かつ他方の入力にそれぞれ後述する閾値
TH1〜TH3が与えられた差動増幅器36-1〜36-3 ・ これらの差動増幅器36-1〜36-3の出力に個別に
直結された3つの接点と可変利得増幅器74の制御入力
に直結された共通接点とを有し、かつ制御端子にマイク
ロプロセッサ35の第二の出力ポートが直結されたスイ
ッチ37 図6は、本発明の第一の実施形態の動作フローチャート
である。
【0041】図7は、本発明の第一の実施形態の動作を
説明する図である。以下、図5〜図7を参照して本発明
の第一の実施形態の動作を説明する。帯域フィルタ73
は、中心周波数がアンテナ71に到来し得る受信波の周
波数f0 に等しく、かつ帯域幅が8メガヘルツである通
過域(以下、「受信帯域」という。)を有する。
説明する図である。以下、図5〜図7を参照して本発明
の第一の実施形態の動作を説明する。帯域フィルタ73
は、中心周波数がアンテナ71に到来し得る受信波の周
波数f0 に等しく、かつ帯域幅が8メガヘルツである通
過域(以下、「受信帯域」という。)を有する。
【0042】また、帯域フィルタ32-1、32-2、32
-3は、図8(a) に示すように、中心周波数が共通の値f
0 であり、かつ帯域幅がそれぞれ2メガヘルツ、5メガ
ヘルツおよび8メガヘルツである通過域を有する。な
お、これらの帯域フィルタ32-1、32-2、32-3の通
過域については、以下では、それぞれ単に「第一の通過
域」、「第二の通過域」、「第三の通過域」と称する。
-3は、図8(a) に示すように、中心周波数が共通の値f
0 であり、かつ帯域幅がそれぞれ2メガヘルツ、5メガ
ヘルツおよび8メガヘルツである通過域を有する。な
お、これらの帯域フィルタ32-1、32-2、32-3の通
過域については、以下では、それぞれ単に「第一の通過
域」、「第二の通過域」、「第三の通過域」と称する。
【0043】ハイブリッド31は、アンテナ71、受信
部72、帯域フィルタ73、可変利得増幅器74および
ハイブリッド75を介して与えられ、そのアンテナ71
に到来した無線周波信号の成分の内、上述した受信帯域
に分布する成分が周波数変換されてなる中間周波信号を
帯域フィルタ32-1〜32-3に並行して与える。
部72、帯域フィルタ73、可変利得増幅器74および
ハイブリッド75を介して与えられ、そのアンテナ71
に到来した無線周波信号の成分の内、上述した受信帯域
に分布する成分が周波数変換されてなる中間周波信号を
帯域フィルタ32-1〜32-3に並行して与える。
【0044】なお、アンテナ71に本来的に到来すべき
受信波の占有帯域については、ここでは、簡単のため、
既述の第三の通過域に等しいと仮定する。帯域フィルタ
32-1〜32-3は、上述した中間周波信号の成分の内、
それぞれ既述の第一の通過域、第二の通過域および第三
の通過域の成分を抽出することによって、第一ないし第
三のモニタ信号を出力する。
受信波の占有帯域については、ここでは、簡単のため、
既述の第三の通過域に等しいと仮定する。帯域フィルタ
32-1〜32-3は、上述した中間周波信号の成分の内、
それぞれ既述の第一の通過域、第二の通過域および第三
の通過域の成分を抽出することによって、第一ないし第
三のモニタ信号を出力する。
【0045】増幅器33-1〜33-3は、それぞれ整流回
路34-1〜34-3と連係することによって、これらの第
一ないし第三のモニタ信号の振幅の平均値(これらのモ
ニタ信号の電力に相当する。)を電圧の瞬時値として個
別に示す第一ないし第三のレベル信号を出力する。差動
増幅器36-1〜36-3には、これらの第一ないし第三の
モニタ信号に重畳することが許容されるべき干渉波その
他の雑音のレベルは、それぞれ第一の閾値TH1、第二
の閾値TF2および第三の閾値TH3として予め与えら
れる。
路34-1〜34-3と連係することによって、これらの第
一ないし第三のモニタ信号の振幅の平均値(これらのモ
ニタ信号の電力に相当する。)を電圧の瞬時値として個
別に示す第一ないし第三のレベル信号を出力する。差動
増幅器36-1〜36-3には、これらの第一ないし第三の
モニタ信号に重畳することが許容されるべき干渉波その
他の雑音のレベルは、それぞれ第一の閾値TH1、第二
の閾値TF2および第三の閾値TH3として予め与えら
れる。
【0046】さらに、差動増幅器36-1〜36-3は、そ
れぞれ上述した第一ないし第三のレベル信号の瞬時値と
第一ないし第三の閾値TH1〜TH3との差を電圧の瞬
時値として示す第一ないし第三の利得制御信号を出力す
る。一方、マイクロプロセッサ35は、上述した第一な
いし第三のレベル信号を並行してA/D変換しつつ取り
込み、これらの第一ないし第三のレベル信号の瞬時値L
1、L2、L3に応じて下記の処理を行う。
れぞれ上述した第一ないし第三のレベル信号の瞬時値と
第一ないし第三の閾値TH1〜TH3との差を電圧の瞬
時値として示す第一ないし第三の利得制御信号を出力す
る。一方、マイクロプロセッサ35は、上述した第一な
いし第三のレベル信号を並行してA/D変換しつつ取り
込み、これらの第一ないし第三のレベル信号の瞬時値L
1、L2、L3に応じて下記の処理を行う。
【0047】(1) アンテナ71に本来的に到来すべき受
信波の占有帯域の幅(以下、「規定帯域幅」と称し、こ
こでは、局情報等として予め定数として与えられると仮
定する。)が第一ないし第三の通過域の幅の何れに等し
いか否かを判別する(図6(1))。 (2) 規定帯域幅が第三の通過域の幅に等しい場合には、
スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、上述した
第一ないし第三の利得制御信号の内、第三の利得制御信
号を与える(図6(2))。
信波の占有帯域の幅(以下、「規定帯域幅」と称し、こ
こでは、局情報等として予め定数として与えられると仮
定する。)が第一ないし第三の通過域の幅の何れに等し
いか否かを判別する(図6(1))。 (2) 規定帯域幅が第三の通過域の幅に等しい場合には、
スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、上述した
第一ないし第三の利得制御信号の内、第三の利得制御信
号を与える(図6(2))。
【0048】(3) 規定帯域幅が第二の通過域の幅に等し
い場合には、既述の第三のレベル信号の瞬時値L3と第
二のレベル信号の瞬時値L2との大小関係を判別し(図
6(3))、その判別の結果に応じて下記の処理を行う。 ・ 瞬時値L3、L2が所定の精度で等しい場合には、
スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、第二の利
得制御信号を与える(図6(4))。
い場合には、既述の第三のレベル信号の瞬時値L3と第
二のレベル信号の瞬時値L2との大小関係を判別し(図
6(3))、その判別の結果に応じて下記の処理を行う。 ・ 瞬時値L3、L2が所定の精度で等しい場合には、
スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、第二の利
得制御信号を与える(図6(4))。
【0049】・ 瞬時値L3が瞬時値L2より大きい場
合には、スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、
第三の利得制御信号を与える(図6(5))。 ・ 瞬時値L3と瞬時値L2との差が所定の上限値(>
0)を超える場合には、その旨を示す警報を既述の第一
の出力ポートに出力する(図6(6))。 (4) 規定帯域幅が第一の通過域の幅に等しい場合には、
既述の第三のレベル信号の瞬時値L3と第一のレベル信
号の瞬時値L1との大小関係を判別し(図6(7))、その
判別の結果に応じて下記の処理を行う。 ・ 瞬時値L3、L1が所定の精度で等しい場合には、
スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、第一の利
得制御信号を与える(図6(8))。
合には、スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、
第三の利得制御信号を与える(図6(5))。 ・ 瞬時値L3と瞬時値L2との差が所定の上限値(>
0)を超える場合には、その旨を示す警報を既述の第一
の出力ポートに出力する(図6(6))。 (4) 規定帯域幅が第一の通過域の幅に等しい場合には、
既述の第三のレベル信号の瞬時値L3と第一のレベル信
号の瞬時値L1との大小関係を判別し(図6(7))、その
判別の結果に応じて下記の処理を行う。 ・ 瞬時値L3、L1が所定の精度で等しい場合には、
スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、第一の利
得制御信号を与える(図6(8))。
【0050】・ 瞬時値L3が瞬時値L1より大きい場
合には、スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、
第三の利得制御信号を与える(図6(9))。 ・ 瞬時値L3と瞬時値L1との差が所定の上限値(>
0)を超える場合には、その旨を示す警報を既述の第一
の出力ポートに出力する(図6(10)) 。 すなわち、本来的に到来すべき受信波と、受信帯域内で
その受信波に近接する帯域に分布し得る干渉波や雑音
(以下、単に「干渉波」という。)との電力の分散が可
変利得増幅器74の利得を可変する帰還路において識別
され、その分散が小さいときには、これらの受信波と干
渉波との電力の総和に応じて生成された第三の利得制御
信号がこの可変利得増幅器74に与えられる。
合には、スイッチ37を介して可変利得増幅器74に、
第三の利得制御信号を与える(図6(9))。 ・ 瞬時値L3と瞬時値L1との差が所定の上限値(>
0)を超える場合には、その旨を示す警報を既述の第一
の出力ポートに出力する(図6(10)) 。 すなわち、本来的に到来すべき受信波と、受信帯域内で
その受信波に近接する帯域に分布し得る干渉波や雑音
(以下、単に「干渉波」という。)との電力の分散が可
変利得増幅器74の利得を可変する帰還路において識別
され、その分散が小さいときには、これらの受信波と干
渉波との電力の総和に応じて生成された第三の利得制御
信号がこの可変利得増幅器74に与えられる。
【0051】したがって、本実施形態によれば、伝送特
性が基本的に変化することなく、上述した干渉波が分布
する帯域とこれらの干渉波のレベルとに適応した値に可
変利得増幅器74の利得が設定される。
性が基本的に変化することなく、上述した干渉波が分布
する帯域とこれらの干渉波のレベルとに適応した値に可
変利得増幅器74の利得が設定される。
【0052】なお、本実施形態では、図6(1)〜(10) に
示される既述の処理の手順に基づいて、第一ないし第三
の利得制御信号の内、何れか1つの利得制御信号が可変
利得増幅器74に与えられている。しかし、本発明はこ
のような構成に限定されず、例えば、上記の処理に代え
て、下記の第一のアリゴリズムと第二のアルゴリズムと
の何れかに基づく処理が行われることによって、干渉波
がとり得るレベルの最大値に対する余裕度が確保される
値に可変利得増幅器74の利得が維持されてもよい。
示される既述の処理の手順に基づいて、第一ないし第三
の利得制御信号の内、何れか1つの利得制御信号が可変
利得増幅器74に与えられている。しかし、本発明はこ
のような構成に限定されず、例えば、上記の処理に代え
て、下記の第一のアリゴリズムと第二のアルゴリズムと
の何れかに基づく処理が行われることによって、干渉波
がとり得るレベルの最大値に対する余裕度が確保される
値に可変利得増幅器74の利得が維持されてもよい。
【0053】まず、以下の処理において参照され、ある
いは更新されるべき個々の値は、次の通りである。 ・ 可変利得増幅器74の利得G(マイクロプロセッサ
35は、スイッチ37を介して既に選択した利得制御信
号(≒L1〜L3の何れか)に応じて一義的に定まる既知
と値として識別する。) ・ 可変利得増幅器74に本来的に与えられるべき受信
波のレベルS(マイクロプロセッサ35には、置局条件
等として予め与えられる。) ・ 増幅帯域においてその受信波に重畳する干渉波の成
分の内、帯域フィルタ32-1〜32-3の通過域に分布す
る成分のレベルN1〜N3 ・ 同様に受信波に重畳し得る干渉波の成分の内、帯域
フィルタ32-1〜32-3の通過域に分布し得る成分の最
大のレベルNmax1〜Nmax3 ・ 第一ないし第三のレベル信号の瞬時値L1〜L3 (第一のアルゴリズム) (1) 下式に示す算術演算を行うことによって、レベルN
1〜N3を算出する。
いは更新されるべき個々の値は、次の通りである。 ・ 可変利得増幅器74の利得G(マイクロプロセッサ
35は、スイッチ37を介して既に選択した利得制御信
号(≒L1〜L3の何れか)に応じて一義的に定まる既知
と値として識別する。) ・ 可変利得増幅器74に本来的に与えられるべき受信
波のレベルS(マイクロプロセッサ35には、置局条件
等として予め与えられる。) ・ 増幅帯域においてその受信波に重畳する干渉波の成
分の内、帯域フィルタ32-1〜32-3の通過域に分布す
る成分のレベルN1〜N3 ・ 同様に受信波に重畳し得る干渉波の成分の内、帯域
フィルタ32-1〜32-3の通過域に分布し得る成分の最
大のレベルNmax1〜Nmax3 ・ 第一ないし第三のレベル信号の瞬時値L1〜L3 (第一のアルゴリズム) (1) 下式に示す算術演算を行うことによって、レベルN
1〜N3を算出する。
【0054】N1=L1/G−S N2=L2/G−S N3=L3/G−S (2) 下式に示す算術演算を行うことによって、干渉波の
レベルが最大である場合に得られると予想される第一な
いし第三のレベル信号の瞬時値の予想値Lr1〜Lr3
を算出する。
レベルが最大である場合に得られると予想される第一な
いし第三のレベル信号の瞬時値の予想値Lr1〜Lr3
を算出する。
【0055】Lr1=G(S+Nmax1) Lr2=G(S+Nmax2) Lr3=G(S+Nmax3) (3) これらの予測値Lr1〜Lr3の内、スイッチ37
を介して先行して選択された利得制御信号と、その利得
制御信号に対応する予測値とを示す添え番号i(=1〜
3)を特定する。なお、以下では、このような利得制御
信号については、簡単のため、「利得制御信号i」と表
記する。
を介して先行して選択された利得制御信号と、その利得
制御信号に対応する予測値とを示す添え番号i(=1〜
3)を特定する。なお、以下では、このような利得制御
信号については、簡単のため、「利得制御信号i」と表
記する。
【0056】(4) その添え番号iで示される予測値Lr
iと予測値Lr(i-1)とが所定の精度で等しいか否かを
判別し、その判別の結果が真である場合に限って、スイ
ッチ37を介して可変利得増幅器74に「特制御信号
i」に代わる「利得制御信号(i-1)」を与える。 (5) さらに、この判別の結果が偽である場合には、予測
値Lr(i+1)と予測値Lriとの差が規定の上限値を超
えるか否かを判別し、その判別の結果が真である場合に
限って、スイッチ37を介して可変利得増幅器74に
「特制御信号i」に代わる「利得制御信号(i+1)」を与
える。
iと予測値Lr(i-1)とが所定の精度で等しいか否かを
判別し、その判別の結果が真である場合に限って、スイ
ッチ37を介して可変利得増幅器74に「特制御信号
i」に代わる「利得制御信号(i-1)」を与える。 (5) さらに、この判別の結果が偽である場合には、予測
値Lr(i+1)と予測値Lriとの差が規定の上限値を超
えるか否かを判別し、その判別の結果が真である場合に
限って、スイッチ37を介して可変利得増幅器74に
「特制御信号i」に代わる「利得制御信号(i+1)」を与
える。
【0057】(第二のアルゴリズム) (1) 既述の添え番号i、その添え番号iに対応する利得
制御信号の瞬時値Li、既述の利得Gおよび受信波のレ
ベルSに対して下式で示される算術演算を行うことによ
って、レベルNiを算出する。 Ni=Li/G−S (2) 添え番号iに対応した値として予め与えられ、かつ
受信波に重畳する干渉波の成分の内、帯域フィルタ32
-iの通過域に分布し得る成分の最大のレベルNmaxiに
対して下式で示される算術演算を行うことによって、そ
の通過域に受信 波と共に分布し得る成分がとり得る最
大のレベルMを算出する。
制御信号の瞬時値Li、既述の利得Gおよび受信波のレ
ベルSに対して下式で示される算術演算を行うことによ
って、レベルNiを算出する。 Ni=Li/G−S (2) 添え番号iに対応した値として予め与えられ、かつ
受信波に重畳する干渉波の成分の内、帯域フィルタ32
-iの通過域に分布し得る成分の最大のレベルNmaxiに
対して下式で示される算術演算を行うことによって、そ
の通過域に受信 波と共に分布し得る成分がとり得る最
大のレベルMを算出する。
【0058】M=G(S+Nmaxi) (3) このようにして算出されたレベルMが可変利得増幅
器74が活性領域で出力し得る最大の電力Psat を上回
るか否かを判別し、その判別の結果が真である場合に限
って、スイッチ37を介して可変利得増幅器74に「特
制御信号i」に代えて「利得制御信号(i+1)」を与え
る。
器74が活性領域で出力し得る最大の電力Psat を上回
るか否かを判別し、その判別の結果が真である場合に限
って、スイッチ37を介して可変利得増幅器74に「特
制御信号i」に代えて「利得制御信号(i+1)」を与え
る。
【0059】(4) 上述した判別の結果が偽である場合に
は、下式で示される差分δが所定の上限値を上回るか否
かを判別する。 δ=Psat−M (5) その判別の結果が真である場合に限って、スイッチ
37を介して可変利得増幅器74に「特制御信号i」に
代えて「利得制御信号(i-1)」を与える。
は、下式で示される差分δが所定の上限値を上回るか否
かを判別する。 δ=Psat−M (5) その判別の結果が真である場合に限って、スイッチ
37を介して可変利得増幅器74に「特制御信号i」に
代えて「利得制御信号(i-1)」を与える。
【0060】以下、本発明の第二の実施形態について説
明する。本実施形態と既述の第一の実施形態との構成の
相違点は、図5に示すように、下記の点にある。 ・ ハイブリッド31に代えてハイブリッド31Aが備
えられる。 ・ 帯域フィルタ32-1〜32-3に代えて帯域フィルタ
32A-1〜32A-3が備えられる。
明する。本実施形態と既述の第一の実施形態との構成の
相違点は、図5に示すように、下記の点にある。 ・ ハイブリッド31に代えてハイブリッド31Aが備
えられる。 ・ 帯域フィルタ32-1〜32-3に代えて帯域フィルタ
32A-1〜32A-3が備えられる。
【0061】・ ハイブリッド31Aの第四の出力には
縦続接続された帯域フィルタ(BPF)32A-0および
増幅器33-0が接続され、その増幅器33-0の出力とマ
イクロプロセッサ35の対応するアナログ入力ポートと
の間に整流回路34-0が付加される。 ・ ハイブリッド31Aの第五の出力には縦続接続され
た帯域フィルタ(BPF)32A-4および増幅器33-4
が接続され、その増幅器33-4の出力とマイクロプロセ
ッサ35の対応するアナログ入力ポートとの間に整流回
路34-4が付加される。
縦続接続された帯域フィルタ(BPF)32A-0および
増幅器33-0が接続され、その増幅器33-0の出力とマ
イクロプロセッサ35の対応するアナログ入力ポートと
の間に整流回路34-0が付加される。 ・ ハイブリッド31Aの第五の出力には縦続接続され
た帯域フィルタ(BPF)32A-4および増幅器33-4
が接続され、その増幅器33-4の出力とマイクロプロセ
ッサ35の対応するアナログ入力ポートとの間に整流回
路34-4が付加される。
【0062】・ 増幅器36-1〜36-3の一方の入力に
は、図5に点線で示すように、それぞれ整流回路34-1
〜34-3の出力に代えてマイクロプロセッサ35の対応
するアナログ出力ポートに接続される。図9は、本発明
の第二の実施形態の動作フローチャートである。以下、
図5、図8および図9を参照して本発明の第二の実施形
態の動作を説明する。
は、図5に点線で示すように、それぞれ整流回路34-1
〜34-3の出力に代えてマイクロプロセッサ35の対応
するアナログ出力ポートに接続される。図9は、本発明
の第二の実施形態の動作フローチャートである。以下、
図5、図8および図9を参照して本発明の第二の実施形
態の動作を説明する。
【0063】本実施形態と既述の第一の実施形態との相
違点は、帯域フィルタ32A-0〜32A-4が後述する通
過域を有し、これらの通過域に適応した下記の処理がマ
イクロプロセッサ35によって行われる点にある。帯域
フィルタ32A-0〜32A-4は、図8(b) に示すよう
に、帯域フィルタ73の通過域(増幅帯域)が周波数軸
上で5つに分割されてなる下記の通過域をそれぞれ有す
る。
違点は、帯域フィルタ32A-0〜32A-4が後述する通
過域を有し、これらの通過域に適応した下記の処理がマ
イクロプロセッサ35によって行われる点にある。帯域
フィルタ32A-0〜32A-4は、図8(b) に示すよう
に、帯域フィルタ73の通過域(増幅帯域)が周波数軸
上で5つに分割されてなる下記の通過域をそれぞれ有す
る。
【0064】・ 帯域フィルタ32A-0の通過域は、帯
域フィルタ32-3の通過域(受信帯域)の内、既述の第
一の実施形態に備えられた帯域フィルタ32-2の通過域
に隣接する低域に相当する帯域である。 ・ 帯域フィルタ32A-1の通過域は、既述の第一の実
施形態に備えられた帯域フィルタ32-2の通過域の内、
その第一の実施形態に備えられた帯域通過フィルタ32
-1の通過域に隣接する低域に相当する帯域である。
域フィルタ32-3の通過域(受信帯域)の内、既述の第
一の実施形態に備えられた帯域フィルタ32-2の通過域
に隣接する低域に相当する帯域である。 ・ 帯域フィルタ32A-1の通過域は、既述の第一の実
施形態に備えられた帯域フィルタ32-2の通過域の内、
その第一の実施形態に備えられた帯域通過フィルタ32
-1の通過域に隣接する低域に相当する帯域である。
【0065】・ 帯域フィルタ32A-2の通過域は、上
記の第一の実施形態に備えられた帯域フィルタ32-1の
通過域に等しい。 ・ 帯域フィルタ32A-3の通過域は、既述の第一の実
施形態に備えられた帯域フィルタ32-2の通過域の内、
その第一の実施形態に備えられた帯域通過フィルタ32
-1の通過域に隣接する高域に相当する帯域である。
記の第一の実施形態に備えられた帯域フィルタ32-1の
通過域に等しい。 ・ 帯域フィルタ32A-3の通過域は、既述の第一の実
施形態に備えられた帯域フィルタ32-2の通過域の内、
その第一の実施形態に備えられた帯域通過フィルタ32
-1の通過域に隣接する高域に相当する帯域である。
【0066】・ 帯域フィルタ32A-4の通過域は、帯
域フィルタ32-3の通過域(受信帯域)の内、既述の第
一の実施形態に備えられた帯域フィルタ32-2の通過域
に隣接する高域に相当する帯域である。
域フィルタ32-3の通過域(受信帯域)の内、既述の第
一の実施形態に備えられた帯域フィルタ32-2の通過域
に隣接する高域に相当する帯域である。
【0067】なお、増幅器33-0、33-4および整流回
路34-0、34-4の特性および機能については、それぞ
れ増幅器33-1〜33-3および整流回路34-1〜34-3
の特性および機能と同じであるので、ここでは、これら
の動作については、説明を省略する。マイクロプロセッ
サ35は、下記の点を除いて既述の第一の実施形態にお
いて行われる処理と同じ処理を行う。
路34-0、34-4の特性および機能については、それぞ
れ増幅器33-1〜33-3および整流回路34-1〜34-3
の特性および機能と同じであるので、ここでは、これら
の動作については、説明を省略する。マイクロプロセッ
サ35は、下記の点を除いて既述の第一の実施形態にお
いて行われる処理と同じ処理を行う。
【0068】・ 整流回路34-0〜34-4によって並行
して与えられる第一ないし第五のレベル信号の瞬時値L
s0〜Ls4を所定の頻度で取り込み、かつ下式で示さ
れる値L1〜L3として、上記の第一の実施形態におい
て整流回路34-1〜34-3によって出力されるレベル信
号の瞬時値に相当する瞬時値L1〜L3を算出する(図
9(1))。
して与えられる第一ないし第五のレベル信号の瞬時値L
s0〜Ls4を所定の頻度で取り込み、かつ下式で示さ
れる値L1〜L3として、上記の第一の実施形態におい
て整流回路34-1〜34-3によって出力されるレベル信
号の瞬時値に相当する瞬時値L1〜L3を算出する(図
9(1))。
【0069】L1=Ls2 L2=Ls1+Ls2+Ls3 L3=Ls0+Ls1+Ls2+Ls3+Ls4 ・ 第一の実施形態に備えられた整流回路34-1〜34
-3に代わって、差動増幅器36-1〜36-3の一方の入力
にこれらの瞬時値L1〜L3を与える(図9(2))。
-3に代わって、差動増幅器36-1〜36-3の一方の入力
にこれらの瞬時値L1〜L3を与える(図9(2))。
【0070】したがって、可変利得増幅器74には、マ
イクロプロセッサ35によって行われるこれらの処理の
演算所要時間が許容される程度に短い限り、第一の実施
形態と同様の利得制御信号がスイッチ37を介して与え
られる。さらに、マイクロプロセッサ35は、上述した
瞬時値Ls0、Ls1、Ls2、Ls3、Ls4の内、
受信波の占有帯域以外の帯域に通過域を有する帯域フィ
ルタ(符号「32A-0」〜「32A-4」の何れかで示さ
れる。)を介して得られた瞬時値を個別に識別し、かつ
これらの瞬時値と所定の下限値との大小関係を判別する
ことによって、干渉波が分布する帯域(チャネル)を特
定する(図9(3))と共に、保守や運用に供されるべき情
報としてその特定された帯域を適用する。
イクロプロセッサ35によって行われるこれらの処理の
演算所要時間が許容される程度に短い限り、第一の実施
形態と同様の利得制御信号がスイッチ37を介して与え
られる。さらに、マイクロプロセッサ35は、上述した
瞬時値Ls0、Ls1、Ls2、Ls3、Ls4の内、
受信波の占有帯域以外の帯域に通過域を有する帯域フィ
ルタ(符号「32A-0」〜「32A-4」の何れかで示さ
れる。)を介して得られた瞬時値を個別に識別し、かつ
これらの瞬時値と所定の下限値との大小関係を判別する
ことによって、干渉波が分布する帯域(チャネル)を特
定する(図9(3))と共に、保守や運用に供されるべき情
報としてその特定された帯域を適用する。
【0071】すなわち、受信帯域が区分され、かつ互い
に重ならない通過域を有する帯域フィルタ32A-0〜3
2A-4を介してこれらの通過域を通過した成分のレベル
が識別されるので、可変利得増幅器74の利得を適正に
維持することに併せて、これらの通過域の内、干渉波が
分布する帯域を特定することができる。したがって、本
実施形態によれば、既述の第一の実施形態に比べて、多
様なゾーン構成、チャネル配置、多元接続方式、変調方
式およびチャネル制御の方式に対する柔軟な適応が可能
となる。
に重ならない通過域を有する帯域フィルタ32A-0〜3
2A-4を介してこれらの通過域を通過した成分のレベル
が識別されるので、可変利得増幅器74の利得を適正に
維持することに併せて、これらの通過域の内、干渉波が
分布する帯域を特定することができる。したがって、本
実施形態によれば、既述の第一の実施形態に比べて、多
様なゾーン構成、チャネル配置、多元接続方式、変調方
式およびチャネル制御の方式に対する柔軟な適応が可能
となる。
【0072】なお、本実施形態では、既述の第一の実施
形態との互換性が維持される帯域の組み合わせとして、
帯域フィルタ32A-0〜32A-4の通過域が設定されて
いる。しかし、これらの通過域の周波数軸上における配
置(総数および帯域幅を含む。)については、上述した
ゾーン構成、チャネル配置、多元接続方式、変調方式お
よびチャネル制御の方式に適応する限り、如何なるもの
であってもよい。
形態との互換性が維持される帯域の組み合わせとして、
帯域フィルタ32A-0〜32A-4の通過域が設定されて
いる。しかし、これらの通過域の周波数軸上における配
置(総数および帯域幅を含む。)については、上述した
ゾーン構成、チャネル配置、多元接続方式、変調方式お
よびチャネル制御の方式に適応する限り、如何なるもの
であってもよい。
【0073】また、本実施形態では、マイクロプロセッ
サ35によって行われる既述の処理は、帯域フィルタ3
2A-0〜32A-4の内、帯域フィルタ32A-2の通過域
に受信されるべき受信波の占有帯域が等しく、かつ残り
の帯域フィルタ32A-0、32A-1、32A-3、32A
-4の通過域の何れにも干渉波が分布し得ることを前提し
て行われている。
サ35によって行われる既述の処理は、帯域フィルタ3
2A-0〜32A-4の内、帯域フィルタ32A-2の通過域
に受信されるべき受信波の占有帯域が等しく、かつ残り
の帯域フィルタ32A-0、32A-1、32A-3、32A
-4の通過域の何れにも干渉波が分布し得ることを前提し
て行われている。
【0074】しかし、本発明はこのような構成に限定さ
れず、上述した受信波の占有帯域が帯域フィルタ32A
-2以外の帯域フィルタの通過域に等しいか否かにかかわ
らず、上述したゾーン構成、チャネル配置、多元接続方
式、変調方式、チャネル制御の方式その他に基づいて定
まる特定の帯域(例えば、帯域通過フィルタ32A-2の
通過域より高域あるいは低域の帯域)のみに、干渉波が
分布し得ることが既知である場合には、既述の値L2、
L3が算出される過程では、このような特定の帯域に対
応するレベル信号の瞬時値のみが演算対象として適用さ
れてもよい。
れず、上述した受信波の占有帯域が帯域フィルタ32A
-2以外の帯域フィルタの通過域に等しいか否かにかかわ
らず、上述したゾーン構成、チャネル配置、多元接続方
式、変調方式、チャネル制御の方式その他に基づいて定
まる特定の帯域(例えば、帯域通過フィルタ32A-2の
通過域より高域あるいは低域の帯域)のみに、干渉波が
分布し得ることが既知である場合には、既述の値L2、
L3が算出される過程では、このような特定の帯域に対
応するレベル信号の瞬時値のみが演算対象として適用さ
れてもよい。
【0075】図10は、本発明の第三の実施形態を示す
図である。図において、図5に示すものと機能および構
成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、こ
こでは、その説明を省略する。本実施形態と既述の第一
の実施形態との構成の相違点は、下記の点にある。 ・ 差動増幅器36-1〜36-3およびスイッチ37が備
えられない。
図である。図において、図5に示すものと機能および構
成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、こ
こでは、その説明を省略する。本実施形態と既述の第一
の実施形態との構成の相違点は、下記の点にある。 ・ 差動増幅器36-1〜36-3およびスイッチ37が備
えられない。
【0076】・ ハイブリッド31および帯域フィルタ
32-1〜32-3に代えてフィルタ41が備えられる。 ・ そのフィルタ41に縦続接続された増幅器42およ
び整流回路43が増幅器33-1〜33-3および整流回路
34-1〜34-3に代えて備えられる。 ・ 整流回路43の出力に接続されたアナログ入力ポー
トを有するマイクロプロセッサ44がマイクロプロセッ
サ35に代えて備えられる。
32-1〜32-3に代えてフィルタ41が備えられる。 ・ そのフィルタ41に縦続接続された増幅器42およ
び整流回路43が増幅器33-1〜33-3および整流回路
34-1〜34-3に代えて備えられる。 ・ 整流回路43の出力に接続されたアナログ入力ポー
トを有するマイクロプロセッサ44がマイクロプロセッ
サ35に代えて備えられる。
【0077】・ そのマイクロプロセッサ44の特定の
アナログ出力ポートが可変利得増幅器74の制御端子に
直結される。図11は、本発明の第三の実施形態の動作
フローチャートである。以下、図10および図11を参
照して本発明の第三の実施形態の動作を説明する。
アナログ出力ポートが可変利得増幅器74の制御端子に
直結される。図11は、本発明の第三の実施形態の動作
フローチャートである。以下、図10および図11を参
照して本発明の第三の実施形態の動作を説明する。
【0078】本実施形態の特徴は、マイクロプロセッサ
44が行う下記の処理の手順にある。マイクロプロセッ
サ44は、所定の頻度および速度でフィルタ41の通過
域およびその通過域の幅を可変することによって、帯域
フィルタ73の通過域に等しい受信帯域の全てまたは所
望の一部の範囲の掃引を行う(図11(1))。
44が行う下記の処理の手順にある。マイクロプロセッ
サ44は、所定の頻度および速度でフィルタ41の通過
域およびその通過域の幅を可変することによって、帯域
フィルタ73の通過域に等しい受信帯域の全てまたは所
望の一部の範囲の掃引を行う(図11(1))。
【0079】したがって、フィルタ41の出力には、可
変利得増幅器74の出力端からハイブリッド75を介し
て与えられ、かつ受信波を含む信号(この受信波に併せ
て干渉波が重畳され得る。)の成分の内、そのフィルタ
41の通過域を通過した成分を示す信号(以下、「掃引
信号」という。)が順次得られる。増幅器42と整流回
路43とは、連係してその掃引信号を整流することによ
って、上述した信号の周波数成分の受信帯域における分
布を電圧の瞬時値Lとして示すレベル信号を生成する。
変利得増幅器74の出力端からハイブリッド75を介し
て与えられ、かつ受信波を含む信号(この受信波に併せ
て干渉波が重畳され得る。)の成分の内、そのフィルタ
41の通過域を通過した成分を示す信号(以下、「掃引
信号」という。)が順次得られる。増幅器42と整流回
路43とは、連係してその掃引信号を整流することによ
って、上述した信号の周波数成分の受信帯域における分
布を電圧の瞬時値Lとして示すレベル信号を生成する。
【0080】マイクロプロセッサ44は、上述した掃引
の過程でフィルタ41に設定された通過域とその通過域
の幅とに適応し、かつ予め決められた下記の何れかの複
数の帯域に対応する値として生成されたレベル信号の瞬
時値Lを積分(平滑)することによって、既述の第一の
実施形態と同様に3つのレベル信号の瞬時値L1〜L3
を求め、あるいは第二の実施形態と同様に5つのレベル
信号の瞬時値Ls1〜Ls5を求める(図11(2))。
の過程でフィルタ41に設定された通過域とその通過域
の幅とに適応し、かつ予め決められた下記の何れかの複
数の帯域に対応する値として生成されたレベル信号の瞬
時値Lを積分(平滑)することによって、既述の第一の
実施形態と同様に3つのレベル信号の瞬時値L1〜L3
を求め、あるいは第二の実施形態と同様に5つのレベル
信号の瞬時値Ls1〜Ls5を求める(図11(2))。
【0081】さらに、マイクロプロセッサ44は、これ
らの瞬時値L1〜L3(Ls1〜Ls5)に基づいて、
図5に示す差動増幅器36-1〜36-3およびスイッチ3
7に等価な処理(第二の実施形態においてマイクロプロ
セッサ35によって行われる処理が含まれてもよい。)
を行う(図11(3))ことによって、可変利得増幅器74
の利得を適宜設定し、かつ更新する。
らの瞬時値L1〜L3(Ls1〜Ls5)に基づいて、
図5に示す差動増幅器36-1〜36-3およびスイッチ3
7に等価な処理(第二の実施形態においてマイクロプロ
セッサ35によって行われる処理が含まれてもよい。)
を行う(図11(3))ことによって、可変利得増幅器74
の利得を適宜設定し、かつ更新する。
【0082】なお、このような処理については、何れ
も、マイクロプロセッサ44に対して与えられた既知の
情報、あるいは先行して行われた処理の結果として与え
られる演算対象に施される下記の線形処理あるいは非線
形処理として実現され、かつ公知のソフトウエア技術の
適用の下で多様に実現が可能であるので、ここでは、そ
の詳細な手順の説明を省略する。
も、マイクロプロセッサ44に対して与えられた既知の
情報、あるいは先行して行われた処理の結果として与え
られる演算対象に施される下記の線形処理あるいは非線
形処理として実現され、かつ公知のソフトウエア技術の
適用の下で多様に実現が可能であるので、ここでは、そ
の詳細な手順の説明を省略する。
【0083】・ 差動増幅器36-1〜36-3の全てある
いは一部によって行われる減算 ・ 差動増幅器36-1〜36-3の内、このような減算の
結果の内、有効な利得制御信号として適用されるべき単
一の結果を選択する処理 ・ その有効な利得制御信号をスイッチ37に代わって
可変利得増幅器74に与える処理 すなわち、本実施形態は、マイクロプロセッサ44によ
って行われる上記の処理の演算所要時間が許容される程
度に短い限り、既述の第一および第二の実施形態に比べ
て大幅にハードウエアの規模の縮小と構成の簡略化とが
図られる。
いは一部によって行われる減算 ・ 差動増幅器36-1〜36-3の内、このような減算の
結果の内、有効な利得制御信号として適用されるべき単
一の結果を選択する処理 ・ その有効な利得制御信号をスイッチ37に代わって
可変利得増幅器74に与える処理 すなわち、本実施形態は、マイクロプロセッサ44によ
って行われる上記の処理の演算所要時間が許容される程
度に短い限り、既述の第一および第二の実施形態に比べ
て大幅にハードウエアの規模の縮小と構成の簡略化とが
図られる。
【0084】したがって、本実施形態によれば、低廉化
に併せて、消費電力の節減が図られ、かつ信頼性が高め
られる。図12は、本発明の第四の実施形態を示す図で
ある。図において、図15に示すものと機能および構成
が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここ
では、その説明を省略する。
に併せて、消費電力の節減が図られ、かつ信頼性が高め
られる。図12は、本発明の第四の実施形態を示す図で
ある。図において、図15に示すものと機能および構成
が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここ
では、その説明を省略する。
【0085】本実施形態と図15に示す従来例との構成
の相違点は、下記の要素が備えられた点にある。 ・ 差動増幅器79に代わる差動増幅器51 ・ 入力が帯域フィルタ73の出力に直結され、かつ一
方の出力が可変利得増幅器74の入力に直結されたハイ
ブリッド52 ・ 入力がハイブリッド52の他方の出力に直結された
ハイブリッド53 ・ 入力がハイブリッド53の第一の出力に直結された
帯域フィルタ54-1 ・ 入力がハイブリッド53の第二の出力に直結された
帯域フィルタ54-2 ・ 帯域フィルタ54-1、54-2の出力およびハイブリ
ッド53の第三の出力にそれぞれ直結された第一ないし
第三の接点を有するスイッチ55 ・ 入力がスイッチ55の共通接点に直結された電界強
度検出部(RSSI)56 ・ 電界強度検出部56の出力に直結されたアナログ入
力ポート、差動増幅器51の対応する入力に直結された
アナログ出力ポートおよび既述の警報の出力に供される
出力ポートを有するマイクロプロセッサ57 図13は、本発明の第四の実施形態の動作フローチャー
トである。
の相違点は、下記の要素が備えられた点にある。 ・ 差動増幅器79に代わる差動増幅器51 ・ 入力が帯域フィルタ73の出力に直結され、かつ一
方の出力が可変利得増幅器74の入力に直結されたハイ
ブリッド52 ・ 入力がハイブリッド52の他方の出力に直結された
ハイブリッド53 ・ 入力がハイブリッド53の第一の出力に直結された
帯域フィルタ54-1 ・ 入力がハイブリッド53の第二の出力に直結された
帯域フィルタ54-2 ・ 帯域フィルタ54-1、54-2の出力およびハイブリ
ッド53の第三の出力にそれぞれ直結された第一ないし
第三の接点を有するスイッチ55 ・ 入力がスイッチ55の共通接点に直結された電界強
度検出部(RSSI)56 ・ 電界強度検出部56の出力に直結されたアナログ入
力ポート、差動増幅器51の対応する入力に直結された
アナログ出力ポートおよび既述の警報の出力に供される
出力ポートを有するマイクロプロセッサ57 図13は、本発明の第四の実施形態の動作フローチャー
トである。
【0086】以下、図12および図13を参照して本発
明の第四の実施形態の動作を説明する。ハイブリッド5
2は、帯域フィルタ73と可変利得増幅器74の入力と
の間に密な結合路を形成し、その帯域フィルタ73とハ
イブリッド53との間に粗な結合路を形成する。
明の第四の実施形態の動作を説明する。ハイブリッド5
2は、帯域フィルタ73と可変利得増幅器74の入力と
の間に密な結合路を形成し、その帯域フィルタ73とハ
イブリッド53との間に粗な結合路を形成する。
【0087】したがって、帯域フィルタ73の出力に得
られる信号の電力の大半は、従来例と同様にして可変利
得増幅器74に与えられる。したがって、受信帯域にお
いて受信波に何ら干渉波が重畳されていない場合には、
可変利得増幅器74の利得は、従来例と同様に設定され
る。また、帯域フィルタ54-1、54-2は、それぞれ図
5に示す帯域フィルタ32-1、32-2と同じ通過域を有
する。
られる信号の電力の大半は、従来例と同様にして可変利
得増幅器74に与えられる。したがって、受信帯域にお
いて受信波に何ら干渉波が重畳されていない場合には、
可変利得増幅器74の利得は、従来例と同様に設定され
る。また、帯域フィルタ54-1、54-2は、それぞれ図
5に示す帯域フィルタ32-1、32-2と同じ通過域を有
する。
【0088】したがって、スイッチ55の第一ないし第
三の接点には、受信帯域を介して与えられた信号の内、
既述の第一の実施形態において帯域フィルタ32-1〜3
2-3によって個別に抽出された第一ないし第三のモニタ
信号が並行して得られる。マイクロプロセッサ57は、
これらの第一ないし第三のモニタ信号の内、単一のモニ
タ信号をスイッチ55を介して所定の周期でサイクリッ
クに選択する(図13(1))。
三の接点には、受信帯域を介して与えられた信号の内、
既述の第一の実施形態において帯域フィルタ32-1〜3
2-3によって個別に抽出された第一ないし第三のモニタ
信号が並行して得られる。マイクロプロセッサ57は、
これらの第一ないし第三のモニタ信号の内、単一のモニ
タ信号をスイッチ55を介して所定の周期でサイクリッ
クに選択する(図13(1))。
【0089】電界強度検出部56は、このようにして選
択された個々のモニタ信号のレベルを電圧の瞬時値とし
て示すレベル信号を出力する。マイクロプロセッサ57
は、第一の実施形態における第一ないし第三のレベル信
号の瞬時値に相当する瞬時値L1〜L3をこのようなレ
ベル信号の瞬時値から抽出し(図13(2))、これらの瞬
時値L1〜L3に応じてこの実施形態と同様の処理を行
うことによって、既述の第一ないし第三の利得制御信号
の内、可変利得増幅器74に与えられるべき利得制御信
号を特定する(図13(3))。
択された個々のモニタ信号のレベルを電圧の瞬時値とし
て示すレベル信号を出力する。マイクロプロセッサ57
は、第一の実施形態における第一ないし第三のレベル信
号の瞬時値に相当する瞬時値L1〜L3をこのようなレ
ベル信号の瞬時値から抽出し(図13(2))、これらの瞬
時値L1〜L3に応じてこの実施形態と同様の処理を行
うことによって、既述の第一ないし第三の利得制御信号
の内、可変利得増幅器74に与えられるべき利得制御信
号を特定する(図13(3))。
【0090】さらに、マイクロプロセッサ57は、この
ようにして特定された利得制御信号に応じて、下記のオ
フセット信号を生成し、そのオフセット信号を差動増幅
器51に与える。 ・ 第一の利得制御信号が特定された場合 瞬時値が一定の「0」に設定されたオフセット信号(図
13(4)) ・ 第二の利得制御信号が特定された場合 瞬時値が第二のレベル信号と第一のレベル信号との瞬時
値の差(=L2−L1)に等価なオフセット信号(図1
3(5)) ・ 第三の利得制御信号が特定された場合 瞬時値が第三のレベル信号と第一のレベル信号との瞬時
値の差(=L3−L1)に等価なオフセット信号(図1
3(6)) 差動増幅器51は、整流回路78によって生成された利
得制御信号の瞬時値と、そのオフセット信号の瞬時値と
の和として瞬時値が与えられる信号を可変利得増幅器7
4の制御端子に与える。
ようにして特定された利得制御信号に応じて、下記のオ
フセット信号を生成し、そのオフセット信号を差動増幅
器51に与える。 ・ 第一の利得制御信号が特定された場合 瞬時値が一定の「0」に設定されたオフセット信号(図
13(4)) ・ 第二の利得制御信号が特定された場合 瞬時値が第二のレベル信号と第一のレベル信号との瞬時
値の差(=L2−L1)に等価なオフセット信号(図1
3(5)) ・ 第三の利得制御信号が特定された場合 瞬時値が第三のレベル信号と第一のレベル信号との瞬時
値の差(=L3−L1)に等価なオフセット信号(図1
3(6)) 差動増幅器51は、整流回路78によって生成された利
得制御信号の瞬時値と、そのオフセット信号の瞬時値と
の和として瞬時値が与えられる信号を可変利得増幅器7
4の制御端子に与える。
【0091】すなわち、本実施形態は、従来例の基本的
な構成と伝送特性とが変化することなく、干渉波が分布
する帯域とその干渉波のレベルとに適応した値に、可変
利得増幅器74の利得が設定される。したがって、本実
施形態によれば、本発明は従来例に付加可能なモジュー
ルあるいはパッケージとして適用され、かつ伝送系や通
信系として提案され、あるいは売り込みが行われるべき
多様な機器の構成に対する柔軟性が確保される。
な構成と伝送特性とが変化することなく、干渉波が分布
する帯域とその干渉波のレベルとに適応した値に、可変
利得増幅器74の利得が設定される。したがって、本実
施形態によれば、本発明は従来例に付加可能なモジュー
ルあるいはパッケージとして適用され、かつ伝送系や通
信系として提案され、あるいは売り込みが行われるべき
多様な機器の構成に対する柔軟性が確保される。
【0092】なお、本実施形態では、マイクロプロセッ
サ57は、既述の第一の実施形態と基本的に同じ処理を
行うことによって、可変利得増幅器74に与えられるべ
き利得制御信号を特定している。しかし、このような利
得制御信号の特定については、例えば、図12に破線で
示すように下記の点で本実施形態と異なる構成が適用さ
れ、かつマイクロプロセッサ57が既述の第二の実施形
態と基本的に同じ処理を行うことによって達成され、第
一の実施形態に比べて、多様なゾーン構成、チャネル配
置、多元接続方式、変調方式およびチャネル制御の方式
に対する柔軟な適応を可能とすることもできる。
サ57は、既述の第一の実施形態と基本的に同じ処理を
行うことによって、可変利得増幅器74に与えられるべ
き利得制御信号を特定している。しかし、このような利
得制御信号の特定については、例えば、図12に破線で
示すように下記の点で本実施形態と異なる構成が適用さ
れ、かつマイクロプロセッサ57が既述の第二の実施形
態と基本的に同じ処理を行うことによって達成され、第
一の実施形態に比べて、多様なゾーン構成、チャネル配
置、多元接続方式、変調方式およびチャネル制御の方式
に対する柔軟な適応を可能とすることもできる。
【0093】・ ハイブリッド53に代えてハイブリッ
ド53Aが備えられる。 ・ スイッチ55に代えてスイッチ55Aが備えられ
る。 ・ 第二の実施形態に備えられた帯域フィルタ32A-
1、32A-2の通過域と同じ通過域を有する帯域フィル
タ54A-1、54A-2が帯域フィルタ54-1、54-2に
代えて備えられる。
ド53Aが備えられる。 ・ スイッチ55に代えてスイッチ55Aが備えられ
る。 ・ 第二の実施形態に備えられた帯域フィルタ32A-
1、32A-2の通過域と同じ通過域を有する帯域フィル
タ54A-1、54A-2が帯域フィルタ54-1、54-2に
代えて備えられる。
【0094】・ ハイブリッド53Aの第二の出力とス
イッチ55Aの第二の接点との段間に、第二の実施形態
に備えられた帯域フィルタ32A-2の通過域と同じ通過
域を有する帯域フィルタ54A-2が備えられる。 ・ ハイブリッド53Aの第四の出力とスイッチ55A
の第四の接点との間に、第二の実施形態に備えられた帯
域フィルタ32A-0の通過域と同じ通過域を有する帯域
フィルタ54A-0が備えられる。
イッチ55Aの第二の接点との段間に、第二の実施形態
に備えられた帯域フィルタ32A-2の通過域と同じ通過
域を有する帯域フィルタ54A-2が備えられる。 ・ ハイブリッド53Aの第四の出力とスイッチ55A
の第四の接点との間に、第二の実施形態に備えられた帯
域フィルタ32A-0の通過域と同じ通過域を有する帯域
フィルタ54A-0が備えられる。
【0095】・ ハイブリッド53Aの第五の出力とス
イッチ55Aの第五の接点との間に、第二の実施形態に
備えられた帯域フィルタ32A-4の通過域と同じ通過域
を有する帯域フィルタ54A-4が備えられる。 さらに、上述した利得制御信号の特定については、例え
ば、図14に示すように、下記の構成が適用されること
によって、既述の第三の実施形態と同様に低廉化に併せ
て、消費電力の節減が図られると共に、信頼性が高めら
れてもよい。
イッチ55Aの第五の接点との間に、第二の実施形態に
備えられた帯域フィルタ32A-4の通過域と同じ通過域
を有する帯域フィルタ54A-4が備えられる。 さらに、上述した利得制御信号の特定については、例え
ば、図14に示すように、下記の構成が適用されること
によって、既述の第三の実施形態と同様に低廉化に併せ
て、消費電力の節減が図られると共に、信頼性が高めら
れてもよい。
【0096】・ ハイブリッド53、帯域フィルタ54
-1、54-2およびスイッチ55に代えて、マイクロプロ
セッサ57の主導の下で通過域およびその通過域の幅が
可変されるフィルタ61が備えられる。 ・ マイクロプロセッサ57が第三の実施形態と基本的
に同じ処理を行う。 また、本実施形態では、ハイブリッド53の第三の出力
がスイッチ55の第三の接点に直結されている。
-1、54-2およびスイッチ55に代えて、マイクロプロ
セッサ57の主導の下で通過域およびその通過域の幅が
可変されるフィルタ61が備えられる。 ・ マイクロプロセッサ57が第三の実施形態と基本的
に同じ処理を行う。 また、本実施形態では、ハイブリッド53の第三の出力
がスイッチ55の第三の接点に直結されている。
【0097】しかし、本発明はこのような構成に限定さ
れず、例えば、ハイブリッド53の第三の出力とスイッ
チ55の第三の接点との段間に、通過域が受信帯域に等
しい帯域フィルタが付加されてもよい。さらに、既述の
第三の実施形態および図14に示す実施形態では、単一
のフィルタ41、61が備えられ、そのフィルタ41、
61の通過域およびその通過域の幅がマイクロプロセッ
サ44、57の主導の下で可変されている。
れず、例えば、ハイブリッド53の第三の出力とスイッ
チ55の第三の接点との段間に、通過域が受信帯域に等
しい帯域フィルタが付加されてもよい。さらに、既述の
第三の実施形態および図14に示す実施形態では、単一
のフィルタ41、61が備えられ、そのフィルタ41、
61の通過域およびその通過域の幅がマイクロプロセッ
サ44、57の主導の下で可変されている。
【0098】しかし、本発明はこのような構成に限定さ
れず、例えば、応答性の向上が要求される場合には、マ
イクロプロセッサ44、57の主導の下で、あるいは負
荷分散方式に基づいて、異なる帯域で通過域およびこれ
らの通過域の幅が並行して自立的に(必要であれば同期
して)可変される複数のフィルタが上述したフィルタ4
1、61に代えて備えられてもよい。
れず、例えば、応答性の向上が要求される場合には、マ
イクロプロセッサ44、57の主導の下で、あるいは負
荷分散方式に基づいて、異なる帯域で通過域およびこれ
らの通過域の幅が並行して自立的に(必要であれば同期
して)可変される複数のフィルタが上述したフィルタ4
1、61に代えて備えられてもよい。
【0099】また、上述した各実施形態では、マイクロ
プロセッサ35、44、57は、受信されるべき受信波
の占有帯域に隣接する帯域に分布する干渉波のレベルが
その受信波のレベルを超えたときに、既述の警報を出力
している。しかし、本発明はこのような構成に限定され
ず、例えば、下記の何れかの事象が識別されたときに、
その事象を示す警報が出力されてもよい。
プロセッサ35、44、57は、受信されるべき受信波
の占有帯域に隣接する帯域に分布する干渉波のレベルが
その受信波のレベルを超えたときに、既述の警報を出力
している。しかし、本発明はこのような構成に限定され
ず、例えば、下記の何れかの事象が識別されたときに、
その事象を示す警報が出力されてもよい。
【0100】・ 受信帯域における電力の分布の分散が
所定の下限値を下回った事象 ・ 上述した受信波のレベルと干渉波のレベルとの差が
所定の閾値(正数であってもよい。)を下回った事象 さらに、本発明は、上述した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲において、多様な形態による実
施形態が可能であり、かつ構成装置の一部もしくは全て
に如何なる改良が施されてもよい。
所定の下限値を下回った事象 ・ 上述した受信波のレベルと干渉波のレベルとの差が
所定の閾値(正数であってもよい。)を下回った事象 さらに、本発明は、上述した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲において、多様な形態による実
施形態が可能であり、かつ構成装置の一部もしくは全て
に如何なる改良が施されてもよい。
【0101】以下、上述した各実施形態に開示された発
明の構成を階層的・多面的に整理し、かつ付記項として
順次列記する。 (付記1) 入力される信号の占有帯域となり得る帯域
に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号を
増幅する増幅手段11と、前記通過域に共通の帯域を含
み、かつ異なる通過域を個別に有し、前記増幅手段11
へ入力される信号およびその増幅手段11から出力され
る信号の一方を分岐して入力する複数のフィルタ12-1
〜12-Nと、前記複数のフィルタ12-1〜12-Nを介し
て並行して得られた信号の電力の内、値が最大である電
力の目標値に対するその電力の偏差が圧縮される値にそ
の増幅手段11の利得を設定する利得制御手段13とを
備えたことを特徴とする可変利得増幅器。
明の構成を階層的・多面的に整理し、かつ付記項として
順次列記する。 (付記1) 入力される信号の占有帯域となり得る帯域
に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号を
増幅する増幅手段11と、前記通過域に共通の帯域を含
み、かつ異なる通過域を個別に有し、前記増幅手段11
へ入力される信号およびその増幅手段11から出力され
る信号の一方を分岐して入力する複数のフィルタ12-1
〜12-Nと、前記複数のフィルタ12-1〜12-Nを介し
て並行して得られた信号の電力の内、値が最大である電
力の目標値に対するその電力の偏差が圧縮される値にそ
の増幅手段11の利得を設定する利得制御手段13とを
備えたことを特徴とする可変利得増幅器。
【0102】(付記2) 入力される信号の占有帯域と
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記通過域に共
通の帯域を含み、かつ異なる通過域を個別に有する複数
のフィルタ12-1〜12-Nと、前記増幅手段11の入力
端に与えられ、その入力端から前記複数のフィルタ12
-1〜12-Nを介して並行して得られた信号の電力の内、
値が最大である電力の目標値を求め、その目標値に対す
るこの増幅手段11によって出力された信号の電力の偏
差が圧縮される値に、前記増幅手段11の利得を補正す
る利得制御手段15とを備えたことを特徴とする可変利
得増幅器。
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記通過域に共
通の帯域を含み、かつ異なる通過域を個別に有する複数
のフィルタ12-1〜12-Nと、前記増幅手段11の入力
端に与えられ、その入力端から前記複数のフィルタ12
-1〜12-Nを介して並行して得られた信号の電力の内、
値が最大である電力の目標値を求め、その目標値に対す
るこの増幅手段11によって出力された信号の電力の偏
差が圧縮される値に、前記増幅手段11の利得を補正す
る利得制御手段15とを備えたことを特徴とする可変利
得増幅器。
【0103】(付記3) 入力される信号の占有帯域と
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記通過域に共
通の帯域を含み、かつ異なる通過域を個別に有し、前記
増幅手段11へ入力される信号およびその増幅手段11
から出力される信号の一方を分岐して入力する複数のフ
ィルタ12-1〜12-Nと、前記複数のフィルタ12-1〜
12-Nを介して並行して得られた信号の電力の内、とり
得る最大の値が最大である電力の目標値に対するその電
力の偏差が圧縮される値にその増幅手段11の利得を設
定する利得制御手段13rとを備えたことを特徴とする
可変利得増幅器。
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記通過域に共
通の帯域を含み、かつ異なる通過域を個別に有し、前記
増幅手段11へ入力される信号およびその増幅手段11
から出力される信号の一方を分岐して入力する複数のフ
ィルタ12-1〜12-Nと、前記複数のフィルタ12-1〜
12-Nを介して並行して得られた信号の電力の内、とり
得る最大の値が最大である電力の目標値に対するその電
力の偏差が圧縮される値にその増幅手段11の利得を設
定する利得制御手段13rとを備えたことを特徴とする
可変利得増幅器。
【0104】(付記4) 入力される信号の占有帯域と
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記通過域に共
通の帯域を含み、かつ異なる通過域を個別に有する複数
のフィルタ12-1〜12-Nと、前記増幅手段11に入力
端に与えられ、その入力端から前記複数のフィルタ12
-1〜12-Nを介して並行して得られた信号の電力の内、
とり得る最大の値が最大である電力の目標値を求め、そ
の目標値に対するこの増幅手段11によって出力された
信号の電力の偏差が圧縮される値に、前記増幅手段11
の利得を補正する利得制御手段15rとを備えたことを
特徴とする可変利得増幅器。
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記通過域に共
通の帯域を含み、かつ異なる通過域を個別に有する複数
のフィルタ12-1〜12-Nと、前記増幅手段11に入力
端に与えられ、その入力端から前記複数のフィルタ12
-1〜12-Nを介して並行して得られた信号の電力の内、
とり得る最大の値が最大である電力の目標値を求め、そ
の目標値に対するこの増幅手段11によって出力された
信号の電力の偏差が圧縮される値に、前記増幅手段11
の利得を補正する利得制御手段15rとを備えたことを
特徴とする可変利得増幅器。
【0105】(付記5) 入力される信号の占有帯域と
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記増幅手段1
1に入力され、もしくはその増幅手段11によって出力
され、かつ前記通過域に分布する信号の電力をその通過
域が区分されてなる複数の帯域毎に求める監視手段21
と、前記監視手段21によって求められた電力の内、規
定の閾値を超える電力の総和の目標値に対するその総和
の偏差が圧縮される値に前記増幅手段11の利得を設定
する利得制御手段22とを備えたことを特徴とする可変
利得増幅器。
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記増幅手段1
1に入力され、もしくはその増幅手段11によって出力
され、かつ前記通過域に分布する信号の電力をその通過
域が区分されてなる複数の帯域毎に求める監視手段21
と、前記監視手段21によって求められた電力の内、規
定の閾値を超える電力の総和の目標値に対するその総和
の偏差が圧縮される値に前記増幅手段11の利得を設定
する利得制御手段22とを備えたことを特徴とする可変
利得増幅器。
【0106】(付記6) 入力される信号の占有帯域と
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記増幅手段1
1の入力端に与えられ、かつ前記通過域に分布する信号
の電力をその通過域が区分されてなる複数の帯域毎に求
める監視手段21Aと、前記監視手段21Aによって求
められた電力の内、規定の閾値を超える電力の総和の目
標値を求め、その目標値に対する前記増幅手段11によ
って出力された信号の電力の偏差が圧縮される値に、そ
の増幅手段11の利得を補正する利得制御手段22Bと
を備えたことを特徴とする可変利得増幅器。
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記増幅手段1
1の入力端に与えられ、かつ前記通過域に分布する信号
の電力をその通過域が区分されてなる複数の帯域毎に求
める監視手段21Aと、前記監視手段21Aによって求
められた電力の内、規定の閾値を超える電力の総和の目
標値を求め、その目標値に対する前記増幅手段11によ
って出力された信号の電力の偏差が圧縮される値に、そ
の増幅手段11の利得を補正する利得制御手段22Bと
を備えたことを特徴とする可変利得増幅器。
【0107】(付記7) 入力される信号の占有帯域と
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記増幅手段1
1に入力され、もしくはその増幅手段11によって出力
され、かつ前記通過域に分布する信号の電力をその通過
域が区分されてなる複数の帯域毎に求める監視手段21
と、前記監視手段21によって求められた電力の内、と
り得る最大の値が最大である電力の目標値に対するその
総和の偏差が圧縮される値に、前記増幅手段11の利得
を設定する利得制御手段22rとを備えたことを特徴と
する可変利得増幅器。
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記増幅手段1
1に入力され、もしくはその増幅手段11によって出力
され、かつ前記通過域に分布する信号の電力をその通過
域が区分されてなる複数の帯域毎に求める監視手段21
と、前記監視手段21によって求められた電力の内、と
り得る最大の値が最大である電力の目標値に対するその
総和の偏差が圧縮される値に、前記増幅手段11の利得
を設定する利得制御手段22rとを備えたことを特徴と
する可変利得増幅器。
【0108】(付記8) 入力される信号の占有帯域と
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記増幅手段1
1の入力端に与えられ、かつ前記通過域に分布する信号
の電力をその通過域が区分されてなる複数の帯域毎に求
める監視手段21Aと、前記監視手段21Aによって求
められた電力の内、とり得る最大の値が最大である電力
の目標値を求め、その目標値に対する前記増幅手段11
によって出力された信号の電力の偏差が圧縮される値
に、その増幅手段11の利得を補正する利得制御手段2
2Brとを備えたことを特徴とする可変利得増幅器。
なり得る帯域に通過域を有し、その通過域を介して与え
られた信号を増幅する増幅手段11と、前記増幅手段1
1の入力端に与えられ、かつ前記通過域に分布する信号
の電力をその通過域が区分されてなる複数の帯域毎に求
める監視手段21Aと、前記監視手段21Aによって求
められた電力の内、とり得る最大の値が最大である電力
の目標値を求め、その目標値に対する前記増幅手段11
によって出力された信号の電力の偏差が圧縮される値
に、その増幅手段11の利得を補正する利得制御手段2
2Brとを備えたことを特徴とする可変利得増幅器。
【0109】(付記9) 付記5ないし付記8の何れか
1項に記載の可変利得増幅器において、監視手段21、
21Aは、入力される信号の占有帯域となり得る帯域が
区分されてなる複数の部分帯域で個々の通過域が並行し
て可変される複数のフィルタ21F-1〜21F-Pを有
し、これらのフィルタ21F-1〜21F-Pを通過した電
力の集合としてその占有帯域に分布する電力を求めるこ
とを特徴とする可変利得増幅器。
1項に記載の可変利得増幅器において、監視手段21、
21Aは、入力される信号の占有帯域となり得る帯域が
区分されてなる複数の部分帯域で個々の通過域が並行し
て可変される複数のフィルタ21F-1〜21F-Pを有
し、これらのフィルタ21F-1〜21F-Pを通過した電
力の集合としてその占有帯域に分布する電力を求めるこ
とを特徴とする可変利得増幅器。
【0110】(付記10) 付記1ないし付記9の何れ
か1項に記載され、かつ無線伝送路を介して与えられた
受信波が周波数変換されてなる中間周波信号を増幅する
可変利得増幅器24と、前記可変利得増幅器24によっ
て増幅された中間周波信号を伝送路に送出する伝送路イ
ンタフェース手段25とを備えたことを特徴とする中継
装置。
か1項に記載され、かつ無線伝送路を介して与えられた
受信波が周波数変換されてなる中間周波信号を増幅する
可変利得増幅器24と、前記可変利得増幅器24によっ
て増幅された中間周波信号を伝送路に送出する伝送路イ
ンタフェース手段25とを備えたことを特徴とする中継
装置。
【0111】
【発明の効果】上述したように請求項1、2、4に記載
の発明と、請求項4、5に記載の発明に関連する発明と
では、利得の如何にかかわらず総合的な入出力特性、移
相量および周波数特性が一定に保たれ、かつ入力された
信号はその信号に重畳された雑音の多様なレベルや周波
数成分に柔軟に適応して飽和することなく増幅される。
の発明と、請求項4、5に記載の発明に関連する発明と
では、利得の如何にかかわらず総合的な入出力特性、移
相量および周波数特性が一定に保たれ、かつ入力された
信号はその信号に重畳された雑音の多様なレベルや周波
数成分に柔軟に適応して飽和することなく増幅される。
【0112】また、請求項3、5に記載の発明と、請求
項3に記載の発明に関連した発明とでは、入力された信
号に重畳される雑音のレベルの先頭値が既知の情報とし
て与えられる限り、飽和領域に達することが回避される
程度に小さな値に利得が維持され、かつ入出力特性の直
線性が担保される。さらに、請求項1ないし請求項5に
記載の発明に関連した発明では、受信波に干渉波その他
の雑音が重畳され、その雑音のレベルや周波数成分の分
布が多様に変化し得る場合であっても、直線性が安定に
保たれ、かつ伝送品質が高く維持される。
項3に記載の発明に関連した発明とでは、入力された信
号に重畳される雑音のレベルの先頭値が既知の情報とし
て与えられる限り、飽和領域に達することが回避される
程度に小さな値に利得が維持され、かつ入出力特性の直
線性が担保される。さらに、請求項1ないし請求項5に
記載の発明に関連した発明では、受信波に干渉波その他
の雑音が重畳され、その雑音のレベルや周波数成分の分
布が多様に変化し得る場合であっても、直線性が安定に
保たれ、かつ伝送品質が高く維持される。
【0113】請求項4および請求項5に記載の発明に関
連する発明では、応答性が高められ、かつ入力される信
号の占有帯域となり得る帯域の幅が大きい場合であって
も本発明の適用が可能となる。したがって、これらの発
明が適用された伝送系や通信系では、多様なチャネル配
置、ゾーン構成、伝送方式、チャネル制御の方式に対し
て柔軟に適応しつつ、伝送品質および総合的な信頼性が
高く維持される。
連する発明では、応答性が高められ、かつ入力される信
号の占有帯域となり得る帯域の幅が大きい場合であって
も本発明の適用が可能となる。したがって、これらの発
明が適用された伝送系や通信系では、多様なチャネル配
置、ゾーン構成、伝送方式、チャネル制御の方式に対し
て柔軟に適応しつつ、伝送品質および総合的な信頼性が
高く維持される。
【図1】本発明の第一の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第二の原理ブロック図である。
【図3】本発明の第三の原理ブロック図である。
【図4】本発明の第四の原理ブロック図である。
【図5】本発明の第一および第二の実施形態を示す図で
ある。
ある。
【図6】本発明の第一の実施形態の動作フローチャート
である。
である。
【図7】本実施形態の第一の実施形態の動作を説明する
図である。
図である。
【図8】本発明の第一および第二の実施形態に備えられ
たフィルタの通過域を示す図である。
たフィルタの通過域を示す図である。
【図9】本発明の第二の実施形態の動作フローチャート
である。
である。
【図10】本発明の第三の実施形態を示す図である。
【図11】本発明の第三の実施形態の動作フローチャー
トである。
トである。
【図12】本発明の第四の実施形態を示す図である。
【図13】本発明の第四の実施形態の動作フローチャー
トである。
トである。
【図14】本発明の第四の実施形態の他の構成を示す図
である。
である。
【図15】屋外装置の主要部の構成例を示す図である。
【図16】従来例の課題を示す図である。
11 増幅手段 12,12A,21F フィルタ 13,13r,15,15r,22,22r,22B,
22Br 利得制御手段 21,21A,21B 監視手段 24,74 可変利得増幅器 31,52,53,53A,75 ハイブリッド 32,32A,54,54A,73 帯域フィルタ(B
PF) 33,42,51,76,77 増幅器 34,43,78 整流回路 35,44,57 マイクロプロセッサ 36,51,79 差動増幅器 37,55,55A スイッチ 41,61 フィルタ 56 電界強度検出部(RSSI) 71 アンテナ 72 受信部 77 同軸ケーブル
22Br 利得制御手段 21,21A,21B 監視手段 24,74 可変利得増幅器 31,52,53,53A,75 ハイブリッド 32,32A,54,54A,73 帯域フィルタ(B
PF) 33,42,51,76,77 増幅器 34,43,78 整流回路 35,44,57 マイクロプロセッサ 36,51,79 差動増幅器 37,55,55A スイッチ 41,61 フィルタ 56 電界強度検出部(RSSI) 71 アンテナ 72 受信部 77 同軸ケーブル
フロントページの続き (72)発明者 早坂 巧一 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 (72)発明者 鬼柳 広幸 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 Fターム(参考) 5J100 JA01 LA01 LA03 LA10 QA01 SA02 5K061 AA14 CC23 CC52 CD03 CD05 JJ24
Claims (5)
- 【請求項1】 入力される信号の占有帯域となり得る帯
域に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号
を増幅する増幅手段と、 前記通過域に共通の帯域を含み、かつ異なる通過域を個
別に有し、前記増幅手段へ入力される信号およびその増
幅手段から出力される信号の一方を分岐して入力する複
数のフィルタと、 前記複数のフィルタを介して並行して得られた信号の電
力の内、値が最大である電力の目標値に対するその電力
の偏差が圧縮される値にその増幅手段の利得を設定する
利得制御手段とを備えたことを特徴とする可変利得増幅
器。 - 【請求項2】 入力される信号の占有帯域となり得る帯
域に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号
を増幅する増幅手段と、 前記通過域に共通の帯域を含み、かつ異なる通過域を個
別に有する複数のフィルタと、 前記増幅手段の入力端に与えられ、その入力端から前記
複数のフィルタを介して並行して得られた信号の電力の
内、値が最大である電力の目標値を求め、その目標値に
対するこの増幅手段によって出力された信号の電力の偏
差が圧縮される値に、前記増幅手段の利得を補正する利
得制御手段とを備えたことを特徴とする可変利得増幅
器。 - 【請求項3】 入力される信号の占有帯域となり得る帯
域に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号
を増幅する増幅手段と、 前記通過域に共通の帯域を含み、かつ異なる通過域を個
別に有し、前記増幅手段へ入力される信号およびその増
幅手段から出力される信号の一方を分岐して入力する複
数のフィルタと、 前記複数のフィルタを介して並行して得られた信号の電
力の内、とり得る最大の値が最大である電力の目標値に
対するその電力の偏差が圧縮される値にその増幅手段の
利得を設定する利得制御手段とを備えたことを特徴とす
る可変利得増幅器。 - 【請求項4】 入力される信号の占有帯域となり得る帯
域に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号
を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段に入力され、もしくはその増幅手段によっ
て出力され、かつ前記通過域に分布する信号の電力をそ
の通過域が区分されてなる複数の帯域毎に求める監視手
段と、 前記監視手段によって求められた電力の内、規定の閾値
を超える電力の総和の目標値に対するその総和の偏差が
圧縮される値に前記増幅手段の利得を設定する利得制御
手段とを備えたことを特徴とする可変利得増幅器。 - 【請求項5】 入力される信号の占有帯域となり得る帯
域に通過域を有し、その通過域を介して与えられた信号
を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段に入力され、もしくはその増幅手段によっ
て出力され、かつ前記通過域に分布する信号の電力をそ
の通過域が区分されてなる複数の帯域毎に求める監視手
段と、 前記監視手段によって求められた電力の内、とり得る最
大の値が最大である電力の目標値に対するその総和の偏
差が圧縮される値に、前記増幅手段の利得を設定する利
得制御手段とを備えたことを特徴とする可変利得増幅
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000351599A JP2002158553A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 可変利得増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000351599A JP2002158553A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 可変利得増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002158553A true JP2002158553A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18824626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000351599A Withdrawn JP2002158553A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 可変利得増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002158553A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100788637B1 (ko) | 2006-10-02 | 2007-12-26 | (주)에프씨아이 | 이득제어 및 다중대역의 처리가 가능한 수신기 |
JP2009246655A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujitsu Ltd | 非線形歪補償装置及びその周波数特性偏差補償方法 |
WO2010013391A1 (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-04 | 京セラ株式会社 | 無線基地局 |
JP2010239533A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Maspro Denkoh Corp | テレビ放送再送信装置 |
-
2000
- 2000-11-17 JP JP2000351599A patent/JP2002158553A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100788637B1 (ko) | 2006-10-02 | 2007-12-26 | (주)에프씨아이 | 이득제어 및 다중대역의 처리가 가능한 수신기 |
JP2009246655A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujitsu Ltd | 非線形歪補償装置及びその周波数特性偏差補償方法 |
WO2010013391A1 (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-04 | 京セラ株式会社 | 無線基地局 |
JP2010034929A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Kyocera Corp | 無線基地局 |
JP2010239533A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Maspro Denkoh Corp | テレビ放送再送信装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |