JP3254398B2 - 液量測定装置 - Google Patents

液量測定装置

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JP3254398B2 JP1111797A JP1111797A JP3254398B2 JP 3254398 B2 JP3254398 B2 JP 3254398B2 JP 1111797 A JP1111797 A JP 1111797A JP 1111797 A JP1111797 A JP 1111797A JP 3254398 B2 JP3254398 B2 JP 3254398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液量測定装置、特に
光学的に液量を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7−27770号公報には、従来
の液量測定装置が開示されている。この従来装置では、
透明なノズルによって試料の吸引が行われる。この従来
例において、試料吸引前にはノズルに沿って光が透過さ
れ、その際の透過光量を示す第1透過光量特性が取得さ
れる。また、試料吸引後には上記同様にノズルに沿って
光が透過され、その際の透過光量特性を示す第2透過光
量特性が取得される。そして、両特性の差分を演算する
ことによりノズル内における液の高さが演算され、それ
に基づいて液量が演算される。この原理を利用すれば、
吐出量の演算やノズル移動中における液漏れの判定など
を行える。この従来例では、発光器及び受光器からなる
光測定器が1つのみ配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】単位時間当たりの処理
量を向上するためには、液量の測定をできる限り迅速に
行うことが望まれる。しかし、上記従来例では、1つの
み設けられている光測定器に対して、少なくともノズル
先端からノズル基端までの全範囲が通過するまで光測定
を行う必要がある。換言すれば、試料の吐出時及び吸引
時に、常に、光測定器に対してノズルの全範囲が通過す
るように、ノズルのストローク長(上下動範囲)を設定
する必要がある。従って、上記従来装置では、最低限必
要なストローク長を短くできず、このため1つの透過光
量特性を取得するまでの時間を短縮化できなかった。
【0004】ちなみに、単位時間当たりの処理量を上げ
るためには、ノズルの本数を増すことも考えられるが、
その場合、装置の大型化及び装置のコストアップという
問題が生じる。
【0005】なお、光学的な測定手段を具備した分注装
置として、特公平7−104281号公報、特公平8−
20332号公報、特開平7−49351号公報に記載
された装置が挙げられる。しかし、各装置とも以下の本
発明の目的を達成することはできない。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、最低限必要なストローク長を
より引き下げることが可能で、これによってノズル昇降
時間を短縮することが可能な液量測定装置を提供するこ
とにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、装置を大型化
することなく、その処理量の向上を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、試料の吸引及び吐出を行うノズルと、前
記ノズルを昇降させるノズル昇降機構と、前記上下方向
に沿って配列され、前記ノズルの昇降に伴って光測定を
行うことにより、ノズル長手方向に沿った全測定範囲中
の各担当測定範囲の透過光量特性を部分特性として取得
する複数の光測定器と、前記各光測定部によって取得さ
れた部分特性を連結し、ノズル全体に渡る透過光量特性
を形成する特性連結手段と、前記ノズル全体に渡る透過
光量特性に基づいて液量を演算する演算手段と、を含む
ことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、ノズルの昇降経路に沿
って少なくとも2つの光測定器が設けられ、ノズルの昇
降に伴ってそれらにより取得された部分特性がデータ処
理によって連結され、その連結により生成された透過光
量特性に基づいて液量が演算される。よって、複数の光
測定器が各区間でそれぞれ分担して透過光量特性を取得
するので、最低限必要なストローク長を従来よりも短く
できる。よって、ノズル昇降量を少なくして処理効率を
上げることができる。なお、複数のノズルが設けられて
いる装置においては、各ノズルごとに複数の光測定器を
配置するのが望ましい。また、ノズルが交換されるタイ
プの装置においては、ノズルの種類に応じてストローク
長を可変してもよく、またノズルの種類に応じて光測定
器の配列を可変できるように構成してもよい。
【0010】本発明の好適な態様では、前記各光測定器
はノズル昇降経路の両側に配置された発光器及び受光器
で構成されることを特徴とする。
【0011】本発明の好適な態様では、前記複数の光測
定器のうちの最上段の光測定器は、試料容器内における
液面上限位置へノズル先端を合わせた時に、そのノズル
先端から前記全測定範囲の上端まで上がった位置又はそ
れよりも所定量だけ高い位置に決められ、前記複数の光
測定器のうちの最下段の光測定器は、試料容器内におけ
る液面上限位置へノズル先端を合わせた時に、そのノズ
ル先端から当該光測定器が担当する測定範囲の上端まで
上がった位置又はそれよりも前記所定量だけ高い位置に
位置決めされたことを特徴とする。
【0012】本発明の好適な態様では、前記各光測定器
が担当する測定範囲の端部が互いにオーバーラップする
ことを特徴とする。このオーバーラップによって連結時
のデータ欠落を防止でき、また例えば各光測定器間の出
力特性の一致確認を行うことができる。なお、各光測定
器間の出力特性の微妙な相違に起因して、オーバーラッ
プ部分において各特性が若干相違するような場合、それ
らのいずれか一方を代表して利用することやそれらの平
均値を利用することができる。
【0013】本発明の好適な態様では、前記各光検出器
間の感度を調整する感度調整手段を有することを特徴と
する。ここで、前記感度調整手段は、少なくとも1つの
特定部位に対して各光測定器によって取得された透過光
量の差異に基づいて感度調整を実行する。このような感
度調整を実行すれば、ノズル内における試料の液面高さ
の判定に当たって、誤判定を防止して高精度の判定を行
える。
【0014】本発明の好適な態様では、前記感度調整手
段は、前記各光測定器によって所定部材による遮光時の
透過光量と非遮光時の透過光量とを取得させ、それらの
透過光量に基づいて感度調整を実行することを特徴とす
る。このように複数の条件の下で、感度の調整を図れば
感度調整をより厳密に行うことができる。
【0015】本発明の好適な態様では、前記ノズルはノ
ズル基部とそれに装着されるノズルチップとで構成さ
れ、前記所定部材は前記ノズル基部であることを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0017】図1には、本発明に係る液量測定装置が組
み込まれた分注装置の全体構成がブロック図で示されて
いる。
【0018】図1において、試料の吸引及び吐出を行う
ノズル8は、この実施形態においてノズル基部12とノ
ズルチップ10とで構成される。ノズル基部12は金属
などの不透明性をもった材料で構成され、ノズルチップ
10は例えば透明性をもった樹脂材料で構成される。こ
のようにノズルチップ10をノズル基部12に対して着
脱自在にすることによってノズルチップ10をディスポ
ーザブル型として使用することが可能となる。
【0019】ノズル8にはエアホース16を介して分注
ポンプ14が接続されている。また、ノズル8は駆動機
構18によって上下方向に駆動される。駆動機構18に
よってノズル8をそれ以外の方向すなわち水平方向に移
動させることもできる。
【0020】ノズル8の長手方向に沿って複数の光測定
ユニット20,22が配置されている。具体的には、こ
の実施形態において2つの光測定ユニットが設けられて
おり、ノズル8の上段には第1の光測定ユニット20が
設けられ、ノズル8の下段には第2の光測定ユニット2
2が設けられている。これらの光測定ユニット20,2
2の位置は、ノズル8の上下動に対して不変である。た
だし、駆動機構18によってノズル8と一体的にこれら
の光測定ユニット20,22を水平方向に移動させるこ
とができる。
【0021】各光測定ユニット20,22について詳述
する。各光測定ユニット20,22は発光器24,28
及び受光器26,30で構成される。それらの発光器及
び受光器はノズル8の両側、具体的にはノズル8の昇降
経路の両側に互いに対向配置されている。これによって
発光器24から放たれた光は受光器26で受光され、こ
れと同様に、発光器28によって放たれた光は受光器3
0によって受光される。この実施形態においては2つの
光測定ユニット20,22が設けられているが、もちろ
んそれ以上の光測定ユニットを設けてもよい。ちなみ
に、それらの光測定ユニット20,22は近赤外光によ
って光測定を行うものである。各光測定ユニット20,
22の配置高さについては後に説明する。
【0022】図1に示すような分注装置において、試料
容器6内に収容された試料7の分注を行う場合には、ま
ず駆動機構18によってノズル8が上方から下方へに引
き下ろされ、ノズルチップ10内に所定量の試料7が吸
引された後、駆動機構18によってそのノズル8が上方
に引き上げられる。そして他の1又は複数の容器に試料
7が小分けされる。
【0023】そのようなノズルの昇降の際に複数の光測
定ユニット20,22によって光測定が行われる。従来
においては一対の発光器及び受光器によってノズル8の
長手方向に沿った透過光量特性が取得されていたが、こ
の実施形態においては複数の光測定ユニット20,22
によってそれぞれ部分的に透過光量特性が測定されてい
る。ちなみに、このような透過光量特性の取得は、ノズ
ルの下降時及びノズルの上昇時の少なくとも一方におい
て行われ、例えば吸引量あるいは吐出量の演算を行う場
合にはそれらの両者において透過光量特性が取得され
る。
【0024】第1の光測定ユニット20によって取得さ
れた部分特性は第1の部分特性メモリ32に一旦格納さ
れる。これと同様に、第2の光測定ユニット22によっ
て取得された部分特性は第2の部分特性メモリ34に一
旦格納される。ちなみに、駆動機構18にはノズル8の
上下方向の位置を検出するセンサが設けられており、各
メモリ32,34の格納に当たってはその上下方向の座
標(Z座標)に対応付けながら受光データの格納が行わ
れる。
【0025】特性連結部36は、これらのメモリ32,
34に格納された部分特性を連結して特性取得範囲の全
体に渡る透過光量特性を形成するものである。すなわ
ち、従来においてはそのような透過光量特性が単一の光
測定ユニットによって取得されていたが、本実施形態で
はノズルの長手方向に沿って配列された複数の光測定ユ
ニットにおいて取得されたそれぞれの部分特性を連結す
ることによって最終的にノズル全体に渡る透過特性が得
られている。これについて後に詳述するが、このような
構成によれば最低限必要なノズル8のストローク長を短
くできるという利点がある。このように形成された透過
光量特性は演算部38に送られ、必要に応じて記憶部4
0に記憶される。
【0026】演算部38では、例えば試料吸引前後の2
つの透過光量特性を互いに比較することによって試料の
吸引量の演算を行う。また、演算部38は試料の吐出前
後における2つの透過光量特性を比較することによって
試料の吐出量を演算する。これ以外にも、そのような透
過光量特性を利用してノズル移動中における試料の液だ
れの有無やその液だれ量の演算などを行うこともでき
る。表示器42においては演算部38によって演算され
た演算結果が表示される。なお、部分特性の連結やそれ
に基づく液量の演算は実際の装置においては例えばマイ
クロコンピュータによって行われている。
【0027】図2には、部分特性の取得とそれらの連結
とが説明図として示されている。(A)には第1の光測
定ユニット20よって取得された第1の部分特性210
が示されている。(B)には第2の光測定ユニット22
によって取得された第2の部分特性212が示されてい
る。また、(C)にはそれらの部分特性210及び21
2を連結して得られる連結特性(ノズル全体に渡る透過
光量特性)214が示されている。
【0028】第1の部分特性210はノズルチップ10
の上半分に対応した測定範囲200において取得される
ものである。また、第2の部分特性212はノズルチッ
プ10の下側の測定範囲202において取得されるもの
である。これらの範囲200,202は実際にはノズル
チップ10の上側及び下側を超えて取得されるが、図2
においては発明説明のためノズルチップ10の両端を基
準としてそれぞれの範囲が示されている。これらの範囲
200,202はそれらの一方端が互いにオーバーラッ
プしており、すなわちオーバーラップ領域206が形成
されている。すなわち全測定範囲204は範囲200及
び範囲202で構成されるが、そのうちオーバーラップ
領域206の部分において各特性が互いに重複してい
る。このようなオーバーラップによってたとえば2つの
光測定ユニット間における出力特性の一致の確認やある
いは何らかの理由によるデータ欠落による不連続の防止
を図ることができる。もちろんこのようなオーバーラッ
プ領域206を設けることなくそれぞれの部分特性の範
囲を設定してもよい。
【0029】図3には従来装置と本実施形態の装置との
間におけるストローク長の対比結果が示されている。
(A1)〜(A3)は従来装置におけるノズル8の運動
を示しており、(B1)〜(B3)は本実施形態の装置
におけるノズル8の運動を示している。図3において符
号252は試料容器内における試料の液面の上限位置を
示しており、符号254は試料容器内における試料の液
面の下限位置すなわち試料容器の底の高さを示してい
る。ノズル8のストローク長を設定する場合、それらの
試料液面の特に上限が考慮される必要がある。
【0030】従来装置において、ノズルチップ10の全
体を測定範囲とする場合、光測定ユニット19は例えば
図示のように配置される。すなわち液面の上限252か
らノズルチップ10の長さだけ高い位置に光測定ユニッ
ト19が配置される。このような場合、最低限必要なノ
ズル8のストローク長が図3において符号250で示さ
れている。
【0031】一方、本実施形態の装置において、ノズル
チップ10の全体を測定範囲とする場合、それぞれの光
測定ユニット20,22は例えば図示のように位置決め
される。すなわち、第1の光測定ユニット20は液面上
限位置252からノズルチップ10の長さだけ上がった
位置に位置決めされ、第2の光測定ユニット22は図2
に示した第2の光測定ユニット22が担当する光測定範
囲202だけ上限位置252から上がった位置に位置決
めされる。それが符号256で示され、また本実施形態
における最低限のストローク長が符号253で示されて
いる。
【0032】従来の最低限のストローク長250及び本
実施形態の装置における最低限のストローク長253の
対比から明らかなように、本実施形態によれば最低限必
要なストローク長を従来よりも大幅に短縮できることが
理解される。すなわち、複数の光測定ユニットによって
測定範囲が分割され、それぞれの光測定ユニットによっ
て各部分が測定範囲とされているため、上述のようにス
トローク長を短くできる。
【0033】もちろん、図3に示した例では試料液面の
上限位置252を基準としたがそれより所定量高い位置
を基準にしてもよい。
【0034】以上のように、上記実施形態によれば複数
の光測定ユニット20,22によって部分特性を取得
し、結果としてノズル全体に渡る透過光量特性を形成で
きるので、必要なストローク長を短くして迅速な分注を
行うことができ、単位時間当たりの分注量などを向上で
きる利点がある。
【0035】以上の実施形態において、仮に各光測定ユ
ニットの出力特性が相違していると、それらの光測定ユ
ニットにより取得される部分特性の連結時に不具合が生
じるおそれがある。そこで、各光測定ユニットの感度調
整について以下に説明する。
【0036】図4には、各光測定ユニットの出力特性の
例が示されている。図4に示すグラフの横軸は透過光量
であり、その縦軸は出力電圧である。図4に示す符号3
00は第1光測定ユニット20の出力特性であり、符号
302は第2の光測定ユニット22の出力特性である。
このように2つの光測定ユニット間において出力特性が
異なると、例えばある透過光量xに対して得られる出力
電圧はそれぞれのユニットにおいてVα及びVβとな
り、互いに相違してしまう。このような出力特性の相違
を解消するため、本実施形態では図5に示すようにノズ
ルチップ10を装着させないでノズル基部12のみを昇
降させることが行われている。
【0037】図6には、そのようなノズル基部12を昇
降させた時の透過光量特性が示されている。図6(A)
は第1の光測定ユニット20によって取得された透過光
量特性であり、図6(B)は第2の光測定ユニット22
によって取得された透過光量特性である。そして、これ
らの透過光量特性における1又は複数の同一部位につい
ての出力電圧を互いに比較することによって図4に示し
た出力特性の相違が補正される。具体的には、まず図5
に示したノズル基部12によって遮光される部分の出力
電圧VA1及びVB1と遮光されない部分の電圧VA2及びV
B2とが読み取られ、以下の補正式に代入することによっ
て補正が行われる。
【0038】
【数1】 上記の補正式は、第1の光測定ユニットの出力を基準と
して第2の光測定ユニットの出力を補正する演算式であ
る。このような補正式を利用して部分特性の連結を行え
ば、その連結時に生ずる不連続や液面位置の誤判定を防
止できる。
【0039】図7には、上述した各測定ユニット間にお
ける感度調整の各工程がフローチャートとして示されて
いる。
【0040】例えば、この感度補正は装置立ち上げ時な
どにおいて定期的にあるいは測定ごとに行われる。S1
01では、ノズル基部12に対してノズルチップ10を
装着させない状態においてノズル基部12が昇降され、
その際に各光測定ユニットによって透過光量特性が取り
込まれる。これはメモリに記憶される。S102では、
各特性においてノズル基部の先端すなわちノズルチップ
をフィッティングさせるフィッティング端部の先端12
A(図5参照)が特定され、それを基準として特定の遮
光部分の位置及び特定の非遮光部分の位置が特定され
る。S103ではそれぞれの光測定ユニットについての
遮光部分のデータVA1及びVB1が読み取られる。これと
同様にS104では、それぞれの光測定ユニットについ
て非遮光部分のデータVA2及びVB2が読み取られる。そ
してS105では、上記のS103及びS104によっ
て読み取られた各データが上述した補正式に代入され
る。このように各パラメータに数値が代入された補正式
を利用して後の液量測定時に各光測定ユニットの感度調
整が図られる。
【0041】上記の実施形態では、遮光部分及び非遮光
部分のデータが1ポイントのみ取得されていたが、もち
ろん複数ポイントずつ読みとりを行ってそれらの平均値
を補正式に代入してもよい。また上記実施形態では遮光
部分及び非遮光部分のデータの読み取りが行われていた
が少なくともいずれか一方のデータの読み取りを行えば
何らかの形で感度調整を図ることができる。しかしなが
ら上記の実施形態によれば透過光量の面で両極端の2つ
のポイントについてデータの読み取りを行うので、より
感度補正を忠実に行えるという利点がある。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ストローク長の下限をより引き下げることが可能であ
り、これによってノズル昇降時間を短縮することができ
る。また、本発明によれば装置を大型化することなくそ
の処理量を向上できるという利点がある。また、本発明
によれば複数の光測定ユニット間において感度調整を図
り、液量演算精度を向上できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液量測定装置が組み込まれた分
注装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 部分特性の連結を示す説明図である。
【図3】 従来装置と本実施形態の装置との間における
ストローク長の違いを表す説明図である。
【図4】 各光測定ユニットの出力特性を示す図であ
る。
【図5】 ノズル基部の昇降を示す説明図である。
【図6】 ノズル基部の昇降を行った場合における各光
測定ユニットの出力特性を示す図である。
【図7】 各光測定ユニットの感度調整を行うための各
工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8 ノズル、10 ノズルチップ、12 ノズル基部、
14 分注ポンプ、18 駆動機構、20 第1の光測
定ユニット、22 第2の光測定ユニット、32 第1
の部分特性メモリ、34 第2の部分特性メモリ、36
特性連結部、38 演算部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−168165(JP,A) 特開 平6−221895(JP,A) 特開 平9−288112(JP,A) 特開 昭54−55495(JP,A) 実開 昭62−51256(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 - 35/10 G01F 23/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の吸引及び吐出を行うノズルと、 前記ノズルを昇降させるノズル昇降機構と、 ノズル長手方向に沿って配列され、前記ノズルの昇降に
    伴って光測定を行うことにより、ノズル長手方向に沿っ
    た全測定範囲中の各担当測定範囲の透過光量特性を部分
    特性として取得する複数の光測定器と、 前記各光測定部によって取得された部分特性を連結し、
    ノズル全体に渡る透過光量特性を形成する特性連結手段
    と、 前記ノズル全体に渡る透過光量特性に基づいて液量を演
    算する演算手段と、 を含むことを特徴とする液量測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記各光測定器は、ノズル昇降経路の両側に配置された
    発光器及び受光器で構成されることを特徴とする液量測
    定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記複数の光測定器のうちの最上段の光測定器は、試料
    容器内における液面上限位置へノズル先端を合わせた時
    に、そのノズル先端から前記全測定範囲の上端まで上が
    った位置又はそれよりも所定量だけ高い位置に位置決め
    され、 前記複数の光測定器のうちの最下段の光測定器は、試料
    容器内における液面上限位置へノズル先端を合わせた時
    に、そのノズル先端から当該光測定器が担当する測定範
    囲の上端まで上がった位置又はそれよりも前記所定量だ
    け高い位置に位置決めされたことを特徴とする液量測定
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記各光測定器が担当する測定範囲の端部が互いにオー
    バーラップすることを特徴とする液量測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、 前記各光検出器間の感度を調整する感度調整手段を有す
    ることを特徴とする液量測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、 前記感度調整手段は、少なくとも1つの特定部位に対し
    て各光測定器によって取得された透過光量の差異に基づ
    いて感度調整を実行することを特徴とする液量測定装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の装置において、 前記感度調整手段は、前記各光測定器によって所定部材
    による遮光時の透過光量と非遮光時の透過光量とを取得
    させ、それらの透過光量に基づいて感度調整を実行する
    ことを特徴とする液量測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、 前記ノズルはノズル基部とそれに装着されるノズルチッ
    プとで構成され、 前記所定部材は前記ノズル基部であることを特徴とする
    液量測定装置。
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