JP3366688B2 - 試験管自動外径測定方法 - Google Patents

試験管自動外径測定方法

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JP3366688B2 JP13420893A JP13420893A JP3366688B2 JP 3366688 B2 JP3366688 B2 JP 3366688B2 JP 13420893 A JP13420893 A JP 13420893A JP 13420893 A JP13420893 A JP 13420893A JP 3366688 B2 JP3366688 B2 JP 3366688B2
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正登 武藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、試験管自動外測定方
法、特に分注装置において光学方式により試験管の外径
を測定する試験管自動外測定方法に関する。 【0002】 【従来の技術】分注装置において、試料の入った試験管
等からノズルチップによってその試験管内の液体試料を
吸引する場合、通常試料の液面の下降速度に応じてノズ
ルチップを下降させている。これにより、ノズルチップ
の外壁に必要以上の試料が付着することなく精度よく分
注することができる。 【0003】ここで、ノズルチップを液面に追従させて
下降させ、かつ一定量の吸引を行う場合、試験管の内径
によってノズルチップの下降速度は著しく異なる。すな
わち、内径が細い試験管の場合には、高速でノズルチッ
プを下降させなければならない。 【0004】そこで、従来は、予め試験管の内径の同じ
ものを揃えて1つの試験管立てに起立保持させ、分注装
置にその試験管の内径を動作条件の1つとして入力して
いた。そして、従来の分注装置は、この入力された内径
と所定の吸引量とからノズルチップの下降速度を求めて
いた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように予め試験管の内径を揃えて1つの試験管立てに起
立保持させることは極めて困難であった。例えば、試験
センターにおいて検査を行う場合、通常複数の医師より
検査依頼の試験管が入手される。従って、1つの検査項
目について内径の異なる試験管が複数個存在する。この
ため、1つの試験管立てに同一内径の試験管を集めるこ
とは困難であり、また同一内径を有する試験管毎に検査
するとすれば、1つの検査項目に対して複数の試験管立
てが必要となり分注作業が著しく煩雑となるという問題
があった。 【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、異なる内径を有する試験管が
同一試験管立てに起立保持されていても、各々の試験管
の内径に応じて最適下降速度でノズルチップを下降させ
るための試験管自動外測定方法を提供することであ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る試験管自動外測定方法は、発光部か
ら発生した近赤外光をビーム状とし、この近赤外光に交
差させながら、外径の異なる複数の試験管を搬送る搬
送工程と、前記搬送工程により搬送される試験管を透
過した近赤外光の光量を測定する透過光量測定工程と、
常時一定のパルス幅を有するパルス信号が出力され、前
記透過光量測定工程により検出された試験管の外径の両
端に相当する外壁の一端から他端までの間に出力された
パルス数とパルス幅から試験管の外径を算出する外径算
出工程と、前記算出された試験管の外径と予め入力され
た試験管の肉厚とから各試験管の内径を求める工程と、
前記各試験管内にノズルを挿入し、前記ノズルにより前
記各試験管内の液体試料を吸引するためにノズルを下降
制御する工程であって、前記求められた内径に基づき各
試験管内の液面の下降に対するノズルの追従下降速度を
求め、前記ノズルの追従下降速度を基に前記ノズルを下
降制御する分注制御工程と、を有することを特徴とす
る。 【0008】 【作用】以上のように構成された本発明の試験管自動外
測定方法は、搬送される試験管を透過した近赤外光の
光量を測定し、一方常時一定のパルス幅を有するパルス
信号を出力して、透過光量測定時に検出された試験管の
外径の両端に相当する外壁の一端から他端までの間に出
力されたパルス数とパルス幅から試験管の外径を算出す
る。このため、試験管を近赤外光のビームと交差させる
ことにより試験管の外径を算出することができる。そし
て、求められた試験管の内径を基にして、各試験管内の
液面に対するノズル追従下降速度を求め、ノズルの下降
制御を行うため、最適な分注動作を行うことができる。 【0009】 【実施例】以下に、本発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。 【0010】図1には、本発明に係る試験管外径測定方
法の概要を説明する概念図が示されている。 【0011】試験管10は、複数個試験管立て18に起
立保持され、白抜き矢印方向に搬送される。そして、近
赤外光を照射する発光部14と照射された近赤外光のう
ち物体を透過した光を受光する受光部16から成る光学
センサ12は、試験管立ての搬送経路を横切るように設
けられている。従って、発光部14から照射されたビー
ム状の近赤外光は、搬送される試験管10と交差するよ
うに照射され、この照射された光のうち試験管10を透
過した光が受光部16に受光される。このため、ビーム
に対して試験管10を徐々に搬送することによって、試
験管の外径の両端に相当する外壁の2点の位置を光学的
に把握することができる。 【0012】一方、ロータリーエンコーダ20は、一定
のパルス幅でパルス信号を出力しているので、試験管立
ての搬送速度を搬送量に変換することができる。 【0013】従って、試験管の外径の一端から他端まで
の搬送時間と、ロータリーエンコーダ20により算出さ
れた搬送量とを掛け合わせることによって、試験管の外
径を求めることができる。 【0014】以上のことから、算出された外径と予め入
力された試験管10の肉厚とから内径が求められる。そ
して、求められた試験管10の内径を基にして、予め分
注装置内に記憶されたノズル下降速度データテーブルか
ら最適ノズル下降速度を求め、分注制御回路によりリア
ルタイムでデータを供給して最適分注動作を行うことが
できる。 【0015】なお、本実施例の場合、ロータリーエンコ
ーダを用いたが、これに限るものではなく、搬送速度を
搬送量に変換させるものであればよい。また、搬送速度
が一定な場合には、ロータリーエンコーダ等を用いる必
要はない。 【0016】次に、本発明に係る試験管外径測定方法の
詳細について述べる。 【0017】図2には、本発明に係る試験管外径測定方
法を適用した回路のブロック図が示されている。図3に
は、試験管に対して光学センサから出力された信号とロ
ータリーエンコーダから出力されたパルス信号のタイミ
ングチャートが示されている。また、図4には、図2に
おける加算器より試験管の外径に対応して出力された信
号のタイミングチャートが示されている。 【0018】図2において、測定される試験管10は搬
送経路上を移動し、光学センサ12の前を通過し始める
と、光学センサ12からON信号が出力される。そし
て、通過中はON信号を出力し続け、試験管10が通過
し終えると、その時点で初めて光学センサ12はOFF
信号を出力する。この信号は、増幅器22によって増幅
される。そのときの信号は、図3の上段に示すような波
形となる。 【0019】一方、試験管10を起立保持する試験管立
て18を搬送する機構に取り付けられているロータリー
エンコーダ20は、搬送機能が動作している間、図3の
下段に示すような一定の間隔でパルス信号を発生してい
る。このときパルス信号は予め1パルス当たりの搬送間
隔が決められている。 【0020】そこで、加算器24に、増幅器22から出
力された信号とロータリーエンコーダ20から出力され
た信号とを入力することによって、図4に示されるよう
な加算信号を得ることができる。 【0021】従って、この加算された信号を基に、外径
演算回路26は、光学センサ12のON信号入力中にロ
ータリーエンコーダ20から出力されたパルス信号をカ
ウントし、その試験管10の外径を求める。 【0022】すなわち、図4に示すように、外径の異な
る試験管10a、10b、10cが同一試験管立て18
に起立保持され搬送された場合、例えばロータリーエン
コーダ20から出力される1パルスが1mmとすると、
試験管10aの外径は6mm、試験管10bの外径は4
mm、試験管10cの外径は10mmと測定される。 【0023】先に述べたように、試験管10の通過中は
通常増幅器22から出力される信号はON信号である。
しかしながら、ガラス又は透明プラスチック等から成る
試験管であって球面を有するものは、その直径付近で光
の反射が著しく減少し、光の透過性が向上する。従っ
て、図5に示すように、光学センサ12によって検出さ
れ増幅器22より出力された信号は、一旦ON信号から
直径付近でOFF信号に変化し、直径付近を通過し終え
ると再度ON信号に変化する。この現象をレンズ効果と
いう。以下に、レンズ効果発生時の外径測定について説
明する。 【0024】図5には、試験管の透過光のレンズ効果を
説明する図が示されている。 【0025】上述した方法で、外径を測定してしまう
と、図5に示すような場合には、1本の試験管を2本の
試験管と誤認し、半分の外径と測定しまうおそれがあ
る。一方、試験管は通常内径8〜16mmのものが用い
られる。 【0026】そこで、最小内径(例えば8mm)に一般
的な試験管の肉厚(例えば0.5mmの2倍)を付加し
た最小外径(例えば9mm)を外径演算回路26に予め
入力しておけば、最大内径(例えば、16mm)の試験
管の測定においてレンズ効果が発生したとしても誤測定
を防止することができる。 【0027】以上、述べた試験管外径測定方法は、分注
装置に限るものではなく、一般の化学分析等の装置にも
用いることができる。 【0028】 【発明の効果】以上のように本発明の試験管自動外径測
定方法は、搬送される試験管を通過した近赤外光の光量
を測定し、一方常時一定のパルス幅を有するパルス信号
を出力して、透過光量測定時に検出された試験管の外径
の両端に相当するの外壁の一端から他端までの間に出力
されたパルス数とパルス幅から試験管の外径を算出す
る。このため、試験管を近赤外光のビームと交差させる
ことにより試験管の外径を算出することができる。 【0029】この算出された外径と予め入力されている
試験管の肉厚とから内径を求めることができる。従っ
て、試験管立てに内径の異なる試験管が複数個起立保持
されいても、各々の内径に応じて最適下降速度でノズル
チップを下降させることができる。これにより、分注精
度の劣化を防止できる。 【0030】また、ロータリーエンコーダを用いたこと
により、試験管の搬送速度に依存することなく安定した
外径測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る試験管外径測定方法の概要を説明
する概念図である。 【図2】本発明に係る試験管外径測定方法を適用した回
路のブロック図である。 【図3】試験管に対して光学センサから出力された信号
とロータリーエンコーダから出力された信号のタイミン
グチャートである。 【図4】図2における加算器より試験管の外径に対応し
て出力された信号のタイミングチャートである。 【図5】試験管の透過光のレンズ効果を説明する図であ
る。 【符号の説明】 10 試験管 12 光学センサ 14 発光部 16 受光部 18 試験管立て 20 ロータリーエンコーダ 22 増幅器 24 加算器 26 外径演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 G01N 35/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 発光部から発生した近赤外光をビーム状
    とし、この近赤外光に交差させながら、外径の異なる複
    数の試験管を搬送る搬送工程と、 前記搬送工程により搬送される試験管を透過した近赤
    外光の光量を測定する透過光量測定工程と、 常時一定のパルス幅を有するパルス信号が出力され、前
    記透過光量測定工程により検出された試験管の外径の両
    端に相当する外壁の一端から他端までの間に出力された
    パルス数とパルス幅から試験管の外径を算出する外径算
    出工程と、前記算出された試験管の外径と予め入力された試験管の
    肉厚とから各試験管の内径を求める工程と、 前記各試験管内にノズルを挿入し、前記ノズルにより前
    記各試験管内の液体試料を吸引するためにノズルを下降
    制御する工程であって、前記求められた内径に基づき各
    試験管内の液面の下降に対するノズルの追従下降速度を
    求め、前記ノズルの追従下降速度を基に前記ノズルを下
    降制御する分注制御工程と 、 を有することを特徴とする試験管自動外測定方法。
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