JP3253997B2 - 河川等の流水浄化装置 - Google Patents

河川等の流水浄化装置

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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川等に設置される河
川等の流水浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の親子式水門扉を図3により説明す
ると、2が開閉(昇降)可能な親ゲート扉体、5がピ
ア、6が開閉駆動装置、7がワイヤロープ、16が上記
親ゲート扉体2を貫通した小口径放流管、17が同小容
量放流管16に設けた調整バルブで、開閉駆動装置6を
駆動して、ワイヤロープ7を繰り出すか、巻き上げ、親
ゲート扉体2を昇降させて、水路を開閉する。また水路
の閉鎖時には、親ゲート扉体2上流側の流水を小口径放
出管16を経て親ゲート扉体2の下流側へ流す一方、調
整バルブ17を操作して、小口径放流管16内を流れる
水流量を調整するようになっている。
【0003】この親子式水門扉が設置される河川等の水
質は、昭和45年に水質汚濁法が制定され、その結果、
工場排水の浄化が急速に進み、多くの河川では、水質が
浄化されて、所謂ドブ川のような河川が殆ど無くなっ
た。また最近は、河川や湖沼での親水活動が活発にな
り、水辺が憩いの場として使用されるようになるにつれ
て、景観や魚、水鳥等の生物の生存といった新たな観点
からの浄化が求められるようになり、ダム・河川の浄化
は、単なる公害防止から次の段階に入ってきている。
【0004】このため、建設省や地方自治体では、管轄
下のダム・河川の浄化を積極的に進めており、多くの企
業や研究機関では、浄化方法や浄化装置の研究、開発を
盛んに行っている。従来の流水浄化装置を図4に例示す
ると、12が河川、14が同河川12内に設置した可動
堰、15が河川敷、11が同河川敷15に設置した浄化
装置(礫(川原にある丸い石)やそれに準じる浄化物質
を収納した浄化装置)、13が可動堰14を迂回して河
川12と浄化装置11とを連絡するバイパス水路であ
る。
【0005】上記図4に示す従来の河川等の流水浄化装
置では、河川12を流れる流水の一部を可動堰14上流
側のバイパス水路13から河川敷15に設置した浄化装
置11へ導入し、ここで礫間接触により浄化させた後、
可動堰14下流側のバイパス水路13から河川12へ戻
すようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図3に示す従来の
親子式水門扉は、親ゲート扉体2上流側の流水を小口径
放出管16を経て親ゲート扉体2の下流側へ流すだけの
ものであり、水質浄化に寄与していない。また前記図4
に示す従来の河川等の流水浄化装置は、河川敷15に浄
化装置11やバイパス水路13を設置できる広いスペー
スがないと、利用できない。また浄化装置11の外に、
可動堰14やバイパス水路13等の付帯設備を必要とし
て、設備費を嵩ませるという問題があった。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、河川敷に浄化装置やバイ
パス水路を設置できる広くスペースがなくても利用で
き、また、浄化装置本体の外に可動堰やバイパス水路等
の付帯設備を必要としなくて設備費を低減でき、しか
も、洪水発生時等に大量の水を放出できる、河川等の流
水浄化装置を提供しようとする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の河川等の流水浄化装置は、河川等の流水
路を閉鎖する下降位置と前記流水路を開く上昇位置との
間を昇降可能に設置された扉体の内部を中空にして浄化
装置本体を形成し、同浄化装置本体内に河川等の流水の
水質を浄化させる浄化物質を充填し、同浄化装置本体に
流水導入口と流水排水口とを設けたことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】本発明の河川等の流水浄化装置によれば、昇降
可能な扉体の内部を中空にして流水導入口及び排水導入
口を設けた浄化装置本体を形成し、同浄化装置本体内に
浄化物質を充填して河川等の流水路に設置したので、水
路を流れる流水を浄化するときには、浄化装置本体を下
降位置まで下降させて流水路を閉鎖し、流水を流水導入
口から浄化装置本体内へ導入し、ここで浄化装置本体内
に充填された浄化物質に流水を接触させて浄化し、浄化
後の流水を流水排出口から水路へ戻すことが可能にな
る。また、洪水等が発生して流水浄化装置上流側の水を
大量に放出する必要が生じたときには、浄化装置本体を
上昇位置まで上昇させ(水路中から撤去させ)て水路を
開き、流水をそのまま流下させることが可能になる。
【0010】
【実施例】(第1実施例) 次に、本発明の河川等の流水浄化装置を図1に示す第1
実施例により説明すると、1が浄化物質(河原にある礫
(丸い石)や炭、母材に微生物を付着させたもの)、2
昇降可能な扉体の内部を中空構造にした箱状の中空浄
化装置本体で、浄化物質1は、クレーン等で持ち出せる
程度の量を入れる籠単位で同浄化装置本体2内に充填す
る。
【0011】3が同浄化装置本体2の流水流れ方向上流
側に設けた流水導入口、4が同浄化装置本体2の流水流
れ方向下流側に設けた流水排出口、5が左右のピア、6
が同各ピア5の頂部上に設置した開閉駆動装置、7が同
開閉駆動装置6のワイヤロープ(またはスピンドル)
で、同ワイヤロープ7の下端部が上記浄化装置本体2に
取付けられている。
【0012】8が上記浄化装置本体2の左右両側部に取
付けたガイドローラ、9が上記各ピア5の内側面に設け
たガイド溝で、上記ガイドローラ8が同ガイド溝9に転
動可能に嵌挿されている。次に前記図1に示す河川等の
流水浄化装置の作用を具体的に説明する。開閉駆動装置
6を駆動して、ワイヤロープ7を繰り出すか、巻き上
げ、浄化装置本体2を昇降させて、水路を開閉する。
なわち、昇降可能な扉体である浄化装置本体2は、河川
等の流水路を閉鎖する下降位置と、流水路を開く上昇位
置との間を、開閉駆動装置6によって昇降可能に構成さ
れている。
【0013】水路を流れる流水を浄化するときには、浄
化装置本体2を下降位置まで下降させることによって扉
体が水路を閉鎖するので、流水は開口部の流水導入口3
から浄化装置本体2内へ導入される。この流水は、浄化
装置本体2内で浄化物質1に接触して浄化された後、流
水排出口4から水路へ戻される。また洪水等が発生し
て、流水浄化装置上流側の水を大量に放出する必要が生
じたときには、浄化装置本体2を上昇位置まで上昇させ
(水路中から撤去させ)(図1(b)の1’参照)、
体が閉鎖する水路を開いて、流水をそのまま流下させ
る。
【0014】(第2実施例) 次に本発明の河川等の流水浄化装置を親子式水門扉に適
用した図2に示す第2実施例により説明すると、1が浄
化物質、2が昇降可能な扉体の内部を中空にした箱状の
中空浄化装置本体(図3に示す親子式水門扉の親ゲート
扉体2を中空にした浄化装置本体)で、上記浄化物質1
が同浄化装置本体2内の中空部に充填さ れている。
【0015】3’が同浄化装置本体2の流水流れ方向上
流側に設けた小口径の流水導入口、4’が同浄化装置本
体2の流水流れ方向下流側に設けた小口径の流水排出
口、4’aが同小口径の流水排出口4’に設けた調整バ
ルブである。5が左右のピア、6が同各ピア5の頂部上
に設置した開閉駆動装置、7が同開閉駆動装置6のワイ
ヤロープ(またはスピンドル)で、同ワイヤロープ7の
下端部が上記浄化装置本体2に取付けられている。
【0016】8が上記浄化装置本体2の左右両側部に取
付けたガイドローラ、9が上記各ピア5の内側面に設け
たガイド溝で、上記ガイドローラ8が同ガイド溝9に転
動可能に嵌挿されている。次に前記図2に示す河川等の
流水浄化装置の作用を具体的に説明する。開閉駆動装置
6を駆動して、ワイヤロープ7を繰り出すか、巻き上
げ、浄化装置本体2を昇降させて、水路を開閉する。
なわち、昇降可能な扉体である浄化装置本体2は、河川
等の流水路を閉鎖する下降位置と、流水路を開く上昇位
置との間を、開閉駆動装置6によって昇降可能に構成さ
れている。
【0017】水路を流れる流水を浄化するときには、浄
化装置本体2を下降させることによって扉体が水路を閉
鎖するので、流水は小口径の流水導入口3’から浄化装
置本体2内へ導入される。この流水は、浄化装置本体2
内を通過するときに浄化物質1に接触して浄化され、浄
化後の流水は、小口径の流水排出口4’から水路へ戻さ
れる。この時、調整バルブ4’aを操作して、小口径の
流水排出口4’内を流れる流水流量を調整することがで
きる。
【0018】また洪水等が発生して、流水浄化装置上
流側の水を大量に放出する必要が生じたときには、浄化
装置本体2を上昇位置まで上昇させ(水路中から撤去さ
せ)(図2(b)の1’参照)、扉体が閉鎖する水路を
開いて、流水をそのまま流下させる。
【0019】
【発明の効果】本発明の河川等の流水浄化装置は前記の
ように構成されているので、水路を流れる流水を浄化す
るときには、昇降可能な扉体の内部を中空にして浄化物
質を充填した浄化装置本体を下降させて水路を閉鎖し、
流水を流水導入口から浄化装置本体内へ導入し、ここで
流水を浄化物質に接触させて浄化させ、浄化後の流水を
流水排出口から水路へ戻すことが可能となり、河川敷に
浄化装置やバイパス水路を設置できる広いスペースがな
くても利用できるといった効果を奏する。
【0020】また上記のように構成されているので
浄化装置本体の外に可動堰やバイパス水路等の付帯設備
必要とせず、従って、設備費を低減できるといった効
果を奏する。また、昇降可能な浄化装置本体を水路中か
ら上昇位置に撤去させ、水路を開いて流水をそのまま流
下させることができるので、洪水発生時等には大量の水
を放出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の河川等の流水浄化装置の第1
実施例を示す正面図、(b)はその側面図、(c)はそ
の平面図である。
【図2】(a)は本発明の河川等の流水浄化装置の第2
実施例を示す正面図、(b)はその側面図、(c)はそ
の平面図である。
【図3】(a)は従来の親子式水門扉を示す正面図、
(b)はその側面図である。
【図4】(a)は従来の河川等の流水浄化装置を示す平
面図、(b)はその横断側面図である。
【符号の説明】
1 浄化物質 2 中空浄化装置本体(昇降可能な扉体) 3 流水導入口 4 流水排出口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川等の流水路を閉鎖する下降位置と前
    記流水路を開く上昇位置との間を昇降可能に設置された
    扉体の内部を中空にして浄化装置本体を形成し、同浄化
    装置本体内に河川等の流水の水質を浄化させる浄化物質
    を充填し、同浄化装置本体に流水導入口と流水排水口と
    を設けたことを特徴とする河川等の流水浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降可能に設置された扉体が水門扉
    の扉体であることを特徴とする請求項1記載の河川等の
    浄化装置。
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