JP3253625B2 - コンピューター利用記号形成システム用の金フィルム - Google Patents

コンピューター利用記号形成システム用の金フィルム

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、反射性の記号文字および図形(graphics)
としての金属性金を提供する、耐久性の薄いしかし可撓
性の記号形成用フィルムに関する。該フィルムは使用に
際して紫外線[UV]退色抵抗性であり、コンピューター
利用記号形成システム(computer−aided sign makin
g system)(CASS)上で容易に切断でき、そして記号
形成工程中に取扱いが容易である。このように、本発明
の真正の金フィルムは屋外での使用に理想的である。何
故なら、真正の金フィルムは耐変色性でありそして退色
抵抗性であるからである。
発明の背景 これと対照的に、従来技術の図形用記号形成法は、記
号として真正の金を使用するCASSを用いて、典型的な屋
外適用として、UVに付した時に安定な色と外観特性とを
有する製品を製造することができなかった。本発明の層
状フィルムは、切断しそして装飾しようとする基体に付
着させることができ、この付着工程は室温で起こる。
現代における慣用の技術は、有機顔料又は染料を含浸
させたビニル系フィルムを使用し、これらのフィルムを
剥離剤被覆材料と共に用いるが、ここでは記号形成工程
に転写テープが必要とされる。慣用の有材顔料は屋外使
用に適当でないという欠点がある。何故なら、染料およ
び顔料は紫外線による攻撃および分解に付されるからで
ある。これと対照的に、本発明は、記号ネーム(legen
d)に、屋外使用に適した真正の金の薄層を使用する。
何故なら、真正の金は紫外光による攻撃に侵されないか
らである。本発明の中心的な新規性は、転写テープと共
に使用するための剥離剤塗布フィルム材料に真正の金を
使用し、そして記号ネームパターンを、コンピューター
利用記号形成システムを用いて作成することである。
更に、本発明の真正の金は蒸着されたもので、約300
オングストローム厚にすぎない。本発明の真正の金は、
蒸着されたため、厚さが完全に均一である。本発明の真
正の金は約100ないし約300オングストローム厚にすぎな
いので、その製造に真正の金は極めて少量しか必要でな
く、従って本発明は、伝統的な真正の金の記号と比較し
て、非常に安価となる。
更に、本発明は真正の金の層のような不透明な層を利
用し、その層は一態様では金以外の蒸着金属であっても
よい。本発明は好ましくは蒸着ニッケルを不透明層とし
て使用し、そして好ましくは厚さが約300ないし約1200
オングストロームである。不透明な蒸着金属層の機能お
よび設置は以下に更に詳しく記載する。
本発明の室温記号形成工程とは対照的に、少なくとも
一つの従来技術の方法、即ちMcKieの米国特許第4,855,1
71号、はフィルム積層体を使用し、目的とする基材に首
尾よく像を転写し、そして付着させるために、圧力と熱
とを必要とする。
記号形成用の薄いフィルム転写材料を提供するため
に、種々の他の試みがなされた。例えば、伝統的には
“真正の金めっき法”は、真正の金を革の成形型内でた
たいて、紙シートのようなウェハー薄シート内に転写媒
体により押し込める。該ウェハー薄金薄片シートは本に
まとめられる。本発明は伝統的金めっき法の大きい改良
である。伝統的な金−エッジめっき金は多くの技術的熟
練と経験とを必要とし、且つ適切に塗布するために、揮
発性の有機薬品(VOCs)の使用を必要とする。伝統的な
金めっき法は非常に時間を費やし、従って費用がかか
る。それと対照的に、本発明は迅速で、正確で、信頼性
があり、安価であり、そして技術的熟練又はVOCsの使用
を必要としない。
更にまた、伝統的な真正の金めっき法は完全に手で行
われるが、本発明は完全に自動化されている。金めっき
用の伝統的な金の薄片は通常3.5インチ平方の片として
得られ、多くの特殊な仕事に、非常に多くの個々のシー
トを手で貼る必要がある。これに対して本発明では、コ
ンピューター利用記号形成システム用に、15インチの標
準的ウェブ幅に従って、巻物として製造できる。該巻物
は長さ2,500フィートであることができる。伝統的な3.5
インチ平方シートの金薄片と比べて、本発明の自動化
は、伝統的な真正の金めっき法に対して本発明を非常に
有意義な新しい進歩となした。
装飾的フィルムに関する他の従来技術特許の中には、
転写用印刷ホイルを使用する装飾材料の製造法を開示し
た米国特許第4,994,131号、無機画像の転写方法を開示
した米国特許第5,017,255号;印刷工程に金ホイルを使
用する、金ホイルスタンプ法を開示した米国特許第4,86
7,827号;選択的に装飾された樹脂フィルムの製造法を
開示した米国特許第4,720,315号;および記号形成に使
用するための転写フィルムを開示した米国特許第4,855,
171号が含まれる。
これらの従来の技術のいくつかは、目的とする基材と
適用しようとする装飾用着色装飾物(dressing)との間
に中間の粘着性表面を与えるために、接着剤を使用する
必要がある。かかる中間粘着性接着剤は典型的には蒸発
してべたつく残留物を残す揮発性有機化合物(VOC)か
ら成る。かかる蒸発は周囲の空気をVOC分子で汚染す
る。本発明はVOCを全く使用することなく、真正の金を
基材へ望ましく適用する。
本発明は真正の金の装飾(dressing)に関する。本発
明は純度が少なくとも22/24又は22カラット金の金属性
金を使用する。22/24の金は100%純度の金である。当業
界で使用される真正の金(genuine gold)の用語は、
少なくとも12カラット、即ち12/24又は50%金の金属で
ある金をいう。
記号形成において伝統的な真正の金の薄片を適用する
と、望ましい退色抵抗性図形像が生成するが、真正の金
のめっきの伝統的技術は手間がかかり、遅く、そして技
術的熟練と経験とを必要とする。伝統的金めっき法では
まず、金塊をウェハー状の薄い金薄片に手で粉砕する必
要がある。めっき屋は次にウェハー状金薄片を柔らかい
ブラシを用いて塗布する。更に、ウェハー状金薄片を基
材に付着させるのにVOCsが必要とされる。
これと対照的に、本発明は正確で、迅速で、便利で、
コンピューターを利用した記号形成システム[CASS]を
使用するため、比較的労力が大きくなく、そしてVOCsを
使用せず、それでも伝統的めっき法に匹敵する真正の金
の図形像を生成する。このように、本発明は真正の金め
っきに見られる有利な画像質を有するが、高コスト、VO
Csの使用および高レベルの技術的熟練を有する職人によ
り発明を実施しなければならないというような欠点がな
い。
記号を製造する一つの方法は、フィルム在庫物から所
望の記号文字又は図形を切断することである。この目的
に多くの機械が市販されている。最も注目すべきもの
は、Gerber Scientific Instrumentsで製造された、S
IGNMAKER IV BおよびGRAPHIX 4Bおよび4E、GSP SPRI
NT II BおよびSUPERSPRINT Model B機械のようなコ
ンピューター利用記号形成機械である。かかる機械は耐
久性粘着性接着剤により剥離剤被覆裏打ち材に支持され
たプラスチックフィルム層を選択的に切断し、その切断
はコンピューター制御の下に行われる。かかる機械は文
字又は図形を在庫材料から切断するのを可能にし、その
後廃棄プラスチックフィルム、即ち文字又は図形の一部
を構成しないもの、は除去され、そして文字又は図形は
次に所望の所に適用することができる。
上記の特許の中で、McKieの米国特許第4,855,171号
は、基材層を有するフィルムを提供し、そしてフィルム
の切断および形作りにコンピューター利用記号形成器具
を使用する。McKieは、透明又は半透明の構造支持性記
号シートを通して見ることができる記号文字又は図形を
形成するために、染料又は顔料を使用している。しかし
ながらMcKieは、本発明のように蒸着した真正の金の薄
層を包含する層の全体ではなく、記号ネームの最終の所
望の位置に、コーチングのみを転写している。本発明と
違って、McKieの記号形成法は、透明な基材に適用され
る裏面像の形成に制限される。これと対照的に、本発明
は二つの代替のモード又は態称で転写可能な記号ネーム
を生成する。かかるモードの一つは、McKieのように、
ガラスドアのような透明な基材を裏返しに塗装される記
号ネームの適用である。逆転して付着された記号ネーム
像はガラスを通して読むと正しく読まれる−即ち、逆の
アルファベット数字形状ではなく読まれる。しかしなが
ら、McKieとは違って、本発明は記号ネームを不透明の
基材に、正しい読み方のアルファベット数字形状で付着
し得る態称をも有する。
本発明とMcKieの方法とを更に対照させると、McKieが
教示した染料および顔料は外観が金属性ではなく、一方
本発明の真正の金は、真正の金属であるので、金属に見
える。かかる染料および顔料は、典型的にはUV露光に有
効に耐えることができない材料から成る。これらの染料
および顔料は典型的には、部分的に金属性の外観を付与
するために、アルミニウム粒子と共に使用される。紫外
光に露出すると、分解および染料と顔料の劣化を引き起
こし、これらの記号形成材料は、UVにより影響を及ぼさ
れないアルミニウム粒子により、典型的には色が銀色に
見える。上記の理由で、McKieの方法は、屋外の用途に
適した金属性外観を有する記号を生成することができな
い。
これと対照的に、本発明の真正の金フィルムは本来、
退色抵抗性であり、そして光沢を失ったりさびたりしな
い。更に、McKieは加熱ロールニップを使用してフィル
ムを接着させることを教示するが、本発明は室温で接着
させることができる。McKieの接着剤は室温では粘着性
ではなく、粘着性にするのに加熱を必要とする。それと
対照的に、本発明の接着剤は全て室温で粘着性である。
McKieと本発明との相違点として、McKieにおける熱と圧
力との使用は真正の金のような薄い金属基材には禁忌と
され、本発明のアクリル系感圧性接着剤を破壊するであ
ろう。実際、本発明ではMcKieの加熱ロールニップの必
要性が除かれる。
Calhounの米国特許第5,017,255号はコーチング成分と
して金を提供するが、記号形成用フィルムの耐久性基材
として真正の金は使われていない。Calhounにおいて
は、金は単に型押基材に塗布され、そして次に接着して
積層される。型押は転写すべきパターン像を指示する。
これと対照的に、本発明は真正の金をフィルム中の層と
して利用し、該フィルムをコンピューター利用記号形成
システムを用いて切断して、記号文字又は図形を作り出
すことができる。記号文字又は図形を作り出すのに型押
を使用するCalhounと違って、本発明は記号文字又は図
形を作るのに型押を全く回避する。
更に、Calhounは金属コーチングを平らな配列で用い
るが、それは、本発明と違って、非常に望ましい光沢と
反射性とを広範囲の四角にわたって与えない。
これと対照的に、最適な光沢と反射性とを達成するた
めに、本発明は、真正の金および真正の金層の基材とし
て役立つフィルム層について、新規な模様付け法を使用
する。従って、本発明は、斜めに配列された表面に形成
された真正の金を用いることにより、真正の金の高反射
性を生じる。ここで斜めの傾斜はカバーフィルム中に埋
め込まれる。図形像を本発明のフィルムから切り抜く
と、斜めに配列された真正の金表面は広範囲の角度から
の光を反射し、Calhounの平らな配列されたコーティン
グに比べて、はるかに大きい反射率の完成製品を生成す
る。
更に対照的には、Calhounのコーチングは基材上に付
着しており、永久的に結合されていない。金属と基材と
の間のCalhounにおける結合は接触付着により特徴づけ
られる。
他方、本発明においては、真正の金が付着しそして永
久的に基材に結合されている。
Calhounは本発明と違って、追加の接着剤と基材用に
別の基材とを必要とする。Calhounは、彼の金のコーチ
ング表面を取外しできるように製造する−即ち、金属は
取出すために設けられる。感圧性テープが金属領域のみ
に適用される。更に、Calhounは型押を使用する−この
ことは、金属コーチングを塗布しそして次に選択的に取
出して、パターンを作ることを意味する。
これと対照的に、本発明は、真正の金の基材として作
用する表面模様付きのフィルム層を蒸気コーチングする
ことにより、基材をおおう。この蒸着は真正の金とその
フィルム基材層との間に、永久的結合を生じさせる。次
に記号文字又は図形は、コンピューター利用記号形式シ
ステム[CASS]を用いて作られる。
McKieはバインダー材料中に塗布および顔料を有する
積層基材を使用し、一方Calhounは金を一例とする金属
コーチングを使用するので、グラフィック技術における
熟練者は初めの一瞥で、Calhounの金コーチングをMcKie
の多重層コンピューター切断フィルム中に導入すること
を思いつくかもしれない。McKieもCalhounも他の発明を
示唆又は教示していないという事実を別として、かかる
組合せはうまくいかない。
まず初めに、Calhounの金のコーチングをMcKieの層状
フィルムに接着させる方法はない。何故なら、McKieの
接着剤は室温では粘着性でないからである。金のコーチ
ングをMcKieの接着剤上に置くと、該接着剤と、該接着
剤が接着しようとする基材との間に障壁を与えることに
なるであろう。従って、Calhounに教示される金の層をM
cKieの層状フィルムに導入すると、McKieの発明で要求
される適正な接着が阻止されるであろう。
更に、Calhounにより教示されたような金の薄層をMcK
ieの発明に導入すると、McKieの発明で必要とされる加
熱ロールニップに付した場合、金の移動と歪とが生じる
であろう。ロールニップの圧力は、極めて薄く柔軟な金
の層の移動を引き起こすであろう。何故なら、McKieの
接着剤はMcKieの高温の下で粘着性になるからである。
従って、仮想のCalhoun−McKie組合せ物の金の記号ネー
ムは、加熱および加圧下での金の移動のため、適切に制
御するのが不可能となるであろう。
McKie、Calhoun、そしてMckieとCalhounとの仮想的組
合せ者と対照的に、本発明は、層状フィルム内でVOCsを
使用しない特別の接着剤を用いて、真正の金の薄層をし
っかり且つ永久的に結び付け、そして次に真正の金を有
するフィルムをコンピューター切断して、所望のネーム
パターンにする。真正の金はいつも層状フィルム中に保
持される。
前述の従来技術に加えて、金の小片を含むペンキを塗
布して、図形記号ネームを金属化する、公知の市販のシ
ステムもあり、例えばカリフォルニア州、サンタアナの
アルロン社(Arlon Company)およびカンサス州、ゴッ
ダードのユニバーサル プロダクツ,インク.(Univer
sal Products,Inc.)で製造されたシステムがある。該
ペンキは、金の色の染料又は顔料の形体の真正の金又は
模造の金であってもよい小片を含む。
前に議論したように、染料および顔料は紫外光(UV)
露光に耐性でなく、従って屋外の記号を作るのには適当
でない。金の小片をスラリーの形で添加したペンキは耐
久性の金のネームを有する記号を生成するであろうが、
かかる記号は、真正の金の屋外耐久性ネームを有する、
本発明により製造された記号よりも、金をずっと多く含
有するであろう。本発明が真正の金小片含有ペンキを用
いるシステムよりもずっと少ない金を使用する理由は、
本発明における真正の金の層が非常に薄く、好ましくは
約300オングストロームであることにある。
更に、真正の金小片ペンキを用いて製造された記号の
反射性光沢は、本発明の真正の金の反射性光沢よりも劣
る。これは、本発明で真正の金が付着される基材の複数
の表面が表面模様付きであり、斜いて隣接することによ
る。この開示のどこにでも記載されているように、この
表面模様は、広範囲の視覚から非常に優れた反射性光沢
を与える。これと対照的に、金の小片を含むペンキを用
いて製造した記号は、ほぼ同じ光沢のある反射性表面を
与えない。何故なら、金の小片が基材上に塗られた時
に、金の最終の表面特性に対する制御がずっと少ないか
らである。
これと対照的に、本発明は表面模様付きの層状フィル
ム内で真正の金の層を適用する。真正の金の蒸着は、Ca
lhounの発明におけるように真空中で行われる。しかし
ながら本発明は、Calhounと違って、基材層上に表面模
様を生じさせるために新規な方法を用い、その上に真正
の金を蒸着させる。表面模様付けはフィルムに型押ロー
ルを適用することにより行われ、そのフィルムは真正の
金の基材となる。型押ロールは表面が互いに斜めとなる
関係で、所望の表面模様付き表面を生成する。真正の金
をこれらの表面模様付きの斜めに配列された表面上に蒸
着すると、真正の金は同様に表面模様を付けられ且つ斜
めに配列される。この斜めの配列は、広範囲の視角にわ
たって、真正の金の記号ネームに反射性光沢を生じさせ
る。かかる広範囲に見ることができる光沢は、真正の金
を蒸着する基材フィルムの型押ロール表面模様付けと同
様、本発明の新しい特徴である。
これと対照的に、Calhounは金の層を型押された基材
上に付着させ、その金は次に転写法により選択的に除去
される。Calhounは型押法を用いているが、Calhounが適
用する記号−ネーム金の層は型押の利点をもたず、従っ
てCalhounの方法は、本発明を特徴づける反射性光沢に
欠ける。Calhounは、本発明と違って、剥離転写材料を
用いて、金の層が付着した型押表面上の選択された部分
から、金の層と直接接触したり該層を持上げたりしてい
る。この選択的に除去された金は次に所望の位置に再付
着される。Calhounと本発明との前述の比較で例示され
た別の重要な相違点は、本発明の真正の金は蒸着によ
り、基材フィルムの所定の位置に永久的に固定されると
いうことである。多重層フィルムシステムで本発明の真
正の金はコンピューター利用記号形成システム[CASS]
により切断されるが、その真正の金はCalhoun法におけ
る場合のように転写材料との接触によって物理的にかき
乱されない。記号ネームのパターンは、本発明において
はフィルムをコンピューター利用記号形成システムで切
断することにより決定される。これと対照的に、Calhou
nにおいては、記号ネームのパターンはCalhounの金が付
着される基材の型押パターンにより決定される。
本発明は蒸着金属、好ましくはニッケル、を直接塗布
する態様および反転塗布する態様の両方において、不透
明層として使用するだけでなく、本発明は従来の真正の
金の記号形成発明よりも実質的に層が薄い。直接塗布す
る態様において、本発明の真正の金記号形成システムは
複合接着剤と、全体の厚さ6.5ミルのフィルム多重層と
を使用する。別の態様においては、本発明はこの6.5ミ
ル厚の複合体を、最高厚1200オングストロームの蒸着金
属の層で置き換えてもよい。
反転塗布の態様において、本発明の真正の金記号形成
システムは、接着剤とフィルムの4ミル厚複合体を提供
する。別の態様においては、本発明は最高1200オングス
トローム厚の蒸着金属層を代替に有していてもよい。
このように、本発明のこの代替の態様を用いると実質
的に薄くなるので、本発明の代替の態様は、薄い材料を
より容易により確実にそして無駄がより少なく切断する
ことができるコンピューター利用記号形成機械で、より
容易に切断されるという利点を有する。
真正の金記号形成システムの第1態様と比較して、本
発明の代替の態様もまた製造費用がより安い。この代替
の態様において、蒸着金属付透明層は厚さが約300オン
グストロームから約1200オングストロームである。
発明の目的 本発明の目的は、記号形成に真正の金を使用すること
である。
本発明の別の目的は、可撓性でコンピューター利用記
号形成システムで容易に切断され、そして記号文字又は
図形として本来の場所に置いた場合、UV線の露光下で退
色抵抗性でもある真正の金フィルム記号形成材料を提供
することである。
本発明の更に別の目的は、紫外光に抵抗性の真正の金
フィルム記号を作ることである。
本発明の更に別の目的は、退色抵抗性の記号を提供す
ることである。
本発明の更に別の目的は、真正の金を文字又は図画像
に適用するさい、揮発性有機化合物のような汚染物質を
除くことである。
本発明の更に別の目的は、従来のどの真正の金記号形
成材料よりも実質的に薄く、従ってコンピューター利用
記号形成機械での切断がより容易な真正の金記号形成材
料を提供することである。
本発明の更に別の目的は、以前のどの真正の金記号形
成材料よりも製造費用が安価な真正の金記号形成材料を
提供することである。
本発明の他の目的および利点は、本発明の以下の記述
から明らかになるであろう。
発明の要約 本発明は、真正の金が付着される薄いフィルム基材系
を使用する。該フィルムは真正の金に加えて一つ又はそ
れ以上の基材層を有するが、該フィルムはコンピュータ
ー利用記号形成システムによる切断が依然として容易で
ある。
本発明は二つの態様を有し、ひとつは直接転写法であ
り、他は反転転写法である。直接転写の態様において、
CASSは、本発明の記号形成材料をCASSから出てくる形体
が本来の直接見える配向にあるネーム又は図形に切断す
るのに使用される。直接塗装の態様では、次に装飾すべ
き基材、例えば窓、ドア、又は装飾すべき表面、の上に
置かれる。本発明の直接転写の態様で装飾された表面は
不透明又は透明であり得る。何故なら、直接転写された
ネーム又は図形は直接転写された時に読取り可能となる
からである。
本発明の反転転写の態様は裏返した(反転した)場合
のみ読取りできるネーム又は図形を生成する。反転読取
り可能なネーム又は図形は、次に装飾すべき透明基材の
裏面に適用される。反転転写のために基材は透明でなけ
ればならない。何故なら、記号は基材を通して見なけれ
ばならないからである。従って、反転転写の態様は、記
号が窓の外側から見られる窓の内側のような基材を装飾
するのに有用である。
第1の態様において、まず剥離剤被覆フィルムの底部
層;該底部剥離剤被覆層の上にある耐久性アクリル系接
着剤の第2の基材層;該接着剤層の上にある、黒色ビニ
ルフィルムのようなプラスチック材料の第3の層;該ビ
ニルフィルム層の上にある耐久性アクリル系接着剤の第
4の基材層:該接着剤層の上にある可撓性フィルムの第
5の層;該可撓性フィルム層の上にある耐久性アクリル
系接着剤の第6基材層;および該アクリル系接着剤層の
上にある真正の金の薄いコーチングから成る第7の層が
ある。
直接転写法の他の態様において、まず剥離剤被覆フィ
ルムから成る第1の剥離剤層;該底部剥離剤被覆層の上
にある耐久性アクリル系接着剤から成る第2の基材層;
約300オングストローム厚から約1200オングストローム
厚の蒸着金属、好ましくはニッケル、から成る第3の
層、ここで該蒸着金属不透明層は第2の接着剤層の上に
ある;約100オングストローム厚から約300オングストロ
ーム厚、好ましくはオングストローム厚の蒸着金から成
る第4の基材層;および好ましくは2ミル厚の、構造的
に表面模様付けされた可撓性透明フィルムから成る第5
の層、ここで表面模様付けは公知の型押法を用いて行う
ことができる。表面模様付けは蒸着金が構造的模様内に
滞留するのを可能にし、この表面模様付けは表面の多様
性を与え、それは仕上がり記号に広範囲の視角にわたっ
て高反射性の外観を与える。これは、構造的に表面模様
付けされた表面の斜きが変化することによる。
反転転写法においては、好ましくは約4ミル厚の、剥
離剤被覆フィルムの第1層は、層2、3又は4を含む三
層接着剤系に隣接する。その後引続き、第5層を成す蒸
着真正金の層、そして次に蒸着金属、好ましくはニッケ
ルの、約300オングストローム厚から約1200オングスト
ローム厚であり得、好ましくは約600オングストローム
厚の、第6不透明層がある。次に引続き、構造的に表面
模様付けされた可撓性フィルムから成る、好ましくは約
2ミル厚の第7の層がある。表面模様付けはその性質お
よび目的について、直接転写法で用いられた表面模様付
けと同一である。
他の態様の接着剤系層2、3および4は以下のものか
ら成る。層2は透明な耐久性アクリル系接着剤であり、
好ましくは約2ミル厚である。層3は透明な可撓性フィ
ルムで、好ましくは約1/2ミル厚である。層4は透明な
アクリル系接着剤で、好ましくは約2ミル厚である。
蒸着真正の金層の厚さは理想的には約300オングスト
ローム単位厚、好ましくは250〜200オングストローム厚
であるが、厚さは100から1000オングストロームの範囲
にわたってもよい。最後に真正の金の層上にある可撓性
透明フィルムから成るカバー層があり、真正の金の層は
底部層とカバー層との間に挟まれ、可撓性フィルムを含
む層の集合体は、コンピューター利用記号形成システム
[CASS]上で切断することができる。該可撓性フィルム
は圧力に反応し、圧力を解放すると元に戻る。コンピュ
ーターにより制御される記号形成システムにより所望の
文字又は図形に切断された後、本発明の可撓性フィルム
は装飾すべき基材上に置かれる。
更に、一つの態様において、フィルムは不透明基材の
前表面に適用し得、別の態様においては該フィルムは透
明基材の裏面に適用し得る。可撓性フィルムが次に室温
で圧力に付されると、真正の金フィルムは基材上に移さ
れ、望ましい文字又は図形を基材上に安定するように残
す。
図面の説明 本発明の特徴は特許請求の範囲に特に指摘されるが、
本発明自体および本発明を製造しそして使用する方法
は、本発明の一部分を形成する添付の図面と関連した下
記の記載を参照することにより、より良く理解し得る。
該図面において、同じ参照番号は図面全体を通してある
部材を示す。
第1図は直接転写法における切断前の積層構造の一例
を示す断面側面図である。
第2図は反転転写法における切断前の積層構造の一例
を示す断面側面図である。
第3図は、透明であってもよい基材上に直接塗装する
ための、本発明の真正の金層の側面断面図であり、種々
の基材を多層の状態で示す。
第4図は、透明な窓のような透明基材の一方側上に反
転転写するための、本発明の真正の金のフィルムの側面
断面図であり、該反転塗装は該基材の反対側から見るた
めであり、見る人は該基材を通して最終の記号を見るこ
とが必要である。
明確にする目的で、図面中の割合は厳密に正確ではな
い。
好ましい態様の詳しい記述 図面を詳細に参照すると、第1図には本発明における
直接転写法の好ましい態様が例示されている。本発明の
可撓性フィルムは真正の金の他に一種又はそれ以上の基
材層を有するので、該フィルムはコンピューター利用記
号形成システム上で容易に切断でき、一方展性がある。
剥離剤被膜フィルムから成る底部剥離層10;該底部層の
上にある耐久性アクリル系接着剤から成る第2基材層2
0;該接着剤層の上にある、黒色ビニルフィルムのような
プラスチック材料から成る第3層30;該黒色ビニルフィ
ルム層の上にある耐久性接着剤層から成る第4基材層4
0;該接着剤層の上にある可撓性フィルムから成る第5層
50;該可撓性フィルム層の上にある耐久性アクリル系接
着剤から成る第6基材層60;該アクリル系接着剤層の上
に施された真正の金の薄いコーチングからなる第7層
(すなわち真正の金層)70;および該真正の金の層70の
上にある可撓性の透明なフィルムから成るカバー層80、
があり、該真正の金の層70は該底部層10と該カバー層80
との間に挟まれており、複数の該層の集合体はコンピュ
ーター利用記号形成システム上で切断可能な可撓性フィ
ルムを含む。
本発明は、該フィルムをコンピューター利用記号形成
システムにより切断することにより実用化される。該シ
ステムはフィルム層を鋭く鮮明に切断する器具であり、
切断されない剥離剤被膜底部層10以外の全部の層は切断
される。切断が行われると、余分のフィルム材料は、除
去(weeding)と呼ばれる工程で手により除かれる。除
去は底部剥離層10に付着している所望の記号ネームだけ
を残す。従って底部剥離層10の接着剤は、切断前はフィ
ルムの一体性を保持するのに十分な保持力を有するが、
余分の材料を鋭く且つ鮮明に除去するように、注意深く
調節される。底部剥離層10と接触して残留する所望のネ
ーム材料を保持した状態で、転写テープがカバー層80に
適用される。転写テープは、強度が剥離剤被膜層10の接
着剤よりも強いように注意深く調節された接着剤を有す
るので、転写テープを層10から引っ張りそして引き離し
た時に、転写テープは所望のネームパターンを層10から
取り除く。記号ネームを保持した転写テープは次に室温
にて、所望の位置にある不透明基体に手で加圧接着され
る。次に転写テープは除去されるが、その接着剤は、層
20の接着剤と所望の不透明基体との結合が相対的により
強いために、かかる除去を可能にする。次に最終の真正
金記号ネームが完成する。
前述の複数の層の各々は厚さが1/2ミルないし4ミ
ル、典型的には2ミルであり、層80に蒸着により真空被
膜された真正の金の層70は、厚さがほぼ30Nm、又は300
オングストロームである。
真正の金の層70からの反射率を最大にするために、真
正の金層70を層80上の表面模様付けにより形成されたみ
ぞ内に蒸着により真空被膜する前に、典型的にはポリエ
ステル基材である層80を、型押ロールと接触させて表面
模様付けするので、真正の金の層70は互いに斜いた関係
にある複数の面を形成する。
本発明はまた、少なくとも二つの態様が可能である;
一つは第1図に示されるように、フィルムを不透明表面
に直接適用し、そして第2の態様は第2図に示されるよ
うに、フィルムをガラス窓のような透明基体の裏面に適
用する。
不透明表面への適用は第1図に示され、真正の金の層
70は頂部の透明カバー層80の真下にある。
しかしながら、第2図に示されるように、透明ガラス
窓の内側のような“反転構造”の態様において、真正の
金層は40aで表される。記号ネームは切断され、そして
層状のフィルムは、正常なアルファベット数字の形状で
見えるように、ネームは反転アルファベット数字の形状
で適用されるように配置される。この反転像態様におい
ては、層70a、20aおよび30aは完全に滑らかに且つ完全
に透明にすることが絶対に不可欠である。さもなけれ
ば、真正な金はこれらのフィルム僧を通して且つ透明期
待を通して、水晶のような透明さで見ることができな
い。
この反転像態様において、残りの層、即ち真正の金層
の見えない側上にある60aおよび80aは、反対の順序で外
側に突き出るので、黒色ビニルフィルム層80aは、この
透明窓への文字/図形適用において、真正の金層40aに
対して不透明な背景を与える。第2図に示されるような
反転形状の変形において、真正の金層40aは透明基体
(ガラス窓)を通して見るので、第1図に示される不透
明裏打ち材を適用する透明カバー層80のような対応する
透明カバー層が必要でない。
図面を詳細に参照すると、第3図に直接適用態様の本
発明の別の態様が示される。剥離剤被膜フィルムの底部
剥離層100;該底部層の上にある耐久性アクリル系接着剤
の第2基材層200;蒸着金属、好ましくはニッケル、の第
3の不透明層900;該アクリル系接着剤層の上にある蒸着
真正の金の薄いコーチングの第4の基材層700;および該
真正の金層700の上にある、可撓性透明フィルムの構造
的に表面模様付けされたカバー層800、があり、該層の
集合体は、コンピューター利用記号形成システム上で切
断可能な可撓性フィルムを含む層状構造から成る。
第4図は反転塗装態様の別の態様を示す。底部剥離層
100aは連続した層700a、200aおよび300aに隣接し、この
連続体は接着システムから成り、該システム、即ち層70
0a、200aおよび300a、に目に見える歪がないことは絶対
に不可欠である。このことは、該システムが、目に見え
る歪が確実にないようにするために、完全に平らで滑ら
かで且つ透明のまゝでなければならないことを意味す
る。そうでないと、真正の金を、これらのフィルム層を
通しそして透明基体を通して、水晶のような透明さで見
ることができない。
第4図を続けると、層400aは蒸着した真正の金で、好
ましくは約300オングストローム厚である。層900aは、
完成した記号において最高の可視性と最大の光沢とを与
えるように真正の金に可視的コントラストを与えそして
それを目立たせる目的で、不透明である。層900aは蒸着
金属、好ましくはニッケル、であり、約300ないし約120
0オングストローム厚、好ましくは約600オングストロー
ム厚である。層50aは構造的に表面模様付けされた可撓
性フィルムで、好ましくは約2ミル厚である。
本発明の別の態様は、該フィルムをコンピューター利
用記号形成システムに付すことにより実用化される。該
システムはフィルム層を鋭く鮮明に切断する器具であ
り、切断されない剥離剤被膜底部層100以外の全部の層
は切断される。切断が行われると、余分のフィルム材料
は、除去と呼ばれる工程で手により除かれる。除去は底
部剥離層100に付着している所望の記号長さだけを残
す。従って底部剥離層100の接着剤は、切断前はフィル
ムの一体性を保持するのに十分な保持力を有するが、余
分の材料を鋭く且つ鮮明に除去するように、注意深く調
節される。底部剥離層100と接触して残留する所望のネ
ーム材料を保持した状態で、転写テープがカバー層800
に適用される。転写テープは、強度が剥離剤被膜層100
の接着剤よりも強いように注意深く調節された接着剤を
有するので、転写テープを層100から引っ張りそして引
き離した時に、転写テープは所望のネームパターンを層
100から取り除く。記号ネームを保持した転写テープは
次に室温にて、所望の位置にある不透明基体に手で加圧
接着される。次に転写テープは除去されるが、その接着
剤は、層200の接着剤と所望の不透明基体との結合がそ
れより相対的にもっと強いために、かかる除去を可能に
する。次に最終の真正金記号ネームが完成する。
第3および第4図に示されるように、真正の金の層70
0からの反射率を最大にするために、真正の金層700を層
800上の表面模様付けにより形成されたみぞ内に蒸着に
より真空被膜する前に、典型的にはポリエステル基材で
ある層800を型押ロールと接触させて表面模様付けする
ので、真正の金の層700は互いに斜いた関係にある複数
の面を形成する。
しかしながら、第4図に示されるように、透明ガラス
窓の内側に取付けるような“反転構造”の別の態様にお
いて、真正の金層は400aで表される。記号ネームは切断
され、そして層状のフィルムは、正常なアルファベット
数字の形状で見えるように、ネームは反転アルファベッ
ト数字の形状で適用されるように配置される。この反転
像態様においては、層700a、200aおよび300aは目で見え
る歪がないことが絶対に不可欠である。このことは、目
に見える歪を確実になくすために、この系が完全に滑ら
かで且つ完全に透明であることが絶対に不可欠である。
さもなければ、真正の金はこれらのフィルム層を通して
且つ透明基材を通して、水晶のような透明さで見ること
ができない。
この反転像態様において、真正の金の見えない側上に
ある層は、反対の順序で反転装飾された基体から突き出
るので、層900aは、この透明窓への文字/図形適用にお
いて、真正の金層400aに対して不透明な背景を与える。
第4図に示されるような反転構造の変形において、真正
の金層400aは透明基体(ガラス窓)を通して見るので、
第3図に示される不透明裏打ち材を適用する透明カバー
層800のような対応する透明カバー層が必要でない。
本発明の例示の態様を、添付の図面を参照して詳しく
記載したが、本発明は例示された詳細な態様に限定され
るのではなく、本発明の精神および範囲から逸脱しない
限り、種々の変更が可能であることが理解される。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−259885(JP,A) 特開 平3−140242(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 15/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記号形成のためにコンピューター利用記号
    形成システムで切断することができる真正の金のフィル
    ム基材層記号形成材料であって: 複数の基材層を含み、該層の一つは真正の金であり;そ
    して 該記号形成材料は、記号の上の位置に耐久性良く固定さ
    れた文字又は図形から成る群から選ばれた所望の符号を
    残すために、可撓性フィルムを含み;そして 該複数の層は完成した記号内の真正の金層が見えるよう
    に透明なカバー層を含み;そして 該真正の金層は蒸着されたものであり;そして 該真正の金層は約100ないし約300オングストローム厚で
    あり;そして 該複数の層は互いに多重構造の形で互いに結合されてい
    る; ことを特徴とする、上記の記号形成材料。
  2. 【請求項2】上記の真正の金層に隣接したフィルム層
    が、完成した記号に表面模様付きの外観を付与するため
    に、構造的に表面模様付けされている、請求の範囲1記
    載の記号形成材料。
  3. 【請求項3】装飾しようとする基体の後から見る記号を
    形成するために、コンピューター利用記号形成システム
    で切断することができる真正の金フィルム基材層記号形
    成材料であって: 第2図に示されるような複数の層を含み、ここで完成し
    た記号は、視線が層70aから始まり、次に第2図で層20a
    および30aを通過して上方に進み、そして真正の金層40a
    と交差する観察者により見られるためのものであり; 該複数の層は更に、層70a、20aおよび30aを含む構造体
    化された接着系を有し、ここで該層70a、20aおよび30a
    は該真正の金層が見えるように透明であり;そして 層70aおよび30aは耐久性アクリル系接着剤から成り;そ
    して 層20aは透明フィルムから成り;そして 層40aは蒸着されそして約100オングストロームから約30
    0オングストローム厚の真正の金であり;そして 層10aは、記号形成材料が基体の固定された装飾として
    設けられたときに除去される底部剥離ライナーであり;
    そして 層50aは真正の金層40aと接しており、そして層50aは完
    成した記号に表面模様付きの外観を付与するように構造
    的に表面模様付けされており;そして 層60aは接着剤層であり、そして層80aは不透明ビニルか
    ら成る、 ことを特徴とする、上記の記号形成材料。
  4. 【請求項4】記号形成のためにコンピューター利用記号
    形成システムで切断することができる、真正の金のフィ
    ルム基材層記号形成材料であって: 複数の基材層を含み、該層の一つは真正の金であり;そ
    して 該記号形成材料は、記号の上の位置に耐久性良く固定さ
    れた文字又は図形から成る群から選ばれた所望の符号を
    残すために、可撓性フィルムを含み;そして 該真正の金層は蒸着されたものであり;そして 該真正の金層は約100ないし約300オングストローム厚で
    あり;そして 該複数の層は該真正の金の層に視的コントラストを与え
    そして該真正の金層をはっきりした、容易に見えるレリ
    ーフに引き立たせるための不透明層を含み;そして 該不透明層は、完成した記号において、該不透明層が見
    る人の視線に関して該真正の金の層の後に配置されるよ
    うに、該複数の層内に配置されており;そして 該不透明層は金属から成り、そして該金属不透明層は蒸
    着されたものであり;そして 該不透明蒸着層は厚さが約300オングストロームから約1
    200オングストロームであり;そして 該複数の層は多重層の構造に互いに結合している; ことを特徴とする、上記の記号形成材料。
  5. 【請求項5】上記の真正の金層に隣接したフィルム層
    が、完成した記号に表面模様付きの外観を付与するため
    に、構造的に表面模様付けされている、請求の範囲4記
    載の記号形成材料。
  6. 【請求項6】装飾しようとする基体の後から見る記号を
    形成するために、コンピューター利用記号形成システム
    で切断することができる真正の金フィルム基材層記号形
    成材料であって: 第4図に示されるような複数の層を含み、ここで完成し
    た記号は、視線が層700aから始まり、次に第4図で層20
    0aおよび300aを通過して真正の金層400aと交差するまで
    上方に進む観察者により見られるためのものであり; 該複数の層は更に、層700a、200aおよび300aを含む構造
    体化された接着系を有し、ここで該層700a、200aおよび
    300aは該真正の金層が見えるように透明であり;そして 層700aおよび300aは耐久性アクリル系接着剤から成り;
    そして 層200aは透明フィルムから成り;そして 層400aは蒸着されそして約100オングストロームから約3
    00オングストローム厚の真正の金であり;そして 層100aは、記号形成材料が基体の固定された装飾として
    設けられたときに除去される底部剥離ライナーであり;
    そして 層900aは真正の金層400aと接しており、そして層500aは
    完成した記号に表面模様付きの外観を付与するように構
    造的に表面模様付けされており;そして 層900aは不透明層であり、そして層500aは可撓性フィル
    ムから成り;そして 該不透明層900aは蒸着されており、そして厚さが約300
    オングストロームから約1200オングストロームである; ことを特徴とする、上記の記号形成材料。
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