JP3252817B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3252817B2
JP3252817B2 JP35604298A JP35604298A JP3252817B2 JP 3252817 B2 JP3252817 B2 JP 3252817B2 JP 35604298 A JP35604298 A JP 35604298A JP 35604298 A JP35604298 A JP 35604298A JP 3252817 B2 JP3252817 B2 JP 3252817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に関
し、特に、良品歩留まりを向上させると共に、メモリセ
ル容量を増大させることができる半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の一種にダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Acc
ess Memory)がある。図4及び5は従来の半導体記憶装
置(DRAM)のメモリセルアレイの容量電極パターン
を示す模式的平面図である。
【0003】図4に示すように、従来の第1の半導体記
憶装置のメモリセルアレイにおいては、複数個のメモリ
セル104aが略格子状に配列されて構成されている。
このメモリセル104aには、セル容量部として平面視
で長方形状のキャパシタが設けられている。このキャパ
シタはその厚さ方向に下から容量電極102a、容量絶
縁膜及び容量プレート電極(いずれも図示せず)の順に
積層されて構成されている。なお、容量プレート電極は
一面に形成されている。
【0004】この容量電極102aの長辺方向をX、そ
の直交方向をY方向とすると、容量電極102aの短辺
の長さ及び隣接する容量電極102aのY方向の間隔は
共にリソグラフィ時における解像限界に近い設計基準寸
法(最小寸法)Fとなっている。なお、容量電極102
aの長辺の長さは短辺の3倍(3×F)程度になってい
る。
【0005】また、キャパシタの容量電極102aの下
部には平面視で1辺の長さが設計基準寸法Fの正方形状
の容量コンタクト(セルノードコンタクト)101aが
形成されている。この容量コンタクト101aは平面視
で容量電極102aの中央、即ち、容量コンタクト10
1aの中心に対し容量電極102aが点対称になるよう
に配置されている。
【0006】更に、容量コンタクト101aの下方には
MOS型トランジスタが設けられており、そのソース又
はドレイン領域となる第1拡散層103aが容量コンタ
クト101aの下部に形成されている。また、第1拡散
層103aに対応する第2拡散層106aが形成されて
おり、この第2拡散層106aはX方向に隣接する2個
のメモリセル104aで共有となっている。即ち、トラ
ンジスタは2個のメモリセル104aの間に配置された
第2拡散層106aをソース又はドレイン領域として共
有する。
【0007】また、ワード線(図示せず)がゲート電極
として第1拡散層103aと第2拡散層106aとの間
に形成されたチャネル形成領域上にゲート絶縁膜(図示
せず)を介して平行に延びるように設けられている。更
に、ビット線(図示せず)がワード線に対して直交して
延びるように一定の間隔をもって配置され、第2拡散層
106aと電気的に接続されている。
【0008】このように、半導体基板上に各メモリセル
104aが構成され、このメモリセル104aにおいて
は、その容量電極102aの中心を基準にして、X方向
のピッチに対するY方向のピッチが1/2となるよう
に、格子状に配列されてメモリセルアレイが構成されて
いる。即ち、1/2ピッチのメモリセルとなっている。
このとき、容量コンタクト101aは格子状に配列され
ている。
【0009】このように構成された従来の第1の半導体
記憶装置のメモリセル104aにおいては、容量電極1
02aの短辺の長さと容量コンタクトの1辺の長さが共
に設計基準寸法Fで等しいため、容量電極102aを形
成するためのパターニング時に位置合わせズレ等が発生
すると、容量電極102aを形成するためのエッチング
時に容量コンタクト101aの一部が露出し、容量コン
タクト101aの一部が除去される。このとき、容量コ
ンタクト101aの下部に形成された拡散層103aに
達するまで容量コンタクト101aが除去されると、リ
ーク電流の発生の原因となる。このため、半導体記憶装
置の良品歩留まりが低下するという欠点がある。
【0010】一方、上述したメモリセル104aの欠点
を解決するために、キャパシタにおける容量コンタクト
が形成される部分に寸法的マージンを設けたメモリセル
がある。
【0011】図5に示すように、従来の第2の半導体記
憶装置のメモリセル104bにおいては、セル容量部と
してキャパシタが設けられている。このキャパシタは平
面視で略十字状、即ち、短辺の長さが設計基準寸法F、
長辺の長さが短辺の3倍程度の長方形に、その両長辺の
中央部に幅がcのマージン部105bが選択的に設けら
れた形状をなしている。このキャパシタはその厚さ方向
に下から容量電極102b、容量絶縁膜及び容量プレー
ト電極(いずれも図示せず)の順に積層されて構成され
ている。なお、容量プレート電極は一面に形成されてい
る。
【0012】この容量電極102bの長辺方向をX、そ
の直交方向をY方向とすると、隣接する容量電極102
bのマージン部105bが形成されていない部分のY方
向の間隔は設計基準寸法Fであり、また、同じくマージ
ン部105bが形成された部分のY方向の間隔はa(=
F−2×c<F)となっている。
【0013】また、メモリセル104aと同様に、キャ
パシタの容量電極102bの下部には平面視で1辺の長
さが設計基準寸法Fの正方形状の容量コンタクト101
aが形成されている。この容量コンタクト101aは平
面視で容量電極102bの中央、即ち、容量コンタクト
101aの中心に対し容量電極102bが点対称になる
ように配置されている。
【0014】更に、メモリセル104aと同様に、容量
コンタクト101aの下方にはMOS型トランジスタの
第1拡散層103a、第2拡散層106a及びゲート電
極(ワード線:図示せず)等が設けられている。
【0015】このように、半導体基板上に各メモリセル
104bが構成され、このメモリセル104bにおいて
は、その容量電極102bの中心を基準にして、X方向
のピッチに対するY方向のピッチが1/2となるよう
に、格子状に配列されてメモリセルアレイが構成されて
いる。即ち、1/2ピッチのメモリセルとなっている。
このとき、容量コンタクト101aは格子状に配列され
ている。
【0016】このように構成された従来の第2の半導体
記憶装置のメモリセル104bにおいては、容量電極1
02bにおける容量コンタクト101aが形成される部
分に、マージン部105bが形成されているため、容量
電極102bを形成するためのパターニング時に位置合
わせズレ等が発生しても、容量電極102bを形成する
ためのエッチング時に容量コンタクト101aの一部が
露出することを低減することができる。従って、容量コ
ンタクト101aの一部が除去されることに対し、プロ
セスマージンができる。このため、リーク電流の発生を
低減することができ、リーク電流発生を要因とした半導
体記憶装置の良品歩留まりの低下を防止することができ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た如く、従来の第2の半導体記憶装置のメモリセル10
4bにおいては、隣接する容量電極102bのマージン
部105bが形成された部分のY方向の間隔はa(=F
−2×c<F)であり、設計基準寸法Fより短い。従っ
て、容量電極102bを形成するためのリソグラフィ時
に良好なパターニングが困難になるため、隣接する容量
電極102bのマージン部105bが形成された部分の
Y方向のスペースGにフォトレジストが残留し易くな
る。このため、容量電極形成のためにウェハ全面に成膜
された導電膜がスペースGに残留し、隣接する容量電極
102b間の短絡が発生し易くなるため、半導体記憶装
置の良品歩留まりが低下するという問題点がある。更
に、上述したようにマージン部を設けると不具合が発生
し、マージン部を設けることができないため、容量電極
の面積を大きくすることができず、メモリセル容量を増
大させることができないという難点がある。
【0018】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、良品歩留まりを向上させると共に、メモリ
セル容量を増大させることができる半導体記憶装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体記憶
装置は、全てのメモリセルに第1の拡散層、隣接する2
個のメモリセルに共有される第2の拡散層及びこの第1
の拡散層と第2の拡散層との間に配置されるチャネル形
成領域が夫々形成され隣接する2個の第1の拡散層は夫
々共通の前記第2の拡散層を挟んで配置された半導体基
板と、前記半導体基板のチャネル形成領域上にゲート絶
縁膜を介して配置され夫々平行に延びるように形成され
た複数本のワード線と、前記半導体基板上に前記ワード
線に対して直交して延びるように一定の間隔をもって配
置され前記第2の拡散層に接続された複数本のビット線
と、前記第1の拡散層上に形成され平面視で1辺の長さ
が設計基準寸法と等しい正方形状を有し前記ワード線と
平行な方向に前記設計基準寸法と等しい間隔をもって格
子状に配置された複数個の容量コンタクトと、平面視で
短辺の長さが前記設計基準寸法である長方形の両長辺部
分にその端部から選択的に帯状のマージン部が設けられ
たT字形状を有しこの長辺方向が前記ビット線と平行に
なるように配置され対応する前記容量コンタクトを介し
前記第1の拡散層に接続された複数個の第1の容量電極
パターンと、この第1の容量電極パターンと隣接し同形
であって対応する前記容量コンタクトを介して前記第1
の拡散層に接続された複数個の第2の容量電極パターン
と、を有し、前記容量コンタクトは平面視でその中心を
基準として隣接する容量コンタクト間の前記ビット線と
平行な方向のピッチに対し前記ワード線と平行な方向の
ピッチが1/2であって、前記第1及び第2の容量電極
パターンのマージン部が設けられた領域に配置され、前
記第1及び第2の前記容量電極パターンのマージン部が
形成されていない領域は前記ワード線と平行な方向に前
記設計基準寸法と等しい間隔をもって配置されているこ
とを特徴とする。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】また、本発明に係る半導体記憶装置は、全
てのメモリセルに第1の拡散層、隣接する2個のメモリ
セルに共有される第2の拡散層及びこの第1の拡散層と
第2の拡散層との間に配置されるチャネル形成領域が夫
々形成され隣接する2個の第1の拡散層は夫々共通の前
記第2の拡散層を挟んで配置された半導体基板と、前記
半導体基板のチャネル形成領域上にゲート絶縁膜を介し
て配置され夫々平行に延びるように形成された複数本の
ワード線と、前記半導体基板上に前記ワード線に対して
直交して延びるように一定の間隔をもって配置され前記
第2の拡散層に接続された複数本のビット線と、前記第
1の拡散層上に形成され平面視で1辺の長さが設計基準
寸法と等しい正方形状を有し前記ワード線と平行な方向
に前記設計基準寸法と等しい間隔をもって格子状に配置
された複数個の容量コンタクトと、平面視で短辺の長さ
が前記設計基準寸法である長方形の両長辺部分全域に帯
状のマージン部が設けられた長方形状を有しこの長辺方
向が前記ビット線と平行になるように配置され対応する
前記容量コンタクトを介し前記第1の拡散層に接続され
た複数個の第1の容量電極パターンと、この第1の容量
電極パターンと隣接し同形であって対応する前記容量コ
ンタクトを介して前記第1の拡散層に接続された複数個
の第2の容量電極パターンと、を有し、前記容量コンタ
クトは平面視でその中心を基準として隣接する容量コン
タクト間の前記ビット線と平行な方向のピッチに対し前
記ワード線と平行な方向のピッチが1/2であって、前
記第1及び第2の容量電極パターンの中央以外の領域に
配置されていることを特徴とする。
【0025】また、前記ビット線に平行な方向に配列さ
れた前記第1及び第2の容量電極パターンは夫々対応す
る前記容量コンタクトに対し、平面視で同一の配置にな
るように設けられて構成することができる。更に、前記
第1及び第2の容量電極パターンは夫々隣接する前記ビ
ット線と平行な方向に沿って配列され、前記ワード線と
平行な方向に交互に逆向きとなるように配置されて構成
することができる。
【0026】本発明においては、隣接する容量電極パタ
ーン間の容量コンタクト付近のスペースは、ラインが直
交した十字状又はラインが交差したT字状になる。この
ため、従来技術のように容量コンタクト付近のスペース
がライン状である場合と比較して、リソグラフィ工程に
おいて、容量コンタクト付近のスペース部分の光強度が
相対的に大きく、フォトレジストが反応し易い。即ち、
フォトレジストの残留が発生し難い。このため、容量電
極パターン形成のためにウェハ全面に成膜された導電膜
が容量コンタクト付近のスペースに残留することがな
く、隣接する容量電極パターン間の短絡が発生すること
を防止することができる。また、スペースを小さくして
その代わりに容量電極パターンの面積を大きくすること
ができる。このため、半導体記憶装置の良品歩留まりを
向上させると共に、メモリセル容量を増大させることが
できる。
【0027】また、隣接する容量電極パターンのマージ
ン部が設けられた部分のワード線と平行な方向の間隔を
設計基準寸法より小さい間隔になるように構成しても、
フォトレジストが解像され、良好なパターニングを行う
ことができる。また、マージン部を設けることができる
ため、容量電極パターンの面積を大きくすることができ
る。このため、半導体記憶装置の良品歩留まりを向上さ
せると共に、メモリセル容量を増大させることができ
る。
【0028】更に、本発明においては、マージン部の面
積を更に大きくして、容量電極パターンの面積を更に大
きくすることができる。これにより、メモリセル容量を
更に、増大させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る半導
体記憶装置について、添付の図面を参照して具体的に説
明する。図1は本発明の第1実施例に係る半導体記憶装
置のメモリセルアレイの容量電極パターンを示す模式的
平面図である。
【0030】図1に示すように、本発明に係る第1実施
例の半導体記憶装置のメモリセルアレイにおいては、複
数個のメモリセル4aが略格子状に配列されて構成され
ている。このメモリセル4aには、セル容量部としてキ
ャパシタが設けられている。このキャパシタは平面視で
略T字状、即ち、短辺の長さがリソグラフィ時における
解像限界に近い設計基準寸法(最小寸法)F、長辺の長
さが短辺の3倍程度の長方形に、その両長辺の端部に幅
がcのマージン部5aが端部からbの長さをもって設け
られた形状をなしている。このキャパシタはその厚さ方
向に下から容量電極2a、容量絶縁膜及び容量プレート
電極(いずれも図示せず)の順に積層されて構成されて
いる。なお、容量プレート電極は一面に形成されてい
る。
【0031】この容量電極2aの長辺方向をX、その直
交方向をY方向とすると、隣接する容量電極2aのマー
ジン部5aが形成されていない部分のY方向の間隔は設
計基準寸法Fであり、同じくマージン部5aが形成され
た部分のY方向の間隔はa(=F−2×c<F)となっ
ている。
【0032】また、キャパシタの容量電極2aのマージ
ン部5aが形成された部分の下部には平面視で1辺の長
さが設計基準寸法Fの正方形状の容量コンタクト(セル
ノードコンタクト)1aが形成されている。この容量コ
ンタクト1aは平面視でY方向に夫々幅cのマージンを
有して配置されている。また、容量コンタクト1aは格
子状に配列されている。即ち、本実施例のメモリセル4
aにおいては、従来の第2の半導体記憶装置のメモリセ
ル104bと異なり、容量コンタクト1aの中心に対し
容量電極2aが点対称になるように配置されていない。
【0033】更に、容量コンタクト1aの下方にはMO
S型トランジスタが設けられており、そのソース又はド
レイン領域となる第1拡散層3aが容量コンタクト1a
の下部に形成されている。また、第1拡散層3aに対応
する第2拡散層6aが形成されており、この第2拡散層
6aはX方向に隣接する2個のメモリセル4aで共有と
なっている。即ち、トランジスタは2個のメモリセル4
aの間に配置された第2拡散層6aをソース又はドレイ
ン領域として共有する。
【0034】また、ワード線(図示せず)がゲート電極
として第1拡散層3aと第2拡散層6aとの間に形成さ
れたチャネル形成領域上にゲート絶縁膜(図示せず)を
介して平行に延びるように設けられている。更に、ビッ
ト線(図示せず)がワード線に対して直交して延びるよ
うに一定の間隔をもって配置され、第2拡散層6aと電
気的に接続されている。
【0035】このように、半導体基板上に各メモリセル
4aが構成され、このメモリセル4aにおいては、その
容量電極2aの中心を基準にして、X方向のピッチに対
するY方向のピッチが1/2となるように、格子状に配
列されてメモリセルアレイが構成されている。即ち、1
/2ピッチのメモリセルとなっている。
【0036】このように構成された本発明に係る第1実
施例の半導体記憶装置のメモリセル4aにおいては、隣
接する容量電極2a間の平面視において容量コンタクト
1a付近(間隔aの近傍)のスペースAは、従来技術の
ようなライン状ではなく、ラインが直交した十字状にな
っている。このため、従来技術のように容量コンタクト
付近のスペースがライン状である場合と比較して、リソ
グラフィ工程において、スペースAの部分の光強度が相
対的に大きく、フォトレジストが反応し易い。即ち、フ
ォトレジストの残留が発生し難い。従って、本実施例の
ように、隣接する容量電極2aのマージン部5aが形成
された部分のY方向の間隔を設計基準寸法Fより小さい
間隔aになるように構成しても、フォトレジストが解像
され、良好なパターニングを行うことができる。
【0037】このため、容量電極パターン形成のために
ウェハ全面に成膜された導電膜がスペースAに残留する
ことがなく、隣接する容量電極パターン間の短絡が発生
することを防止することができる。また、マージン部5
aを設けることができるため、容量電極パターンの面積
を大きくすることができる。これにより、半導体記憶装
置の良品歩留まりを向上させると共に、メモリセル容量
を増大させることができる。
【0038】図2は本発明の第2実施例に係る半導体記
憶装置のメモリセルアレイの容量電極パターンを示す模
式的平面図である。図2に示すように、本発明に係る第
2実施例の半導体記憶装置のメモリセルアレイにおいて
は、複数個のメモリセル4bが略格子状に配列されて構
成されている。このメモリセル4bには、セル容量部と
してキャパシタが設けられている。このメモリセル4b
は第1実施例のメモリセル4aと同様の構成であるが、
この容量電極2aの長辺方向をX、その直交方向をY方
向とすると、メモリセル4bの向きがY方向において交
互に反転するように配置されて、メモリセルアレイが構
成されている。メモリセル4bの配置以外は第1実施例
と同様であり、説明を省略する。
【0039】このように構成された本発明に係る第2実
施例の半導体記憶装置のメモリセル4bにおいては、隣
接する容量電極2a間の平面視において容量コンタクト
1a付近(間隔aの近傍)のスペースBは、従来技術の
ようなライン状ではなく、ラインがT字状に交差した形
状を有している。このため、第1実施例と同様に、リソ
グラフィ工程において、スペース部分の光強度が相対的
に大きく、フォトレジストが反応し易い。即ち、フォト
レジストの残留が発生し難い。
【0040】このため、第1実施例と同様に、容量電極
パターン形成のためにウェハ全面に成膜された導電膜が
スペースBに残留することがなく、隣接する容量電極パ
ターン間の短絡が発生することを防止することができ
る。また、容量電極パターンの面積を大きくすることが
できる。これにより、半導体記憶装置の良品歩留まりを
向上させると共に、メモリセル容量を増大させることが
できる。
【0041】図3は本発明の第3実施例に係る半導体記
憶装置のメモリセルアレイの容量電極パターンを示す模
式的平面図である。図3に示すように、本発明に係る第
3実施例の半導体記憶装置のメモリセルアレイにおいて
は、複数個のメモリセル4cが略格子状に配列されて構
成されている。このメモリセル4cには、セル容量部と
してキャパシタが設けられている。このキャパシタの容
量電極2cは平面視で短辺の長さが(F+2×c)で、
長辺の長さは第2実施例と同じになっている。即ち、第
2実施例の容量電極2aと比較して、マージン部5cが
端部だけではなく、長辺全域に形成されている。即ち、
マージン部5cの長さはbより長くなっている。また、
キャパシタの形状以外は第2実施例と同様であり、説明
を省略する。
【0042】このように構成された本発明に係る第3実
施例の半導体記憶装置のメモリセル4cにおいては、隣
接する容量電極2c間の平面視において容量コンタクト
1a付近(間隔aの近傍)のスペースCは、従来技術の
ようなライン状ではなく、ラインがT字状に交差した形
状を有している。このため、第2実施例と同様に、リソ
グラフィ工程において、スペース部分の光強度が相対的
に大きく、フォトレジストが反応し易い。即ち、フォト
レジストの残留が発生し難い。
【0043】このため、第2実施例と同様に、容量電極
パターン形成のためにウェハ全面に成膜された導電膜が
スペースCに残留することがなく、隣接する容量電極パ
ターン間の短絡が発生することを防止することができ
る。また、容量電極パターンの面積を更に大きくするこ
とができる。これにより、半導体記憶装置の良品歩留ま
りを向上させると共に、メモリセル容量を更に増大させ
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
容量電極パターン形成のためにウェハ全面に成膜された
導電膜が容量コンタクト付近のスペースに残留すること
がなく、隣接する容量電極パターン間の短絡が発生する
ことを防止することができる。また、スペースを小さく
してその代わりに容量電極パターンの面積を大きくする
ことができる。このため、半導体記憶装置の良品歩留ま
りを向上させると共に、メモリセル容量を増大させるこ
とができる。
【0045】また、隣接する容量電極パターンのマージ
ン部が設けられた部分のワード線と平行な方向の間隔を
設計基準寸法より小さい間隔になるように構成しても、
フォトレジストが解像され、良好なパターニングを行う
ことができる。また、マージン部を設けることができる
ため、容量電極パターンの面積を大きくすることができ
る。このため、半導体記憶装置の良品歩留まりを向上さ
せると共に、メモリセル容量を増大させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体記憶装置のメ
モリセルアレイの容量電極パターンを示す模式的平面図
である。
【図2】本発明の第2実施例に係る半導体記憶装置のメ
モリセルアレイの容量電極パターンを示す模式的平面図
である。
【図3】本発明の第3実施例に係る半導体記憶装置のメ
モリセルアレイの容量電極パターンを示す模式的平面図
である。
【図4】従来の半導体記憶装置(DRAM)のメモリセ
ルアレイの容量電極パターンを示す模式的平面図であ
る。
【図5】従来の半導体記憶装置(DRAM)のメモリセ
ルアレイの容量電極パターンを示す模式的平面図であ
る。
【符号の説明】
1a、101a;容量コンタクト 2a、2c、102a、102b;容量電極 3a、103a;第1拡散層 4a、4b、4c、104a、104b;メモリセル 5a、5c、105b;マージン部 6a、106a;第2拡散層

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全てのメモリセルに第1の拡散層、隣接
    する2個のメモリセルに共有される第2の拡散層及びこ
    の第1の拡散層と第2の拡散層との間に配置されるチャ
    ネル形成領域が夫々形成され隣接する2個の第1の拡散
    層は夫々共通の前記第2の拡散層を挟んで配置された半
    導体基板と、前記半導体基板のチャネル形成領域上にゲ
    ート絶縁膜を介して配置され夫々平行に延びるように形
    成された複数本のワード線と、前記半導体基板上に前記
    ワード線に対して直交して延びるように一定の間隔をも
    って配置され前記第2の拡散層に接続された複数本のビ
    ット線と、前記第1の拡散層上に形成され平面視で1辺
    の長さが設計基準寸法と等しい正方形状を有し前記ワー
    ド線と平行な方向に前記設計基準寸法と等しい間隔をも
    って格子状に配置された複数個の容量コンタクトと、平
    面視で短辺の長さが前記設計基準寸法である長方形の両
    長辺部分にその端部から選択的に帯状のマージン部が設
    けられたT字形状を有しこの長辺方向が前記ビット線と
    平行になるように配置され対応する前記容量コンタクト
    を介し前記第1の拡散層に接続された複数個の第1の容
    量電極パターンと、この第1の容量電極パターンと隣接
    し同形であって対応する前記容量コンタクトを介して前
    記第1の拡散層に接続された複数個の第2の容量電極パ
    ターンと、を有し、前記容量コンタクトは平面視でその
    中心を基準として隣接する容量コンタクト間の前記ビッ
    ト線と平行な方向のピッチに対し前記ワード線と平行な
    方向のピッチが1/2であって、前記第1及び第2の容
    量電極パターンのマージン部が設けられた領域に配置さ
    れ、前記第1及び第2の前記容量電極パターンのマージ
    ン部が形成されていない領域は前記ワード線と平行な方
    向に前記設計基準寸法と等しい間隔をもって配置されて
    いることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 全てのメモリセルに第1の拡散層、隣接
    する2個のメモリセルに共有される第2の拡散層及びこ
    の第1の拡散層と第2の拡散層との間に配置されるチャ
    ネル形成領域が夫々形成され隣接する2個の第1の拡散
    層は夫々共通の前記第2の拡散層を挟んで配置された半
    導体基板と、前記半導体基板のチャネル形成領域上にゲ
    ート絶縁膜を介して配置され夫々平行に延びるように形
    成された複数本のワード線と、前記半導体基板上に前記
    ワード線に対して直交して延びるように一定の間隔をも
    って配置され前記第2の拡散層に接続された複数本のビ
    ット線と、前記第1の拡散層上に形成され平面視で1辺
    の長さが設計基準寸法と等しい正方形状を有し前記ワー
    ド線と平行な方向に前記設計基準寸法と等しい間隔をも
    って格子状に配置された複数個の容量コンタクトと、平
    面視で短辺の長さが前記設計基準寸法である長方形の両
    長辺部分全域に帯状のマージン部が設けられた長方形状
    を有しこの長辺方向が前記ビット線と平行になるように
    配置され対応する前記容量コンタクトを介し前記第1の
    拡散層に接続された複数個の第1の容量電極パターン
    と、この第1の容量電極パターンと隣接し同形であって
    対応する前記容量コンタクトを介して前記第1の拡散層
    に接続された複数個の第2の容量電極パターンと、を有
    し、前記容量コンタクトは平面視でその中心を基準とし
    て隣接する容量コンタクト間の前記ビット線と平行な方
    向のピッチに対し前記ワード線と平行な方向のピッチが
    1/2であって、前記第1及び第2の容量電極パターン
    の中央以外の領域に配置されていることを特徴とする半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ビット線に平行な方向に配列された
    前記第1及び第2の容量電極パターンは夫々対応する前
    記容量コンタクトに対し、平面視で同一の配置になるよ
    うに設けられていることを特徴とする請求項又は
    記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の容量電極パターンは
    夫々隣接する前記ビット線と平行な方向に沿って配列さ
    れ、前記ワード線と平行な方向に交互に逆向きとなるよ
    うに配置されていることを特徴とする請求項に記載の
    半導体記憶装置。
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