JP3252307B2 - 装置状態表示機能を有する通信システム装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複数のパッケージよりな
る制御ブロックと、制御ブロックの状態を装置状態とし
て表示手段に表示させる共通制御ソフトウェアとを有す
る通信システム装置に係り、音声、画像、及びデータを
送信側と受信側との間で交換し中継する通信システム装
置の保守運用に利用できる。

【０００２】

【従来の技術】図８は、従来技術による通信システム装
置５００の保守と運用とを説明する図である。

【０００３】従来、通信システム装置５００の保守と運
用とにおいて通信システム装置保守者が通信システム装
置状態を把握する場合には、通信システム装置５００に
接続した保守用コンソール５１０を使用してソフトウェ
ア処理による通信システム状態表示コマンドを投入す
る。このコマンドを受けた通信システム装置５００の共
通制御ソフトウェア５２０は、保持している装置状態管
理情報５３０を応答メッセージとして送出し、コマンド
投入時点の通信システム装置状態を保守用コンソール５
１０に画面表示させる。装置故障発生時についても共通
制御ソフトウェア５２０より通知される故障メッセージ
が保守用コンソール５１０に画面表示され、保守者がそ
れを解読しシステム故障状態を認識する。

【０００４】制御ブロック５４０が冗長構成（故障時に
これを代替する他の制御ブロック５４２）をもち、この
制御ブロック５４０に故障が発生した場合には、共通制
御ソフトウェア５２０により故障発生制御ブロック５４
０を冗長制御ブロック５４２に切替える。この時保守者
は上記の如く保守用コンソール５１０から状態表示コマ
ンドを投入し、その応答メッセージにより通信システム
装置状態を把握し、故障制御ブロック５４０をシステム
から切り離し、装置診断により制御ブロック５４０内の
故障パッケージ５５４を割り出す。

【０００５】また、故障診断の結果判明した故障パッケ
ージ５５４の交換作業において、故障パッケージ５５４
の実装位置は保守用コンソール画面５１０やドキュメン
トに表示される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来の通信システム装
置においては保守用コンソールから離れた作業では、保
守用コンソール画面に表示されたメッセージと通信シス
テム装置本体とを見比べて確認することができないた
め、コンソール画面表示をプリントアウトした用紙やド
キュメントを携帯して交換作業を行う必要がある。この
ように通信システム装置の保守と運用とにおいて、保守
者が通信システム装置状態の把握と故障箇所交換作業を
行う場合、保守用コンソールのみに装置状態表示を頼る
ため作業時間と作業の手間を要する。

【０００７】さらに、表示領域に制約のあるコンソール
画面にすべての装置情報を的確に表示することは困難で
ある。

【０００８】本発明は上記の問題点に鑑み、通信システ
ム装置の状態を装置本体上に的確に表示する装置状態表
示機能を有する通信システム装置を提供することを目的
とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理構成
図である。

【００１０】本発明の装置状態表示機能を有する通信シ
ステム装置１００は、制御ブロック１２０のパッケージ
のうちの一のパッケージに第１及び第２の表示手段１３
６、１３８を設けて代表パッケージ１３０とし、制御ブ
ロック１２０のパッケージのうちの代表パッケージ１３
０以外のパッケージに第３の表示手段１４２、１４６を
設けて非代表パッケージ１４０、１４４とし、制御ブロ
ックの状態情報１１２を共通制御ソフトウェア１１０に
送信し、制御ブロックを制御するための制御情報１１４
を共通制御ソフトウェア１１０より受信する送受信手段
１３２と、該送受信手段により受信した制御情報に基づ
いて制御ブロックの状態を第１の表示手段１３６に表示
し、代表パッケージの状態を第２の表示手段１３８に表
示し、非代表パッケージの状態を第３の表示手段１４
２、１４６に表示する表示制御手段１３４とを代表パッ
ケージ１３０に設ける。

【００１１】

【作用】本発明は、通信システム装置の制御ブロックを
代表パッケージと非代表パッケージとにより構成し、代
表パッケージが制御ブロック全体の装置状態を表し、各
非代表パッケージが夫々のパッケージの状態を表して通
信システム装置の状態情報を階層的に整理し、保守者が
容易に把握できる情報を提供する。

【００１２】さらに、本発明は、通信システム装置内に
実装されている代表及び非代表パッケージに実装される
少数の表示手段を用いて装置の制御ブロックの複雑な状
態を的確に表示する。

【００１３】

【実施例】以下、図面とともに本発明の一実施例を詳細
に説明する。

【００１４】図２は、本発明の一実施例の通信システム
装置の構成を示す図であり、共通制御ソフトウェア２１
０と、複数の制御ブロック２２０₁ 、２２０₂ と保守用
コンソール２５０とから成る。以下では説明の便宜上、
制御ブロック２２０₁ についてのみ記述するが、制御ブ
ロックの個数は本発明の一実施例の説明に制限されるこ
とはない。

【００１５】制御ブロック２２０₁ は、代表パッケージ
２３０と、複数の非代表パッケージ２４０₁ 、２４０₂
とから成る。以下では説明の便宜上、一の非代表パッケ
ージ２４０₁ に関して記述を行うが、非代表パッケージ
の個数は本発明の一実施例の説明に制限されることはな
い。

【００１６】代表パッケージ２３０は、制御状態情報送
受信部２３２と、制御部２３４と、制御ブロック状態ラ
ンプ２３６と、代表パッケージ状態ランプ２３８と、図
示されない通信機能部とから成る。

【００１７】制御ブロック状態ランプ２３６は、制御ブ
ロック２２０₁ の主たる運転状態を表示する。一方、代
表パッケージ状態ランプ２３８は、代表パッケージ２３
０自体の状態を表示する。

【００１８】代表パッケージ２３０の制御状態情報送受
信部２３２は、制御ブロック２２０ ₁ の状態に関する情
報（状態情報２１４）を共通制御ソフトウェア２１０に
送信し、共通制御ソフトウェア２１０より制御ブロック
に関する状態の表示を制御する情報（制御情報２１２）
を受信する。制御状態情報受信部２３２に受信された制
御情報は、制御部２３４に通知され、制御部２３４は制
御情報に基づいて、自パッケージである代表パッケージ
２３０と非代表パッケージ２４０₁ 、２４０₂を制御す
る。 非代表パッケージ２４０₁ は、非代表パッケージ
状態ランプ２４２₁ と、図示されない通信機能部とから
成る。非代表パッケージ状態ランプ２４２₁ は、非代表
パッケージ２４０₁ の状態を表示するために利用され
る。

【００１９】共通制御ソフトウェア２１０からの状態表
示に関する制御情報に基づいて、代表パッケージ２３０
の制御部２３４が各パッケージのランプの点灯及び滅灯
を制御する。

【００２０】保守用コンソール２５０は、保守者からの
装置状態表示要求コマンドを入力し、共通制御ソフトウ
ェア２１０からの装置状態情報等のメッセージを出力す
る。

【００２１】図３は、本発明の一実施例による通信シス
テム装置の制御ブロックの構成を説明する図である。図
３の（ａ）に示す通信システム装置３００は、制御ブロ
ックＡ０系３０２と、制御ブロックＡ１系３０４と、制
御ブロックＢ０系３０６と、制御ブロックＢ１系３０８
とから成る。ここで、例えば、制御ブロックＡ０系３０
２と、制御ブロックＡ１系３０４とは、同型の制御ブロ
ックＡの０系と１系との２系統が実装されていることを
示し、具体的には一方を正常運転状態の現用稼働装置
（ＡＣＴ）とし、他方を稼働待機中装置（ＳＢＹ）とし
て、ＡＣＴの故障発生時にＳＢＹがＡＣＴに代わって正
常運転状態で稼働する。図３の（ｂ）に示す通信システ
ム装置３１０は、制御ブロックＡ０系３０２と、制御ブ
ロックＡ１系３０４と、制御ブロックＣ０系３１２と、
制御ブロックＤ０系３１４とから成る。ここで、制御ブ
ロックＣ３１２及び制御ブロックＤ３１４は、０系のみ
の１重化構成であり、それ自身が現用稼働装置として正
常状態で稼働し、切替え装置を他にもたない。

【００２２】図４は、本発明の一実施例による制御ブロ
ック内の代表及び非代表パッケージの実装を説明するた
めの図である。同図では、制御ブロック３５０内にある
各種のパッケージは、１枚の代表パッケージ３６０とそ
の他の非代表パッケージ３７０₁ 、３７０₂ 、３７
０₃ 、３７０₄ 、３７０₅ 、３７０₆ 、及び３７０₇ と
により制御ブロック３５０が構成され、各パッケージが
並列に実装される。代表パッケージ３６０は制御ブロッ
ク３５０の主な運転状態を表示する。一方、非代表パッ
ケージ３７０₁ 、３７０₂ 、３７０₃ 、３７０₄ 、３７
０₅ 、３７０₆ 、及び３７０₇ は、代表パッケージ３６
０に従属し、非代表パッケージ夫々の本体部の故障表
示、及び非代表パッケージ本体挿抜時の通電状態を示
し、例えば、新たに挿入した非代表パッケージの電気的
な接続が正常に行われたか否かを示すことができる。

【００２３】図５は、図４の制御ブロック３５０に実装
された代表パッケージ３６０と非代表パッケージ３７０
（３７０₁ 、３７０₂ 、３７０₃ 、３７０₄ 、３７
０₅ 、３７０₆ 、及び３７０₇ に同じ）のランプ実装を
説明する図である。同図に示すように、制御ブロック状
態ランプ３８０と代表パッケージ状態ランプ３８２とが
代表パッケージ３６０の前面パネルに実装され、非代表
パッケージ状態ランプ３８４が非代表パッケージ３７０
の前面パネルに実装される。図５に示す各パッケージを
並列に実装すると図４に示す制御ブロック３５０の前面
パネルが構成され、各パッケージのランプを同時に確認
することができる。

【００２４】図５に示すランプは、単色発光または複色
発光のランプを使用し、表示色に対して意味を対応付け
ている。本発明の一実施例では、制御ブロック状態ラン
プ３８０には緑色発光の単色ランプ、代表パッケージ状
態ランプ３８２及び非代表パッケージ状態ランプ３８４
には、緑色と橙色と赤色との３色に発光する複色ランプ
を使用しているが、ランプの色は本発明の一実施例に限
定されることはなく、その他の色の組合せでもよい。

【００２５】次に、本発明の一実施例による上記ランプ
の点灯色とそれに対応する制御ブロックの状態を説明す
る。

【００２６】制御ブロック状態ランプが緑色に点灯する
場合には、制御ブロックの電源をオフすること、パッケ
ージを挿抜することは許可されない。

【００２７】代表パッケージ状態ランプが橙色に点灯す
る場合には、共通制御ソフトウェアの制御により制御ブ
ロックは通信システム装置内から論理的に切り離された
状態であり、制御ブロックの電源をオフすること、パッ
ケージを挿抜することが可能である。また、パッケージ
挿抜時にパッケージが通電状態であることも示す。

【００２８】非代表パッケージ状態ランプが赤色に点灯
する場合には、パッケージが装置故障状態であり、パッ
ケージの交換を必要とする。パッケージの交換時には、
この非代表パッケージ状態ランプは橙色に発光し、交換
パッケージ挿抜時にパッケージ本体が通電状態であるこ
とを示す。

【００２９】次に、本発明の一実施例による通信システ
ム装置の状態と、その状態を表示する制御ブロック状態
ランプと代表パッケージ状態ランプと非代表パッケージ
状態パッケージランプとの対応関係を説明する。以下の
表に通信システム装置状態とランプの点灯状態との関係
を示す。

【００３０】

【表１】

【００３１】正常運転状態は、制御ブロックが通信機能
を実行している現用状態を示す。非正常運転状態中の装
置稼働待機中状態は、いつでも現用状態に移行すること
が可能な状態であり、例えば、図３による説明のＳＢＹ
に相当する。これらの状態では、制御ブロックの電源を
オフすること、各パッケージを挿抜することは許可され
ない。この場合のランプ点灯状態は、代表パッケージの
制御ブロック状態ランプのみが緑色に点灯し、代表パッ
ケージ状態ランプ及び非代表パッケージ状態ランプは滅
灯している。

【００３２】このように代表パッケージに制御ブロック
の状態を代表して表示することにより、制御ブロック内
の全パッケージに個別にシステム状態を表示させる場合
に比べて点灯すべきランプの数を減少させることができ
る。

【００３３】装置診断中状態は故障箇所の探索のために
制御ブロックに対して診断プログラムを実行している状
態を示し、本状態においては制御ブロックに実装された
代表パッケージの代表パッケージ状態ランプのみが緑色
に点灯する。

【００３４】装置故障状態は、診断により制御ブロック
内の故障パッケージが特定された場合に、パッケージの
故障状態をパッケージ単位に表示する状態である。本状
態においては、故障パッケージが代表パッケージに特定
された場合には、代表パッケージ状態ランプを赤色に点
灯する。一方、故障パッケージが非代表パッケージに特
定された場合には、代表パッケージ状態ランプは橙色に
点灯し、故障ありと診断された非代表パッケージの非代
表パッケージ状態ランプが赤色に点灯する。この時、代
表パッケージ状態ランプを橙色に点灯することにより、
パッケージの交換が可能であることを示す。

【００３５】システム切り離し状態は、制御ブロックが
現用又は予備の正常状態から切り離され、装置診断中状
態及び装置故障状態ではない状態である。例えば、装置
診断を行うために一時的に正常運転状態から制御ブロッ
クを切り離した状態やパッケージ交換直後の状態が本状
態に含まれる。システム切り離し状態では、制御ブロッ
ク内に実装された代表パッケージの代表パッケージ状態
ランプが橙色に点灯する。

【００３６】図６は、本発明の一実施例による通信シス
テム装置の動作シーケンスを説明する図である。同図に
より、通信システム装置の制御ブロックが正常運転状態
から装置故障状態に移行する場合を例として説明する。

【００３７】ステップ１００）制御ブロックの代表パッ
ケージは、共通制御ソフトウェアとの制御情報の送受信
により制御ブロックの状態を監視する。

【００３８】ステップ１１０）共通制御ソフトウェア
は、代表パッケージに対して、制御ブロックの状態を表
示する制御情報を通知する。

【００３９】ステップ１２０）代表パッケージは通知さ
れた情報により制御ブロックが正常であれば、制御ブロ
ック状態ランプを点灯する。

【００４０】ステップ１３０）保守用コンソールより状
態表示要求コマンドを共通制御ソフトウェアに対して送
出する。

【００４１】ステップ１４０）共通制御ソフトウェアは
装置状態表示情報を保守用コンソールに送出する。保守
用コンソールは装置状態を表示する。

【００４２】ステップ１５０）制御ブロック内の非代表
パッケージの故障発生により、制御ブロックの代表パッ
ケージは、装置故障状態を共通制御ソフトウェアに通知
する。

【００４３】ステップ１６０）共通制御ソフトウェア
は、装置の故障状態の情報を保守用コンソールに送出す
る。保守用コンソールは故障メッセージを表示する。

【００４４】ステップ１７０）共通制御ソフトウェア
は、故障が発生した制御ブロックの代表パッケージに対
し、故障状態を表示する制御情報を通知する。

【００４５】ステップ１８０）共通制御ソフトウェアよ
り故障状態を表示する制御情報を受信した制御ブロック
の代表パケージは、代表パッケージ上の制御ブロック状
態ランプを滅灯し、代表パッケージ状態ランプを橙色に
点灯して制御ブロックが切り離し状態であることを表示
し、さらに故障が発生した制御ブロックの非代表パッケ
ージに非代表パッケージ状態ランプを表示する制御情報
を通知する。

【００４６】ステップ１９０）故障が発生した制御ブロ
ックの非代表パッケージは、代表パッケージからの通知
に従い、非代表パッケージ状態ランプを赤色に点灯し、
故障の発生を表示する。

【００４７】図７は本発明の一実施例による通信システ
ム装置の制御ブロックの状態遷移を詳細に説明する図で
ある。同図において、制御ブロックは正常運転状態から
始まり装置故障が発生し、故障が発生したパッケージを
交換の後、正常運転状態に復旧する場合を例として説明
する。また、各状態において点灯するランプの組合せ
は、上記の通信システム装置状態とランプの点灯状態と
の関係を示す表の通りである。

【００４８】ステップ２００）制御ブロックは正常運転
状態を示す。

【００４９】ステップ２１０）制御ブロックに故障が発
生すると、正常運転を中止し装置稼働待機中状態に移行
する。

【００５０】ステップ２２０）装置は装置診断を開始
し、装置診断中状態となる。

【００５１】ステップ２３０）装置診断により制御ブロ
ックのパッケージに故障箇所が発見された場合、ステッ
プ２５０に進む。

【００５２】ステップ２４０）制御ブロックは正常運転
状態に復旧する。

【００５３】ステップ２５０）制御ブロックは装置故障
中状態となり、故障状態を表示する。

【００５４】ステップ２６０）制御ブロック内の故障パ
ッケージを交換する。

【００５５】ステップ２７０）パッケージを交換された
制御ブロックは一時的にシステム切り離し状態となり、
次に、ステップ２２０に進む。

【００５６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明による装置
状態表示機能を有する通信システム装置は、制御ブロッ
クを代表パッケージと非代表パッケージとに分けること
により、制御ブロック内の状態及びその表示方法がモジ
ュール化される。従って、パッケージを交換しても他の
パッケージに影響を与えることがない。また、パッケー
ジの設計コストの削減効果がある。

【００５７】さらに、本発明による装置状態表示機能を
有する通信システム装置は、制御ブロック内に実装する
パッケージ上のランプを用いて制御ブロックの状態を表
示するため、状態表示用のスペースがコンパクトであ
り、さらに簡単なランプで状態を表示できるので、例え
ばコンソール上にソフトウェアで新たに情報表示のため
のソフトウェアを開発する場合に比べコストを低減でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理構成図である。

【図２】本発明の一実施例による通信システム装置の構
成図である。

【図３】本発明の一実施例による通信システム装置の制
御ブロック構成を説明する図である。

【図４】本発明の一実施例による制御ブロック内の代表
及び非代表パッケージ実装を説明する図である。

【図５】本発明の一実施例による代表及び非代表パッケ
ージのランプ実装を説明する図である。

【図６】本発明の一実施例による通信システム装置の動
作シーケンスを説明する図である。

【図７】本発明の一実施例による通信システム装置の状
態遷移を説明する図である。

【図８】従来技術を説明する図である。

【符号の説明】

１００、２００、３００、３１０、５００ 通信シス
テム装置 １１０、２１０、５２０ 共通制御ソフトウェア １１２、２１２ 制御情報 １１４、２１４ 状態情報 １２０、１２１、１２２、２２０₁ 、２２０₂ 、３５０
制御ブロック １３０、２３０、３６０ 代表パッケージ １３２ 送受信手段 １３４ 表示制御手段 １３６ 第１の表示手段 １３８ 第２の表示手段 １４０、１４４、２４０₁ 、２４０₂ 、３７０、３７０
₁ 、．．、３７０₇非代表パッケージ １４２、１４６ 第３の表示手段 １５０ 表示手段 ２３２ 制御情報受信部 ２３４ 制御部 ２３６ 制御ブロック状態ランプ ２３８ 代表パッケージ状態ランプ ２４２₁ 、２４２₂ 非代表パッケージランプ ２５０、５１０ 保守用コンソール ３０２ 制御ブロックＡ０系 ３０４ 制御ブロックＡ１系 ３０６ 制御ブロックＢ０系 ３０８ 制御ブロックＢ１系 ３１２ 制御ブロックＣ０系 ３１４ 制御ブロックＤ０系 ３８０ 制御ブロック状態ランプ ３８２ 代表パッケージ状態ランプ ３８４ 非代表パッケージ状態ランプ ５００ 通信システム装置 ５２０ 共通制御ソフトウェア ５３０ 装置状態管理情報 ５４０ 制御ブロック ５４２ 冗長制御ブロック ５５０、５５２ パッケージ ５５４ 故障パッケージ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮保 憲治 東京都千代田区内幸町１丁目１番６号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 伊藤 新 東京都千代田区内幸町１丁目１番６号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−249437（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−37599（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H04L 29/14

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のパッケージよりなる制御ブロック
   と、前記制御ブロックの状態を装置状態として表示手段
   に表示させる共通制御ソフトウェアとを有する通信シス
   テム装置において、前記制御ブロックの前記複数のパッケージは、第１の表
   示手段及び第２の表示手段が設けられた一つの代表パッ
   ケージと、第３の表示手段が設けられた前記一つの代表
   パッケージ以外の非代表パッケージとにより構成され、 前記代表パッケージは、 前記制御ブロックの状態を表す状態情報を前記共通制御
   ソフトウェアへ送信し、前記制御ブロックを制御するた
   めの制御情報を前記共通制御ソフトウェアから受信する
   送受信手段と、 前記送受信手段によって受信した前記制御情報に基づい
   て前記制御ブロックの状態を前記第１の表示手段に表示
   させ、前記代表パッケージの情報を前記第２の表示手段
   に表示させ、前記非代表パッケージの状態を前記第３の
   表示手段に表示させる制御手段と、 を含み、 前記制御ブロックの状態は、前記第１の表示手段、前記
   第２の表示手段及び前記第３の表示手段の表示動作状態
   の組合せによって表される ことを特徴とする装置状態表
   示機能を有する通信システム装置。
2. 【請求項２】 前記第１の表示手段は、少なくとも前記
   制御ブロックが通信機能を実行可能であるかどうかを表
   し、 前記第２の表示手段は、少なくとも前記制御ブロックが
   通信システム装置内で論理的に切り離されているか、又
   は、前記代表パッケージが故障しているかどうかを表
   し、 前記第３の表示手段は、少なくとも前記非代表パッケー
   ジが故障しているか、又は、通電状態であるかどうかを
   表す、 ことを特徴とする請求項１記載の装置状態表示機能を有
   する通信システム装置。