JP3251149B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3251149B2
JP3251149B2 JP14142395A JP14142395A JP3251149B2 JP 3251149 B2 JP3251149 B2 JP 3251149B2 JP 14142395 A JP14142395 A JP 14142395A JP 14142395 A JP14142395 A JP 14142395A JP 3251149 B2 JP3251149 B2 JP 3251149B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置や静電記
録装置等の画像形成装置本体に着脱可能な、現像剤有無
検知手段を備えた現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置等における現像剤た
るトナーの有無検知方式として、現像剤容器たるトナー
容器内に一組の電極を対向して設け、両電極間のトナー
の有無による静電容量の変化から、電極間の現像剤の有
無を検知する方式が知られている。
【0003】図35に、この様な静電容量変化によるト
ナー有無検知方式を利用したプロセスカートリッジの従
来例を示す。図中152は感光体ドラム151に隣接し
て設けた現像剤担持体たる金属製の現像スリーブであ
る。153は現像剤容器たるトナー容器であり、トナー
容器153の内部には、現像スリーブ152に対向させ
て金属製のアンテナ線154が配置されている。
【0004】この装置では該アンテナ線154を第1電
極、現像スリーブ152を第2電極として機能させ、両
電極間に電圧を印加して、両電極間の静電容量を検出し
てトナーの有無を判定する。即ち、トナー容器153内
にトナーが充分に有る間は両電極間にもトナーが存在
し、両電極間の静電容量が大きい。しかし、トナーの消
費により両電極間にトナーが無くなると、両電極間の静
電容量は小さくなる。そして、この静電容量の変化を装
置本体側のトナー有無検知回路で検出し、静電容量が所
定の値よりも小さくなった時点でトナー無しと判定して
いる。
【0005】この様なトナー有無検知方式においては、
一組の電極の位置及び間隔を高精度に保つ事が検知精度
を高める上で重要である。その為、アンテナ線154は
トナー容器153の壁面に接着剤を用いて固定してい
た。
【0006】そして、このアンテナ線154に電圧を印
加しなければならない為、アンテナ線154の一方端部
をプロセスカートリッジの外部に露出させ、該端部に接
点部を設ける必要が有る。更に、該アンテナ線154と
トナー容器153の壁面との隙間からトナーが漏れない
様に、アンテナ線固定用の接着剤はアンテナ線154と
トナー容器153の壁面との隙間を封止する役割も兼ね
ている。
【0007】この為該アンテナ線の取付けは、図36に
示す様にトナー容器153を第1の枠体155と第2の
枠体156とにより構成し、両枠体155,156の接
合部に凹部157を設け、該凹部157にシリコーン等
の接着剤158を図36(a)の様に塗布した後に、ア
ンテナ線154を図36(b)の様に落とし込んで接着
し、更に図36(c)の様に接着剤158をアンテナ線
154上に延ばしてアンテナ線154を覆い、図36
(d)の様にトナー漏れ防止シール159を貼着した
後、第1枠体155と現像枠体156とを接合してい
た。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら前記
の様な装置構成及び組立て方法では、アンテナ線自体の
組立ては溝への落とし込みにより容易であるが、アンテ
ナ線のシールに関しては接着剤の量を最適に保つ事が難
しく、接着剤の量が多過ぎると接着剤が不要な部分に付
着する虞が有り、例えば電極面に付着した場合電極面積
が減少する為現像剤の有無検知精度が悪化する虞が有
る。又、逆に接着剤の量が少な過ぎると、電極とプロセ
スカートリッジ壁面との隙間を塞ぎ切れずに、隙間から
トナーが漏れる虞が有った。
【0009】又、接着剤の延ばし方が不均一であると、
接着剤158表面の凸凹とトナー漏れ防止シール159
との間に図37(a)に示す様な隙間160を生じた
り、アンテナ線154と接着剤158との密着性が不充
分となって図37(b)に示す様な隙間160を生じ、
該隙間160よりトナーが漏出する虞が有った。
【0010】加えて、上記アンテナ線154の組立ては
手作業によって行われており、電極近傍の現像器、感光
体ドラム等に接着剤を付着させない様に注意しつつ、所
定の位置のみに必要且つ充分な量の接着剤を塗布し、更
にアンテナ線154と接着剤158とが充分に密着する
様に且つ接着剤158の表面が平滑になる様に接着剤を
延ばさなければならず、作業性の点で不利であった。
【0011】更に、環境保全への要求から装置をリサイ
クルする場合、接着剤158をトナー容器153及びア
ンテナ線154から除去する事が困難であった。この為
該接着剤158を除去せずに再びアンテナ線154を取
付けると、トナー容器153に残留した接着剤と新たに
加えた接着剤との密着性を安定して確保する事が難し
く、アンテナ線154のシール性が低下する虞が有っ
た。又、接着剤158を除去しないままトナー容器15
3を溶解再生した場合、異種材料の混入によって再生し
た樹脂材料の品質が大きく低下する虞が有った。
【0012】そこで、本発明の目的は、接着剤を用いず
に、アンテナ線のトナー容器への取付けが容易で、トナ
ー漏れを確実に防止し、装置のリサイクル性を損なう事
無く、トナー有無検知精度を高める事が出来る現像装置
を提供する事にある。
【0013】
【課題を解決する為の手段】本出願に係る第1の発明に
よれば、上記目的は、現像剤を収容する現像剤容器と、
現像剤容器の開口部に取り付けられており現像剤を担持
して搬送する現像剤担持体と、現像剤容器内に設けられ
ておりその一端現像剤容器の外部に突出するアンテナ
部材と、現像剤容器とアンテナ部材の現像剤容器外部に
突出する端部側との間に介在しており現像剤容器から現
像剤の漏れを防止する弾性シール部材を有し、アン
テナ部材及び現像剤担持体間の現像剤の静電容量を検出
して現像剤の有無を検知できる現像装置において、上記
弾性シール部材は上記現像剤容器に設けられた該弾性シ
ール部材よりも小さな窪みに圧入されており、上記アン
テナ部材は上記弾性シール部材に設けられたアンテナ部
材の径よりも小さな穴に圧入されて上記現像剤容器の内
部まで達しており、上記弾性シール部材には弾性シール
部材を引き抜く際に用いるタブが一体成型されているこ
とにより達成される。
【0014】又、本出願に係る第2の発明によれば、上
記目的は、現像剤を収容する現像剤容器と、現像剤容器
の開口部に取り付けられており現像剤を担持して搬送す
る現像剤担持体と、現像剤容器内に設けられておりその
一端現像剤容器の外部に突出するアンテナ部材と、現
像剤容器とアンテナ部材の現像剤容器外部に突出する端
部側との間に介在しており現像剤容器から現像剤の漏れ
を防止する弾性シール部材と、を有し、アンテナ部材
び現像剤担持体間の現像剤の静電容量を検出して現像剤
の有無を検知できる現像装置において、 上記弾性シール
部材は上記現像剤容器に設けられた該弾性シール部材よ
りも小さな窪みに圧入されており、上記アンテナ部材は
上記弾性シール部材に設けられたアンテナ部材の径より
も小さな穴に圧入されて上記現像剤容器の内部まで達し
ており、上記弾性シール部材は上記現像剤容器の窪みか
ら上記弾性シール部材を取り出す時の摩擦抵抗が窪みに
圧入する時の摩擦抵抗より大きくなる形状となっている
ことにより達成される。
【0015】
【作用】本出願に係る第1及び第2の発明によれば、ア
ンテナ部材は現像剤容器を貫通させて配設した事で高精
度に保持され、現像剤有無検知精度が高く保たれる。更
に弾性シール部材は圧入により取付けるので、プロセス
カートリッジの組立て及び分解の作業性が良好となる。
又、弾性部材を圧入により取り付ける結果、弾性シール
部材と現像剤容器、或は弾性シール部材とアンテナ部材
との間に隙間を生じさせず、現像剤の漏出を防止する。
【0016】又、上記に加え、の発明では、弾性シ
ール部材には、圧入孔から該弾性シール部材を引き抜く
為のタブが一体に形成されているので、該タブを持って
引き抜く事により弾性シール部材は容易に枠体から取り
外され、装置のリサイクル時の分解作業が容易となる。
そして第2の発明では、弾性シール部材は、圧入時より
も取出し時の方が大きな摩擦抵抗を生ずる形状となって
いるので、不用意に外れることがない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を参考例と共に添付図
面に基づいて説明する。
【0018】(第1の実施例) 先ず、本発明の第1の実施例を参考例をも交えながら
1乃至図11(図1,6,7,10:参考例)に基づい
て説明する。図2及び図3は、本実施例におけるプロセ
スカートリッジKの縦断面図及び要部分解説明図であ
る。
【0019】一般にプロセスカートリッジは電子写真感
光体ドラム等の像担持体及び現像装置、場合によっては
更に帯電器やクリーニング器を一体的に保持したもの
で、電子写真装置等の画像形成装置本体に着脱可能とな
っている。そして現像装置内の現像剤が無くなった場
合、或いは像担持体が劣化した場合等に、画像形成装置
本体から取り外され、新品のプロセスカートリッジが画
像形成装置本体に新たに装填される。
【0020】図2及び図3に示す様に、第1の実施例に
おけるプロセスカートリッジKは、電子写真感光体ドラ
ム8の周囲に帯電器11、露光部12、トナーによる現
像を行う現像手段4、及びクリーニング手段9を配置
し、これらをトナー容器1、現像枠体2、クリーニング
枠体3からなるハウジングで覆って一体化したものであ
る。つまり、前記プロセスカートリッジKはトナー容器
1と、現像スリーブ5等を支持する現像枠体2と、感光
体ドラム8やクリーニング手段9や帯電器11を支持す
るクリーニング枠体3を互いに連結する事によって構成
している。
【0021】現像剤たる磁性トナーによってトナー像を
形成する現像手段4は、図2に示す様に、トナーを貯蔵
する現像剤容器たるトナー容器1を有し、且つトナー容
器1内部にはトナー送り部材21が設けてあり、図中矢
指方向に回転してトナーの凝集や遍在を防止しつつトナ
ーを現像剤担持体たる現像スリーブ5に送り出す。現像
スリーブ5は内部に磁石6を有し、現像スリーブ5に供
給されたトナーを表面に吸着する。又、現像スリーブ5
の表面には弾性ブレード7が当接されており、現像スリ
ーブ5上のトナーの層厚を規制して現像スリーブ5の表
面に薄いトナー層を形成する。この現像スリーブ5にト
ナー層が形成される時に、トナーはトナーと回転する現
像スリーブ5との摩擦によって感光体ドラム8上の静電
潜像を現像するのに充分な摩擦帯電電荷を得ている。
【0022】本実施例では、現像バイアス電圧として交
流成分(Vpp=約1600V)に直流成分(約−50
0V)を重畳した電圧を現像スリーブ5に印加する様に
している。
【0023】又、前記トナー層が形成される現像スリー
ブ5と感光体ドラム8とは微小間隔(約250μm程
度)をもって対向する様に位置決めされている。その為
本実施例では図3に示す様に、現像スリーブ5の軸方向
両端部近傍であってトナー層形成領域外に現像スリーブ
5の外径よりも前記間隔分だけ外径が大きい当接リング
部材22を設け、該リング部材22が感光体ドラム8の
静電潜像形成領域外に当接する様に構成している。
【0024】更に、前記現像スリーブ5の軸方向一方端
部にははす歯ギヤ23が取付けてあり、ギヤ23と現像
スリーブ5が一体的に回転する。このギヤ23は感光体
ドラム8の軸方向一方端部に固定したはす歯ギヤ(図示
せず)と噛合し、感光体ドラム8の回転に応じて現像ス
リーブ5を回転させる。又、前記ギヤ23はトナー送り
部材21と連結したはす歯ギヤ24と噛合し、感光体ド
ラム8の回転力をトナー送り部材21へ伝達する。
【0025】尚、前記トナー送り部材21はトナー容器
1に設けてあり、現像スリーブ5及び弾性ブレード7は
現像枠体2に取付けてある。又、感光体ドラム8、一次
帯電器11及びクリーニングブレード10はクリーニン
グ枠体3に設けてある。
【0026】又前記プロセスカートリッジKにはドラム
感光防止シャッター25が設けてあり、該プロセスカー
トリッジKを装置本体に装着する事により該シャッター
25が開き、該プロセスカートリッジKを装置本体より
取り出す事により該シャッター25が閉じる様に構成さ
れている。
【0027】本発明における現像手段4においては、ト
ナー容器1内のトナーの有無を検出する為のトナー有無
検知手段が設けてある。該トナー有無検知手段の構成を
以下に説明する。
【0028】図2及び図3中、26はトナー容器1から
現像スリーブ5へのトナー流路に設けた アンテナ部材
としてのアンテナ線であり、現像スリーブ5に対して略
平行に現像枠体2に固定されている。該アンテナ線26
を第1電極、現像スリーブ5を第2電極として機能させ
る事により、両電極間に電圧を印加して両電極間の静電
容量の変化を検出する事により、トナーの有無を検知す
る事が出来る。
【0029】図4は装置本体側に設けたトナー有無検知
回路の回路図である。該回路において、現像スリーブ5
とアンテナ線26とは等価的にコンデンサを構成してい
る。HVは高圧電源であり現像スリーブ5に矩形波状の
交流電圧(Vpp=約1600V)を印加している。こ
の高圧電源HVからの高電圧は実際には矩形波の立ち上
がり、立ち下がりの傾きを持ち、現像スリーブ5とアン
テナ線26との間の静電容量と抵抗R1,R2により微分
波形ANTとして検出される。尚、ダイオードD1はマ
イナス出力のクランプダイオードである。
【0030】前記微分波形ANTは抵抗R1,R2で分圧
され、オペアンプOA1、ダイオードD2、コンデンサC
1から成る第1ピークホールド回路によりピーク検出さ
れ、直流信号に変換される。尚、抵抗R3はコンデンサ
1のディスチャージ用である。
【0031】現像スリーブ5とアンテナ線26との間の
静電容量は、現像スリーブ5とアンテナ線26との間に
存在するトナー量に依存する。即ち、両導体間のトナー
量が多いと、導体間の誘電率が高くなる為に両者間の静
電容量は大きくなる。従って、トナーの減少と共に導体
間の誘電率が小さくなり、静電容量も小さくなる為に、
第1ピークホールド回路によって検出される電圧もトナ
ー量の減少に伴って低下する。
【0032】一方、高圧電源HVからの出力は現像スリ
ーブ5へ供給されると共に、基準コンデンサC2と抵抗
4,R5(ボリューム抵抗),R6で構成される微分回
路へも供給される。尚、ダイオードD3はマイナス出力
のクランプダイオードである。
【0033】ボリューム抵抗R5を介して検出される微
分波形はオペアンプOA2、ダイオードD4、コンデンサ
3とディスチャージ用抵抗R7から成る第2ピークホー
ルド回路により、直流信号に変換される。この第2ピー
クホールド回路からの出力が所定の基準値(本実施例で
は約2.7Vに設定している)に成る様にボリューム抵
抗R5を調整する。
【0034】前記第1ピークホールド回路の出力(コン
デンサC1の電位→トナー残量に応じた値)と、第2ピ
ークホールド回路の出力(コンデンサC3の電位→基準
値)は、コンパレータCO1によって比較され、トナー
残量を示す信号として出力される。従って現像スリーブ
5とアンテナ線26との間にトナーが充分に存在する場
合には、コンデンサC1の電位が低下していく。そして
コンデンサC3のレベルよりも低くなると、コンパレー
タCO1の出力はローレベルとなる。従ってコンパレー
タCO1の出力によってトナー残量の検知が可能とな
る。
【0035】図5は、上記静電容量とトナー容器1内の
トナー量との関係を、横軸にトナー量、縦軸に静電容量
をとって表した模式図である。両電極間にトナーが有る
場合には両電極間の静電容量が大きく、トナーが無くな
ると静電容量が小さくなる。従って、該静電容量の変化
を装置本体側のトナー有無検知回路によって検出し、該
静電容量が所定の静電容量Cよりも小さくなった時に、
トナー無しと判断して、装置本体の表示部においてトナ
ー無しを知らせる。
【0036】アンテナ線26は前述した様に、電圧を印
加する為に、その一方端部を現像枠体2の側面壁を通し
て外部に突出させ、該端部に図3に示す接点部28を設
ける必要がある。更に、該側面壁とアンテナ線26との
隙間からトナーが漏出する事を防止する為に、該隙間を
シールする必要がある。
【0037】本発明におけるアンテナ線26の現像枠体
2への取付け及びアンテナ線26と現像枠体2との隙間
のシールについて、図1及び図6〜7の参考例と共に、
8〜9を用いて説明する。
【0038】図1に示される参考例おいて15は現像枠
体2の第1の側面壁13に設けた第1の嵌合孔であり、
第1側面壁13を貫通している。該第1側面壁13の外
側の第1嵌合孔15の周囲は、第1嵌合孔15と同一中
心を持つ円形の圧入孔17が形成されている。一方、1
6は現像枠体2の第2の側面壁14の内側に設けた第2
嵌合孔であり、上記第1嵌合孔15に対向して設けられ
ている。尚、該第2嵌合孔16は第2側面壁14を貫通
していない。
【0039】アンテナ線16の直径は上記第1嵌合孔1
5及び第2嵌合孔16に嵌合する大きさに形成されてお
り、一方端部には接点部28を設け、他方端部29には
嵌合の案内の為の面取りがなされている。
【0040】30はゴム材からなる弾性シール部材とし
ての円形リング状のアンテナ線シール部材で、図1
(a)に示す様に上記圧入孔17の直径r1とアンテナ
線シール部材30の外径r3、及びアンテナ線26の外
径r2とアンテナ線シール部材30の直径r4との関係
は、
【数1】r3>r1 及び r2>r4
【0041】となる様に構成されている。尚、アンテナ
線シール部材30の材質はエチレンプロピレンゴム、シ
リコーンゴム等の、耐オゾン性を持ったものが好まし
い。これは、プロセスカートリッジの帯電装置から発生
するオゾンによってアンテナ線シール部材30が劣化し
て、シール性を損なう事を防止する為である。
【0042】上記の様なアンテナ線シール部材30を図
1(b)の様に現像枠体2の圧入孔17に圧入した後、
アンテナ線26の先端部29をアンテナ線シール部材3
0側から現像枠体2の第1嵌合孔15に嵌合させつつ挿
入し、更にアンテナ線26の先端部29を現像枠体2の
第2嵌合孔16に嵌合させる事で、現像スリーブ5に対
して位置を定め、更にアンテナ線26のクランク部27
を溝部18に嵌合させる事により、アンテナ線26の回
転を規制すると共に、接点部28の位置を定めている。
そして、現像枠体2とトナー容器1とを結合する事によ
り、図1(c)に示す様にトナー容器1の凸部19が現
像枠体2の圧入孔17と溝部18とを覆い、その結果ア
ンテナ線26の長手方向の位置が定まり現像枠体2に固
定される。又、該凸部19は現像枠体2の圧入孔17を
覆う為、アンテナ線シール部材30が不要に抜ける虞は
無い。尚、第1の実施例では凸部19で現像枠体2の圧
入孔17を覆ってアンテナ線シール部材30が不要に抜
ける事を防止しているが、図6に示す様に、現像枠体2
の圧入孔17の開口側に凸部20を設ける事で、アンテ
ナ線シール部材30が不要に抜ける事を防止しても良
い。この場合、弾性部材から成るアンテナ線シール部材
30が変形しつつ該凸部20を乗り越えて現像枠体2の
圧入孔17に圧入される為、アンテナ線シール部材30
の組立てに支障は無い。
【0043】尚、現像枠体2とトナー容器1との接合
は、図2及び図3に示す様に弾性部材から成るトナー漏
れ防止シール31を接合面に挟み込んで行う為、該接合
面からトナーが漏出する虞は無い。
【0044】アンテナ線26は現像枠体2の第1嵌合孔
15及び第2嵌合孔16に嵌合されて保持される為、現
像スリーブ5との間隔が高精度に保たれ、その結果トナ
ー有無検知を高精度に行う事が出来る。又、アンテナ線
シール部材30を圧入孔17内に第1側面壁13の外側
より圧入し、更にアンテナ線26を該第1側面壁13の
外側より挿入する事により、アンテナ線シール部材30
は摩擦力によって圧入孔17の奥側に引き込まれて所定
の位置に達する為、容易に組立てる事が出来る。
【0045】上記の構成において、アンテナ線シール部
材30は圧入孔17に変形しつつ圧入されており、更に
アンテナ線26がアンテナ線シール部材30を変形させ
つつ圧入される為、アンテナ線シール部材30は図1
(c)に示す様に圧入孔17の内壁面及びアンテナ線2
6の外周に完全に密着している。その結果、アンテナ線
シール部材30と現像枠体2、或はアンテナ線シール部
材30とアンテナ線26との間に隙間を生じる事は無
く、トナーの漏出を防止出来る。又、シール性はアンテ
ナ線シール部材30の変形量によって定まる為、良好な
シール性を安定して得る事が出来る。
【0046】アンテナ線シール部材30の外形及び孔形
状、現像枠体2の圧入孔17の形状及び、アンテナ線2
6の断面形状は、本実施例に示す円形状に限ったもので
は無く、アンテナ線シール部材30の外形と現像枠体2
の圧入孔17の形状とが夫々相似形を成し、又、アンテ
ナ線シール部材30の孔形状とアンテナ線26の断面形
状とが夫々相似形を成せば良い。しかし、アンテナ線シ
ール部材30の外形及び孔形状、現像枠体2の圧入孔1
7の形状、及びアンテナ線26の断面形状を円形状とし
た場合、アンテナ線シール部材30の変形は円周上で均
一となり、多角形等の異形形状と比較してより均一なシ
ール性を得る事が出来る。
【0047】この為第1の実施例では、アンテナ線シー
ル部材30は円形のリング形状とし、現像枠体2の圧入
孔17は丸孔形状に、アンテナ線26は丸棒形状として
いる。尚、アンテナ線26の形状は、アンテナ線シール
部材30が当接する部分のみが丸棒形状であれば良く、
トナー容器1内に挿入される部分の形状は、トナー有無
検知に適した形状とする事が出来る。この場合、アンテ
ナ線26の接点部28側の端部からアンテナ線シール部
材30が当接する部分迄の間を丸棒形状とし、該接点部
28側からアンテナ線シール部材30を圧入すれば良
い。
【0048】装置のリサイクル時の分解においては、ア
ンテナ線26を強く引き抜く事により、アンテナ線26
及びアンテナ線シール部材30を現像枠体2より取り外
す事が可能である。又、アンテナ線シール部材30をア
ンテナ線26から除去する場合も同様にアンテナ線シー
ル部材30をアンテナ線より強く引き抜く事で取り外す
事が可能である。仮にアンテナ線26を引き抜いた際に
アンテナ線シール部材30が圧入孔17内に残ってしま
った場合でも、図7に示す参考例と同様に鍵状の工具T
を使用する事で容易に取り外す事が出来る。
【0049】従って、現像枠体2にアンテナ線26及び
アンテナ線シール部材30を再び取付ける際にも、特別
な注意や作業を必要とせず、上記と同様な方法で取付け
る事が可能であり、装置のリサイクル性を向上させる事
が出来る。更に、現像枠体2を溶解再生する際には、異
種材料が混入する事が無く、材質の劣化を最小限に留め
る事が出来る。
【0050】又、図8に示す様にアンテナ線シール部材
32にタブ33を設け、該タブ33を持ってアンテナ線
シール部材32を引き抜く様に構成すると、上記の様な
工具Tを用いる必要が無く、アンテナ線シール部材32
を容易に現像枠体2から取り外す事が出来る。この場
合、タブ33はアンテナ線シール部材32のアンテナ線
26及び現像枠体2の圧入孔17に触れない位置に設け
る事で、均一なシール性を得る事が出来る。
【0051】更に図9に示す様に、圧入孔17の入り口
側に、入り口側が狭くなっている溝部34を設け、上記
タブ33を該溝部34内に嵌め込む事で、アンテナ線シ
ール部材32が不要に抜ける事を防止しても良い。タブ
33はアンテナ線シール部材32と同様に弾性部材から
成る為、タブ33を溝部34内に嵌め込む際に、溝部3
4の入り口側が狭くなっていても作業に支障は無い。
【0052】以上の様に第1の実施例の構成では、アン
テナ線シール部材30の位置を現像枠体2の第1嵌合孔
15に隣接させて設けている為、本体側の電極等との接
触や、プロセスカートリッジの着脱時に接点部28をぶ
つける等してアンテナ線26に外力が働いても、アンテ
ナ線シール部材30の位置におけるアンテナ線26の変
位量は極めて小さく、又弾性を持ったアンテナ線シール
部材30が図10に示す参考例と同様に上記アンテナ線
26の変位に対して追従して変形して密着性を保つ為、
シール性を損なう虞は無い。
【0053】図11に本発明に従って構成した現像剤有
無検知装置を用いた画像形成装置の一例として、プロセ
スカートリッジが着脱されるレーザビームプリンタ35
を示す。
【0054】図11のプリンタ本体は、上下のケース3
6、37に分割して構成されており、上ケース36は回
動軸38を中心にして回動自在となる様に下ケース37
に支持されている。尚、図11中二点鎖線で示す上ケー
ス36は、プリンタのメンテナンス(ジャム処理やプロ
セスカートリッジの交換等)の為の開放位置を示してい
る。
【0055】そしてこの上ケース36にプロセスカート
リッジKを着脱自在に支持するカートリッジ支持部材3
9が設けられている。又、上ケース36の上部にはスキ
ャナユニット40が配設されており、該スキャナユニッ
ト40は、レーザビーム発振器から出射された変調ビー
ムをポリゴンミラーによって走査する様に構成されてい
る。又、該スキャナユニット40の近傍にはミラー41
が配設されており、前記レーザ光の光路を偏向して該レ
ーザ光を前記感光体ドラム8の表面に照射して静電潜像
を形成する様に構成されている。
【0056】一方、前記下ケース37の下方部には給紙
部Aが配置されている。該給紙部Aの側部にはカセット
42が着脱可能に装着されており、該カセット42内に
は転写材Sが積載して収納されている。又、該カセット
42内に収納された転写材Sの前端上方には円形の一部
が欠落した形状の給送ローラ43が回動自在に支持され
ており、該給送ローラ43は駆動手段(図示せず)によ
り回転駆動する様に構成されている。又、該給送ローラ
43の下流側(図11左側)にはレジストローラ対45
が配設されており、該レジストローラ対45は前記感光
体ドラム8に同期して転写材Sを更に下流側に給送する
様に構成されている。更に、転写帯電器46の下流側に
は、公知の搬送装置47、定着器48、排出ローラ対4
9等が配設されており、転写が終了した転写材Sの定着
を行った後に、該転写材Sを装置本体の上ケース36上
に排出する様に構成されている。尚、上ケース36の上
面は装置本体内部より排出された転写材を複数枚積載可
能な様に、トレイ形状に成形されている。
【0057】本装置における作像過程を以下に説明す
る。プリンタに所定の信号が送られると、感光体ドラム
8が回転駆動され、帯電器11は感光体ドラム8の表面
を均一に帯電し始める。次に、スキャナユニット40が
起動されて、該スキャナユニット40より所定の信号に
基づいた画像光Lが感光体ドラム8上に照射されると、
感光体ドラム8上には静電潜像が形成される。該静電潜
像は、感光体ドラム8の回転に伴って前記現像手段4の
現像スリーブ5に対向する。そして現像スリーブ5から
供給されるトナーにより静電潜像が現像されて、感光体
ドラム8上にトナー像が形成される。
【0058】一方この様なトナー像形成と並行して前記
給紙部Aでは給送ローラ43が回転駆動され、該転写材
Sの先端角隅部に設けた分離爪44によってカセット4
2内に収納された転写材Sを1枚ずつ分離してカセット
42より送り出す。次に、レジストローラ対45は該給
送されてきた転写材Sの先端と該感光体ドラム8上に形
成されたトナー像の先端とが一致する様にタイミングを
取って回転し、転写材Sを転写帯電器46と感光体ドラ
ム8との間に搬送する。
【0059】該転写材Sが搬送されてくると転写帯電器
46が起動され、該転写材Sを介して感光体ドラム8と
転写帯電器46との間には高電圧が印加される。これに
より、該感光体ドラム8上に形成されているトナー像は
転写材S上に転写される。そして該トナー像が転写され
た転写材Sは、搬送装置47により定着器48まで搬送
されて、該トナー像が定着された後、排出ローラ対49
により装置本体の上ケース36上に排出される。
【0060】一方転写が終了した後の感光体ドラム8
は、該感光体ドラム8の回転に伴いクリーニング手段9
のクリーニングブレード10によって残留トナーが除去
されて清掃され、次の静電潜像が形成される為の準備が
完了する。
【0061】従って、この様な画像形成動作を繰り返し
行うことにより、トナーが徐々に消費されるが、本発明
のプロセスカートリッジを用いることによりトナー有無
検知が高い精度で行われる為、プロセスカートリッジの
トナー収容量に応じた長期に渡る使用が可能である。
又、トナーが無くなった際のプロセスカートリッジの交
換においても、トナー漏れを防ぎ、装置内を汚すことが
無い。
【0062】以上の様に、第1の実施例においては、現
像枠体2の嵌合孔にアンテナ線26を嵌合させて挿入
し、該嵌合孔と隣接して設けた圧入孔にリング状アンテ
ナ線シール部材30を圧入し、現像枠体2とアンテナ線
26との隙間を塞ぐ事によりアンテナ線26を現像枠体
2に固定保持している為、アンテナ線26の組込みを容
易に行いつつ、安定したシール性を確実に保つ事が出来
る。又、簡単な構成でアンテナ線26の位置を高精度に
保つ事が出来、装置のコストを低く保ち、現像剤有無検
知を高い精度で行う事が出来る。更に、装置の分解も容
易であり、リサイクル性も高める事が出来る。
【0063】(第2の実施例) 次に、本発明の第2の実施例を図12乃至図16に基づ
いて説明する。尚、第1の実施例との共通箇所には同一
符号を付して説明を省略する。
【0064】図12及び図13は、本発明の第2の実施
例におけるアンテナ線シール部材の斜視図及びアンテナ
線のシール部分の組立て説明図である。第2の実施例に
おけるアンテナ線シール部材50は、図12及び図13
に示す様な漏斗状の形状を成しており、現像枠体2の圧
入孔17の直径r1と、アンテナ線シール部材50の小
径部51側の外径r7及び大径部52側の外径r5との関
係、更にアンテナ線26の直径r2と、アンテナ線シー
ル部材50の小径部51側の孔の内径r6及び大径部5
2側の孔の内径r8の関係は、
【0065】
【数2】r5>r1>r7 及び r8>r2>r6
【0066】となる様に構成されている。
【0067】第2の実施例のその他の構成は、上記第1
の実施例と同様である。本実施例では、該アンテナ線シ
ール部材50を、小径部51側から現像枠体2の圧入孔
17に圧入し、更にアンテナ線26を大径部52側から
圧入する。この時アンテナ線シール部材50には、現像
枠体2及びアンテナ線26との摩擦力によって、図14
中矢指M方向の回転モーメントが働き、アンテナ線シー
ル部材50は小径部51側の内径が大きく、又大径部5
2側の外径が小さくなる方向に変形する。その結果、ア
ンテナ線シール部材50及びアンテナ線26の圧入抵抗
が少なく、より良好な作業性を実現出来る。
【0068】又、アンテナ線26の圧入後に、アンテナ
線26に引き抜く方向の外力が働くと、アンテナ線シー
ル部材50には、アンテナ線シール部材50と現像枠体
2及びアンテナ線シール部材50とアンテナ線26との
摩擦力によって、図15中矢指N方向の回転モーメント
が働き、アンテナ線シール部材50は小径部51側の内
径が小さく、又大径部52側の外径が大きくなる方向に
変形する。その結果、アンテナ線シール部材50と現像
枠体2及びアンテナ線シール部材50とアンテナ線26
との摩擦力はより大きくなる為、アンテナ線26が不要
に抜ける事を防止する効果が有る。
【0069】又、アンテナ線26の圧入後に、アンテナ
線シール部材50に引き抜く方向の外力が働くと、アン
テナ線シール部材50には、アンテナ線シール部材50
と現像枠体2との摩擦力が働き、アンテナ線シール部材
50は大径部52側の外径が大きくなる方向に変形し、
その反力によって図16に示す様に小径部51側の内径
も小さくなる。その結果、アンテナ線シール部材50と
現像枠体2及びアンテナ線シール部材50とアンテナ線
26との摩擦力はより大きくなる為、アンテナ線シール
部材50が不要に抜ける事を防止する効果がある。
【0070】第2の実施例は上記の様に構成しており、
アンテナ線シール部材50及びアンテナ線26の圧入時
はより小さな抵抗で圧入が可能であり、良好な作業性を
実現出来る。更に、アンテナ線シール部材50及びアン
テナ線26に対して引き抜き方向の外力が働くと引き抜
き抵抗が大きくなり、アンテナ線シール部材50及びア
ンテナ線26が不要に抜ける事を防止する効果を持つ。
【0071】(第3の実施例) 次に、本発明の第3の実施例を図17乃至図21に基づ
いて説明する。尚、第1の実施例との共通箇所には同一
符号を付して説明を省略する。
【0072】図17は本発明の第3の実施例におけるア
ンテナ線シール部材の要部断面斜視図、図18はアンテ
ナ線のシール部分の組立て説明図、図19はアンテナ線
のシール部分の要部断面図である。
【0073】本実施例におけるアンテナ線シール部材5
5は、現像枠体2及びアンテナ線26との接触部に図1
7に示す様なフランジ部56,57を設けており、該フ
ランジ部56の外径r9とフランジ部56以外の部分に
おける外径r11と現像枠体2の圧入孔17の直径r1
及びフランジ部57の内径r10とフランジ部57以外の
部分における内径r12とアンテナ線26の直径r2との
関係は、
【0074】
【数3】r9>r1>r11 及び r12>r2>r10
【0075】となる様に構成されている。又、該フラン
ジ56,57は第2の実施例と同様の漏斗状の形状と
し、更に、アンテナ線26側をシールするフランジ57
を嵌合孔15側に設け、現像枠体2側をシールするフラ
ンジ56はフランジ57よりも嵌合孔15から離間した
位置に設けている。
【0076】更に、アンテナ線シール部材55の、嵌合
孔15側にはストッパーたる突き当て面58が設けてあ
り、該突き当て面58は内側のフランジ部57の先端よ
り突出した位置にある。本実施例のその他の構成は、第
1の実施例と同様である。
【0077】本実施例ではアンテナ線シール部材55に
フランジ部56,57を設けた為、現像枠体2の圧入孔
17にアンテナ線シール部材55を圧入する際、或はア
ンテナ線シール部材55にアンテナ線26を圧入する際
に、アンテナ線シール部材55の変形がフランジ部5
6,57に集中する。その結果、アンテナ線シール部材
55及びアンテナ線26の圧入時はより小さな抵抗で圧
入が可能であり、より良好な作業性を実現出来る。
【0078】又、フランジ部56とフランジ部57とを
互いに離間して設けた事により、アンテナ線シール部材
55のフランジ部56側とアンテナ線26との間及びア
ンテナ線シール部材55のフランジ部57側と圧入孔1
7との間には隙間が有る。この為、アンテナ線シール部
材55にアンテナ線26を圧入した後にアンテナ線シー
ル部材55を圧入孔17に圧入する際には、アンテナ線
シール部材55のフランジ部56側が外径の小さくなる
方向に変形して、アンテナ線シール部材55の圧入孔1
7内への圧入抵抗が小さくなる。先に圧入孔17内にア
ンテナ線シール部材55を圧入した後にアンテナ線26
をアンテナ線シール部材55に圧入する場合は、アンテ
ナ線シール部材55のフランジ部57側が内径の大きく
なる方向に変形して、アンテナ線26のアンテナ線シー
ル部材56への圧入抵抗が小さくなる。
【0079】又、アンテナ線シール部材55を現像枠体
2の圧入孔17内に圧入すると、アンテナ線シール部材
55の突き当て面58が圧入孔17の内壁に当接し、ア
ンテナ線シール部材55の内側のフランジ部57はアン
テナ線の嵌合孔15からわずかに離間した位置にある。
この為、アンテナ線26の圧入の際にし、フランジ部5
7が嵌合孔15に近づく方向に変形するための空間が確
保され、その結果、アンテナ線26の組立て時にフラン
ジ部57がアンテナ線26によって嵌合孔15内に引き
込まれる事が無く、フランジ部57がちぎれてシール性
を損ねたり、アンテナ線26の嵌合孔15への圧入抵抗
が増して組立てに支障をきたす虞は無い。
【0080】アンテナ線26の組立て後は、アンテナ線
シール部材55のフランジ部57は嵌合孔15に近づく
方向に変形して該嵌合孔15に隣接する為、上記第1の
実施例と同様に、アンテナ線26が外力により変形して
もシール性は良好に保たれる。又、アンテナ線シール部
材55のフランジ部56は嵌合孔15と離間した位置に
有るが、アンテナ線シール部材55とアンテナ線26と
の間には隙間が有る為、図19中点線で示す様にアンテ
ナ線26が外力により変形しても、該変形量が隙間の範
囲内であればアンテナ線シール部材55のフランジ部5
6は変形する事は無くシール性が損なわれる虞は無い。
【0081】加えて、フランジ部56,57は漏斗状の
形状を成す為、上記効果に加えて上記第2の実施例と同
様に、アンテナ線シール部材55及びアンテナ線26が
不要に抜けるのを防止する効果を持つ。
【0082】更に、量産時における形状のばらつき等に
より、現像枠体2の圧入孔17の直径、或はアンテナ線
シール部材55の内径が小さくなった場合、若しくは、
アンテナ線26の直径或はアンテナ線シール部材55の
外径が大きくなった場合でも、図20(b)に示す様に
フランジ部56,57を設け無かった場合と比較してフ
ランジ部56,57を設けた方が図20(a)に示す様
にアンテナ線シール部材55の変形領域の増加量は小さ
く、その結果圧入抵抗の増加量も小さい。従って、簡単
な構成で良好な作業性をより安定して得る事が出来る。
又、良好な作業性を安定して得る為に、各部の寸法精度
を高める必要は無く、装置のコストが上昇する事も無
い。
【0083】又、上記アンテナ線シール部材55の材質
を、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アミド樹脂等の硬度の低い樹脂材料として、上記フラン
ジ部56,57の厚さを薄くする事によりフランジ部5
6,57に弾性を持たせ、上記と同様の機能を持たせて
も良い。この場合、現像枠体2の圧入孔17にアンテナ
線シール部材55を圧入する際、或はアンテナ線シール
部材55にアンテナ線26を圧入する際の摩擦抵抗がゴ
ム材を用いた場合よりも小さく、更に良好な作業性を実
現出来る。又、上記樹脂材料を用いた場合、ゴム材料と
比較して量産性及びコストの点で有利である。
【0084】尚、上記フランジ部56,57は、シール
性をより向上させる為に、図21に示す様に複数設けて
も良い事は言う迄も無い。
【0085】第3の実施例は上記の様に構成しており、
アンテナ線シール部材55にフランジ部56,57を設
ける事により、アンテナ線シール部材55及びアンテナ
線26の圧入抵抗を小さくしている。その結果、アンテ
ナ線のシールを確実に行いつつ良好で安定した装置の組
立て作業性を実現し、装置のコストを低く保つ事が出来
る。
【0086】(第参考例) 次に、本発明に係る参考例を図22乃至図25に
基づいて説明する。尚、第1の実施例との共通箇所には
同一符号を付して説明を省略する。
【0087】図22は本発明の第参考例におけるア
ンテナ線のシール部分の組立て説明図、図23はシール
押さえ部材61の斜視図である。第参考例における
アンテナ線シール部材60は、フェルト、エラストマー
等の弾性部材から成り、アンテナ線シール部材60の外
径r13は現像枠体2の圧入孔(以下、本参考例及び第
参考例においては開口部とする)17の直径r1と略
等しいか若しくは僅かに小さい。又、アンテナ線シール
部材60の内径r14はアンテナ線26の直径r2と略等
しいか若しくは僅かに大きい。
【0088】61はシール押さえ部材であり、現像枠体
2の開口部17に嵌合する形状の凸部62が設けられて
いる。該凸部62の突出量h1と前記アンテナ線シール
部材60の厚さt1、及び現像枠体2の開口部17の深
さd1との関係は、
【0089】
【数4】t1>d1−h1
【0090】となる様に定められている。
【0091】第参考例では、上述した第1の実施例
と同様な方法でアンテナ線26及びアンテナ線シール部
材60を現像枠体2に組込んだ後、アンテナ線26のク
ランク部27をシール押さえ部材61の溝部63に落と
し込みつつ、シール押さえ部材61の凸部62を現像枠
体2の開口部17に挿入し、図24に示す様にネジ止め
等の方法でシール押さえ部材61を固定する様に構成し
ている。第参考例のその他の構成は、第1の実施例
と同様である。
【0092】第参考例は上記の様に構成しており、
アンテナ線シール部材60の外径r13が現像枠体2の開
口部17の直径r 1 と略等しいか若しくは僅かに小さい
為、現像枠体2の開口部17にアンテナ線シール部材6
0を挿入する際の抵抗が極めて小さい。同様に、アンテ
ナ線シール部材60の内径r14はアンテナ線26の直径
2 と略等しいか若しくは僅かに大きい為、アンテナ線
シール部材60にアンテナ線26を挿入する際の抵抗が
極めて小さい。
【0093】そして、アンテナ線シール部材60をシー
ル押さえ部材61の凸部62で押し潰しつつシール押さ
え部材61を現像枠体2に固定する際に、アンテナ線シ
ール部材60は厚さ方向が圧縮されて変形し、径方向に
は膨張変形する。その結果、アンテナ線シール部材60
は外径r13が大きく、又内径r14が小さくなり、現像枠
体2及びアンテナ線26に密着してトナーの漏出を防止
する。
【0094】一方、装置のリサイクル時の分解において
は、シール押さえ部材61を現像枠体2から取り外す
と、アンテナ線シール部材60の圧縮力が無くなる。こ
の時、アンテナ線シール部材60の材質がエラストマー
の場合は元の形状に復元して、組立て時と同様に分解時
の抵抗も小さい。又、アンテナ線シール部材60の材質
がフェルトの場合は永久歪が残る為、現像枠体2の開口
部17及びアンテナ線26とアンテナ線シール部材60
とは密着しているが、現像枠体2の開口部17及びアン
テナ線26とアンテナ線シール部材60との摩擦力は比
較的小さい為分解時の抵抗も小さい。
【0095】又上記構成では、シール押さえ部材61の
溝部63がアンテナ線26のクランク部27を覆う為、
アンテナ線26が不要に抜ける虞は無い。
【0096】図25は第参考例におけるシール押さ
え部材の別の態様を示す斜視図である。図中65はアン
テナ線26を挿入する孔で、その直径はアンテナ線26
の直径よりも僅かに大きい。66はシール押さえ部材6
4の外側面に設けた扇形の凹部である。68は凹部66
の底面67からアンテナ線26の直径よりも僅かに大き
い距離だけ離して設けたリブである。
【0097】アンテナ線26の組立ては、アンテナ線2
6の先端部29を、シール押さえ部材64の孔65に凹
部66側から挿入する。この時、図25に点線で示す姿
勢で屈曲部迄挿入した後、一点鎖線で示す姿勢に回転さ
せ、アンテナ線26のクランク部27を、シール押さえ
部材64の凹部66とリブ68との間に挟み込む。そし
て、現像枠体2の開口部17にアンテナ線シール部材6
0を挿入した後、上記の様にしてシール押さえ部材64
を取付けたアンテナ線26を、現像枠体2の嵌合孔15
に挿入し、シール押さえ部材64をネジ止め等の方法で
固定する。上記の様な構成では、シール押さえ部材64
のアンテナ線シール部材を押し潰す面に溝等が無く、ア
ンテナ線シール部材60が均一に押し潰される為、シー
ル性がより均一となる。更に、組立てが終了した時点で
は第1の実施例と同様に、アンテナ線26のクランク部
27が現像枠体2の溝部18に嵌合している為、アンテ
ナ線26が不要に回転する事は無く、アンテナ線26の
クランク部27がシール押さえ部材64のリブ68によ
って覆われている為、アンテナ線26が不要に抜ける虞
は無い。
【0098】第参考例は上記の様に構成しており、
アンテナ線シール部材60及びアンテナ線26の挿入時
或は装置のリサイクル時の分解においては、より小さな
抵抗で組立て或は分解が可能であり、より良好な作業性
を実現出来る。又、シール押さえ部材61(又は64)
がアンテナ線シール部材60を押し潰す事で、現像枠体
2及びアンテナ線26とアンテナ線シール部材60とが
密着して良好なシール性を得る事が出来る。更に、シー
ル押さえ部材61(又は64)がアンテナ線26のクラ
ンク部27を覆う為、アンテナ線26が不要に抜ける虞
は無い。
【0099】(第参考例) 次に、本発明に係る参考例を図26に基づいて説
明する。尚、第1の実施例との共通箇所には同一符号を
付して説明を省略する。
【0100】図26は、本発明の第参考例における
アンテナ線のシール部分の組立て説明図である。図中7
0は磁石から成るアンテナ線シール部材で、該アンテナ
線シール部材70の外径r15は現像枠体2の開口部17
の直径r1よりも僅かに小さい。又、アンテナ線シール
部材70の内径r16はアンテナ線26の直径r2よりも
僅かに大きい。
【0101】71はシール押さえ部材であり、現像枠体
2の開口部17に嵌合する形状の凸部72が設けられて
いる。該凸部72の突出量h2と前記アンテナ線シール
部材70の厚さt2、及び現像枠体2の開口部17の深
さd2との関係は、
【数5】t2≦d2−h2
【0102】となる様に定められている。従って、アン
テナ線シール部材70の外径r15が現像枠体2の開口部
17の直径r1よりも僅かに小さい為、現像枠体2の開
口部17にアンテナ線シール部材70を挿入する際の抵
抗が極めて小さい。同様に、アンテナ線シール部材70
の内径r16はアンテナ線26の直径r2よりも僅かに大
きい為、アンテナ線シール部材70にアンテナ線26を
挿入する際の抵抗が極めて小さい。
【0103】又、上記の様な構成では、現像枠体2の開
口部17及びアンテナ線26とアンテナ線シール部材7
0との間には極めて小さな隙間73が存在するが、トナ
ーが該隙間73に達すると、アンテナ線シール部材70
の磁気によって吸着され、隙間73を通って外部に漏出
する事は無い。更に、磁力によってアンテナ線シール部
材70に付着したトナーが隙間73を塞ぐ為、良好なシ
ール性を得る事が出来る。第参考例のその他の構成
は、第1の実施例と同様である。
【0104】第参考例は上記の様に構成しており、
アンテナ線シール部材70及びアンテナ線26の組立て
時或は装置のリサイクル時の分解においては、より小さ
な抵抗で挿入或は分解が可能であり、より良好な作業性
を実現出来る。又、アンテナ線シール部材70を磁石と
する事で、現像枠体2及びアンテナ線26とアンテナ線
シール部材70との隙間を磁気によって遮断し、更に該
隙間をアンテナ線シール部材70に吸着したトナーによ
って塞ぐ為、良好なシール性を得る事が出来る。
【0105】(第参考例) 次に、本発明に係る参考例を図27に基づいて説
明する。尚、第1の実施例との共通箇所には同一符号を
付して説明を省略する。
【0106】図27は、本発明に係る参考例にお
けるアンテナ線のシール部分の要部断面図である。図中
76はアンテナ線シール部材75に設けたフランジ状の
ストッパーである。アンテナ線シール部材75を現像枠
体2の圧入孔17に圧入する際に、該ストッパー76が
現像枠体2に当接して、アンテナ線シール部材75は所
定の位置に達する。この時ストッパー76の位置は、ア
ンテナ線シール部材75の充分な圧入しろが得られる様
に構成している。第参考例のその他の構成は、第1
の実施例と同様である。
【0107】第参考例は上記の様に構成しており、
アンテナ線シール部材75を所定の深さ迄確実に圧入す
る事が出来る。又組立ての検査時においては、ストッパ
ー76が現像枠体2に密着している事を確かめる事で、
アンテナ線シール部材75が所定の深さ迄圧入されてい
る事を目視によって確認する事が出来る。
【0108】更に、装置のリサイクル時においては、ス
トッパー76を掴んでアンテナ線シール部材75を現像
枠体2の圧入孔17から引き抜く事により、特別な工具
を使用する事無く容易に分解する事が出来る。
【0109】尚、第参考例においては、ストッパー
76はアンテナ線シール部材75の周囲を取り巻くフラ
ンジ状としたが、該ストッパーは上記フランジ形状に限
定されるものでは無く、アンテナ線シール部材75の外
周の一部に凸部を設けてストッパーとすれば良い。
【0110】(第参考例) 次に、本発明に係る参考例を図28及び図29に
基づいて説明する。尚、第1の実施例との共通箇所には
同一符号を付して説明を省略する。
【0111】図28は、本発明に係る参考例にお
けるアンテナ線のシール部分の要部断面図である。図中
77は現像枠体2の第1側面壁13の外側に設けた円柱
形状のボスであり、アンテナ線26の第1嵌合孔15と
同一中心を持つ。78は該ボス77に設けた開口部であ
り、上述した第1の実施例と同様にアンテナ線26の第
1嵌合孔15と同一中心を持つ。
【0112】79は弾性部材から成るアンテナ線シール
部材であり、中心に孔を持つ第1の凸部80と該第1凸
部80を取り巻いてリング状を成す第2の凸部81とが
同一中心を持ち連結部82によって一体に形成されてい
る。該第2凸部81の内径r18とボス77の直径r17
及び開口部78の直径r20と第1凸部80の外径r19
及び第1凸部80の内径r21とアンテナ線26の直径r
2との関係は、
【0113】
【数6】 r17>r18 及び r20>r19 及び r2>r21
【0114】となる様に構成されている。従って、現像
枠体2の開口部78にアンテナ線シール部材79を圧入
すると、ボス77の外径部とアンテナ線シール部材79
の第2凸部81の内径部とが密着してトナーの漏出を防
止する。又、アンテナ線26の圧入においては、アンテ
ナ線26の外径部とアンテナ線シール部材79の第1凸
部80の内径部とが密着してトナーの漏出を防止する。
【0115】上記の組立てにおいて、アンテナ線シール
部材79は連結部82から第2凸部81にかけて全体に
変形する為、アンテナ線シール部材79の第2凸部81
をボス77へ被せて圧入する際の圧入抵抗が小さくな
る。又、予めアンテナ線シール部材79をボス77に被
せて圧入した後に、アンテナ線26をアンテナ線シール
部材79に圧入する際にはアンテナ線シール部材79の
第1凸部80と開口部78との間には隙間がある為(r
20>r19)第1凸部80は内径が大きくなる方向に変形
し、アンテナ線26の圧入抵抗が小さくなる。
【0116】又、装置のリサイクル時においては、アン
テナ線シール部材79の第2凸部81の外周面を掴んで
引き抜くが、この時アンテナ線シール部材79の第2凸
部81は図28(b)中矢指方向の力によって、点線で
示す様に内径r18が大きくなる様に変形する為、アンテ
ナ線シール部材79を容易に現像枠体2から取り外す事
が出来る。
【0117】更に、図29に示す様に、ボス83の側面
部に凹部84を設け、アンテナ線シール部材85の第2
凸部86には内径側に突出する方向に凸部87を夫々設
けて、該凹部84内にアンテナ線シール部材85の凸部
87を嵌め込む様に構成する事で、アンテナ線シール部
材85が不要に抜ける事を防止しても良い。
【0118】上記の様に構成しても、装置のリサイクル
時においては、アンテナ線シール部材79の第2凸部8
1の外周面を掴んで引き抜く際に、アンテナ線シール部
材79の第2凸部81は上記の様に内径r18が大きくな
る様に変形する為、凸部87は凹部84から容易に外
れ、アンテナ線シール部材85の分解に支障は無い。第
参考例のその他の構成は、第1の実施例と同様であ
る。
【0119】第参考例は上記の様に構成しており、
トナーのシール性を良好に保ちつつ装置の組立て及び分
解を容易に行う事が出来る。
【0120】(第参考例) 次に、本発明に係る参考例を図30及び図31に
基づいて説明する。尚、第1の実施例との共通箇所には
同一符号を付して説明を省略する。
【0121】図30は、本発明に係る参考例にお
けるアンテナ線のシール部分の要部組立て説明図、図3
1は該組立てを図30中矢指X方向から見た要部断面図
である。図中90はトナー容器枠体、91は現像枠体で
あり、夫々の接合面には嵌合溝92,93、圧入溝9
4,95及び突き当て面96,97が設けてある。該嵌
合溝92,93及び圧入溝94,95は、トナー容器枠
体90と現像枠体91とを突き当て面96,97同士を
突き当てて接合した状態では、互いに対向して円筒形状
となる様に構成されている。98は現像枠体91の接合
面の、突き当て面97以外の部分に貼着した弾性部材か
ら成るトナー漏れ防止シールで、その端部99は圧入溝
95内に突出させている。
【0122】第参考例におけるアンテナ線100の
組立ては、予めアンテナ線シール部材101にアンテナ
線100を圧入した後、現像枠体91の圧入溝95内に
アンテナ線シール部材101を押し込みつつ嵌合溝93
にアンテナ線100を嵌合させ、トナー容器枠体90を
現像枠体91と突き当て面96,97同士を突き当てて
図31(b)に示す様に結合する事によって成される。
現像枠体91とトナー容器枠体90との結合により凹部
94,95は略円筒形状を成す為、アンテナ線シール部
材101は変形しつつ圧入溝94,95の内面に良好に
密着する。又、圧入溝94,95の接合部102におい
ては、トナー漏れ防止シール98の端部99がアンテナ
線シール部材101に良好に密着する為該接合部102
からトナーが漏出する虞は無い。又、組立てが完了した
状態では、アンテナ線シール部材101は圧入溝94,
95内に閉じ込められる為、アンテナ線シール部材10
1が不要に抜ける虞は無い。第参考例のその他の構
成は、第1の実施例と同様である。
【0123】第参考例は上記の様に構成しており、
アンテナ線100を嵌合溝92に落とし込んで組立てる
為、従来の良好な組立て性を保ちつつ、良好なシール性
を安定して得る事が出来る。
【0124】(第参考例) 次に、本発明に係る参考例を図32乃至図34に
基づいて説明する。尚、第1の実施例との共通箇所には
同一符号を付して説明を省略する。
【0125】図32プロセスカートリッジKの装置本体
への着脱を説明する図である。図中105はレーザービ
ームプリンタ35側に設けた接点電極であり、プロセス
カートリッジKを装置本体に装着した状態で、アンテナ
線106の接点部107と接触し、上述した様にアンテ
ナ線106に電圧を印加している。上記の電圧印加を確
実に行う為に、接点電極105自身を板バネとし、或は
別部材としてのバネ、ゴム等の弾性部材やレバー等の押
圧手段を用いて、接点電極105をアンテナ線106の
接点部107に圧接する様に構成している。従って、プ
ロセスカートリッジKをレーザービームプリンタ35に
装着した状態では、アンテナ線106の接点部107は
矢指Y方向の圧接力F1を受けている。一方、プロセス
カートリッジKの装置本体への着脱は、クリーニング枠
体3の側面壁110に設けたガイドリブ111をレーザ
ービームプリンタ35側に設けたガイドレール112に
沿わせて行う様に構成しており、プロセスカートリッジ
Kはレーザービームプリンタ35に対して図中矢指Z方
向に着脱される。この時、アンテナ線106の接点部1
07を過ってレーザービームプリンタ35にぶつける、
或は摩擦すると、アンテナ線106の接点部107には
矢指Z方向の力F2が働く。
【0126】図33は第参考例における、現像枠体
113の第1側面壁114側からみたアンテナ線及びア
ンテナ線シール部材の組立て説明図である。図中矢指Y
は、アンテナ線106の接点部107に働く上記接点電
極105の圧接力F1の方向である。又、矢指Zは、プ
ロセスカートリッジKの着脱時にアンテナ線106の接
点部107に働く虞の有る力F2の方向である。又、1
15は現像枠体113の第1側面壁114に接合される
カバー枠体である。
【0127】第参考例におけるアンテナ線106
は、第1屈曲部108において上記力F2と平行な方向
(図中Z方向)に屈曲し、更に第2屈曲部109におい
て上記圧接力F1と平行な方向(図中Y方向)に屈曲し
ている。116,117は第1及び第2のアンテナ線シ
ール部材であり、アンテナ線106の第2屈曲部109
を挟んでアンテナ線106に圧入されている。
【0128】一方、現像枠体113の側面壁114とカ
バー枠体115との接合面には夫々、第1の溝部11
8,119、第2の溝部120,121がアンテナ線1
06の形状に合わせて設けられている。又、該接合面に
は第1の圧入溝122,123及び第2の圧入溝12
4,125が、アンテナ線106を組込んだ状態で、第
1及び第2のアンテナ線シール部材116,117に対
応する位置に設けてある。上記第1溝部118,11
9、第2溝部120,121、第1圧入溝122,12
3及び第2圧入溝124,125は、夫々アンテナ線1
06に平行な半円筒形状を成し、現像枠体113とカバ
ー枠体115との接合面に設けた突き当て面126,1
27を突き当てて両者を接合した状態では、夫々が円筒
形状を成す様に構成されている。130は現像枠体11
3の第1側面壁114に設けた第1嵌合孔で、アンテナ
線106は該第1嵌合孔130と第2側面壁(図示せ
ず)に設けた第2嵌合孔に嵌合して保持される。128
は該第1嵌合孔130を取り囲む様にして設けたトナー
漏れ防止シールであり、モルトプレン等の弾性部材から
成る。第参考例における該トナー漏れ防止シール1
28は上述した第参考例と同様に、端部129を第
1圧入溝122及び第2圧入溝124内に突出させて設
けている。
【0129】第参考例におけるアンテナ線106の
組立ては、アンテナ線06を現像枠体113の第1嵌合
孔130及び第2嵌合孔(図示せず)に挿入して嵌合さ
せ、現像枠体113の第1圧入溝122内に第1のアン
テナ線シール部材116を押し込み、第2圧入溝124
内に第2のアンテナ線シール部材117を押し込みつつ
第1及び第2の溝部118,120にアンテナ線106
を夫々落とし込み、カバー枠体115を現像枠体113
と突き当て面126,127同士を突き当てて結合する
事によって成される。
【0130】現像枠体113とカバー枠体115との結
合により第1圧入溝122,123及び第2圧入溝12
4,125は夫々円筒形状を成す為、第1及び第2アン
テナ線シール部材116,117は上述した第8の実施
例と同様に、夫々第1圧入溝122,123及び第2圧
入溝124,125の内面に変形しつつ密着し、更に第
1圧入溝122,123の接合部及び第2圧入溝12
4,125の接合部は、トナー漏れ防止シール128に
よってシールされている。第参考例のその他の構成
は、第1の実施例と同様である。
【0131】第参考例は上記の様に構成しており、
アンテナ線106の、アンテナ線に働く力と平行な部分
にアンテナ線シール部材を設けてアンテナ線106をシ
ールしている。この為アンテナ線106にX方向に働く
接点電極105の圧接力F1によって、アンテナ線10
6或は圧入溝122,123と第1のアンテナ線シール
部材116との間に隙間が空く程第1のアンテナ線シー
ル部材116が変形しても、第2のアンテナ線シール部
材117は殆ど変形せず、第2のアンテナ線シール部材
117のシール性は良好に保たれる。又、プロセスカー
トリッジKのレーザービームプリンタ35への着脱時
に、過ってアンテナ線106の接点部107をぶつける
等して図33中Z方向の力が働いた場合も同様に、第2
のアンテナ線シール部材117が変形しても、第1のア
ンテナ線シール部材116は殆ど変形せず、第1のアン
テナ線シール部材116のシール性は良好に保たれる。
この為、プロセスカートリッジKの通常の使用状態にお
いては、アンテナ線106の良好なシール性を確実に保
つ事が出来る。又、第1及び第2のアンテナ線シール部
材116,117を同時に変形させる方向に力が働いた
としても、該力は第1及び第2のアンテナ線シール部材
116,117に分散する為、より大きな力に対してア
ンテナ線106のシール性を保つ事が出来る。
【0132】尚、第参考例においては接点電極の圧
接力及びプロセスカートリッジの着脱時に働く虞の有る
力に対してアンテナ線シール部材を最適に配置したが、
この他の力(例えば、プロセスカートリッジを置いた時
に働く力、プロセスカートリッジの物流時に働く力等)
がアンテナ線に働く虞の有る場合には、夫々の力に対し
てアンテナ線シール部材の姿勢及び数が最適となる様に
構成すれば良い。
【0133】又、一方向の力に対してのみアンテナ線シ
ール部材を設ける場合は、図34に示す様に、該力と平
行な方向の嵌合孔131にアンテナ線132を接点部1
33側から挿入し、第1の実施例と同様に、アンテナ線
シール部材134を該嵌合孔131の周囲に設けた圧入
孔135に圧入する様に構成しても良い。
【0134】尚、上記第参考例及び第参考例に
おけるアンテナ線シール部材は、弾性シール部材であっ
ても、磁石から成るシール部材であっても良い。
【0135】又、上述の参考例では、アンテナ線を含む
トナー有無検知手段並びに現像スリーブ等を備えた現像
装置と、感光体ドラム及び帯電手段並びにクリーニング
手段等が、一つの枠体内に収納されたプロセスカートリ
ッジについて説明したが、アンテナ線を含むトナー有無
検知手段及びトナー容器並びに現像スリーブ等を一つの
枠体内に収納した現像装置にも適用可能である。
【0136】また、現像剤担持体に関しては、現像スリ
ーブを用いた場合について説明したが、マグネットと一
体に形成された現像ローラ等を用いる場合にも適用可能
である。
【0137】
【発明の効果】本出願に係る第1及び第2の発明によれ
ば、アンテナ部材は現像剤容器に貫通させて支持したの
で簡単な構成でアンテナ部材の位置を高精度に保つ事が
出来、プロセスカートリッジにおいて現像剤有無検知を
高い精度で行う事が出来る。更に、装置の分解も容易で
あり、リサイクル性も高める事が出来る。又、弾性シー
ル部材を圧入孔の内壁面及びアンテナ部材の外周に完全
に密着させる事が出来、弾性シール部材と現像剤容器、
或は弾性シール部材とアンテナ部材との間に隙間を生じ
させず、現像剤の漏出を防止する事が出来る。
【0138】又、上記に加え、本出願に係る第の発明
によれば、弾性シール部材には、圧入孔から該弾性シー
ル部材を引き抜く為のタブが一体に形成されているの
で、弾性シール部材の取外しを容易とし、装置のリサイ
クル時の分解作業を容易にして装置のリサイクル性を向
上させる事が出来る。更に、第2の発明によれば、弾性
シール部材は、圧入時よりも取出し時の方が大きな摩擦
力を生ずる形状となっているので、不用意に外れること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例と関連する参考例におけ
るアンテナ線のシール部分の組立て説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるプロセスカート
リッジの縦断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるプロセスカート
リッジの要部分解説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例における装置本体側に設
けたトナー有無検知回路の回路図である。
【図5】本発明の第1の実施例における現像スリーブと
アンテナ線との間の静電容量とトナー容器内のトナー量
との関係を表した模式図である。
【図6】本発明の第1の実施例と関連する参考例におけ
るアンテナ線シール部材の抜け止めを施した場合の要部
断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例と関連する参考例におけ
るアンテナ線シール部材の分解を説明する要部断面図で
ある。
【図8】本発明の第1の実施例におけるアンテナ線シー
ル部材に引き抜き用のタブを設けた場合の要部断面図で
ある。
【図9】本発明の第1の実施例におけるアンテナ線シー
ル部材の抜け止めを引き抜き用のタブに施した場合の要
部断面図である。
【図10】本発明の第1の実施例と関連する参考例にお
けるアンテナ線に外力が働いた時の、各部の変形状態を
説明する要部断面図である。
【図11】本発明の第1の実施例における画像形成装置
の一例であるレーザービームプリンタの縦断面図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施例におけるアンテナ線シ
ール部材の斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施例におけるアンテナ線の
シール部分の組立て説明図である。
【図14】本発明の第2の実施例におけるアンテナ線シ
ール部材の、組立て時の変形を説明する断面図である。
【図15】本発明の第2の実施例におけるアンテナ線シ
ール部材の、アンテナ線に引き抜き力が加わった時の変
形を説明する断面図である。
【図16】本発明の第2の実施例におけるアンテナ線シ
ール部材の、アンテナ線シール部材に引き抜き力が加わ
った時の変形を説明する断面図である。
【図17】本発明の第3の実施例におけるアンテナ線シ
ール部材の要部断面斜視図である。
【図18】本発明の第3の実施例におけるアンテナ線の
シール部分の組立て説明図である。
【図19】本発明の第3の実施例におけるアンテナ線の
シール部分の要部断面図である。
【図20】本発明の第3の実施例におけるアンテナ線シ
ール部材の変形部分を説明する図である。
【図21】本発明の第3の実施例におけるアンテナ線シ
ール部材のフランジ部を複数設けた場合の要部断面図で
ある。
【図22】本発明に係る参考例におけるアンテナ
線のシール部分の組立て説明図である。
【図23】第参考例におけるシール押さえ部材の斜
視図である。
【図24】第参考例におけるシール押さえ部材の組
立て説明図である。
【図25】第参考例における他のシール押さえ部材
の斜視図である。
【図26】本発明に係る参考例におけるアンテナ
線のシール部分の組立て説明図である。
【図27】本発明に係る参考例におけるアンテナ
線のシール部分の要部断面図である。
【図28】本発明に係る参考例におけるアンテナ
線のシール部分の要部断面図である。
【図29】第参考例におけるアンテナ線シール部材
に抜け止めを施した場合のアンテナ線のシール部分の要
部断面図である。
【図30】本発明に係る参考例におけるアンテナ
線のシール部分の組立て説明図である。
【図31】第参考例におけるアンテナ線のシール部
分の組立てを別方向からみた説明図である。
【図32】本発明に係る参考例におけるプロセス
カートリッジの装置本体への着脱を説明する図である。
【図33】第参考例におけるアンテナ線のシール部
分の組立て説明図である。
【図34】第参考例における他のアンテナ線のシー
ル部分の組立て説明図である。
【図35】従来例におけるプロセスカートリッジの断面
図である。
【図36】従来例におけるアンテナ線のシール部分の組
立て説明図である。
【図37】従来例におけるアンテナ線のシール部分の不
具合を説明する図である。
【符号の説明】
1 トナー容器(現像剤容器) 5 現像スリーブ(現像剤担持体) 15 第1嵌合孔(嵌合孔) 16 第2嵌合孔(トナー容器の壁面に設けた凹部) 17 圧入孔(開口部) 20 凸部 26 アンテナ線(アンテナ部材) 27 アンテナ線のクランク部 28 アンテナ線の接点部 29 アンテナ線の端部 30,32,50,55 アンテナ線シール部材(弾性
シール部材) 31 トナー漏れシール部材 33 タブ 34 溝部 51 アンテナ線シール部材の小径部(漏斗状の弾性シ
ール部材の圧入方向先端側) 52 アンテナ線シール部材の大径部(漏斗状の弾性シ
ール部材の圧入方向後端側) 56 外側フランジ部 57 内側フランジ部 58 突き当て面(ストッパー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−39179(JP,A) 特開 平4−243278(JP,A) 特開 平3−251882(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する現像剤容器と、現像剤
    容器の開口部に取り付けられており現像剤を担持して搬
    送する現像剤担持体と、現像剤容器内に設けられており
    その一端現像剤容器の外部に突出するアンテナ部材
    と、現像剤容器とアンテナ部材の現像剤容器外部に突出
    する端部側との間に介在しており現像剤容器から現像剤
    の漏れを防止する弾性シール部材を有し、アンテナ
    部材及び現像剤担持体間の現像剤の静電容量を検出して
    現像剤の有無を検知できる現像装置において、上記弾性シール部材は 上記現像剤容器に設けられた該弾
    性シール部材よりも小さな窪みに圧入されており、上記
    アンテナ部材は上記弾性シール部材に設けられたアンテ
    ナ部材の径よりも小さな穴に圧入されて上記現像剤容器
    の内部まで達しており、上記弾性シール部材には弾性シ
    ール部材を引き抜く際に用いるタブが一体成型されてい
    ることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 上記現像剤容器の窪みには上記タブを嵌
    め込む溝が形成されていることを特徴とする請求項
    記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤を収容する現像剤容器と、現像剤
    容器の開口部に取り付けられており現像剤を担持して搬
    送する現像剤担持体と、現像剤容器内に設けられており
    その一端現像剤容器の外部に突出するアンテナ部材
    と、現像剤容器とアンテナ部材の現像剤容器外部に突出
    する端部側との間に介在しており現像剤容器から現像剤
    の漏れを防止する弾性シール部材を有し、アンテナ
    部材及び現像剤担持体間の現像剤の静電容量を検出して
    現像剤の有無を検知できる現像装置において、上記弾性シール部材は上記現像剤容器に設けられた該弾
    性シール部材よりも小さな窪みに圧入されており、 上記
    アンテナ部材は上記弾性シール部材に設けられたアンテ
    ナ部材の径よりも小さな穴に圧入されて上記現像剤容器
    の内部まで達しており、上記弾性シール部材は上記現像
    剤容器の窪みから上記弾性シール部材を取り出す時の摩
    擦抵抗が窪みに圧入する時の摩擦抵抗より大きくなる形
    状となっ ていることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 上記弾性シール部材は上記窪み側が細い
    漏斗形状であることを特徴とする請求項に記載の現像
    装置。
  5. 【請求項5】 上記弾性シール部材の上記窪みと接触す
    る部分と上記アンテナ部材と接触する部分に夫々フラン
    ジ部が設けられていることを特徴とする請求項に記載
    の現像装置。
  6. 【請求項6】 上記装置は画像形成装置に着脱自在なプ
    ロセスカートリッジに取り付けられていることを特徴と
    する請求項1乃至5いずれかに記載の現像装置。
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