JP3250605B2 - 合成樹脂製クリップ - Google Patents

合成樹脂製クリップ

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JP3250605B2
JP3250605B2 JP06166597A JP6166597A JP3250605B2 JP 3250605 B2 JP3250605 B2 JP 3250605B2 JP 06166597 A JP06166597 A JP 06166597A JP 6166597 A JP6166597 A JP 6166597A JP 3250605 B2 JP3250605 B2 JP 3250605B2
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flange
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flange portion
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哲也 井口
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状部材の端部に
形成されたフランジ部に、他の部材をねじにより固定す
る際に用いる合成樹脂製クリップに関する。
【0002】
【従来技術】図4および5に車両のホイルアーチ(板状
部材)1にオーバーフェンダー(他の部材)2を取り付
ける従来の取付構造を示す。ホイルアーチ1の端部には
フランジ部11が形成され、フランジ部11に貫通孔1
12が形成されている。貫通孔112にはグロメット5
が嵌合されており、グロメット5にねじ4を螺合するこ
とにより、ホイルアーチ1にオーバーフェンダー2が締
め付け固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構造では、
オーバーフェンダーを取り付ける車両と取り付けない車
両がある場合、貫通孔の有り無しを打ち分け無ければな
らないために設備費がかかるという問題があった。そこ
で本発明は、貫通孔を設けることなく板状部材のフラン
ジ部に他の部材をねじにより固定できるクリップを提供
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状部材1の
端部に形成されたフランジ部11に、他の部材2をねじ
4により固定する際に用いる合成樹脂製クリップ3であ
って、上記フランジ部11を挟持可能な一対の挟持片3
1a,31bを有する断面略U字状の本体部31と、上
記一対の挟持片31a,31bのうちいずれか一方の端
部から本体部31と略平行に突出するとともに、ねじ4
が螺合される下孔321を有する平板状の突出部32
と、該突出部32の内側面にインテグラルヒンジ33を
介して起倒自在に設けられ、突出部32の下孔321へ
のねじ4の螺合により起立して上記板状部材1に当接
し、上記フランジ部11から脱落する方向への本体部3
1の移動を規制する規制片34とを備える。
【0005】本発明によれば、規制片34を倒伏させる
ことにより、規制片34がフランジ部11に干渉するこ
となく本体部31でフランジ部11を挟持させることが
できる。また突出部32の下孔321に他の部材2を貫
通するねじ4を螺合することにより、規制片34が起立
して板状部材1に当接する。これによりフランジ部11
から脱落する方向への本体部31の移動が規制され、板
状部材1に対してクリップ3を強固に固定することがで
きるとともに、クリップ3を介して板状部材1のフラン
ジ部11に他の部材2を固定できる。
【0006】また上記規制片34を突出部32と重合す
べく倒伏したときインテグラルヒンジ33が隆起して、
上記フランジ部11を本体部31で挟持したときインテ
グラルヒンジ33が上記フランジ部11の付け根に弾性
的に係合するようにしてもよい。これにより本体部31
で板状部材1のフランジ部11を挟持したときの節度感
が付与される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示すように、ホイルアーチ
(板状部材)1の端部にはフランジ部11が形成され、
このフランジ部11に本発明に係るクリップ3が装着さ
れ、このクリップ3を介してフランジ部11にオーバー
フェンダー(他の部材)2が固定されている車両のホイ
ルアーチ1は金属製のアウタパネル1aとインナパネル
1bとより構成されている。両パネル1a,1bはその
周縁で接合されており、この接合された部分が屈曲し、
ホイルアーチ1の端部に上記フランジ部11を形成して
いる。オーバーフェンダー2は合成樹脂製で、その端部
にはフランジ部21が形成されている。フランジ部21
にはねじ4が貫通する貫通孔211が形成されている。
【0008】図1および図2に示すように、クリップ3
は合成樹脂で一体に形成されており、フランジ部11を
挟持する本体部31を有する。本体部31は、互いに隙
間をあけて位置する一対の挟持片31a,31bが、一
端で結合されて断面U字状に形成されたものである。両
挟持片31a,31b間の隙間の寸法はフランジ部11
の厚さとほぼ同じである。フランジ部11のインナパネ
ル1b側に位置する挟持片31aの先端の内面側には傾
斜面311が形成されており、この傾斜面311によっ
て、本体部31でフランジ部11を挟持するときフラン
ジ部11が両挟持片31a,31b間の隙間に案内され
る。図2に示すように、フランジ部11の本体部31に
挟持される部分には、本体部31の幅とぼぼ同じ幅の切
欠き111が形成されており、切欠き111に本体部3
1が嵌合してクリップ3の横方向への動きが規制されて
いる。
【0009】フランジ部11のアウタパネル1a側に位
置する挟持片31bの先端には、本体部31に対して略
平行に突出する平板状の突出部32が設けられている。
突出部32の中央にはねじ4が螺合される下孔321が
形成されている。下孔321はねじ4のねじ部41の径
より小さく形成されており、内面にねじ山が食い込むよ
うになっている。
【0010】突出部32の内面側には、インテグラルヒ
ンジ33を介して規制片34が設けられている。規制片
34は突出部32に重合する倒伏位置と、ホイルアーチ
11に当接する起立位置間を揺動可能で、自由状態では
起立位置にある。
【0011】図3に示すように規制片34を倒伏させて
本体部31でフランジ部11を挟持し、突出部32にオ
ーバーフェンダー2のフランジ部21を重ね合せ、ねじ
4をフランジ部21の貫通孔211に貫通させて突出部
32の下孔321に螺合させると、規制片34が下孔3
21より突出するねじ4に押されて起立し、ホイルアー
チ1に当接する。これによりフランジ部11から脱落す
る方向への本体部31の移動が規制され、フランジ部1
1に対してクリップ3が強固に固定されるとともに、フ
ランジ部11にクリップ3を介してオーバーフェンダー
2が固定される。インテグラルヒンジ33は規制片34
が倒伏位置にあるとき隆起するようになっており、本体
部31でフランジ部11を挟持したときインテグラルヒ
ンジ部33がフランジ部の付け根に弾性的に係合する。
【0012】
【発明の効果】本発明のクリップによれば、貫通孔を設
けることなく板状部材のフランジ部に他の部材をねじに
より固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリップを用いたオーバーフェン
ダーの取付構造の断面図である。
【図2】本発明に係るクリップの斜視図である。
【図3】図1に示すオーバーフェンダーの取付構造の分
解図である。
【図4】従来のオーバーフェンダーの取付構造が適用さ
れた車両の斜視図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【符号の説明】 1 ホイルアーチ(板状部材) 32
突出部 11 フランジ部 321
下孔 2 オーバーフェンダー(他の部材) 33
インテグラルヒンジ 3 クリップ 34
規制片 31 本体部 4
ねじ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材の端部に形成されたフランジ部
    に、他の部材をねじにより固定する際に用いる合成樹脂
    製クリップであって、 上記フランジ部を挟持可能な一対の挟持片を有する断面
    略U字状の本体部と、 上記一対の挟持片のうちいずれか一方の端部から本体部
    と略平行に突出するとともに、ねじが螺合される下孔を
    有する平板状の突出部と、 該突出部の内側面にインテグラルヒンジを介して起倒自
    在に設けられ、突出部の下孔へのねじの螺合により起立
    して上記板状部材に当接し、上記フランジ部から脱落す
    る方向への本体部の移動を規制する規制片とを備える合
    成樹脂製クリップ。
  2. 【請求項2】 上記規制片を突出部と重合すべく倒伏し
    たときインテグラルヒンジが隆起して、上記フランジ部
    を本体部で挟持したときインテグラルヒンジが上記フラ
    ンジ部の付け根に弾性的に係合するようにした請求項1
    記載の合成樹脂製クリップ。
JP06166597A 1997-02-07 1997-02-07 合成樹脂製クリップ Expired - Fee Related JP3250605B2 (ja)

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