JP3249489B2 - 刈取機 - Google Patents

刈取機

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JP3249489B2
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上の木の実や枝葉等
を切断して刈り取る動力式の携帯型刈取機、特に油椰子
の実を刈り取るのに好適な動力式の携帯型刈取機に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】木の
実の一種である油椰子の実は、東南アジア等において地
上2〜3.5mの油椰子の木に成っており、この実は、
従来、専ら先端にひらノミ式の切断刃を有しその後端に
無垢(中実)あるいは肉厚の丸棒からなる竿が取りつけ
られた刈取道具を用いて、油椰子の実の根本に切断刃を
前方に向かって押すようにして、木から刈り取ってい
た。しかしながら、上記刈り取り作業は、切断刃に対し
て直交する方向に延びる椰子の強靱な繊維を切断しなけ
ればならないことから、切断刃を何度も前方に向かって
突き切る動作が必要となる。しかも、この刈取道具が重
量的にも重たく、かなりの体力を必要とする作業であっ
た。
【0003】このような現況に鑑み、本出願人は、エン
ジン等の動力で切断刃が前後に往復駆動される動力式の
刈取機を提供しようと試みた。(関連技術として特開平
7−16431号公報参照)。そこで、油椰子が植えら
れている東南アジア等の状況を踏まえ、また試作品を現
地で試用しながら、最適な刈取機を開発した。つまり、
油椰子の実は、上述のように地上2〜3.5mの油椰子
の木に成っていることから、動力式の刈取機の場合に
も、エンジン等から構成される原動部から切断刃までの
間に、該切断刃が所定高さまで届くように最適な長さ、
例えば2〜3mの長さのロッド部が設けられる必要があ
る。そして、切断する際には、上記ロッド部の互いに離
れて設けられた各グリップ部を左右のそれぞれの手で持
つことによって該刈取機を保持し、先端の切断刃を椰子
の実の根本に位置させるような使用態様になる。
【0004】本発明は、このような使用態様となる刈取
機において、安定して刈取機を保持して原動部を操作で
きるような刈取機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる刈取機
、基端に原動部を有し、その先端方に長尺状のロッド
部と、回転運動を往復運動に変換する衝撃発生部と、最
先端方に切断刃を備えた動力式刈取機であって、上記ロ
ッド部の離間した少なくとも二箇所に、刈り取り作業に
際し作業者が手で把持するグリップ部を設けるととも
に、基端側のグリップ部の先端側に隣接して原動部制御
用のスロットルレバーを有するスロットルレバーユニッ
トを配設し、該スロットルレバーユニットの取着部とグ
リップ部との間に、グリップ部より外径方に突出した鍔
部を形成したことを特徴とする。
【0006】しかして、このように構成された刈取機
よると、グリップ部を持って刈取機を保持し、先端の切
断刃で木の実等の対象物を刈り取る際には、グリップ部
の先端方の鍔部に手の側面が当接した状態で対象物に向
かって押し出すことができるため、この対象物に向かっ
て(先端側に向かって)刈取機を力を入れて強く押し付
けることができる。また、この際、手がすべって指の側
部が、スロットルレバーユニット側に直接当接すること
なく鍔部に当接するため、指がスロットルレバーユニッ
ト側の凹凸部に当接して痛みを感じるようなことがな
い。
【0007】また、上記鍔部及びそれに隣接するグリッ
プ部の内周方にスロットルレバーと原動部を接続するス
ロットル操作用のケーブルが挿通されていると、手とケ
ーブルが干渉することなく扱い易い。さらに、外観的に
もケーブルが外部に露出することがないため、シンプル
な印象を醸し出す。
【0008】さらに、上記鍔部が弾性材料からなる成形
品であると、鍔に当たる指の側部への当接感が良く、好
ましい実施形態となる。
【0009】また、上記スロットルレバーの自由端部が
鍔部よりグリップ部側に突出した構成であると、グリッ
プ部を握っている指(例えば人指し指)でのスロットル
レバーの操作が簡単に行える構成となる。
【0010】さらに、上記鍔部が、グリップ部と別体で
構成されており、該鍔部がスロットルレバーユニットを
ロッド部に取着する取着手段によって共に取着されてい
ると、鍔の形状をグリップに関係なく最適な形状にで
き、製造も容易となる。そして、部品点数の削減に寄与
し、また外観上も好ましい構成となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例にかかる刈
取機を、図面を参照しながらより具体的に説明する。図
1は刈取機の全体の概略構成を示す斜視図、図2は図1
に示す刈取機のスロットルレバーユニットと鍔部が取着
されている側のグリップ部分の構成を示す図で、(a)
は部分平面図、(b)は部分側面図、図3は図1,図2
に示す刈取機のスロットルレバーユニットと鍔部が取着
されている部分の構成を示す部分拡大斜視図、図4は図
1〜3に示すグリップ部分の構成を示す図で、(a)は
一部断面した断面図、(b)は(a)のI−I矢視図、
(c)は(a)のII-II 矢視図、図5は図4の鍔部単体
の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は側断面
図、(c)は(b)の III-III矢視図である。
【0012】まず、図1に基づいてこの刈取機の基本的
構成を説明する。刈取機Aは、原動部であるエンジン2
0と、ロッド部22と、衝撃発生部24と、切断刃26
と、エンジン20の下方に位置する燃料タンク21を有
する。
【0013】上記原動部はこの実施例ではエンジン20
で構成されているが、電動モータ等により構成されても
よい。この実施例の場合、上記エンジン20は単気筒の
2サイクルエンジンによって構成されており、回転駆動
力を発生させる。
【0014】上記ロッド部22は、上記エンジン20と
衝撃発生部24とを連結している。このロッド部22は
中空管(パイプ)で構成されており、その内部を動力
(この実施例では回転力)を伝達するドライブシャフト
23(図1において一点鎖線で一部を図示)が貫通して
いる。上記エンジン20が発生する回転駆動力は、上記
ドライブシャフト23によって、衝撃発生部24に伝達
される。そして、このロッド部22は、先端に配設され
る切断刃26までの寸法が椰子の実に届く長さになるよ
う、適宜長さのもの、具体的にはこの実施例の場合約
2.5mの長さを有する。
【0015】上記衝撃発生部24は、図示しないエキセ
ントリック機構(偏芯機構)を備えて、エンジン20で
発生した回転駆動力を、この刈取機Aの長手方向(図1
の矢印X方向参照)と一致する方向の、連続衝打力に変
換する。
【0016】上記切断刃26は、シャンク部26Aに、
先方に刃が向くよう板状刃部26Bが溶接されることに
よって、平のみ状に構成されている。そして、上記シャ
ンク部26Aは、衝撃発生部24の先端方に向かって開
口している切断刃取付部24aの穴(図示せず)に挿着
される。このシャンク部26Aは、この切断刃取付部2
4aの穴側に対して、該刈取機Aの長手方向に所定スト
ローク量だけ往復動作できるように挿着される。従っ
て、シャンク部26Aの後端面は、衝撃発生部24で発
生した衝打力によって周期的に先端方に衝打される。
【0017】また、この刈取機Aのロッド部22には、
基端側の第1グリップ部22Aと、そこから先端側に離
間した第2グリップ部22Bとが設けられており、第1
グリップ部22Aに隣接してその先端方にスロットルレ
バーユニット28が取り付けられている。このスロット
ルレバーユニット28はスロットルレバー28Aを有す
る。このスロットルレバー28Aはエンジン20のキャ
ブレターのスロットルに操作用ケーブルWを介して接続
されており、該エンジン20の回転数をアイドリング状
態から所望の適宜回転数まで制御することが可能となっ
ている。上記エンジン20と、ロッド部22を貫通する
ドライブシャフト23とは、所定回転数(例えば,40
00rpm)以上で動力を伝達する遠心クラッチ(図示
せず)を介して、結合されている。従って、上記スロッ
トルレバー28Aを操作しない状態では、図示しないキ
ャブレターの復帰バネによってスロットルが絞られ、エ
ンジン20がアイドリング運転状態となって、遠心クラ
ッチが「断」状態になる。このため、エンジン20の回
転駆動力は衝撃発生部24には伝達されない。一方、ス
ロットルレバー28Aを上記復帰バネに抗して握ってゆ
くと、その操作量に応じてスロットルが開いてゆき、次
第にエンジン20の回転数が増加する。その結果、遠心
クラッチが繋がり、上記ドライブシャフト23を介し
て、衝撃発生部24が切断刃26のシャンク部26Aに
対して、周期的な衝打を始める。さらにスロットルレバ
ー28Aの操作量を大きくすると、エンジン20の回転
数がさらに増加して衝打の周期が短く、つまり高い頻度
で打撃する。尚、スロットルレバー28Aは、適当な位
置でスロットル開度を固定できるよう構成されていても
良いことは勿論である。また、上記エンジン20は、該
エンジン20の先端20a方から基端20b方に延びる
3本のパイプ31(31A,31B,31C)からなる
ガード構造によってガードされている。このうち、第1
のパイプ31Aは、エンジン20の上方をガードするよ
うに逆U字状に配置され、後の第2,第3のパイプ31
B,31Cは下方の左右をそれぞれガードするようU字
状に配置されている。つまり、下方に配置されている上
記第2,第3のパイプ31B,31Cは、図2に図示す
るように、この刈取機Aを下方から支持するような略
「ハ」の字状に配置されている。また、上記上方のパイ
プ31Aは、エンジン20の幅方向中央を通るように、
且つエンジン20との間に空間Sが形成されるように隙
間をあけて配置されている。この空間Sは、作業者が手
でこのパイプ31Aを握った状態で、作業者の手とエン
ジン20との間にさらに隙間が形成できる程度になって
いる。さらに、上記パイプ31A,31B,31Cの後
端に取着される取付金具34の基端面34bには、パイ
プからなる棒状部材33が、エンジン20の背面視にお
いて該エンジン20のほぼクランク軸の延長線方向に延
設されている。上記ロッド部22の先端部、つまり上記
衝撃発生部24の基端方に隣接した部位には、図1に図
示するように、該ロッド部22の長手方向に直交する方
向に延びるガード部材34がロッド部22の長手方向に
移動調整可能に且つその調整した位置でボルト止め可能
に配設されている。
【0018】次に、この刈取機Aの概略の使用方法を図
6に基づいて説明する。図6は、刈取機で油椰子の実や
葉を切り落とすときの様子を示している。作業者は、刈
り取り作業に際し、刈取機Aの第1グリップ部22Aを
一方の手で、第2グリップ部22Bをもう一方の手で握
って刈取機Aを保持する。第1グリップ部22Aを握っ
ている方の手は、該第1グリップ部22Aを握りつつ指
(例えば人指し指)で上記スロットルレバー28Aを操
作する。そして、図6に図示するように、切断刃26の
刃先26aを油椰子の実の付け根部分や葉の芯部分に押
し当てながら、スロットルレバー28Aを操作して衝打
状態(衝打周期)を調整しつつ、先端方への衝打力によ
って実や葉を切り落とす。また、上述のように構成され
たガード構造によると、地面が乾燥している状態では、
上記第2及び第3のパイプ31B,31Cが下になるよ
うに地面に置くと、この刈取機Aの重心が上記パイプ3
1B,31Cの中間の位置に位置し、刈取機Aを安定し
た状態で地面に置くことができる。そして、この状態か
ら、上記エンジン20の上方に位置する上記第1のパイ
プ31Aを手で持つことによって、この刈取機Aを簡単
に持ち上げ、搬送することができる。また、地面に立て
て一時的に地面に置くことができ、作業者が休憩する場
合には、便利な構成となる。また、油椰子の木から、図
6に図示するように、油椰子あるいはその葉を刈り取る
際には、椰子の葉や実は切断されて落下するが、上記ガ
ード部材34によって、エンジン20あるいは作業者に
向かって落下するのを防止するのに役立つ。
【0019】ところで、この刈取機Aは、以下のように
構成されているスロットルレバー装置を具備する。即
ち、図2に拡大して図示するように、上記第1グリップ
部22Aとその先端方に配設されている上記スロットル
レバーユニット28の間には、ゴム製の鍔部2が位置す
るよう構成されている。具体的には、図4に図示するよ
うに、上記ロッド部22の外周方に配設される鍔部2
は、筒状の基部2Aの略中央位置に外径側に延びる一部
が切り欠かれた円板部2Bが一体に形成され、該円板部
2Bの先端側(図4(a)において左端側)には、図4
(a),図5(a),(b)に図示するように、外径が
やや細くなったバンド取着部2Cが形成されている。ま
た、バンド取着部2Cの先端側では、該バンド取着部2
Cに取着される上記スロットルレバーユニット28固定
用のバンド金具3(図4参照)が先端方にずり落ちない
ように、やや外径が相対的に太径になった部位が形成さ
れる。また、上記円板部2Bの第1グリップ22A側で
ある基端側(図3(a),図4(a)において右端側)
の部分は、円板部2Bの外周から二次曲線的に徐々に外
径が細くなるよう構成されている。詳述すると、本実施
例の場合、円板部2Bの第1グリップ22A側の側面か
さ見た形状は、筒状の基部2Aから外径方へ延びる円弧
部分2fと、該円弧部分2fからさらに外径方へ延び外
周を形成する円弧へつながる平面部2gから、構成され
ている。つまり、第1グリップ部22Aを握った指(例
えば、親指と人指し指)の側面がピッタリ沿うような形
状に構成されている。また、この鍔部2の基端の外径
(鍔部2の第1グリップ22A側の基部2Aの外径)
は、図4(a)に図示するように、第1グリップ部22
Aの外径と略等しくなるよう構成されている。この実施
例にかかる鍔部2の場合、上記円板部2Bからバンド取
着部2C,さらに先端方にかけて、バンド金具3で緊締
したときに、鍔部2が収縮し易くするための、ロッド部
22の長手方向に沿ったスリット2Eが形成されてい
る。そして、図4に拡大して図示するように、上記鍔部
2のバンド取着部2Cには、取着用のバンド金具3が取
着され、このバンド金具3を介して、スロットルレバー
ユニット28および上記鍔部2がロッド部22に取着さ
れる。この取着は、上記円板部2Bの一部切り欠かれた
部位2b(図5(c),(d)参照)に、スロットルレ
バーユニット28の取着部28Cが位置するような状態
で取着される。上記バンド金具3は、図4の各図に図示
するように、両端部をねじ3Fで締め付けることによっ
て、ロッド部22側に確実に且つ強固に固定できるよう
構成されている。そして、このように取着されたスロッ
トルレバーユニット28のスロットルレバー28Aは、
図2,図3あるいは図4(a)に図示するように、その
自由端部が、上記第1グリップ部22Aの外周方に突出
した状態となる。また、上記スロットルレバー28A
は、公知のものと同様に、枢支軸28aを中心に矢印R
(図3,図4(a)参照)で図示する方向に揺動するよ
う構成され、このスロットルレバー28Aの枢支軸28
aを隔てて反対側の部位、つまりロッド部22よりの部
位には、操作用ケーブルWの一端が取着され、上記矢印
Rで図示する方向の揺動によって、その長手方向に操作
できるようになっている。また、上記操作用ケーブルW
は、図4(a)に図示するように、上記第1グリップ部
22Aとロッド部22との間を挿通するよう構成されて
いる。つまり、第1グリップ部22Aを把持した手と直
接操作用ケーブルWが干渉しないよう内部に配置されて
いる。
【0020】しかして、このように構成されたスロット
ルレバー装置を備えた刈取機Aによると、木に成ってい
る油椰子の実等の対象物を刈り取る際には、上述のよう
に、刈取機Aの第1グリップ部22Aを一方の手で、第
2グリップ部22Bをもう一方の手で握って刈取機Aを
支えるが、このとき、第1グリップ部22Aを支えてい
る手の指(例えは親指と人指し指)の側面は、上記鍔部
2にピッタリと且つ弾性をもって当接しているため、先
端方に向かって刈取機Aを対象物に向かって強く押し出
すことが容易となる。また、鍔部2によって、手が先端
方に滑ることもない。また、上記スロットルレバーユニ
ット28のバンド金具3等に指の側面が当接して、痛み
を生じさせるようなこともない。また、このように第1
グリップ部22Aを把持した手の指(例えば人指し指)
を、上記スロットルレバー28Aに掛けて、エンジン2
0の回転数を操作制御することができる。そして、この
操作において、鍔部2によって手の先端方の位置が先端
方に滑ることなく保持されているため、安定した操作が
可能となる。また、刈取機Aを切断刃26が上端になる
よう直立して把持する際にも、上記鍔部2が第1グリッ
プ部22Aを把持している手にピッタリ沿った状態とな
っているため、安定して且つ感覚的に軽く保持すること
ができる。
【0021】また、上記実施例では、鍔部2を第1グリ
ップ部22Aの先端にのみ配置したが、第2グリップ部
22Bの先端にも配置してもよい。
【0022】さらに、上記鍔部と第1グリップ部を一体
に成形してもよく、この場合には部品点数を低減するこ
とが可能となる。
【0023】また、上記鍔部2は、材質的には、この実
施例の場合「NBR(ニトリル・ブタジエン・ゴム)」
で構成されているが、他の種類のゴム、例えば「EPD
M(エチレン・プロピレン・ゴム)」であってもよく、
あるいはゴム以外の他の弾性材料であってもよい。ある
いは、手(指の側面)への当接時の固さを我慢するなら
ば、上記形状を具備するものであれば、弾性材料以外の
材質のものであってもよい。
【0024】また、この実施例は、主として、油椰子の
実を採る場合について、説明したが、他の種類の椰子あ
るいはその他の木の実や枝葉を採取するのにも使用でき
ることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明にかかる刈取機によれば、往復動
の衝打により木の実や枝葉を刈り取る刈取機を対象物に
押しつけながら保持して原動部を操作することができ、
またその際、指の側面が金具等が当接して痛みを生じさ
せるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 刈取機の全体の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1に示す刈取機のスロットルレバーユニッ
トと鍔部が取着されている側のグリップ部分の構成を示
す図で、(a)は部分平面図、(b)は部分側面図であ
る。
【図3】 図1,図2に示す刈取機のスロットルレバー
ユニットと鍔部が取着されている部分の構成を示す部分
拡大斜視図である。
【図4】 図1〜3に示すグリップ部分の構成を示す図
で、(a)は一部断面した断面図、(b)は(a)のI
−I矢視図、(c)は(a)のII-II 矢視図である。
【図5】 図4の鍔部単体の構成を示す図で、(a)は
平面図、(b)は側断面図、(c)は(b)の III-III
矢視図である。
【図6】 刈取機を使って木の上に成っている椰子の実
を採る状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A……刈取機 2……鍔部 20……エンジン(原動部) 22……ロッド部 22A……第1グリップ部 22B……第2グリップ部 24……衝撃発生部 26……切断刃 28……スロットルレバーユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 3/08 A01G 23/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端に原動部を有し、その先端方に長尺
    状のロッド部と、回転運動を往復運動に変換する衝撃発
    生部と、最先端方に切断刃を備えた動力式刈取機であっ
    て、 上記ロッド部の離間した少なくとも二箇所に、刈り取り
    作業に際し作業者が手で把持するグリップ部を設けると
    ともに、基端側のグリップ部の先端側に隣接して原動部
    制御用のスロットルレバーを有するスロットルレバーユ
    ニットを配設し、該スロットルレバーユニットの取着部
    とグリップ部との間に、グリップ部より外径方に突出し
    た鍔部を形成したことを特徴とする刈取機
  2. 【請求項2】 前記鍔部及びそれに隣接するグリップ部
    の内周方に前記スロットルレバーと原動部を接続するス
    ロットル操作用のケーブルが挿通されていることを特徴
    とする請求項1記載の刈取機
  3. 【請求項3】 前記鍔部が弾性材料からなる成形品であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の刈取機
  4. 【請求項4】 前記スロットルレバーの自由端部が鍔部
    よりグリップ部側に突出した構成であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1の項に記載の刈取機
  5. 【請求項5】 前記鍔部が、グリップ部と別体で構成さ
    れており、該鍔部がスロットルレバーユニットをロッド
    部に取着する取着手段によって共に取着されていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1の項に記載の
    取機
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CN103650937A (zh) * 2013-12-02 2014-03-26 宁波利豪机械有限公司 一种小车式棕榈树切割装置
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