JP3249430B2 - グリス塗布装置 - Google Patents

グリス塗布装置

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JP3249430B2 JP15465097A JP15465097A JP3249430B2 JP 3249430 B2 JP3249430 B2 JP 3249430B2 JP 15465097 A JP15465097 A JP 15465097A JP 15465097 A JP15465097 A JP 15465097A JP 3249430 B2 JP3249430 B2 JP 3249430B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動二輪車
等のヘッドパイプにグリスを塗布するのに適したグリス
塗布装置に関する。
【0002】上記課題を解決するため本発明は、請求項
1において、グリス塗布装置の構成として、ストローク
移動もしくは揺動してワークを挟持することで自らをワ
ークに対して位置決めする一対の保持アームと、これら
一対の保持アームに設けられるグリス吐出ノズルと、グ
リスの吐出量を制御する吐出量制御手段とを備え、スプ
リングバランサを介して吊下げ支持されたものとした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
手作業によるグリスの塗布は作業効率が良くなく、また
塗布状態が不均一になったりグリスが塗布部からハミ出
したりして無駄が生じることがあり、更に、作業者が汚
れやすく作業イメージが悪い等の問題があった。
【0004】そこで、本発明は、このようなグリス塗布
作業を自動化して作業者の負担を軽減し、作業時間の短
縮を図るとともに、グリスの効率的使用を図ることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、請求項1において、グリスを吐出する吐出ノ
ズルと、少なくともこの吐出ノズルを利用してワークを
挟持し、該吐出ノズルをワークのグリス塗布部に臨ませ
て位置決めする位置決め手段と、グリスの吐出量を制御
する吐出量制御手段を備えたグリス塗布装置を設けた。
【0006】ここで、吐出ノズルを利用してワークを挟
持するため、例えば位置決め手段の一対の挟持部材のう
ち、少なくとも一方側の挟持部材を吐出ノズルとし、こ
の吐出ノズルをワークのグリス塗布部に位置合せして挟
持する。そして、吐出ノズルから所定量のグリスを吐出
することでグリスを塗布する。従ってワークとしては、
少なくとも一方側の挟持部附近がグリス塗布部とされて
いる必要がある。
【0007】このように、吐出ノズルを利用してワーク
を挟持するとともに、この吐出ノズルをワークのグリス
塗布部に臨ませるようにすることで、装置を簡素に構成
することが出来る。この際、ワークの挟持方法は、挟持
部材をストローク移動させて開閉するようにしても良
く、また挟持部材を揺動させて開閉するようにしても良
く、又はその他の手段によっても良い。
【0008】また、吐出量制御手段は、例えば吐出時間
制御によって吐出量を制御するようにしても良く、又は
流量制御によって吐出量を制御するようにしても良く、
又はその他の手段によるようにしても良い。
【0009】また請求項2では、吐出ノズルをワークの
複数のグリス塗布部に対応して一対設け、これら一対の
吐出ノズルによってワークを挟持して、各吐出ノズルを
各グリス塗布部に臨ませて位置決めするようにした。こ
の場合は、例えば位置決め手段の一対の挟持部材を両方
とも吐出ノズルとする。またワークとして両方の挟持部
附近がグリス塗布部とされている必要があり、これらグ
リス塗布部に吐出ノズルを位置合せして挟持し、各吐出
ノズルからグリスを吐出して塗布すれば、効率的に塗布
することが出来る。
【0010】また請求項3では、ワークを、自動二輪車
等のヘッドパイプとした。このようなヘッドパイプは、
通常、上端側内径部と下端側内径部にグリスを塗布する
必要があるため、本装置を適用すれば有効である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1はグリス塗布装
置の塗布治具の説明図、図2は塗布治具を使用した塗布
状態の説明図、図3は塗布治具のエア制御回路図、図4
はグリスポンプのエア制御回路図である。
【0012】本発明に係るグリス塗布装置は、例えば自
動二輪車等のヘッドパイプHの上下端内径部にグリスを
塗布する装置として構成され、図2に示すように、後述
するグリスポンプP(図4)によって所定量のグリスを
グリスタンクTに貯溜し、このグリスタンクTのグリス
を、位置決め手段を兼ねた塗布治具1によって塗布する
ようにされている。そしてこの塗布治具1によるグリス
の塗布は、図3に示す吐出量制御手段を含むエア制御回
路によって制御し、グリスタンクTに対するグリスの充
填は、図4に示すエア制御回路によって制御するように
している。
【0013】塗布治具1は、図1に示すように、一対の
保持アーム2、2と、この保持アーム2、2の先端に取
付けられる吐出ノズル3、3を備え、保持アーム2、2
は開閉自在にされている。
【0014】すなわち、一方側の保持アーム2の基端部
には、他方側の保持アーム2に向けて延出するガイドレ
ール4が取付けられており、他方側の保持アーム2の基
端部には、このガイドレール4に対してスライド自在な
スライダ5が取付けられている。そして、一対の保持ア
ーム2、2はスプリング6によって閉じ方向に付勢され
ている。
【0015】そして、各保持アーム2、2には、把手
7、7が設けられており、作業者がこの把手7、7を握
って保持アーム2、2の間隔を開くことが出来るように
されるとともに、手を離すと保持アーム2、2が閉じる
ようにしており、また一方側の把手7の近傍には、スタ
ートスイッチ10が設けられている。
【0016】また、前記吐出ノズル3、3の基端部は吐
出バルブ11、11に接続され、この吐出バルブ11に
は、グリスを供給するグリスライン12と、吐出制御の
ためのエアを送給するエアライン13が接続されるとと
もに、吐出ノズル3の先端には、グリスを均一に吐出す
るための多数の孔が円周方向に沿って所定間隔で設けら
れている。尚、ガイドレール4の周囲は伸縮自在なカバ
ー14で覆っている。
【0017】次に、この塗布治具1のエア制御回路の概
要について、図3に基づき説明する。エア源Aには2本
のエアラインが接続され、一方側のラインは減圧弁14
を介してグリスタンクTに接続され、他方側のラインは
空気圧調整ユニット15を介して制御機器(不図示)の
キースイッチ16に接続されている。
【0018】そしてこの制御機器の制御回路には、前記
塗布治具1のスタートスイッチ10を作動させてグリス
の送給を始めた後、所定時間が経過すると送給を停止さ
せるような吐出量制御回路が組込まれている。
【0019】すなわち、制御機器のキースイッチ16と
塗布治具1のスタートスイッチ10を作動させると、一
対のエアオペレートバルブ17、17が作動し、それぞ
れの吐出バルブ11、11を作動させて、グリスタンク
Tと吐出ノズル3、3を連通状態にするとともに、タイ
マで設定した時間が経過すると、それぞれの吐出制御タ
イマ18、18を作動させ、吐出バルブ11、11を介
してグリスタンクTと吐出ノズル3、3の連通状態を断
にするようにしている。因みに、吐出制御タイマ18、
18の時間設定は、制御機器に設けたタイマセットノブ
(不図示)で自在に調整出来るようにしている。尚、図
3のLは、それぞれのスイッチ16、又はバルブ11、
11の作動状態を表示する表示灯である。
【0020】次に、グリスタンクTにグリスを充填する
エア回路は、図4に示すように、エア源からのエア供給
を制御するスタートスイッチ20と、このスタートスイ
ッチ20の作動によってエア源Aから送られるエアをグ
リスポンプPに送り込むエアオペレートバルブ21を備
えており、このエアオペレートバルブ21とグリスポン
プPの間には、グリスポンプPの駆動エア圧を調整する
減圧弁22が設けられている。
【0021】また、グリスタンクTの近傍には、ローラ
レバー式の切換弁23を設けており、グリスタンクTの
グリス量が所定のレベルに達すると、この切換弁23を
作動させて前記エアオペレートバルブ21の作動を停止
させるようにしている。
【0022】そして、以上のような装置構成において、
例えば図2に示すように、グリスタンクTを作業場所近
傍の高位に吊下げて配置し、塗布治具1をスプリングバ
ランサ24から延びる吊下げワイヤ25で支持してお
く。
【0023】以上のような構成によるグリス塗布装置の
作用等について説明する。自動二輪車等のヘッドパイプ
Hの上下端内径部にグリスを塗布するにあたり、図2に
示すように、塗布治具1の吐出ノズル3、3でヘッドパ
イプHを挟み付けて位置決めする。すなわち、把手7、
7を持って保持アーム2、2を広げた後、ヘッドパイプ
Hの両端内径部に吐出ノズル3、3を位置合せして手を
離すと、塗布治具1はヘッドパイプHに位置決めされ
る。この時、上方の吐出ノズル3はヘッドパイプHの上
端内径部(グリス塗布部)に臨み、下方の吐出ノズル3
はヘッドパイプHの下端内径部(グリス塗布部)に臨ん
でいる。
【0024】次いで、制御機器(不図示)のキースイッ
チ16をオンにして、吐出タイマの時間を設定するとと
もに、塗布治具1のスタートスイッチ10を作動させ
る。すると、グリスタンクT内のグリスが吐出ノズル
3、3の複数の孔から吐出され、タイマで設定した時間
が経過すると吐出が停止する。
【0025】以上のような方法により、グリス塗布の自
動化が行われ、作業を効率的に行うことが出来るととも
に、グリス塗布部に対して均一に且つ無駄なく塗布する
ことが出来る。またこの塗布量は任意に設定することが
出来、吐出ノズル3もカプラ方式でワンタッチ交換が出
来るため、例えば機種が異なるような場合でも適用出来
る。また自動二輪車のヘッドパイプH以外のワークに対
しても適用出来る。
【0026】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは、本発明の技術的範囲に含まれる。例え
ば、吐出ノズル3は保持アーム2の一方側だけに設けて
も良く、また挟持方法等も任意である。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明のグリス塗布装置
は、請求項1のように、吐出ノズルをグリス塗布部に位
置合せした状態でワークを挟持し、吐出ノズルから所定
量のグリスを吐出して塗布するようにしたため、グリス
塗布を自動化して作業の効率化が図れるとともに、装置
を簡素に構成することが出来る。また請求項2のよう
に、ワークの複数のグリス塗布部に対応して吐出ノズル
を一対設ければ、塗布作業を一層効率的に行うことが出
来る。そして請求項3のように、このような装置を自動
二輪車等のヘッドパイプに対するグリス塗布に適用する
と便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】グリス塗布装置の塗布治具の説明図
【図2】塗布治具で自動二輪車等のヘッドパイプの上下
端内径部にグリスを塗布する時の状態を説明する説明図
【図3】塗布治具のエア制御回路図
【図4】グリスポンプのエア制御回路図
【図5】従来のグリス塗布状態の説明図
【符号の説明】
1…塗布治具、3…吐出ノズル、H…ヘッドパイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 5/00 - 5/02 B05C 13/02 B05D 3/00,7/00 B05D 7/24 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストローク移動もしくは揺動してワーク
    を挟持することで自らをワークに対して位置決めする一
    対の保持アームと、これら一対の保持アームに設けられ
    るグリス吐出ノズルと、グリスの吐出量を制御する吐出
    量制御手段とを備え、スプリングバランサを介して吊下
    げ支持されていることを特徴とするグリス塗布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のグリス塗布装置におい
    て、前記吐出ノズルはワークの複数のグリス塗布部に対
    応して一対設けられ、これら一対の吐出ノズルによって
    前記ワークを挟持し、各吐出ノズルを各グリス塗布部に
    臨ませて位置決めするようにしたことを特徴とするグリ
    ス塗布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のグリス塗
    布装置において、前記ワークは、自動二輪車等のヘッド
    パイプであることを特徴とするグリス塗布装置。
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