JP3249285B2 - シリアル入出力回路 - Google Patents
シリアル入出力回路Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データのシリアル転送
を確実に行うのに好適なシリアル入出力回路に関する。
を確実に行うのに好適なシリアル入出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のシリアル入出力回路を示す
図である。図3において、一点鎖線に示す(1)は第1
マイクロコンピュータ、(2)は第2マイクロコンピュ
ータであり、第1及び第2マイクロコンピュータ(1)
(2)の間でデータのシリアル転送を行う為の要部を以
下に示す。先ず、第1マイクロコンピュータ(1)に
は、シリアルデータを入力する為の入力端子(3)、シ
リアルデータを出力する為の出力端子(4)、及び後述
するシフトレジスタのシフト動作の為のクロックを入出
力するクロック端子(5)が設けられている。また、第
1マイクロコンピュータ(1)内部において、(6)は
クロック発生器である。(7)(8)は電源Vdd及び接
地の間に直列接続されたPMOSトランジスタ及びNM
OSトランジスタである。(9)(10)はNANDゲ
ート及びNORゲートである。そして、両ゲート(9)
(10)の一方の入力端子はクロック発生器(6)の出
力端子と接続され、両ゲート(9)(10)の出力端子
は各々トランジスタ(7)(8)のゲートと接続されて
いる。そして、両ゲート(9)(10)は他方の入力端
子に印加される制御信号によって動作制御される。該制
御信号は、第1マイクロコンピュータ(1)のプログラ
ムによって発生するものであり、n周期のクロック発生
期間だけハイレベル(論理「1」)となる。即ち、制御
信号が「1」になると、両ゲート(9)(10)が開
き、クロック発生器(6)の発生クロックを反転して各
々トランジスタ(7)(8)に印加する。従って、トラ
ンジスタ(7)(8)のドレインはクロック発生器
(6)の発生クロックのレベルと同じレベルになる。逆
に、制御信号が「0」になると、クロック発生器(6)
の出力はトランジスタ(7)(8)のドレインから出力
されることなく遮断される。(11)はnビット(例え
ば8ビット)のシフトレジスタであり、トランジスタ
(7)(8)のドレインから出力されるクロックに同期
してデータのシフト動作を実行できるものである。(1
2)(13)は電源Vdd及び接地の間に直列接続された
PMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタであ
り、両トランジスタ(12)(13)のゲートは入力端
子(3)と共通接続されている。即ち、両トランジスタ
(12)(13)はインバータを構成し、第2マイクロ
コンピュータ(2)から出力されて来るシリアルデータ
を入力端子(3)を介して反転するものである。前記シ
フトレジスタ(11)は、データ入力を行う時、入力ク
ロックの立上りに同期して、トランジスタ(12)(1
3)のドレイン出力をインバータ(14)を介してデー
タとして取り込む。また、前記シフトレジスタ(11)
は、データ出力を行う時、予めプリセットされたnビッ
トデータを入力クロックの立下りに同期して出力する。
(15)(16)は電源Vdd及び接地の間に直列接続さ
れたPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタで
ある。(17)(18)はNANDゲート及びNORゲ
ートである。そして、両ゲート(17)(18)の一方
の入力端子はシフトレジスタ(11)の出力端子と接続
され、両ゲート(17)(18)の出力端子は各々トラ
ンジスタ(15)(16)のゲートと接続されている。
そして、両ゲート(17)(18)は他方の入力端子に
印加される前記制御信号によって動作制御される。即
ち、制御信号が「1」になると、両ゲート(17)(1
8)が開き、シフトレジスタ(11)の出力データを反
転して各々トランジスタ(15)(16)に印加する。
従って、トランジスタ(15)(16)のドレインはシ
フトレジスタ(11)の出力データのレベルと同じレベ
ルになり、出力データが出力端子(4)から出力される
ことになる。逆に、制御信号が「0」になると、シフト
レジスタ(11)の出力はトランジスタ(15)(1
6)のドレインから出力されることなく遮断される。
図である。図3において、一点鎖線に示す(1)は第1
マイクロコンピュータ、(2)は第2マイクロコンピュ
ータであり、第1及び第2マイクロコンピュータ(1)
(2)の間でデータのシリアル転送を行う為の要部を以
下に示す。先ず、第1マイクロコンピュータ(1)に
は、シリアルデータを入力する為の入力端子(3)、シ
リアルデータを出力する為の出力端子(4)、及び後述
するシフトレジスタのシフト動作の為のクロックを入出
力するクロック端子(5)が設けられている。また、第
1マイクロコンピュータ(1)内部において、(6)は
クロック発生器である。(7)(8)は電源Vdd及び接
地の間に直列接続されたPMOSトランジスタ及びNM
OSトランジスタである。(9)(10)はNANDゲ
ート及びNORゲートである。そして、両ゲート(9)
(10)の一方の入力端子はクロック発生器(6)の出
力端子と接続され、両ゲート(9)(10)の出力端子
は各々トランジスタ(7)(8)のゲートと接続されて
いる。そして、両ゲート(9)(10)は他方の入力端
子に印加される制御信号によって動作制御される。該制
御信号は、第1マイクロコンピュータ(1)のプログラ
ムによって発生するものであり、n周期のクロック発生
期間だけハイレベル(論理「1」)となる。即ち、制御
信号が「1」になると、両ゲート(9)(10)が開
き、クロック発生器(6)の発生クロックを反転して各
々トランジスタ(7)(8)に印加する。従って、トラ
ンジスタ(7)(8)のドレインはクロック発生器
(6)の発生クロックのレベルと同じレベルになる。逆
に、制御信号が「0」になると、クロック発生器(6)
の出力はトランジスタ(7)(8)のドレインから出力
されることなく遮断される。(11)はnビット(例え
ば8ビット)のシフトレジスタであり、トランジスタ
(7)(8)のドレインから出力されるクロックに同期
してデータのシフト動作を実行できるものである。(1
2)(13)は電源Vdd及び接地の間に直列接続された
PMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタであ
り、両トランジスタ(12)(13)のゲートは入力端
子(3)と共通接続されている。即ち、両トランジスタ
(12)(13)はインバータを構成し、第2マイクロ
コンピュータ(2)から出力されて来るシリアルデータ
を入力端子(3)を介して反転するものである。前記シ
フトレジスタ(11)は、データ入力を行う時、入力ク
ロックの立上りに同期して、トランジスタ(12)(1
3)のドレイン出力をインバータ(14)を介してデー
タとして取り込む。また、前記シフトレジスタ(11)
は、データ出力を行う時、予めプリセットされたnビッ
トデータを入力クロックの立下りに同期して出力する。
(15)(16)は電源Vdd及び接地の間に直列接続さ
れたPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタで
ある。(17)(18)はNANDゲート及びNORゲ
ートである。そして、両ゲート(17)(18)の一方
の入力端子はシフトレジスタ(11)の出力端子と接続
され、両ゲート(17)(18)の出力端子は各々トラ
ンジスタ(15)(16)のゲートと接続されている。
そして、両ゲート(17)(18)は他方の入力端子に
印加される前記制御信号によって動作制御される。即
ち、制御信号が「1」になると、両ゲート(17)(1
8)が開き、シフトレジスタ(11)の出力データを反
転して各々トランジスタ(15)(16)に印加する。
従って、トランジスタ(15)(16)のドレインはシ
フトレジスタ(11)の出力データのレベルと同じレベ
ルになり、出力データが出力端子(4)から出力される
ことになる。逆に、制御信号が「0」になると、シフト
レジスタ(11)の出力はトランジスタ(15)(1
6)のドレインから出力されることなく遮断される。
【0003】以上が、第1マイクロコンピュータ(1)
内部の要部構成であるが、第2マイクロコンピュータ
(2)内部にも同じ構成が設けられている。それ故に、
第2マイクロコンピュータ(2)内部の説明は省略する
が、第2マイクロコンピュータ(2)内部の構成素子に
は、第1マイクロコンピュータ(1)の対応素子の番号
に’を付して記すものとする。
内部の要部構成であるが、第2マイクロコンピュータ
(2)内部にも同じ構成が設けられている。それ故に、
第2マイクロコンピュータ(2)内部の説明は省略する
が、第2マイクロコンピュータ(2)内部の構成素子に
は、第1マイクロコンピュータ(1)の対応素子の番号
に’を付して記すものとする。
【0004】第1及び第2マイクロコンピュータ(1)
(2)の間において、入力端子(3)(3’)及び出力
端子(4)(4’)は共通接続され、また、クロック端
子(5)(5’)も接続されている。更に、(19)は
プルアップ抵抗であり、入力端子(3)(3’)及び出
力端子(4)(4’)と共通接続されている。該プルア
ップ抵抗(19)は、出力端子(4)(4’)がフロー
ティング状態になって入力端子(3)(3’)の状態が
不定となるのを防止するものである。また、(20)も
プルアップ抵抗であり、クロック端子(5)(5’)が
フローティング状態となってシフトレジスタ(11)
(11’)に悪影響を与えるのを防止する為に設けられ
ている。
(2)の間において、入力端子(3)(3’)及び出力
端子(4)(4’)は共通接続され、また、クロック端
子(5)(5’)も接続されている。更に、(19)は
プルアップ抵抗であり、入力端子(3)(3’)及び出
力端子(4)(4’)と共通接続されている。該プルア
ップ抵抗(19)は、出力端子(4)(4’)がフロー
ティング状態になって入力端子(3)(3’)の状態が
不定となるのを防止するものである。また、(20)も
プルアップ抵抗であり、クロック端子(5)(5’)が
フローティング状態となってシフトレジスタ(11)
(11’)に悪影響を与えるのを防止する為に設けられ
ている。
【0005】以下、図3の動作として、第1マイクロコ
ンピュータ(1)から第2マイクロコンピュータ(2)
へシリアルデータを転送する場合について、特に、第1
マイクロコンピュータ(1)内部のクロック発生器
(6)を用いて第1及び第2マイクロコンピュータ
(1)(2)を同期化する場合について、図4のタイム
チャートを基に説明する。尚、第2マイクロコンピュー
タ(2)から第1マイクロコンピュータ(1)へ、第2
マイクロコンピュータ(2)内部のクロック発生器
(6’)の発生クロックに同期してデータのシリアル転
送を行う場合については、データの転送方向が逆になる
だけであるので、その説明は省略する。
ンピュータ(1)から第2マイクロコンピュータ(2)
へシリアルデータを転送する場合について、特に、第1
マイクロコンピュータ(1)内部のクロック発生器
(6)を用いて第1及び第2マイクロコンピュータ
(1)(2)を同期化する場合について、図4のタイム
チャートを基に説明する。尚、第2マイクロコンピュー
タ(2)から第1マイクロコンピュータ(1)へ、第2
マイクロコンピュータ(2)内部のクロック発生器
(6’)の発生クロックに同期してデータのシリアル転
送を行う場合については、データの転送方向が逆になる
だけであるので、その説明は省略する。
【0006】先ず、第1マイクロコンピュータ(1)の
ROM(図示せず)から読み出されたプログラムに応じ
て、NANDゲート(9)(17)及びNORゲート
(10)(18)には「1」の制御信号が印加された状
態となる。即ち、クロック発生器(6)から発生するク
ロックがシフトレジスタ(11)に供給されると共にク
ロック端子(5)(5’)を介してシフトレジスタ(1
1’)にも供給され、シフトレジスタ(11)の内容が
出力端子(4)及び入力端子(3’)を介してシフトレ
ジスタ(11’)に供給される様になっている。一方、
第2マイクロコンピュータ(2)のROM(図示せず)
から読み出されたプログラムに応じて、NANDゲート
(9’)(17’)及びNORゲート(10’)(1
8’)には「0」の制御信号が印加された状態となる。
即ち、クロック発生器(6’)及びクロック端子
(5’)の間は遮断され、シフトレジスタ(11’)の
出力端子及び出力端子(4’)の間も遮断された状態と
なる。
ROM(図示せず)から読み出されたプログラムに応じ
て、NANDゲート(9)(17)及びNORゲート
(10)(18)には「1」の制御信号が印加された状
態となる。即ち、クロック発生器(6)から発生するク
ロックがシフトレジスタ(11)に供給されると共にク
ロック端子(5)(5’)を介してシフトレジスタ(1
1’)にも供給され、シフトレジスタ(11)の内容が
出力端子(4)及び入力端子(3’)を介してシフトレ
ジスタ(11’)に供給される様になっている。一方、
第2マイクロコンピュータ(2)のROM(図示せず)
から読み出されたプログラムに応じて、NANDゲート
(9’)(17’)及びNORゲート(10’)(1
8’)には「0」の制御信号が印加された状態となる。
即ち、クロック発生器(6’)及びクロック端子
(5’)の間は遮断され、シフトレジスタ(11’)の
出力端子及び出力端子(4’)の間も遮断された状態と
なる。
【0007】そして、シフトレジスタ(11)にnビッ
トの所定データがプリセットされた状態で、シフトレジ
スタ(11)のクロック入力にトランジスタ(7)
(8)のドレイン出力即ち送信クロックが供給される
と、シフトレジスタ(11)から送信クロックの立下り
に同期してnビットデータが順次送出される。すると、
トランジスタ(15)(16)のドレインから前記nビ
ットデータと同一レベルのnビットデータが出力され、
出力端子(4)からシリアル出力される。このnビット
データは入力端子(3’)に供給され、トランジスタ
(12’)(13’)から成るインバータ及びインバー
タ(14’)を介して同一レベルのままシフトレジスタ
(11’)に供給されようとする。ここで、シフトレジ
スタ(11’)はクロック端子(5)(5’)を介した
トランジスタ(7)(8)のドレイン出力即ち受信クロ
ックの立上りに同期してシフト動作を行う。これによっ
て、第1マイクロコンピュータ(1)内部のシフトレジ
スタ(11)にプリセットされていたnビットデータ
が、第2マイクロコンピュータ(2)内部のシフトレジ
スタ(11’)にシリアル転送されることになる。nビ
ットデータのシリアル転送が終了すると、第1マイクロ
コンピュータ(1)内部のROMのプログラムに応じ
て、NANDゲート(9)(17)及びNORゲート
(10)(18)に印加される制御信号が「0」に変化
し、出力端子(4)及びクロック端子(5)は各々シフ
トレジスタ(11)及びクロック発生器(6)とは遮断
される。すると、入力端子(3)(3’)及びクロック
端子(5)(5’)はフローティング状態になろうとす
るが、プルアップ抵抗(19)(20)によりハイレベ
ルに引き上げられ、第1及び第2マイクロコンピュータ
(1)(2)内部のシフトレジスタ(11)(11’)
が誤動作したりすることが無い様になっている。
トの所定データがプリセットされた状態で、シフトレジ
スタ(11)のクロック入力にトランジスタ(7)
(8)のドレイン出力即ち送信クロックが供給される
と、シフトレジスタ(11)から送信クロックの立下り
に同期してnビットデータが順次送出される。すると、
トランジスタ(15)(16)のドレインから前記nビ
ットデータと同一レベルのnビットデータが出力され、
出力端子(4)からシリアル出力される。このnビット
データは入力端子(3’)に供給され、トランジスタ
(12’)(13’)から成るインバータ及びインバー
タ(14’)を介して同一レベルのままシフトレジスタ
(11’)に供給されようとする。ここで、シフトレジ
スタ(11’)はクロック端子(5)(5’)を介した
トランジスタ(7)(8)のドレイン出力即ち受信クロ
ックの立上りに同期してシフト動作を行う。これによっ
て、第1マイクロコンピュータ(1)内部のシフトレジ
スタ(11)にプリセットされていたnビットデータ
が、第2マイクロコンピュータ(2)内部のシフトレジ
スタ(11’)にシリアル転送されることになる。nビ
ットデータのシリアル転送が終了すると、第1マイクロ
コンピュータ(1)内部のROMのプログラムに応じ
て、NANDゲート(9)(17)及びNORゲート
(10)(18)に印加される制御信号が「0」に変化
し、出力端子(4)及びクロック端子(5)は各々シフ
トレジスタ(11)及びクロック発生器(6)とは遮断
される。すると、入力端子(3)(3’)及びクロック
端子(5)(5’)はフローティング状態になろうとす
るが、プルアップ抵抗(19)(20)によりハイレベ
ルに引き上げられ、第1及び第2マイクロコンピュータ
(1)(2)内部のシフトレジスタ(11)(11’)
が誤動作したりすることが無い様になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す様に、第1及び第2マイクロコンピュータ(1)
(2)の間の配線の取り回しの仕方によっては、シフト
レジスタ(11’)の入力端子部分における送信データ
に比べてクロック入力部分における受信クロックの方が
遅延してしまうことがある。すると、第1マイクロコン
ピュータ(1)内部のプログラムによって最後のn周期
目の送信クロックの立下りを検出した後の時刻tにおい
て、第1マイクロコンピュータ(1)内部の制御信号が
「1」から「0」に変化してしまうと、nビット目の送
信データはその時点の状態に関係なく強制的に「1」に
なってしまう。従って、受信クロックの最後の立上り
で、送信データの最終ビットのデータをシフトレジスタ
(11’)に正しくシリアル転送できなくなってしまう
問題があった。
示す様に、第1及び第2マイクロコンピュータ(1)
(2)の間の配線の取り回しの仕方によっては、シフト
レジスタ(11’)の入力端子部分における送信データ
に比べてクロック入力部分における受信クロックの方が
遅延してしまうことがある。すると、第1マイクロコン
ピュータ(1)内部のプログラムによって最後のn周期
目の送信クロックの立下りを検出した後の時刻tにおい
て、第1マイクロコンピュータ(1)内部の制御信号が
「1」から「0」に変化してしまうと、nビット目の送
信データはその時点の状態に関係なく強制的に「1」に
なってしまう。従って、受信クロックの最後の立上り
で、送信データの最終ビットのデータをシフトレジスタ
(11’)に正しくシリアル転送できなくなってしまう
問題があった。
【0009】また、第1及び第2マイクロコンピュータ
(1)(2)の間にプルアップ抵抗(19)(20)を
外部接続しなければならず、外付素子が増えてしまう問
題があった。そこで、本発明は、第1マイクロコンピュ
ータ(第1装置)及び第2マイクロコンピュータ(第2
装置)の間で、データのシリアル転送を確実に正しく行
うことのできるシリアル入出力回路を提供することを目
的とする。
(1)(2)の間にプルアップ抵抗(19)(20)を
外部接続しなければならず、外付素子が増えてしまう問
題があった。そこで、本発明は、第1マイクロコンピュ
ータ(第1装置)及び第2マイクロコンピュータ(第2
装置)の間で、データのシリアル転送を確実に正しく行
うことのできるシリアル入出力回路を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、その特徴とするとこ
ろは、シリアルデータを入力する第1入力端子、前記第
1入力端子に入力されたシリアルデータを保持する第1
シフトレジスタ、及び、前記第1シフトレジスタの内容
をシリアル出力する第1出力端子を有する第1装置と、
シリアルデータを入力する第2入力端子、前記第2入力
端子に入力されたシリアルデータを保持する第2シフト
レジスタ、及び、前記第2シフトレジスタの内容をシリ
アル出力する第2出力端子を有する第2装置との間で、
前記第1入力端子、前記第1出力端子、前記第2入力端
子、及び、前記第2出力端子を共通接続した状態で、シ
リアルデータの転送を行うシリアル入出力回路におい
て、第1電源及び第2電源の間に直列接続され、相補的
に導通する第1及び第2スイッチング素子と、前記第1
又は第2スイッチング素子が導通している時に前記第1
及び第2スイッチング素子の接続路を所定インピーダン
スとする手段と、ヒステリシスを有し、入力端子が前記
第1及び第2スイッチング素子の接続点と接続されると
共に出力端子が前記第1及び第2スイッチング素子の入
力端子と接続され、前記第1及び第2スイッチング素子
を相補的に導通させるシュミットインバータ回路と、
を、前記第1装置及び前記第2装置の何れか一方の入力
端子とシフトレジスタのデータ入力との間に設けた点で
ある。
解決する為に成されたものであり、その特徴とするとこ
ろは、シリアルデータを入力する第1入力端子、前記第
1入力端子に入力されたシリアルデータを保持する第1
シフトレジスタ、及び、前記第1シフトレジスタの内容
をシリアル出力する第1出力端子を有する第1装置と、
シリアルデータを入力する第2入力端子、前記第2入力
端子に入力されたシリアルデータを保持する第2シフト
レジスタ、及び、前記第2シフトレジスタの内容をシリ
アル出力する第2出力端子を有する第2装置との間で、
前記第1入力端子、前記第1出力端子、前記第2入力端
子、及び、前記第2出力端子を共通接続した状態で、シ
リアルデータの転送を行うシリアル入出力回路におい
て、第1電源及び第2電源の間に直列接続され、相補的
に導通する第1及び第2スイッチング素子と、前記第1
又は第2スイッチング素子が導通している時に前記第1
及び第2スイッチング素子の接続路を所定インピーダン
スとする手段と、ヒステリシスを有し、入力端子が前記
第1及び第2スイッチング素子の接続点と接続されると
共に出力端子が前記第1及び第2スイッチング素子の入
力端子と接続され、前記第1及び第2スイッチング素子
を相補的に導通させるシュミットインバータ回路と、
を、前記第1装置及び前記第2装置の何れか一方の入力
端子とシフトレジスタのデータ入力との間に設けた点で
ある。
【0011】
【作用】本発明によれば、第1装置及び第2装置の間で
デジタルデータのシリアル転送を終了した後、第1装置
及び第2装置の出力端子が遮断されたとしても、前記デ
ジタルデータの最終ビットの状態に応答してシュミット
インバータ回路がハイ又はローレベルを出力し、これに
応じて第1及び第2スイッチング素子が相補的にオンオ
フし、第1装置及び第2装置の出力端子はハイレベル又
はローレベルに固定される。従って、第1シフトレジス
タ及び第2シフトレジスタの間でデータ転送を行って
も、最終ビットデータを確実に正しく一方のシフトレジ
スタに転送できる。また、従来必要とした外付けのプル
アップ抵抗が不要となる。
デジタルデータのシリアル転送を終了した後、第1装置
及び第2装置の出力端子が遮断されたとしても、前記デ
ジタルデータの最終ビットの状態に応答してシュミット
インバータ回路がハイ又はローレベルを出力し、これに
応じて第1及び第2スイッチング素子が相補的にオンオ
フし、第1装置及び第2装置の出力端子はハイレベル又
はローレベルに固定される。従って、第1シフトレジス
タ及び第2シフトレジスタの間でデータ転送を行って
も、最終ビットデータを確実に正しく一方のシフトレジ
スタに転送できる。また、従来必要とした外付けのプル
アップ抵抗が不要となる。
【0012】
【実施例】本発明の詳細を図面に従って具体的に説明す
る。図1は本発明のシリアル入出力回路を示す図であ
る。尚、図1において、図3と同一素子については同一
番号を記し、その説明を省略するものとする。図1にお
いて、(21)(22)は電源Vdd及び接地の間に直列
接続されたPMOSトランジスタ及びNMOSトランジ
スタである。尚、前記PMOSトランジスタ(21)及
びNMOSトランジスタ(22)は、オンした時に比較
的大きな抵抗値(例えば500KΩ程度)を有する様
に、ソースドレイン幅に比べてソースドレイン間距離を
比較的長くした状態で、第1マイクロコンピュータ
(1)上にマスクで作り込んでいる。(23)はヒステ
リシスを有するショミットインバータ回路であり、入力
端子はPMOSトランジスタ(21)及びNMOSトラ
ンジスタ(22)のドレインと接続され、出力端子はP
MOSトランジスタ(21)及びNMOSトランジスタ
(22)のゲートと接続されると共にインバータ(2
4)を介してシフトレジスタ(11)のデータ入力と接
続されている。前記シュミットインバータ回路(23)
は、高い側のスレッショルド電圧Vthh及び低い側のス
レッショルド電圧Vthlを有し、入力端子(3)の電圧
がスレッショルド電圧Vthh以上になった時にローレベ
ルを出力し、又、入力端子(3)の電圧がスレッショル
ド電圧Vthl以下になった時にハイレベルを出力する。
従って、出力端子(4)(4’)の出力が遮断され、こ
の出力端子(4)(4’)の出力状態が不定になったと
しても、出力端子(4)(4’)のレベルが前記スレッ
ショルド電圧Vthh又はVthlに至ると、シュミットイン
バータ回路(23)の出力によりPMONトランジスタ
(21)及びNMOSトランジスタ(22)の何れか一
方が強制的にオンし、これより入力端子(3)(3’)
は強制的にハイレベル又はローレベルに固定される。
る。図1は本発明のシリアル入出力回路を示す図であ
る。尚、図1において、図3と同一素子については同一
番号を記し、その説明を省略するものとする。図1にお
いて、(21)(22)は電源Vdd及び接地の間に直列
接続されたPMOSトランジスタ及びNMOSトランジ
スタである。尚、前記PMOSトランジスタ(21)及
びNMOSトランジスタ(22)は、オンした時に比較
的大きな抵抗値(例えば500KΩ程度)を有する様
に、ソースドレイン幅に比べてソースドレイン間距離を
比較的長くした状態で、第1マイクロコンピュータ
(1)上にマスクで作り込んでいる。(23)はヒステ
リシスを有するショミットインバータ回路であり、入力
端子はPMOSトランジスタ(21)及びNMOSトラ
ンジスタ(22)のドレインと接続され、出力端子はP
MOSトランジスタ(21)及びNMOSトランジスタ
(22)のゲートと接続されると共にインバータ(2
4)を介してシフトレジスタ(11)のデータ入力と接
続されている。前記シュミットインバータ回路(23)
は、高い側のスレッショルド電圧Vthh及び低い側のス
レッショルド電圧Vthlを有し、入力端子(3)の電圧
がスレッショルド電圧Vthh以上になった時にローレベ
ルを出力し、又、入力端子(3)の電圧がスレッショル
ド電圧Vthl以下になった時にハイレベルを出力する。
従って、出力端子(4)(4’)の出力が遮断され、こ
の出力端子(4)(4’)の出力状態が不定になったと
しても、出力端子(4)(4’)のレベルが前記スレッ
ショルド電圧Vthh又はVthlに至ると、シュミットイン
バータ回路(23)の出力によりPMONトランジスタ
(21)及びNMOSトランジスタ(22)の何れか一
方が強制的にオンし、これより入力端子(3)(3’)
は強制的にハイレベル又はローレベルに固定される。
【0013】同様に、(25)(26)は電源Vdd及び
接地の間に直列接続されたPMOSトランジスタ及びN
MOSトランジスタである。前記PMOSトランジスタ
(25)及びNMOSトランジスタ(26)は、オンし
た時に比較的大きな抵抗値(例えば500KΩ程度)を
有する様に、ソースドレイン幅に比べてソースドレイン
間距離を比較的長くした状態で、第1マイクロコンピュ
ータ(1)上にマスクで作り込んでいる。(27)はヒ
ステリシスを有するショミットインバータ回路であり、
入力端子はPMOSトランジスタ(25)及びNMOS
トランジスタ(26)のドレインと接続され、出力端子
はPMOSトランジスタ(25)及びNMOSトランジ
スタ(26)のゲートと接続されると共にインバータ
(28)を介してシフトレジスタ(11)のクロック入
力と接続されている。前記シュミットインバータ回路
(27)は、高い側のスレッショルド電圧Vthh及び低
い側のスレッショルド電圧Vthlを有し、クロック端子
(5)の電圧がスレッショルド電圧Vthh以上になった
時にローレベルを出力し、又、クロック端子(5)の電
圧がスレッショルド電圧Vthl以下になった時にハイレ
ベルを出力する。従ってクロック端子(5)(5’)の
出力が遮断され、このクロック端子(5)(5’)の状
態が不定になったとしても、クロック端子(5)
(5’)のレベルが前記スレッショルド電圧Vthh又は
Vthlに至ると、シュミットインバータ回路(27)の
出力によりPMONトランジスタ(25)及びNMOS
トランジスタ(26)の何れか一方が強制的にオンし、
これよりクロック端子(5)(5’)は強制的にハイレ
ベル又はローレベルに固定される。よって、シフトレジ
スタ(11)(11’)の誤動作を防止できる。尚、出
力端子(4)(4’)及びクロック端子(5)(5’)
の状態変化がスレッショルド電圧Vthh及びVthlの電位
差を越えない様に、前記スレッショルド電圧Vthh及び
Vthlを定めている。
接地の間に直列接続されたPMOSトランジスタ及びN
MOSトランジスタである。前記PMOSトランジスタ
(25)及びNMOSトランジスタ(26)は、オンし
た時に比較的大きな抵抗値(例えば500KΩ程度)を
有する様に、ソースドレイン幅に比べてソースドレイン
間距離を比較的長くした状態で、第1マイクロコンピュ
ータ(1)上にマスクで作り込んでいる。(27)はヒ
ステリシスを有するショミットインバータ回路であり、
入力端子はPMOSトランジスタ(25)及びNMOS
トランジスタ(26)のドレインと接続され、出力端子
はPMOSトランジスタ(25)及びNMOSトランジ
スタ(26)のゲートと接続されると共にインバータ
(28)を介してシフトレジスタ(11)のクロック入
力と接続されている。前記シュミットインバータ回路
(27)は、高い側のスレッショルド電圧Vthh及び低
い側のスレッショルド電圧Vthlを有し、クロック端子
(5)の電圧がスレッショルド電圧Vthh以上になった
時にローレベルを出力し、又、クロック端子(5)の電
圧がスレッショルド電圧Vthl以下になった時にハイレ
ベルを出力する。従ってクロック端子(5)(5’)の
出力が遮断され、このクロック端子(5)(5’)の状
態が不定になったとしても、クロック端子(5)
(5’)のレベルが前記スレッショルド電圧Vthh又は
Vthlに至ると、シュミットインバータ回路(27)の
出力によりPMONトランジスタ(25)及びNMOS
トランジスタ(26)の何れか一方が強制的にオンし、
これよりクロック端子(5)(5’)は強制的にハイレ
ベル又はローレベルに固定される。よって、シフトレジ
スタ(11)(11’)の誤動作を防止できる。尚、出
力端子(4)(4’)及びクロック端子(5)(5’)
の状態変化がスレッショルド電圧Vthh及びVthlの電位
差を越えない様に、前記スレッショルド電圧Vthh及び
Vthlを定めている。
【0014】以下、図2のタイムチャートを基に図1の
動作を説明する。図1において、第1マイクロコンピュ
ータ(1)内部のクロック発生器(6)から発生するク
ロックに同期してシフトレジスタ(11)(11’)を
動作させた状態で、第1マイクロコンピュータ(1)内
部のシフトレジスタ(11)に予めプリセットされたn
ビットデータを第2マイクロコンピュータ(2)内部の
シフトレジスタ(11’)にシリアル転送する場合につ
いて説明する。
動作を説明する。図1において、第1マイクロコンピュ
ータ(1)内部のクロック発生器(6)から発生するク
ロックに同期してシフトレジスタ(11)(11’)を
動作させた状態で、第1マイクロコンピュータ(1)内
部のシフトレジスタ(11)に予めプリセットされたn
ビットデータを第2マイクロコンピュータ(2)内部の
シフトレジスタ(11’)にシリアル転送する場合につ
いて説明する。
【0015】先ず、第1マイクロコンピュータ(1)内
部において、ROM(図示せず)から読み出されたプロ
グラム命令に応じて制御信号は「1」となる。即ち、ク
ロック発生器(6)の発生クロックと同一レベルがトラ
ンジスタ(7)(8)のドレインに発生し、シュミット
インバータ回路(27)及びインバータ(28)を介し
て送信クロックとしてシフトレジスタ(11)のクロッ
ク入力に供給され、且つ、クロック端子(5)(5’)
を介して受信クロックとしてシフトレジスタ(11’)
のクロック入力に供給される。又、NANDゲート(1
7)及びNORゲート(18)が開き、トランジスタ
(15)(16)のドレインには、送信クロックの立下
りに同期してシフトレジスタ(11)からシリアル出力
されるデータと同一レベルが発生する。一方、第2マイ
クロコンピュータ(2)内部において、ROM(図示せ
ず)から読み出されたプログラム命令に応じて、制御信
号は「0」となる。即ち、クロック発生器(5’)の出
力及びクロック端子(5’)の間は遮断され、又、シフ
トレジスタ(11’)のデータ出力及び出力端子
(4’)の間も遮断される。
部において、ROM(図示せず)から読み出されたプロ
グラム命令に応じて制御信号は「1」となる。即ち、ク
ロック発生器(6)の発生クロックと同一レベルがトラ
ンジスタ(7)(8)のドレインに発生し、シュミット
インバータ回路(27)及びインバータ(28)を介し
て送信クロックとしてシフトレジスタ(11)のクロッ
ク入力に供給され、且つ、クロック端子(5)(5’)
を介して受信クロックとしてシフトレジスタ(11’)
のクロック入力に供給される。又、NANDゲート(1
7)及びNORゲート(18)が開き、トランジスタ
(15)(16)のドレインには、送信クロックの立下
りに同期してシフトレジスタ(11)からシリアル出力
されるデータと同一レベルが発生する。一方、第2マイ
クロコンピュータ(2)内部において、ROM(図示せ
ず)から読み出されたプログラム命令に応じて、制御信
号は「0」となる。即ち、クロック発生器(5’)の出
力及びクロック端子(5’)の間は遮断され、又、シフ
トレジスタ(11’)のデータ出力及び出力端子
(4’)の間も遮断される。
【0016】こうした状態において、送信クロックがシ
フトレジスタ(11)に供給されると、前記送信クロッ
クの立下りに同期して、シフトレジスタ(11)から該
シフトレジスタ(11)に予めプリセットされているn
ビットデータが最上位ビットから順次シリアル出力され
る。このnビットデータは、出力端子(4)、入力端子
(3’)、トランジスタ(12’)(13’)から成る
インバータ、及び、インバータ(14’)を介してシフ
トレジスタ(11’)に供給され、受信クロックの立上
りに同期してシリアルに取り込まれる。そして、第1マ
イクロコンピュータ(1)から第2マイクロコンピュー
タ(2)へのデータシリアル転送が終了すると、第1マ
イクロコンピュータ(1)内部の制御信号は、前記RO
Mから読み出されるプログラム命令に応じて「1」から
「0」へと変化する。即ち、出力端子(4)(4’)及
びクロック端子(5)(5’)は、状態が不定となりフ
ローティング状態になろうとする。
フトレジスタ(11)に供給されると、前記送信クロッ
クの立下りに同期して、シフトレジスタ(11)から該
シフトレジスタ(11)に予めプリセットされているn
ビットデータが最上位ビットから順次シリアル出力され
る。このnビットデータは、出力端子(4)、入力端子
(3’)、トランジスタ(12’)(13’)から成る
インバータ、及び、インバータ(14’)を介してシフ
トレジスタ(11’)に供給され、受信クロックの立上
りに同期してシリアルに取り込まれる。そして、第1マ
イクロコンピュータ(1)から第2マイクロコンピュー
タ(2)へのデータシリアル転送が終了すると、第1マ
イクロコンピュータ(1)内部の制御信号は、前記RO
Mから読み出されるプログラム命令に応じて「1」から
「0」へと変化する。即ち、出力端子(4)(4’)及
びクロック端子(5)(5’)は、状態が不定となりフ
ローティング状態になろうとする。
【0017】ところが、出力端子(4)から出力された
シフトレジスタ(11)の最終ビットの値に応じてPM
OSトランジスタ(21)又はNMOSトランジスタ
(22)がオンし、入力端子(3)(3’)及び出力端
子(4)(4’)は強制的にハイ又はローレベルに固定
される。例えば、シフトレジスタ(11)から読み出さ
れる最終ビットが「1」の時、PMOSトランジスタ
(21)がオンして入力端子(3)(3’)及び出力端
子(4)(4’)はハイレベルにプルアップされ、反対
に、シフトレジスタ(11)から読み出される最終ビッ
トが「0」の時、NMOSトランジスタ(22)がオン
して入力端子(3)(3’)及び出力端子(4)
(4’)はローレベルにプルダウンされる。クロック端
子(5)(5’)も同様にして、最後のクロックレベル
に応じてハイ又はローレベルに固定される。
シフトレジスタ(11)の最終ビットの値に応じてPM
OSトランジスタ(21)又はNMOSトランジスタ
(22)がオンし、入力端子(3)(3’)及び出力端
子(4)(4’)は強制的にハイ又はローレベルに固定
される。例えば、シフトレジスタ(11)から読み出さ
れる最終ビットが「1」の時、PMOSトランジスタ
(21)がオンして入力端子(3)(3’)及び出力端
子(4)(4’)はハイレベルにプルアップされ、反対
に、シフトレジスタ(11)から読み出される最終ビッ
トが「0」の時、NMOSトランジスタ(22)がオン
して入力端子(3)(3’)及び出力端子(4)
(4’)はローレベルにプルダウンされる。クロック端
子(5)(5’)も同様にして、最後のクロックレベル
に応じてハイ又はローレベルに固定される。
【0018】よって、図2に示す様に、第1及び第2マ
イクロコンピュータ(1)(2)の間を接続する配線の
持つ容量等によって、受信クロックが送信クロックより
遅延したとしても、送信データの最終ビットが制御信号
の変化に関係なく確実にシフトレジスタ(11’)に供
給されるので、受信クロックの立上りに同期して、シフ
トレジスタ(11)のnビットデータをシフトレジスタ
(11’)に確実にシリアル転送できることになる。更
に、nビットデータのシリアル転送終了後において、入
力端子(3)(3’)及び出力端子(4)(4’)はシ
フトレジスタ(11)の最終ビットと同じ論理レベルに
固定され、又、クロック端子(5)(5’)は送信クロ
ックに最後の変化レベルと同じ論理レベルに固定される
ので、シフトレジスタ(11)(11’)の誤動作も防
止できる。又、従来の様に、第1及び第2マイクロコン
ピュータ(1)(2)の間にプルアップ抵抗を設ける必
要もなくなる。
イクロコンピュータ(1)(2)の間を接続する配線の
持つ容量等によって、受信クロックが送信クロックより
遅延したとしても、送信データの最終ビットが制御信号
の変化に関係なく確実にシフトレジスタ(11’)に供
給されるので、受信クロックの立上りに同期して、シフ
トレジスタ(11)のnビットデータをシフトレジスタ
(11’)に確実にシリアル転送できることになる。更
に、nビットデータのシリアル転送終了後において、入
力端子(3)(3’)及び出力端子(4)(4’)はシ
フトレジスタ(11)の最終ビットと同じ論理レベルに
固定され、又、クロック端子(5)(5’)は送信クロ
ックに最後の変化レベルと同じ論理レベルに固定される
ので、シフトレジスタ(11)(11’)の誤動作も防
止できる。又、従来の様に、第1及び第2マイクロコン
ピュータ(1)(2)の間にプルアップ抵抗を設ける必
要もなくなる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、シフトレジスタを有す
る第1装置及び第2装置の間において、nビットデータ
を確実にシリアル転送できる。また、従来必要としてい
た外付抵抗も不要とできる利点が得られる。
る第1装置及び第2装置の間において、nビットデータ
を確実にシリアル転送できる。また、従来必要としてい
た外付抵抗も不要とできる利点が得られる。
【図1】本発明のシリアル入出力回路を示す図である。
【図2】図1の動作を示すタイムチャートである。
【図3】従来のシリアル入出力回路を示す図である。
【図4】図3の動作を示すタイムチャートである。
(1) 第1マイクロコンピュータ (2) 第2マイクロコンピュータ (3)(3’) 入力端子 (4)(4’) 出力端子 (5)(5’) クロック端子 (6)(6’) クロック発生器 (11)(11’) シフトレジスタ (21)(25) PMOSトランジスタ (22)(26) NMOSトランジスタ (23)(27) シュミットインバータ回路
Claims (3)
- 【請求項1】 シリアルデータを入力する第1入力端
子、前記第1入力端子に入力されたシリアルデータを保
持する第1シフトレジスタ、及び、前記第1シフトレジ
スタの内容をシリアル出力する第1出力端子を有する第
1装置と、シリアルデータを入力する第2入力端子、前
記第2入力端子に入力されたシリアルデータを保持する
第2シフトレジスタ、及び、前記第2シフトレジスタの
内容をシリアル出力する第2出力端子を有する第2装置
との間で、前記第1入力端子、前記第1出力端子、前記
第2入力端子、及び、前記第2出力端子を共通接続した
状態で、シリアルデータの転送を行うシリアル入出力回
路において、 第1電源及び第2電源の間に直列接続され、相補的に導
通する第1及び第2スイッチング素子と、 前記第1又は第2スイッチング素子が導通した時に前記
第1及び第2スイッチング素子の接続路を所定インピー
ダンスとする手段と、 ヒステリシスを有し、入力端子が前記第1及び第2スイ
ッチング素子の接続点と接続されると共に出力端子が前
記第1及び第2スイッチング素子の入力端子と接続さ
れ、前記第1及び第2スイッチング素子を相補的に導通
させるシュミットインバータ回路と、を、前記第1装置
及び前記第2装置の何れか一方の入力端子とシフトレジ
スタのデータ入力との間に設けたことを特徴とするシリ
アル入出力回路。 - 【請求項2】 前記第1装置及び前記第2装置の各々の
前記シフトレジスタ及び前記出力端子の間に、制御信号
に応じて前記シフトレジスタのデータ出力を導出又は禁
止できる出力回路を設けたことを特徴とする請求項1記
載のシリアル入出力回路。 - 【請求項3】 前記第1装置に設けた第1クロック端子
と、前記第2装置に設け前記第1クロック端子と接続さ
れた第2クロック端子と、前記第1及び第2シフトレジ
スタのシフトクロックを発生する第1及び第2クロック
発生器と、制御信号に応じて前記第1及び第2クロック
発生器の発生クロックを導出又は禁止する第1及び第2
出力回路と、を備え、前記第1及び第2シフトレジスタ
を前記第1又は第2クロック発生器の発生クロックに同
期して動作させるシリアル入出力回路において、 前記第1装置及び前記第2装置の何れか一方の前記第1
及び第2出力回路と前記第1及び第2シフトレジスタの
クロック入力との間に、前記第1及び第2スイッチング
素子、前記手段、及び、前記シュミットインバータ回路
から成る構成を設けたことを特徴とする請求項2記載の
シリアル入出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04391294A JP3249285B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | シリアル入出力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04391294A JP3249285B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | シリアル入出力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07254914A JPH07254914A (ja) | 1995-10-03 |
JP3249285B2 true JP3249285B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=12676935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04391294A Expired - Fee Related JP3249285B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | シリアル入出力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3249285B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP04391294A patent/JP3249285B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07254914A (ja) | 1995-10-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |