JP3248929B2 - 固定又は可変長のデータブロックとして構成されたデータを記憶するバッファメモリを備えた情報一時記憶システム - Google Patents

固定又は可変長のデータブロックとして構成されたデータを記憶するバッファメモリを備えた情報一時記憶システム

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JP3248929B2 JP21733791A JP21733791A JP3248929B2 JP 3248929 B2 JP3248929 B2 JP 3248929B2 JP 21733791 A JP21733791 A JP 21733791A JP 21733791 A JP21733791 A JP 21733791A JP 3248929 B2 JP3248929 B2 JP 3248929B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定又は可変長のデー
タブロックとして構成されたデータを記憶するバッファ
メモリを備えた情報一時記憶システムに関する。各デー
タブロックは、1つ又はそれ以上のデータ要素を備えて
いる。本システムは、別々のあて先に属するかもしれな
い個別の出力にデータブロックを選択的に転送するため
にこれらデータブロックにインターリンクする複数の待
ち行列と、これら待ち行列の管理ロジックとを備えてい
る。
【0002】
【従来の技術】バッファメモリと係合する入力と共にこ
の種の記憶システムは、入力で受けとったデータがバッ
ファメモリに記憶され、次いで選択指示に従って、出力
に送られるデータ交換装置を構成する。これらの選択指
示は、より一般的には、出力あて先を示している。これ
ら選択指示は入力で受けとったデータに伴うことができ
るか、又はこのデータに含まれることが可能でありかつ
選択された出力あて先の少なくとも1つの出力へそのデ
ータの転送を指示するであろう。この交換装置は、通信
網に使用されるであろう。しかし、本発明のこの種の記
憶システムは、1つ又はそれ以上のデータ要素を備えた
データブロックで構成されたデータが、別々のあて先に
属する並列出力で使用可能とならなくてはならないとき
は何時でも、他の多くのアプリケーションを見つけるこ
とができる。例えば、専門的なシステムにおいては、こ
の種の記憶システムは、処理されるべきデータを記憶す
るため及び並列プロセッサにこのデータを送るために用
いることができる。特定の処理を並列に行ういくつかの
プロセッサは、これにより出力あて先と等価になるであ
ろう。
【0003】1989年8月9日付の特許出願PCT/
EP89/00942に記載された公知の例において、
記憶システムは各出力について1つの待ち行列を備えて
いる。この待ち行列管理ロジック(又はシステム)の機
能は、データブロックを出力あて先に転送すべき時、バ
ッファメモリに記憶された該各データブロック(又はセ
ル)の識別を1つのあて先に属する選択された出力の待
ち行列に付加することである。この処理は、1つ又はそ
れ以上のあて先について繰り返される。特定の出力方向
に属するこれらのうちの1つの出力は、例えば、ランダ
ムに選択される。
【0004】このような解決方法の利点は、その明解な
簡素性にある。出力が使用可能となると、その出力は、
単に、バッファメモリ内のこの出力にアドレスされたデ
ータブロックの識別をここに転送するそれ自体の出力待
ち行列となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のトラフィック(過負荷、障害及び保守中その他)に関
して好ましくはないかもしれない現在の状況とは無関係
に、各出力は、待ち行列によって依頼された、即ち、前
もってその出力に割当てられた転送を処理しなくてはな
らない。さらに、待ち行列のエントリは、既に出力に割
当られたトラフィック負荷を考慮しないと共に、このト
ラフィック負荷において、出力に割当られたデータブロ
ックの異る長さも考慮に入れていない。その結果、この
解決方法によると、特定の出力あて先に属する異なる出
力に均等でない負荷を本質的に与えてしまう。
【0006】この不都合を克服するために、公知の異な
る解決方法は、各出力にこの出力に関する累積待機時
間、又は、言い換えれば、この出力について待情報の蓄
積量を測定するための装置を各出力に付加している。こ
の量は待機可変長データブロックを表わすデータ要素の
総数である。次いで、トラフィックは、出力群から出力
を選択する回路によって出力にわたって均一に分散され
る。この回路の累積待機時間測定回路は、この群の他の
出力の値より低い値を示す。
【0007】さらに、出力群から出力を選択するのに
(出力のトラフィックの前の流れとは関係なく行われる
選択)、出力トラフィックに非相関を導入することがし
ばしば必要となる。別々に取り入れたとすると、出力群
の1つの選択におけるランダム信号源の効果を導入する
ことによりこの要求を簡単に満足させることができる。
しかしながら、この配列を用いることは、ポイントツー
マルチポイントセル伝送の場合、より高価となり、又低
速となってしまう。このような場合、セルの一致は、多
数の待ち行列内に書込まれねばならない、これらは、各
々、いくつかの選択されたあて先出力群の1つにアドレ
スされているセルのコピーを受取るように選択された各
出力用である。この場合、並列にかつ付加的遅延がない
ように手続きするために出力群毎にランダム選択回路が
要求される。選択された出力の異なる群について順次に
処理することが必要となり、これは実行時間の増大を招
く。
【0008】2つの前述の要求(各群の異なる出力にト
ラフィックを均等に分布させること及び出力トラフィッ
クを非相関にするため出力をランダム選択すること)は
同時に満足させようとすると、問題はより複雑化する。
これら2つの要求について分離して考慮された前述の基
本アルゴリズムは、矛盾している。それらは、データブ
ロックを選択された出力に出力転送する(待ち行列の読
取り)実時間にこれらの要求を満足させるように簡単な
方法で論理的に結合され得ない。即ち、データブロック
の一致が1つ(又はそれ以上)の出力待ち行列に書込ま
れる時、選択動作が行われるのである。出力待ち行列に
データブロックの一致を書込む前に、あて先出力の各群
における出力を選択することによって、ポイントツーマ
ルチポイント伝送の場合を含んでいるこれら2つの要求
を満たすために必要とされるアルゴリズムを結合させる
解決方法を実行することは、かなりの複雑性を含んでお
り、従って非常に高価となる。
【0009】本発明は、各データブロックが1つ又はそ
れ以上のデータ要素と、別々のあて先に属するかもしれ
ない個別の出力にデータブロックを選択的に転送するた
めにこれらデータブロックにインターリンクする複数の
待ち行列と、前述の通り、上記の欠点の影響を受けない
これら待ち行列の管理ロジックとを備えた固定又は可変
長のデータブロックとして構成されたデータを記憶する
バッファメモリを備えた情報一時記憶システムを提供す
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による情報一時記
憶システムは、データブロックが出力あて先に割当てら
れる際にこの出力あて先用の前記待ち行列にその識別を
書込むことが十分なように各出力あて先を指定する待ち
行列を含んでいるデータブロック(又はセル)及び出力
選択待ち行列管理ロジックを備えており、該データブロ
ック及び出力選択待ち行列管理ロジックは、待機してい
るデータブロックが個別の出力に割当てられなければな
らない時に作動するデータブロック選択手段を備えてお
り、該データブロック選択手段は、データブロックのア
ドレスを得ることによって、及びこの個別出力へのこの
データブロックの転送を開始することで、選択されたデ
ータブロックを当該出力に割当てることによって、この
出力が属する出力あて先の待ち行列を識別する手段を備
えていることを特徴とする。
【0011】このため、本発明では、各出力群の出力に
わたるデータブロックトラフィックの均一な分布が簡単
に達成される(各出力用のトラフィック負荷監視回路の
付加は含まれない)。これは、出力あて先の出力群に係
合する各待ち行列が、出力が丁度よく使用可能になる時
(従って、出力それぞれの瞬時負荷によって)各待ち行
列に作用する当該出力によって読取られるという事実に
よる。
【0012】本発明の他の特徴は、1つの出力が多数の
出力あて先に属することが可能であり、前記データブロ
ック選択手段が、所定の出力が属する出力あて先を識別
するため、及びこれらの最終出力あて先から出力あて先
を転送かつ選択するための少なくとも1つのデータブロ
ックを有する前記出力あて先を識別するための出力あて
先選択手段を備えており、これにより、選択された出力
あて先の識別が、前記データブロック選択手段をしてこ
の選択された出力あて先の待ち行列の識別を確立するこ
とをイネーブルとすることにある。
【0013】本発明のさらに他の特徴は、前記出力あて
先選択手段が、あて先の型に基づく順序で前記出力あて
先を考慮することによって転送するためかつ前記順序を
基にこれら最終出力あて先から1つの出力あて先を選択
するため、少なくとも1つのデータブロックを有する前
記出力あて先を識別するように構成されていることにあ
る。
【0014】本発明のまたさらに他の特徴は、転送する
ための少なくとも1つのデータブロックを有する前記出
力あて先を識別する目標を有する前記出力あて先選択手
段が、前記出力あて先用に転送されるべきデータブロッ
クの数を与える各出力あて先用のカウンタと、前記数が
ゼロか又はゼロとは異なる数かを指定する検出回路とを
備えていることにある。
【0015】本発明のさらに他の特徴は、前記データブ
ロック及び出力選択待ち行列管理ロジックが、データブ
ロックが割当られるべき場所の指示を要求する個別の出
力を受け取るための第1段階及びデータブロックが割当
られなければならない選択された出力についての識別を
供給するための第2段階からなる、反復サイクルのタイ
ムスロット期間中の2つの連続する段階において動作す
る出力選択手段)を備えていることにある。
【0016】本発明の他の特徴は、第2段階で供給され
た前記選択された出力識別が直前の第1段階の前記個別
の出力を要求する識別であることにある。
【0017】本発明のさらに他の特徴は、前記選択され
た出力識別は、該選択された出力識別が前記の個別の出
力を要求する識別と無関係に規定されるように、選択さ
れた出力の識別ソースにより供給されることにある。
【0018】本発明の他の特徴は、前記ソースが、前記
タイムスロットの数に等しい多数のアクティブな位置を
有し、前記サイクルのタイムスロットにつき1つのレー
トで全てのその位置を通過するカウンタであることにあ
る。
【0019】本発明の他の特徴は、前記ソースカウンタ
が、規則的又は非規則的な間隔で、前後に1つ又はそれ
以上の付加的段階を達成することにある。
【0020】本発明の他の特徴は、前記ソースカウンタ
が、前記各サイクルにおいて1度に、前後に1つ又はそ
れ以上の付加的段階を達成することにある。
【0021】本発明の他の特徴は、Nが1サイクルにお
けるタイムスロットの数の倍数でもなく、又約数でもな
い場合に、Nのうちの1サイクルにおいて、前記付加的
段階の達成がディスエーブルされることにある。
【0022】本発明の他の特徴は、前記付加的段階の数
が、連続するランダム又は疑似ランダム数のソースによ
って、各機会毎に供給されることにある。
【0023】本発明の他の特徴は、前記ソースカウンタ
が、各サイクルのスタートで指定位置に設定されること
にある。
【0024】本発明の他の特徴は、前記指定位置が、連
続するランダム又は疑似ランダム数のソースから供給さ
れるか、又は該連続するランダム又は疑似ランダム数の
ソースを考慮していることにある。
【0025】本発明の他の特徴は、前記の選択された出
力識別ソースが、連続するランダム又は疑似ランダム数
のソースであることにある。
【0026】本発明の他の特徴は、前記待ち行列が、F
IFO待ち行列であることにある。
【0027】本発明の他の特徴は、前記待ち行列の各々
が、メモリ内のデータブロックの識別の連係リストによ
って実行され、さらに1つのメモリが1つ又はそれ以上
の待ち行列に用いられることが可能であり、メモリの最
小数が、ポイントツーマルチポイント伝送の場合に特定
のデータブロックのコピーが転送されるかもしれない出
力群の最大数に等しいことにある。
【0028】本発明の種々の目的及び特徴は、以下に詳
細に記述されかつ添付図面に関連する本発明の実施例に
ついての記載を限定しない。
【0029】
【実施例】添付の図を参照した以下の記載は、スイッチ
素子のいくつかの段を実施する交換網に含まれるスイッ
チ素子を用いてデータブロック又はセルの交換に本発明
を適用する場合に関する。このスイッチ素子は、198
9年8月9日付の特許出願PCT/EP89/0094
2に記載されていると共に、ヨーロッパ特許出願NO.
90401393.5にいくつかの例が記載されている
交換網に含まれている。これらは共に未公開である。本
発明を理解するために必要な図1から図5に関する記載
は、これら前の特許出願を大幅に参照している。明細書
を簡素化するために、可能な限り簡略化が図られてい
る。
【0030】これらの図において、さらに簡素化のた
め、種々の接続線は、複数のこの種の線を組み込むこと
はできるけれども、単線として示されている。さらに、
記載内容からその実施が当業者にとって明らかであるた
め、図にはいかなる制御回路をも示されてはいない。
【0031】図1に示されたスイッチ素子はX入力I1
〜IX及びY出力O1〜OY(XとYは同時に1とはな
らない)を有する。Y出力は異なる出力あて先に属す
る。出力群を構成する1つ又はそれ以上の出力は特定の
出力あて先に属する。特定な出力は多数の出力あて先に
属することができる。このことは以下においてさらによ
り詳細に説明される。
【0032】このスイッチ素子は固定又は可変長のデー
タブロックに配列された数値データを交換するために構
成されている。この種のデータブロックは、データ通信
で用いられる伝送及び交換技術において、パケット又は
セルと称される。以下の記載においては、非同期時分割
多重通信の用語を採用し、このようなデータブロックを
示すためにセルという用語を用いる。図1のスイッチ素
子によって運ばれるセルの一例が図2に示されている。
このセルは、連続的するサブセルの割込みされない列か
ら成っており、例えば162ビット又は2ビット及び2
0個の8ビット文字の全てが同じ長さのサブセルであ
る、第1のサブセルFSCと、1つ又はそれ以上の中間
サブセルISCと、最終サブセルLSCとを備えてい
る。これらの各サブセルはサブセル制御ヘッダSCH
(2ビット)及びデータブロック(DB1〜DBS)を
含んでいる。第1のサブセルFSCは、このセル制御ヘ
ッダタグCCHをさらに含んでいる。連続的にかつ割込
みなしで、同じセルに属する全てのサブセルを、どの出
力あて先又はどの出力群に対して転送されるべきかをス
イッチ素子が決定することを可能とするルーティング情
報をそれ自体含んでいる。そしてこの転送は出力の各群
において同一の出力を介して行われる。このサブセル制
御ヘッダは、サブセルがそれぞれ第1サブセルFSC、
中間サブセルISC、又はセルの最終サブセルLSCで
あることを表す明示的な2進値11、00、又は01を
有している。
【0033】CCHタグは、それ自体、3つの部分即ち
ルーティング制御コードRCC、網出力アドレスRCA
の形態のあて先表示及びマルチキャストトリー内部参照
番号IRNを有している。
【0034】5ビットを備え得るルーティング制御コー
ドRCCは、そのうちのいくつかが以下に説明されるポ
イントツーポイントルーティングモード、又はポイント
ツーマルチポイントルーティングモード、又は他の要求
されるルーティングモードを表すことができるルーティ
ングモードデータを含んでいる。当該スイッチ素子に関
して、ルーティング制御モードRCCがポイントツーポ
イントルーティングモードを表示するならば、網出力ア
ドレスRCAを解析することにより、あて先出力群を識
別できる。ルーティング制御コードRCCがマルチキャ
ストルーティングモードを示すならば、マルチキャスト
トリー内部参照番号IRNは、当該スイッチ素子のこの
トリーとして選ばれるべき枝に対応する出力群の識別を
提供するメモリを読み取るために用いられる。
【0035】図面作成の都合上、図3は、反射機能を有
する双方向ルーティングの場合における図1のスイッチ
素子ISEを用いる方法を示している。
【0036】図3の例において、スイッチ素子ISEは
32個の入力I1〜I32及び32個の出力O1〜O3
2を具備している。入力I1〜I32は、入力1I〜I
16及びI17〜I32の2組に分割される。出力は、
出力O1〜O16及びO17〜O32の2組に分割され
る。内部的には、反射の生じる場合を除いて、スイッチ
素子は入力I1〜I16から出力O1〜O16までの通
常の左から右へのルーティングを提供するように構成さ
れるが、外部配線のやり方によっては、入力I17〜I
32から出力O17〜O32までの右から左のルーティ
ングを並列に提供するように構成される。反射を行う場
合、スイッチ素子は入力I1〜I16から出力O17〜
O32まで又は入力I17〜I32から出力O1〜O1
6までのルーティングを提供する。この種のスイッチ素
子において、ルーティング方向への入力の割当ては、予
め決められている。それは、各入力に設けられたビット
IOによって示されるかもしれない。このビットIO
は、「入力」方向(I1〜I16、例えばルーティング
トラフィックが出力O1〜O16の組を通常に意図して
いる場合)、又は反対(出力)方向(I17〜I32、
同じ例において、ルーティングトラフィックが出力O1
7〜O32の組を通常に意図している場合)のどちらに
属するかを示す。
【0037】各方向の16個の出力の組は、例えば、こ
のように8つの出力あて先に割当てられた少なくとも2
つの出力からなる最大8つの群に分割され得る。また、
群のうちの1つにおける出力への全てのセルのルーティ
ングは、そのセルが送られるべき群(単数又は複数)の
8ビット語(1ビット/群)による識別を単に要求して
いる。このように識別された各群の単一の出力を通して
そのセルが送られることが理解される。同一の出力は、
また、全て同一の出力あて先に属することができる。こ
れにより、セルは、1つの群の検討中のいかなる出力へ
もルーティングを行うことができる。逆に、16個の出
力は、セルが個別の出力へルーティングすることができ
るように、同数の出力あて先に属することができる。尽
きることのないこれらの例から、同じ出力は複数の出力
あて先に属することができるのが分かる。
【0038】さらに、図3には示されていないが、図1
におけるスイッチ素子は、表わされておらずかつ記述さ
れていないテスト制御装置に各々が接続された付加入力
及び付加出力を備えている。これらは、公知の方法で実
施され得かつ本発明の範囲外である。
【0039】再び図1を参照すると、スイッチ素子の入
力I1〜IXは、それぞれのシリアル−パラレル変換器
SPR1〜SPRX及びそれぞれのバッファレジスタI
L1〜ILXによるカスケード接続を介してマルチプレ
クサMXのそれぞれのデータ入力に接続されている。マ
ルチプレクサMXのデータ出力CIは、RAM型のバッ
ファサブセルメモリBMのデータ入力、これもCIで示
す、に結合されている。マルチプレクサMXの選択入力
XIは、サブセル期間中、マルチプレクサの各入力Xを
このマルチプレクサの出力CIに順次接続することがで
きるように入力クロック回路XCによって制御されてい
る。この種のサブセル期間は、その間にサブセルがシリ
アル−パラレル変換器SPR1〜SPRXで直列形式で
受信されるタイムスロットである。
【0040】バッファメモリBMのデータ出力は、それ
ぞれのシリアル−パラレル変換器PSR1〜PSRYを
介してYデータ出力がそれぞれの出力O1〜OYに結合
されたデマルチプレクサDXのデータ入力に接続されて
いる。デマルチプレクサDXの選択入力YJは、サブセ
ル期間中、デマルチプレクサの入力をこのデマルチプレ
クサの出力Yに順次接続することができるように出力ク
ロック回路YCによって制御されている。
【0041】バッファメモリBMは、全入力及び全出力
の間で配分されている。C個、例えば512個、のサブ
セルバッファメモリ位置に分割され、各々が1つのサブ
セルを記憶することが可能である。バッファメモリBM
は、サブセルバッファメモリ管理ロジックSBMLの同
じ名前の出力にそれぞれ結合されたアドレス入力AC及
び読み取り/書き込み選択入力RWを有している。
【0042】スイッチ素子は、さらに、マルチプレクサ
MXのデータ出力CIに共に結合されたサブセルロジッ
クSL及びルーティングロジックRLを備えている。
【0043】サブセルSLは、主に、各サブセルのサブ
セル制御ヘッダ(図2参照)を検出しかつ確認するため
と、このサブセルが最終サブセルSC、第1サブセルF
SC、又は第1サブセルではないかどうかに応じてアク
ティブ出力信号LS、FO、又はNFを提供するために
設計された監視回路である。
【0044】ルーティングロジックRLは、セルの各第
1のサブセルFSCのセル制御ヘッダタグCCHにおけ
るルーティング情報を解析すると共に、このルーティン
グ情報に従って、アクティブ出力ルーティング信号RM
D及びRCを提供する。より詳細に述べると、RMD信
号は、セルのサブセルが転送されなくてはならない同一
の出力に対する1つ又はそれ以上の選択された出力群の
識別を提供する。信号RCは、選択された出力群の数を
表す。この数は、ポイントツーポイント伝送の場合は1
であって、ポイントツーマルチポイント伝送の場合は1
よりも高い値である。
【0045】セル及び出力選択待ち行列管理ロジック
は、1つの出力群内における出力セル待ち行列管理及び
出力選択機能を同時に取扱う。本発明がその適用を見出
だすのはこの待ち行列管理ロジックCOQMLにおいて
である。
【0046】バッファメモリBMに記憶されているセル
の第1サブセルを受け取ると、バッファメモリ管理ロジ
ックSBMLは、第1サブセルが記憶されるメモリ位置
のアドレスWISAと共に書き込み指令信号RWをセル
及び出力待ち行列管理ロジックCOQMLへ供給する。
以下にさらに説明されるように、管理ロジックCOQM
Lは、1つの出力群のうちの1つの出力又は数出力群の
各々のうちの1つの出力へセルを転送するために、ロジ
ックRLによって供給される出力ルーティング信号RM
Dに応じて1つ又はそれ以上の適当な待ち行列内にこの
アドレスを記憶する。
【0047】サブセルの第1サブセルを出力へ転送する
時、選択された出力YJSの識別と同時に、第1の出力
サブセルFSAOのアドレスをロジックSBMLに転送
することによって、このセルを識別するのがセル及び出
力選択待ち行列管理ロジックCOQMLである。
【0048】サブセルバッファメモリ管理ロジックSB
MLは、前述の出力LS、ロジックSLの出力NF、ロ
ジックRLの出力RC、入力クロック回路XCの出力X
I、セル及び出力選択待ち行列管理ロジックCOQML
の出力FSAO及びYJS、及び出力クロック回路YC
の出力YJに結合されている。
【0049】このサブセルバッファメモリ管理ロジック
SBMLは、空き位置のアドレスを提供し、このバッフ
ァメモリ位置が使用中の時はビジーとし、かつもはや使
用中でないときはそれを解放することによって、メモリ
BMのバッファメモリ位置の使用を管理する。その入力
に印加される信号の制御により、サブセルバッファメモ
リ管理ロジックSBMLは、バッファメモリBMにおけ
る読み取り書き込み動作サイクル及び管理ロジックCO
QMLの動作を読み取り/書き込み選択信号RWを介し
て制御し、さらに、特定セルのサブセルのバッファメモ
リアドレスとリンクする連係リストを構成する。このこ
とは、特定セルのサブセルがバッファメモリBMの非相
関位置に記憶されるために必要とされる。これらのサブ
セルは、入力I1〜IXの1つに到着した順で割込みな
しに同じ選択された出力(単数又は複数)O1〜OYに
ルーティングされなくてはならない。
【0050】図1におけるスイッチ素子の動作につい
て、以下簡単に説明する。
【0051】図2に示されるように、固定又は可変長セ
ルのサブセルが、スイッチ素子の入力I1〜IXの1
つ、例えばI1に現われるとき、このサブセルは対応す
るシリアル−パラレル変換器回路SPR1によって受け
取られる。この変換器回路SPR1によって供給され
る、サブセルの並列形態は、対応するバッファレジスタ
IL1に転送されかつこのレジスタを介してマルチプレ
クサMXへ供給される。入力クロック回路XCの同じ名
前の入力に供給されるクロック信号XIの制御により、
このサブセルは、ある時、この入力I1に対応して、バ
ッファメモリBMのデータ入力CI、サブセルロジック
SLの入力及びルーティングロジックRLの入力へ供給
される。これら2つのロジック回路の出力信号LS、N
F、及びRCはサブセルバッファメモリ管理ロジックS
BMLへ印加され、出力ルーティング信号RMDはセル
及び出力選択待ち行列管理ロジックCOQMLへ印加さ
れる。
【0052】クロック信号XIの制御により、ロジック
SBMLは、空きバッファメモリ位置のアドレスWIS
AをバッファメモリBMのアドレス入力ACに供給し、
その結果、バッファメモリBMのデータ入力CIに存在
するサブセルは、アドレスWISAを有するバッファメ
モリの位置、例えばK、に記憶される。これによりこの
アドレスWISAはビジーと見なされ、すでに受け取っ
ている同じセルの全サブセルのアドレスの連係リストに
付加される。この連係リストにおいて、アドレスは、セ
ルのサブセルの順番と同じ順番で配列されている。
【0053】スイッチ素子の出力O1〜OYの1つへ転
送するためにサブセルがメモリBMから読み取られる
時、出力クロック回路YCから同じ名前の入力へ供給さ
れるクロック信号YJの制御により、バッファメモリ管
理ロジックSBMLはバッファメモリBMのアドレス入
力ACにこのサブセルのアドレスを供給し、これにより
対応するメモリ位置のサブセルが読み出されてバッファ
メモリBMのデータ出力へ転送される。サブセルは、こ
のデータ出力からデマルチプレクサDXを介し、信号Y
Jによって示される出力へ転送される。セル及び出力選
択待ち行列管理ロジックCOQMLは、バッファメモリ
BMに記憶されているセルの受け取り及びそれらのあて
先(単数又は複数)についての情報を通知される。セル
の最終サブセルの出力への転送についての情報が通知さ
れ、かつバッファメモリBMに記憶されており当該出力
へ転送されるべき他のセルを識別するのもこのロジック
である。
【0054】図1のスイッチ素子を備えた異なるロジッ
ク回路において、サブセルロジックSLは単なるデコー
ダ回路である。従って、その実施は当業者の技術範囲内
であり、ここでの詳細な記載は不要である。
【0055】以下図4を参照し、図3に示した双方向動
作を可能とする図1のルーティング回路RLを実施する
方式について説明する。
【0056】図4の回路は、レジスタIRにおいて、図
1に示されたセル制御ヘッダタグCCHを受け取る。こ
れは、選択されたルーティング方式(ES、MC、D
I、RS、PH)、及びルーティングデータ(RG、P
O)内において、特定された情報をセル及び出力選択待
ち行列管理ロジックCOQMLへ供給する制御リンクR
MDを示す情報を出力するためである。
【0057】リンクRMDのルーティング方式情報は以
下の通りである。
【0058】・ポイントツーポイントルーティングの場
合、セルが出力群のうちの出力の1つに送られるべき時
に現れる「群」モード信号RS、 ・ポイントツーマルチポイントルーティングの場合、セ
ルがいくつかの出力群の各々のうちの出力の1つへルー
ティングされる時に現れる「マルチキャスト」モード信
号MC、 ・双方向スイッチ素子の場合に、図3で説明された方向
に、出力の組のうちの1つの出力へセルを送るべきとき
現れ、又は単方向スイッチ素子の場合に、スイッチ素子
の全出力のうちの1つへセルを送るべきとき現れ、従っ
て一般的な分布を行う「分布」モード信号DI、 ・受け取ったセルが特定の制御出力にアドレスされるこ
とを示す「サービス」モード信号ES、 ・セルが、例えばテストため、あらかじめ決められた出
力に送られるべきことを示す「指示転送」モード信号P
H。
【0059】RMDリンクルーティングデータは以下の
信号を備えている。
【0060】・ルーティングモードRS及びMC用に、
受け取ったセルが送られるべき出力と群(単数又は複
数)を識別する群識別信号RG、 ・双方向スイッチ素子の場合、出力の2つの組のうちの
1つを識別する出力方向信号IOD、 ・ルーティングモードPHで用いられる個別出力識別信
号PO。
【0061】図4の回路は、受信セルが到着する入力に
応じて、入力方向標識IOをも受け取る。この入力方向
標識IOは、例えば当該セルを供給する受信回路によっ
て、図1の入力マルチプレクサを介して供給され、図3
を参照して述べた方向に関連する入力方向を指定する。
【0062】図4の回路は以下の要素を備えている。
【0063】・受信された各セルのCCHタグ、このタ
グは示されているように情報RCC、RCA、及びIR
Nを含んでいる、を受信するための既に述べたレジスタ
IR、 ・各々が、3ビットのルーティングモードコードMT、
反射フラグ又はビットEF、6ビットの「入力」ルーテ
ィング群フィールドRPI、及び6ビットの「出力」ル
ーティング群フィールドRPOを備えているルーティン
グパラメータと呼ばれる32個の16ビット語を記憶す
る制御変換メモリRCCTM、 ・複数の8ビットのマスク語MSKを記憶し、各出力群
のために1ビットを有しており、コピーが送られるべき
異なるルーティング群を各々が識別するマルチキャスト
メモリMCM、 ・ルーティングモードコードMTをデコードし、その結
果、前述の5つのルーティングモード信号を供給するル
ーティングモードデコーダTD、 ・反射ビットEF及び入力方向標識IOに応じて、「入
力」ルーティング群フィールドRPI、又は制御変換メ
モリRCCTMの「出力」ルーティング群フィールドR
POのどちらかを選択する方向セレクタRD、 ・各のビットが8つの可能なルーティング群の分離した
群に対応する8ビットの群識別信号RGを供給する2つ
の並列な8ビット入力を有する出力群セレクタMS、 ・ルーティングモードが「物理」モードPHであるなら
ば、その出力は受信されたセルがルーティングされるべ
き出力を識別する、5つの導体出力POを有する14ビ
ットのシフトレジスタSR、 ・ルーティング群デコーダGD、 ・排他的ORゲートXOR、 ・及び、2つのANDゲートAN1及びAN2。
【0064】図4のルーティングロジック回路は、受信
されたセルのヘッダが入力マルチプレクサ(図1)に現
れたとき、以下のように動作する。このセルのCCHタ
グはレジスタIRに供給される。なお、IOビットは入
力ルーティング方向を示す。前述したように、クロック
は、この分野の現状の技術に応じた適切な方法で回路の
動作を制御する。
【0065】交換網全体に渡る転送シーケンスの特性を
表すルーティング制御コードは、当該スイッチ素子に印
加されるべきルーティングモードを直接的に示さない。
このルーティンモードは、交換網の型及びその中のスイ
ッチ素子の位置に従う。
【0066】制御情報は解釈されなければならず、この
ために、それは、前述されたテスト及び制御装置等の通
常の制御手段によってあらかじめ書き込まれているルー
ティングパラメータを制御変換メモリRCCTMから読
み取るためのアドレスとして用いられる。これらのルー
ティングパラメータは、前に定義された要素MT、E
F、RPI、及びRPOを備えている。
【0067】印加されるべきルーティングモードコード
MTは、ルーティングモードデコーダTDによってデコ
ードされ、その結果、モード信号RS、MC、ES、D
I、及びPHのうちの1つが供給される。
【0068】入力方向標識IOは、排他的ORゲートX
ORの一方の入力に印加され、反射ビットEFはその他
方の入力に印加される。ゲートXORの出力は出力方向
セレクタRDの制御信号IODを供給する。出力方向セ
レクタRDは、「入力」ルーティング群フィールドRP
I、又は「出力」ルーティング群フィールドRPOのど
ちらか一方を選択し、ルーティング群を受信されたセル
が送られるべき出力と識別するためのあて先アドレスR
CAの特定部分を、出力の両方の組に指定する。これら
のフィールドの各々は、4ビットの位置標識POS及び
2ビットのサイズ標識RGSを備えている。位置標識P
OSは、情報RCAがシフトレジスタSR内でシフトさ
れ、かつこのシフトレジスタSRが含む3ビット部分が
図においてこのレジスタSRの左方向へ3段移動する
か、又はこのシフトレジスタSRが含む5ビット部分が
図においてこのレジスタSRの左方向へ5段移動するよ
うに、シフトレジスタSRを制御する。サイズ標識RG
Sは、最初に述べた3ビットのうちの何ビットがルーテ
ィング群の識別を定義するために用いられるべきかを表
す。このため、これら3ビットの左側のビットは、シフ
トレジスタSRから群番号デコーダGDへ直接的に転送
され、次のビットはRGS信号の1つに従いANDゲー
トAN1によって転送され、第3のビットは他のRGS
信号に従いANDゲートAN2によって転送される。群
番号デコーダGDは、セレクタMSに印加され、ルーテ
ィング群の識別を構成する8ビット語を供給する。この
語において、例えば、1つのビットのみが値1を有し、
他の全てのビットは値0を有している。
【0069】同時に、14ビットのマルチキャストトリ
ー内部参照番号IRNは、レジスタIRによってマルチ
キャストメモリMCMに印加され、そこで8ビットのマ
スク語MSKを読み取るためのアドレスとして働く。前
述したように、このマスク語は、8ビット語であって1
つ又はそれ以上のルーティング群を識別する。この8ビ
ット語内のビットの1つ又はそれ以上が値1を有してい
ると共にその他が値0を有している。このマスク語MS
Kは、セレクタMSに印加される。
【0070】デコーダTDによって供給されるルーティ
ングモード信号が「群」モード信号RSである場合、セ
レクタMSは、デコーダGDによって供給される信号で
ある群識別信号RGをその出力から供給する。もしそれ
が「マルチキャスト」モード信号MCである場合、セレ
クタMSによって転送されるRG信号は信号MSKであ
る。
【0071】さらに、「物理」ルーティングモードPH
の場合、シフトレジスタSRの左側の5つの段は、位置
標識POSによって生じるシフト後に、受信されたセル
が送られべきる先の出力の識別POを直接的に供給す
る。
【0072】「分布」モードDIの特別な場合、関連す
る転送方向において考慮される組の全ての出力を備えて
いる群がたった1つしかないため、どの群の出力も識別
する必要がない。
【0073】「サービス」モードESの場合、受信され
たセルが前述の付加制御出力にアドレスされるため、関
連する出力は直接的に知られる。従って、制御変換メモ
リRCCTMに含まれる情報が、受信されたセルのタグ
に含まれるルーティングデータに応じて印加されるべき
ルーティングモードを決定するために、スイッチ素子が
制御情報RCCによって示される32の可能な転送シー
ケンスを作成しなければならないという判断を、当該ス
イッチ素子内において、定義することが分かる。これ
は、交換網の異なる段のスイッチ素子をセルが通過する
間は変化しない、セルのルーティング情報を、網のその
位置から取り込んだ当該スイッチ素子のルーティングパ
ラメータ、例えば各段に特定のそして各段にかつ各ルー
ディングシーケンスに特別のルーティングモードに導く
ルーティングパラメータ、と組み合わせることを含んで
いる。
【0074】制御変換メモリRCCMT内の情報は半永
久的であり、各スイッチ素子がサービスを開始するとき
に書き込み可能である。しかしながら、マルチキャスト
メモリMCM内の情報は、各マルチキャストトリーを確
立するため、動作中に修正されねばならない。
【0075】図5を参照して図1のサブセルバッファメ
モリ管理ロジックSBMLを実行する方法について以下
に述べる。
【0076】既に述べた通り、このサブセルバッファメ
モリ管理ロジックSBMLは、入力LS、NF、RC、
XI、YJ、FSAO、及びYJSと、出力AC、L、
RW、及びWISAとを有している。さらに、ロジック
SBMLは、空きメモリ位置管理回路FMLMC、サブ
セルリンクメモリSLM、入力サブセルポインタメモリ
ISPM、及び出力サブセルポインタメモリOSPMを
備えている。
【0077】ロジックSBMLの回路FMLMCは、例
えば、バッファメモリBMにおける全ての空き位置のア
ドレスを記憶するFIFO(ファーストイン−ファース
トアウト)メモリである空き位置待ち行列メモリFQか
ら成る。回路FMLMCは、入力ROSAと、出力WI
SAと、及び制御ターミナルQC及びRWとを有してい
る。
【0078】サブセルリンクメモリSLMは、サブセル
バッファメモリBMのC個のバッファメモリ位置に対応
するC個のメモリ位置を備えており、その各々について
以下を記憶する。
【0079】・次のサブセルに対するリンクアドレス
(NCB)、 ・読み取られるべきサブセルコピーの数(NC)、 ・セルの最終サブセルを示すフラグ(L)。
【0080】SLMメモリフィールドはダウンカウンタ
DCに係合している。このため、値NCは、各SLMメ
モリの読み取り動作単位毎にディクリメントされ、次い
で前の値にかわって新しい値が記憶される。もちろん、
新しい値が0に達する時、全サブセルコピーが読み取ら
れており、カウンタDCは、空きメモリ位置管理回路F
MLMCで空きとなるアドレスである、読み取りサブセ
ルアドレス(ROSA)を記憶するための信号QCを生
成する。
【0081】入力サブセルポインタメモリISPMは、
X入力に対応するX位置を有しており、X入力の時分割
多重動作を規定する入力クロック信号XIに同期して動
作し、各入力について以下の内容を記憶する。
【0082】・受信された最終サブセルのバッファメモ
リアドレス(LCB)、 ・後に読み取られるべきサブセルコピーの数(LC)、 ・セルの最終サブセルを示すフラグ(B)。
【0083】出力サブセルポインタメモリOSPMは、
Y出力に対応するY位置を有しており、Y出力の時分割
多重動作を規定する出力クロック信号YJと同期して動
作する。メモリOSPMは、各出力について、当該出力
に転送されるために待っている次のサブセルの位置のア
ドレスを記憶する(WCB)。
【0084】読み取り/書き込み制御回路RWCは、入
力(XI)及び出力(YJ)に関するインターリーブド
クロック信号によって引き起こされる、バッファメモリ
BMの交番読み取り/書き込み動作に関連した、バッフ
ァメモリ管理ロジックSBML内の回路の交番動作を決
定する適当な制御信号を種々の回路に供給する。これに
より、制御回路RWCによって生成された信号RWは、
サブセルの入力についての各バッファメモリBMの書き
込み動作中はアクティブであるが、サブセルの出力につ
いてのバッファメモリBMの読み取り動作中はインアク
ティブである。
【0085】以下の概略的な記載は、読み取り及び書き
込み段階の交番期間中のバッファメモリ管理ロジックS
BMLによる動作についてと、セルのサブセルの3つの
型である第1サブセル、中間サブセル、及び最終サブセ
ルLSCの各々についてとを含んでいる。
【0086】入力XIで第1サブセルFSCを受け取る
場合について、バッファメモリBMの書き込み段階をま
ず考える。この場合、信号FOが供給され、管理ロジッ
クSBMLは、ロジック回路SL及びILから以下の信
号を受け取る。
【0087】・NF=0、第1サブセルを示す、 ・LS=0、最終サブセルでないことを示す、 ・RC=2、例えば出力の2つの群へポイントツーマル
チポイント伝送する場合を仮定する。
【0088】信号RWはアクティブであり、受信された
サブセルが記憶される空きバッファメモリ位置を表示す
る書き込みサブセルアドレスWISAがFMLMC管理
回路によって供給される。このため、アドレスWISA
は、信号RWによって指定されるアドレスマルチプレク
サAMによって、リンクACを介してメモリBM(図1
参照)へ転送される。同じ入力に関する次のサイクルを
見込んで、このアドレスWISAを最後に受け取ったサ
ブセルアドレスとして記憶するため、アドレスWISA
は入力XIについてポインタメモリISPMにも記憶さ
れる。さらに、アドレスWISAは、ロジックCOQM
Lにも供給される。このロジックCOQMLは、値1の
信号FOを受け取るため、このアドレスWISAを新し
く受け取ったセルの参照識別として記憶する。受け取っ
たセルの参照識別は、ビット数がバッファメモリBMの
メモリ位置数に依存しているところの、バッファメモリ
のセルの第1サブセルのアドレスではなく、受け取った
新しい各セルについて空きバッファメモリ位置管理ロジ
ックFMLMCと同様の参照識別管理回路によって供給
されるより短い参照識別であり得ることは明らかであ
る。。
【0089】リンクメモリSLMに関して、第1のサブ
セルFSC(NF=0)ゆえ、アドレスWISAはフィ
ールドNCBに記憶されない。その理由は、この新しい
サブセルが前のサブセルの最終サブセルとリンクされる
必要がないためである。しかし、他のデータフィールド
は、前のサブセルと関連して用いられるべきでありかつ
通常は用いられる。これにより、ポインタメモリISP
MのLCBフィールドによって供給されるそのアドレス
の選択と、ポインタメモリISPMからの値LC及びB
のSLMメモリのNC及びLフィールドへのそれぞれの
記憶とが導かれる。その結果、マルチプレクサMLMは
信号RWによって指示される。さらに、制御信号RC及
びLSは、入力XIについて、ISPMメモリのフィー
ルドLC及びBにそれぞれ記憶される。
【0090】中間サブセルISCの場合において、信号
FOはインアクティブであり、サブセルバッファメモリ
管理ロジックSBMLは、ロジック回路SL及びRLか
ら以下の信号を受け取る。
【0091】・NF=1、 ・LS=0、 ・信号RCはNF=1と共には用いられない。
【0092】前と同様に、信号RWはアクティブであ
り、もう1つのアドレスWISAはFMLMC管理回路
によって供給される。バッファメモリ位置アドレスは以
下のために用いられる。
【0093】・バッファメモリBMをアドレスし、その
中に中間サブセルISCを書き込むため、 ・セルの最後に受け取った新しいサブセルアドレスとし
てポインタメモリISPMのLCBフィールドに記憶さ
れるため、 ・SLMメモリのNCBフィールドに記憶されるため。
このNCBフィールドは、SLMメモリのLCBフィー
ルドの内容によって選択されるメモリ位置に割当てられ
た前のサブセルにリンクされる次のサブセルのアドレス
として、その中にこの新しいアドレスWISAを書き込
むために、メモリISPMのLCBフィールドの内容に
よってアドレスされる。メモリISPM内においてBが
信号LSから引出される新しい値に置換される前に、メ
モリISPMのフィールドLC及びBのデータは同時に
メモリSLMのフィールドNC及びLに転送される(他
のサブセル全てについて読み取られるサブセルコピーの
数が、セルの第1サブセルに関して確立された数と同じ
であるため、LCフィールドの内容は変化しない)。
【0094】最終サブセルLSCの場合、信号FOはイ
ンアクティブであり、管理ロジックSBMLはロジック
回路SL及びRLから以下を値を受け取る。
【0095】・NF=1、 ・LS=1、 ・NF=1であるため、ここでRCは用いられない。
【0096】信号RWはアクティブであり、他のアドレ
スWISAは回路FMLMCによって供給され、かつ対
応するバッファメモリ位置アドレスは中間サブセルIS
Cを記憶する前記の場合と全く同様にバッファメモリB
M及びメモリISPM及びSLMで用いられる。
【0097】メモリISPM内においてBが信号LSか
ら引出される新しい値に置換される前に、メモリISP
MのフィールドLC及びBのデータは同時にメモリSL
MのフィールドNC及びLに転送され、これにより、セ
ルの最終セルが丁度今受け取られたことを示す。
【0098】第1のサブセルFSCの記憶に関する記載
において強調されたように、入力XIに関する以下のサ
イクル期間中、値LC及びB(=1)は、メモリISP
MのLCBフィールドによって供給される、当該サブセ
ル(最終)のアドレスにおけるメモリSLMのフィール
ドNC及びLへ転送されるであろう。
【0099】以下に記述されているのは、サブセルを出
力O1〜OYの1つに転送するためのバッファメモリB
Mの読み取り段階についてであって、この転送期間中、
信号RWはインアクティブである。最初に、YJと表示
される出力に関する第1のサブセルFSCを読み取る場
合を考慮すべきである。
【0100】第1のサブセルを送る時間に、当該出力Y
Jの出力サブセルポインタメモリOSPMの内容WCB
が初期化されており、転送されるべきセルの第1のサブ
セルのアドレスを含んでいると仮定されなければならな
い。このことは当該セルの最終サブセルが読み取られる
時にも現れる。
【0101】出力YJの識別によってアドレスされるポ
インタメモリOSPMは読み取り出力サブセルのROS
Aと示されるアドレスを供給する。このアドレスは以下
のように用いられる。
【0102】・対応する第1のサブセルFSCを読み取
るためにバッファメモリBMをアドレスし、マルチプレ
クサAMがインアクティブの信号RWによって信号RO
SAに指示され、結果的にリンクAC上にこの信号RO
SAを供給すること、 ・読み取りモードでメモリSLMを選択すること。この
メモリSLMは以下を供給する。
【0103】・出力YJに関する次のサイクルについ
て、新アドレスWCBとして記憶するためにメモリOS
PMに転送される標識NCB、これによりマルチプレク
サSOは、最終サブセルに関しない限り、信号Lの影響
下で指示される、 ・1つずつディクリメントされ、0でないならば、新し
い標識NCで読み取られかつ記憶される標識NC、この
サブセル(そのコピーの必要数を供給する)の読み取り
動作の必要とされる数が実行されたことを意味してい
る、値0が確保された場合、回路DCは、アドレスRO
SAのバッファメモリ位置が解放され得、かつ空きバッ
ファメモリ位置の組に含まれ得ることを回路FMLMC
が記憶することをイネーブルとする信号QCを発生させ
る、 ・セルの最終サブセルに関連しないため0であり、メモ
リSLMからマルチプレクサSOを介してモリOSPM
のWCBフィールドへの前述の転送を制御する値L。
【0104】中間サブセルISCの場合、メモリOSP
M及びSLMと回路FMLMCとにおいて第1のサブセ
ルFSCの読み取りにおける動作と同じ動作が発生す
る。
【0105】最終サブセルLSCの場合、メモリOSP
Mは、送られるべきサブセルのアドレスROSAを再び
供給する。このアドレスは以下のように用いられる。
【0106】・最終サブセルを読み取るためのバッファ
メモリBMをアドレスすること、 ・読み取りモードでメモリSLMを選択すること。この
メモリSLMは以下を供給する。
【0107】・読み取りサブセルの他の場合と全く同様
にディクリメントされかつ扱われる値NC、 ・現在1に等しく最終サブセルLSCが存在することを
示す値L、このセルにおいて続くサブセルが存在しない
ため、この特別な場合において、値NCBがメモリSL
MからメモリOSPMのWCB位置に転送することを妨
げ、その代わり、セルの最終サブセルが現在転送されて
いるところなので、次のサイクルで、当該出力YJが次
に続くセルを送るために使用可能となっていることを示
すために、L=1がロジックCOQMLへ供給される。
【0108】次いで、当該出力YJに転送されねばなら
ない適当なセルのロジックCOQMLによる選択の後、
出力YJに関する次のサイクルの前に、選んだ新しいセ
ルの第1のサブセルのバッファメモリ位置アドレスFS
AOをそこに書き込むことにより、ロジックCOQML
は出力YJに関するメモリOSPMの値WCBを初期化
する。最終サブセルLSCのクロック期間YJにこの初
期化処理は必ずしも実行されないため、ロジックCOQ
MLによって供給される出力アドレスYJSを用いたメ
モリOSPMに対する非同期アクセスが採用される。
【0109】このサブセルバッファメモリ管理ロジック
SBMLの例は、スイッチ素子の任意の入力と任意の出
力(又は複数の出力)との間でサブセルからなるセルを
転送するために用いられるサブセルバッファメモリ管理
ロジック手順の原理を説明するために記載されており、
この管理ロジックSBMLの機能についての他の例も、
例えば空きバッファメモリ位置管理ロジックFMLMC
に関しても、本発明が適用されるスイッチ素子の型に含
まれている。
【0110】図1に戻り、セル及び出力選択待ち行列管
理ロジックCOQMLについて以下特に説明する。前に
述べた記載により、この管理ロジックCOQMLが以下
の機能を有していることが明らかである。
【0111】a)アクティブである信号FOによって指
示された、セルの任意の第1のサブセルを受け取る際
に、記載された例においては、信号が転送されるべき各
1つの出力の少なくとも1つの出力群を示すルーティン
グ信号RMDを伴って、この第1のサブセルを記憶する
アドレスWISAである参照識別を受け取ること、 b)信号Lによって信号化されたものを供給することに
より、任意の出力YJへのセルの転送が終りに近づいた
時、a)で述べたように、このセルの第1のサブセルの
バッファメモリBMへ記憶されるアドレスであるところ
の、この出力に転送されるべき新しいセルの参照識別F
SAOを供給する。さらに、YJで示される、当該出力
の識別を知った管理ロジックCOQMLは、この同じ識
別をYJSで示されるように戻す。これにより、その応
答は、出力YJの同期処理と異なったものになり得る。
【0112】言い換えれば、図1のスイッチ素子によっ
て送られるセルであるデータブロックの各々のバッファ
メモリへの記憶は、セル及び出力選択待ち行列管理ロジ
ックCOQMLに対してそれらの出力あて先(単数及び
複数)と共に表示されている。この管理ロジックCOQ
MLは、それらを書き留め、さらにこの情報から、個別
の出力に転送され得るデータブロックの識別をそれらの
各々に供給することによって、出力方向に作用する個別
の出力の要求に応答する。
【0113】前述したように、これは、与えられた1つ
又はそれ以上の出力あて先に割当てられたデータブロッ
クが利用されることをイネーブルとし、各場合におい
て、これらの所与のあて先出力の各々に属している多重
出力の1つが利用することをイネーブルとする。
【0114】公知の解決法によれば、セル及び選択待ち
行列管理ロジックCOQMLは、各データブロックが、
それが割当てられた各出力あて先の出力の1つに直ちに
帰因するように限定され得る。これにより、待ち行列が
各出力に提供される。
【0115】本発明は、他のより強力な解決法を推薦す
るものであり、その一実施例が図6〜図9を参照して以
下に記載される。
【0116】図6は、セル及び選択待ち行列管理ロジッ
クCOQMLがその最も一般的な形態で示されている。
この管理ロジックが、待ち行列書き込み制御ロジックQ
WCLと、出力選択及び待ち行列読み取り制御ロジック
OSQRCLと、出力待ち行列ユニットOQUとを備え
ていることが理解できる。セル及び選択待ち行列管理ロ
ジックCOQMLの全体的動作は、信号RS(図1)に
よって制御されるクロックモジュールCMによって制御
される。モジュールQCMは、信号RWに応答して、セ
ル及び選択待ち行列管理ロジックCOQMLに信号WR
を含む種々のクロック信号を供給する。これらクロック
信号は、以下の記載に従い当業者に周知の技術を適用す
ることにより、待ち行列書き込み及び読み取り段階の交
番実行を制御する。
【0117】書き込み制御ロジックQWCLは、アクテ
ィブな信号WRに応答しかつ制御信号FOに指示されて
動作する。この制御ロジックQWCLは、リコールされ
るであろうが、図1のスイッチ素子の1つ又はそれ以上
の出力にセルが送られることをイネーブルとするように
構成された待ち行列にこのセルの参照識別を記憶する必
然的に伴う、セルの第1のサブセルを受け取ることを特
徴としている。この参照識別は、当該第1のサブセルが
スイッチ素子のバッファメモリに記憶されるアドレスW
ISAである。この参照識別は、ルーティング信号RM
Dを伴う。実際、書き込み制御ロジックQWCLの役割
は、ルーティング回路RLによって供給されるこれらの
ルーティング信号RMDをx個の導体の群へ転送するこ
と、及び出力群に関してセルのあて先(単数又は複数)
を規定することである。この場合、セルはこのように表
示された各出力群の出力に転送されなくてはならない。
選択されたルーティングモードに応じ、セルの識別は、
各あて先に付き1つずつ、1つ又はそれ以上の出力の待
ち行列に配置されなくてはならない。いくつかの出力待
ち行列の場合は「マルチキャスト」モードに対応し、こ
のモードでは当該セルがいくつか(前述の通り、スイッ
チ素子が双方向であるか単方向であるかによって、本例
では最大8個又は16個)の出力群の1つの出力にルー
ティングされなければならない。
【0118】多くの待ち行列で同時にセルを待機するこ
とができるように、この変換は、以下に説明されるよう
に、待ち行列ユニットOQUの関係する出力メモリユニ
ットRGM1〜RGM16で並列に書き込みを制御する
16個の導体WE1〜WE16へ1つ又はそれ以上の信
号を供給する。
【0119】当該実施例において、待ち行列は出力メモ
リ内の連係リストから成っており、セル識別によってア
ドレスされる待ち行列の各行は、待ち行列内の次のセル
の識別を含んでいる。このため、特定の出力メモリは、
連係リストが排他的である限り、即ち各セル識別がこの
出力メモリのただ1つの待ち行列に属する限り、多数の
連係リスト(数個の待ち行列)を含むことができる。そ
の結果、この例において、以下に説明する他の35個の
後続する待ち行列が第1の出力メモリユニットRGM1
内に存在する。
【0120】・個別の出力への32個の「指示された転
送」待ち行列、 ・テスト及び制御目的の33番目の1つの「サービス」
待ち行列、 ・1つが各出力方向の全て出力用である2つの「分布」
待ち行列(それらの待ち行列の1つだけが単方向スイッ
チ素子の場合に用いられる)。
【0121】出力のメモリユニットRGM1内の特定の
待ち行列を示すため、その識別は6つの付加導体QW1
〜QW6上に符号化される。
【0122】本発明によれば、一般的にはこれらの待ち
行列の各々が出力あて先に対応していることが分かる。
【0123】従って、要約すると、書き込みロジックQ
WCLは、待ち行列ユニットOQUの出力待ち行列にセ
ルを加えることに注意をはらっている。詳細には説明し
ないが、このロジックは、単純な変換を実行するもので
ありメモリコードコンバータの通常の形態をとることが
できる。
【0124】信号WRがインアクティブである時に動作
する出力選択及び待ち行列読み取り制御ロジックは、6
つの導体上で符号化されている出力YJの識別を受け取
る。この識別は、セルの最終サブセルを転送しようとし
ているとの信号を送り(信号L)、さらにそれが後続す
るセルに割当てられるように要求する。この出力は、1
つ又はそれ以上の出力群に属しており、各群の出力は集
合的に1つの出力あて先に作用する。
【0125】第1の実施例において、ロジックOSQR
CLは直ちに反応し出力YJについての待ち行列の選択
を同期して実行する。この目的のため、ロジックOSQ
RCLは、当該出力がその一部分を構成する出力あて先
を識別し、待ち行列が空でないものを当該出力のあて先
に渡って探索し、そこから1つを選択し、読み取りモー
ドで導体RE1〜RE16及びそれらの片われであるQ
R1〜QR6に印をつけることにより、かつ書き込みモ
ードで導体WE1〜WE16及びQW1〜QW6に印を
つけることによりその識別を供給する。信号WRがイン
アクティブであることを考慮して、出力待ち行列ユニッ
トOQUは、選択された待ち行列を読み取り、前述の参
照識別WISAのごとく例えばセルの第1のサブセルが
記憶されるスイッチ素子のバッファメモリのアドレスで
ある、要求されたセル識別FSAOを供給する。これら
2つのアドレスは、当該記憶アドレスのビット番号に対
応する導体の番号NFC上に存在する。ロジックOSQ
RCLは、さらに、転送されるべきセル参照識別FSA
Oの存在を示す信号NCO、及び当該出力の識別YJS
をも供給する。説明したように、出力識別(この例で
は、32個の通信出力及びサービス出力)は6つの導体
上に符号化される。出力識別YJSの供給は、それが識
別YJと同じであるため、第1の例においては本質的な
ものではない。それは単に完全性のために述べられてい
る。
【0126】2つのロジック回路QWCL及びOSQR
CLの機能についての記載は、待ち行列ユニットOQU
の機能の一般的な意味での定義を含んでいたという点に
着目されるであろう。これについてのより詳細な記載
は、図7を参照して多少与えられるであろう。
【0127】第2の一般的な実施例においては、出力Y
Jについての待ち行列の選択が異なり、従って、出力Y
Jに割当てられる出力タイムスロットに関して非同期と
なる。ロジックOSQRCLは、出力YJからセルが転
送されるべきであるとの要求を受けた後、直ちにセルに
反応しない。この要求は単に記憶されるだけである。後
に、他の出力から他の同様の要求を受けたであろう後、
図10に関してより詳しく説明される条件に従って、ロ
ジックOSQRCLは、記憶された要求からの選択を行
う。この選択は、その要求がこれにより満たされる出力
を示す。この目的のために、前述の第1の実施例のよう
に、ロジックOSQRCLは、当該出力がその一部分を
構成する出力あて先を識別し、待ち行列が空でないもの
を当該出力のあて先に渡って探索し、そこから1つを選
択し、その認識を待ち行列ユニットOQUに転送する。
この待ち行列ユニットOQUは、選択された待ち行列を
読み取りかつ要求されたセル識別を供給する。ロジック
OSQRCLは、さらに、転送されるべきセル参照識別
FSAOの存在を示す信号NCO、及び6つの導体上で
符号化される当該出力の識別YJSをも供給する。出力
識別YJSを供給するには、当該出力へ転送するために
割当てられた同期タイムスロットが今経過してしまった
ため、選択されたセルがどの出力へ転送されるべきであ
るかをロジックSBMLに示すことが必要とされる。
【0128】各出力が使用可能になるように出力の待ち
行列に作用しないことからなるこの第2のより一般的な
実施例の利点は、待ち行列が前に処理されたセルのトラ
フィックに直接的に相関する順序で出力によって作用さ
れることを回避可能であるという点にある。そうするた
めに、例えば、セルを要求してきた異なる出力が出力待
ち行列に作用するごとき順序のランダムな又は疑似ラン
ダムな選択を行うことによって、出力の各群におけるト
ラフィックを処理する場合に、スイッチ素子の全ての出
力を処理する時分割多重サイクルに対応するタイムスロ
ット期間中、非相関が導入される。
【0129】出力選択及び待ち行列制御ロジックOSQ
RCLについて詳細に説明する前に、待ち行列ユニット
OQUの実施例を示す図7をまず参照する。
【0130】この待ち行列ユニットは、本質的に、出力
メモリユニットRGM1〜RGM16を備えている。出
力メモリユニットRGM2〜RGM16は同一であり、
ユニットRGM2だけが詳細に図示されている。出力メ
モリユニットRGM2〜RGM16の各々は、出力メモ
リ内、即ち出力メモリユニットRGM2については出力
メモリM2内、に出力待ち行列を含んでいる。出力メモ
リユニットRGM1はこれらと異なっている。即ち、1
つの出力メモリM1内に36個の出力待ち行列を含んで
いる。
【0131】これらの図は、図3のスイッチ素子の一例
に関しており、またその記載も同様である。この例にお
いて、スイッチ素子は16個の出力を2組とした32個
の出力を有しており、これらの出力は各々が1つの出力
あて先に対応する1つ又はそれ以上の出力を含む16
(2×8)群の出力に群化され得る。ポイントツーポイ
ント通信に関連して、入力セルが多数の出力あて先にコ
ピーされ得るためと、さらにセルが単一の参照識別によ
って示されるためと、最後に、動作時間の理由から待ち
行列に対して全ての異なるセルのコピーを並列に処理す
ることが望ましいために、これら出力待ち行列の各々に
別個の出力メモリを提供することが必要とされる。その
結果、図7の16個の出力メモリが用いられる。これに
加えて、32個のトラフィック出力と保守用出力とが個
別に到達可能であることが必要となる。これは33個の
出力あて先を表しており、そのため、33個の追加の待
ち行列が必要となる。しかしながらこの個別のアクセス
のため、これら33個の出力待ち行列の1つにセルを書
き込むことは、他のいかなる待ち行列へもそのセルが書
き込まれることを排除している。このことは、これら待
ち行列が単一の出力メモリに位置付けられことを可能と
しかつこのメモリがさらに前述した16個の出力の1つ
となり得ることを意味する。この出力メモリは、ユニッ
トRGM1のメモリM1である。さらにまた、前述した
ように、16個の出力の2つの組の各々は、待ち行列を
具備して完全となる1つの出力群を構成しており、これ
ら待ち行列の1つにセルを書き込むことは、他のいかな
る待ち行列へもそのセルが書き込まれることを排除して
いる。従って、これら2つの出力待ち行列は、全部で3
6個の出力待ち行列を含んでいるメモリM1にまた位置
される。
【0132】まず、最も簡単なケース、即ち待ち行列ユ
ニットRGM2について考察する。前述したように、待
ち行列ユニットRGM2は、異なるセル識別各々につい
てメモリ位置を有するメモリM2を備えている。この記
載例において、セル識別は、バッファメモリBM(図
1)の第1のサブセルのアドレスによって特徴付けら
れ、このため、出力メモリM2はバッファメモリBMと
同数のメモリ位置を備えており、メモリM2のこれら各
位置は、待ち行列を構成する連係リスト内における次の
セルの第1のサブセルに対応する、メモリBMの位置の
アドレスを記憶することが可能である。この待ち行列ユ
ニットRGM2は、さらに、第1のセルポインタFBC
と、最終セルポインタLBCと、種々のゲート、マルチ
プレクサMPX、及びレジスタRとを備えている。ま
た、入力及び出力の接続に関しては、セル及び出力選択
待ち行列管理ロジックCOQMLの全体的な記載を参照
されたい。
【0133】待ち行列にセルを書き込むために、クロッ
クQCM(図6)は、アクティブな信号WRを発生し、
その信号期間中、パルスt2がこれに続くパルスt1を
発生する。マルチプレクサMPXは、最終セルポインタ
LBCの内容がアドレスレジスタRに転送されるように
信号WRによって指示される。パルスt1期間中、この
レジスタRはこのアドレスにロードされ、書き込みモー
ドのメモリM2にアドレスする。メモリM2は、アドレ
スWISAが出力待ち行列ユニットRGM2の出力待ち
行列に加えられねばならないことを指示する信号WE2
によって書き込みイネーブルとされる。セル参照識別で
あるこのアドレスWISA、即ちセルの第1のサブセル
が図1のバッファメモリBMに記憶されるアドレスWI
SA、はメモリM2に書き込まれる。パルスt2の期間
中、信号WE2が存在しているためゲートP12が開い
ており、アドレスWISAは最終セルポインタLBCに
書き込まれる。一般に、このようにして、書き込みの
際、各セルの参照識別が選択された出力待ち行列に加え
られ、出力メモリのある位置に記憶される。そのアドレ
スは、付帯セルの識別の最後にリンクしたセルの識別に
対応しており、この識別は次いで次のセルに加えるため
に最終セルポインタに書き込まれる。
【0134】アドレスWISAがやはり選択された全て
の他の出力メモリユニットに同様に同時に書き込まれる
こと(ユニットRGM1に関する小さな違いに関しては
除く)に注目すべきである。
【0135】セルの第1のサブセルが記憶されるアドレ
スである、セルの参照識別を読み取るために、要求され
たセル参照識別が出力メモリユニットRGM2から読み
取られなければならないことを指摘する信号RE2がゲ
ートpf2を開き、これにより、参照識別FSAOとし
て第1のセルポインタFBCの内容が転送される。信号
WRはインアクティブであるが、パルスt1及びt2は
書き込み用として発生する。マルチプレクサMPXが第
1のセルポインタFBCに指示され、このため、このポ
インタの内容がパルスt1によりアドレスレジスタRに
ロードされる。このアドレスレジスタRは、次いで、読
み取りモードの(信号WE2はインアクティブである)
メモリM2にアドレスする。図7でNFSAによって示
される位置の読み取られた内容は、待ち行列における次
のセルの参照識別である。次に、パルスt2は、信号R
E2によってイネーブルとされるゲートpnf2を開
く。このため、情報NFSAは、転送されたアドレスF
SAOの位置で第1のセルポインタFBCに書き込まれ
る。これにより情報NFSAは、後に、出力メモリM2
に関する次の参照識別要求に応答してアドレスFSAO
となる。このようにして、一般に、読み取りの際、第1
のセルの参照識別は、選択された出力待ち行列に加えら
れた第1のセルポインタによって供給され、アドレスが
加えられた第1のセルの識別に対応する、出力メモリの
位置から次のセルの識別を読み取るために作用する。こ
の識別は次いで待ち行列に次のセルの参照識別を供給す
るために、第1のセルポインタに書き込まれる。
【0136】図示されていないが、RGM3〜RGM1
6の他の出力メモリユニットは同一であり、選択信号W
E3〜WE16及びRE3〜RE16と同様にクロック
パルスWR、T1、T2、及びアドレスWISAに応答
すると共にORゲートpofを介してアドレスFSAO
を供給する。
【0137】出力メモリユニットRGM1は、1つでは
なく36個の出力待ち行列を含んでいることを除いて既
に述べてきた出力メモリユニットと同様である。これを
明示するため、同一要素は同一参照符号を有している。
これら36個の待ち行列の36個の連係リストについ
て、36個の第1のセルポインタ及び36個の最終セル
ポインタが必要とされる。それらは36個の位置を備え
たポインタメモリMPMに記憶される。それら位置の各
々は、図示されているように、同じ待ち行列の、第1の
セルポインタFBC及び最終セルポインタLBCを含ん
でいる。このメモリは、信号WLRがアクティブか又は
インアクティブかに応じてポインタアドレスマルチプレ
クサMPXAを介して信号QW1〜QW6又は信号QR
1〜QR6のどちらかによってアドレスされる。信号W
1及びW2がインアクティブの場合、このアドレス機能
は読み取りモードで動作し、アドレス位置の内容はメモ
リMPMの2つの出力から供給される。メモリMPMの
これら2つの出力は、ユニットRGM2の2つのポイン
タレジスタの出力に正確に対応する。このため、出力メ
モリM1の前に、同様に、マルチプレクサMPX及びパ
ルスt1によってイネーブルとされるアドレスレジスタ
Rを見出だすことができる。
【0138】セル参照識別を待機している場合、ユニッ
トRGM2におけるゲートpl2と同様の様式でゲート
pl1が動作する。ゲートpl1は、信号WE1によっ
て出力メモリRGM1が選択される時、クロックパルス
t2の影響下で同時に動作する。次いでゲートpl1は
メモリMPMを書き込みイネーブルとする信号W1を供
給する。情報WISAは、信号QW1〜QW6によって
選択された位置、特定的にはこの位置の最終セルポイン
タLBCに対応する部分に書き込まれる。第1のセルポ
インタFBCに対応する部分の内容は保持される。
【0139】セル参照識別を読み取る場合、ゲートpf
1はユニットRGM2におけるゲートpf2と全く同じ
役割を果たし、ユニットRGM1が信号RE1によって
選択された時から、読み取りモードにおいてメモリMP
Mの信号QR1〜QR6によりアドレスされる位置であ
る第1のセルポインタFBCの内容を転送する。次いで
ゲートpnf1は、ユニットRGM2におけるゲートp
l2と同じ役割を果たす。ゲートpnf1は、信号RE
1によって出力メモリユニットRGM1が選択される
時、クロックパルスt2の影響下で同時に動作する。次
いでゲートpnf1は、メモリMPMを書き込みイネー
ブルとさせる信号W2を供給する。メモリM1から読み
取られたNFSAにおける情報は、信号QR1〜QR6
によって選択された位置、特定的にはこの位置の第1の
セルポインタFBCに対応する部分に書き込まれる。最
終セルポインタLBCに対応する部分の内容は保持され
る。
【0140】図7における待ち行列構造以外の待ち行列
構造が、同じ目的に用いられることが可能であり、かつ
上述した待ち行列の構造がこの主題の多くの中からの一
例のみを示していることは明らかである。特に、全ての
待ち行列を含む単一の出力メモリを用いることを考慮す
ることが可能である。この場合、特定のセルが連続する
書き込みサイクルにおける多数の待ち行列に追加される
かもしれない。さらに、ポイントツーマルチポイントセ
ルの転送の場合において、異なる待ち行列の連係リスト
の「混合」を避けるために、既に述べたように、スイッ
チ素子のバッファメモリのサブセルが記憶される位置に
おける参照識別を区別することができ、かつこのため
に、特定の異なるあて先に割り当てられた特定のセルの
コピーの各々に異なる参照識別を起因させることができ
るようにする必要がある。
【0141】セル及び出力選択待ち行列の管理ロジック
の実施例が図8に示されている。前述したように、この
ロジックOSQRCLは、信号Lと共に出力YJの識別
を受け取る。この識別は、セルの最終サブセルの転送が
この出力でスタートし、結果として新しいセルがこの出
力に割当てられなければならないことを示す。ロジック
OSQRCLの機能は、この出力を識別する待ち行列読
み取り信号RE1〜RE16及びQR1〜QR6を、セ
ルの参照識別FSAO(図6及び図7)を応答するであ
ろう図7の待ち行列ユニットへ転送することによって、
この出力に作用する1つの出力群から待ち行列を選択す
ることにある。ロジックOSQRCLは、同時に、当該
セルが割当てられた出力の識別YJSを信号NCOを伴
って供給する。
【0142】ロジックOSQRCLは、2つの部分を備
えている。図9及び図10に関する2つの実施例におい
て、その一方である出力選択部OSCが後述され、他方
が図8で詳細に示される。出力選択部OSCの機能は、
出力YJ及び信号Lを受け取ることにある。交換におい
て、この出力選択部OSCは、直ちに又は後に、出力識
別YJSを供給する。
【0143】図8における回路の構造及び動作は、出力
処理手順の3つの分かれた段階で考慮されるべきであ
る。
【0144】まず、カウンタが各出力待ち行列CLC1
〜CLC51用に用意される(待ち行列ユニットOQU
が、36+15=51の待ち行列を備えているというこ
とが思い出されるであろう)。これらのカウンタの各々
は、セルが待ち行列に追加される都度、1つずつインク
リメントされる。また(転送のため出力に割当てられ
た)待ち行列からセルが除去される都度、1つずつデク
リメントされる。各カウンタに付随するテスト回路OT
C1〜OCT51は、待ち行列が空きであるか、その反
対に、少なくとも1つの待機セルを含んでいるかどうか
について、対応するテスト信号CIQ1〜CIQ51の
値によって表わす。セルが追加される待ち行列(単数又
は複数)を識別する信号QW1〜QW6及びWE1〜W
E16に応答し、セルが追加される都度にこれらのカウ
ンタはインクリメントされる。これら信号を受け取るト
ランスコーディング回路WTRは、+1で示されている
カウンタインクリメント入力を直接的に制御する。変換
された信号によって選択された出力待ち行列に対応する
これらカウンタの内容は、1つずつインクリメントされ
る。カウンタは、既に述べかつ後述するように、信号Q
R1〜QR6及びRE1〜RE16がこの参照識別が読
み取られる待ち行列を識別する時に、セル参照が読み取
られる都度デクリメントされる。これらの最終の信号を
受け取るトランスコーディング回路RTRは−1で示さ
れているカウンタデクリメント入力を結果として直接的
に制御する。変換された信号によって識別された待ち行
列に対応するカウンタの内容は、1つずつディクリメン
トされる。
【0145】次いで、出力YJが新しいセルの割当てを
要求する時、この要求は出力選択部OSCによって知ら
れる。この要求は、直ちに又は後に、出力選択部OSC
によって供給される識別YJSが正確にYJである出力
処理タイムスロットの間に作用し、出力選択部OSCに
よってこれも供給される信号OAVを存在せしめる。
【0146】最終的に、出力選択が完了して出力の識別
YJSの供給が行われ、選択された出力に割当てられる
であろうセルの参照識別を供給しなければならない待ち
行列がこのとき選択される。この目的のため、選択され
た出力識別YJS及びテスト信号CIQ1〜CIQ51
を受け取る出力待ち行列選択回路OQSCが用意されて
いる。この例において、この選択回路OQSCは、信号
CIQ1〜CIQ51から3つ以内のテスト信号を選択
出力CIQR、CIQS、及びCIQTへ転送する。前
述の内容からあきらかのように、特定の出力が1つ又は
それ以上の通常のトラフィック出力の群に属することが
でき、この例においては、さらに、その方向の全ての出
力を備えている分布群にも属することもでき、同様にメ
ンテナンスのために個別に選択されていることもでき
る。その結果、特定の出力は3つ以内の出力方向に作用
し、これにより3つの対応する待ち行列に作用すること
ができる。出力がセルがこの出力に割当てられるように
選択された場合、回路OQSCによって達成されこの出
力が作用する出力方向を識別することが重要である。よ
り正確に述べると、回路OQSCは、3つ以内の出力待
ち行列のテスト信号を、例えば、通常トラフィック待ち
行列、分布待ち行列、及びメンテナンス待ち行列に対応
する、所定順序の選択出力CIQR、CIQS、及びC
IQTへ転送する。従って、1つ又はそれ以上のこれら
の選択出力は、対応する待ち行列が少なくとも1つのセ
ルを含んでいることを示すテスト信号を受け取る。待ち
行列優先回路OQPSの目的は、それらから選択を行う
ことにある。この回路OQSCは、このような意味を有
する単一のテスト信号を3つの選択導体CIQU、CI
QV、及びCIQWのうちの1つにのみ転送する。選択
された出力によって作用される出力方向は、このように
選ばれかつ識別される。この選択は、有利には、例えば
通常のトラフィック分布、メンテナンスの順序のように
規定された優先順序で行われる。次いで、ORゲートS
ODSは、選択された出力が実際にセル参照識別を受け
取ろうとしていることを示すために信号RSTを供給す
る。さらに、出力待ち行列識別トランスコーディング回
路OQICは、選択された出力識別YJSと同時に導体
CIQU、CIQV、及びCIQWのうちの1つに存在
する信号を受け取る。交換において、回路OQICは、
対応するカウンタCLC1〜CLC51がデクリメント
される間、前にも述べたように、読み取られかつ要求さ
れたセル参照識別を供給する出力待ち行列を識別する信
号QR1〜QR6及びRE1〜RE16を供給する。
【0147】従って、1つの出力が選択された時、図8
の回路は、この出力によって作用される出力あて先を識
別し、供給するための少なくとも1つのセルを有するそ
れら回路の1つを選択することが分かる。このため、出
力が所定の時間にどのように選択されるかを考慮しなけ
ればならない。
【0148】以下に述べる最初のケースは、図9に図示
されており、これは図8の出力選択部OSCの第1の実
施例OSC1を示している。第1の段階において、出力
識別YJは、信号Lを自己の33個の出力の1つに転送
する出力デマルチプレクサDMKSに指示を与えるため
のアドレスとして作用する。これら33個の出力は、ス
イッチ素子(図3)の33個の出力に対応している。従
ってレジスタRDの33段のうちの1つは、その入力S
で信号Lを受け取る。信号Lが存在しているならば、即
ち、当該出力が転送することをセルに要求しているなら
ば、これは起動される。信号Lが存在しかつセルの要求
内容がこのようにレジスタRDに記憶されるときはいつ
でも、このことが各出力のタイムスロットのスタートで
生じ、出力識別YJはレジスタRYJに一時的に記憶さ
れる。
【0149】第1段階の直後に続く第2段階において、
レジスタRYJは出力識別YJSを供給する。同時に、
識別YJSによって指示されたマルチプレクサMXJS
は、レジスタRDの識別YJSに対応する段がアクティ
ブである場合にその出力OAVがアクティブとなるよう
に、出力YJSの使用可能性をテストする。信号OAV
が存在することにより、図8のロジックOSQRCLの
各回路に転送される出力YJS用のセルのまだ満たされ
ていない要求がイネーブルとなる。さらにもし、この出
力によって作用される出力方向に関する待ち行列の1つ
がセルを供給することができるならば、信号RSTが転
送される。この信号RSTは、信号NCOを転送するた
めのバッファ段RZによって記憶される。信号RST
は、出力識別YJSによって指示されるデマルチプレク
サDMXZにも転送される。次いでこの信号はレジスタ
RDの各段のリセット入力Rに印加される。従って、直
前に満たされたレジスタRDに記憶されたセルの要求
は、この第1のケースではYJである出力YJSのため
のレジスタRDからクリアされる。
【0150】この第1のケースではYJである出力YJ
SがレジスタRDにおいて使用可能でないならば、イン
アクティブの信号OAVが図8の回路の動作を禁止し、
ロジックOSQRCLによる選択又は待ち行列読み取り
は行われないし、信号RSTはインアクティブのままで
ある。その反対に信号OAVがアクティブであるが、出
力YJに対応する出力あて先いずれもがセルを供給する
ことができない場合、この出力の使用可能性がレジスタ
RDからクリアされていないため、セルの要求を出した
当該出力はその要求を保持する。信号RSTはインアク
ティブのままである。
【0151】この種の実施方法は、簡単であるという利
点を有しているが、出力のセル要求と、待ち行列へのセ
ルの追加との間に相関を生じるかもしれない。従って、
適切な非相関を達成するための追加手段を提供すること
が望ましい。図10は、この種の非相関を目的とする多
数の手段の導入を提供する、出力選択部OSCの第2の
実施例OSC2を示している。
【0152】再び第1の段階において、出力識別YJ
は、信号Lを自己の33個の出力の1つに転送する出力
デマルチプレクサDMKSに指示するためアドレスとし
て作用する。これら33個の出力は、スイッチ素子(図
3)の33個の出力に対応している。従ってレジスタR
Dの33段のうちの1つは、その入力Sで信号Lを受け
取る。信号Lが存在しているならば、即ち、当該出力が
転送することをセルに要求しているならば、これは起動
される。信号Lが存在しているときはいつでも、このこ
とが各出力のタイムスロットのスタートで生じる。その
結果、レジスタRDは、異なる出力についてのセルの要
求内容を記憶する。さらに、出力処理時分割多重サイク
ルにおいて、レジスタRDの全段がそれぞれ起動され
る。
【0153】この第2ケースにおいて、選択された出力
識別YJSは、さしあたり、そのインクリメント入力が
各出力タイムスロット用のパルスを受け取る単純なカウ
ンタとして実現されるソースOSSによって供給され
る。
【0154】出力識別YJがレジスタRDの対応する段
を起動させるスタートにおけるタイムスロットの第2段
階において、ソースOSSは、必ずしも識別YJと同じ
である必要はなく通常はこれとは異なるであろう、選択
された出力識別YJSを供給する。
【0155】選択された識別YJSは、レジスタRDの
選択された出力YJSに対応する段の状態を導体OAV
上に転送する出力使用可能性テストマルチプレクサMX
JSに印加される。信号OAVは、もし選択された出力
がまだ満たされていないセル要求を発生したならば、こ
の選択された出力に作用するであろう出力あて先の選択
において図8の回路の動作が許されるようなレベルを有
している。さらにもし、この出力によって作用される出
力あて先に関する待ち行列の1つがセルを供給すること
ができるならば、信号RSTが供給される。この信号R
STは、前述のように、信号NCOを供給するためのバ
ッファ段RZ2によって記憶される。信号RSTは、選
択された出力識別YJSによって指示されるデマルチプ
レクサDMXZにも転送される。次いでこの信号はレジ
スタRDの各段のリセット入力Rに印加される。従っ
て、直前に満たされたレジスタRDに記憶されたセルの
要求は、YJS用のレジスタRDからクリアされる。
【0156】しかしながら、選択された出力が要求を出
さなかったならば、インアクティブである信号OAV
は、示されていない方法で、図8の回路の動作をディス
エーブルとし、論理OSQRCLによる選択又は待ち行
列読み取りは行われないし、信号RSTはインアクティ
ブのままである。その反対に信号OAVがアクティブで
あるが、選択された出力YJSに対応する出力あて先の
いずれもがセルを供給することができない場合、この出
力の使用可能性がレジスタRDからクリアされていない
ため、セルの要求を出した当該出力はその要求を保持す
る。信号RSTはインアクティブのままである。
【0157】このため、図10の構成により、レジスタ
RDに単に記憶される、出力によって生じたセル要求の
処理と、セルをソースOSSに応じる選択された出力に
割当てる処理との2つの別個の位相(非同期)に分離さ
せることを可能であることが分かる。
【0158】各々が多重化サイクルのタイムスロットを
有する33個の出力があると仮定すると、それらは各々
所定の順序で要求を行うことができ、かつこのサイクル
期間中にそれがレジスタRDに記憶される。ソースOS
Sが33個のポジションカウンタであって、これにより
33個の出力アドレスを供給するならば、全ての出力が
同じサイクルにおいてセルの割当てを確保することがで
きるだろう。しかし、ソースOSSのカウンタが、同じ
順序でかつ同じ発生源から(出力の多重化に関すること
を除く)33個の出力アドレスを供給する必要はない。
【0159】このように本発明によれば、適切な所定の
時間に、ソースOSSのカウンタ上で1つ又はそれ以上
の付加的なインアクティブの段階を達成させることが特
に可能である。そのため、出力の割当てを処理する順序
が変化しない。多重サイクルにおける全ての出力の処理
が維持されるならば、規則的又は不規則的に変移するの
は発生源である。本発明におけるこれらの付加的な段階
は、各出力の時分割多重サイクルにおいて一度に達成す
ることができる。さらに、本発明では、ソースOSS
に、前述の付加的段階を各Nサイクルで一度にディスエ
ーブルするための手段を組み込むことができる。この場
合、Nは出力の数の倍数でもなく又約数でもないことが
好ましい。本発明では、また、前述の付加的段階の数を
定めるランダム又は疑似ランダム数のソースを用いるこ
とも可能である。他の可能性は、ソースOSSのカウン
タを、例えば各出力の時分割多重サイクルの最初等の、
指定位置に設定することにある。有利には、この指定値
は前述したランダム又は疑似ランダム数であるだろう。
さらに、出力を全くランダムに選択することを考慮する
ことも可能とする。スイッチ素子の入力におけるセルト
ラフィックの到着と、各々が出力あて先に対応する出力
群に使用可能な異なる出力上へのこのトラフィックの分
布との間で要求される非相関の度合いに応じて仲立ちを
した解決を行うこともまた考慮され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるスイッチ素子ISEの一例
の回路を示す公知のブロック図である。
【図2】本発明における、図1のスイッチ素子によって
スイッチされるセルと呼ばれるデータブロックのフォー
マットを示す図である。
【図3】2つの対向方向にセルをルーティングするため
の、図1のスイッチ素子を適用する方法を示すブロック
図である。
【図4】図1のスイッチ素子を図3に従って用いること
をイネーブルとする図1のルーティング回路RLのブロ
ック図である。
【図5】図1のサブセルメモリ管理ロジックSBMLの
詳細なブロック図である。
【図6】図1のセル及び出力選択待ち行列管理ロジック
の実施方法を示す一般的なブロック図である。
【図7】図6のセル及び出力選択待ち行列管理ロジック
COQMLの待ち行列ユニットOQUの典型的な実施例
の回路を示す詳細なブロック図である。
【図8】図6のセル及び出力選択待ち行列管理ロジック
COQMLの実施方法を詳細に示すブロック図である。
【図9】図8の出力選択回路OSCの第1の実施方法を
示すブロック図である。
【図10】図8の出力選択回路OSCの第2の実施方法
を示すブロック図である。
【符号の説明】
COQML 出力選択待ち行列管理ロジック OSQRCL データブロック選択手段 YJ 出力 NCO 個別出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−100850(JP,A) 特開 昭62−208129(JP,A) 特開 平2−292928(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 13/08 G06F 12/02 540 G06F 13/00 353

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定又は可変長のデータブロックとして
    構成されたデータを記憶するバッファメモリを備えた情
    報一時記憶システムであって、該各データブロックが1
    つ又はそれ以上のデータ要素を備えており、前記システ
    ムが別々のあて先に属することができる個別の出力にデ
    ータブロックを選択的に転送するために該データブロッ
    クにインターリンクする複数の待ち行列と、該待ち行列
    の管理ロジックとを備えており、前記待ち行列管理ロジ
    ックは、データブロックが出力あて先に割当てられる際
    にこの出力あて先用の前記待ち行列にその識別を書込む
    ことが十分なように各出力あて先を指定する待ち行列を
    含んでいるデータブロック(又はセル)及び出力選択待
    ち行列管理ロジック(COQML)であり、該データブ
    ロック及び出力選択待ち行列管理ロジックは、待機して
    いるデータブロックが個別の出力に割当てられなければ
    ならない時に作動するデータブロック選択手段(OSQ
    RCL)を備えており、該データブロック選択手段は、
    データブロックのアドレス(FSAO)を得ることによ
    って、及びこの個別出力(NCO)へのこのデータブロ
    ックの転送を開始することで、選択されたデータブロッ
    クを当該出力(YJS)に割当てることによって、この
    出力が属する出力あて先の待ち行列を識別する手段(O
    QSC、OQPS、OQIC)を備えていることを特徴
    とする情報一時記憶システム。
  2. 【請求項2】 1つの出力が多数の出力あて先に属する
    ことが可能であり、前記データブロック選択手段(OS
    QRCL)が、所定の出力が属する出力あて先を識別す
    るため、及びこれらの最終出力あて先から出力あて先を
    転送かつ選択するための少なくとも1つのデータブロッ
    クを有する前記出力あて先を識別するための出力あて先
    選択手段(OQSC、OQPS、OQIC)を備えてお
    り、これにより、選択された出力あて先の識別が、前記
    データブロック選択手段(OSQRCL)をしてこの選
    択された出力あて先の待ち行列の識別(QR1〜QR
    6、RE1〜RE16)を確立することをイネーブルと
    することを特徴とする請求項1に記載の情報一時記憶シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記出力あて先選択手段(OQSC、O
    QPS、OQIC)が、あて先の型に基づく順序(CI
    QR、CIQS、CIQT)で前記出力あて先を考慮す
    ることによって転送するためかつ前記順序を基にこれら
    最終出力あて先から1つの出力あて先を選択するため、
    少なくとも1つのデータブロックを有する前記出力あて
    先(CIQ1〜CIQ51)を識別するように構成され
    ていることを特徴とする請求項2に記載の情報一時記憶
    システム。
  4. 【請求項4】 転送するための少なくとも1つのデータ
    ブロックを有する前記出力あて先を識別する目標を有す
    る前記出力あて先選択手段(OQSC、OQPS、OQ
    IC)が、前記出力あて先用に転送されるべきデータブ
    ロックの数を与える各出力あて先用のカウンタ(CLC
    1〜CLC51)と、前記数がゼロか又はゼロとは異な
    る数かを指定する検出回路(OTC1〜OTC51)と
    を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か1項に記載の情報一時記憶システム。
  5. 【請求項5】 前記データブロック及び出力選択待ち行
    列管理ロジック(COQML)が、データブロックが割
    当られるべき場所の指示(L)を要求する個別の出力を
    受け取るための第1段階及びデータブロックが割当られ
    なければならない選択された出力(YJS)についての
    識別を供給するための第2段階からなる、反復サイクル
    のタイムスロット期間中の2つの連続する段階において
    動作する出力選択手段(OSC)を備えていることを特
    徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報一
    時記憶システム。
  6. 【請求項6】 第2段階で供給された前記選択された出
    力識別(YJS)が直前の第1段階の前記個別の出力
    (YJ)を要求する識別であることを特徴とする請求項
    5に記載の情報一時記憶システム。
  7. 【請求項7】 前記選択された出力識別(YJS)は、
    該選択された出力識別(YJS)が前記の個別の出力
    (YJ)を要求する識別と無関係に規定されるように、
    選択された出力の識別ソース(OSS)により供給され
    ることを特徴とする請求項5に記載の情報一時記憶シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記ソース(OSS)が、前記タイムス
    ロットの数に等しい多数のアクティブな位置を有し、前
    記サイクルのタイムスロットにつき1つのレートで全て
    のその位置を通過するカウンタであることを特徴とする
    請求項7に記載の情報一時記憶システム。
  9. 【請求項9】 前記ソースカウンタ(OSS)が、規則
    的又は非規則的な間隔で、前後に1つ又はそれ以上の付
    加的段階を達成することを特徴とする請求項8に記載の
    情報一時記憶システム。
  10. 【請求項10】 前記ソースカウンタが、前記各サイク
    ルにおいて1度に、前後に1つ又はそれ以上の付加的段
    階を達成することを特徴とする請求項9に記載の情報一
    時記憶システム。
  11. 【請求項11】 Nが1サイクルにおけるタイムスロッ
    トの数の倍数でもなく、又約数でもない場合に、Nのう
    ちの1サイクルにおいて、前記付加的段階の達成がディ
    スエーブルされることを特徴とする請求項10に記載の
    情報一時記憶システム。
  12. 【請求項12】 前記付加的段階の数が、連続するラン
    ダム又は疑似ランダム数のソースによって、各機会毎に
    供給されることを特徴とする請求項9から11のいずれ
    か1項に記載の情報一時記憶システム。
  13. 【請求項13】 前記ソースカウンタ(OSS)が、各
    サイクルのスタートで指定位置に設定されることを特徴
    とする請求項8に記載の情報一時記憶システム。
  14. 【請求項14】 前記指定位置が、連続するランダム又
    は疑似ランダム数のソースから供給されるか、又は該連
    続するランダム又は疑似ランダム数のソースを考慮して
    いることを特徴とする請求項13に記載の情報一時記憶
    システム。
  15. 【請求項15】 前記の選択された出力識別ソースが、
    連続するランダム又は疑似ランダム数のソースであるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の情報一時記憶システ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記待ち行列が、FIFO待ち行列で
    あることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項
    に記載の情報一時記憶システム。
  17. 【請求項17】 前記待ち行列の各々が、メモリ内のデ
    ータブロックの識別の連係リストによって実行され、さ
    らに1つのメモリが1つ又はそれ以上の待ち行列に用い
    られることが可能であり、メモリの最小数が、ポイント
    ツーマルチポイント伝送の場合に特定のデータブロック
    のコピーが転送されるかもしれない出力群の最大数に等
    しいことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項
    に記載の情報一時記憶システム。
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