JP3248924B2 - 超音波探触子の製造方法 - Google Patents

超音波探触子の製造方法

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JP3248924B2
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一夫 坂本
光弘 野崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波探触子の製造方
法に関し、更に詳しくは、精度良く切り込んで各圧電素
子を形成する超音波探触子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波探触子の製造方法における圧電材
料からのリード出しの方法として、生産性、製造が簡易
であること等からFPC(フレキシブル基板)を用いる
方法がかなり使われている。図7はFPCを用いた従来
の超音波探触子を示す図、図8は超音波探触子の製造方
法の手順を示す図、及び図9は完成した超音波探触子を
示す図である。図7、図8及び図9を用いながら、超音
波探触子の製造方法の手順を説明する。初めに、共通電
極1、圧電材料2、信号電極3及びバッキング材4を図
7に示す層となるように接着剤で接着する(図8
(a))。次に、圧電材料2からリード出しをするた
め、信号電極3とFPC6に形成されたリード線5とを
ハンダや導電性接着剤7を用いて電気的に接続する(図
8(b))。次に、図7において図示されていない超音
波探触子の他の一方のxz平面で、共通電極1と銅箔テ
ープとを導電性接着剤等によって接続する。共通電極1
と信号電極3は銅箔テープとFPC6を介して外部回路
と接続される(図8(c))。次に、ダイシング(切り
込み)を行なう。切り込みは圧電素子切り込み8とチャ
ンネル切り込み9の2種類があり、チャンネル切り込み
9によってFPC1の各リード線5が絶縁されて各圧電
素子が形成される(図8(d))。次に、ダイシングに
よって分割された共通電極1を導電性接着剤等によって
接続し、共通の電極となるようにする(図8(e))。
次に、図9に示すようにブラケット13を接着し、ここ
まで製造された超音波探触子の外部を覆う(図8
(f))。最後に、音響レンズ14と共通電極1とを接
着する(図8(f))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の超音波
探触子の製造方法にあっては、ダイシングの際、圧電素
子切り込みとチャンネル切り込みとは切り込みの深さが
異なり、特にチャンネル切り込みの際にはFPCを含め
て切り込みを行なわなければないため、切り込む力等の
制御が難しく、その結果、切り込み深さのバラツキが生
じ超音波送受波特性にバラツキを生じると言う問題があ
る。又、深さを見ながらのダイシングはやりにくい作業
であるため、切り込み深さのバラツキを増してしまうと
言う問題がある。又、信号電極とFPCとを接着する
際、z方向において一定幅をもって導電性接着剤等を塗
布することが難しく幅にバラツキが生じるので、ダイシ
ングの際、そのバラツキを見込んだ上で深く切り込まな
ければならない。その結果、バッキング材を必要以上に
切り込むこととなり超音波送受波特性が悪くなると言う
問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、超音波送受波特
性の良い超音波探触子の製造方法を実現することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波探触子の
製造方法は、圧電材料とフレキシブルプリント回路基板
とを平行もしくは平行に近い状態に保ちながら信号電極
とリード線を電気的に接続し切り込んで各圧電素子を形
成することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明の超音波探触子の製造方法では、リード
線を切り込むか否かを圧電材料の深さ方向に対しては一
定に保ちながら平行面における長さを変えて切り込むこ
とによって実現するので、深さ方向よりも長さ方向のほ
うが超音波探触子内の切り込み環境が均一であることが
反映されて、各圧電素子を形成する際精度良い切り込み
が実現される。
【0007】
【実施例】以下、図1に示す実施例により本発明を更に
詳しく説明する。尚、これにより本発明が限定されるも
のではない。図1は本発明の一実施例によるFPCを用
いた超音波探触子を示す図であり、図2はx方向から見
たその断面図である。本発明による超音波探触子の製造
方法の特徴は、圧電材料とFPCとを平行もしくは平行
に近い状態に保ちながら(xy平面)ダイシングを行な
う(z方向)点にある。尚、図1の各符号は図7と同一
意味に用いられているので、ここでは図7と重複する説
明は省略する。
【0008】超音波探触子の製造方法の手順は、従来例
と基本的に同じなので図8を用いて説明する。初めに、
圧電材料2の端面に溝10を設け、共通電極1、圧電材
料2、信号電極3及びバッキング材4を図1に示す層と
なるように接着剤で接着する。次に、圧電材料2からリ
ード出しをするため、溝10にFPC6を差し込み、信
号電極3とリード線5とを導電性接着剤7を用いて電気
的に接続する。次に、図2に示すように共通電極1と銅
箔テープ12とを導電性接着剤7等によって接続する。
次に、ダイシング(切り込み)を行なう。ダイシングは
図2に示す治具11等を用いて圧電材料2とFPC6と
を平行もしくは平行に近い状態に保ち、深さ方向(z方
向)に対しては一定(z)に保ちながら前記平行面
(xy平面)における長さを変えて切り込むことによっ
て実現される。圧電素子切り込み8は長さyで、チャ
ンネル切り込み9は長さyで切り込みが行われ、チャ
ンネル切り込み9によってFPC1の各リード線5が絶
縁されて各圧電素子が形成される。圧電素子切り込み8
を2回、チャンネル切り込み9を1回と言う手順がx方
向に対して繰り返し行なわれる。次に、ダイシングによ
って分割された共通電極1を導電性接着剤7等によって
接続し、共通の電極となるようにする。次に、切り込み
によって弱くなっているFPC6を補強するためにFP
C6の切り込みに絶縁物を塗布し、FPC6をバッキン
グ材4に沿うように折り曲げる。次に、ブラケット13
を接着し、ここまで製造された超音波探触子の外部を覆
う。最後に、音響レンズ14と共通電極1とを接着す
る。
【0009】このように、ダイシングは深さ方向(z方
向)に対しては一定に保ちながら平行面(xy平面)に
おける長さを変えて切り込むことによって実現されるの
で、深さ方向に対する切り込む力は一定で良く、リード
線5の絶縁は作業も制御もし易い長さ方向に対する切り
込みによって実現されることから、各圧電素子を形成す
る際精度良い切り込みを実現できる。即ち、超音波送受
波特性の良い超音波探触子の製造方法を実現できる。
【0010】又、図3は本発明の他の実施例によるx方
向から超音波探触子の断面図であるが、このように共通
電極1、圧電材料2、信号電極3、及びバッキング材4
の順の層にして接着し、図3に示すようにFPC6と信
号電極3とを導電性接着剤7によって電気的に接続する
ようにしても良い。
【0011】又、図4は本発明の他の実施例によるFP
Cを用いた超音波探触子を示す図であり、図5はx方向
から見たその断面図である。この実施例による超音波探
触子の製造方法の特徴は、バッキング材4が信号電極3
とFPC5との接着のためy方向において共通電極1、
圧電材料2及び信号電極3よりも大きい形状となってい
る点にある。尚、図1の各符号は図7と同一意味に用い
られ、製造手順は前述と同様なので、ここでは図7及び
製造手順に関する説明は省略する。
【0012】又、図6は本発明の他の実施例によるx方
向から超音波探触子の断面図である。このように圧電材
料2の厚さがFPC6と比べて同じか薄い場合には、図
6に示すようにバッキング材4がz方向において削られ
ているものを用いる。
【0013】又、図10はFPCを用いたコンベックス
プローブを示す図であるがコンベックスプローブにおけ
る製造方法を考えるとき、従来は弧を成している信号電
極3とFPC6を接続するために、予め切り込みを入れ
て分割されたリード線15を有するFPCを用いていた
が、分割されたリード線15を有するためにFPC6が
安定せず接続が難しかった。しかし本考案においては、
信号電極3とFPC6を接続した後、FPC6に対する
y方向(図10においては紙面鉛直方向)の切り込みを
長くするだけで分割されたリード線15を作ることがで
き、接続の難しさを解消できる。
【0014】
【発明の効果】本発明の超音波探触子の製造方法によれ
ば、リード線を切り込むか否かを圧電材料の深さ方向に
対しては一定に保ちながら平行面における長さを変えて
切り込むことによって実現するので、深さ方向よりも長
さ方向のほうが超音波探触子内の切り込み環境が均一で
あることが反映されて、各圧電素子を形成する際精度良
い切り込みを実現できる。即ち、超音波送受波特性の良
い超音波探触子の製造方法を実現できる。又、切り込み
深さが浅くなり一定であるので、切り込み時間を短縮す
ることができ、超音波探触子の製造が容易になる。又、
圧電材料とフレキシブル基板とを平行もしくは平行に近
い状態に保ちながら信号電極とリード線を電気的に接続
し切り込むので、導電性接着剤の塗布状態に影響されず
バッキング材を必要以上に切り込むことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるFPCを用いた超音波
探触子を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による超音波探触子に用いら
れるFPCの断面図である。
【図3】本発明の他の実施例による超音波探触子に用い
られるFPCの断面図である。
【図4】本発明の他の実施例によるFPCを用いた超音
波探触子を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例による超音波探触子に用い
られるFPCの断面図である。
【図6】本発明の他の実施例による超音波探触子に用い
られるFPCの断面図である。
【図7】従来例におけるFPCを用いた超音波探触子を
示す図である。
【図8】超音波探触子の製造方法の手順を示す図であ
る。
【図9】完成した超音波探触子を示す図である。
【図10】FPCを用いたコンベックスプローブを示す
図である。
【各符号の説明】
1 信号電極 2 圧電材料 3 共通電極 4 バッキング材 5 リード線 6 FPC(フレキブル基板) 7 導電性接着剤 8 圧電素子切り込み 9 チャンネル切り込み 10 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 31/00 330 A61B 8/00 G01N 29/24 502 H04R 17/00 332

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電材料上に短冊状に形成された圧電素
    子の信号電極をフレキシブル基板上に形成されたリード
    線を介して外部回路と接続する超音波探触子の製造方法
    において、前記圧電材料及び信号電極と、短冊状となさ
    れているリード線部と各短冊状のリード線部の信号電極
    側の一端側を接続する接続部よりなる前記リード線が形
    成される前記フレキシブル基板とを、平行もしくは平行
    に近い状態に保ちながら、前記信号電極と前記リード線
    の接続部を電気的に接続した後、前記信号電極及び圧電
    材料とフレキシブル基板に切り込みを入れ、前記フレキ
    シブル基板のリード線の信号電極側の一端側の接続部を
    分割し、各圧電素子を形成することを特徴とする超音波
    探触子の製造方法。
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