JP3248855B2 - 抜管用グリッパーユニット - Google Patents

抜管用グリッパーユニット

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JP3248855B2 JP07455997A JP7455997A JP3248855B2 JP 3248855 B2 JP3248855 B2 JP 3248855B2 JP 07455997 A JP07455997 A JP 07455997A JP 7455997 A JP7455997 A JP 7455997A JP 3248855 B2 JP3248855 B2 JP 3248855B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば熱交換器や復水
器等に配管された金属チューブ等の管体を油圧等の機械
的動力により抜管する際に使用される抜管装置に取り付
けられる抜管用グリッパーユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、火力発電所,原子力発電所等の
発電所や化学プラント等には、熱交換器やボイラが設け
られ、これらの機器には、例えばタービン等を冷却する
ための水が流通する多数の金属性の管体が配管されてい
る。しかしながら、これらの管体は、長時間使用するこ
とにより、スケールが付着し又は腐食することから、定
期的に管体の検査を行うとともに、腐食等している場合
には多数の管体を交換する作業が必要となる。特に、発
電所等におけるこうした管体の交換作業は、発電所全体
を停止させる必要があることから、管体の抜管作業や配
管作業は極めて迅速に行われることが要求されている。
【0003】そこで、こうした作業を迅速に行うための
装置としては、従来、例えば、特開平5−337750
号公報に記載された抜管装置や、特開平7−29967
3号公報に記載された抜管装置、また、抜管方法及び抜
管工具として特開平8−118252号公報に記載され
たものが提案されている。これらの抜管装置には、基本
的構成、油圧シリンダの駆動により管体の長さ方向に
駆動するとともに後述する軸を回転駆動させる駆動装置
と、この駆動装置に固定されてなり管体内に挿入される
とともに該管体の内径と略同じ外径を有し外周面にはネ
ジが螺刻された軸とから構成され、上記駆動装置の駆動
により管体を抜管させるものある。また高周波誘導
加熱コイルが形成された軸と、管体を冷却する冷却ノズ
ルとを備えこうした構成により加熱及び冷却を行うこ
とにより、抜管しようとするものある。また、特開平
8−118252号公報に記載された抜管工具又は抜管
方法は、管体の途中を切断する構成と切断された管体を
抜管する構成とからなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の抜管装置又は抜管方法では、管体と該管体内に
挿入される軸とが十分係合せず、実際には確実且つ迅速
に抜管作業を行うことができない。特に、固定された管
体の固定構造として、例えば該管体が固定されているプ
レートの内周面に拡径されたリング状の溝が形成され、
この溝と管体とが係合しているものがあり、こうした構
造で管体が固定されている場合には、上述した各種の抜
管装置や抜管方法では、多数の管体を簡単に抜管するこ
とができない場合が多い。
【0005】そこで、本発明は、上述した従来の抜管装
置等が有する課題を解決するために提案されたものであ
って、管体を抜管する抜管装置に固定することで簡単且
つ確実に抜管作業を行うことができる抜管用グリッパー
ユニットを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、基端側が抜管装
置本体に設けられた進退可能な部材に着脱可能に固定さ
れるとともに略棒状に成形されたマンドレルと、このマ
ンドレルの中途部の左右両側に形成され、該マンドレル
の先端側から後端側に亘って互いに接近するよう傾斜し
てなる上下二つのテーパ面がそれぞれ形成されてなる第
1及び第2のテーパ部と、全体形状が略樋状にそれぞれ
成形され上記マンドレルの中途部を挟んだ状態で上下両
側に配設されてなる一方及び他方のグリッパーと、これ
ら一方及び他方のグリッパーにより上記マンドレルの中
途部を挟んだ状態を保持する弾性可能なリング部材と、
上記一方のグリッパーの先端側下面に形成され上記第1
及び第2のテーパ部の上面に形成されたテーパ面に接触
する傾斜面と、上記他方のグリッパーの先端側下面に形
成され上記第1及び第2のテーパ部の下面に形成された
テーパ面に接触する傾斜面と、上記一方及び他方のグリ
ッパーの外周面に多数形成された突条部とを備えてな
る抜管用グリッパーユニットであって、上記マンドレル
の先端側外周には、抜管時に上記マンドレルが抜管方向
に移動した際に上記一方及び他方のグリッパーの正面に
当接するストッパが螺着されてなり、該ストッパの螺進
又は螺退操作により該ストッパの背面と一方及び他方の
グリッパーの正面との距離が調節可能とされてなること
を特徴とするものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】なお、上記各発明である抜管用グリッパー
ユニットは、少なくとも例えばエアーシリンダや油圧シ
リンダを構成するピストン又はこのピストンの先端に固
定される軸のように、進退可能な部材を備えてなる抜管
装置本体に設けられた該進退可能部材に着脱可能に固定
されるものであって、該抜管装置は、従来より一般的に
使用されているものを使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る抜管用グリッ
パーユニットの一実施の形態について、図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0012】この抜管用グリッパーユニット(以下、グ
リッパーユニットと言う。)1は、図1に示すように、
マンドレル2と、このマンドレル2の中途部に該マンド
レル2を挟むように取り付けられる一方及び他方のグリ
ッパー3,4と、これら一方及び他方のグリッパー3,
4を保持するOリング5と、上記マンドレル2の先端側
に螺着されるストッパ6と、上記マンドレル2の後端側
に螺着されるキャップ7と、から構成されている。
【0013】なお、このグリッパーユニット1は、先端
が抜管する管体の外径よりも太径となされた筒状部10
aを有する抜管装置本体10に螺着することにより固定
するものであり、この抜管装置本体10は、図2に示す
ように、油圧シリンダ11と、この油圧シリンダ11を
構成する図示しないピストンに固定され該油圧シリンダ
11の駆動により進退駆動するとともに内周面にはネジ
(符号は省略する。)が螺刻されてなるロッド12を備
えてなるものである。そして、上記マンドレル2は、上
記ロッド12に固定されるものであって、鉄等の金属材
料により一体成形されてなり、全体形状は円筒状に成形
され外周には後述する各テーパ部等が形成されてなるも
のである。そして、このマンドレル2の先端側の外周面
には、図1に示すように、第1のネジ2aが螺刻され、
後端側外周面には、図1,図3及び図4に示すように、
上記ロッド12の内周面に螺刻されたネジ(符号は省略
する。)に螺着される第2のネジ2bが螺刻されてい
る。
【0014】また、このマンドレル2の先端側中途部の
左側には第1のテーパ部13が形成され、該第1のテー
パ部13の反対側(該マンドレル2の先端側中途部の右
側)には第2のテーパ部14が形成され、該マンドレル
2の中途部の左側であって上記第1のテーパ部13の後
端側には第3のテーパ部15が形成され、該マンドレル
2の中途部の右側であって上記第2のテーパ部14の後
端側には第4のテーパ部16が形成されている。そし
て、上記第1のテーパ部13の上面には、図4に示すよ
うに、上側テーパ面13aが形成され下面には下側テー
パ面(符号は省略する。)が形成されており、また、第
2のテーパ部14の上面には、図3に示すように、上側
テーパ面14aが形成され下面には下側テーパ面14b
が形成されている。同様に、上記第3のテーパ部15の
上面には、図4に示すように、上側テーパ面15aが形
成され下面には下側テーパ面(符号は省略する。)が形
成されており、また、第4のテーパ部16の上面には、
図3に示すように、上側テーパ面16aが形成され下面
には下側テーパ面16bが形成されている。なお、上記
第1乃至第4のテーパ部13,14,15,16に形成
された上側テーパ面13a,14a,15a,16a
と、下側テーパ面14b,16b(第1及び第3のテー
パ部13,15に形成された下側テーパ面の符号は省略
する。)とは、このマンドレル2の先端側から後端側に
亘って徐々に接近するようそれぞれ傾斜している。
【0015】また、上記一方及び他方のグリッパー3,
4は、鉄等の金属材料により一体形成されてなるもので
あり、それぞれ同一形状に形成されたものである。そし
て、これら一方及び他方のグリッパー3,4は、全体形
状が略樋状に成形され、該一方及び他方のグリッパー
3,4により上記マンドレル2の中途部を挟むことによ
り、該マンドレル2の中途部の全周が覆われるよう円弧
状に成形されてなるものである。そして、図1,図5及
び図6に示すように、これら一方及び他方のグリッパー
3,4の先端側外周面には、多数の突条部3a,4aが
形成されている。なお、これらの突条部3a,4aの外
周面は、該一方及び他方のグリッパー3,4の先端側か
ら後端側に亘って徐々に拡径されており、後述するよう
にこれらのグリッパー3,4が管体の内周面と当接した
場合、これらの突条部3a,4aが該管体の内周面に食
い込むようにされている。また、上記一方及び他方のグ
リッパー3,4の中途部であって外周面には、前記Oリ
ング5が収納される収納溝3b,4bが形成されてい
る。
【0016】また、これら一方及び他方のグリッパー
3,4の外周面であって、該グリッパー3,4の後端側
中途部から後端までは、徐々に縮径された縮径部3c,
4cが形成されている。さらに、これら一方及び他方の
グリッパー3,4の先端側下面は、第1の傾斜面3d,
3d,4d,4dが形成されており、同じく該グリッパ
ー3,4の中途部の下面には、第2の傾斜面3e,3
e,4e,4eが形成されている。なお、上記一方のグ
リッパー3に形成された第1の傾斜面3d,3dは、前
述したマンドレル2を構成する第1及び第2のテーパ部
13,14の上面に形成された上側テーパ面13a,1
4aの傾斜角度と同じ傾斜角度とされており、また、上
記他方のグリッパー4に形成された第1の傾斜面4d,
4dは、前述したマンドレル2を構成する第1及び第2
のテーパ部13,14の下面に形成された下側テーパ面
14bの傾斜角度と同じ傾斜角度とされている。同様
に、上記一方のグリッパー3に形成された第2の傾斜面
3e,3eは、前述したマンドレル2を構成する第3及
び第4のテーパ部15,16の上面に形成された上側テ
ーパ面15a,16aの傾斜角度と同じ傾斜角度とされ
ており、また、上記他方のグリッパー4に形成された第
2の傾斜面4e,4eは、前述したマンドレル2を構成
する第3及び第4のテーパ部15,16の下面に形成さ
れた下側テーパ面16bの傾斜角度と同じ傾斜角度とさ
れている。なお、上記一方のグリッパー3と他方のグリ
ッパー4とを前記マンドレル2に挟むよう装着保持する
前記Oリング5は、ゴム材料により一体成形されたもの
であり、本発明を構成する弾性可能なリング部材であ
る。したがって、このOリングは弾力性を有し、後述す
る抜管作業時において一方のグリッパー3と他方のグリ
ッパー4とが強制的に離間させられた場合には、該Oリ
ング5はその弾性力に抗して径が太くさせられる。
【0017】また、前記ストッパ6は、円筒状に成形さ
れてなるものであって、内周面には、前記マンドレル2
の先端側外周面に螺刻された第1のネジ2aに螺着され
るネジ6aが形成されている。なお、このストッパ6の
背面(符号は省略する。)は、後述する前記マンドレル
2の引き抜き動作により、上記一方及び他方のグリッパ
ー3,4の正面に当接する部位であり、該ストッパ6の
背面は、前記第1乃至第4のテーパ部材13,14,1
5,16に形成された上側及び下側テーパ面13a,1
4a,14b,15a,16a,16bの傾斜角度に対
応した一方及び他方のグリッパー3,4の離間長さを規
制する部位である。したがって、本グリッパーユニット
1では、上記ストッパ6の取付位置を変更できるよう、
マンドレル2に対して螺着されてなるものであり、この
ストッパ6の螺進又は螺退操作により、該ストッパ6の
背面から一方及び他方のグリッパー3,4の正面までの
長さを変更可能とし、抜管作業を行う管体の内径により
最も適当な長さに調節可能とされている。
【0018】また、前記キャップ7は、金属材料により
成形されてなるものであり、図1に示すように、外形形
状は略円筒状となされ、図7に示すように、先端側内周
面は、徐々に後端側に亘って縮径されてなるテーパ面7
aが形成され、中途部から後端に亘る内周面は同径とさ
れてなるとともにマンドレル2に形成された第2のネジ
2bに螺着されるネジ7bが螺刻されている。なお、上
記テーパ面7aの傾斜角度は、前記一方及び他方のグリ
ッパー3,4の後端側外周面に形成された縮径部3c,
4cの傾斜角度に対応したものとなされている。
【0019】以下、上述した本実施の形態に係るグリッ
パーユニット1を使用した抜管方法について順を追って
説明する。先ず、このグリッパーユニット1を、図2に
示すように、抜管装置本体10に設けられたロッド12
に螺着して固定する。そして、この状態で、図8に示す
ように、プレートP内に先端側が固定された状態で配管
されてなる金属製の管体C内に、このグリッパーユニッ
ト1を挿入するが、この前段階で、該管体Cの内径と、
この管体Cをグリップするために必要な一方のグリッパ
ー3と他方のグリッパー4との離間長さとの関係を考慮
して、前記ストッパ6の背面から該一方及び他方のグリ
ッパー3,4の正面までの長さが適当なものとなるよう
該ストッパ6の回動操作により調節する。また、上記マ
ンドレル2の後端側に螺着されているキャップ7の取付
位置についても、上記管体Cの内径等により適当な位置
となるように調節しておく。
【0020】そして、こうした調節が終了した場合に
は、上述のように、このグリッパーユニット1を管体C
内に挿入し、図8に示すように、抜管装置本体10に形
成された筒状部10aの正面を、上記プレートPの側面
に当接させる。次いで、図9に示すように、この抜管装
置本体10の基端側をやや下げ、上記多数の突条部3a
が形成された一方のグリッパー3の先端側外周面を、管
体Cの内周面に強く当接させ、該突条部3aを該管体C
の内周面に噛ませる。そして、こうした操作の直後に、
抜管装置本体10を構成する油圧シリンダ11を駆動さ
せ、マンドレル2が図9中右方向に移動させる。このと
き、上記一方のグリッパー3の先端側外周面は、該多数
の突条部3aにより管体Cの内周面に噛んでいることか
ら、油圧シリンダ11を駆動させると、マンドレル2の
みが、ストッパ6の背面が一方及び他方のグリッパー
3,4の正面に当接するまで、移動させられ、このマン
ドレル2の移動により、一方及び他方のグリッパー3,
4は、該マンドレル2を構成する第1乃至第4のテーパ
部13,14,15,16に成形された上側テーパ面1
3a,14a,15a,16a及び下側テーパ面14
b,16b(第1及び第3のテーパ部13,15に形成
された下側テーパ面の符号は省略する。)により、該一
方及び他方のグリッパー3,4は、互いに離間させら
れ、この結果、該一方及び他方のグリッパー3,4に形
成された多数の突条部3a,4aが、図10に示すよう
に、管体Cの内周面をグリップし、抜管装置本体10は
水平に戻される。上述した操作により、一方及び他方の
グリッパー3,4の外周面に形成された多数の突条部3
a,4aは、管体Cの内周面に噛み込む。そして、さら
に上記油圧シリンダ11が駆動されると、該管体Cは、
このグリッパーユニット1と共に外部に引き出される。
【0021】このように、本実施の形態に係るグリッパ
ーユニット1によれば、管体C内に該グリッパーユニッ
ト1を挿入した後に行われる抜管装置本体10の傾斜操
作により、一方(又は他方の)グリッパー3に形成され
た突条部3aが管体Cの内周面に噛み、そして、油圧シ
リンダ11の駆動に伴うマンドレル2の移動操作によ
り、一方及び他方のグリッパー3,4が互いに離間して
管体Cの内周面に噛むよう構成されている。したがっ
て、図8に示すように、プレートPの内周面にリング状
の溝P1 ,P2 が形成され、これらの溝P1 ,P2 内に
管体Cに形成された拡径部C1 ,C2 が挿入されている
場合であっても、確実に該管体Cを抜管することができ
る。特に、上記実施の形態に係るグリッパーユニット1
では、マンドレル2に中途部に第1及び第2のテーパ部
13,14が形成され、該中途部の後端側に第3及び第
4のテーパ部15,16が形成されていることから、こ
れらのテーパ部13,14,15,16により、一方及
び他方のグリッパー3,4はグリッパー2の移動に伴い
確実に離間させられる。さらに、このグリッパーユニッ
ト1では、上記一方及び他方グリッパー3,4は、Oリ
ング5によりマンドレル2を挟む状態で取り付けられて
いるが、これら一方及び他方のグリッパー3,4の後端
側はマンドレル2の移動とともに該マンドレル2の移動
方向に移動するキャップ7内に挿入されていることか
ら、該一方及び他方のグリッパー3,4をぐらつくこと
なく安定した状態で管体C内に挿入することができる。
【0022】なお、上記実施の形態の説明では、全部で
4四つのテーパ部13,14,15,16が形成されて
いるマンドレル2を構成要素としてが、本発明(請求項
1記載の発明)は、必ずしもこのように四つのテーパ部
が形成されている必要はなく、少なくとも二つのテーパ
部が形成されているものであれば良い。また、上記実施
の形態では、ストッパ6がマンドレル2に螺着され、該
ストッパ6を螺進又は螺退させることにより該マンドレ
ル2に対する取付位置が変更できるようにしたが、本発
明では、必ずしもこのストッパ2は取付位置が変更可能
とされている必要はない。さらに、キャップ7について
も、必ず構成要素とする必要はない。
【0023】
【発明の効果】上述した本発明の一実施の形態に係る抜
管用グリッパーユニットの説明からも明らかなように、
本発明では、マンドレルの先端側外周には上記ストッパ
が螺着されてなり、該ストッパの螺進又は螺退操作によ
り該ストッパの背面と一方及び他方のグリッパーの正面
との距離が調節されてなることから、一方及び他方のグ
リッパーの離間距離を、抜管する管体の径に対応した最
も適当なものとすることができる。
【0024】
【0025】
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態に係る抜管用グ
リッパーユニットの分解斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す抜管用グリッパーユニット
を抜管装置本体に装着した状態を一部切欠いて示す側面
図である。
【図3】図3は、マンドレルの側面図である。
【図4】図4は、マンドレルの平面図である。
【図5】図5は、一方及び他方のグリッパーの平面図で
ある。
【図6】図6は、一方及び他方のグリッパーの側面図で
ある。
【図7】図7は、キャップの側断面図である。
【図8】図8は、抜管用グリッパーユニットを抜管装置
本体に取り付け、該抜管用グリッパーユニットを管体内
に挿入した状態を示す側面図である。
【図9】図9は、図8に示す状態が抜管装置本体を下方
に移動させた後の状態を示す側面図である。
【図10】図10は、図9に示す状態から一方及び他方
のグリッパーが離間した後の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 抜管用グリッパーユニット 2 マンドレル 3 一方のグリッパー 3a 突条部 3d 傾斜面 4 他方のグリッパー 4a 突条部 4d 傾斜面 5 Oリング 6 ストッパ 7 キャップ 10 抜管装置本体 11 油圧シリンダ 13 第1のテーパ部 13a 上側テーパ面 14 第2のテーパ部 14a 上側テーパ面 14b 下側テーパ面 15 第3のテーパ部 15a 上側テーパ面 16 第4のテーパ部 16a 上側テーパ面 16b 下側テーパ面 C 管体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−82353(JP,A) 特開 平9−295228(JP,A) 特開 平8−118252(JP,A) 特開 平5−337750(JP,A) 特開 平7−299673(JP,A) 特開 平9−1236(JP,A) 実開 昭55−138080(JP,U) 英国特許2045122(GB,B) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00 B25B 27/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端側が抜管装置本体に設けられた進退
    可能な部材に着脱可能に固定されるとともに略棒状に成
    形されたマンドレルと、 このマンドレルの中途部の左右両側に形成され、該マン
    ドレルの先端側から後端側に亘って互いに接近するよう
    傾斜してなる上下二つのテーパ面がそれぞれ形成されて
    なる第1及び第2のテーパ部と、 全体形状が略樋状にそれぞれ成形され上記マンドレルの
    中途部を挟んだ状態で上下両側に配設されてなる一方及
    び他方のグリッパーと、 これら一方及び他方のグリッパーにより上記マンドレル
    の中途部を挟んだ状態を保持する弾性可能なリング部材
    と、 上記一方のグリッパーの先端側下面に形成され上記第1
    及び第2のテーパ部の上面に形成されたテーパ面に接触
    する傾斜面と、 上記他方のグリッパーの先端側下面に形成され上記第1
    及び第2のテーパ部の下面に形成されたテーパ面に接触
    する傾斜面と、 上記一方及び他方のグリッパーの外周面に多数形成され
    た突条部と を備えてなる抜管用グリッパーユニットであって、 上記マンドレルの先端側外周には、抜管時に上記マンド
    レルが抜管方向に移動した際に上記一方及び他方のグリ
    ッパーの正面に当接するストッパが螺着されてなり、該
    ストッパの螺進又は螺退操作により該ストッパの背面と
    一方及び他方のグリッパーの正面との距離が調節可能と
    されてなることを特徴とする抜管用グリッパーユニッ
    ト。
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