JP3248761B2 - 自動列車制御装置 - Google Patents
自動列車制御装置Info
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
わゆるATCに係り、特に、より高速列車を安価な設備
費で運転することができるようにしたものに関する。
って、レ−ルRは、所定の長さに区分されて複数の軌道
回路(この図では、便宜上6個の軌道回路が示されてい
る)T1 〜T6 に形成されている。そして、各軌道回路
T1 〜T6 には、自動列車制御装置本体であるATC地
上装置本体(以下、地上装置という)からの速度現示信
号が各端末器a1 〜a6 を介してそれぞれ印加されるよ
うに構成されている。
道回路T′上に列車ハが存在していて、その列車ハの位
置信号がその列車ハによって軌道回路T′が短絡された
ことにより検出されて地上装置1に入力されている。こ
のため、軌道回路T′の手前の軌道回路T6 には、次の
軌道回路T′に列車ハが存在することを前提とする速度
現示信号(A)が印加されている。
には、次の軌道回路T6 が(A)信号であることを前提
とする速度現示信号(B)が供給され、さらに、軌道回
路T5 の手前に存在する軌道回路T1 〜T4 には、それ
ぞれ後続の列車ニが許容の最高速度で走行することので
きる速度現示信号(C)が印加されている。
は、その列車ニに搭載されている車上機で、レ−ルRを
介して各軌道回路T1 〜T6 に印加されている速度現示
信号を受信し、その受信した速度現示信号に対応した指
示速度が生成されて運転台に表示される。したがって、
係員は表示された指示速度で列車ニを走行制御すること
ができるとともに、列車ニの列車速度は、常時検出され
ているので、列車ニの速度が表示された指示速度を越え
たときは、自動的に常用ブレ−キが作動する。このた
め、列車ニは、常に指示速度以下で走行することができ
る。
あり、列車ハ,ニなどを場内で進路制御する必要がある
場合は、上述の軌道回路による列車位置検知の他に、例
えば、軌道回路T′の終端側(軌道回路T6 と反対側)
近くのレ−ルRの近傍の地上に、地上子を設置し、そ
の地上子で列車の通過を検知するようにしている。し
たがって、地上装置1は、地上子からの信号を基に進
路設定のための所定の演算処理を行って所定の進路制御
を行うことができる。
の一段の高速化が要望されるようになってきている。例
えば、新幹線においても現行の速度よりもさらに高速の
列車の出現が待たれるようになってきている。
高速列車を運転しようとすると、速度現示信号の種類を
増加する必要が生ずるが、この場合、地上装置側は、比
較的簡単に実現することが可能である。
行の最高速度の速度現示信号よりも高速の信号、例え
ば、D<E<Fの3つの速度現示信号を用意し、これを
所定の軌道回路へ印加するだけで足りるからである。
号が存在するということは、レ−ルRを走行する全列車
の車上機が、この速度現示信号を受信できるものに変更
する必要が生じる。このような変更は莫大な設備費を要
するだけでなく、短時間のうちに車上機の取替を必要と
するので現実的でない。
するようになると、その高速列車に対応して進路設定用
の地上子(図1の参照)も移動しなければならず、ケ
−ブルの付設等のために設備費がかさむ欠点が生じる。
列車を走行させるときに生じる上述の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、高速列車を安
価な設備費で走行させることのできる自動列車制御装置
を提供することにある。
制御装置は、上述目的を達成するために、レ−ルを所定
の長さに区分して形成された複数の軌道回路毎に、地上
側に設置された自動列車制御装置本体から、各軌道回路
に、それら各軌道回路を列車が走行する際の許容最高速
度を現示する速度現示信号をそれぞれ印加して、列車の
走行を制御する自動列車制御装置において、高速列車の
速度現示デ−タ及びその高速列車よりも低速で走行する
低速列車用の速度現示デ−タを含む速度現示デ−タを記
憶する速度現示デ−タ記憶手段と、高速列車に設定され
た高速列車識別デ−タを含む車上信号を受信する前記地
上側に設けられた受信手段と、その受信手段が受信した
前記車上信号中に、前記高速列車識別デ−タが含まれて
いるとき、前記速度現示デ−タ記憶手段から前記高速現
示デ−タを選択する選択手段と、その選択手段が前記高
速現示デ−タを選択したときに、前記自動列車制御装置
本体の印加する速度現示信号を、その高速現示デ−タに
基いて生成し、前記各軌道回路にそれぞれ印加する高速
現示信号送出手段と、を有することを特徴としている。
号中に、高速列車識別デ−タが含まれているときは、速
度現示デ−タ記憶手段から前記高速現示デ−タが選択手
段により選択される。そして、高速現示信号送出手段
は、自動列車制御装置本体の送出する速度現示信号を、
その高速現示デ−タに基いて生成し、生成した速度現示
信号を各軌道回路にそれぞれ印加する。このため、高速
列車は各軌道回路から高速列車用の速度現示信号を受け
て走行することができる。
する。図1は、一実施例装置の概略構成図であって、上
記図2と同一構成要素には同一符号を用いている。な
お、同一符号の構成要素については、説明が重複するた
め新規な部分のみについて異なる符号を付けて説明す
る。
速で走行するように計画されている。以下、高速列車イ
よりも低速で走行するように計画されている列車ロを普
通列車として説明する。なお、本発明では、この普通列
車ロは、低速列車に相当している。高速列車イの車上機
2は、周知のATC車上機としての機能の他に、つま
り、レ−ルRから速度現示信号を入力して処理する機能
の他に、自列車が高速列車である旨の識別デ−タ(以
下、高速デ−タという)(f)を入力設定できるように
構成されている。
を介して地上側に出力されるように構成されているとと
もに、地上側には、その車上子3に対向させて地上子4
が設けられていて、車上からの信号(車上信号)を受信
できるように構成されている。
信号を増幅処理、フィルタ処理などの前処理を行うとも
に、エンコ−ダにより高速デ−タ(f)の有無を解読す
るように構成されている。そして、地上受信機5は、解
読結果を地上装置1の選択回路6に出力するように構成
されている。
にスイッチ回路で示されているが、実際は、フラグの有
り,無しによって構成され、地上装置1に設けられてい
る速度現示デ−タ記憶部(図示せず)から、高速現示デ
−タまたは普通列車用の速度現示デ−タを択一的に演算
部(図示せず)にロ−ドするように構成されている。
る。先ず、レ−ルRの各軌道回路T1 〜T6 には、上記
図2で説明したように、普通列車用に速度現示信号が各
端末器a1 〜a6 を介してそれぞれ印加されているもの
とする。すなわち、選択回路6は、普通選択信号を選択
していて、これにより地上装置1は、普通列車用の速度
信号現示デ−タを基に演算処理を行い、各軌道回路T1
〜T6 に所定の速度現示信号を印加している。
し、その軌道回路T1 の地上側に設けられている地上子
4で、車上子3から送出された車上信号が受信される
と、選択回路6は高速選択信号を選択する。このため、
地上装置1の演算部は高速現示デ−タを基に演算処理を
行うとともに、地上装置1は、各軌道回路T1 〜T6 に
対し、高速列車イ用の速度現示信号をそれぞれ出力す
る。
での3種類の速度現示信号であったのに対し、高速度列
車は[A]〜[F]の6種類となる。もちろん、図1及
び図2の速度現示信号の種類は一例であって、さらに多
くの速度現示信号を用いるようにしてもよい。
T6 の速度現示信号は高速列車イ用にセットされるの
で、そのレ−ルRを走行する列車イはレ−ルRから速度
現示信号を受信して走行制御を行うことができる。もち
ろん、この高速列車イの車上機2は、従来の速度現示信
号(A)〜(C)を受信できるだけでなく、高速列車用
の速度現示信号[A]〜[F]を受信できるように受信
範囲が拡げられている。
上装置1に高速列車用の速度現示デ−タを用意し、また
高速列車イのみに、高速列車用の速度現示信号を受信で
きる車上機2を備えるだけでよいので、安価な設備費で
高速列車イを運転することが可能となる。
各軌道回路T1 〜T6 の速度現示信号のパタ−ンが固定
されるので、各軌道回路T1 〜T6 上の列車位置を検出
することで列車追跡できるから、所定の制御点で進路決
定の条件が成立すれば、高速列車イ用に特別に地上子を
設けて列車の通過を検知しなくとも、進路設定ができる
という特長がある。このため、高速列車用に地上子を移
動することもないので、ケーブルの布設等を伴なわず、
安価に実施することができる。
列車の速度現示デ−タ及びその高速列車よりも低速で走
行する低速列車用の速度現示デ−タを含む速度現示デ−
タを記憶する速度現示デ−タ記憶手段と、高速列車に設
定された高速列車識別デ−タを含む車上信号を受信する
地上側に設けられた受信手段と、その受信手段が受信し
た前記車上信号中に、前記高速列車識別デ−タが含まれ
ているとき、前記速度現示デ−タ記憶手段から前記高速
現示デ−タを選択する選択手段と、その選択手段が前記
高速現示デ−タを選択したときに、地上装置の印加する
速度現示信号を、その高速現示デ−タに基いて生成し、
各軌道回路にそれぞれ印加する高速現示信号手段とを有
するので、地上装置に高速列車用の速度現示デ−タを用
意し、また高速列車のみに、高速列車用の速度現示信号
を受信できる車上機を備えるだけで高速列車を運転する
ことができる。このため少ない設備費で高速列車を運転
することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 レ−ルを所定の長さに区分して形成され
た複数の軌道回路毎に、地上側に設置された自動列車制
御装置本体から、各軌道回路に、それら各軌道回路を列
車が走行する際の許容最高速度を現示する速度現示信号
をそれぞれ印加して、列車の走行を制御する自動列車制
御装置において、 高速列車用の速度現示デ−タ及びその高速列車よりも低
速で走行する低速列車用の速度現示デ−タを含む速度現
示デ−タを記憶する速度現示デ−タ記憶手段と、 高速列車に設定された高速列車識別デ−タを含む車上信
号を受信する前記地上側に設けられた受信手段と、 前記受信手段が受信した前記車上信号中に、前記高速列
車識別デ−タが含まれているとき、前記速度現示デ−タ
記憶手段から前記高速現示デ−タを選択する選択手段
と、 前記選択手段が前記高速現示デ−タを選択したときに、
前記自動列車制御装置本体の印加する速度現示信号を、
その高速現示デ−タに基いて生成し、前記各軌道回路に
それぞれ印加する高速現示信号送出手段と、 を有することを特徴とする自動列車制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23273092A JP3248761B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 自動列車制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23273092A JP3248761B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 自動列車制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670402A JPH0670402A (ja) | 1994-03-11 |
JP3248761B2 true JP3248761B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=16943888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23273092A Expired - Lifetime JP3248761B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 自動列車制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3248761B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP23273092A patent/JP3248761B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0670402A (ja) | 1994-03-11 |
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