JP3248634B2 - 輝炎発生燃焼方法 - Google Patents
輝炎発生燃焼方法Info
- Publication number
- JP3248634B2 JP3248634B2 JP34642792A JP34642792A JP3248634B2 JP 3248634 B2 JP3248634 B2 JP 3248634B2 JP 34642792 A JP34642792 A JP 34642792A JP 34642792 A JP34642792 A JP 34642792A JP 3248634 B2 JP3248634 B2 JP 3248634B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- preheat
- regenerator
- air
- storage element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
Landscapes
- Air Supply (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炭化水素系化石燃料を用
いる高温加熱炉に好適な交番式燃焼法を利用した輝炎発
生燃焼方法に関するものである。
いる高温加熱炉に好適な交番式燃焼法を利用した輝炎発
生燃焼方法に関するものである。
【0002】
【従来技術と課題】交番式燃焼方法は、排熱回収に蓄熱
器すなわちリジェネレータを用い、燃焼用空気を予熱す
るので排熱回収率が高く、高熱効率燃焼を実現してい
る。しかし、一方では、予熱空気温度が800℃〜14
00℃と高温で、火炎温度が高くなるために、高濃度の
窒素酸化物NOx排出が問題となっている。これに対
し、排ガス再循環、2段燃焼等の従来技術を用いて低N
Ox化する試みもなされているが、さらなる窒素酸化物
の抑制、装置の小形化高効率燃焼の諸点において、課題
を有している。
器すなわちリジェネレータを用い、燃焼用空気を予熱す
るので排熱回収率が高く、高熱効率燃焼を実現してい
る。しかし、一方では、予熱空気温度が800℃〜14
00℃と高温で、火炎温度が高くなるために、高濃度の
窒素酸化物NOx排出が問題となっている。これに対
し、排ガス再循環、2段燃焼等の従来技術を用いて低N
Ox化する試みもなされているが、さらなる窒素酸化物
の抑制、装置の小形化高効率燃焼の諸点において、課題
を有している。
【0003】
【課題を解決するため手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、空気予熱蓄熱体と燃料予熱蓄熱体とを備
えたバーナを、炉体に二組あるいは複数組装置して切換
装置により交番燃焼させると共に、空気予熱蓄熱体と燃
料予熱蓄熱体を、排気ガスにより同時に加熱し、燃料予
熱の際は、前記燃料蓄熱体にて1000℃以上の高温予
熱して燃料をすすや重炭化水素に分解改質した後、燃焼
させることを特徴とするものである。
に、本発明は、空気予熱蓄熱体と燃料予熱蓄熱体とを備
えたバーナを、炉体に二組あるいは複数組装置して切換
装置により交番燃焼させると共に、空気予熱蓄熱体と燃
料予熱蓄熱体を、排気ガスにより同時に加熱し、燃料予
熱の際は、前記燃料蓄熱体にて1000℃以上の高温予
熱して燃料をすすや重炭化水素に分解改質した後、燃焼
させることを特徴とするものである。
【0004】
【作用】空気予熱蓄熱体及び燃料予熱蓄熱体を加熱する
際は、排気ガスにより、同時に加熱するので、効果的な
予熱を実現できると共に燃料の予熱に際しては、前記燃
料予熱蓄熱体により、燃料を1000℃以上の高温予熱
して分解改質した後、燃焼させ、火炎の輝度を増加させ
て伝熱量の増大による高効率化及び火炎温度の減少によ
る低NOx化を達成する。
際は、排気ガスにより、同時に加熱するので、効果的な
予熱を実現できると共に燃料の予熱に際しては、前記燃
料予熱蓄熱体により、燃料を1000℃以上の高温予熱
して分解改質した後、燃焼させ、火炎の輝度を増加させ
て伝熱量の増大による高効率化及び火炎温度の減少によ
る低NOx化を達成する。
【0005】
【実施例】符号1は炉体であって、この炉体1に空気予
熱蓄熱体2,3と燃料予熱蓄熱体4,5を備えたバーナ
6,7を二組装置する。そして前記バーナ6,7を切換
装置8により交番燃焼させると共に、空気予熱蓄熱体
2,3と燃料予熱蓄熱体4,5を加熱する場合は、排気
ガスにより同時に加熱し、燃料予熱の際は、前記燃料予
熱蓄熱体4,5に於いて、炭化水素系燃料を1000℃
以上の高温に予熱して分解改質した後、燃焼させるもの
である。これを図について詳述すると、次の通りであ
る。いま、バーナ6が燃焼状態にある場合、実線で示す
とおり、排気ガスは空気予熱蓄熱体3及び燃料予熱蓄熱
体5を通り、再び排気ガスは合流して、切換装置8、流
量調節器9、吸引ブロア11及び排気ガス処理装置13
を通って大気中に排出される。しかして、空気予熱蓄熱
体3及び燃料予熱蓄熱体5は排ガスにより高温に加熱さ
れる。次に、切換装置8によって空気流の向きが変わ
り、破線で示すとおり、燃焼用空気は空気予熱蓄熱体3
を通って予熱される。一方、それまで、燃料予熱蓄熱体
5から、切換装置8更には吸引ブロア11側に開通して
いた切換弁14は燃料供給側に切換えられる。更に、そ
れまで、バーナ6方向に燃料を供給していた切換弁15
は、バーナ7方向に開通し、燃料は燃料予熱蓄熱体5で
1000℃以上の高温に加熱され、煤及び重炭化水素を
析出してバーナ7に送られ、空気予熱蓄熱体3によって
予熱された燃焼用空気と混合して火炎を形成する。交番
燃焼の実行により、空気予熱蓄熱体2、燃料予熱蓄熱体
4、切換弁16も同一の操作が行なわれる。
熱蓄熱体2,3と燃料予熱蓄熱体4,5を備えたバーナ
6,7を二組装置する。そして前記バーナ6,7を切換
装置8により交番燃焼させると共に、空気予熱蓄熱体
2,3と燃料予熱蓄熱体4,5を加熱する場合は、排気
ガスにより同時に加熱し、燃料予熱の際は、前記燃料予
熱蓄熱体4,5に於いて、炭化水素系燃料を1000℃
以上の高温に予熱して分解改質した後、燃焼させるもの
である。これを図について詳述すると、次の通りであ
る。いま、バーナ6が燃焼状態にある場合、実線で示す
とおり、排気ガスは空気予熱蓄熱体3及び燃料予熱蓄熱
体5を通り、再び排気ガスは合流して、切換装置8、流
量調節器9、吸引ブロア11及び排気ガス処理装置13
を通って大気中に排出される。しかして、空気予熱蓄熱
体3及び燃料予熱蓄熱体5は排ガスにより高温に加熱さ
れる。次に、切換装置8によって空気流の向きが変わ
り、破線で示すとおり、燃焼用空気は空気予熱蓄熱体3
を通って予熱される。一方、それまで、燃料予熱蓄熱体
5から、切換装置8更には吸引ブロア11側に開通して
いた切換弁14は燃料供給側に切換えられる。更に、そ
れまで、バーナ6方向に燃料を供給していた切換弁15
は、バーナ7方向に開通し、燃料は燃料予熱蓄熱体5で
1000℃以上の高温に加熱され、煤及び重炭化水素を
析出してバーナ7に送られ、空気予熱蓄熱体3によって
予熱された燃焼用空気と混合して火炎を形成する。交番
燃焼の実行により、空気予熱蓄熱体2、燃料予熱蓄熱体
4、切換弁16も同一の操作が行なわれる。
【0006】
【発明の効果】本発明は、以上の通り、交番燃焼によ
り、蓄熱体を効果的に予熱し、その蓄熱体により炭化水
素系燃料を1000℃以上に高温に予熱して分解改質し
て高位炭化水素(C/H比の高い炭化水素)や煤を生じ
させた後、燃焼させるので、即ち、燃料中に煤分或は煤
に改質されやすい高位炭化水素が多く含まれるため、火
炎の輝度が増加し、伝熱量の増大による高効率化、火炎
温度の低下による低NOx化が図かれる特徴があり、加
えて、空気予熱蓄熱体及び燃料予熱蓄熱体は、排気ガス
により同時に熱されるので、合理的な加熱が実行できる
利点がある。
り、蓄熱体を効果的に予熱し、その蓄熱体により炭化水
素系燃料を1000℃以上に高温に予熱して分解改質し
て高位炭化水素(C/H比の高い炭化水素)や煤を生じ
させた後、燃焼させるので、即ち、燃料中に煤分或は煤
に改質されやすい高位炭化水素が多く含まれるため、火
炎の輝度が増加し、伝熱量の増大による高効率化、火炎
温度の低下による低NOx化が図かれる特徴があり、加
えて、空気予熱蓄熱体及び燃料予熱蓄熱体は、排気ガス
により同時に熱されるので、合理的な加熱が実行できる
利点がある。
図1は本発明の全体の系統的説明図である。
1 炉体 2,3 空気予熱蓄熱体 4,5 燃料予熱蓄熱体 6,7 バーナ 8 切換装置 9,10 流量調節器 11,12 ブロア 13 排気ガス処理装置 14,15,16 切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23K 5/00,5/08 F23L 15/02 F23C 3/00,11/00 F23D 14/66,14/02,23/00
Claims (1)
- 【請求項1】 空気予熱蓄熱体と燃料予熱蓄熱体とを備
えたバーナを、炉体に、二組あるいは複数組装置して切
換装置により交番燃焼させると共に、空気予熱蓄熱体と
燃料予熱蓄熱体を、排気ガスにより同時に加熱し、燃料
予熱の際は、炭化水素系燃料を前記燃料予熱蓄熱体にて
1000℃以上の高温に加熱し燃料を分解改質した後、
燃焼させることを特徴とする輝炎発生燃焼方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34642792A JP3248634B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 輝炎発生燃焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34642792A JP3248634B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 輝炎発生燃焼方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193860A JPH06193860A (ja) | 1994-07-15 |
JP3248634B2 true JP3248634B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=18383351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34642792A Expired - Fee Related JP3248634B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 輝炎発生燃焼方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3248634B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102287818A (zh) * | 2011-06-24 | 2011-12-21 | 北京京诚凤凰工业炉工程技术有限公司 | 燃烧设备通道结构及蓄热式燃烧设备 |
KR101453040B1 (ko) * | 2012-08-23 | 2014-10-24 | 한국에너지기술연구원 | 부분 예혼합형 축열식 산소 연소 장치 및 그 연소장치를 이용한 연소방법 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012174746A1 (zh) * | 2011-06-24 | 2012-12-27 | 北京京诚凤凰工业炉工程技术有限公司 | 燃烧设备通道结构及蓄热式燃烧设备 |
CN102913955B (zh) * | 2012-06-13 | 2016-03-30 | 北京神雾环境能源科技集团股份有限公司 | 一种节能燃气灶具 |
CN103672870A (zh) * | 2013-10-10 | 2014-03-26 | 北京神雾环境能源科技集团股份有限公司 | 用于加热炉的燃烧装置和具有其的加热炉 |
CN104791777B (zh) * | 2015-04-09 | 2017-11-21 | 上海嘉德环境能源科技有限公司 | 一种利用烟气自循环降低nox的燃烧方法 |
CN106524166B (zh) * | 2016-12-26 | 2019-02-05 | 神雾科技集团股份有限公司 | 蓄热式脱硝燃烧器 |
JP6526076B2 (ja) * | 2017-01-17 | 2019-06-05 | 中外炉工業株式会社 | 蓄熱式燃焼設備 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP34642792A patent/JP3248634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102287818A (zh) * | 2011-06-24 | 2011-12-21 | 北京京诚凤凰工业炉工程技术有限公司 | 燃烧设备通道结构及蓄热式燃烧设备 |
CN102287818B (zh) * | 2011-06-24 | 2014-01-15 | 北京京诚凤凰工业炉工程技术有限公司 | 燃烧设备通道结构及蓄热式燃烧设备 |
KR101453040B1 (ko) * | 2012-08-23 | 2014-10-24 | 한국에너지기술연구원 | 부분 예혼합형 축열식 산소 연소 장치 및 그 연소장치를 이용한 연소방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06193860A (ja) | 1994-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101253367B (zh) | 使用燃烧空气预热设备预热用于富氧燃烧器的燃料和氧化剂的方法 | |
US5725366A (en) | High-heat transfer, low-nox oxygen-fuel combustion system | |
JP2000024489A (ja) | 熱化学再生的熱回収プロセス | |
JP3248634B2 (ja) | 輝炎発生燃焼方法 | |
JP3212002B2 (ja) | 窒素酸化物低発生交番燃焼方法 | |
JPH09287013A (ja) | 熱風炉の熱利用装置 | |
JP3893677B2 (ja) | 蓄熱式バーナを有する炉 | |
JP2832288B2 (ja) | 窒素酸化物低発生燃焼方法 | |
CN114234180B (zh) | 一种高效低氮排放的熔炼炉燃烧明火加热方法及系统 | |
JPH06193818A (ja) | 排ガス再循環酸素利用交番燃焼方法 | |
JP3774288B2 (ja) | 給気流予熱装置及び給気流予熱方法 | |
JP4422705B2 (ja) | 二酸化炭素濃度向上の切換燃焼装置 | |
JP3709775B2 (ja) | 蓄熱式バーナおよびその燃焼方法 | |
JPH1193691A (ja) | ガスタービン | |
CN221924567U (zh) | 一种兼具低温燃烧和高温纯氧燃烧功能的加热炉 | |
CN218119746U (zh) | 循环流化床锅炉专用沼气掺烧装置 | |
JPH0151722B2 (ja) | ||
CN1204269C (zh) | 蓄热蜂窝式高温风生成装置 | |
JPS58241A (ja) | 接触燃焼による不活性ガス製造方法 | |
JPH11230543A (ja) | 蓄熱再生式バーナの運転方法 | |
JPH09229351A (ja) | 加熱炉の燃焼方法 | |
RU2209369C2 (ru) | Способ сжигания органического топлива | |
JP2001141232A (ja) | 還元燃焼用蓄熱式燃焼装置の燃焼方法 | |
JPH0578656B2 (ja) | ||
DE57461C (de) | Apparat zur Umwandlung von staub- oder pulverförmigen Brennstoffen in permanente Heizgase |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |